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JP2009182621A - 携帯端末の収納ケース - Google Patents

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JP2009182621A JP2008019439A JP2008019439A JP2009182621A JP 2009182621 A JP2009182621 A JP 2009182621A JP 2008019439 A JP2008019439 A JP 2008019439A JP 2008019439 A JP2008019439 A JP 2008019439A JP 2009182621 A JP2009182621 A JP 2009182621A
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晃一 佐藤
Masao Tejima
正雄 手嶋
Hiromichi Suzuki
裕道 鈴木
Miki Mori
三樹 森
Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
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Abstract

【課題】本発明は、内部に携帯端末が収納された際に、この携帯端末の操作性を向上させる携帯端末の収納ケースを提供する。
【解決手段】内部に携帯端末10が収納されるケース本体2と、ケース本体2に内外を貫通するように設けられた挿入スロット3と、ケース本体2の内部に備えられ、挿入スロット3からケース本体2の内部に挿入された携帯端末10に電力を供給するバッテリ4と、を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内部に携帯端末を収納した際に、この携帯端末の操作性を向上させる携帯端末の収納ケースに関する。
最近の携帯端末において多機能化が進み、携帯端末がメール送受信、Web閲覧、カメラ機能、テレビ視聴等の様々な機能を備えている一方で、持ち運びの際にユーザの負荷にならないように小型軽量化が進んでいる。また、携帯端末を小型化すると、携帯性に優れている便利な反面、操作性が低下してしまうという問題があった。そこで、これらの携帯端末を便利に携帯するための携帯補助具が提案されている。
例えば特許文献1に、電波の送受信を安定して確実に行う上で有利な無線通信装置および無線機吊り下げ用吊り下げ部材が記載されている。この携帯端末は、吊り下げ部材が頸部に掛止された状態で、アンテナが頸部の後方に臨む箇所から上半身が前方に臨む箇所にわたって延在するように構成し、頸部とアンテナとの距離を確保することにより、ユーザの上半身を中心としてその周囲全周にわたって満遍なく電波が送信され、アンテナが頸部に臨む部分から放射されるものである。
特開2007−60193号公報
近年、カード型等の非常に小さい携帯端末が開発されているが、小型の携帯端末には大きなバッテリを内蔵できないため、電池容量が小さくなってしまうという問題があった。また、小型の携帯端末の内部には冷却材となる金属板を十分に配置できないため、携帯端末の内部で発生した熱を十分に放熱できないという問題もあった。さらに、小型の携帯端末を用いてユーザがハンズフリー通話をする際、マイクやスピーカとの距離が離れているため音が聞き取り難いという問題もあった。よって、小型の携帯端末の利用にあたり、これらの問題が解決されるように、携帯端末の操作性を向上させる携帯補助具(収納ケース等)が開発されることが望まれていた。
本発明は、上記課題を鑑みなされてものであり、内部に携帯端末が収納された際に、この携帯端末の操作性を向上させることができる携帯端末の収納ケースを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る携帯端末の収納ケースは、内部に携帯端末が収納されるケース本体と、前記ケース本体に内外を貫通するように設けられた挿入スロットと、前記ケース本体の内部に備えられ、前記挿入スロットから前記ケース本体の内部に挿入された携帯端末に電力を供給するバッテリと、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る携帯端末の収納ケースによると、透明または半透明の素材で形成されるとともに内部にバッテリやアンテナを備えることにより、内部に携帯端末が収納された際に、この携帯端末の操作性を向上させることが可能となる。
〔第1実施形態〕
本発明に係る携帯端末の収納ケースの第1実施形態について、図1乃至図3を参照しながら説明する。第1実施形態の携帯端末の収納ケース1は、カード型等の比較的小型の携帯端末10を収納するための収納ケースである。図1(A)に、携帯端末収納時の収納ケース1を表面側から見た状態を示す斜視図を、図1(B)に、図1(A)のA方向における断面図を示す。なお、携帯端末10やバッテリ4、4Aの内部の断面に関しては、一連の添付図面において省略して示す。
収納ケース1は、図1に示すように、主に、箱状のケース本体2から構成されており、この箱状のケース本体2の内部に携帯端末10が収納される。このケース本体2は、透明または半透明の合成樹脂やガラス等の素材により形成されている。またケース本体2は、内部に携帯端末10が収納されても変形しない程度の保形性を有している。ここでは、ケース本体2は携帯端末2とほぼ同形状のカード状であるとともに、携帯端末10よりやや大きめに形成されているものとする。
ケース本体2は、携帯端末10を収納ケース1の内部に挿入するための挿入スロット3を備えている。例えば、挿入スロット3はケース本体2の側面において、ケース本体2の内外に貫通するように設けられていて、カード状の携帯端末10が、この挿入スロット3を介して、ケース本体2に対して平行方向にスライドするようにしてケース本体2の内外に出し入れされる。
また、ケース本体2の内部には、バッテリ4が備えられるとともに、このバッテリ4から携帯端末10に電力を供給するための接続端子5が備えられている。バッテリ4は、携帯端末10とほぼ同形状のカード状に形成されていて、ケース本体2の内部に、ケース本体2に対して平行になるように収納されている。そして、ケース本体2に携帯端末10を収納する際には、携帯端末10がバッテリ4に対して平行になるように挿入され、バッテリ4が携帯端末10の裏面11Aに対面するように積層されて収納される。
