JP2009141520A - 通信端末におけるアプリケーション起動方法、通信端末及びサーバ - Google Patents
通信端末におけるアプリケーション起動方法、通信端末及びサーバ Download PDFInfo
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Abstract
【課題】発信側の通信端末又はサーバから着信側の通信端末に接続してSIPのセッションを確立する際に、着信側の通信端末に実行可能に組み込まれているアプリケーションプログラムを指定して起動することができるアプリケーション起動方法、通信端末及びサーバを提供する。
【解決手段】発信側の通信端末10A又はサーバ25,30が、着信側の通信端末10Bで起動させるアプリケーションプログラムを指定する情報を含むアプリケーション起動情報を、送信対象のSIPのメッセージに書き込み、着信側の通信端末に送信する。着信側の通信端末は、発信側の通信端末又はサーバから、アプリケーション起動情報が書き込まれたメッセージを受信し、アプリケーション起動情報に基づいて、複数のアプリケーションプログラムの中からアプリケーション起動情報で指定されているアプリケーションプログラムを選択して起動する。
【選択図】図1
【解決手段】発信側の通信端末10A又はサーバ25,30が、着信側の通信端末10Bで起動させるアプリケーションプログラムを指定する情報を含むアプリケーション起動情報を、送信対象のSIPのメッセージに書き込み、着信側の通信端末に送信する。着信側の通信端末は、発信側の通信端末又はサーバから、アプリケーション起動情報が書き込まれたメッセージを受信し、アプリケーション起動情報に基づいて、複数のアプリケーションプログラムの中からアプリケーション起動情報で指定されているアプリケーションプログラムを選択して起動する。
【選択図】図1
Description
本発明は、通信ネットワークを介して通信可能な携帯電話機等の通信端末におけるアプリケーション起動方法、並びにその方法に用いることができる通信端末及びサーバに関するものである。
従来、この種の通信端末として、例えば、プラットフォームに依存しないオブジェクト指向のプログラミング言語で記述されたアプリケーションプログラムを実行可能な携帯電話機が知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば、プラットフォーム上にアプリケーション実行環境としてJAVA(登録商標)仮想マシン機能を実装し、JAVAで記述されたアプリケーションプログラムを実行できるようにした携帯電話機が知られている。このような携帯電話機では、移動体通信ネットワーク上のサーバから利用者が所望のアプリケーションプログラムをダウンロードして携帯電話機内に登録しておく。そして、この登録されている複数のアプリケーションプログラムから利用者が選択したものを、プラットフォーム上に構築されたJAVAのアプリケーション実行環境で起動することにより、携帯電話機のディスプレイ上に3次元動画からなる待ち受け画面を表示させたり、携帯電話機上でゲームや占いを行ったり、音楽を再生したりすることができる。
また、特許文献2には、アプリケーションプログラム(以下、必要に応じて「アプリケーション」と略す。)を起動し、SIP(Session Initiation Protocol)という通信プロトコルを用いて他の着信側の通信端末に対してセッションを申し込むセッション確立方法が開示されている。このセッション確立方法では、セッションの申し込みを受けた着信側の通信端末が、SIPを用いて発信側の通信端末に対してセッションの許可を行い、上記アプリケーションと同等のアプリケーションを起動する。これにより、発信側の通信端末で起動されたアプリケーションと着信側の通信端末で起動されたアプリケーションとの間でセッションが確立される。ここで、上記SIPは、IETF(Internet Engineering Task Force)のSIPワーキンググループによりRFC(Request for Comments)2543,3261等の文書で公開された、ピアツゥーピアのセッション確立のための通信プロトコルである。
上記引用文献1に記載の携帯電話機のように複数のアプリケーションが実行可能に登録されている携帯電話機に、通信ネットワークを介して外部の通信端末等からアクセスし、上記携帯電話機に登録されている複数のアプリケーションの中からアプリケーションを任意に指定して起動させたい場合がある。この場合、上記引用文献2に記載されている方法を用いることが考えられるが、上記引用文献2に記載の着信側の通信端末では、発信側の通信端末からセッションの申込みがあったときに、発信側の通信端末で起動されたアプリケーションと同等のアプリケーションが自動的に起動される。そのため、発信側の通信端末で起動されたアプリケーションとは関係なく、着信側の通信端末に実行可能に組み込まれているアプリケーションを指定して起動させることができないという問題点がある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、発信側の通信端末又はサーバから着信側の通信端末に接続してSIPのセッションを確立する際に、着信側の通信端末に実行可能に組み込まれているアプリケーションプログラムを指定して起動することができる通信端末におけるアプリケーション起動方法、通信端末及びサーバを提供することである。
本発明に係るアプリケーション起動方法は、通信ネットワークを介して通信可能な通信端末におけるアプリケーション起動方法であって、発信側の通信端末又はサーバが、着信側の通信端末で起動させるアプリケーションプログラムを指定する情報を含むアプリケーション起動情報を、送信対象のSIP(Session Initiation Protocol)のメッセージに書き込むステップと、前記発信側の通信端末又はサーバが、通信ネットワークを介して前記着信側の通信端末に、前記アプリケーション起動情報が書き込まれたメッセージを送信するステップと、前記着信側の通信端末が、通信ネットワークを介して前記発信側の通信端末又はサーバから、前記アプリケーション起動情報が書き込まれたメッセージを受信するステップと、前記着信側の通信端末が、前記受信したメッセージに書き込まれている前記アプリケーション起動情報に基づいて、当該着信側の通信端末に組み込まれている複数のアプリケーションプログラムの中から該アプリケーション起動情報で指定されているアプリケーションプログラムを選択して起動するステップと、を含むことを特徴とするものである。
このアプリケーション起動方法では、発信側の通信端末又はサーバから着信側の通信端末に、着信側の通信端末で起動させるアプリケーションプログラムを指定する情報を含むアプリケーション起動情報が書き込まれたSIPのメッセージを送信する。このSIPのメッセージを着信側の通信端末で受信することにより、発信側の通信端末又はサーバと着信側の通信端末との間でSIPのセッションを確立することができる。そして、このセッションの確立の際に、着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバから受信したSIPのメッセージに書き込まれているアプリケーション起動情報に基づいて、当該着信側の通信端末に組み込まれている複数のアプリケーションプログラムの中から、アプリケーション起動情報で指定されているアプリケーションプログラムが選択されて起動される。
前記アプリケーション起動方法において、前記アプリケーション起動情報は、前記送信対象のメッセージのボディ部に書き込んでもよい。このアプリケーション起動方法では、SIPのメッセージを構成するヘッダ部及びボディ部のうち、テキストの文字数や書式の制約が少ないボディ部にアプリケーション起動情報が書き込まれているので、発信側の通信端末又はサーバから着信側の通信端末に送信されるアプリケーション起動情報のデータサイズや書き込み書式等について自由度が高まる。
また、前記アプリケーション起動方法において、前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムのアプリケーション名とベンダ名とを含んでもよい。このアプリケーション起動方法では、アプリケーション起動情報に含まれているアプリケーション名及びベンダ名により、着信側の通信端末で起動させる起動対象のアプリケーションプログラムを簡便且つ正確に指定できる。
また、前記アプリケーション起動方法において、前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムの実行中に使用される独自のアプリケーションデータ領域を設定するためのデータ領域設定情報を更に含んでもよい。このアプリケーション起動方法では、指定のアプリケーションプログラムを着信側の通信端末で起動する際に、アプリケーション起動情報に含まれているデータ領域設定情報に基づいて、上記指定のアプリケーションプログラムの実行中に使用される独自のアプリケーションデータ領域を設定することができる。よって、発信側の通信端末又はサーバから指定された独自のアプリケーションデータ領域が必要なアプリケーションプログラムを着信側の通信端末で適切に起動させることができる。
