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JP2009186971A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

電気光学装置及び電子機器 Download PDF

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JP2009186971A JP2008216270A JP2008216270A JP2009186971A JP 2009186971 A JP2009186971 A JP 2009186971A JP 2008216270 A JP2008216270 A JP 2008216270A JP 2008216270 A JP2008216270 A JP 2008216270A JP 2009186971 A JP2009186971 A JP 2009186971A
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直祐 古谷
Kazumoto Shinojima
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Abstract

【課題】電気光学装置において、電気光学パネルに設けた透明導電膜を接地する場合の製造の手間及びコストを低減できるとともに、導電接続部の接触抵抗を抑制できる構造を実現する。
【解決手段】本発明の電気光学装置100は、少なくとも一のパネル基板111を有する液晶パネル110と配線基板120とを具備する電気光学装置であって、前記電気光学パネルには前記パネル基板111の外面上に透明導電膜111Sが形成され、配線基板120には折り曲げ部120Eが設けられ、前記配線基板120の一部に設けられた端子124が前記透明導電膜111Sに当接し、該端子124が前記折り曲げ部120Eの弾性復元力により前記透明導電膜111Sに圧接されていることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は電気光学装置及び電子機器に係り、特に、電気光学パネルと配線基板とを備えた電気光学装置の構成に関する。
一般に、液晶表示パネル、有機ELパネル等といった各種の電気光学パネルは少なくとも一のパネル基板を有し、該基板上に電気光学物質を配置してなる構造を備えている。このような電気光学パネルでは、静電気の帯電によって動作に支障が生ずる場合のあることが知られている。
たとえば、いわゆる横電界モードの液晶表示パネルでは、電気光学物質である液晶に水平方向の電界を印加して液晶の配向状態を切り換えるようにしているため、パネルに静電気が帯電すると、当該性電気によって垂直方向の電界が発生し、表示不良を招くという問題点がある。
このため、以下の特許文献1に示すように、従来から、液晶表示パネル1の外面に透明導電膜4を形成し、この透明導電膜4を導電ケーブル8等を介して回路基板7などに導電接続して接地することで、静電気に起因する表示不良を防止するようにした構成が提案されている。
特開2001−147441号公報
ところで、液晶表示パネルの場合には背後にバックライトを配置する場合が多く、この場合には、通常、バックライトの導光板のパネル側に薄い光学シートが配置される。そして、これらの光学シートが帯電すると、上記の液晶表示パネルからの電界放射によって光学シートが振動し、騒音が生ずる場合がある。そして、この場合、液晶表示パネルの背面側の基板の外面上に上記と同様の透明導電膜を形成すれば、当該透明導電膜を接地することで電界を遮蔽することが可能になるので、上記騒音の発生も解消することができる。したがって、透明導電膜の形成及びその導電接続構造は、上記の表示不良に限らず、光学シートの音鳴りにも効果があるので重要である。
しかしながら、前述の構造では、透明導電膜4と導電ケーブル8との導電接続部及び導電ケーブル8と回路基板7との導電接続部がそれぞれ異方性導電テープ11を介して構成されていることで、透明導電膜の接地構造により、製造工程が煩雑となり製造コストが増大するとともに、各導電接続部に異方性導電テープ11の接触抵抗が介在することで抵抗値が高くなるという問題点がある。また、両面導電テープなどを用いて導電接続した場合でも上記と同様に貼り付け作業が煩雑であるとともに、上記と同様に導電接続部の接触抵抗が介在することで抵抗値が増大する点は上記と同様であり、しかもテープの貼り付け状態によって接触抵抗そのものがばらつくという問題点もある。
そこで、本発明は上記問題点を解決するものであり、その課題は、電気光学装置において、電気光学パネルに設けた導電膜を接地電位等の定電位に固定する場合の製造の手間及びコストを低減できるとともに、導電接続部の接触抵抗を抑制できる構造を実現することにある。