接続端子5は、ケース本体2の内部において、例えば、ケース本体2の側面のうちの挿入スロット3が設けられていない側面に設置されている。接続端子5は、携帯端末10はバッテリ4に蓄電された電力を携帯端末10に供給する。なお、接続端子5が設置される位置はこれに限定されず、携帯端末10の収納ケース1への出し入れを妨げず、かつ、バッテリ4に蓄電された電力を携帯端末10に供給できる位置であれば任意の位置で良い。
また、ケース本体2の挿入スロット3の近辺には、保持部6が設けられている。携帯端末10の所有者は、この保持部6を用いて収納ケース1を衣服のポケットに引っ掛けたり首から提げたりすることにより、携帯端末1を収納ケース1に収納した状態で持ち歩くことができる。なお、保持部6が設置される位置はこれに限定されず、携帯端末10の収納ケース1への出し入れを妨げず、かつ、所有者が収納ケース2を保持する際に、収納されている携帯端末10が収納ケース1から脱落しない位置であれば任意の位置で良い。
ここで、収納ケース1に収納される携帯端末10について説明する。ここでは、通信端末としての機能の他に、社員証として身分証明に使用される携帯端末10を例に挙げて説明する。図2(A)は、携帯端末10を示す正面図、図2(B)は、図2(A)に示す携帯端末10を反時計回りに90度回転させた状態を示す背面図、図2(C)は、図2(A)に示す携帯端末10を反時計周りに90度回転させた状態を示す側面図である。
携帯端末10は、例えば縦5cm×横8cm×厚さ数mm程度の大きさ(名詞サイズ)のカード状の筐体10Aを備えている。図2(A)に示すように、筐体10Aの表面11には、会社名、氏名、社員ID、顔写真等の社員情報が印刷されている。携帯端末10の所有者は、筐体Aの表面11を提示することにより、社員としての身分を証明することができる。
また、図2(B)に示すように、筐体10Aの裏面11Aには、携帯端末1を通信端末として使用するための機能が備えられている。具体的には、筐体10Aの裏面11Aには、文字や画像等の表示情報を表示するための液晶ディスプレイ13、音声を出力するためのスピーカ14、ボタンを押下することにより文字列や指示内容を入力するための操作キー15、音声を集音するためのマイクロフォン16、着信やメール受信を通知するために点灯するLED17を備えている。操作キー15は、カーソルを上下左右に移動させるための十字キー、数字を入力するための数字キー、発信処理を行うための発信キー等からなる。
また、図2(C)に示すように、筐体10Aの所定の側面12(携帯端末1を収納ケース1に収納した際に、下面側に位置する側面)には、外部の電力供給源(バッテリ等)から電力を供給されるための充電端子18が備えられている。外部の電力供給源の接続端子をこの充電端子18に接触させることにより、携帯端末1に電力が供給される。なお、充電端子18が設けられる位置は側面12に限定されず、外部のバッテリの接続端子に接続可能な位置であれば、任意の位置に設けられて良い。
図3に、携帯端末1の機能ブロック図を示す。携帯端末1は、図3に示すように、主制御部20、電源回路部21、操作入力制御部22、表示制御部23、鳴動制御部24、音声制御部25、通信制御部26、記憶部27、ICタグ制御部28がバスによって相互に接続されて構成されている。
主制御部20は、CPU(Central Processing Unit)を具備し、携帯端末1の総括的な制御を行うとともに、様々な演算処理や制御処理等を行う。電源回路部21は、ユーザによる操作キー15を介した入力に基づいて電源のオン/オフ状態を切り替える。電源がオン状態の時には、電源回路部21は、筐体10Aに内蔵された電力供給源(バッテリ21a等)または充電端子18に接続されたバッテリから供給された電力を携帯端末1の各部に対して供給して、携帯端末1を動作可能にする。
操作入力制御部12は操作キー15に対する入力インタフェースを備え、押下された操作キー15に基づいて信号を生成し、この信号を主制御部20に伝送する。表示制御部23は液晶ディスプレイ13に対する表示インタフェースを備え、主制御部20の制御に基づいて、文字や画像等の表示情報を液晶ディスプレイ13に表示させる。また表示制御部23はLED17に対する表示インタフェースを備え、主制御部20の制御に基づいて、このLED17を点灯させたり消灯させたりする。鳴動制御部24は、警告音を発生させる機構や携帯端末1を振動させる機構を備え、主制御部20の制御に基づいて、警告音を発生したり携帯端末1を振動させたりする。
また携帯端末1は、他の携帯端末や固定電話機に対して、基地局(図示せず)を介して音声通話処理を行う。すなわち音声を送信する際、音声制御部25は、主制御部20の制御に基づいて、マイクロフォン16が集音した音声を取得して、この音声のアナログ信号をデジタル信号に変換し、通信制御部26に伝送する。通信制御部26は、このデジタル信号をスペクトラム拡散処理して、アンテナ26aを介して基地局に送信する。また音声を受信する際、通信制御部26は、基地局からアンテナ26aを介して受信したデジタル信号をスペクトラム逆拡散処理して音声制御部25に伝送する。音声制御部25は、このデジタル信号をアナログ信号に変換して、音声をスピーカ14から出力する。
また携帯端末1は、他の携帯端末や通信機器に対してデータ通信処理を行う。すなわち携帯端末1は、電子メールやWeb閲覧データ、画像データ等の様々なデータの送受信処理を行う。通信制御部26は、データを受信する際、主制御部20の制御に基づいて、アンテナ26aを介して基地局から信号を受信するとともに、これらの信号をスペクトラム逆拡散処理してデータを復元する。これらのデータは、主制御部20の制御部基づいて、液晶ディスプレイ13に表示されたり記憶部27に記憶されたりする。また通信制御部26は、操作キー15を介して入力されたデータや記憶部27に記憶されたデータを送信する際、主制御部20の制御に基づいて、これらのデータに対してスペクトラム拡散処理を行い、アンテナ26aを介して基地局に送信する。
記憶部27は、主制御部20が行う処理について、処理プログラムや処理に必要なデータ等を格納するROM(Read Only Memory)やハードディスク、不揮発性メモリ、主制御部20が処理を行う際に使用されるデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)等から構成される。