また、前記アプリケーション起動方法において、前記アプリケーション起動情報は、前記発信側の通信端末又はサーバで入力されたテキストデータを更に含んでもよい。このアプリケーション起動方法では、発信側の通信端末又はサーバに関する送信側情報や起動対象のアプリケーションプログラムに関する情報等の各種付加情報をテキストデータとしてアプリケーション起動情報に書き込み、起動対象のアプリケーションプログラムを起動する際に上記各種付加情報を着信側の通信端末の利用者に通知することができる。
また、前記アプリケーション起動方法において、前記着信側の通信端末が、前記アプリケーションプログラムの起動に先だって、起動対象のアプリケーションプログラムの内容を示し当該通信端末の利用者からの起動要求を受け付ける起動確認画面を表示するステップを、更に含んでもよい。このアプリケーション起動方法では、着信側の通信端末において、発信側の通信端末又はサーバで指定された起動対象のアプリケーションプログラムの起動に先だって起動確認画面を表示することにより、着信側の通信端末の利用者が起動対象のアプリケーションプログラムの内容を把握して起動を許可するか否かを選択できる。
また、前記アプリケーション起動方法において、前記着信側の通信端末が、前記起動対象のアプリケーションプログラムに関連付けて前記着信側の通信端末に記憶されているアプリケーション属性情報に基づいて、前記起動確認画面の表示及び非表示を切り換えるステップを、更に含んでもよい。このアプリケーション起動方法では、発信側の通信端末又はサーバで指定された起動対象のアプリケーションプログラムを着信側の通信端末で起動するときに起動確認画面を表示するか否かに関する情報を、当該アプリケーションプログラムと一緒に提供され着信側の通信端末内に記憶されるアプリケーション属性情報に書き込んでおくことにより、前記起動確認画面を表示するか否かを、当該アプリケーションプログラムの開発者側で指定することができる。
また、前記アプリケーション起動方法において、前記着信側の通信端末が、当該通信端末の利用者によって予め設定された表示設定情報に基づいて、前記起動確認画面の表示及び非表示を切り換えるステップを、更に含んでもよい。このアプリケーション起動方法では、発信側の通信端末又はサーバで指定された起動対象のアプリケーションプログラムを着信側の通信端末で起動するときに起動確認画面を表示するか否かに関する情報を、着信側の通信端末の利用者が設定し表示設定情報として着信側の通信端末内に記憶しておくことにより、前記起動確認画面を表示するか否かを、当該着信側の通信端末の利用者が指定することができる。
このアプリケーション起動方法では、発信側の通信端末又はサーバから着信側の通信端末に、着信側の通信端末で起動させるアプリケーションプログラムを指定する情報を含むアプリケーション起動情報が書き込まれたSIPのメッセージを送信する。このSIPのメッセージを着信側の通信端末で受信することにより、発信側の通信端末又はサーバと着信側の通信端末との間でSIPのセッションを確立することができる。そして、このセッションの確立の際に、着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバから受信したSIPのメッセージに書き込まれているアプリケーション起動情報に基づいて、当該着信側の通信端末に組み込まれている複数のアプリケーションプログラムの中から、アプリケーション起動情報で指定されているアプリケーションプログラムが選択されて起動される。
前記アプリケーション起動方法において、前記アプリケーション起動情報は、前記送信対象のメッセージのボディ部に書き込んでもよい。このアプリケーション起動方法では、SIPのメッセージを構成するヘッダ部及びボディ部のうち、テキストの文字数や書式の制約が少ないボディ部にアプリケーション起動情報が書き込まれているので、発信側の通信端末又はサーバから着信側の通信端末に送信されるアプリケーション起動情報のデータサイズや書き込み書式等について自由度が高まる。
また、前記アプリケーション起動方法において、前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムのアプリケーション名とベンダ名とを含んでもよい。このアプリケーション起動方法では、アプリケーション起動情報に含まれているアプリケーション名及びベンダ名により、着信側の通信端末で起動させる起動対象のアプリケーションプログラムを簡便且つ正確に指定できる。
また、前記アプリケーション起動方法において、前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムの実行中に使用される独自のアプリケーションデータ領域を設定するためのデータ領域設定情報を更に含んでもよい。このアプリケーション起動方法では、指定のアプリケーションプログラムを着信側の通信端末で起動する際に、アプリケーション起動情報に含まれているデータ領域設定情報に基づいて、上記指定のアプリケーションプログラムの実行中に使用される独自のアプリケーションデータ領域を設定することができる。よって、発信側の通信端末又はサーバから指定された独自のアプリケーションデータ領域が必要なアプリケーションプログラムを着信側の通信端末で適切に起動させることができる。
また、前記アプリケーション起動方法において、前記アプリケーション起動情報は、前記発信側の通信端末又はサーバで入力されたテキストデータを更に含んでもよい。このアプリケーション起動方法では、発信側の通信端末又はサーバに関する送信側情報や起動対象のアプリケーションプログラムに関する情報等の各種付加情報をテキストデータとしてアプリケーション起動情報に書き込み、起動対象のアプリケーションプログラムを起動する際に上記各種付加情報を着信側の通信端末の利用者に通知することができる。
また、前記アプリケーション起動方法において、前記着信側の通信端末が、前記アプリケーションプログラムの起動に先だって、起動対象のアプリケーションプログラムの内容を示し当該通信端末の利用者からの起動要求を受け付ける起動確認画面を表示するステップを、更に含んでもよい。このアプリケーション起動方法では、着信側の通信端末において、発信側の通信端末又はサーバで指定された起動対象のアプリケーションプログラムの起動に先だって起動確認画面を表示することにより、着信側の通信端末の利用者が起動対象のアプリケーションプログラムの内容を把握して起動を許可するか否かを選択できる。
また、前記アプリケーション起動方法において、前記着信側の通信端末が、前記起動対象のアプリケーションプログラムに関連付けて前記着信側の通信端末に記憶されているアプリケーション属性情報に基づいて、前記起動確認画面の表示及び非表示を切り換えるステップを、更に含んでもよい。このアプリケーション起動方法では、発信側の通信端末又はサーバで指定された起動対象のアプリケーションプログラムを着信側の通信端末で起動するときに起動確認画面を表示するか否かに関する情報を、当該アプリケーションプログラムと一緒に提供され着信側の通信端末内に記憶されるアプリケーション属性情報に書き込んでおくことにより、前記起動確認画面を表示するか否かを、当該アプリケーションプログラムの開発者側で指定することができる。
また、前記アプリケーション起動方法において、前記着信側の通信端末が、当該通信端末の利用者によって予め設定された表示設定情報に基づいて、前記起動確認画面の表示及び非表示を切り換えるステップを、更に含んでもよい。このアプリケーション起動方法では、発信側の通信端末又はサーバで指定された起動対象のアプリケーションプログラムを着信側の通信端末で起動するときに起動確認画面を表示するか否かに関する情報を、着信側の通信端末の利用者が設定し表示設定情報として着信側の通信端末内に記憶しておくことにより、前記起動確認画面を表示するか否かを、当該着信側の通信端末の利用者が指定することができる。
本発明に係る通信端末は、通信ネットワークを介して通信可能な通信端末であって、当該通信端末のプラットフォーム上にアプリケーション実行環境を構築しアプリケーションプログラムの実行を管理するアプリケーション実行管理手段と、通信ネットワークを介して発信側の通信端末又はサーバから、起動させるアプリケーションプログラムを指定する情報を含むアプリケーション起動情報が書き込まれたSIP(Session Initiation Protocol)のメッセージを受信するメッセージ受信手段と、前記メッセージ受信手段で受信したメッセージに書き込まれている前記アプリケーション起動情報に基づいて、当該着信側の通信端末に組み込まれている複数のアプリケーションプログラムの中から該アプリケーション起動情報で指定されているアプリケーションプログラムを選択して起動するように、前記アプリケーション実行管理手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバから、当該着信側の通信端末で起動させるアプリケーションプログラムを指定する情報を含むアプリケーション起動情報が書き込まれたSIPのメッセージを受信することにより、発信側の通信端末又はサーバとの間でSIPのセッションを確立することができる。そして、このセッションの確立の際に、発信側の通信端末又はサーバから受信したSIPのメッセージに書き込まれているアプリケーション起動情報に基づいて、当該着信側の通信端末に組み込まれている複数のアプリケーションプログラムの中から、アプリケーション起動情報で指定されているアプリケーションプログラムが選択されて起動される。
