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JP2009175894A - 物品管理システム - Google Patents

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JP2009175894A JP2008012012A JP2008012012A JP2009175894A JP 2009175894 A JP2009175894 A JP 2009175894A JP 2008012012 A JP2008012012 A JP 2008012012A JP 2008012012 A JP2008012012 A JP 2008012012A JP 2009175894 A JP2009175894 A JP 2009175894A
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俊二 細田
Kenichi Otsuka
謙一 大塚
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Abstract

【課題】 複数の被管理物品の移動が頻繁に生じる環境においても、確実に全ての被管理物品の管理を行うことができる物品管理システムを提供する。
【解決手段】 物品管理システムは、所定の陳列ケース11に陳列されている複数の宝飾品のそれぞれに個別に付属したトランスポンダとしての複数のRFIDタグと、平板状の平面アンテナとして構成され且つ陳列ケース11に配設されており複数のRFIDタグとの間で通信を行うRFIDリーダ12と、このRFIDリーダ12と通信可能なデータ収集装置13とを備える。RFIDリーダ12は、複数のRFIDタグに記憶されているデータを所定時間間隔で一括して読み出してデータ収集装置13に対して送信し、データ収集装置13は、RFIDリーダ12から所定時間間隔で受信したデータをその受信時刻毎に記録してログファイルを生成し、生成したデータファイルを出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被管理物品を管理する物品管理システムに関し、特に、いわゆるRFID(Radio Frequency Identification)システムにて用いられるトランスポンダとしてのタグを利用した物品管理システムに関する。
従来から、いわゆるRFID(Radio Frequency IDentification)と称される個体管理を行うシステムが各種業界で注目されている。このRFIDシステムは、各種データを読み出し及び/又は書き込み可能に記憶するとともに通信機能を有する小型の非接触型集積回路(Integrated Circuit;以下、ICという。)デバイス(トランスポンダ)と所定のリーダ/ライタとの間で無線通信を行うことにより、トランスポンダに対して非接触でデータの読み出し及び/又は書き込みを行う技術である。このRFIDシステムは、例えば、トランスポンダを商品にタグとして取り付けることによって生産・物流管理を行う用途をはじめとし、交通機関の料金徴収や身分証明書、さらには電子マネーといった様々な用途への適用が期待されているものである。
ところで、このようなRFIDを利用したシステムとして、在庫管理や販売管理を行うものが提案されている。特に、複数の物品を管理するために、ある程度の広さの範囲に位置するタグを一括して読み取るシステムが提案されている(例えば、特許文献1等参照。)
具体的には、この特許文献1には、収容棚に複数保管される被管理物品の管理情報を一括して読み取り又は書き込み可能なリーダライタアレイが開示されている。特に、このリーダライタアレイは、各被管理物品に搭載されるRFIDタグに記憶される管理情報を非接触で読み取り又は書き込む複数のリーダライタと、これら複数のリーダライタが配設されて収容棚から独立して構成される支持部材とを備えている。そして、このリーダライタアレイにおいて、各リーダライタは、収容棚の少なくとも1段の棚段に並べて保管された複数の被管理物品の位置に対応するように支持部材に配設されている。これにより、このリーダライタアレイにおいては、収容棚に複数保管される被管理物品の管理情報について、所定単位で一括して読み取り又は書き込むことができ、汎用性を備えるとともに、作業性を向上させることができるとしている。
特開2007−35202号公報