ICタグ制御部28は、携帯端末1に内蔵されたIC(Integrated Circuit)タグ28aに対してデータの入出力を行う。ICタグ28aには、例えば筐体10Aの表面11に印刷された社員情報等が記憶されていて、ICタグリーダによりICタグ28aに記憶された情報を読み取ることができる。なお、このICタグ28aに記憶された情報は、携帯端末10が収納ケース1に収納された状態であっても、ICタグリーダにより読み取ることができる。
携帯端末10を収納ケース1に収納すると、携帯端末10の充電端子18が収納ケース1に備えられたバッテリ4の接続端子5に接触することにより、バッテリ4に蓄電された電力が携帯端末10に供給される。よって、携帯端末10は、収納ケース1に収納されている間、常に電力の供給を受けることができる。
すなわち、携帯端末10は、収納ケース1に収納されている時には外部のバッテリ4から電力の供給を受け、収納ケース1に収納されていない時には内蔵バッテリ21aから電力の供給を受ける。これにより、携帯端末10の所有者は、内蔵バッテリ21aの充電を行うことなく、長時間、携帯端末10を駆動させることができる。
また、収納ケース1のケース本体2が透明または半透明の素材で形成されていることにより、携帯端末10を収納ケース1に収納した状態で、この携帯端末10を外部から視認することが可能となる。
また、収納ケース1に備えられるバッテリ4の形状を携帯端末10とほぼ同形状のカード状に形成するとともに、携帯端末10とバッテリ4とを積層させて収納ケース1に収納することにより、収納ケース1の大きさを大きくすることなく、より大きな電力を携帯端末10に供給することができる。
また、収納ケース1に備えられるバッテリ4の形状をカード状に形成するとともに、携帯端末10の裏面11Aとバッテリ4とが対面するように携帯端末10とバッテリ4とを積層させて収納ケース1に収納することにより、社員情報が印刷された携帯端末10の表面11が収納ケース1の外部から視認可能なように、携帯端末10を収納ケース1に収納することができる。これにより、携帯端末10の所有者は、携帯端末10を収納ケース1に収納した状態で、携帯端末10を身分証明書として使用することが可能となる。
また、収納ケース1のケース本体2を携帯端末10とほぼ同形状のカード状に形成するとともに、ケース部材2に備えられるバッテリ4を携帯端末10とほぼ同形状のカード状に形成することにより、携帯端末10の所有者が携帯端末10を収納ケース1に収納して持ち歩いた際に、携帯端末10が収納ケース1の内部で揺れ動くことなく所定位置に固定される。この際、携帯端末10の充電端子18がバッテリ4の接続端子5に嵌合するように形成して、携帯端末10を収納ケース1の内部の所定位置に固定しても良い。
第1実施形態によると、ケース本体2が透明または半透明の素材で形成されるとともに内部にバッテリ4を備えることにより、内部に携帯端末10が収納された際に、この携帯端末10が外部から視認でき、またバッテリ4から電力が供給され、この携帯端末10の操作性を向上させることが可能となる。
〔第2実施形態〕
本発明に係る携帯端末の収納ケースの第2実施形態について、図4を参照しながら説明する。第2実施形態の収納ケース1Aは、第1実施形態の収納ケース1と同様に、カード型等の比較的小型の携帯端末10を収納するための収納ケースである。以下、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図4(A)に、携帯端末収納時の収納ケース1Aを表面側から見た状態を示す斜視図を、図4(B)に、携帯端末収納時の収納ケース1Aを裏面側から見た状態を示す斜視図を、図4(C)に、図4(A)のB方向における断面図を示す。収納ケース1Aは、第1実施形態の収納ケース1と同様に、主にケース本体2から構成されているとともに、ケース本体2には挿入スロット3、保持部6が設けられている。
ケース本体2の内部には、図4に示すように、バッテリ4Aが備えられている。バッテリ4Aは、携帯端末10の充電端子18が設けられた側面12とほぼ同形状の板状に形成されていて、ケース本体2の内部に、ケース本体2の側面を覆うように収納されている。そして、ケース本体2に携帯端末10を収納する際には、バッテリ4Aが携帯端末10の側面12に対面するような状態で収納される。
バッテリ4は接続端子(図示せず)を備えていて、携帯端末10がケース本体2に収納する際に、携帯端末10の充電端子18がこのバッテリ4の接続端子に接触するような状態で収納される。これにより、バッテリ4に蓄電された電力が接続端子及び充電端子18を介して携帯端末10に供給される。
このように、収納ケース1Aに備えられるバッテリ4Aの形状をケース本体2の側面とほぼ同形状の板状に形成するとともに、携帯端末10の側面12とバッテリ4Aとが対面するように携帯端末10とバッテリ4Aとを収納ケース1Aに収納することにより、携帯端末10の表面11及び裏面11Aがともに収納ケース1Aの外部から視認可能なように、携帯端末10を収納ケース1Aに収納することができる。これにより、携帯端末10の所有者は、携帯端末10を収納ケース1Aに収納した状態で、携帯端末10を身分証明書として使用したり、液晶ディスプレイ13の表示情報やLED17の点灯を確認したりすることが可能となる。
また、携帯端末10は、収納ケース1Aに収納されている時には外部のバッテリ4Aから電力の供給を受け、収納ケース1Aに収納されていない時には内蔵バッテリ21aから電力の供給を受ける。これにより、携帯端末10の所有者は、内蔵バッテリ21aの充電を行うことなく、長時間、携帯端末10を駆動させることができる。
第2実施形態によると、ケース本体2が透明または半透明の素材で形成されるとともに内部にバッテリ4Aを備えることにより、内部に携帯端末10が収納された際に、この携帯端末10の表面11及び裏面11Aの双方が外部から視認でき、またバッテリ4Aから電力が供給され、この携帯端末10の操作性を向上させることが可能となる。
〔第3実施形態〕
本発明に係る携帯端末の収納ケースの第3実施形態について、図5を参照しながら説明する。第3実施形態の収納ケース1Bは、第1実施形態及び第2実施形態の収納ケース1、1Aと同様に、カード型等の比較的小型の携帯端末10を収納するための収納ケースである。以下、第1実施形態及び第2実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図5(A)に、携帯端末収納時の収納ケース1Bを裏面側から見た状態を示す斜視図を、図5(B)に、図5(A)のC方向における断面図を示す。収納ケース1Bは、第2実施形態の収納ケース1Aと同様に、主にケース本体2から構成されているとともに、ケース本体2に挿入スロット3、保持部6が設けられていて、また、ケース本体2の内部にバッテリ4Aが収納されている。