前記着信側の通信端末において、前記アプリケーション起動情報は、前記メッセージ受信手段で受信したメッセージのボディ部に書き込んでもよい。この着信側の通信端末では、SIPのメッセージを構成するヘッダ部及びボディ部のうち、テキストの文字数や書式の制約が少ないボディ部にアプリケーション起動情報が書き込まれているので、発信側の通信端末又はサーバから送信されるアプリケーション起動情報のデータサイズや書き込み書式等について自由度が高まる。
また、前記着信側の通信端末において、前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムのアプリケーション名とベンダ名とを含み、前記制御手段は、複数のアプリケーションプログラムから、前記アプリケーション名及び前記ベンダ名がそれぞれマッチングするアプリケーションプログラムを選択して起動するように制御してもよい。この着信側の通信端末では、アプリケーション起動情報に含まれているアプリケーション名及びベンダ名により、起動対象のアプリケーションプログラムを簡便且つ正確に指定できる。
また、前記着信側の通信端末において、前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムの実行中に使用される独自のアプリケーションデータ領域を設定するためのデータ領域設定情報を含み、前記制御手段は、前記起動対象のアプリケーションプログラムを起動するときに、前記データ領域設定情報に基づいて前記アプリケーションデータ領域を設定するように制御してもよい。この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバから指定された独自のアプリケーションデータ領域が必要なアプリケーションプログラムを着信側の通信端末で適切に起動させることができる。
また、前記着信側の通信端末において、表示手段を備え、前記制御手段は、前記アプリケーションプログラムの起動に先だって、起動対象のアプリケーションプログラムの内容を示し当該通信端末の利用者からの起動要求を受け付ける起動確認画面を、前記表示手段に表示するように制御してもよい。この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバで指定された起動対象のアプリケーションプログラムの起動に先だって起動確認画面を表示することにより、起動対象のアプリケーションプログラムの内容を把握して起動を許可するか否かを選択できる。
また、前記着信側の通信端末において、前記制御手段は、前記起動対象のアプリケーションプログラムに関連付けて前記着信側の通信端末に記憶されているアプリケーション属性情報に基づいて、前記起動確認画面の表示及び非表示を切り換えるように制御してもよい。この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバで指定された起動対象のアプリケーションプログラムを起動するときの起動確認画面を表示するか否かを、当該アプリケーションプログラムの開発者側で指定することができる。
また、前記着信側の通信端末において、前記制御手段は、当該通信端末の利用者によって予め設定された表示設定情報に基づいて、前記起動確認画面の表示及び非表示を切り換えるように制御してもよい。この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバで指定された起動対象のアプリケーションプログラムを起動するときの起動確認画面を表示するか否かを、当該着信側の通信端末の利用者が指定することができる。
また、前記着信側の通信端末において、前記制御手段は、前記起動対象のアプリケーションプログラムが実行中及び一時停止中のいずれでもない場合のみ、前記起動対象のアプリケーションプログラムを起動するように制御してもよい。この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバで指定された起動対象のアプリケーションプログラムが実行中及び一時停止中の状態にある場合に、その実行中又は一時停止中のアプリケーションプログラムが利用者の意に反して再起動されたり再開されたりするのを回避できる。
また、前記着信側の通信端末において、前記制御手段は、前記起動対象のアプリケーションプログラムが一時停止中の場合には、そのアプリケーションプログラムを再起動せずに再開し、その再開したアプリケーションプログラムに前記アプリケーション起動情報を渡すように制御してもよい。この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバで指定された起動対象のアプリケーションプログラムが一時停止中の状態にある場合に、そのアプリケーションプログラムを、前記発信側の通信端末等からの指定を優先して再開して実行状態に遷移させることができる。
また、前記着信側の通信端末において、前記制御手段は、起動対象以外のアプリケーションプログラムが実行中又は一時停止中の場合には、前記起動対象のアプリケーションプログラムを起動するか否かを利用者に確認するための画面を表示し、前記起動対象のアプリケーションプログラムの起動に同意する操作を受け付けた場合に、前記実行中又は一時停止中の起動対象以外のアプリケーションプログラムを終了させ、前記起動対象のアプリケーションプログラムを起動するように制御してもよい。この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバによって指定されていない起動対象以外のアプリケーションプログラムが実行中又は一時停止中の場合に、利用者の同意を確認した上で、前記実行中又は一時停止中の状態にあるアプリケーションプログラムを終了させ、前記起動対象のアプリケーションプログラムを確実に起動することができる。
また、前記着信側の通信端末において、前記制御手段は、前記起動対象のアプリケーションプログラムが実行中の場合には、前記アプリケーション実行管理手段を介して該実行中のアプリケーションプログラムに前記アプリケーション起動情報を渡すように制御してもよい。この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバによって指定された起動対象のアプリケーションプログラムが既に実行中の場合、前記発信側の通信端末等から受信したアプリケーション起動情報の内容を反映させた状態で前記起動対象のアプリケーションプログラムの実行を継続することができる。
また、前記着信側の通信端末において、前記制御手段は、前記起動対象のアプリケーションプログラムが当該通信端末に存在しない場合、該アプリケーションプログラムを起動できない旨を利用者に通知する画面を表示するように制御してもよい。この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバによって指定された起動対象のアプリケーションプログラムが存在していない場合、その起動対象のアプリケーションプログラムが存在しないため起動できない旨を画面に表示して利用者に通知することができる。
また、前記着信側の通信端末において、前記アプリケーション起動情報は、通信ネットワークを介して前記起動対象のアプリケーションプログラムをダウンロード可能なサーバの接続先情報を含み、前記制御手段は、前記起動対象のアプリケーションプログラムのダウンロード要否を利用者に確認する画面を表示し、前記起動対象のアプリケーションプログラムのダウンロードを希望する利用者の操作を受け付けたときに、前記接続先情報に基づいて前記サーバにアクセスするように制御してもよい。この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバによって指定された起動対象のアプリケーションプログラムが存在していない場合であっても、前記所定の確認画面を表示して利用者の希望を確認した上で、利用者の簡易な操作により前記起動対象のアプリケーションプログラムを前記所定のサーバからダウンロードして起動することができる。
この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバから、当該着信側の通信端末で起動させるアプリケーションプログラムを指定する情報を含むアプリケーション起動情報が書き込まれたSIPのメッセージを受信することにより、発信側の通信端末又はサーバとの間でSIPのセッションを確立することができる。そして、このセッションの確立の際に、発信側の通信端末又はサーバから受信したSIPのメッセージに書き込まれているアプリケーション起動情報に基づいて、当該着信側の通信端末に組み込まれている複数のアプリケーションプログラムの中から、アプリケーション起動情報で指定されているアプリケーションプログラムが選択されて起動される。