ところで、上述した特許文献1に記載された技術においては、収容棚の少なくとも1段の棚段に並べて保管された複数の被管理物品の位置に対応するように複数のリーダライタが配設されているため、例えば指輪やネックレスといった宝飾品を店頭にて陳列するための陳列ケース等にはそのまま適用することができないという問題があった。また、かかる宝飾品の販売環境は、顧客の要望に応じて被管理物品としての商品を陳列ケースに対して頻繁に出し入れすることから商品の逸失等が生じやすい環境であるが、従来の在庫管理システムや販売管理システムは、このような頻繁な商品の移動をともなう環境には適用することができなかった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、複数の被管理物品の移動が頻繁に生じる環境においても、確実に全ての被管理物品の管理を行うことができる物品管理システムを提供することを目的とする。
上述した目的を達成する本発明にかかる物品管理システムは、被管理物品を管理する物品管理システムであって、複数の被管理物品を収納して陳列する陳列部材と、上記陳列部材に陳列されている複数の上記被管理物品のそれぞれに個別に付属し、各種データを読み出し及び/又は書き込み可能に記憶するとともに通信機能を有するトランスポンダとしての複数のRFIDタグと、所定の大きさからなる平板状の平面アンテナとして構成され且つ上記陳列部材に配設されており、複数の上記被管理物品に個別に付属している複数の上記RFIDタグとの間で通信を行うRFIDリーダと、上記RFIDリーダと通信可能なデータ収集装置とを備える。ここで、上記RFIDタグには、少なくとも当該RFIDタグに固有に割り当てられた識別データを含むデータが記憶されている。そして、上記RFIDリーダは、複数の上記RFIDタグに記憶されているデータを、所定時間間隔で一括して読み出し、読み出したデータを上記データ収集装置に対して送信する送信手段を有し、上記データ収集装置は、上記RFIDリーダから上記所定時間間隔で受信したデータをその受信時刻毎に記録し、ログファイルを生成するデータ記録手段と、上記データ記録手段によって生成したデータファイルを出力する出力手段とを有することを特徴としている。
このような本発明にかかる物品管理システムは、複数のRFIDタグに記憶されているデータを、所定時間間隔でRFIDリーダによって非接触で一括して読み出し、これらデータをデータ収集装置によってログファイルとして記録することにより、手持ちのRFIDリーダを用いた操作を行うことなく陳列部材に陳列されている被管理物品の存否を常時監視する。
本発明においては、陳列部材に陳列されている被管理物品の存否を常時監視することができるため、複数の被管理物品の移動が頻繁に生じたとしても、確実に全ての被管理物品の管理を行うことができ、被管理物品の逸失等の事態にも迅速且つ的確な対応を図ることができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施の形態は、商品等の被管理物品を管理する物品管理システムである。この物品管理システムは、いわゆるRFID(Radio Frequency Identification)システムにて用いられるトランスポンダからなるタグを被管理物品毎に付属させ、複数の被管理物品を一括して常時管理するものである。
なお、以下では、説明の便宜上、陳列ケースに陳列された商品としての宝飾品を被管理物品とする場合について説明するものとする。
物品管理システムは、図1に示すように、商品としての宝飾品を収納して陳列する陳列ケース11と、この陳列ケース11に配設されたRFIDリーダ12と、このRFIDリーダ12と通信可能なデータ収集装置13とを備える。
陳列ケース11は、宝飾品を載置する載置台11aと、この載置台11aに載置された宝飾品を保護し且つ閲覧可能とするためのガラス板等からなる視認部材11bとを有する。この陳列ケース11は、店舗等に設置され、その店舗の従業員が接客する際に、宝飾品の試着等、顧客の要望に応じて宝飾品を出し入れするための用途に供される。なお、図1においては、1台の陳列ケース11のみを示しているが、物品管理システムにおいては、複数台の陳列ケース11が設置されていてもよい。
RFIDリーダ12は、所定の大きさからなる平板状の平面アンテナとして構成され、陳列ケース11における載置台11aの載置面近傍に配設されている。最も一般的な配設形態としては、載置台11aの載置面にRFIDリーダ12をそのまま載置し、その上を目隠し用の板等によって被覆すればよい。このようなRFIDリーダ12は、電磁誘導の原理に基づいて、内蔵する所定のループアンテナから磁束を放出し、その磁束による誘導結合により、載置台11aに載置された各宝飾品に個別に付属しているRFIDタグ側のアンテナと磁気的結合し、当該RFIDタグとの間で通信を行う。そして、RFIDリーダ12は、複数のRFIDタグに記憶されているデータを、非接触で一括して読み出す。このとき、RFIDリーダ12は、例えば数秒程度の所定時間間隔で、RFIDタグに記憶されているデータを読み出すことにより、略常時データの読み出しを行う。なお、RFIDタグに記憶されているデータは、後述するように、少なくとも当該RFIDタグに固有に割り当てられた識別データを含むデータである。このようなRFIDリーダ12によって読み出されたデータは、データ収集装置13に対して送信される。なお、RFIDリーダ12は、陳列ケース11の大きさに応じて、1台の陳列ケース11あたり単数枚又は複数枚配設することができる。複数枚のRFIDリーダ12を用いた場合には、各RFIDリーダ12に個別に割り当てられた識別データを、RFIDタグから読み出したデータとともにデータ収集装置13に対して送信することになる。また、RFIDリーダ12は、RFIDタグに記憶すべきデータを当該RFIDタグに書き込むライタとしての機能を併せ持っていてもよい。
