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JP2009172645A - 圧延機及びそれを備えたタンデム圧延機 - Google Patents

圧延機及びそれを備えたタンデム圧延機 Download PDF

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JP2009172645A JP2008014469A JP2008014469A JP2009172645A JP 2009172645 A JP2009172645 A JP 2009172645A JP 2008014469 A JP2008014469 A JP 2008014469A JP 2008014469 A JP2008014469 A JP 2008014469A JP 2009172645 A JP2009172645 A JP 2009172645A
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Abstract

【課題】硬質材及び薄板材圧延のため、より小径の作業ロールが使用でき、エッジドロップ低減や表面光沢向上が可能な圧延機を提供する。
【解決手段】帯板1を圧延する上下1対の作業ロール2と、この上下1対の作業ロール2を支持する各々上下1対の中間ロール3と、この上下1対の中間ロール3を支持する各々上下1対の補強ロール4とを備えた圧延機において、前記上下1対の作業ロール2は、圧延可能な板幅の外部位置の圧延方向入側に上下千鳥配列の各々複数個の支持ベアリング8a〜8f及び9a〜9f、更に圧延方向出側に上下千鳥配列の各々複数個の支持ベアリング10a〜10f及び11a〜11fで支持されている。これらの各々複数個の支持ベアリング8a〜8f及び9a〜9f、10a〜10f及び11a〜11fは、上下でラップした構造となっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、作業ロールの小径化が図れる圧延機及びそれを備えたタンデム圧延機に関する。
従来の所謂中間ロール駆動の6段式の圧延機(以下6段ミルと称す)において、作業ロール径の最小値は、当該作業ロールの圧延可能な板幅内,外両部にサポートロールが無い場合、中間ロール駆動の接線力に耐える作業ロールたわみ剛性値により決まる。例えば、非特許文献1によると、4幅材(4feet)、中間ロール駆動でφ180〜φ380となっている。
また、6段ミルとしては、従来、作業ロールの圧延可能な板幅内にサポートロールを有するものもあり、さらには、作業ロールの圧延可能な板幅外に支持ベアリングを設け、この支持ベアリングを介して作業ロールに水平曲げを加えるものが特許文献2で開示されている。
「産業機械」1991年5月号(56〜60頁) 特開平5−50109号公報
ところで、最近のニーズに対応するため、より硬いステンレス鋼等の特殊鋼を、作業ロールの圧延可能な板幅内にサポートロールを有しない6段ミルで圧延しようとすると、前述した作業ロール径では、大き過ぎ、荷重が高く、必要な圧下量がとれないという問題や光沢不良等の問題があった。
一方、作業ロールの圧延可能な板幅内にサポートロールを有する6段ミルは、サポートロール部のスペースが少なく、十分な強度及び剛性確保が難しく、また、作業ロールの圧延可能な板幅内にサポートロールを支持するサポートベアリングが有るため、材料によってはそのサポートベアリングのマークがサポートロール及び作業ロールを介して板に転写・発生するという問題があった。
また、作業ロールの圧延可能な板幅外に支持ベアリングを設けた圧延機は、いずれも上下同位相の支持ベアリングのため、サイズの大きなベアリングが使用できず、大きな水平力が生じる高荷重、高トルクの硬質材の圧延には採用することができないという問題があった。
本発明は、このような実情に鑑み提案されたもので、その目的は、硬質材圧延のためより小径の作業ロールを使用可能とし、高い生産性や高い製品品質の帯板を得ることができる圧延機及びそれを備えたタンデム圧延機を提供することにある。
上記の課題を解決するための本発明に係る圧延機は、
金属帯板を圧延する上下1対の作業ロールとその作業ロールを支持する上下1対の中間ロールと更にこの上下1対の中間ロールを支持する上下1対の補強ロールから成り、前記作業ロールの圧延可能な板幅内に支持ロールを有しない6段式の圧延機において、