斯かる実情に鑑み、本発明の電気光学装置は、電気光学パネルを構成するパネル基板と、前記パネル基板の外面に形成した導電膜と、定電位に接続される端子を有し、前記導電膜に接続される可撓性の配線基板と、前記パネル基板に対向して配置され前記配線基板を支持する支持部材と、を含み、前記配線基板が前記基板と前記支持部材との間で折り曲げられており、前記配線基板の復元力で前記端子が前記導電膜に当接してなることを特徴とする。導電膜は、表示パネルの表示領域と重なる領域、およびその周辺領域にわたって形成されており、周辺領域において配線基板に設けた端子に接続される。導電膜を電気光学パネルの視認側に設ける場合や、電気光学パネルとして透過型の液晶表示パネルを用いる場合には透光性の材料で導電膜を形成する必要があるが、電気光学パネルとして、反射型の液晶表示パネルや、ELパネル等の自発光型の電気光学パネルを用い、導電膜を電気光学パネルの背面側に導電膜を形成する場合には導電膜は必ずしも透明である必要はなく、アルミ等のより電気低効が低い金属膜を用いてもよい。
支持部材としては、導電膜と端子との当接位置に対向する既存の部材を兼用することができる。例えば、電気光学パネルとして液晶パネルを用いる場合には、照明ユニットの導光板と兼用してもよいし、或いは電気光学パネルを支持する保持枠を支持部材として利用してもよい。要は、導電膜と端子との当接位置と平面的に重なる位置で、電気光学パネルに対して位置が固定されている部材であれば何でもよい。
本発明にあっては、配線基板に設けた端子を介して導電膜は定電位に接続されることとなる。ここで、定電位とは、典型的には接地電位とすればよい。接続の具体例としては、例えば配線を介して端子を電気光学パネルを保持する金属枠体に接続することもできるし、また、電気光学パネルを駆動する駆動IC等の駆動素子がある場合には、配線を介して、駆動素子等のグランド端子に接続してもよい。又は、電気光学装置を組み込む電子機器側から供給される定電位に端子を接続する構成としてもよい。定電位は、接地電位以外でもよく、例えば電気光学パネルを駆動する駆動素子等の電源電位等に接続してもよい。要は、電気光学パネルに帯電する静電気が逃げればよい。
本発明によれば、パネル基板に設けた導電部と、定電位に接続された端子とが配線基板の折り曲げ部で生ずる弾性復元力により端子圧接されて接続される。そのため、パネル基板に帯電する静電気が、導電膜および端子を介して逃げていくため、静電気による表示への悪影響を防止することができる。また、配線基板の弾性復元力により、導電膜と端子との当接部に常時圧力がかかるので導電膜と端子との接触抵抗の抑制及び安定化を図ることができる。更には、接着テープ等の別部材を設けなくとも導電膜と端子との接続が可能となるので端子製造の手間やコストを大幅に低減できる。
本発明の一の態様においては、前記端子は前記配線基板の先端側に設けられ、前記配線基板が前記端子の内側において前記支持部材に支持されてなることを特徴とする。端子具体的には、折り曲げ部の先端側に自由端部として構成される端子片部が設けられ、この端子片部がパネル基板の導電膜に圧接されることにより、配線基板において端子片部を独立して設けることができるため、折り曲げ部の弾性復元力による圧接状態を容易に設定できるとともに、端子片部に対する拘束力が弱くなるため、弾性復元力が抑制されにくく、これに基づく端子の透明導電膜に対する圧接力を効率的に得ることができる。また、端子片部以外の他の配線基板の領域の設計自由度を高めることもできる。
他の態様として、前記配線基板は前記配線基板の先端側において前記支持部材に支持されてなり、前記端子が前記支持部材に支持された部位より内側に設けらた構成とすることも可能である。
本発明の他の態様においては、前記電気光学パネルは、動作領域を有し、前記パネル基板は前記動作領域から張り出してなる張り出し部を有し、前記導電膜は前記動作領域との重なり位置、及び前記張り出し部に形成されており前記端子は、前記張り出し部において前記導電膜に当接してなることを特徴とする。より具体的には、前記パネル基板に対向して他のパネル基板が貼り合わされてなり、パネル基板には他のパネル基板の外形よりも周囲に張り出してなる張り出し部が設けられる。前記導電膜はパネル基板の外面上に、動作領域および張り出し部にわたって形成され、前記端子が導電膜のうち張り出し部に形成されている部分に圧接されている。このように張り出し部の外面上において端子が導電膜に当接していることで、配線基板の折り曲げ部の弾性復元力に起因する、電気光学パネルの動作領域(一対のパネル基板が対向配置されている領域)への応力的影響を低減できる。例えば、応力を受けることによる一対のパネル基板間のギャップの変動に起因する表示ムラ等を回避できる。
本発明の別の態様においては、前記配線基板を折り曲げた箇所に薄肉部、開口部若しくは細幅部が設けられる。また、当該箇所に厚肉部を設けてもよい。折り曲げ部に薄肉部、開口部若しくは細幅部或いは厚肉部を設けることで、配線基板の形状や構造に拘わらず、折り曲げ部の弾性復元力を適宜に設定することが可能になる。
本発明の異なる態様においては、前記配線基板は、前記電気光学パネルに設けられた入力端子に接続されてなることを特徴とする。すなわち、前記配線基板が前記電気光学パネルに信号を入力する基板と兼用されることとなる。より具体的には、パネル基板の面のうち導電膜が形成された面とは反対側の面において、配線基板とパネル基板とが接続される。パネル基板の導電膜と反対の面には、電気光学パネルを駆動するための駆動IC、又はパネル基板に直接形成された駆動回路等の駆動素子を配置し、その駆動素子の入力側の端子に配線基板を接続するとよい。又は、配線基板上に駆動素子を配置し、駆動素子の出力側の端子を、パネル基板の入力端子に接続してもよい。