前記着信側の通信端末において、前記アプリケーション起動情報は、前記メッセージ受信手段で受信したメッセージのボディ部に書き込んでもよい。この着信側の通信端末では、SIPのメッセージを構成するヘッダ部及びボディ部のうち、テキストの文字数や書式の制約が少ないボディ部にアプリケーション起動情報が書き込まれているので、発信側の通信端末又はサーバから送信されるアプリケーション起動情報のデータサイズや書き込み書式等について自由度が高まる。
また、前記着信側の通信端末において、前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムのアプリケーション名とベンダ名とを含み、前記制御手段は、複数のアプリケーションプログラムから、前記アプリケーション名及び前記ベンダ名がそれぞれマッチングするアプリケーションプログラムを選択して起動するように制御してもよい。この着信側の通信端末では、アプリケーション起動情報に含まれているアプリケーション名及びベンダ名により、起動対象のアプリケーションプログラムを簡便且つ正確に指定できる。
また、前記着信側の通信端末において、前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムの実行中に使用される独自のアプリケーションデータ領域を設定するためのデータ領域設定情報を含み、前記制御手段は、前記起動対象のアプリケーションプログラムを起動するときに、前記データ領域設定情報に基づいて前記アプリケーションデータ領域を設定するように制御してもよい。この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバから指定された独自のアプリケーションデータ領域が必要なアプリケーションプログラムを着信側の通信端末で適切に起動させることができる。
また、前記着信側の通信端末において、表示手段を備え、前記制御手段は、前記アプリケーションプログラムの起動に先だって、起動対象のアプリケーションプログラムの内容を示し当該通信端末の利用者からの起動要求を受け付ける起動確認画面を、前記表示手段に表示するように制御してもよい。この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバで指定された起動対象のアプリケーションプログラムの起動に先だって起動確認画面を表示することにより、起動対象のアプリケーションプログラムの内容を把握して起動を許可するか否かを選択できる。
また、前記着信側の通信端末において、前記制御手段は、前記起動対象のアプリケーションプログラムに関連付けて前記着信側の通信端末に記憶されているアプリケーション属性情報に基づいて、前記起動確認画面の表示及び非表示を切り換えるように制御してもよい。この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバで指定された起動対象のアプリケーションプログラムを起動するときの起動確認画面を表示するか否かを、当該アプリケーションプログラムの開発者側で指定することができる。
また、前記着信側の通信端末において、前記制御手段は、当該通信端末の利用者によって予め設定された表示設定情報に基づいて、前記起動確認画面の表示及び非表示を切り換えるように制御してもよい。この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバで指定された起動対象のアプリケーションプログラムを起動するときの起動確認画面を表示するか否かを、当該着信側の通信端末の利用者が指定することができる。
また、前記着信側の通信端末において、前記制御手段は、前記起動対象のアプリケーションプログラムが実行中及び一時停止中のいずれでもない場合のみ、前記起動対象のアプリケーションプログラムを起動するように制御してもよい。この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバで指定された起動対象のアプリケーションプログラムが実行中及び一時停止中の状態にある場合に、その実行中又は一時停止中のアプリケーションプログラムが利用者の意に反して再起動されたり再開されたりするのを回避できる。
また、前記着信側の通信端末において、前記制御手段は、前記起動対象のアプリケーションプログラムが一時停止中の場合には、そのアプリケーションプログラムを再起動せずに再開し、その再開したアプリケーションプログラムに前記アプリケーション起動情報を渡すように制御してもよい。この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバで指定された起動対象のアプリケーションプログラムが一時停止中の状態にある場合に、そのアプリケーションプログラムを、前記発信側の通信端末等からの指定を優先して再開して実行状態に遷移させることができる。
また、前記着信側の通信端末において、前記制御手段は、起動対象以外のアプリケーションプログラムが実行中又は一時停止中の場合には、前記起動対象のアプリケーションプログラムを起動するか否かを利用者に確認するための画面を表示し、前記起動対象のアプリケーションプログラムの起動に同意する操作を受け付けた場合に、前記実行中又は一時停止中の起動対象以外のアプリケーションプログラムを終了させ、前記起動対象のアプリケーションプログラムを起動するように制御してもよい。この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバによって指定されていない起動対象以外のアプリケーションプログラムが実行中又は一時停止中の場合に、利用者の同意を確認した上で、前記実行中又は一時停止中の状態にあるアプリケーションプログラムを終了させ、前記起動対象のアプリケーションプログラムを確実に起動することができる。
また、前記着信側の通信端末において、前記制御手段は、前記起動対象のアプリケーションプログラムが実行中の場合には、前記アプリケーション実行管理手段を介して該実行中のアプリケーションプログラムに前記アプリケーション起動情報を渡すように制御してもよい。この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバによって指定された起動対象のアプリケーションプログラムが既に実行中の場合、前記発信側の通信端末等から受信したアプリケーション起動情報の内容を反映させた状態で前記起動対象のアプリケーションプログラムの実行を継続することができる。
また、前記着信側の通信端末において、前記制御手段は、前記起動対象のアプリケーションプログラムが当該通信端末に存在しない場合、該アプリケーションプログラムを起動できない旨を利用者に通知する画面を表示するように制御してもよい。この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバによって指定された起動対象のアプリケーションプログラムが存在していない場合、その起動対象のアプリケーションプログラムが存在しないため起動できない旨を画面に表示して利用者に通知することができる。
また、前記着信側の通信端末において、前記アプリケーション起動情報は、通信ネットワークを介して前記起動対象のアプリケーションプログラムをダウンロード可能なサーバの接続先情報を含み、前記制御手段は、前記起動対象のアプリケーションプログラムのダウンロード要否を利用者に確認する画面を表示し、前記起動対象のアプリケーションプログラムのダウンロードを希望する利用者の操作を受け付けたときに、前記接続先情報に基づいて前記サーバにアクセスするように制御してもよい。この着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバによって指定された起動対象のアプリケーションプログラムが存在していない場合であっても、前記所定の確認画面を表示して利用者の希望を確認した上で、利用者の簡易な操作により前記起動対象のアプリケーションプログラムを前記所定のサーバからダウンロードして起動することができる。
本発明に係る他の通信端末は、通信ネットワークを介して通信可能な通信端末であって、着信側の通信端末で起動させるアプリケーションプログラムを指定する情報を含むアプリケーション起動情報を、送信対象のSIP(Session Initiation Protocol)のメッセージに書き込む情報書込手段と、前記情報書込手段で前記アプリケーション起動情報が書き込まれたメッセージを、通信ネットワークを介して前記着信側の通信端末に送信するメッセージ送信手段と、を備えたことを特徴とするものである。
この発信側の通信端末では、着信側の通信端末で起動させるアプリケーションプログラムを指定する情報を含むアプリケーション起動情報を書き込んだSIPのメッセージを、着信側の通信端末に送信する。このSIPのメッセージを着信側の通信端末が受信することにより、着信側の通信端末との間でSIPのセッションを確立することができる。そして、このセッションの確立の際に、着信側の通信端末において、受信したSIPのメッセージに書き込まれているアプリケーション起動情報に基づいて、当該着信側の通信端末に組み込まれている複数のアプリケーションプログラムの中から、アプリケーション起動情報で指定されているアプリケーションプログラムを選択させて起動させることができる。
