JP2009160844A - Simultaneous injection molding apparatus and hot runner nozzle related to the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、概して射出成形装置に関し、更に詳細には、ゲートを通ってキャビティ内への様々な成形材料の流れを制御するホットランナ同時射出成形装置、及びこれに関連するノズルに関する。 The present invention relates generally to injection molding apparatus, and more particularly to a hot runner co-injection molding apparatus that controls the flow of various molding materials through a gate and into a cavity, and associated nozzles.
様々なプラスチック溶融体を同時に射出成形すること、及び様々な溶融体を次々に順次注入することが当該技術分野で周知である。 It is well known in the art to simultaneously injection mold various plastic melts and to sequentially inject various melts.
従来、ゲートを通ってキャビティ内に流入する二つ又はそれ以上の流体の流れの制御は、バルブピン部材を回転させて様々な流体チャンネルと位置合わせさせることによって、又はバルブピン部材及びこのバルブピン部材を取り囲む一つ又はそれ以上のバルブスリーブ部材を、当該バルブスリーブを引っ込めた開放位置と前進させた閉止位置との間で軸線方向に往復動することによって行われてきた。例えば、バルブピン部材を様々な位置の間で回転させることにより、同時射出成形又は順次射出成形を行うことができる。 Conventionally, control of the flow of two or more fluids entering the cavity through the gate is accomplished by rotating the valve pin member into alignment with the various fluid channels, or surrounding the valve pin member and the valve pin member. One or more valve sleeve members have been reciprocated in the axial direction between an open position in which the valve sleeve is retracted and a closed position in which the valve sleeve is advanced. For example, simultaneous injection molding or sequential injection molding can be performed by rotating the valve pin member between various positions.
バルブピン部材及びバルブスリーブ部材を軸線方向に往復動させることによって、少なくとも二つの異なる溶融体の同時射出成形又は順次射出成形を行うことができるが、これには問題がないわけではなかった。例えば、往復動が不正確であってり、異なる溶融体を適切に分離しておくのが困難であったり、装置の製造、組み立て、及び動作を簡単にする上で問題があったりした。別の問題点は、バルブスリーブ部材又はバルブピン部材をキャビティゲートと位置合わせするのが困難であるということである。このような位置合わせは、注入技術を向上し、ゲートの磨耗を減少する上で重要である。 By reciprocating the valve pin member and the valve sleeve member in the axial direction, simultaneous injection molding or sequential injection molding of at least two different melts can be performed, but this is not without problems. For example, reciprocation was inaccurate, it was difficult to properly separate the different melts, and there were problems in simplifying device manufacture, assembly, and operation. Another problem is that it is difficult to align the valve sleeve member or valve pin member with the cavity gate. Such alignment is important in improving implantation techniques and reducing gate wear.
本発明の目的は、このような点を考慮してなされたものであり、上述の問題を解決することができる同時射出成形装置及びこれに関連するホットランナノズルを提供することである。 An object of the present invention is to provide a simultaneous injection molding apparatus and a hot runner nozzle associated therewith that can solve the above-mentioned problems.
本発明の一実施形態によれば、同時射出成形装置は、マニホルドと、このマニホルドに連結されたノズル本体と、このノズル本体内に配置されており、ノズル本体との間に外側溶融体チャンネルを形成するスリーブと、このスリーブ内に配置されており、当該スリーブとの間に内側溶融体チャンネルを形成するピンと、スリーブと接触する位置合わせ部分を持つノズルチップとを備えている。スリーブを動作させ、外側溶融体チャンネルとキャビティゲートとの間の溶融体の連通を開閉する。ピンを動作させ、内側溶融体チャンネルとスリーブの開口部との間の溶融体の連通を開閉する。位置合わせ部分は、スリーブの動作範囲に沿ってスリーブをキャビティゲートと位置合わせする。 In accordance with one embodiment of the present invention, a co-injection molding apparatus includes a manifold, a nozzle body coupled to the manifold, and an outer melt channel disposed between the nozzle body and the nozzle body. A sleeve to be formed, a pin disposed within the sleeve, and forming an inner melt channel with the sleeve, and a nozzle tip having an alignment portion in contact with the sleeve. The sleeve is actuated to open and close the melt communication between the outer melt channel and the cavity gate. The pin is actuated to open and close the melt communication between the inner melt channel and the sleeve opening. The alignment portion aligns the sleeve with the cavity gate along the operating range of the sleeve.
次に、本発明の実施形態を、添付図面を参照して更に詳細に説明する。 Next, embodiments of the present invention will be described in more detail with reference to the accompanying drawings.