図5に示すように、収納ケース1Bのケース本体2には、切欠部2Aが設けられている。この切欠部2Aは、例えば、収納ケース2Aに携帯端末10が収納された際に、ケース本体2において携帯端末10の裏面11Aが対面する面に、スピーカ14やLED17、及び操作キー15やマイクロフォン16の位置に、これらが外部に露出するように設けられている。
図5(B)に示すように、所有者は、収納ケース1Bに携帯端末10が収納された状態においても、切欠部2Aにより操作キー15が外部に露出されているため、操作キー15を直に操作してメール送信やWeb閲覧、アプリケーションプログラムの起動等を行うことができるとともに、スピーカ14やマイクロフォン16も露出されているため、音声通話を行うこともできる。
このように、収納ケース1Bに備えられるバッテリ4Aの形状をケース本体2の側面とほぼ同形状の板状に形成するとともに、携帯端末10の側面12とバッテリ4Aとが対面するように携帯端末10とバッテリ4Aとを収納ケース1Bに収納することにより、携帯端末10の表面11及び裏面11Aがともに収納ケース1Bの外部から視認可能なように、携帯端末10を収納ケース1Bに収納することができる。これにより、携帯端末10の所有者は、携帯端末10を収納ケース1Bに収納した状態で、携帯端末10を身分証明書として使用したり、液晶ディスプレイ13の表示情報やLED17の点灯を確認したりすることが可能となる。
また、ケース本体2において携帯端末10の裏面11Aと対面する面に切欠部2Aを設けたことにより、携帯端末10を収納ケース1Bに収納した状態で、携帯端末10のスピーカ14や操作キー15、マイクロフォン16等が外部に露出される。これにより、携帯端末10の所有者は、携帯端末10を収納ケース1Bに収納した状態で、音声通話、メール送受信、Web閲覧等の様々な操作を行うことが可能となる。
また、携帯端末10は、収納ケース1Bに収納されている時には外部のバッテリ4Aから電力の供給を受け、収納ケース1Bに収納されていない時には内蔵バッテリ21aから電力の供給を受ける。これにより、携帯端末10の所有者は、内蔵バッテリ21aの充電を行うことなく、長時間、携帯端末10を駆動させることができる。
第3実施形態によると、ケース本体2が透明または半透明の素材で形成されるとともに内部にバッテリ4Aを備え、またケース本体2に切欠部2Aが設けられることにより、内部に携帯端末10が収納された際に、この携帯端末10の表面11及び裏面11Aの双方が外部から視認でき、またバッテリ4Aから電力が供給され、さらに切欠部2Aを介して所有者が直に携帯端末10を操作でき、この携帯端末10の操作性を向上させることが可能となる。
〔第4実施形態〕
本発明に係る携帯端末の収納ケースの第4実施形態について、図6を参照しながら説明する。第4実施形態の収納ケース1Cは、第1実施形態乃至第3実施形態の収納ケース1、1A、1Bと同様に、カード型等の比較的小型の携帯端末10を収納するための収納ケースである。以下、第1実施形態乃至第3実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図6(A)に、携帯端末収納時の収納ケース1Cを表面側から見た状態を示す斜視図を、図6(B)に、図6(A)のD方向における断面図を、図6(C)に、図6(A)のE方向における断面図を示す。収納ケース1Cは、第2実施形態の収納ケース1Aと同様に、主にケース本体2から構成されているとともに、ケース本体2に挿入スロット3、保持部6が設けられていて、また、ケース本体2の内部にバッテリ4Aが収納されている。
図6(A)乃至図6(C)に示すように、ケース本体2の内部において、携帯端末10が収納される空間とバッテリ4Aが備えられる空間との間に非金属体7が備えられている。この非金属体7の素材は、例えば本体ケース2と同様の合成樹脂やガラス等である。この非金属体7は、バッテリ4Aとほぼ同形状の板状に形成されているとともに、一部、切欠部が設けられている。そして、バッテリ4Aには、蓄電されている電力を収納ケース1Cに収納された携帯端末10に供給するための接続端子5Aが備えられていて、バッテリ4Aは、ケース本体2の内部において、接続端子5Aが非金属体7の切欠部の位置に位置するように設置される。これにより、収納ケース1に携帯端末10が収納された際に、携帯端末10の充電端子18がバッテリ4Aの接続端子5Aに接触するように収納されて、携帯端末10に、バッテリ4Aから電力が供給される。
なお、この非金属体7における切欠部の位置や形状は、バッテリ7における接続端子5Aの位置や形状に併せて形成されるとよい。
通常、アンテナに金属体を近付けるとアンテナの受信感度が低下してしまうという問題があるため、アンテナが内蔵された携帯端末10と金属体であるバッテリ4Aとの間に間隙(非金属体7)を設けることで、携帯端末10のアンテナとバッテリ4Aとの距離を大きくすることが可能となる。
このように、収納ケース1Cに備えられるバッテリ4Aの形状をケース本体2の側面とほぼ同形状の板状に形成するとともに、携帯端末10の側面12とバッテリ4Aとが対面するように携帯端末10とバッテリ4Aとを収納ケース1Cに収納することにより、携帯端末10の表面11及び裏面11Aがともに収納ケース1Cの外部から視認可能なように、携帯端末10を収納ケース1Cに収納することができる。これにより、携帯端末10の所有者は、携帯端末10を収納ケース1Cに収納した状態で、携帯端末10を身分証明書として使用したり、液晶ディスプレイ13の表示情報やLED17の点灯を確認したりすることが可能となる。
また、携帯端末10は、収納ケース1Cに収納されている時には外部のバッテリ4Aから電力の供給を受け、収納ケース1Cに収納されていない時には内蔵バッテリ21aから電力の供給を受ける。これにより、携帯端末10の所有者は、内蔵バッテリ21aの充電を行うことなく、長時間、携帯端末10を駆動させることができる。
また、携帯端末10が収納ケース1Cに収納された際に、収納ケース1Cに備えられたバッテリ4Aとアンテナが内蔵された携帯端末10との間に間隙を設けたことにより、バッテリ4Aによって携帯端末10の電波の受信感度が低下することが防止されている。