前記上下1対の作業ロールの圧延可能な板幅外の操作側及び駆動側の入,出側両側に、上下1対の作業ロール間で上下に千鳥配列となるように、支持ローラ又は支持ベアリングをロール軸方向に所定間隔離間して複数個設けたことを特徴とする。
また、前記作業ロールの最小ロール径は、最小径上限Dmax1と最小径下限Dmin1間にあり、これらは下記式で表されることを特徴とする。
最小径上限Dmax1= D4max × B/5(1/4)
ここで、D4max ; 従来板幅1,300mmの作業ロール最小径上限:φ380
B ; 板幅(mm)/1,300mm
最小径下限Dmin1= D4min × B/5(1/4)
ここで、D4min ; 従来板幅1,300mmの作業ロール最小径下限:φ180
また、前記作業ロールは高い縦弾性係数の材質を使用し、その作業ロールの最小ロール径は、最小径上限Dmax2と最小径下限Dmin2間にあり、これらは下記式で表されることを特徴とする。
最小径上限Dmax2= D4max × B/(5 × K)(1/4)
ここで、D4max ; 従来板幅1,300mmの作業ロール最小径上限:φ380
B ; 板幅(mm)/1,300mm
K ; 高縦弾性材の従来材との比
(高縦弾性材の縦弾性係数/従来材の縦弾性係数(21,000kg/mm2))
最小径下限Dmin2= D4min × B/(5 × K)(1/4)
ここで、D4min ; 従来板幅1,300mmの作業ロール最小径下限:φ180
上記の課題を解決するための本発明に係るタンデム圧延機は、
複数の圧延機スタンドを並べたタンデム圧延機において、前記何れか一つの圧延機を少なくとも1スタンド設けたことを特徴とする。
本発明の構成によれば、作業ロールの両端の支持を単純支持から固定支持相当となるように、上下1対の作業ロールの圧延可能な板幅外の入,出側両側に上下千鳥配列の支持ローラ又は支持ベアリングを設けることにより、中間ロール駆動の接線力により発生する作業ロールのたわみを抑えることができ、結果として、その作業ロール径を小径にすることができ、エッジドロップ低減や表面光沢向上が可能となる。
また、作業ロールの圧延可能な板幅外に上下同位相の支持ローラ又は支持ベアリングを設けた圧延機に比べ、千鳥配置のため上下の支持ローラ又は支持ベアリングをラップさせることができ、サイズが大きく容量の大きな支持ローラ又は支持ベアリングが適用可能となり、その結果、硬質材用の高荷重、高トルクの圧延機にも適用可能となる。
また、高縦弾性材の超硬やセラミックス材質の作業ロールを使用することにより、作業ロール径を更に小径にできる。
以下、本発明に係る圧延機及びそれを備えたタンデム圧延機を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1を示す6段ミルの正断面図、図2は図1のII-II線断面図、図3は図2のIII-III線断面図である。
図示のように、被圧延材である帯板1は、上下1対の作業ロール2にて圧延される。この上下1対の作業ロール2は、各々上下1対の中間ロール3に接触支持され、この上下1対の中間ロール3は、各々上下1対の補強ロール4に接触支持される。
上記上方の補強ロール4は、図示されていないベアリングを介して軸受箱17a,17cに支持され、この軸受箱17a,17cは、ウォームジャッキ又はテーパウエッジ及び段付ロッカープレート等のパスライン調整装置5a,5bを介してハウジング7a,7bに支持されている。ここで、このパスライン調整装置5a,5bの内部にロードセルを内蔵させ圧延荷重を計測させても良い。
上記下方の補強ロール4は、図示されていないベアリングを介して軸受箱17b,17dに支持され、この軸受箱17b,17dは、油圧シリンダー6a,6bを介してハウジング7a,7bに支持されている。
ここで、上下1対の作業ロール2は、圧延可能な板幅外の圧延方向入側に上下に千鳥配列された各々複数個の支持ベアリング8a〜8f及び9a〜9f、更に圧延可能な板幅外の圧延方向出側に上下に千鳥配列された各々複数個の支持ベアリング10a〜10f及び11a〜11fで支持されている。