図1は、同時射出成形装置100を示す。同時射出成形装置100は、支持プレート101と、金型プレート102、104、106、108と、キャビティプレート110と、連結プレート113と、マニホルド112とを含む。支持プレート101と、金型プレート102、104、106、108と、キャビティプレート110は積み重ねられている。連結プレート113は、金型プレート102及び支持プレート101によって囲まれている。マニホルド112は、位置決めリング114によって金型プレート104上に配置されており、弁体115によって金型プレート102から離間されている。同時射出成形装置100は、更に、一対のノズル116を有する。各ノズルは、金型プレート106及び108内に配置された金型挿入体118と、第2金型挿入体120と、第3金型挿入体122とに対応する。各ノズル116は、スリーブ124及びピン126(図ではハッチングが施されていない)を受け入れるようになっている。連結プレート113内には二つのアクチュエータ117が配置されており、これらのアクチュエータの各々は、夫々のノズル116のピン126を動作させる。支持プレート101には、スリーブ124の頂部が固定された連結プレート113を動作させるための二つのアクチュエータ119が配置されている。支持プレート101は、取り付けられたアクチュエータ119に供給を行うための少なくとも一つの流体チャンネル121を有し、連結プレート113は、取り付けられたアクチュエータ117に供給を行うための少なくとも一つの流体チャンネル123を有する。
FIG. 1 shows a simultaneous
同時射出成形装置100では、一例として、二つのノズル116及び二組の関連した構成要素だけが示してあるが、本発明の原理を変えることなく、これよりも多数の又は少数のノズル及び関連した構成要素の組合わせを容易に使用できる。更に、支持プレート101、金型プレート102、104、106、108、及びキャビティプレート110は、一例として示したものである。特定の用途に応じて、これよりも多数の又は少数のプレートを使用してもよい。プレートの数、プレートの種類、プレートを構成する材料は、本発明にとって重要ではない。同様に、金型挿入体118、第2金型挿入体120、及び第3金型挿入体122もまた例示のものである。他の実施形態は、構成要素の数が三個より多くても少なくてもよく、一実施形態は、全く持たなくてもよく、その代わり、単に金型プレートの容器(well)を備えている。
In the
以下の記載において、マニホルド112からキャビティプレート110への成形材料の流れの方向を下流といい、逆方向を上流という。前方というのは、支持プレート101からキャビティプレート110への方向を意味し、後方というのは、逆方向を意味する。しかしながら、同時射出成形装置100の配向、形状、及び構造は、これらの用語によって制限されない。
In the following description, the flow direction of the molding material from the
金型プレート102と104との間にはマニホルド112が配置されている。このマニホルドは、第1マニホルド溶融体チャンネル128と、第2マニホルド溶融体チャンネル130と、案内穴132とを有し、この案内穴内に弁体115のベベル端弁体継ぎ手144が配置されている。マニホルド溶融体チャンネル128、130は独立しており、互いに連通しておらず、異なる溶融体又は樹脂、又は他の成形材料がマニホルド112で混合することはない。マニホルド溶融体チャンネル128、130には、一つ又はそれ以上の成形機(図示せず)又は他の成形材料源に連結された一つ又はそれ以上のスプルー(湯口、sprue)(図示せず)によって供給される。マニホルド溶融体チャンネル128、130の長さ、直径、又は幅、及び全体形状は、特定の用途、及び成形材料の量及び性質で決まる。この実施形態では、両マニホルド溶融体チャンネル128、130は円筒形の穴であり、第1マニホルド溶融体チャンネル128は第2マニホルド溶融体チャンネル130よりも大径であるが、溶融体チャンネルは、これ以外の形状及び大きさであってもよい。マニホルドを一枚のプレート、一群のプレート(異なるプレートに異なる溶融体チャンネルが設けられている)、配管、及びモジュラーバーから形成することが知られており、マニホルド112は、これらの種類の任意のマニホルドであってよい。例えば、別の実施形態では、マニホルド112は、各々に一つのマニホルドチャンネル128、130が設けられた二枚の別々のプレートでできていてもよい。更に、マニホルド112には、ヒータ134が設けられていてもよい。一般的には、ホットランナの用途の部分として使用する場合には、マニホルド112を加熱し、断熱空気空間136によって周囲の金型プレートから離間する。
A
この実施形態では、金型挿入体118、120、122は、キャビティ形成挿入体であり、各金型挿入体118はキャビティゲート138を備えている。金型挿入体118、120、122は、キャビティゲート138によって供給がなされる金型キャビティ140を部分的に画定し、ここで成形材料が凝固し、射出成形製品(図示せず)を形成する。金型挿入体122は、金型キャビティ140内での成形材料の凝固を補助するために冷却流体を循環するための冷却チャンネルを有する。他の実施形態では、金型挿入体118、120、122の代わりにゲート挿入体又は他の周知の種類の挿入体を使用してもよい。このような挿入体は、代表的には、金型キャビティの実質的な部分を形成しない。更に別の実施形態では、金型挿入体118、120、122を設けなくてもよく、その代わり、金型プレート108がキャビティゲートを備えていてもよい。
In this embodiment, the
図示を容易にするために簡単な形態で示すキャビティプレート110もまた、キャビティ140を部分的に形成してもよい。キャビティ140に注入した成形材料が凝固したとき、成形された製品を、代表的にはイジェクタピン、ストリッパープレート、等(図示せず)によって取り出すことができるように、キャビティプレート110を引っ込めることができる。
マニホルド112にはノズル116が連結されており、これらのノズルの各々は、金型プレート104の容器142に配置されている。図2の断面図に示すように、容器142は、ノズル116の熱が容易には金型プレート104に流れないようにするため、ノズル116の周囲に断熱空気空間202が形成されるように、ノズル116よりも大径である。ノズル116は、ノズル本体204と、ノズルチップ206と、ノズルチップ206をノズル本体204に連結するチップ保持部材208とを含む。ノズル116は、更に、螺旋状に巻き付けられたヒータ210(例えば電気ヒータ)を有する。このヒータは、へッドからノズルチップ206の領域までピッチが変化し、ノズル本体204に埋設されている。ノズルフランジ214がノズル本体204のへッドに設けられており、金型プレート104内でノズル116を支持するのに役立つ。ノズルフランジ214は、容器142に配置される。ヒータ210は、カバー212(例えばプレート又はコーティング)及びノズルフランジ214によって覆われている。これらは、両方とも、ノズル本体204を取り囲む。ノズル116又はその中の成形材料の温度を計測するため、熱電対215を熱電対容器内に配置してもよい。更に、ノズル116とマニホルド112との連結部をシールするため、ノズルシール216がノズル116のへッドに設けられている。
A
ノズル本体204は全体に円筒形であり、長手方向穴218を備えている。この穴もまた、全体に円筒形である。ノズル116の長手方向穴218は、マニホルド112の案内穴132と接合する。
The
ノズルチップ206はノズル本体204の前穴220内に配置され、位置合わせ部分222を有する。ノズルチップ206は、第1チューブ状部分224及びこの第1チューブ状部分224の下流側にある第2チューブ状部分226の二つのチューブ状部分を持つように示してある。これらの第1及び第2のチューブ状部分224、226は、第2チューブ状部分226が第1チューブ状部分224よりも全体に小径である限り、円筒形であってもよいし、円錐形であってもよいし、湾曲していてもよいし、不規則な形状であってもよい。この実施形態では、第1及び第2のチューブ状部分224、226は全体に円筒形である。ノズルチップ206が2つのチューブ状部分224、226を備えているということは、ノズルチップ206を二つの部品で形成しなければならないということを意味するものではなく、ノズルチップ206を理解する上での単に便利な方法であるに過ぎない。ノズルチップ206は、単一の部品で形成されていてもよいし、多数の部品で形成されていてもよい。ノズルチップ206は、ノズル本体204の長手方向穴218と連通したノズルチップ溶融体チャンネル227を有する。ノズルチップ206は、前方溶融体領域229が存在するように、金型挿入体118から後退している。
The
この実施形態では、第2チューブ状部分226と対応する位置合わせ部分222は、第2チューブ状部分226の内径であると考えることができる位置合わせ穴228を有する。ノズルチップ206は、更に、位置合わせ部分222の上流側に配置された、又は第2チューブ状部分226と第1チューブ状部分224の間に配置された、放出溶融体チャンネル230を備えている。溶融体チャンネル230は少なくとも一つ設けられていなければならず、最大数は、形状、成形材料、及びノズル206の所望の構造的一体性のみによって制限される。各放出チャンネル230は、成形材料を、ノズルチップ206内での成形材料の全体的な流れに対し、側方に流すことができるという意味で、横方向であるということができる。各放出溶融体チャンネル230は、穴であってもよいし、スリットであってもよいし、ホールであってもよいし、開口部であってもよく、又は任意の他の種類のチャンネル構造であってもよい。複数の放出溶融体チャンネル230は、形状が異なっていてもよいし、同じであってもよい。