本発明によれば、配線基板が、電気光学パネルに画像信号等を入力するための基板を兼ねているため、部品点数を増加させることなく、配線基板に設けた端子と、パネル基板に設けた端子とを当接させることができる。また、駆動素子の接地端子又は電源端子に導電膜に当接する端子を接続することで容易に導電膜に定電位を供給することができる。
本発明のさらに別の態様においては、前記電気光学パネルの前記導電膜が形成された前記パネル基板の外面側に配置され、前記電気光学パネルに照明光を照射する照明ユニットをさらに具備し、該照明ユニットには合成樹脂製のシート若しくはプレートが含まれ、前記透明導電膜は前記電気光学パネルと前記合成樹脂製のシート若しくはプレートとを電磁的に遮蔽する。これによれば、透明導電膜に所定電位(例えば接地電位)を与えることで、電気光学パネルが放射する電界を遮蔽することができるため、合成樹脂製のシート若しくはプレートの帯電に起因する音鳴りを防止することができる。
本発明のさらに異なる態様においては、前記電気光学パネル及び前記配線基板を直接若しくは間接的に保持し、前記弾性復元力に対抗して前記電気光学パネルと前記配線基板との間隔を保持する保持枠をさらに具備する。一般に、上記配線基板の端子が折り曲げ部の弾性復元力で透明導電膜に圧接される状態を得るには、電気光学パネルと配線基板との間隔(上記端子の透明導電膜に対する当接方向の間隔)を保持する何らかの構造を設ける必要があるが、本発明では当該構造に関して特に限定されるものではない。ただし、上記のように保持枠によって上記間隔を保持することで、保持枠に電気光学パネルと配線基板を取り付けることで簡単に上記圧接状態を得ることが可能になる。
次に、本発明の電子機器は、上記のいずれか一項に記載の電気光学装置と、該電気光学装置を制御駆動する制御駆動部とを具備することを特徴とする。このような電子機器としては、表示品位を高めることができる点で、モニタ装置、テレビジョン受像装置などといった表示部を備えた電子機器が好ましく、小型化が容易である点或いは高い静粛性が要求される点で、携帯電話、携帯型情報端末、電子時計などといった携帯型電子機器が好ましい。
[第1実施形態]
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る実施形態の電気光学装置100の分解斜視図、図2は当該電気光学装置100の組立状態の縦断面図、図3は電気光学装置100の一部を拡大して示す拡大部分縦断面図である。
本実施形態の電気光学装置100は、一対のガラス、プラスチック等の透明材料よりなるパネル基板111,112が貼着されてなる電気光学パネルとしての液晶パネル110と、ポリイミド樹脂等を基材として含みフレキシブル配線基板(FPC)として構成された配線基板120と、上記液晶パネル110及び配線基板120を直接若しくは間接的に保持するための、白色の合成樹脂等で形成された矩形枠状の保持枠130と、を具備している。
液晶パネル110は、パネル基板111,112を図3に示すシール材113で貼り合わせ、基板間に液晶114を封止してなるセル構造を有し、パネル基板111,112の内面上に図示しない電界印加構造(電極、スイッチング素子など)を備えて複数の画素ごとに液晶の配向状態が変更可能となるように構成される。パネル基板111,112の外面上には偏光板115,116が配置(貼着)されている。
パネル基板111はパネル基板112の外形より周囲に張り出してなる張り出し部111Tを有し、この張り出し部111Tには図3に示すように上記電界印加構造に接続された複数の配線117が引き出されている。張り出し部111T上には駆動素子として、液晶駆動回路などを構成する集積回路チップとしての駆動回路118が実装され、上記配線117及び複数の入力配線119に導電接続されている。
張り出し部111T上には配線基板120の接続端部120Aが接続されている。配線基板120は、ポリイミド樹脂等よりなる樹脂基材121と、この樹脂基材121に直接若しくは間接的に支持された配線122とを有し、一般的にフレキシブル配線基板(FPC)と呼ばれる可撓性の基板を構成している。上記配線基板120に設けられた上記接続端部120Aでは、複数の配線122が上記複数の入力配線119に異方性導電膜等を介してそれぞれ導電接続されている。
パネル基板111の外面(図示下面)上にはITO(インジウムスズ酸化物)等の透明導電膜111Sが形成されている。この透明導電膜111Sは特に限定されないが、パネル基板111の全面に一様に形成されていることが望ましい。本実施形態では、パネル基板111の外面のうちパネル基板112と重なる動作領域部分に加えて上記張り出し部111Tの外面上にも透明導電膜111Sが形成されている。
配線基板120は上記接続端部120Aから延在して図示しない電子機器の出力端子と接続される入力部120Bを有するとともに、当該入力部120Bとは別に張り出し部111Tの厚み方向外面側に伸びる細幅の連結部120Cを有し、当該連結部120Cは、張り出し部111Tの外面側に配置される背面部120Dに連結されている。背面部120DにはLED(発光ダイオード)などの光源141が実装され、この光源141は、保持枠130の内部に配置された照明ユニット140の一部を構成している。