これらの複数の支持ベアリングは、各々シャフト18,19及び20,21を介してブラケット22,23に取り付けられ、更に、このブラケット22,23は、ハウジング7に取り付けられている。これらの圧延方向入側における上下千鳥配列の各々複数個の支持ベアリング8a〜8f及び9a〜9fは、上下でラップした構造となっている。また、これらの圧延方向出側における上下千鳥配列の各々複数個の支持ベアリング10a〜10f及び11a〜11fは、上下でラップした構造となっている。
また、この上下1対の作業ロール2は、その両軸端に軸方向スラスト力を受けるためスラスト軸受け12a,12bが設けられている。更に、この上下1対の作業ロール2のロールネック部には、図示されていないベアリングを介して軸受箱13a〜13dが取り付けられている。これらの軸受箱13a〜13dには、ロールベンディングを付与するベンディングシリンダー14a〜14dが備え付けられている。これにて上下1対の作業ロール2にロールベンディングを付与する。ここで、本実施例では、軸受箱13a〜13dがある場合を示したが、この軸受箱13a〜13dが無くてもよい。この軸受箱13a〜13dが無い作業ロール2の場合、構造がシンプルで作業性が良いというメリットがある。
ここで、圧延荷重は、油圧シリンダー6a,6bにて付与され、圧延トルクは図示されていないスピンドルより中間ロール3にて伝達される。上下1対の中間ロール3は、前記帯板1の板幅中心に対して上下点対称のロール胴端部位置にロール径が減少するロール肩3aをそれぞれ有している。
また、上下1対の中間ロール3は、図示されていないベアリングを介して軸受箱15a〜15dに支持されている。上下1対の中間ロール3は、駆動側軸受箱15c,15dを介して図示されていないシフト装置にて、軸方向に移動可能となっている。更に、これらの軸受箱15a〜15dには、ロールベンディングを付与するベンディングシリンダー16a〜16dが備え付けられている。これにて中間ロール3にロールベンディングを付与する。
また、前記圧延方向入側における上下千鳥配列の支持ベアリング8a〜8f及び9a〜9f、及び圧延方向出側における上下千鳥配列の支持ベアリング10a〜10f及び11a〜11fは、帯板1の板幅に合わせ、ロール軸方向にシフトさせても良い。即ち、前記板幅が狭ければ、それに合わせ前記入,出側における上下千鳥配列の各々の支持ベアリングの操作側と駆動側の間隔を狭くしても良いのである。この場合、支持間隔が短くなるので、上下1対の作業ロール2のたわみが抑えられるメリットがある。
このようにして、本実施例では、上下1対の作業ロール2の圧延可能な板幅外の入,出側両側に上下千鳥配列の支持ベアリング8a〜8f及び9a〜9f、10a〜10f及び11a〜11fを設けたので、中間ロール駆動の接線力により発生する作業ロール2のたわみ抑えることができ、結果として、その作業ロール径を小径にすることができる。
また、千鳥配置により、上下の支持ベアリング8a〜8f及び9a〜9f、10a〜10f及び11a〜11fをラップさせることができ、サイズが大きく容量の大きな支持ベアリングが適用可能となり、その結果、硬質材用の高荷重、高トルクの圧延機にも適用可能となる。
これらの結果、硬質材圧延のため、より小径の作業ロール2を使用可能とし、エッジドロップ低減や表面光沢向上を図って高い製品品質の帯板1を得ることができると共に、高い生産性が得られる。
次に、本発明の実施例2を説明する。
本実施例の特徴は、前記実施例1において、上下1対の作業ロール2に、高い縦弾性係数の材質を使用することである。この高い縦弾性係数の材質としては、タングステンカーバイド(縦弾性係数;53,000kg/mm2)等の超硬やセラミックス(縦弾性係数;31,000kg/mm2)等がある。
このようにして、本実施例では、前記上下1対の作業ロール2の圧延可能な板幅外の入,出側両側に上下千鳥配列の支持ベアリングを設け、且つ高い縦弾性係数の超硬やセラミックス材質の作業ロール2を使用するので、作業ロール径を更に小径にでき、硬質材圧延において高い生産性や高い製品品質の帯板1を得ることができる。
ここで、まず実施例1について、図4及び図5A,図5Bを用いて駆動接線力による作業ロールのたわみについて述べる。
まず、図4に示されるように、中間ロール3から駆動トルクを作業ロール2に伝達させる場合、作業ロール2には駆動接線力Fが加わる。従来の作業ロールの軸受けは、操作側と駆動側各1個であるため図5Aに示す単純支持の支持条件となる。この場合の作業ロールの水平方向のたわみδsは、次の(1)式で表される。ここで、単位長さ当たりの駆動接線力をF、支持間隔をL、従来の作業ロール2の直径をDc、従来の作業ロール径の断面2次モーメントをIc、従来の作業ロールの材質(特殊鍛鋼)の縦弾性係数(21,000kg/mm2)をEcとする。