In this embodiment, the
チップ保持部材208はねじ232を有し、これらのねじは、ノズル本体204のねじ234と螺着し、これによってノズルチップ206をノズル本体204に保持する。このような保持は、ノズル本体204の凹状の肩部236及びノズルチップ206の対応する凸状の肩部238によって、及びノズルチップ206とチップ保持部材208の対応する表面間の接触領域240の形状によって補助される。鑞付け等の他の連結方法を使用してもよい。チップ保持部材208は、更に、金型挿入体118に嵌着し、又はこれをシールし、成形材料が断熱空気空間202に入らないようにするシール部分242を含む。
The
環状溶融体チャンネル244がチップ保持部材208とノズルチップ206の位置合わせ部分との間に存在し、放出溶融体チャンネル230の下流側にあるノズルチップ206の一部の周囲を環状溶融体チャンネル244が囲んでいる。一つ又はそれ以上の放出溶融体チャンネル230は、チップ溶融体チャンネル227と環状溶融体チャンネル244との間で成形材料を連通する。環状溶融体チャンネル244は、放出溶融体チャンネル230から、キャビティゲート138と連通できる前方溶融体領域229まで、成形材料を連通する。
An
スリーブ124及びこのスリーブ124内に配置されたピン126が、マニホルド112及びノズル116を通って延びている。スリーブ124は、場合によっては、スリーブピンとして周知であり、ピン126は、場合によっては、バルブピン又はニードルと呼ばれる。
A
スリーブ124は、マニホルド112の案内穴132、ノズル本体204の長手方向穴218、及びノズルチップ206のノズルチップ溶融体チャンネル227内に配置されている。スリーブ124は、案内穴132、長手方向穴218、及びノズルチップ溶融体チャンネル227よりも細い中空の領域245及び領域247を有し、かくして、スリーブ124とノズル本体204との間、並びにスリーブ124とマニホルド112及びノズルチップ206との間に、外側溶融体チャンネル246を形成する。この実施形態では、中空領域245及び細い領域247は、両方とも、第1マニホルド溶融体チャンネル128からキャビティゲート138まで延びている。スリーブ124は、このスリーブ124が、ノズルチップ206のところで、連結プレート113のところよりも細いように、直径が段をなして変化していてもよい。外側溶融体チャンネル246は、第1マニホルド溶融体チャンネル128と連通している。この実施形態では、外側溶融体チャンネル246は環状の断面を有する。スリーブ124は、チップ部分248と、このチップ部分248の開口部250とを有する。この実施形態では、チップ部分248は、スリーブ124の細くなった、即ち先が尖った区分であり、開口部250はこのような細くなった区分の中央開口部である。スリーブ124は、案内穴132内の弁体継ぎ手144内に摺動自在に配置されており、スリーブ124は、キャビティゲート138に対する外側溶融体チャンネル246の溶融体の連通をチップ部分248によって開閉するため、摺動でき、即ち往復動できる。このように、スリーブ124は、開放位置と閉止位置とを持つと言うことができる。スリーブ124は、更に、第2マニホルド溶融体チャンネル130の近くに横方向開口部252を有し、弁体継ぎ手144は、横方向開口部252と対応する開口部を有する。
The
位置合わせ部分222、及びこの実施形態において更に詳細には、ノズルチップ206の位置合わせ穴228は、摺動中にスリーブ124が横方向に逸れないように、スリーブ124の摺動範囲にわたってスリーブ124と位置合わせし、即ちスリーブを案内する。この実施形態では、位置合わせ手段は直線となっている。しかしながら、他の実施形態では、位置合わせは、連通しているということを意味する。位置合わせ部分222(位置合わせ穴228)のこの位置合わせ機能又は案内機能により、スリーブ124によって生じるキャビティゲート138の磨耗を減少し、注入技術を更に向上できる。更に、位置合わせ穴228により、スリーブ124の移動に対する抵抗をなくすことができる。更に、位置合わせ穴228の内側面に、移動を補助するコーティング(摩擦減少コーティング)や位置合わせ穴228に対する磨耗を低減するコーティング(耐磨耗コーティング)を施してもよく、及び/又はキャビティゲート138に関するスリーブ124の位置合わせを改良してもよい。コーティングは、ニッケルを基材とした材料であってもよいが、これに限定されない。更に、コーティングを施すことにより、スリーブ124と接触する位置合わせ部分222の表面の硬さを改善してもよい。更に、スリーブ124と位置合わせ穴228との間を成形材料が流れることができないように、スリーブ124と位置合わせ穴228とを嵌着してもよい。
The
スリーブ124の位置によって制御されるため、ノズルチップ206は、成形材料の流量、速度、及び/又は圧力のバランスがとれるように、成形材料を外側溶融体チャンネル246から放出溶融体チャンネル230を通して環状溶融体チャンネル244に分配する。これにより、成形材料の流れを均等にでき、バランスをとることができる。
As controlled by the position of the
ピン126は、スリーブ124の中空領域245内に配置される。ピン126は、スリーブ124の中空領域245よりも細い領域254を有する。かくして、ピン126とスリーブ124との間に内側溶融体チャンネル256を形成する。ピン126は、ノズルチップ206のところが連結プレート113のところよりも細いように、直径が段をなして変化していてもよい。内側溶融体チャンネル256は、第2マニホルド溶融体チャンネル130と連通できる。この実施形態では、内側溶融体チャンネル256は、環状の断面を有する。ピン126は、チップ258を有する。ピン126は、その上領域260がスリーブ124の中空領域245の内壁に摺動自在に嵌着することによって、スリーブ124内に摺動自在に配置される。ピン126は、スリーブ124の開口部250に対する内側溶融体チャンネル256の溶融体の連通をピン126のチップ258によって開閉するため、摺動でき、即ち往復動できる。ピン126の開放位置及び閉止位置は、スリーブ124に関する。ピン126は、例えばノズル本体204の基準の枠から、実際に三つの位置を有する。ピン126は、更に、ピン126をスリーブ124内で位置合わせするため、スリーブ124の中空領域245の内壁と接触する少なくとも一つのフィン262を備えていてもよい。この実施形態では、ピン126は、ノズル本体204の近くの上流フィン262と、ノズルチップ206の近くの下流フィン262とを有する。
The
スリーブ124の横方向開口部252により、成形材料を第2マニホルド溶融体チャンネル130から内側溶融体チャンネル256に流すことができる。これに対応して、ピン126は、更に、遮断部分264を備えていてもよい。遮断部分264は、ピン126の外径がスリーブ124の内径と実質的に等しい、横方向開口部252のところの区分である。遮断部分264は、ピン126が閉止位置にあるとき、横方向開口部252を遮断し、ピン126が開放位置にあるとき、横方向開口部252を遮断しないように配置される。遮断部分264は、成形材料の流れがピン126のチップ258によっても制御されるため、全くの任意のものである。
A
図3a乃至図3dは、スリーブ124及びピン126の可能な位置、及びキャビティ140への成形材料の様々なアクセスを断面で示す。
FIGS. 3 a-3 d show in cross-section the possible locations of the
スリーブ124及びピン126の摺動又は往復動は、図4a乃至図4dに断面で示すアクチュエータ119、117によって制御される。
The sliding or reciprocating movement of the
図4a乃至図4dでわかるように、アクチュエータ119(一つしか示してない)は連結プレート113の位置を制御し、アクチュエータ117(一つしか示してない)の各々は、一つのピン126の位置を制御する。アクチュエータ117は、連結プレート113の容器402に配置されており、アクチュエータ119は支持プレート101の容器404に配置されている。各アクチュエータ117、119は、円筒形アクチュエータ本体406と、シリンダトップ408と、ピストン410と、ピストンキャップ412とを含む。アクチュエータ本体406は、ピストン410を後方に押圧するように液圧流体を流体チャンネル121又は123からピストン410に送出するための周囲第1流体チャンネル414及び第2流体チャンネル416を含む。シリンダトップ408は、ピストン410を前方に押圧するように、液圧流体を流体源(図示せず)からピストン410の上側まで送出するための流体チャンネル418を有する。アクチュエータ117では、ピン126がピストン410とピストンキャップ412との間に固定されている。アクチュエータ119は、連結プレート113のボルト穴422にねじ込んだボルト420によって連結プレート113に連結されている。アクチュエータ119では、ボルト420のへッドがピストン410とピストンキャップ412との間に固定されている。アクチュエータ117、119は液圧アクチュエータであるが、空気圧アクチュエータ、電気アクチュエータ、及びばね負荷式アクチュエータが同様に適している。更に、共通の流体チャンネル121によりアクチュエータ119の作動を同期させ、共通の流体チャンネル123によりアクチュエータ117の作動を同期させる。他の実施形態では、独立して作動できるように、別々の流体チャンネルを設けてもよい。