前記発信側の通信端末において、前記情報書込手段は、前記アプリケーション起動情報を前記送信対象のメッセージのボディ部に書き込んでもよい。この発信側の通信端末では、着信側の通信端末に送信されるアプリケーション起動情報のデータサイズや書き込み書式等について自由度が高まる。
また、前記発信側の通信端末において、前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムのアプリケーション名とベンダ名とを含んでもよい。この発信側の通信端末では、アプリケーション起動情報に含まれているアプリケーション名及びベンダ名により、着信側の通信端末で起動させる起動対象のアプリケーションプログラムを簡便且つ正確に指定できる。
また、前記発信側の通信端末において、前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムの実行中に使用される独自のアプリケーションデータ領域を設定するためのデータ領域設定情報を含んでもよい。この発信側の通信端末では、独自のアプリケーションデータ領域が必要なアプリケーションプログラムを指定して着信側の通信端末で適切に起動させることができる。
また、前記発信側の通信端末において、前記アプリケーション起動情報は、通信ネットワークを介して前記起動対象のアプリケーションプログラムをダウンロード可能なサーバの接続先情報を含んでもよい。この発信側の通信端末では、指定した起動対象のアプリケーションプログラムが着信側の通信端末に存在していない場合であっても、当該着信側の通信端末において利用者の簡易な操作により前記起動対象のアプリケーションプログラムを前記所定のサーバからダウンロードして起動することができる。
この発信側の通信端末では、着信側の通信端末で起動させるアプリケーションプログラムを指定する情報を含むアプリケーション起動情報を書き込んだSIPのメッセージを、着信側の通信端末に送信する。このSIPのメッセージを着信側の通信端末が受信することにより、着信側の通信端末との間でSIPのセッションを確立することができる。そして、このセッションの確立の際に、着信側の通信端末において、受信したSIPのメッセージに書き込まれているアプリケーション起動情報に基づいて、当該着信側の通信端末に組み込まれている複数のアプリケーションプログラムの中から、アプリケーション起動情報で指定されているアプリケーションプログラムを選択させて起動させることができる。
前記発信側の通信端末において、前記情報書込手段は、前記アプリケーション起動情報を前記送信対象のメッセージのボディ部に書き込んでもよい。この発信側の通信端末では、着信側の通信端末に送信されるアプリケーション起動情報のデータサイズや書き込み書式等について自由度が高まる。
また、前記発信側の通信端末において、前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムのアプリケーション名とベンダ名とを含んでもよい。この発信側の通信端末では、アプリケーション起動情報に含まれているアプリケーション名及びベンダ名により、着信側の通信端末で起動させる起動対象のアプリケーションプログラムを簡便且つ正確に指定できる。
また、前記発信側の通信端末において、前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムの実行中に使用される独自のアプリケーションデータ領域を設定するためのデータ領域設定情報を含んでもよい。この発信側の通信端末では、独自のアプリケーションデータ領域が必要なアプリケーションプログラムを指定して着信側の通信端末で適切に起動させることができる。
また、前記発信側の通信端末において、前記アプリケーション起動情報は、通信ネットワークを介して前記起動対象のアプリケーションプログラムをダウンロード可能なサーバの接続先情報を含んでもよい。この発信側の通信端末では、指定した起動対象のアプリケーションプログラムが着信側の通信端末に存在していない場合であっても、当該着信側の通信端末において利用者の簡易な操作により前記起動対象のアプリケーションプログラムを前記所定のサーバからダウンロードして起動することができる。
本発明に係るサーバは、通信ネットワークを介して通信端末と通信可能なサーバであって、着信側の通信端末で起動させるアプリケーションプログラムを指定する情報を含むアプリケーション起動情報を、送信対象のSIP(Session Initiation Protocol)のメッセージに書き込む情報書込手段と、前記情報書込手段で前記アプリケーション起動情報が書き込まれたメッセージを、通信ネットワークを介して前記着信側の通信端末に送信するメッセージ送信手段と、を備えたことを特徴とするものである。
このサーバでは、着信側の通信端末で起動させるアプリケーションプログラムを指定する情報を含むアプリケーション起動情報を書き込んだSIPのメッセージを、着信側の通信端末に送信する。このSIPのメッセージを着信側の通信端末が受信することにより、着信側の通信端末との間でSIPのセッションを確立することができる。そして、このセッションの確立の際に、着信側の通信端末において、受信したSIPのメッセージに書き込まれているアプリケーション起動情報に基づいて、当該着信側の通信端末に組み込まれている複数のアプリケーションプログラムの中から、アプリケーション起動情報で指定されているアプリケーションプログラムを選択させて起動させることができる。
前記サーバにおいて、前記情報書込手段は、前記アプリケーション起動情報を前記送信対象のメッセージのボディ部に書き込んでもよい。このサーバでは、着信側の通信端末に送信されるアプリケーション起動情報のデータサイズや書き込み書式等について自由度が高まる。
また、前記サーバにおいて、前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムのアプリケーション名とベンダ名とを含んでもよい。このサーバでは、アプリケーション起動情報に含まれているアプリケーション名及びベンダ名により、着信側の通信端末で起動させる起動対象のアプリケーションプログラムを簡便且つ正確に指定できる。
また、前記サーバにおいて、前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムの実行中に使用される独自のアプリケーションデータ領域を設定するためのデータ領域設定情報を含んでもよい。このサーバでは、独自のアプリケーションデータ領域が必要なアプリケーションプログラムを指定して着信側の通信端末で適切に起動させることができる。
また、前記サーバにおいて、前記アプリケーション起動情報は、通信ネットワークを介して前記起動対象のアプリケーションプログラムをダウンロード可能なサーバの接続先情報を含んでもよい。このサーバでは、指定した起動対象のアプリケーションプログラムが着信側の通信端末に存在していない場合であっても、当該着信側の通信端末において利用者の簡易な操作により前記起動対象のアプリケーションプログラムを前記所定のサーバからダウンロードして起動することができる。
このサーバでは、着信側の通信端末で起動させるアプリケーションプログラムを指定する情報を含むアプリケーション起動情報を書き込んだSIPのメッセージを、着信側の通信端末に送信する。このSIPのメッセージを着信側の通信端末が受信することにより、着信側の通信端末との間でSIPのセッションを確立することができる。そして、このセッションの確立の際に、着信側の通信端末において、受信したSIPのメッセージに書き込まれているアプリケーション起動情報に基づいて、当該着信側の通信端末に組み込まれている複数のアプリケーションプログラムの中から、アプリケーション起動情報で指定されているアプリケーションプログラムを選択させて起動させることができる。
前記サーバにおいて、前記情報書込手段は、前記アプリケーション起動情報を前記送信対象のメッセージのボディ部に書き込んでもよい。このサーバでは、着信側の通信端末に送信されるアプリケーション起動情報のデータサイズや書き込み書式等について自由度が高まる。
また、前記サーバにおいて、前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムのアプリケーション名とベンダ名とを含んでもよい。このサーバでは、アプリケーション起動情報に含まれているアプリケーション名及びベンダ名により、着信側の通信端末で起動させる起動対象のアプリケーションプログラムを簡便且つ正確に指定できる。
また、前記サーバにおいて、前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムの実行中に使用される独自のアプリケーションデータ領域を設定するためのデータ領域設定情報を含んでもよい。このサーバでは、独自のアプリケーションデータ領域が必要なアプリケーションプログラムを指定して着信側の通信端末で適切に起動させることができる。