配線基板120には、入力配線119に接続される上記配線122の一部で構成されるか、若しくは、これらとは別に設けられた配線123が設けられ、この配線123は所定電位、本実施形態の場合には接地電位(例えば、上記入力部120Bにおいて電子機器の出力端子のうち接地端子から供給される電位)に接続されるべき配線となっている。この配線123は上記背面部120Dに存在する。また、配線基板120は上記張り出し部111Tの外面上に折り曲げ部120Eを有し、この折り曲げ部120Eの先端側に端子片部120Fが設けられている。この端子片部120Fには上記配線123に接続された端子124が形成されている。この端子124は、端子片部120Fの上面側に露出し、上記の透明導電膜111Sに当接し、導電接触している。図示例の場合、端子片部120Fは背面部120Dの幅方向の左右両側にそれぞれ設けられ、それぞれの端子片部120Fの端子124が張り出し部111Tの幅方向の左右両側において透明導電膜111Sに接触している。なお、図示例では上記のように一対の端子124が設けられているが、幅方向の周縁に設けられたいずれか片方の端子124のみを設けてもよい。
端子124は、上記折り曲げ部120Eの弾性復元力によって透明導電膜111Sに圧接されている。したがって、配線123と透明導電膜111Sとの導電接触状態が確実に維持される。特に、折り曲げ部120Eは端子片部120Fを配線基板120の基部側の基板部分の延在方向とはほぼ180度回転した方向に延在するように折り曲げられた状態とされているので、当該折り曲げ部120Eの弾性復元力は上記基板部分とほぼ直交する方向に端子片部120Fを透明導電膜111Sに対して押圧するため、確実に、かつ安定した接触抵抗を生ずる態様で透明導電膜111Sの端子124に対する導電接続状態を実現できる。ここで、端子124が接触している透明導電膜111Sの当接部分は、上記張り出し部111Tの外面上に位置する部分である。このようにすると、上記圧接力が過大であっても当該圧接力によりパネル基板111,112間のギャップが変化し、表示ムラをもたらすことを防止できる。
図7は、本実施形態の上記折り曲げ部120E及び端子片部120Fの形状を示す拡大部分断面図及び拡大部分平面図である。本実施形態において、折り曲げ部120Eは背面部120Dの先端側にて帯状に構成され、その折り曲げ部120Eの先端側に折り曲げ部120Eよりも広い幅を有する端子片部120Fが一体に設けられている。すなわち、折り曲げ部120Eの幅Weは、その両側に設けられる基板の開口部によって端子片部120Fの幅Wfより小さく構成されている。このように折り曲げ部を細幅部とすることで、端子124を透明導電膜111Sに圧接させる折り曲げ部120Eの弾性復元力を抑制し、端子124が透明導電膜111Sを介してパネル基板111(張り出し部111T)に過大な応力を与えることを回避し、当該応力に起因するパネル基板111とパネル基板112間の基板間隔の変化に基づく表示ムラ等の発生を防止している。
照明ユニット140は、上述の光源141に対向する光入射面142a及びこれと直交する面で構成される光出射面142bを備えたアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等よりなる透明な導光板142と、当該導光板142の背後(光出射面142bとは反対側の面上)に配置され、保持枠130に装着されたアルミニウム板や白色ポリエチレン等よりなる反射シート143と、導光板142の光出射面142b上に配置された1又は複数の光学シート144とを備えている。
光学シート144は、導光板142の光出射面142bより出射される光の均一性を高める光拡散シート、光出射面142bより出射される光を出射方向に集光するプリズムシートなどで構成される。これらはアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂などの合成樹脂で構成され、厚みは50μm〜200μm程度の薄いシートで構成される。通常、光拡散シートと、プリズム面が相互に直交する方向となる姿勢で配置された二枚のプリズムシートの合計三枚のシートで構成されるが、一枚で構成される場合、或いは二枚で構成される場合もある。
保持枠130は合成樹脂等よりなる矩形枠状に構成される。保持枠130は光を反射するために白色のポリエチレン樹脂などで一体に構成されることが好ましい。保持枠130は、矩形枠状の部分を構成する枠部131と、当該枠部131の厚み方向の範囲内にテラス状に構成され、枠部131の内側に張り出して上方に向いた上側支持面132と、枠部131の内側に張り出して下方に向いた下側支持面133とを備えている。上側支持面132には両面接着テープなどの接着材を介して上記液晶パネル110が接着固定されている。また、下側支持面133には上記反射シート143が上記と同様の接着材を介して接着固定されている。さらに、枠部131のうち上記液晶パネル110の張り出し部111Tと重なる側の一辺の側壁は切り欠き状に開放されて開口部134が設けられ、当該開口部134及びその内側に、上記配線基板120の連結部120Cに接続された背面部120Dが設置されている。