データ収集装置13は、例えばパーソナルコンピュータや専用のコントローラ等から構成され、RFIDリーダ12との間で通信可能に構成される。具体的には、データ収集装置13は、図2に示すように、少なくとも、各部を統括的に制御する制御部21と、RFIDリーダ12から送信されたデータを受信するRFID受信部22と、このRFID受信部22によって受信したデータをファイルとして記録する2つのデータ記録部23,24と、外部装置との間で通信を行う通信部25とを有する。これら各部のうち、制御部21及びデータ記録部23,24は、図示しないCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサによって実行される物品管理プログラムによって実現される。
制御部21は、RFID受信部22によるデータ受信処理、データ記録部23,24によるデータ記録処理、及び、通信部25によるデータ送信処理を制御し、データ収集装置13の全体を統括的に制御する。
RFID受信部22は、例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11に準拠した無線LAN(Local Area Network)等の所定の無線通信方式やその他の通信方式を利用してRFIDリーダ12から送信されてきたデータを受信する。RFID受信部22は、所定時間間隔でデータを受信すると、そのデータを全てデータ記録部23に供給する。また、RFID受信部22は、RFIDリーダ12から受信したデータのうち、欠落した識別データがあった場合には、そのデータをデータ記録部24に供給する。
データ記録部23,24は、RFID受信部22から供給されたデータをファイルとしてメモリ等に記録する。具体的には、データ記録部23は、RFIDリーダ12から所定時間間隔で受信したデータをその受信時刻毎に記録し、1つのログファイルを生成する。なお、ある時刻においてRFIDリーダ12から受信したデータは、当該RFIDリーダ12によって読み出した時刻において陳列ケース11に陳列されている全ての宝飾品に対応するRFIDタグに関するデータを並べたものであることはいうまでもない。このとき、データ記録部23は、全ての時刻のデータを時系列に記録するようにしてもよいが、ファイルサイズの削減を図るために、前時刻において受信したデータを次時刻において受信したデータによって上書きするのが望ましい。すなわち、データ記録部23は、1時刻分のデータのみをファイルに記録するのが望ましい。一方、データ記録部24は、RFIDリーダ12から受信したデータのうち、欠落したデータをその受信時刻毎に記録し、1つのログファイルを生成する。すなわち、RFIDリーダ12によって読み出されるデータは、基本的には、陳列ケース11に陳列された全ての宝飾品に対応するRFIDタグに関するデータであり、データ収集装置13は、かかる全てのデータを受信するが、接客中に任意の宝飾品を陳列ケース11から取り出したり、逸失してしまったりした場合等、陳列ケース11に陳列されているべき宝飾品が存在しない場合には、その宝飾品に対応するRFIDタグに関するデータを収集することができなくなる。データ記録部24は、このようなデータをその受信時刻毎に記録する。このとき、データ記録部24は、データ記録部23のようにデータの上書きを行うのではなく、欠落したデータを時系列に記録する。なお、データ記録部23,24は、ともに、テキストファイルやCSV形式ファイル等、汎用フォーマットでデータを記録したファイルを生成するのが望ましい。これは、後述するように、データ収集装置13側ではデータの収集のみを行い、在庫管理や販売管理等を行う所定の下位プログラムが実装された既存システム側で必要なデータ処理を行わせるために、データの互換性を持たせるためである。このようなデータ記録部23,24は、それぞれ、記録したファイルを通信部25に供給する。
通信部25は、いわゆるイーサネット(登録商標)等から構成される有線LANや上述した無線LAN等、任意の通信方式を利用して、データ記録部23,24から供給されたデータを、図示しない外部のサーバ装置等、データの送信先となる外部装置に対して送信する。