δs=5×F×L4/(384×Ec×Ic) (1)式
ここで、Ic=π×Dc4/64
同様に実施例1の場合、上下一対の作業ロールは、操作側と駆動側とで圧延可能な板幅外の入,出側両側に上下千鳥配列の支持ベアリングを各々複数個設けられているため、図5Bに示す固定支持の支持条件となる。この場合の作業ロールの水平方向のたわみδfは、次の(2)式で表される。ここで実施例1の作業ロールの直径をDf、実施例1の作業ロールの径の断面2次モーメントをIfとする。
δf=F×L4/(384×Ec×If) (2)式
ここで、If=π×Df4/64
ここで、δf=δsとすると、Dfは下記の(3)式で表される。
Df=Dc/5(1/4) (3)式
一方、作業ロールの最小ロール径は、最小径上限Dmax1と最小径下限Dmin1間にあり、これらは上記の(3)式から下記式で表される。
最小径上限Dmax1= D4max × B/5(1/4) (4)式
ここで、D4max ; 従来板幅1,300mmの作業ロール最小径上限:φ380
B ; 板幅(mm)/1,300mm
実施例1の板幅毎の最小径上限Dmax1を図6に示す。
最小径下限Dmin1= D4min × B/5(1/4) (5)式
ここで、D4min ; 従来板幅1,300mmの作業ロール最小径下限:φ180
実施例1の板幅毎の最小径下限Dmin1を図7に示す。
実施例2の場合、上下作業ロールは、操作側と駆動側とで圧延可能な板幅の外部位置の入,出側両側に上下千鳥配列の支持ベアリングを各々複数個設けられているため、図5Bに示す固定支持の支持条件となる。それに、上下1対の作業ロール2は、高い縦弾性係数の材質を使用する。この高い縦弾性係数の材質としては、超硬やセラミック等がある。この場合の作業ロール2の水平方向のたわみδfrは、次の式で表される。実施例2の作業ロール2の直径をDfr、実施例2の作業ロール径の断面2次モーメントをIfr、実施例2の作業ロールの材質の縦弾性係数をErとする。
δfr=F×L4/(384×Er×Ifr) (6)式
ここで、Ifr=π×Dfr4/64
ここで、δfr=δsとすると、Dfrは下記の(7)式で表される。
Dfr=Dc/(5×K)(1/4) (7)式
一方、作業ロールの最小ロール径は、最小径上限Dmax2と最小径下限Dmin2間にあり、これらは下記の(8)式で表される。
最小径上限Dmax2= D4max × B/(5 × K)(1/4) (8)式
ここで、D4max ; 従来板幅1,300mmの作業ロール最小径上限:φ380
B ; 板幅(mm)/1,300mm
K ; 高縦弾性材の従来材との比
(高縦弾性材の縦弾性係数/従来材の縦弾性係数(21,000kg/mm2))
実施例2の板幅毎の最小径上限Dmax2を図6に示す。ただし作業ロール材質は、超硬の場合としてK=2.5とした。
最小径下限Dmin2= D4min × B/(5 × K)(1/4) (9)式
ここで、D4min ; 従来板幅1300mmの作業ロール最小径下限:φ180
実施例2の板幅毎の最小径下限Dmin2を図7に示す。ただし作業ロール材質は、超硬の場合としてK=2.5とした。
また、図8A,図8Bに示されるように、作業ロール2を水平方向の圧延方向出側に、駆動トルクに応じ可変にオフセットさせても良い。これにより、駆動接線力Fは圧延荷重Qのオフセット水平方向分力Faにより減ぜられ、作業ロール2にかかる水平方向のトータルの力は減ぜられる。図8B中Fbはオフセット垂直方向分力を示す。
その結果、作業ロール2のたわみを小さくできるメリットがある。
作業ロール2にかかる水平方向のトータルの力;Fwは、次の(10)式で示される。
Fw=F−Q×α/((Dw+DI)/2) (10)式
ここで、作業ロール径はDw、中間ロール径はDIとする。
また、図9A,図9Bに示されるように、中間ロール3を水平方向の圧延方向入側に、駆動トルクに応じ可変にオフセットさせても良い。これにより、駆動接線力Fは圧延荷重Qのオフセット水平方向分力Faにより減ぜられ、作業ロール2にかかる水平方向のトータルの力は減ぜられる。図9B中Fbはオフセット垂直方向分力を示す。