本実施形態においては、液晶パネル110が接着材を介して保持枠130の上側支持面132上に保持され、配線基板120の背面部120Dが保持枠130やこれに保持された導光板142に下方より支持されているため、液晶パネル110と背面部120Dとの間隔が保持枠130によって間接的に維持され、その結果、背面部120Dに対して折り曲げ部120Eを介して連結された端子片部120Fの端子124がパネル基板111の外面上の透明導電膜111Sに圧接される。
以上説明したように、本実施形態では、液晶パネル110のパネル基板111の外面上に形成された透明導電膜111Sが配線基板120の端子124に直接に接触しているので、従来の異方性導電膜や両面導電テープなどの介在物を必要としないことから、接触抵抗等に起因する接続抵抗値を低減できるとともに、端子124が配線基板120の折り曲げ部120Eの弾性復元力によって透明導電膜111Sに圧接されているので、確実かつ安定に導電接続状態を得ることができる。さらに、上記のように弾性復元力で圧接させるだけでよいため、たとえば、保持枠130に配線基板120の背面部120Dを装着し、その上に上記折り曲げ部120Eを介して端子片部120Fが配置されるように構成し、その後、液晶パネル110を上方から保持枠130に組み込むだけで、自動的に透明導電膜111Sが端子124に圧接されるので、製造上の手間やコストを大幅に低減できる。
特に、本実施形態では端子124が折り曲げ部120Eの先端側に自由端部として設けられた端子片部120Fによって構成されているので、端子124に対する拘束力が弱くなり、折り曲げ部120Eの弾性復元力を効率的に透明導電膜111Sに対する圧接力として用いることが可能になる。
本実施形態では、液晶パネル110のパネル基板111の外面上に透明導電膜111Sが形成され、この透明導電膜111Sが端子124に導電接触して配線123の所定電位(接地電位)に導電接続されているので、液晶パネル110に帯電している不要な静電気を逃がすことができる。また、透明導電膜111Sにより照明ユニット140との間の電磁的遮蔽を構成できるので、たとえば、液晶パネル110の電界放射に起因して光学シート144が帯電して振動し、音鳴りを生ずるといったことを防止できる。
[第2実施形態]
図4は、本発明に係る第2実施形態の構成を示す拡大部分断面図である。この実施形態では、先に説明した第1実施形態に対応する部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態において、配線基板120’は上記と同様に液晶パネル110の張り出し部111Tに実装された接続端部120Aを有するとともに、当該接続端部120Aとほぼ同じ幅を有し、接続端部120Aから張り出し部111Tの端面の側方を下方に向けて通過し(枠部131の厚み方向に延在し)、その背面側に回り込む湾曲部120C’を有し、その先に背面部120Dが設けられている。背面部120Dには上記と同様に光源141が実装されるとともに、折り曲げ部120Eの先端側に端子片部120Fが形成されている。なお、この実施形態では、図示しない入力部(先の実施形態の入力部120Bに相当するもの)が背面部120Dから延出するように構成されていてもよい。
この第2実施形態では、基本的に上記第1実施形態と同様の作用効果を有するが、配線基板120’の接続端部120A、湾曲部120C’及び背面部120Dが液晶パネル110に対してより一体性の高い形状を有するものとなっている。
[第3実施形態]
図5は、本発明に係る第3実施形態の構成を示す拡大部分断面図である。この実施形態でも、先に説明した第1実施形態に対応する部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態において、配線基板120”は、接続端部120Aから湾曲部120C”を経て張り出し部111Tの背面側に回り込む背面部120Dを有するが、この背面部120Dの一部に端子124が露出している点で第1及び第2実施形態とは異なる。そして、端子124の形成範囲より先端側に折り曲げ部120Eが設けられ、この折り曲げ部120Eの先端側に配線125に導電接続された光源141が実装されてなる対向部120Gが設けられている。この対向部120Gは、背面部120Dの背後に平面的に重なるように対向配置されている。
本実施形態では、端子124が折り曲げ部120Eの弾性復元力によって透明導電膜111Sに圧接されている点では上記各実施形態と同様であるが、当該折り曲げ部120Eが端子124の先に設けられ、その先に対向部120Gが保持されている点で、上記各実施形態とは異なる。
[第4実施形態]
図6は、本発明に係る第4実施形態の構成を示す拡大部分断面図である。この実施形態でも、先に説明した第1実施形態に対応する部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態では、保持枠130’が電気光学パネルとしての液晶パネル110’を背後より支持する背面枠部131’と、液晶パネル110’を前面側(視認側)より支持する前面枠部132’とを有している。そして、前面枠部132’のうち液晶パネル110’の前面側に張り出した支持部位が配線基板120’の前面部120D’を支持することで間接的に液晶パネル110’を前面側から支持している。