このような各部を有するデータ収集装置13は、RFIDリーダ12から受信したデータをファイルとして記録し、外部装置に対して転送する。なお、データ収集装置13は、1台の陳列ケース11あたり複数枚のRFIDリーダ12を用いた場合や、陳列ケース11が複数台設置されている場合には、各RFIDリーダ12に個別に割り当てられた識別データに基づいて、どのRFIDリーダ12によって読み出されたデータであるかを識別し、データをファイルとして記録する。
このような陳列ケース11、RFIDリーダ12、及びデータ収集装置13を備える物品管理システムにおいては、手持ちのRFIDリーダを用いた操作を行うことなく、陳列ケース11に陳列されている複数の宝飾品に対応する複数のRFIDタグに記憶されているデータを、所定時間間隔でRFIDリーダ12によって非接触で一括して読み出し、これらデータをデータ収集装置13によってデータファイルとして記録する。すなわち、物品管理システムにおいては、複数の宝飾品のそれぞれに対してRFIDタグを付属させておく必要がある。ここで、かかる宝飾品に対するRFIDタグの付属方法について説明する。
RFIDタグは、商品としての宝飾品の販売価格(上代)を表示する値札を収納する値札収納ケースに、値札とともに着脱可能に収納するのが現実的である。このような値札収納ケースの具体例について、図3乃至図11を用いて説明する。
図3に分解斜視図を示すように、値札収納ケース50は、第1のシート乃至第4のシートである4枚の樹脂シート51,52,53,54が積層されて構成される。これら樹脂シート51,52,53,54は、例えば、ビニル樹脂シート、ポリエチレンテレフタレートフィルム、又はパラフィン紙等の可撓性を有する光学的に透明な略矩形状の基材からなる。
ここで、これら樹脂シート51,52,53,54は、それぞれ、同じ形状及び大きさとされてもよいが、後述するように、当該値札収納ケース50の可搬性を向上させるとともに値札やRFIDタグの着脱を容易とするために、それぞれ、異なる形状及び大きさに形成するのが望ましい。例えば、値札収納ケース50の最前面を形成する樹脂シート51は、略矩形状の主面における右端縁中央部に半円状の窪み51aが形成されて構成される。また、この樹脂シート51は、主面における上端縁中央部に、宝飾品に付属させる際に用いる後述する紐体を挿通する孔51cが穿設された半円状の突起51bが形成されて構成される。さらに、樹脂シート51の下層を形成する樹脂シート52は、略矩形状の主面を有し、横方向の長さが樹脂シート51と略同長に形成されて構成される。また、この樹脂シート52も、主面における上端縁中央部に、宝飾品に付属させる際に用いる紐体を挿通する孔52bが穿設された半円状の突起52aが形成されて構成される。さらにまた、樹脂シート52の下層を形成する樹脂シート53は、略矩形状の主面を有し、樹脂シート51,52よりも横方向の長さが若干長めに形成されて構成される。また、この樹脂シート53も、主面における上端縁中央部に、宝飾品に付属させる際に用いる紐体を挿通する孔53bが穿設された半円状の突起53aが形成されて構成される。また、樹脂シート53の下層を形成する樹脂シート54は、略矩形状の主面を有し、樹脂シート51,52,53よりも縦方向の長さが若干短めに形成されて構成される。
値札収納ケース50は、このような4枚の樹脂シート51,52,53,54における端縁を、例えば熱圧着や高周波溶着等の方法を用いて接着することにより、図4に正面図及び図5に背面図を示すように、例えば、横方向の長さが35mm〜40mm程度、縦方向の長さが20mm〜25mm程度、厚さが1mm未満程度からなる薄シート状の単一製品として製造される。より具体的には、値札収納ケース50は、図4に示すように、樹脂シート51の上端、左端及び下端と、樹脂シート52とを接着することにより、当該樹脂シート51,52によって右端に開放口が形成されて構成される。また、値札収納ケース50は、樹脂シート52の上端、左端及び下端と、樹脂シート53とを接着することにより、当該樹脂シート52,53によって右端に開放口が形成されて構成される。さらに、値札収納ケース50は、図5に示すように、樹脂シート53の左右端及び下端と、樹脂シート54とを接着することにより、当該樹脂シート53,54によって上端に開放口が形成されて構成される。これにより、値札収納ケース50は、図6に当該値札収納ケース50を撓ませた状態における図4中A−A断面図を示すように、樹脂シート51,52の間に第1の収納部61が形成され、樹脂シート52,53の間に第2の収納部62が形成され、樹脂シート53,54の間に第3の収納部63が形成された3層構造とされる。
このような値札収納ケース50においては、図7に示すように、少なくとも宝飾品の販売価格を含む所定の物品情報を表示した値札71が、右端に形成された第1の収納部61における開放口から挿入されることにより、当該値札71が着脱可能に収納される。また、値札収納ケース50においては、RFIDタグ72が、右端に形成された第2の収納部62における開放口から挿入されることにより、当該RFIDタグ72が着脱可能に収納される。さらに、値札収納ケース50においては、所定の物品情報を表示した他の値札73が、上端に形成された第3の収納部63における開放口から挿入されることにより、当該値札73が着脱可能に収納される。