第4実施形態によると、ケース本体2が透明または半透明の素材で形成されるとともに内部にバッテリ4Aを備え、また携帯端末10とバッテリ4Aとの間に間隙が設けられることにより、内部に携帯端末10が収納された際に、この携帯端末10の表面11及び裏面11Aの双方が外部から視認でき、またバッテリ4Aから電力が供給され、さらに携帯端末10の電波の受信感度の低下が防止され、この携帯端末10の操作性を向上させることが可能となる。
〔第5実施形態〕
本発明に係る携帯端末の収納ケースの第5実施形態について、図7を参照しながら説明する。第5実施形態の収納ケース1Dは、第1実施形態乃至第4実施形態の収納ケース1、1A乃至1Cと同様に、カード型等の比較的小型の携帯端末10を収納するための収納ケースである。以下、第1実施形態乃至第4実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図7(A)に、携帯端末収納時の収納ケース1Dを表面側から見た状態を示す斜視図を、図7(B)に、図7(A)のF方向における断面図を示す。収納ケース1Dは、第2実施形態の収納ケース1Aと同様に、主にケース本体2から構成されているとともに、ケース本体2には挿入スロット3、バッテリ4A、保持部6が設けられている。
図7に示すように、収納ケース1Dのケース本体2の一方の面は、アンテナ8が実装されている。このアンテナ8は、例えばケース本体2にメッキされることにより実装されている。またアンテナ8は、例えば図7(A)に示すように、収納ケース1Dに携帯端末10が収納された際に、携帯端末10の表面11に印刷されている社員情報を覆い隠さないように、ケース本体2の一面(例えば携帯端末10の表面11側と対面する面)の外枠付近に実装されている。この際、バッテリ4Aが設置される位置に近い辺にはアンテナ8を実装しないようにすると良い。
このように、収納ケース1Dに備えられるバッテリ4Aの形状をケース本体2の側面とほぼ同形状の板状に形成するとともに、携帯端末10の側面12とバッテリ4Aとが対面するように携帯端末10とバッテリ4Aとを収納ケース1Dに収納することにより、携帯端末10の表面11及び裏面11Aがともに収納ケース1Dの外部から視認可能なように、携帯端末10を収納ケース1Dに収納することができる。これにより、携帯端末10の所有者は、携帯端末10を収納ケース1Dに収納した状態で、携帯端末10を身分証明書として使用したり、液晶ディスプレイ13の表示情報やLED17の点灯を確認したりすることが可能となる。
また、収納ケース1Dにおいて、携帯端末10が収納された際に携帯端末10の表面11が対面する面の外枠付近にアンテナ8を設けたことにより、携帯端末10を収納ケース1Dに収納した状態であっても、携帯端末10の電波の受信感度を高めることができ、また、携帯端末10の表面11に印刷された社員情報がこのアンテナ8によって視認できなくなることが防止されている。
また、携帯端末10は、収納ケース1Dに収納されている時には外部のバッテリ4Aから電力の供給を受け、収納ケース1Dに収納されていない時には内蔵バッテリ21aから電力の供給を受ける。これにより、携帯端末10の所有者は、内蔵バッテリ21aの充電を行うことなく、長時間、携帯端末10を駆動させることができる。
第5実施形態によると、ケース本体2が透明または半透明の素材で形成されるとともに内部にバッテリ4Aを備え、またケース本体2にアンテナ8が形成されることにより、内部に携帯端末10が収納された際に、この携帯端末10の表面11及び裏面11Aの双方が外部から視認でき、またバッテリ4Aから電力が供給され、さらに携帯端末10の電波の受信感度を高めることができ、この携帯端末10の操作性を向上させることが可能となる。
〔第6実施形態〕
本発明に係る携帯端末の収納ケースの第6実施形態について、図8を参照しながら説明する。第6実施形態の収納ケース1Eは、第1実施形態乃至第5実施形態の収納ケース1、1A乃至1Dと同様に、カード型等の比較的小型の携帯端末10を収納するための収納ケースである。以下、第1実施形態乃至第5実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図8(A)に、携帯端末収納時の収納ケース1Eを表面側から見た状態を示す斜視図を、図8(B)に、図8(A)のG方向における断面図を示す。収納ケース1Eは、第1実施形態の収納ケース1と同様に、主にケース本体2から構成されているとともに、ケース本体2には挿入スロット3、保持部6が設けられている。
収納ケース1Eのケース本体2の内部には、アンテナ9が備えられている。このアンテナ9は、例えば携帯端末10とほぼ同形状の薄膜状に形成されていて、ケース本体2の内部に、ケース本体2に対して平行になるように収納されている。そして、ケース本体2に携帯端末10が収納される際には、携帯端末10がアンテナ9に対して平行になるように挿入され、アンテナ9が携帯端末10の裏面11Aに対面するように収納される。
なお、薄膜状のアンテナ9が複数枚、相互に間隙が設けられるように積層されていても良い。
また、このアンテナ9を電磁誘導方式の充電器として使用しても良い。すなわち、アンテナ9に一次コイルを、携帯端末10に二次コイルを備えさせておくことで、アンテナ9に携帯端末10を接近させることにより、アンテナ9と携帯端末10とを磁気的に結合させ、アンテナ9から発生する交流磁場で携帯端末10に内蔵された二次コイルに誘起電圧を発生させる。これにより、電気的な接続をすることなく携帯端末10の充電を行うことができる。
このように、収納ケース1Eに備えられるアンテナ9の形状を携帯端末10とほぼ同形状のカード状に形成するとともに、携帯端末10の裏面11Aとアンテナ9とが対面するように携帯端末10とアンテナ9とを積層させて収納ケース1Eに収納することにより、社員情報が印刷された携帯端末10の表面11が収納ケース1Eの外部から視認可能なように、携帯端末10を収納ケース1Eに収納することができる。これにより、携帯端末10の所有者は、携帯端末10を収納ケース1Eに収納した状態で、携帯端末10を身分証明書として使用することが可能となる。
また、収納ケース1Eにアンテナ9が備えられたことにより、携帯端末10を収納ケース1Dに収納した状態であっても、携帯端末10の電波の受信感度を高めることができる。なお、アンテナ9を携帯端末10とほぼ同形状のカード状に形成して、アンテナ9と携帯端末10とを積層させて収納ケース1Eに収納することにより、収納ケース1Eの大きさを大きくすることなく、携帯端末10の電波の受信感度を大幅に高めることができる。