また、前記サーバにおいて、前記アプリケーション起動情報は、通信ネットワークを介して前記起動対象のアプリケーションプログラムをダウンロード可能なサーバの接続先情報を含んでもよい。このサーバでは、指定した起動対象のアプリケーションプログラムが着信側の通信端末に存在していない場合であっても、当該着信側の通信端末において利用者の簡易な操作により前記起動対象のアプリケーションプログラムを前記所定のサーバからダウンロードして起動することができる。
本発明によれば、発信側の通信端末又はサーバから着信側の通信端末に、着信側の通信端末で起動させるアプリケーションプログラムを指定する情報を含むアプリケーション起動情報が書き込まれたSIPのメッセージを送信すると、発信側の通信端末又はサーバと着信側の通信端末との間でSIPのセッションが確立される。そして、着信側の通信端末では、発信側の通信端末又はサーバから受信したSIPのメッセージに書き込まれているアプリケーション起動情報に基づいて、当該着信側の通信端末に組み込まれている複数のアプリケーションプログラムの中から、アプリケーション起動情報で指定されているアプリケーションプログラムが選択されて起動される。従って、発信側の通信端末又はサーバから着信側の通信端末に接続してSIPのセッションを確立する際に、着信側の通信端末に実行可能に組み込まれているアプリケーションプログラムを指定して起動することができるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本実施形態に係る複数の通信端末としての携帯電話機を含む通信システム全体の概略構成の一例を示す説明図である。この通信システムは、複数の通信端末としての携帯電話機10A,10B間で音声通信(通話)を行ったり、携帯電話機10A,10Bにインストールされているアプリケーションプログラムを他の携帯電話機やサーバから受信したメッセージに基づいて起動したりするための通信サービスを提供するものである。本通信システムを構成する通信ネットワークとしての携帯電話通信網20は、基地局21と、パケット交換網201と、マルチメディア通信サービスを提供するIMS(IP Multimedia Subsystem)ドメイン202と、回線交換網203と、ネットワーク中継手段としてのGW(ゲートウェイ)装置26とを備えている。なお、本実施形態では、2台の携帯電話機10A,10B間の通信について例示するが、2台以上の多数の携帯電話機の通信についても同様に制御・処理することができる。
図1は本実施形態に係る複数の通信端末としての携帯電話機を含む通信システム全体の概略構成の一例を示す説明図である。この通信システムは、複数の通信端末としての携帯電話機10A,10B間で音声通信(通話)を行ったり、携帯電話機10A,10Bにインストールされているアプリケーションプログラムを他の携帯電話機やサーバから受信したメッセージに基づいて起動したりするための通信サービスを提供するものである。本通信システムを構成する通信ネットワークとしての携帯電話通信網20は、基地局21と、パケット交換網201と、マルチメディア通信サービスを提供するIMS(IP Multimedia Subsystem)ドメイン202と、回線交換網203と、ネットワーク中継手段としてのGW(ゲートウェイ)装置26とを備えている。なお、本実施形態では、2台の携帯電話機10A,10B間の通信について例示するが、2台以上の多数の携帯電話機の通信についても同様に制御・処理することができる。
上記基地局21は、管轄対象のセルごとに設けられ、携帯電話通信網20内の有線回線からのデータを無線インタフェースに合うデータフォーマットに変換し、管轄対象のセル内にある携帯電話機10A,10Bに無線周波数で送信する。逆に無線周波数で送信される携帯電話機10A,10Bからのデータを受信して有線インタフェースに合うデータフォーマットに変換し、携帯電話通信網20内の有線回線部分に転送する。
上記パケット交換網201は、回線交換網203とともに携帯電話通信網20のコアネットワークを構成し、SGSN(Serving GPRS Support Node)22やGGSN(Gateway GPRS Support Node)23等のノードによってパケット通信を制御する。パケット交換網201のSGSN22は、基地局21が接続されている図示しない無線ネットワークコントローラとコアネットワーク側のパケット交換網との間のゲートウェイ機能と、各携帯電話機の位置管理、セキュリティ管理及びアクセス制御を行う機能とを有する。また、GGSN23は、コアネットワーク側のパケット交換網と、IMSドメインや他のIPネットワークとの間のゲートウェイ機能を有する。パケット交換網201は、GGSN23及びGW装置26を介して、移動体通信サービスを提供している通信事業者が有する内部通信ネットワークやインターネット等の外部通信ネットワーワークにあるサーバ30に接続される。
上記サーバ30は、各携帯電話機10A,10Bにおけるアプリケーションプログラムの遠隔起動のためのアプリケーション起動情報を含む後述のINVITEやMESSAGE等のSIPメッセージを、各携帯電話機10A,10Bとの間で送受信することができる。このサーバ30は、CPUやメモリ等を有する単一のコンピュータ装置で構成してもよいし、複数の機能をそれぞれ受け持つ複数台のコンピュータ装置をネットワークで結んで構成してもよい。
上記回線交換網203は、音声通信の交換機であるMSC(Mobile Switching Centre)27等を有する。MSC27は、図示しない位置登録データベース(HLR,VLR)等に接続され、各携帯電話機間の通信や各携帯電話機と携帯電話通信網20内の構成要素との間における通信を中継するように通信制御を行う。また、MSC27は、各携帯電話機と他の通信ネットワークとの間におけるSMS(Short Message Service)の送受信やUDI通信(データレート通信)を中継するように通信制御を行う。
上記IMSドメイン202は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)や3GPP2(3rd Generation Partnership Project 2)で標準化されたIMS(IP multimedia subsystem)の規格に準拠した、パケット通信を利用したマルチメディア通信サービスを提供するためのものである。このIMSドメイン202には、上記マルチメディア通信サービスの提供に用いるCSCF(Call Session Control Function)24とSIP(Session Initiation Protocol)サーバ25とを備えている。SIPサーバ25は、例えばRFC(Request For Comment)3261で規定されているSIP(Session Initiation Protocol)と呼ばれるIP電話の方式を利用して音声通信(通話)にマルチメディア機能を追加するための処理を行う。このSIPサーバ25を介して、例えば携帯電話機におけるアプリケーションプログラムの遠隔起動のためのアプリケーション起動情報を含む「MESSAGE」や「INVITE」などのメッセージ通信を行うことができる。また、CSCF24は、各携帯電話機10A,10BとIMSドメイン202内にあるSIPサーバ25等の各種サーバとの間のSIPパケットの転送処理等を行う。
上記「MESSAGE」のメッセージは、セッションを確立しなくてもテキスト等からなる情報を送信先に送信することができる拡張SIPメッセージである。また、上記「INVITE」のメッセージは、送信先からの応答を受けて送信先との間でピアツーピアの所定セッションを確立することができるSIPメッセージである。
図2は本発明の実施形態に係る携帯電話機の概略構成の一例を示すブロック図である。図3は同携帯電話機の外観構成の一例を示す正面図である。本実施形態の携帯電話機10は、制御手段としての主制御部120と、記憶手段としての内部メモリ121と、携帯電話通信網10を介して通信を行う通信手段としての無線通信部122及びアンテナ112と、表示手段としての表示部125と、操作手段としてのキー操作部126とを備えている。
また、携帯電話機10は、プラットフォームに依存しないオブジェクト指向プログラミングによって開発されたアプリケーションプログラム(以下、必要に応じて「アプリケーション」と略す。)を実行可能な構成を有している。このアプリケーションとしては、JAVA(登録商標)、C、C++等のプログラム言語で記述されたプログラムからなるアプリケーションなどが挙げられる。また、これらのアプリケーションの実行環境は、JAVA(登録商標)の仮想マシン(VM:Virtual Machine)やBREW(登録商標)等のミドルウェアによって構築される。携帯電話機10は、JAVA(登録商標)などのプラットフォームに依存しないアプリケーションを実行するための実行環境を構築して管理するアプリケーション実行管理手段としてのアプリケーション実行管理部127を更に備えている。
上記主制御部120は、例えばCPU、キャッシュメモリ、ROM、システムバス等で構成され、所定の制御プログラムを実行することにより、内部メモリ121や無線通信部122等の各部との間でデータの送受信を行ったり、各部を制御したりする。この主制御部120には、音信号処理部123を介して音入力手段としてのマイク108及び音出力手段としてのスピーカ109が接続されている。また、主制御部120には、表示制御手段としての表示制御部124を介して表示部125が接続されている。更に、主制御部120には、各種処理を指示したり各種データを入力したりするときに利用者によって操作されるキー操作部126も接続されている。また、主制御部120は、アプリケーション実行管理部127との間で各種指令やデータを送受信する。