As can be seen in FIGS. 4a to 4d, the actuator 119 (only one is shown) controls the position of the connecting
図4a乃至図4dには、更に、スリーブ124を連結プレート113に対して保持させるのを補助するディスク424と、アクチュエータ119が前方位置(図示のように)にあるとき、連結プレート113と支持プレート101との間に存在する隙間426が示してある。更に、ピン126の遮断部分264の様々な位置及びスリーブ124の横方向開口部252が図4a乃至図4dに示してある。
4a-4d further illustrate that the
図3a乃至図3dに示すスリーブ124及びピン126の可能な位置は、図4a乃至図4dに示すアクチュエータ位置と直接的に対応する。
The possible positions of the
図3aは、スリーブ124及びピン126の両方を閉止位置で示す。わかるように、スリーブ124のチップ部分248は、金型挿入体118の任意の凹状の凹所302(例えば、円錐形の凹所)に配置されている。このようにして、スリーブ124のチップ部分248がキャビティゲート138を塞ぎ即ち閉止し、これによって、外側溶融体チャンネル246内の成形材料がキャビティゲート138を通過しないようにする。ピン126については、そのチップ258がスリーブ124の開口部250に挿入されており、これによってスリーブ124の開口部250を閉止し、内側溶融体チャンネル256内の成形材料がキャビティゲート138を通過しないようにする。スリーブ124及びピン126のこの状態は、アクチュエータ119、117を図4aに示すように位置決めすることによって行われる。詳細には、アクチュエータ117、119の流体チャンネル418に液圧流体を加え、液圧流体を流体チャンネル414から流体チャンネル121、123を介して取り出し、スリーブ124が取り付けられた連結プレート113を前方に押圧し、ピン126を同様に前方に押圧する。
FIG. 3a shows both the
図3bは、スリーブ124をその開放位置で示し、ピン126をその閉止位置で示す。スリーブ124は金型挿入体118の凹状の凹所302から引っ込められており、そのため、スリーブ124のチップ部分248により、外側溶融体チャンネル246内の成形材料がキャビティゲート138を通過できるようにする。スリーブ124が引っ込められた状態で、位置合わせ穴228がスリーブ124をキャビティゲート138と位置合わせされた状態に保持する。ピン126のチップ258はスリーブ124の開口部250を閉止したままであり、内側溶融体チャンネル256内の成形材料がキャビティゲート138を通過しないようにする。スリーブ124に対するピン126の位置は変わっていないけれども、ピン126をノズル本体204に対して引っ込めることができると考えられる。スリーブ124及びピン126のこの状態は、アクチュエータ119、117を図4bに示すように位置決めすることによって行われる。詳細には、アクチュエータ119の流体チャンネル414に液圧流体を流体チャンネル121を介して加え、液圧流体を流体チャンネル418から引き出し、連結プレート113及びこの連結プレート113に取り付けられたスリーブ124を後方に押圧する。更に、液圧流体をアクチュエータ117の流体チャンネル418に加え、液圧流体を流体チャンネル414から流体チャンネル123を介して引き出し、ピン126を前方に押圧する。
FIG. 3b shows the
図3cは、スリーブ124を閉止位置で示し、ピン126を開放位置で示す。スリーブ124のチップ部分248を前方に、金型挿入体118の凹状の凹所302内に移動する。スリーブ124を前方に移動するとき、位置合わせ穴228がスリーブをキャビティゲート138と位置合わせした状態に保持する。このように、スリーブ124のチップ部分248はキャビティゲート138を塞ぎ即ち閉止し、これによって、外側溶融体チャンネル246内の成形材料がキャビティゲート138を通過しないようにする。ピン126は、スリーブ124の開口部250から引っ込められており、これによって、ピン126のチップ258はスリーブ124の開口部250を塞いでおらず、内側溶融体チャンネル256内の成形材料はキャビティゲート138を通過できる。ピン126が引っ込められるとき、ピン126は、フィン262により、スリーブの開口部250と位置合わせした状態に保持される。スリーブ124及びピン126のこの状態は、アクチュエータ119、117を図4cに示すように位置決めすることによって行われる。詳細には、アクチュエータ119の流体チャンネル418に液圧流体を加え、流体チャンネル414から流体チャンネル121を介して液圧流体を引き出し、連結プレート113及びこの連結プレート113に取り付けられたスリーブ124を前方に押圧する。更に、液圧流体をアクチュエータ117の流体チャンネル414に流体チャンネル123を介して加えられ、液圧流体を流体チャンネル418から引き出すことができ、これによってピン126を後方に押圧する。
FIG. 3c shows the
図3dは、スリーブ124及びピン126の両方を開放位置で示す。スリーブ124は金型挿入体118の凹状の凹所302から引っ込められており、従って、スリーブ124のチップ部分248により、外側溶融体チャンネル246内の成形材料をキャビティゲート138に通すことができる。同様に、ピン126はスリーブ124の開口部250から引っ込められており、ピン126のチップ258はスリーブ124の開口部250を塞いでおらず、これにより、内側溶融体チャンネル256内の成形材料はキャビティゲート138を通過できる。スリーブ124及びピン126を引っ込めるとき、位置合わせ穴228及びフィン262によりスリーブ124及びピン126はキャビティゲート138及びスリーブ124の開口部250の夫々と位置合わせされた状態に保持される。スリーブ124及びピン126のこの状態は、アクチュエータ119、117を図4dに示すように位置決めすることによって得られる。詳細には、アクチュエータ119、117の流体チャンネル414に液圧流体を流体チャンネル121、123を介して加え、液圧流体を流体チャンネル418から引き出し、連結プレート113及びこの連結プレート113に取り付けられたスリーブ124を後方に押圧し、同様にピン126を後方に押圧する。
FIG. 3d shows both the
図3a乃至図3dに示すように、スリーブ124の移動範囲(即ち、開放位置及び閉止位置を含むこれらの位置の間の範囲)内で、ノズルチップ206の位置合わせ部分222及び詳細には位置合わせ穴228が、スリーブ124、及び詳細にはスリーブ124のチップ部分248をキャビティゲート138及び凹状の凹所302と連続的に位置合わせする。同様に、ピン126の移動範囲(即ち、開放位置及び閉止位置を含むこれらの位置の間の範囲)内で、フィン262が、ピン126、及び詳細にはピン126のチップ258をスリーブ124の開口部250と連続的に位置合わせする。
Within the range of movement of the sleeve 124 (ie, the range between these positions including the open and closed positions), as shown in FIGS. 3a-3d, the
スリーブ124及びピン126を協働して移動することによって実現できる多くの注入シーケンスのうちの一つは、以下に説明する通りである。第1に、スリーブ124を閉止し、ピン126を閉止し、成形材料は金型キャビティ140に流入しない(図3a及び図4a参照)。第2に、スリーブ124を開放し、ピン126を閉止状態に保持し、成形材料が外側溶融体チャンネル246から金型キャビティ140に流入する(図3b及び図4b参照)。第3に、スリーブ124を閉止し、ピン126を開放し、成形材料が内側溶融体チャンネル256から金型キャビティ140に流入する(図3c及び図4c参照)。第4に、スリーブ124を開放し、ピン126を閉止し、この場合も成形材料が外側溶融体チャンネル246から金型キャビティ140に流入する(図3d及び図4d参照)。第5に、スリーブ124を閉止し、ピン126を閉止したままにし、成形材料は金型キャビティ140に流入しない(図3a及び図4a参照)。このシーケンスは、成形サイクルの工程で、第1、第2、第3、第4、第5、(第1、)第2、第3というように繰り返してもよい。こうしたサイクルは、二つの異なる成形材料から多層成形品を製造する上で有用である。