また、携帯端末10は、収納ケース1Eに収納されている時には、アンテナ9を充電器として利用することにより充電される。これにより、携帯端末10の所有者は、内蔵バッテリ21aの充電を行うことなく、長時間、携帯端末10を駆動させることができる。
第6実施形態によると、ケース本体2が透明または半透明の素材で形成されるとともに内部にアンテナ9を備えたことにより、内部に携帯端末10が収納された際に、この携帯端末10が外部から視認でき、また携帯端末10の電波の受信感度を高めることができ、この携帯端末10の操作性を向上させることが可能となる。
〔第7実施形態〕
本発明に係る携帯端末の収納ケースの第7実施形態について、図9を参照しながら説明する。第7実施形態の収納ケース1Fは、第1実施形態乃至第6実施形態の収納ケース1、1A乃至1Eと同様に、カード型等の比較的小型の携帯端末10を収納するための収納ケースである。以下、第1実施形態乃至第6実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図9(A)に、携帯端末収納時の収納ケース1Fを表面側から見た状態を示す斜視図を、図9(B)に、図9(A)のH方向における断面図を示す。収納ケース1Fは、第1実施形態の収納ケース1と同様に、主にケース本体2から構成されているとともに、ケース本体2には挿入スロット3、バッテリ4、接続端子5、保持部6が設けられている。
図9に示すように、収納ケース1Fのケース本体2には、LED30が備えられている。このLED30は、所有者が、携帯端末10が収納された収納ケース1Fを例えば衣服のポケットに吊り下げる等して携帯する時に露出される位置に設置される。例えば、LED30は、図9(A)に示すように、ケース本体2の一面(例えば収納された携帯端末10の表面11に対面する側の面)に設置される。
また、LED30は、例えば、携帯端末10に着信があった場合やメール受信があった場合に、携帯端末10でやり取りされる電波を感知して点灯する。あるいは、収納ケース1Fが、携帯端末10の着信状況やメール受信状況、緊急ニュースの受信状況、タイマーにより設定された時間の刻時等を示す情報を携帯端末10から取得して、LED30を点灯させるような回路を備えていても良い。
このように、携帯端末10は、収納ケース1Fに収納されている時には外部のバッテリ4から電力の供給を受け、収納ケース1Fに収納されていない時には内蔵バッテリ21aから電力の供給を受ける。これにより、携帯端末10の所有者は、内蔵バッテリ21aの充電を行うことなく、長時間、携帯端末10を駆動させることができる。
また、携帯端末10が収納ケース1Fに収納されている状態で、収納ケース1Fの外部に露出する位置にLED30を設け、このLED30を携帯端末10の着信状況やメール受信状況等に応じて点灯させることにより、携帯端末10の所有者は、このLED30の点灯に基づいて携帯端末10の着信状況やメール受信状況等を確認することができる。
第7実施形態によると、ケース本体2が透明または半透明の素材で形成されるとともに内部にバッテリ4を備え、またこのケース本体2にLEDが設けられたことにより、内部に携帯端末10が収納された際に、この携帯端末10が外部から視認でき、またバッテリ4から電力が供給され、さらに携帯端末10の着信状況やメール受信状況を所有者が確認することができ、この携帯端末10の操作性を向上させることが可能となる。
〔第8実施形態〕
本発明に係る携帯端末の収納ケースの第8実施形態について、図10を参照しながら説明する。第8実施形態の収納ケース1Gは、第1実施形態乃至第7実施形態の収納ケース1、1A乃至1Fと同様に、カード型等の比較的小型の携帯端末10を収納するための収納ケースである。以下、第1実施形態乃至第7実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図10(A)に、携帯端末収納時の収納ケース1Gを裏面側から見た状態を示す斜視図を、図10(B)に、図10(A)のI方向における断面図を示す。収納ケース1Gは、第1実施形態の収納ケース1と同様に、主にケース本体2から構成されているとともに、ケース本体2には挿入スロット3、保持部6が設けられている。
図10に示すように、収納ケース1Gのケース本体2の内部には、冷却材31が備えられている。この冷却材31は、例えば金や銀、ステンレス、マグネシウム等の熱伝導率の高い金属素材により、例えばカード状に形成されている。そして冷却部材31は、ケース本体2の内部に、収納ケース1Gに収納された状態で少なくとも携帯端末10のアンテナ実装部を覆わない位置に、ケース本体2に対して平行になるように収納される。これにより、携帯端末10のアンテナに金属が近接することにより、このアンテナの放射が低下することが防止される。そして、ケース本体2に携帯端末10が収納される際には、携帯端末10が冷却材31に対して平行になるように挿入され、冷却材31が携帯端末10の裏面11Aに対面するように収納される。特に、冷却材31は、携帯端末10の無線モジュールやパワーアンプ等が配置されている発熱が大きい箇所に当接するように設置されると良い。
携帯端末10を小型に形成する際に、放熱部材を省くことにより小型化を実現している場合が多いため、携帯端末10の内部で発生した熱がうまく発散されず、携帯端末10が熱くなりすぎてしまうという問題があった。しかし、携帯端末10を収納ケース1Gに収納すると、携帯端末10の発熱が大きい箇所(無線モジュールやパワーアンプ等)が冷却材31により冷却され、携帯端末10において発熱による不具合が生じてしまうことが防止される。
第8実施形態によると、ケース本体2が透明または半透明の素材で形成されるとともに内部に冷却材31を備えたことにより、内部に携帯端末10が収納された際に、この携帯端末10が外部から視認でき、また携帯端末10の内部で発生した熱を放熱することができ、この携帯端末10の操作性を向上させることが可能となる。
〔第9実施形態〕
本発明に係る携帯端末の収納ケースの第9実施形態について、図11を参照しながら説明する。第9実施形態の収納ケース1Hは、第1実施形態乃至第8実施形態の収納ケース1、1A乃至1Gと同様に、カード型等の比較的小型の携帯端末10を収納するための収納ケースである。以下、第1実施形態乃至第8実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図11(A)に、携帯端末収納時の収納ケース1Hを裏面側から見た状態を示す斜視図を、図11(B)に、図11(A)のJ方向における断面図を示す。収納ケース1Hは、第8実施形態の収納ケース1Gと同様に、主にケース本体2から構成されているとともに、ケース本体2には挿入スロット3、保持部6、冷却材31が設けられている。