上記主制御部120は、ダウンロードサーバから取得したアプリケーションのデータ(プロパティ情報、プログラム本体)をプロパティ情報内のアプリケーション種別情報に基づいて内部メモリ121の所定フォルダーに保存する手段や、他の携帯電話機や前述のサーバ30との間で送受信するアプリケーション起動のメッセージを内部メモリ121の所定フォルダーに保存する手段としても機能する。上記所定フォルダーに保存するときに用いるアプリケーションのプロパティ情報は、例えば、JAVA(登録商標)の場合、JADファイル内のMIDxlet拡張属性に記述することができる。
また、上記主制御部120は、無線通信部122等と協働し、プロパティ情報とプログラム本体とを含むアプリケーションのデータ(プロパティ情報、プログラム本体)をサーバから取得する手段や、他の携帯電話機や前述のサーバ30との間でアプリケーション起動のメッセージを送受信する手段としても機能する。
上記通信手段としての無線通信部122及びアンテナ112は、携帯電話通信網20側の基地局21との間で所定の通信方式により無線通信する。
上記内部メモリ121は、例えばRAMやROMなどの半導体メモリで構成され、主制御部120で実行するプログラムや各種データを記憶するものである。なお、これらの記憶手段としては、上記内部メモリ121ではなく、携帯電話機本体に着脱可能なメモリーカード、ICカード等の記憶媒体を用いてもよい。
上記表示制御部124は、主制御部120から送られてきた描画データに基づいて表示部125に画像を表示するように制御する。表示部125は、液晶パネル等からなるディスプレイ110を用いて構成され、内部メモリ121に保存されているデータ等に基づいて各種画像が表示される。また、この表示部125には、実行可能なアプリケーションがリストアップされたアプリケーション一覧画面、アプリケーションの起動設定画面、アプリケーションの起動確認画面等のアプリケーションに関する各種画面を表示することができる。
上記スピーカ109は、音信号処理部123でデジタル信号から変換されたアナログ信号が入力され、通話中の音声を出力したり、メールの着信音、電話の呼び出し音、音楽などを出力したりする。このスピーカ109及び音信号処理部123からなる音発生手段は、受信したメールに添付された添付ファイルを用いて効果音や音楽(楽曲、メロディ)を再生して出力するように、主制御部120で制御することができる。
なお、上記スピーカ109は、図3に示すように通話中の音声を聞くための受話器用スピーカ(レシーバ)109aと、着信音や音楽などを出力する外部出力用スピーカ109bとを別々に設けて構成してもいいし、これらの受話器用スピーカ及び外部出力用スピーカを兼用するように一つのスピーカで構成してもよい。
上記キー操作部126は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)103、通話開始キー104、終話キー105、スクロールキー106、多機能キー107等で構成され、利用者が通話開始、終話、メニュー選択、表示モードの切り換え等を指示したり情報を入力したりするときに用いられる。
上記マイク108は、利用者の音声を電気信号(アナログ信号)に変換する。マイク108から出力される音声の電気信号(アナログ信号)は、音信号処理部123に入力され、デジタル信号に変換される。
上記アプリケーション実行管理部127は、システムバス、CPUやRAM等で構成されている。このアプリケーション実行管理部127は仮想マシンとも呼ばれ、図4のソフトウェア構造上において中央の「アプリケーション実行環境」(仮想実行環境)に対応している。アプリケーション実行管理部127は、オブジェクト指向プログラミングで開発されたアプリケーションプログラムに利用されるクラスライブラリ、実行環境管理ライブラリ、アプリケーション管理等のソフトウェアを提供し、アプリケーションプログラムの実行環境を管理する。ここで、アプリケーションプログラムは、クラスライブラリAPI(アプリケーションインターフェース)を介して上記アプリケーション実行環境内にある関数等のクラスライブラリを呼び出して使用できるようになっている。この関数等のクラスライブラリの呼び出しの履歴は、アプリケーションプログラムの仮想的な実行環境(仮想マシンVM)が終了するまで保持される。また、アプリケーション実行環境内の実行環境管理ライブラリは、電話機プラットフォームAPIを介して電話機プラットフォーム内の電話機プラットフォームライブラリを呼び出して使用できるようになっている。
上記主制御部120は、他の携帯電話機等の通信端末やサーバとの間でINVITEやMESSAGEのメッセージ通信を行うアプリケーションを上記アプリケーション実行環境で実行する際に、そのメッセージ通信のための各種補完動作を実行するように制御することができる。例えば、上記アプリケーション実行環境で実行されているアプリケーションに基づいて少なくとも通信相手先及びメッセージ種別が設定されたメッセージ送信要求が、アプリケーション実行管理部127からネイティブの電話機プラットフォーム側に出力されたとき、その設定されたINVITEやMESSAGE等の所定種別メッセージのヘッダ部に通信相手先の情報を書き込むとともにメッセージ通信に必要な他のヘッダ情報を補完して書き込んだ後、そのヘッダ部を有するINVITEやMESSAGE等メッセージを指定の通信相手先に送信するように制御する。
また、上記主制御部120は、上記無線通信部122等と協働し、着信側の携帯電話機等の通信端末で起動させるアプリケーションを指定する情報を含むアプリケーション起動情報を、送信対象のINVITEやMESSAGE等のSIPメッセージに書き込み、そのアプリケーション起動情報が書き込まれたSIPメッセージを、通信ネットワークを介して他の携帯電話機等の通信端末に送信する手段としても機能する。
また、上記主制御部120は、上記無線通信部122やアプリケーション実行管理部127等と協働し、通信ネットワークを介して他の携帯電話機等の通信端末又はサーバ30から、アプリケーション起動情報が書き込まれたINVITEやMESSAGE等のSIPメッセージを受信し、その受信したSIPメッセージに書き込まれているアプリケーション起動情報に基づいて、複数のインストール済みアプリケーションの中からアプリケーション起動情報で指定されているアプリケーションを選択して起動する手段としても機能する。
また、上記主制御部120は、上記無線通信部122やアプリケーション実行管理部127等と協働し、通信ネットワークを介して他の携帯電話機等の通信端末又はサーバ30から、アプリケーション起動情報が書き込まれたINVITEやMESSAGE等のSIPメッセージを受信し、その受信したSIPメッセージに書き込まれているアプリケーション起動情報に基づいて、複数のインストール済みアプリケーションの中からアプリケーション起動情報で指定されているアプリケーションを選択して起動する手段としても機能する。
次に、上記構成の携帯電話機におけるSIPメッセージの送受信及びそのSIPメッセージを用いたアプリケーションの遠隔起動について説明する。このアプリケーション遠隔起動の際にSIPメッセージとしては、INVITE及びMESSAGEのメッセージを用いることができる。これらのメッセージはそれぞれ、当該メッセージの種別に対応するメソッド(命令)が記述される先頭行(リクエスト行又はステータス行)と、ヘッダ部と、ボディ部とを有する。上記先頭行には、例えば「INVITE」(招待)、「MESSAGE」(メッセージ)、「ACK」(承認、受領確認)、「BYE」(セッションの終了)、「CANCEL」(未応答のリクエストのキャンセル)、「200 OK」(リクエストの受け入れ)、「100 Trying」(試行中)等が記述される。
表1は、INVITEメッセージのヘッダ部に記述されるヘッダフィールドの一例である。INVITEメッセージの場合、表1中の「REQUEST-URI」、「From」、「To」及び「Privacy」の4種類のヘッダフィールドの値についてはアプリケーションから指定して設定することができ、アプリケーションからの指定がなかった場合のみプラットフォーム(ネイティブ)側の主制御部120で補完されて設定される。表1中の他のヘッダフィールドの値についてはプラットフォーム側の主制御部120で補完されて自動設定される。
表2は、INVITEメッセージに対する応答を受け取ったことを知らせるACKメッセージのヘッダ部に記述されるヘッダフィールドの一例である。このACKメッセージの場合、すべてのヘッダフィールドの値がプラットフォーム(ネイティブ)側の主制御部120で補完されて自動設定される。
表3は、MESSAGEメッセージのヘッダ部に記述されるヘッダフィールドの一例である。MESSAGEメッセージの場合、表3中のすべてのヘッダフィールドの値が、プラットフォーム(ネイティブ)側の主制御部120で補完されて自動設定される。