One of the many injection sequences that can be achieved by moving the
同時射出成形装置100では、他の動作スキームを使用してもよい。アクチュエータ119の代わりに、連結プレート113と金型プレート102との間に配置した摺動楔によって連結プレート113を移動してもよい。アクチュエータ117を、アクチュエータ119及び連結プレート113の代わりに用いられる大きなアクチュエータのピストン内に配置してもよい。更に、二つの独立したアクチュエータを使用してもよく、スリーブ124を移動するアクチュエータは、二位置アクチュエータであり、ピン126を移動するアクチュエータは、三位置アクチュエータである。
The
同時射出成形装置100は、従来の製造技術で製造できる。
The simultaneous
同時射出成形装置100の構成要素の材料は、代表的には、鋼、工具鋼、銅合金、銅ベリリウム、チタニウム、チタニウム合金、セラミック、高温ポリマー等の材料である。しかしながら一実施形態では、チップ保持部材208は、ノズルチップ206を形成する材料よりも熱伝導性が低い材料で形成される。例えば、チップ保持部材208は、ノズルチップ206が銅ベリリウム合金でできている場合、チタニウムで形成されていてもよく、これにより、チップ保持部材208は、更に断熱の目的に役立つ。
The material of the constituent elements of the
本発明の好ましい実施形態を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、変形及び変更を行ってもよいということが当業者には理解されよう。本明細書中で論じた全ての特許及び刊行物に開示された内容は本明細書中に含まれるものとする。 While preferred embodiments of the present invention have been described, those skilled in the art will recognize that variations and modifications can be made without departing from the spirit and scope of the invention as defined in the claims. The contents disclosed in all patents and publications discussed herein are intended to be included herein.
100 同時射出成形装置
101 支持プレート
102、104、106、108 金型プレート
110 キャビティプレート
112 マニホルド
113 連結プレート
114 位置決めリング
115 弁体
116 ノズル
117 アクチュエータ
118 金型挿入体
119 アクチュエータ
120 第2金型挿入体
121 流体チャンネル
122 第3金型挿入体
123 流体チャンネル
124 スリーブ
126 ピン
128 第1マニホルド溶融体チャンネル
130 第2マニホルド溶融体チャンネル
132 案内穴
134 ヒータ
136 断熱空気空間
138 キャビティゲート
140 金型キャビティ
144 ベベル端弁体継ぎ手
DESCRIPTION OF
Claims (27)
第1マニホルド溶融体チャンネル、第2マニホルド溶融体チャンネル、及び案内穴を含むマニホルドと、
前記案内穴に位置合わせされた長手方向穴を含む、前記マニホルドに連結されたノズル本体と、
前記長手方向穴内に配置されたスリーブであって、このスリーブは、開口部を持つチップ部分を有するとともに中空領域及び前記長手方向穴よりも細い領域を有し、前記第1マニホルド溶融体チャンネルに連通した外側溶融体チャンネルが前記スリーブと前記ノズル本体との間に形成され、前記スリーブの前記チップ部分によって、キャビティゲートに対する前記外側溶融体チャンネルの溶融体の連通を開閉するように前記案内穴内に摺動自在に配置されている、スリーブと、
前記スリーブの前記中空領域内に配置されたピンであって、このピンは、チップを有するとともに前記スリーブの前記中空領域よりも細い領域を有し、前記第2マニホルド溶融体チャンネルと連通した内側溶融体チャンネルが前記ピンと前記スリーブとの間に形成され、前記ピンの前記チップ部分によって、前記スリーブの開口部に対する前記内側溶融体チャンネルの溶融体の連通を開閉するように前記スリーブ内に摺動自在に配置されている、ピンと、
前記ノズル本体に連結されたノズルチップであって、前記長手方向穴と連通した、前記外側溶融体チャンネルの一部分を形成するノズルチップ溶融体チャンネルを有し、このノズルチップは、前記スリーブと接触する位置合わせ部分を更に有し、この位置合わせ部分により、前記スリーブの前記チップ部分を、前記スリーブの摺動範囲に沿って前記キャビティゲートと位置合わせする、ノズルチップと、
を備えた、同時射出成形装置。 In simultaneous injection molding equipment,
A manifold including a first manifold melt channel, a second manifold melt channel, and a guide hole;
A nozzle body coupled to the manifold, including a longitudinal hole aligned with the guide hole;
A sleeve disposed within the longitudinal bore, the sleeve having a tip portion having an opening, a hollow region and a region narrower than the longitudinal bore, and communicating with the first manifold melt channel. An outer melt channel is formed between the sleeve and the nozzle body, and the tip portion of the sleeve slides into the guide hole so as to open and close the communication of the melt of the outer melt channel to the cavity gate. A sleeve which is arranged freely,
A pin disposed in the hollow region of the sleeve, the pin having a tip and a region narrower than the hollow region of the sleeve, the inner melt communicating with the second manifold melt channel; A body channel is formed between the pin and the sleeve, and the tip portion of the pin is slidable within the sleeve to open and close communication of the melt of the inner melt channel to the opening of the sleeve. Are located on the pins,
A nozzle tip connected to the nozzle body, the nozzle tip having a nozzle tip melt channel that is in communication with the longitudinal bore and forms a portion of the outer melt channel, the nozzle tip being in contact with the sleeve A nozzle tip, further comprising an alignment portion, wherein the alignment portion aligns the tip portion of the sleeve with the cavity gate along a sliding range of the sleeve;
A simultaneous injection molding device with
前記位置合わせ部分は位置合わせ穴を有し、この位置合わせ穴を通って前記スリーブが摺動する、同時射出成形装置。 In the simultaneous injection molding apparatus according to claim 1,
The simultaneous injection molding apparatus, wherein the alignment portion has an alignment hole, and the sleeve slides through the alignment hole.