また、本実施形態の場合、液晶パネル110’は、張り出し部111Tを備えたパネル基板111が前面側(視認側)に配置され、もう一方のパネル基板112が背面側に配置されている点で上記各実施形態とは異なる。したがって、パネル基板111の外面上に形成された透明導電膜111Sは、パネル基板111の前面側に配置されていることになる。
本実施形態では、液晶パネル110’が背面側より背面枠部131’によって支持されているとともに、配線基板120’の前面部120D’が前面枠部132’の支持部位により前面側から支持されているため、背面枠部131’と前面枠部132’が前後方向に保持固定されていれば、液晶パネル110’と配線基板120’の前面部120D’との間隔は保持枠130’により維持されていることになり、その結果、上記と同様に、端子124は透明導電膜111Sに圧接されることになる。
なお、本実施形態では透明導電膜111Sが液晶パネル110’の前面側に配置されているので、光学シート144の音鳴りの防止を図ることはできないが、静電気の帯電防止効果を与えることができる。
[第5実施形態]
図8は、本発明に係る第5実施形態の構造を示す拡大部分断面図である。本実施形態でも、先に説明した第1実施形態に対応する部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態では、折り曲げ部120Eにおいて配線基板120の厚みが低減された構造(薄肉部)を有し、これによって折り曲げ部120Eの弾性復元力を低減し、端子124の透明導電膜111Sに対する圧接力が過大にならないように構成したものである。図示例の場合、端子片部120Fに設けられた端子124に導電接続される配線123はそのままで、樹脂基材121の一部に凹部121aが設けられることで折り曲げ部120Eの厚みを凹部121aが形成されていない範囲の厚みよりも低減している。ここで、凹部121aは折り曲げ部120Eの内面側に設けられているため、折り曲げをより容易に行うことが可能になっている。この場合、例えば樹脂基材121に開口部(貫通部)を設けて配線123のみを残すことによって折り曲げ部120Eの厚みを低減してもよい。
なお、本実施形態において、第1実施形態の図7に示す折り曲げ部の細幅形状を併用してもかまわない。また、上記とは逆に、折り曲げ部を他の部分より厚肉に形成し、折り曲げ部の弾性復元力を大きくしてもよい。これは、例えば、配線基板の背面部と透明導電膜との間隔が大きい場合や配線基板120の可撓性が高い場合など、端子と透明導電膜の圧接力をより強くしたい場合に有効である。このように折り曲げ部を厚肉にする構成は、たとえば、折り曲げ部に絶縁層を重ねて積層したり、追加のシートを貼着したりすることで実現できる。
[第6実施形態]
図9は、本発明に係る第6実施形態の構造を示す拡大部分断面図である。本実施形態でも、先に説明した第1実施形態に対応する部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態では、配線基板120の内部に切り込みを設け、当該切り込みの内側にある部分を起こして折り曲げることで、折り曲げ部120E及び端子片部120Fを形成している。この場合、折り曲げ部120Eの反折り曲げ側には開口120bが設けられる。このようにすると、配線基板120の端縁部に限らず任意の場所に折り曲げ部120E及び端子124を形成することができるので、端子124の形成位置及び配線基板120の配線パターンの設計自由度を高めることができる。
なお、本実施形態においても、第1実施形態の図7に示す折り曲げ部の細幅形状を併用してかまわない。
[第7実施形態]
図10は、本発明に係る第7実施形態の構造を示す拡大部分断面図及び拡大部分平面図である。本実施形態でも、先に説明した第1実施形態に対応する部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態では、折り曲げ部120Eに開口部120cを形成し、これによって折り曲げ部120Eの幅We1+We2を実質的に端子片部120Fの幅Wfより小さくし、その弾性復元力を低減して端子124の透明導電膜111Sに対する圧接力を抑制している。
なお、本実施形態においても、第1実施形態の図7に示す折り曲げ部の細幅形状を併用してかまわない。また、上記とは逆に、折り曲げ部を他の部分より幅広に形成し、折り曲げ部の弾性復元力を大きくしてもよい。これは、例えば、配線基板の背面部と透明導電膜との間隔が大きい場合や配線基板120の可撓性が高い場合など、端子と透明導電膜の圧接力をより強くしたい場合に有効である。
[第8実施形態]
図11は、本発明に係る第8実施形態の構造を示す拡大部分断面図である。本実施形態でも、先に説明した第5実施形態に対応する部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態では、端子124の表面上に突設部124aが設けられ、この突設部124aは端子片部120Fの他の表面部分より突出するように設けられている。これによって、突設部124aが透明導電膜111Sに当接することで、折り曲げ部120Eの弾性復元力に起因する圧接力をより確実かつ集中して導電接触部に与えることが可能になり、導電接続状態の安定性、再現性を高めることができる。
[第9実施形態]