図11に示すように、収納ケース1Gのケース本体2の内部には、ペルチェ素子32が備えられている。ペルチェ素子とは、冷却効果のある電子部品の一つであり、CPUの冷却装置などに使われている。ペルチェ素子は、2種類の金属の接合部に電流を流すと、片方の金属からもう片方の金属へ熱が移動するという「ペルチェ効果」を利用した素子である。
ペルチェ素子32は、冷却材31とほぼ同形状のカード状に形成され、ケース本体2の内部に、携帯端末10が収納される空間と冷却部材31が備えられる空間との間に、相互に積層されるようにして設けられている。そして、ケース本体2に携帯端末10が収納される際には、携帯端末10が冷却材31及びペルチェ素子32に対して平行になるように挿入され、ペルチェ素子32が携帯端末10の裏面11Aに対面するように収納される。
このように、携帯端末10を収納ケース1Hに収納すると、携帯端末10の発熱が大きい箇所(無線モジュールやパワーアンプ等)がベルチェ素子32及び冷却材31により冷却され、携帯端末10において発熱による不具合が生じてしまうことが防止される。
第9実施形態によると、ケース本体2が透明または半透明の素材で形成されるとともに内部に冷却材31及びペルチェ素子32を備えたことにより、内部に携帯端末10が収納された際に、この携帯端末10が外部から視認でき、また携帯端末10の内部で発生した熱を放熱することができ、この携帯端末10の操作性を向上させることが可能となる。
〔第10実施形態〕
本発明に係る携帯端末の収納ケースの第10実施形態について、図12を参照しながら説明する。第10実施形態の収納ケース1Jは、第1実施形態乃至第9実施形態の収納ケース1、1A乃至1Hと同様に、カード型等の比較的小型の携帯端末10を収納するための収納ケースである。以下、第1実施形態乃至第9実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図12に、携帯端末収納時の収納ケース1Jを示す斜視図を示す。収納ケース1Jは、第1実施形態乃至第9実施形態の収納ケース1、1A乃至1Hのいずれかに対して、保持部6にストラップ33が接続されたものである。
ストラップ33の所定の位置には、収納ケース1Jに収納された携帯端末10から出力される音声を出力するスピーカ34、周囲の音声を集音して携帯端末10に入力するマイクロフォン35を備えている。例えば、図12に示すように、所有者がストラップ33を用いて収納ケース1Jを首から提げた場合に、ストラップ33において、所有者の耳に近い位置にスピーカ34を、口に近い位置にマイクロフォン35を配置すると良い。
収納ケース1Jに収納された携帯端末10が出力する音声をスピーカ34が出力する際、または、マイクロフォン35に入力された音声を携帯端末10が入力する際、携帯端末10及びスピーカ34間、マイクロフォン35及び携帯端末10間で、音声信号を無線で送受信するようにすると良い。
あるいは、ストラップ33にケーブルを内包するとともに、収納ケースJのケース本体2に収納された携帯端末10にこのケーブルを電気接続し、携帯端末10及びスピーカ34間、マイクロフォン35及び携帯端末10間で、このケーブルを介して音声信号を送受信するようにすると良い。
このように、収納ケース1Jにおいて、スピーカ34やマイクロフォン35が設けられたストラップ33を備えていることにより、携帯端末10の所有者は、携帯端末10が収納された収納ケース1Jを首から提げている状態で、この携帯端末10を用いて音声通話を行うことができる。
第10実施形態によると、ケース本体2が透明または半透明の素材で形成されるとともに、所定位置にスピーカやマイクロフォンが設けられたストラップを備えたことにより、内部に携帯端末10が収納されて所有者の首から提げられた際に、この携帯端末10が外部から視認でき、また、携帯端末10を用いた音声通話の際に、携帯端末10を所有者の耳や口の位置に保持しなくても音声通話を行うことができ、この携帯端末10の操作性を向上させることが可能となる。
本発明の説明として、携帯端末1について説明したが、これに限らず、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯型テレビ、携帯型音楽再生機や、携帯型ゲーム機器等の任意の通信端末であっても良い。
(A)は、本発明に係る携帯端末の収納ケースの第1実施形態について、携帯端末収納時に表面側から見た状態を示す斜視図、(B)は、(A)のA方向における断面図。 (A)は、第1実施形態の収納ケースに収納される携帯端末を示す正面図、(B)は、(A)に示す携帯端末を反時計周りに90度回転させた状態を示す背面図、(C)は、(A)に示す携帯端末を反時計周りに90度回転させた状態を示す側面図。 第1実施形態の収納ケースに収納される携帯端末を示す機能ブロック図。 (A)は、本発明に係る携帯端末の収納ケースの第2実施形態について、携帯端末収納時に表面側から見た状態を示す斜視図、(B)は、本発明に係る携帯端末の収納ケースの第2実施形態について、携帯端末収納時に裏面側から見た状態を示す斜視図、(C)は、(A)のB方向における断面図。 (A)は、本発明に係る携帯端末の収納ケースの第3実施形態について、携帯端末収納時に裏面側から見た状態を示す斜視図、(B)は、(A)のC方向における断面図。 (A)は、本発明に係る携帯端末の収納ケースの第4実施形態について、携帯端末収納時に表面側から見た状態を示す斜視図、(B)は、(A)のD方向における断面図、(C)は、(A)のE方向における断面図。 (A)は、本発明に係る携帯端末の収納ケースの第5実施形態について、携帯端末収納時に表面側から見た状態を示す斜視図、(B)は、(A)のF方向における断面図。 (A)は、本発明に係る携帯端末の収納ケースの第6実施形態について、携帯端末収納時に表面側から見た状態を示す斜視図、(B)は、(A)のG方向における断面図。 (A)は、本発明に係る携帯端末の収納ケースの第7実施形態について、携帯端末収納時に表面側から見た状態を示す斜視図、(B)は、(A)のH方向における断面図。 (A)は、本発明に係る携帯端末の収納ケースの第8実施形態について、携帯端末収納時に裏面側から見た状態を示す斜視図、(B)は、(A)のI方向における断面図。 (A)は、本発明に係る携帯端末の収納ケースの第9実施形態について、携帯端末収納時に裏面側から見た状態を示す斜視図、(B)は、(A)のJ方向における断面図。 本発明に係る携帯端末の収納ケースの第10実施形態について、携帯端末収納時の状態を示す斜視図。