このようにして、値札収納ケース50は、使用時には、図8に断面図を示すように、値札71が樹脂シート51,52によって挟持され、RFIDタグ72が樹脂シート52,53によって挟持され、さらに、値札73が樹脂シート53,54によって挟持されるように、これら値札71,73及びRFIDタグ72を収納する。このとき、値札収納ケース50は、図9に正面図を示すように、値札71に表示された物品情報を、当該値札収納ケース50の最前面を形成する樹脂シート51を介して視認可能とするとともに、図10に背面図を示すように、値札73に表示された物品情報を、当該値札収納ケース50の最背面を形成する樹脂シート54を介して視認可能とするように、値札71,73を収納する。また、値札収納ケース50は、RFIDタグ72については、2枚の値札71,73によって視認不可能とするように収納する。
なお、値札71,73は、所定の用紙等に物品情報を印字したものを用いることができる。これら値札71,73に表示する物品情報としては、例えば図7に示したように、当該値札収納ケース50を宝飾品に付属させる場合には、販売価格の他、商品としての宝飾品に固有に付された商品コード、指輪やネックレスといった宝飾品の種類、宝飾品に使用している地金の種類、宝飾品に使用している宝石の種類(石目)、宝飾品のデザインを示すデザイン番号、販売する際に用いる商品名、暗号化した英数字からなる符牒、及び/又は製造業者名、さらには必要に応じて、宝飾品に使用している宝石の重さや当該物品情報を示すバーコード等の情報を挙げることができる。これら物品情報は、具体的な文字情報として印字されてもよいが、この文字情報を表す記号として印字されてもよい。なお、これら値札71,73に表示する物品情報は、同一のものであってもよく、異なるものであってもよい。また、RFIDタグ72としては、所定の薄型基材上に、所定の導体パターンからなるアンテナコイルやIC(Integrated Circuit)チップがプリントされたものを用いることができる。このRFIDタグ72には、物品情報に対応した情報を記憶させてもよいが、不正な第三者による情報の読み出しを回避する等、セキュリティの観点から、当該RFIDタグ72の製造時に固有に割り当てられた製造コード等の識別データのみを記憶させるのが望ましい。
このような値札収納ケース50は、例えば図11に示すように、突起51b,52a,53aに穿設された孔51c,52b,53bに挿通された紐体81を介して宝飾品80に付属され、取引に供される。ここで、値札収納ケース50においては、4枚の樹脂シート51,52,53,54によって形成される第1の収納部61、第2の収納部62、及び第3の収納部63の間隔が非常に狭く密着していることから、収納した値札71,73及びRFIDタグ72を確実に挟持し、これら値札71,73及びRFIDタグ72が脱落してしまうことがない。また、値札収納ケース50においては、4枚の樹脂シート51,52,53,54の摩擦による静電気の影響により、収納した値札71,73及びRFIDタグ72をより確実に挟持することができる。
そして、値札収納ケース50は、宝飾品80の売買等を行って不要となった場合には、当該宝飾品80から取り外して回収し、第1の収納部61及び第3の収納部63に収納されている値札71,73を脱抜するとともに、必要に応じてRFIDタグ72を脱抜することにより、他の宝飾品に付属させるためにそのまま再利用することができる。すなわち、値札収納ケース50は、樹脂シート51,52,53,54の剥離等、何ら煩雑な作業を要することなく再利用することができ、RFIDタグ72に損傷を与えることもない。
また、値札収納ケース50は、孔51c,52b,53bに挿通された紐体81を介して宝飾品80に付属されることから、貼付することができない宝飾品にも付属させることができる。さらに、値札収納ケース50は、値札71,73の印字面やRFIDタグ72が外部に剥き出しになることはないことから、汚れや外傷に対する耐性を大幅に高めることができる。
物品管理システムにおいては、このような値札収納ケース50を利用してRFIDタグ72を個々の宝飾品80に付属させ、複数のRFIDタグ72に記憶されているデータに基づいて物品管理を行う。