前記ノズルチップは、更に、前記位置合わせ穴の上流側において、放出溶融体チャンネルを有し、該放出溶融体チャンネルは、前記ノズルチップ溶融体チャンネル、及び前記放出溶融体チャンネルの下流側において前記ノズルチップの一部分の周囲を取り囲む環状溶融体チャンネルと連通する、同時射出成形装置。 In the simultaneous injection molding apparatus according to claim 2,
The nozzle tip further has a discharge melt channel upstream of the alignment hole, and the discharge melt channel includes the nozzle tip melt channel and the nozzle downstream of the discharge melt channel. A co-injection molding device in communication with an annular melt channel surrounding a portion of a tip.
前記位置合わせ穴の内面には、摩擦低減コーティング又は耐磨耗性コーティングがなされている、同時射出成形装置。 In the simultaneous injection molding apparatus according to claim 2,
A co-injection molding apparatus, wherein an inner surface of the alignment hole is provided with a friction-reducing coating or an abrasion-resistant coating.
前記ノズルチップは、前記ノズル本体に連結された、前記外側溶融体チャンネルを部分的に画定する第1チューブ状部分と、位置合わせ穴を持つ第2チューブ状部分とを有し、前記スリーブは、この位置合わせ穴を通って摺動し、前記第2チューブ状部分は、前記第1チューブ状部分よりも小径であり、前記第1チューブ状部分の下流側に配置されている、同時射出成形装置。 In the simultaneous injection molding apparatus according to claim 1,
The nozzle tip has a first tubular portion connected to the nozzle body and partially defining the outer melt channel; and a second tubular portion having an alignment hole; A simultaneous injection molding apparatus that slides through the alignment hole, wherein the second tubular portion has a smaller diameter than the first tubular portion and is disposed downstream of the first tubular portion. .
前記第1チューブ状部分及び前記第2チューブ状部分の間に配置された放出溶融体チャンネルを更に備えた、同時射出成形装置。 In the simultaneous injection molding apparatus according to claim 5,
A co-injection molding apparatus further comprising a discharge melt channel disposed between the first tubular portion and the second tubular portion.
前記ノズルチップは、前記位置合わせ部分の上流側において放出溶融体チャンネルを更に含み、該放出溶融体チャンネルは、前記ノズルチップ溶融体チャンネル、及び前記放出溶融体チャンネルの下流側において前記ノズルチップの一部分の周囲を取り囲む環状溶融体チャンネルと連通している、同時射出成形装置。 In the simultaneous injection molding apparatus according to claim 1,
The nozzle tip further includes a discharge melt channel upstream of the alignment portion, the discharge melt channel being a portion of the nozzle tip downstream of the nozzle tip melt channel and the discharge melt channel. A co-injection molding device in communication with an annular melt channel surrounding the periphery of the.
前記ノズルチップを前記ノズル本体に対して保持させる、前記ノズル本体に連結されたチップ保持部材を更に備えた、同時射出成形装置。 In the simultaneous injection molding apparatus according to claim 1,
A simultaneous injection molding apparatus further comprising a tip holding member connected to the nozzle body for holding the nozzle tip against the nozzle body.
前記チップ保持部材は、金型挿入体又は金型プレートと接触するシール部分を含む、同時射出成形装置。 The simultaneous injection molding apparatus according to claim 8,
The said chip | tip holding member is a simultaneous injection molding apparatus containing the sealing part which contacts a metal mold insert or a metal plate.
前記チップ保持部材は、前記ノズルチップを形成する材料よりも熱伝導性が低い材料で形成されている、同時射出成形装置。 The simultaneous injection molding apparatus according to claim 8,
The simultaneous injection molding apparatus, wherein the tip holding member is formed of a material having lower thermal conductivity than a material forming the nozzle tip.
前記スリーブは、前記第2マニホルド溶融体チャンネルと前記内側溶融体チャンネルとの間において横方向開口部を有し、該横方向開口部により、溶融体を前記第2マニホルド溶融体チャンネルから前記内側溶融体チャンネルまで流すことができ、前記ピンは、前記横方向開口部のところにおいて、外径が前記スリーブの内径とほぼ等しい遮断部分を更に有し、前記遮断部分は、前記ピンが閉止位置にあるときに前記横方向開口部を塞ぐ、同時射出成形装置。 In the simultaneous injection molding apparatus according to claim 1,
The sleeve has a lateral opening between the second manifold melt channel and the inner melt channel, and the transverse opening causes the melt to melt from the second manifold melt channel to the inner melt channel. The pin can further flow to a body channel, and the pin further comprises a blocking portion having an outer diameter substantially equal to the inner diameter of the sleeve at the lateral opening, the blocking portion having the pin in a closed position A simultaneous injection molding device that sometimes closes the lateral opening.
前記外側溶融体チャンネル及び前記内側溶融体チャンネルは、実質的に環状の断面を有する、同時射出成形装置。 In the simultaneous injection molding apparatus according to claim 1,
The simultaneous injection molding apparatus, wherein the outer melt channel and the inner melt channel have a substantially annular cross section.
前記ピンは、前記スリーブ内で前記ピンの位置合わせを行うための、前記スリーブの前記中空領域の内壁と接触する少なくとも一つのフィンを更に有する、同時射出成形装置。 In the simultaneous injection molding apparatus according to claim 1,
The co-injection molding apparatus, wherein the pin further comprises at least one fin in contact with an inner wall of the hollow region of the sleeve for aligning the pin within the sleeve.
前記マニホルド又は前記ノズルは、電気ヒータを更に有する、同時射出成形装置。 In the simultaneous injection molding apparatus according to claim 1,
The simultaneous injection molding apparatus, wherein the manifold or the nozzle further includes an electric heater.