その結果、作業ロール2のたわみを小さくできるメリットがある。
作業ロール2にかかる水平方向のトータルの力;Fwは、次の(11)式で示される。
Fw=F−Q×β/((Dw+DI)/2) (11)式
ここで、作業ロール径はDw、中間ロール径はDIとする。
また、本発明の小径作業ロール圧延機をタンデム圧延機に適用する場合、図10に示されるように、NO.1スタンドに適用すると、小径作業ロール2により、強圧下が可能となる。また、最終スタンド、図ではNO.4スタンドに適用すると、小径作業ロール2により、より薄い板が圧延可能となる。無論NO.1スタンド〜NO.4スタンドの全スタンドについて本発明の小径作業ロール2圧延機を適用しても良い。これにより、より薄くて硬い材料が圧延可能となる。
本発明の実施例1を示す6段ミルの正断面図である。 図1のII-II線断面図である。 図2のIII-III線断面図である。 駆動接線力の説明図である。 作業ロールのたわみの説明図である。 作業ロールのたわみの説明図である。 本発明の実施例1,2の作業ロール最小径上限Dmaxを示すグラフである。 本発明の実施例1,2の作業ロール最小径下限Dminを示すグラフである。 本発明のその他の実施例を示す作業ロールオフセットの説明図である。 本発明のその他の実施例を示す中間ロールオフセットの説明図である。 本発明のタンデム圧延機への適用説明図である。
符号の説明
1 帯板
2 作業ロール
3 中間ロール
4 補強ロール
5a,5b パスライン調整装置
6a,6b 油圧シリンダー
7a,7b ハウジング
8a〜8f及び9a〜9f 圧延方向入側の上下千鳥配列の複数の支持ベアリング
10a〜10f及び11a〜11f 圧延方向出側の上下千鳥配列の複数の支持ベアリング
13a〜13d 作業ロール軸受箱
15a〜15d 中間ロール軸受箱
17a〜17d,19a〜19d 補強ロール軸受箱
14a〜14d 作業ロールベンディングシリンダー
16a〜16d 中間ロールベンディングシリンダー

Claims (4)

  1. 金属帯板を圧延する上下1対の作業ロールとその作業ロールを支持する上下1対の中間ロールと更にこの上下1対の中間ロールを支持する上下1対の補強ロールから成り、前記作業ロールの圧延可能な板幅内に支持ロールを有しない6段式の圧延機において、
    前記上下1対の作業ロールの圧延可能な板幅外の操作側及び駆動側の入,出側両側に、上下1対の作業ロール間で上下に千鳥配列となるように、支持ローラ又は支持ベアリングをロール軸方向に所定間隔離間して複数個設けたことを特徴とする圧延機。
  2. 前記作業ロールの最小ロール径は、最小径上限Dmax1と最小径下限Dmin1間にあり、これらは下記式で表されることを特徴とする請求項1に記載の圧延機。
    最小径上限Dmax1= D4max × B/5(1/4)
    ここで、D4max ; 従来板幅1,300mmの作業ロール最小径上限:φ380
    B ; 板幅(mm)/1,300mm
    最小径下限Dmin1= D4min × B/5(1/4)
    ここで、D4min ; 従来板幅1,300mmの作業ロール最小径下限:φ180
  3. 前記作業ロールは高い縦弾性係数の材質を使用し、その作業ロールの最小ロール径は、最小径上限Dmax2と最小径下限Dmin2間にあり、これらは下記式で表されることを特徴とする請求項1に記載の圧延機。
    最小径上限Dmax2= D4max × B/(5 × K)(1/4)
    ここで、D4max ; 従来板幅1,300mmの作業ロール最小径上限:φ380
    B ; 板幅(mm)/1,300mm
    K ; 高縦弾性材の従来材との比
    (高縦弾性材の縦弾性係数/従来材の縦弾性係数(21,000kg/mm2))
    最小径下限Dmin2= D4min × B/(5 × K)(1/4)
    ここで、D4min ; 従来板幅1,300mmの作業ロール最小径下限:φ180
  4. 複数の圧延機スタンドを並べたタンデム圧延機において、前記請求項1乃至3の何れか一つに記載の圧延機を少なくとも1スタンド設けたことを特徴とするタンデム圧延機。
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