すなわち、物品管理システムにおいては、複数のRFIDタグ72に記憶されている当該RFIDタグ72に固有の識別データと、当該RFIDタグ72が付属している宝飾品80に関するデータとを、外部のデータベースによって対応付けしておく。このようなデータベースの構築は、既存システムを任意に利用すればよい。すなわち、物品管理システムにおいては、在庫管理や販売管理等を行う所定の下位プログラムが実装された既存システムを何ら変更することなく利用するために、データ収集装置13側ではデータの収集のみを行い、収集したデータに対して既存システム側で必要なデータ処理を行うようにする。そのため、物品管理システムにおいては、外部装置としてのサーバ装置やデータベース等の既存システムとデータ収集装置13との間でデータの授受を行うためのインターフェースの構築と、外部装置が受信したデータを下位プログラムに受け渡すための内部的なインターフェースとを準備しておく。また、データベースとしては、上述したように、販売価格、商品コード、宝飾品の種類、地金の種類、宝石の種類(石目)、デザイン番号、商品名、符牒、及び/又は製造業者名、さらには必要に応じて、宝石の重さやバーコード等の物品情報と、RFIDタグ72の識別コードとを対応付けて予め構築しておけばよい。なお、ここに記載した物品情報は、例示であって、管理する物品毎に応じて異なるものであることはいうまでもない。
このような準備を行った上で、物品管理システムにおいては、複数のRFIDタグ72に記憶されているデータを、所定時間間隔でRFIDリーダ12によって非接触で一括して読み出し、これらデータをデータ収集装置13によってデータファイルとして記録し、生成したデータファイルを外部装置に対して送信する。
そして、外部装置は、受信したデータに基づいて、陳列ケース11に陳列されているRFIDタグ72の個数、すなわち、宝飾品80の個数を把握するとともに、陳列されているべき宝飾品80に対応するRFIDタグ72の関するデータが欠落している場合には、どのRFIDタグ72に関するデータが欠落しているか否かを判定する。そして、外部装置は、データベースを参照することにより、データが欠落したRFIDタグ72の識別コードに対応する物品情報を検索する。これにより、外部装置は、どの宝飾品80が陳列ケース11に陳列されていないのかを把握することができる。このような判定結果の利用方法は、既存システムと同様とする等、任意であってよく、例えば、下位プログラムの処理により、外部装置としてのサーバ装置から、陳列ケース11が設置されている店舗の店舗端末機に対して、陳列ケース11に陳列されていない宝飾品80に関する情報を送信し、その旨を報知するようにすることが考えられる。また、物品管理システムにおいては、このような判定結果を用いることにより、下位プログラムの処理により、売り上げ金額の集計や、商品の棚卸し状況の管理等を自動的に行うこともできる。このように、物品管理システムにおいては、下位プログラムによって実現可能な処理として、様々なアプリケーションに適用することができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態として示す物品管理システムにおいては、複数のRFIDタグ72に記憶されているデータを、所定時間間隔でRFIDリーダ12によって非接触で一括して読み出し、これらデータをデータ収集装置13によってデータファイルとして記録することにより、手持ちのRFIDリーダを用いた操作を行うことなく陳列ケース11に陳列されている宝飾品80の存否を常時監視することができる。したがって、この物品管理システムにおいては、複数の宝飾品80の移動が頻繁に生じたとしても、確実に全ての宝飾品80の管理を行うことができ、宝飾品80の逸失や盗難等の事態にも迅速且つ的確な対応を図ることができる。
また、この物品管理システムにおいては、欠落したRFIDタグ72に関するデータを収集して解析することにより、売り上げ金額の集計や、商品の棚卸し状況の管理等を行うこともできる。さらに、この物品管理システムにおいては、欠落したRFIDタグ72に関するデータのみならず、全てのRFIDタグ72に関するデータも収集することから、かかるデータを解析することにより、販売中における陳列ケース11に対する宝飾品80の出し入れ状況を把握することもでき、これにより、いわゆる売れ筋商品や死に筋商品等を検証することができ、マーケティングの効率化にも寄与することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上述した実施の形態では、陳列ケースに陳列されている宝飾品を被管理物品とした場合について説明したが、本発明は、洋品店において複数の衣服を吊るすポールハンガー等に、平板状の平面アンテナとして構成されるRFIDリーダもあわせて吊るしたり、書店において本棚にRFIDリーダを配設したりする等、任意の物品を任意の陳列領域に陳列する場合に適用することができる。
また、上述した実施の形態では、データ収集装置側でデータの収集のみを行い、収集したデータに対して既存システム側で必要なデータ処理を行うようにするものとして説明したが、本発明は、データ収集装置に必要なデータ処理を行う機能を備え、外部装置を介さずにデータ処理装置単独で処理するようにしてもよい。すなわち、本発明は、既存システムを利用せずに新たにシステムを構築する場合であっても容易に適用することができる。
このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
本発明の実施の形態として示す物品管理システムの構成を説明する図である。 本発明の実施の形態として示す物品管理システムにおけるデータ処理装置の構成を説明するブロック図である。 本発明の実施の形態として示す物品管理システムにおいて用いられる値札収納ケースの構成を説明する分解斜視図である。 値札収納ケースの構成を説明する正面図である。 値札収納ケースの構成を説明する背面図である。 図4中A−A断面図であり、値札収納ケースを撓ませた状態を示す図である。 値札収納ケースに値札及びRFIDタグを収納する様子を説明する図である。 値札及びRFIDタグが収納された状態における値札収納ケースの断面図である。 値札及びRFIDタグが収納された状態における値札収納ケースの正面図である。 値札及びRFIDタグが収納された状態における同値札収納ケースの背面図である。 値札収納ケースを宝飾品に付属した様子を説明する図である。
符号の説明
11 陳列ケース
11a 載置台
11b 視認部材
12 RFIDリーダ
13 データ収集装置
21 制御部
22 RFID受信部
23,24 データ記録部
25 通信部
50 値札収納ケース
51,52,53,54 樹脂シート
51a 窪み
51b,52a,53a 突起
51c,52b,53b 孔
61 第1の収納部
62 第2の収納部
63 第3の収納部
71,73 値札
72 RFIDタグ
80 宝飾品
81 紐体

Claims (6)

  1. 被管理物品を管理する物品管理システムであって、
    複数の被管理物品を収納して陳列する陳列部材と、
    上記陳列部材に陳列されている複数の上記被管理物品のそれぞれに個別に付属し、各種データを読み出し及び/又は書き込み可能に記憶するとともに通信機能を有するトランスポンダとしての複数のRFIDタグと、
    所定の大きさからなる平板状の平面アンテナとして構成され且つ上記陳列部材に配設されており、複数の上記被管理物品に個別に付属している複数の上記RFIDタグとの間で通信を行うRFIDリーダと、
    上記RFIDリーダと通信可能なデータ収集装置とを備え、
    上記RFIDタグには、少なくとも当該RFIDタグに固有に割り当てられた識別データを含むデータが記憶されており、
    上記RFIDリーダは、複数の上記RFIDタグに記憶されているデータを、所定時間間隔で一括して読み出し、読み出したデータを上記データ収集装置に対して送信する送信手段を有し、
    上記データ収集装置は、
    上記RFIDリーダから上記所定時間間隔で受信したデータをその受信時刻毎に記録し、ログファイルを生成するデータ記録手段と、
    上記データ記録手段によって生成したデータファイルを出力する出力手段とを有すること
    を特徴とする物品管理システム。
  2. 上記データ記録手段は、
    上記RFIDリーダによって読み出した時刻において上記陳列部材に陳列されている全ての上記被管理物品に対応する全ての上記RFIDタグに関するデータを並べたログファイルを生成する第1のデータ記録手段と、
    上記陳列部材に陳列されているべき被管理物品が存在しない場合に、その被管理物品に対応するRFIDタグに関するデータをその受信時刻毎に時系列に記録したログファイルを生成する第2のデータ記録手段とを有すること
    を特徴とする請求項1記載の物品管理システム。
  3. 上記第1のデータ記録手段は、前時刻において受信したデータを次時刻において受信したデータによって上書きすること
    を特徴とする請求項2記載の物品管理システム。
  4. 上記データ記録手段は、汎用フォーマットでデータを記録したファイルを生成すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項記載の物品管理システム。
  5. 上記出力手段は、上記データ記録手段によって生成したデータファイルを外部装置に対して送信すること
    を特徴とする請求項1記載の物品管理システム。
  6. 上記RFIDタグは、少なくとも商品の販売価格を表示する値札を収納する値札収納ケースに当該値札とともに収納されていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項記載の物品管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101481077B1 (ko) 2013-04-18 2015-01-13 주식회사 나래정보 Hf 대역의 평면 안테나를 이용한 물품관리 시스템

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