前記スリーブに連結されたピストンを含む第1アクチュエータと、前記ピンに連結されたピストンを含む第2アクチュエータとを更に備えた、同時射出成形装置。 In the simultaneous injection molding apparatus according to claim 1,
A simultaneous injection molding apparatus, further comprising: a first actuator including a piston connected to the sleeve; and a second actuator including a piston connected to the pin.
前記スリーブ、及び前記第1アクチュエータの前記ピストンが取り付けられた連結プレートを更に備え、前記第1アクチュエータの本体は支持プレートに固定されている、同時射出成形装置。 The simultaneous injection molding apparatus according to claim 15,
A simultaneous injection molding apparatus, further comprising a connecting plate to which the sleeve and the piston of the first actuator are attached, wherein a main body of the first actuator is fixed to a support plate.
前記第2アクチュエータの本体は、前記連結プレートに取り付けられており、当該連結プレートとともに移動する、同時射出成形装置。 The simultaneous injection molding apparatus according to claim 16,
The simultaneous injection molding device, wherein the main body of the second actuator is attached to the connecting plate and moves together with the connecting plate.
移動自在の連結プレートと、
前記連結プレートに固定された本体、及びこの本体内に配置された移動自在のピストンを含むアクチュエータと、
第1マニホルド溶融体チャンネル、第2マニホルド溶融体チャンネル、及び案内穴とを含むマニホルドと、
前記マニホルドに連結された、長手方向穴を持つノズル本体と、
前記長手方向穴内に配置されたスリーブであって、このスリーブは、開口部を持つチップ部分を有するとともに中空領域及び前記長手方向穴よりも細い領域を有し、前記第1マニホルド溶融体チャンネルに連通した環状の外側溶融体チャンネルが前記スリーブと前記ノズル本体との間に形成され、前記スリーブは、前記連結プレートに連結されており、前記スリーブの前記チップ部分によって、キャビティゲートに対する前記外側溶融体チャンネルの溶融体の連通を開閉するように前記案内穴を通って移動できる、スリーブと、
前記スリーブの前記中空領域内に配置されたピンであって、このピンは、チップを有するとともに前記スリーブの前記中空領域よりも細い領域を有し、前記第2マニホルド溶融体チャンネルと連通した環状の内側溶融体チャンネルが前記ピンと前記スリーブとの間に形成され、前記ピンの前記チップによって、前記スリーブの前記開口部に対する前記内側溶融体チャンネルの溶融体の連通を開閉するように前記ピンは前記アクチュエータの前記ピストンに連結されており、前記スリーブの前記開口部によって前記ピンの前記チップを位置合わせするため、前記スリーブの前記中空領域の内壁と接触する少なくとも一つのフィンを更に含む、ピンと、
前記ノズル本体に連結されたノズルチップであって、このノズルチップは、前記長手方向穴と連通した、前記外側溶融体チャンネルの一部分を形成するノズルチップ溶融体チャンネルを有するとともに、位置合わせ穴を持つ位置合わせ部分を更に有し、前記スリーブは、前記位置合わせ穴を通って摺動し、前記位置合わせ穴により、前記スリーブの前記チップ部分を、前記スリーブの摺動範囲に沿って前記キャビティゲートと位置合わせし、前記ノズルチップは、前記位置合わせ穴の上流側において放出溶融体チャンネルを更に含み、前記放出溶融体チャンネルは、前記ノズルチップ溶融体チャンネル、及び前記放出溶融体チャンネルの下流側において前記ノズルチップの一部分の周囲を取り囲む環状の溶融体チャンネルと連通する、ノズルチップと、
前記ノズルチップを前記ノズル本体に対して保持させる、前記ノズル本体に連結されたチップ保持部材と、
を備えた、同時射出成形装置。 In simultaneous injection molding equipment,
A movable connecting plate;
An actuator including a main body fixed to the connection plate and a movable piston disposed in the main body;
A manifold including a first manifold melt channel, a second manifold melt channel, and a guide hole;
A nozzle body connected to the manifold and having a longitudinal bore;
A sleeve disposed within the longitudinal bore, the sleeve having a tip portion having an opening, a hollow region and a region narrower than the longitudinal bore, and communicating with the first manifold melt channel. An annular outer melt channel is formed between the sleeve and the nozzle body, the sleeve being connected to the connecting plate, and the outer melt channel to the cavity gate by the tip portion of the sleeve. A sleeve that can be moved through the guide hole to open and close the melt communication; and
A pin disposed in the hollow region of the sleeve, the pin having a tip and a region narrower than the hollow region of the sleeve, the ring being in communication with the second manifold melt channel; An inner melt channel is formed between the pin and the sleeve, and the pin is connected to the actuator so that the tip of the pin opens and closes communication of the melt of the inner melt channel with the opening of the sleeve. A pin further comprising at least one fin connected to the inner wall of the hollow region of the sleeve for aligning the tip of the pin with the opening of the sleeve.
A nozzle tip connected to the nozzle body, the nozzle tip having a nozzle tip melt channel in communication with the longitudinal bore and forming a portion of the outer melt channel and having an alignment hole. The sleeve further includes an alignment portion, and the sleeve slides through the alignment hole, and the alignment hole causes the tip portion of the sleeve to move along the sliding range of the sleeve with the cavity gate. Aligning, the nozzle tip further includes a discharge melt channel upstream of the alignment hole, the discharge melt channel being downstream of the nozzle tip melt channel and the discharge melt channel. A nozzle in communication with an annular melt channel that surrounds a portion of the nozzle tip And-up,
A tip holding member connected to the nozzle body for holding the nozzle tip against the nozzle body;
A simultaneous injection molding device.
前記スリーブは、前記第2マニホルド溶融体チャンネルと前記内側溶融体チャンネルとの間において横方向開口部を有し、該横方向開口部により、溶融体を前記第2マニホルド溶融体チャンネルから前記内側溶融体チャンネルまで流すことができ、前記ピンは、前記横方向開口部のところにおいて、外径が前記スリーブの内径とほぼ等しい遮断部分を更に有し、前記遮断部分は、前記ピンが閉止位置にあるときに前記横方向開口部を塞ぐ、同時射出成形装置。 In the simultaneous injection molding apparatus according to claim 1,
The sleeve has a lateral opening between the second manifold melt channel and the inner melt channel, and the transverse opening causes the melt to melt from the second manifold melt channel to the inner melt channel. The pin can further flow to a body channel, and the pin further comprises a blocking portion having an outer diameter substantially equal to the inner diameter of the sleeve at the lateral opening, the blocking portion having the pin in a closed position A simultaneous injection molding device that sometimes closes the lateral opening.