図12は、本発明に係る第9実施形態の構造を示す拡大部分断面図である。本実施形態でも、先に説明した各実施形態に対応する部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態では、折り曲げ部120Eが上記各実施形態のように180度折り返され、その結果、端子片部120Fが折り曲げ部120Eの手前の部分とほぼ平行な態様となっておらず、折り曲げ部120Eが約90度の範囲で折り曲げられてなり、その結果、端子片部120Fが基部側の部分に対してほぼ直交する姿勢となるように構成されている。そして、端子124は基部側の部分に対してほぼ直交する面に沿って配置される透明導電膜111Sに圧接される。
この実施形態では、圧接力は上記各実施形態とは異なる方向に作用するが、折り曲げ部120Eの弾性復元力に基づいて端子124が透明導電膜111Sに圧接される点では上記と同様の作用効果を奏する。すなわち、折り曲げ部120Eの折り曲げ角度は、180度に限らず、本実施形態のように90度など、任意の角度で構わない。ただし、折り曲げ角度を90度を越える角度とすることで、弾性復元力を確実に導電接触部に伝えることができ、さらに、ほぼ180度(実際には160度〜200度の範囲内)とすることで、導電接触部の厚みを低減でき、装置の薄型化に寄与することができる。
[電子機器]
最後に、上記実施形態の電気光学装置100を搭載した電子機器について説明する。図13は、本発明に係る電子機器の一実施形態である携帯電話機を示している。ここに示す携帯電話機200は、複数の操作ボタン、送話口などを備えた操作部201と、受話口などを備えた表示部202とを有し、表示部202の内部に上記の電気光学装置100が組み込まれてなる。そして表示部202の表面(内面)上において電気光学装置100の表示領域を視認することができるようになっている。この場合、携帯電話機200の内部には、上記電気光学装置100を制御する下記の表示制御回路などが設けられる。この表示制御回路は、電気光学パネルとしての液晶パネル110を駆動する公知の駆動回路に対して所定の制御信号を送り、電気光学装置100の表示態様を決定する。
図14は電子機器における電気光学装置100に対する制御系(表示制御系)の全体構成を示す概略構成図である。ここに示す電子機器(上記携帯電話機200)は、表示情報出力源291と、表示情報処理回路292と、電源回路293と、タイミングジェネレータ294と、バックライト150への電力供給を行う光源制御回路295とを含む表示制御回路290を有する。また、電気光学装置100には、上述の構成を有する液晶表示体である電気光学パネルとしての液晶パネル110と、この液晶パネル110を駆動する駆動回路118と、照明ユニット140とが設けられている。この駆動回路118は、液晶パネル110に直接実装されている上記の集積回路チップで構成される。ただし、駆動回路118は、上記のような態様の他に、液晶パネル110の基板表面上に形成された電子部品や回路パターン、或いは、液晶パネル110に導電接続された回路基板に実装された半導体ICチップ若しくは回路パターンなどによっても構成することができる。
表示情報出力源291は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等からなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスク等からなるストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同調回路とを備え、タイミングジェネレータ294によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号等の形で表示情報を表示情報処理回路292に供給するように構成されている。
表示情報処理回路292は、シリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路等の周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に駆動回路118へ供給する。駆動回路118は、走査線駆動回路、信号線駆動回路及び検査回路を含む。また、電源回路293は、上述の各構成要素にそれぞれ所定の電圧を供給する。
光源制御回路295は、電源回路293から供給される電圧に基づいて照明ユニット140の光源に電力を供給し、所定の制御信号に基づいて光源の点灯の有無及びその輝度等を制御するようになっている。
また、本発明に係る電子機器としては、図13に示す携帯電話機の他に、液晶テレビ、カーナビゲーション装置、電子手帳、電卓、ワークステーション、テレビ電話、POS端末機などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として本発明に係る液晶表示装置を用いることができる。ただし、本発明は騒音を低減することができる場合もあるため、特に、携帯電話、電子時計、携帯型情報端末などといった携帯型電子機器に用いる場合にも有効である。
尚、本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、本実施形態においては、液晶表示パネルを備えた液晶表示装置について説明したが、本発明は、液晶表示装置に限らず、有機ルミネッセンス表示装置、フィールドエミッション表示装置、プラズマディスプレイ表示装置、電気泳動表示装置などの電気光学パネルを含む他の電気光学装置であっても構わない。