符号の説明
1…収納ケース,2…ケース本体,2A…切欠部,3…挿入スロット,4…バッテリ,5…接続端子,6…保持部,7…非金属体,8、9…アンテナ,10…携帯端末,10A…筐体,11…表面,11A…裏面,12…側面,13…液晶ディスプレイ,14…スピーカ,15…操作キー,16…マイクロフォン,17…LED,18…充電端子,20…主制御部,21…電源回路部,21a…バッテリ,22…操作入力制御部,23…表示制御部,24…鳴動制御部,25…音声制御部,26…通信制御部,26a…アンテナ,27…記憶部,28…ICタグ制御部,28a…ICタグ,30…LED,31…冷却材,32…ベルチェ素子,33…ストラップ,34…スピーカ,35…マイク。

Claims (13)

  1. 内部に携帯端末が収納されるケース本体と、
    前記ケース本体に内外を貫通するように設けられた挿入スロットと、
    前記ケース本体の内部に備えられ、前記挿入スロットから前記ケース本体の内部に挿入された携帯端末に電力を供給するバッテリと、
    を備えたことを特徴とする携帯端末の収納ケース。
  2. 前記ケース本体は、透明または半透明の素材で形成されたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末の収納ケース。
  3. 前記ケース本体は、一部にアンテナが形成されたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末の収納ケース。
  4. 前記ケース本体は、内部に収納された携帯端末の着信状況やメール受信状況に基づいて点灯または消灯するLEDを備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末の収納ケース。
  5. 前記ケース本体は、所定位置にスピーカ及びマイクロフォンが設けられたストラップを備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末の収納ケース。
  6. カード型携帯端末を収納する収納ケースであって、
    内部に前記カード型携帯端末が収納されるケース本体と、
    前記ケース本体に内外を貫通するように設けられた挿入スロットと、
    前記ケース本体の内部に備えられ、前記挿入スロットから前記ケース本体の内部に挿入されたカード型携帯端末に電力を供給するバッテリと、を備え、
    前記バッテリはカード状に形成され、前記ケース本体に前記カード型携帯端末が収納された際に、このケース本体の内部において、前記カード型携帯端末に積層される位置に備えられたことを特徴とするカード型携帯端末の収納ケース。
  7. カード型携帯端末を収納する収納ケースであって、
    内部に前記カード型携帯端末が収納されるケース本体と、
    前記ケース本体に内外を貫通するように設けられた挿入スロットと、
    前記ケース本体の内部に備えられ、前記挿入スロットから前記ケース本体の内部に挿入されたカード型携帯端末に電力を供給するバッテリと、を備え、
    前記バッテリは、前記ケース本体に前記カード型携帯端末が収納された際に、このケース本体の内部において、前記カード型携帯端末の側面の位置に備えられたことを特徴とするカード型携帯端末の収納ケース。
  8. 前記ケース本体は、透明または半透明の素材で形成されたことを特徴とする請求項6または7記載のカード型携帯端末の収納ケース。
  9. 前記ケース本体は、内部に前記カード型携帯端末が収納された際にこのカード型携帯端末の操作キー、スピーカ、マイクロフォンのいずれかと対面する位置に、内外に貫通する切欠部が設けられたことを特徴とする請求項7記載のカード型携帯端末の収納ケース。
  10. 前記ケース本体の内部において、前記カード型携帯端末が収納される空間と前記バッテリとの間に、非金属体及び前記バッテリから前記カード型携帯端末に電力を供給するための接続端子を備えたことを特徴とする請求項7記載のカード型携帯端末の収納ケース。
  11. カード型携帯端末を収納する収納ケースであって、
    内部に前記カード型携帯端末が収納されるケース本体と、
    前記ケース本体に内外を貫通するように設けられた挿入スロットと、
    前記ケース本体の内部に備えられ、薄膜状に形成されたアンテナを備え、
    前記アンテナは、前記ケース本体に前記カード型携帯端末が収納された際に、このケース本体の内部において、前記カード型携帯端末に積層される位置に備えられたことを特徴とするカード型携帯端末の収納ケース。
  12. カード型携帯端末を収納する収納ケースであって、
    内部に前記カード型携帯端末が収納されるケース本体と、
    前記ケース本体に内外を貫通するように設けられた挿入スロットと、
    前記ケース本体の内部に収納される冷却材と、を備え、
    前記冷却材は、前記ケース本体に前記カード型携帯端末が収納された際に、このケース本体の内部において、前記カード型携帯端末に積層される位置に備えられたことを特徴とするカード型携帯端末の収納ケース。
  13. 前記ケース本体の内部において、前記カード型携帯端末が収納される空間と前記冷却材との間に、ペルチェ素子を備えたことを特徴とする請求項12記載のカード型携帯端末の収納ケース。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014501056A (ja) * 2010-10-19 2014-01-16 ルミネクトリック リミテッド ポータブル電子機器用のケース
JP2020074557A (ja) * 2015-07-31 2020-05-14 アップル インコーポレイテッドApple Inc. バッテリ及びヒンジを備えたシングルピースケース
KR102432362B1 (ko) * 2021-09-03 2022-08-16 주식회사 에스앤에프디지텍 휴대폰과 주변장치의 연결을 위한 연결구

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