第1マニホルド溶融体チャンネル、第2マニホルド溶融体チャンネル、及び案内穴を含むマニホルドと、
前記案内穴と位置合わせされた長手方向穴を含む、前記マニホルドに連結されたノズル本体と、
前記長手方向穴内に配置されたスリーブであって、このスリーブは、開口部を持つチップ部分を有するとともに中空領域及び前記長手方向穴よりも細い領域を有し、前記第1マニホルド溶融体チャンネルに連通した外側溶融体チャンネルが前記スリーブと前記ノズル本体との間に形成され、前記スリーブの前記チップ部分によって、キャビティゲートに対する前記外側溶融体チャンネルの溶融体の連通を開閉するように前記案内穴内に摺動自在に配置されている、スリーブと、
前記スリーブを摺動するための手段と、
前記スリーブの前記中空領域内に配置されたピンであって、このピンは、チップを有するとともに前記スリーブの前記中空領域よりも細い領域を有し、前記第2マニホルド溶融体チャンネルと連通した内側溶融体チャンネルが前記ピンと前記スリーブとの間に形成され、前記ピンの前記チップ部分によって、前記スリーブの開口部に対する前記内側溶融体チャンネルの溶融体の連通を開閉するように前記スリーブ内に摺動自在に配置されている、ピンと、
前記ピンを摺動するための手段と、
前記ノズル本体に連結されたノズルチップであって、前記長手方向穴と連通した、前記外側溶融体チャンネルの一部分を形成するノズルチップ溶融体チャンネルを有し、このノズルチップは、前記スリーブの前記チップ部分を前記キャビティゲートと位置合わせするための手段を更に含む、ノズルチップと、
を備えた、同時射出成形装置。 In simultaneous injection molding equipment,
A manifold including a first manifold melt channel, a second manifold melt channel, and a guide hole;
A nozzle body coupled to the manifold, including a longitudinal hole aligned with the guide hole;
A sleeve disposed within the longitudinal bore, the sleeve having a tip portion having an opening, a hollow region and a region narrower than the longitudinal bore, and communicating with the first manifold melt channel. An outer melt channel is formed between the sleeve and the nozzle body, and the tip portion of the sleeve slides into the guide hole so as to open and close the communication of the melt of the outer melt channel to the cavity gate. A sleeve which is arranged freely,
Means for sliding the sleeve;
A pin disposed in the hollow region of the sleeve, the pin having a tip and a region narrower than the hollow region of the sleeve, the inner melt communicating with the second manifold melt channel; A body channel is formed between the pin and the sleeve, and the tip portion of the pin is slidable within the sleeve to open and close communication of the melt of the inner melt channel to the opening of the sleeve. Are located on the pins,
Means for sliding the pin;
A nozzle tip connected to the nozzle body, the nozzle tip having a nozzle tip melt channel forming a part of the outer melt channel in communication with the longitudinal hole, the nozzle tip being the tip of the sleeve A nozzle tip further comprising means for aligning a portion with the cavity gate;
A simultaneous injection molding device with
長手方向穴を持つノズル本体と、
前記長手方向穴内に摺動自在に配置された、開口部を持つチップ部分を有するスリーブと、
前記スリーブと前記ノズル本体との間に配置された外側溶融体チャンネルと、
前記スリーブ内に摺動自在に配置された、チップを備えたピンと、
前記ピンと前記スリーブとの間に配置された内側溶融体チャンネルと、
前記スリーブの摺動範囲にわたって前記スリーブの前記チップ部分をキャビティゲートと位置合わせする位置合わせ部分を含む、前記ノズル本体に連結されたノズルチップと、
を備え、
前記スリーブの摺動範囲は、開放位置と閉止位置との間であり、閉止位置において、前記チップ部分が、前記外側溶融体チャンネルと前記キャビティゲートとの間の溶融体の連通を制御し、
前記ピンは開放位置と閉止位置との間で摺動自在であり、前記内側溶融体チャンネルと前記スリーブの前記開口部との間の溶融体の連通を前記チップが制御し、
前記ノズルチップは、前記外側溶融体チャンネルと前記キャビティゲートとの間において横方向の放出溶融体チャンネルを更に備えている、ホットランナノズル。 In hot runner nozzles for simultaneous injection molding equipment,
A nozzle body with a longitudinal hole;
A sleeve having a tip portion with an opening, slidably disposed within the longitudinal bore;
An outer melt channel disposed between the sleeve and the nozzle body;
A pin with a tip, slidably disposed within the sleeve;
An inner melt channel disposed between the pin and the sleeve;
A nozzle tip connected to the nozzle body including an alignment portion for aligning the tip portion of the sleeve with a cavity gate over a sliding range of the sleeve;
With
The sliding range of the sleeve is between an open position and a closed position, in which the tip portion controls the communication of the melt between the outer melt channel and the cavity gate;
The pin is slidable between an open position and a closed position, and the tip controls the communication of the melt between the inner melt channel and the opening of the sleeve;
The hot runner nozzle, wherein the nozzle tip further comprises a lateral discharge melt channel between the outer melt channel and the cavity gate.
前記位置合わせ部分は位置合わせ穴を備えており、この位置合わせ穴を通って前記スリーブが摺動する、ホットランナノズル。 The hot runner nozzle according to claim 21,
The hot runner nozzle, wherein the alignment portion includes an alignment hole through which the sleeve slides.
前記位置合わせ穴の内面には、摩擦低減コーティング又は耐磨耗性コーティングがなされている、ホットランナノズル。 The hot runner nozzle according to claim 22,
A hot runner nozzle having a friction reducing coating or an abrasion resistant coating on an inner surface of the alignment hole.
前記横方向の放出溶融体チャンネルは、前記位置合わせ部分の上流側に配置されており、前記横方向放出溶融体チャンネルは、前記外側溶融体チャンネルと、前記横方向の放出溶融体チャンネルの下流側において前記ノズルチップの一部分の周囲を取り囲む環状溶融体チャンネルとの間を連通する、ホットランナノズル。 The hot runner nozzle according to claim 21,
The transverse discharge melt channel is disposed upstream of the alignment portion, the transverse discharge melt channel being downstream of the outer melt channel and the lateral discharge melt channel. A hot runner nozzle in communication with an annular melt channel surrounding a portion of the nozzle tip.
前記ノズルチップを前記ノズル本体に対して保持させる、前記ノズル本体に連結されたチップ保持部材を更に含む、ホットランナノズル。 The hot runner nozzle according to claim 21,
A hot runner nozzle further comprising a tip holding member connected to the nozzle body for holding the nozzle tip against the nozzle body.
前記外側溶融体チャンネル及び前記内側溶融体チャンネルは、実質的に環状の断面を有する、ホットランナノズル。 The hot runner nozzle according to claim 21,
The hot runner nozzle, wherein the outer melt channel and the inner melt channel have a substantially annular cross section.
前記ピンは、当該ピンの前記チップを前記スリーブの前記開口部と位置合わせさせるため、前記スリーブの内壁と接触する少なくとも一つのフィンを更に有する、ホットランナノズル。 The hot runner nozzle according to claim 21,
The hot runner nozzle, wherein the pin further comprises at least one fin in contact with the inner wall of the sleeve to align the tip of the pin with the opening of the sleeve.
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