第1実施形態の概略分解斜視図。 第1実施形態の概略縦断面図。 第1実施形態の拡配線基板の近傍を示す大部分断面図。 第2実施形態の配線基板の近傍を示す拡大部分断面図。 第3実施形態の配線基板の近傍を示す拡大部分断面図。 第4実施形態の配線基板の近傍を示す拡大部分断面図。 第1実施形態の配線基板の折り曲げ部近傍を示す拡大部分断面図及び拡大部分平面図。 第5実施形態の配線基板の折り曲げ部近傍を示す拡大部分断面図。 第6実施形態の配線基板の折り曲げ部近傍を示す拡大部分断面図。 第7実施形態の配線基板の折り曲げ部近傍を示す拡大部分断面図及び拡大部分平面図。 第8実施形態の配線基板の折り曲げ部近傍を示す拡大部分断面図。 第9実施形態の配線基板の折り曲げ部近傍を示す拡大部分断面図。 電子機器の外観を示す概略斜視図。 電子機器の表示制御系の概略ブロック図。
符号の説明
100…電気光学装置、110’,110…電気光学パネルとしての液晶パネル、111,112…パネル基板、111S…透明導電膜、111T…張り出し部、113…シール材、114…液晶、115,116…偏光板、117,122,123,125…配線、118…集積回路チップとしての駆動回路、119…入力配線、120’,120”,120…配線基板、120A…接続端部、120B…入力部、120b…開口、120c,134…開口部、120C’,120C”…湾曲部、120C…連結部、120D’…前面部、120D…背面部、120E…折り曲げ部、120F…端子片部、120G…対向部、121…樹脂基材、121a…凹部、124…端子、124a…突設部、130’,130…保持枠、131’…背面枠部、131…枠部、132’…前面枠部、132…上側支持面、133…下側支持面、140…照明ユニット、141…光源、142…導光板、142a…光入射面、142b…光出射面、143…反射シート、144…光学シート、150…バックライト、200…携帯電話機、201…操作部、202…表示部、290…表示制御回路、291…表示情報出力源、292…表示情報処理回路、293…電源回路、294…タイミングジェネレータ、295…光源制御回路、CLK…クロック信号、We,We1+We2,Wf…幅。

Claims (9)

  1. 電気光学パネルを構成するパネル基板と、
    前記パネル基板の外面に形成した導電膜と、
    定電位に接続される端子を有し、前記導電膜に接続される可撓性の配線基板と、
    前記パネル基板に対向して配置され前記配線基板を支持する支持部材と、を含み、
    前記配線基板が前記基板と前記支持部材との間で折り曲げられており、
    前記配線基板の復元力で前記端子が前記導電膜に当接してなることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記端子は前記配線基板の先端側に設けられ、
    前記配線基板が前記端子の内側において前記支持部材に支持されてなることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記電気光学パネルは、動作領域を有し、
    前記パネル基板は前記動作領域から張り出してなる張り出し部を有し、
    前記導電膜は前記表示部との重なり位置、及び前記張り出し部に形成されており
    前記端子は、前記張り出し部において前記導電膜に当接してなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記配線基板を折り曲げた箇所に薄肉部、開口部若しくは細幅部が設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  5. 前記配線基板を折り曲げた箇所に厚肉部が設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  6. 前記配線基板は、前記電気光学パネルに設けられた入力端子に接続されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  7. 前記電気光学パネルの前記導電膜が形成された前記パネル基板の外面側に配置され、前記電気光学パネルに照明光を照射する照明ユニットをさらに具備し、該照明ユニットには合成樹脂製のシート若しくはプレートが含まれ、
    前記導電膜は前記電気光学パネルと前記合成樹脂製のシート若しくはプレートとを電磁的に遮蔽することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  8. 前記電気光学パネル及び前記配線基板を直接若しくは間接的に保持し、前記弾性復元力に対抗して前記電気光学パネルと前記配線基板との間隔を保持する保持枠をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の電気光学装置と、該電気光学装置を制御駆動する制御駆動部とを具備することを特徴とする電子機器。
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