表4は、INVITEメッセージ及びMESSAGEメッセージそれぞれのボディ部に記述される情報の一例である。INVITEメッセージの場合は、SDP(セッション記述プロトコル、RFC2327)の属性情報、受信者側の携帯電話機で遠隔起動するアプリケーションに関するアプリケーション起動情報、及び遠隔起動するアプリケーションが使用するデータ領域を指定するアプリケーションデータ領域の情報が、ボディ部に記述される。一方、MESSAGEメッセージの場合は、アプリケーション起動情報及びアプリケーションデータ領域の情報が、ボディ部に記述される。
表5は、INVITEメッセージのボディ部に記述されるSDP属性情報の一例である。これらのSDP属性情報のうち、属性Mに記述されるメディアの種別、フォーマット及びポート番号はアプリケーションから指定することができる。また、表5のSDP属性情報のうち、V:プロトコルバージョン、O:セッションのオーナー情報、S:セッション名、C:セッションの接続情報、及びT:セッションの開始時刻・終了時刻は、プラットフォーム側の主制御部120によって補完されて自動設定される。また、受信したINVITEメッセージ中のMに記述されるメディアの種別、フォーマット及びポート番号と、C:セッションの接続情報は、アプリケーションから取得することができる。
表6は、INVITEメッセージ及びMESSAGEメッセージそれぞれのボディ部に記述されるアプリケーション起動情報の一例である。これらのアプリケーション起動情報は、表7に例示するタグフォーマットからなるXML(Extensible Markup Language)形式でボディ部の一部に含まれる。
上記アプリケーション起動情報の項目の中で、指定の起動対象のアプリケーションと、INVITE/MESSAGEメッセージを受信した携帯電話機にインストール済みのアプリケーションとの間のマッチング処理は、アプリケーション名及びベンダ名を用いて行われる。すなわち、アプリケーション起動情報の項目中のアプリケーション名及びベンダ名それぞれに合致するMIDlet-Name値及びMIDlet-Vendor値を持つアプリケーションが存在するか否かを判定する。そして、これら2つの項目:アプリケーション名及びベンダ名それぞれが合致するインストール済みのアプリケーションが存在した場合は、そのアプリケーションを起動する。
表8は、アプリケーション起動要求のSIPメッセージを受信した携帯電話機に保存される履歴管理情報の一例である。このSIPメッセージ通信の履歴管理情報としては、上記アプリケーション起動情報のすべての項目のほか、当該SIPメッセージを受信したアプリケーション起動要求受信時間、アプリケーションデータ領域及びメソッド種別が記録される。
図5は、上記履歴管理情報を表示するときの画面遷移の一例である。この例では、図中左側に示すアプリケーション実行管理設定画面で、アプリケーション起動要求のSIPメッセージの送信者の「太郎」を選択した状態でメニュー中の「詳細」を選択すると、図中中央の画面に示すように当該SIPメッセージの履歴管理情報が表示される。この画面で「起動」を選択すると、当該SIPメッセージで要求されたゲームアプリケーション「チェス」を起動することもできる。
また、上記アプリケーション起動情報中のバージョン情報は、INVITE/MESSAGEメッセージが送受される携帯電話機(通信端末)それぞれで起動されるアプリケーション間のバージョン確認に用いられる。
また、上記起動対象のアプリケーションをユーザが確認するために、携帯電話機のディスプレイにダイアログボックスとして起動確認のポップアップ画面を表示してもよい。この起動確認のポップアップ画面は、起動対象のアプリケーションが一旦起動された後に一時停止状態にある場合、その一時停止状態にあるアプリケーションを再開するか否かをユーザに確認する画面となる。
表9は、上記起動確認のポップアップ画面に表示される情報の一例である。この起動確認のポップアップ画面には、送信者情報、アプリケーション名、メッセージ及び起動・再開の種別情報が表示される。これらの情報のほか、アプリケーションのベンダ名や、アプリケーションをダウンロード可能なサイトのリンク先URL(アプリケーション起動情報に含まれている場合)を表示してもよい。
また、上記起動確認のポップアップ画面は、上記アプリケーション起動情報を含むアプリケーション起動要求のSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)を受信し、そのメッセージで指定された起動対象のアプリケーションが携帯電話機に登録されて存在しているときに表示される。
図6〜9はそれぞれ、アプリケーション起動要求のSIPメッセージを受信したときのポップアップ画面を表示するときの画面遷移の例を示している。SIPメッセージで要求されたアプリケーションが起動されていない待ち受け状態で、当該SIPメッセージを受信したときは、図6に示すように当該アプリケーションを「起動」するか否かを確認するポップアップ画面が表示される。また、SIPメッセージで要求されたアプリケーションが一旦起動された後に一時停止された待ち受け状態で、当該SIPメッセージを受信したときは、図7に示すように当該アプリケーションを「再開」するか否かを確認するポップアップ画面が表示される。また、アプリケーション起動要求のSIPメッセージを受信した携帯電話機に、そのSIPメッセージで起動要求されたアプリケーションがインストールされていない場合は、図8に示すように当該アプリケーションを起動できない旨を通知するポップアップ画面が表示される。また、当該SIPメッセージで起動要求されたアプリケーションがインストールされていない場合には、図9に示すように当該アプリケーションをダウンロード可能なURLに接続するか否かをユーザに確認するポップアップ画面を表示してもよい。この画面でユーザが「接続」を選択すると、ブラウザが自動起動し、上記所定のURLにアクセスしてアプリケーションのダウンロード可能なWEBページが表示される。
また、上記起動確認のポップアップ画面を表示するか否かは、利用者による操作やアプリケーションのプロパティ情報によって予め設定できるようにしてもよい。
図10は、上記起動確認のポップアップ画面を表示するか否かを設定するときの画面遷移の一例である。この例では、図中左側に示すアプリケーション実行管理設定画面で、アプリケーション「BBB」を選択した状態でメニュー中の「Push起動ダイアログ設定」を選択すると、図中右側の「Push起動ダイアログ設定」の画面に遷移する。この画面上で、上記アプリケーション「BBB」の起動を要求するアプリケーション起動情報を含むINVITE/MESSAGEメッセージを受信したときに起動確認のポップアップ画面を表示するか否かを選択して設定することができる。
上記「Push起動ダイアログ設定」の画面は、対応するアプリケーションのプロパティ情報に従って表示するようにしてもよい。例えばJAVAアプリケーションの場合、JADファイルのプロパティ情報に記述されているMIDlet-PushDialog-Setting属性の値が「Y」又は「S」の場合は、そのJAVAアプリケーションについて上記「Push起動ダイアログ設定」の画面を表示するように制御する。そして、「Push起動ダイアログ設定」の画面における表示/非表示のデフォルト設定は、MIDlet-PushDialog-Setting属性の値に基づいて行ってもよい。例えば、MIDlet-PushDialog-Setting属性の値が「Y」の場合は、デフォルト設定を「表示」にし、当該値が「S」の場合は、デフォルト設定を「非表示」にする。
また、起動対象のアプリケーションの種類によって、上記起動確認のポップアップ画面や「Push起動ダイアログ設定」の画面の表示を制御するようにしてもよい。例えば、信頼されていないアプリケーションや正規業者でないサードパーティによって作成されたアプリケーションの場合は、上記起動確認のポップアップ画面を必ず表示するようにし、当該アプリケーションのプロパティ情報の値にかかわらず上記「Push起動ダイアログ設定」は「表示」の設定として扱い「Push起動ダイアログ設定」の画面自体は表示しないように制御してもよい。
図11は、上記アプリケーション起動要求のSIPメッセージを受信した携帯電話機におけるSIPアプリケーションの起動/再開制御の一例を示すフローチャートである。ここで、上記「SIP」アプリケーションは、SIP(Session Initiation Protocol)を扱うアプリケーションである。
図11において、着信側の携帯電話機は、アプリケーション起動情報を含むINVITE又はMESSAGEのアプリケーション起動要求のSIPメッセージを受信すると、携帯電話機におけるプラットフォーム(ネイティブ)側の主制御部120は起動/再開条件のチェック処理を実行する(S1,S2)。
上記起動/再開条件のチェック処理としては、例えば次の(1)〜(2)のような処理を行う。
(1)アプリケーション起動要求のSIPメッセージの判別処理:
・アプリケーション起動情報を含むSIPメッセージ(INVITEメソッド又はMESSAGEメソッド)の判別処理。
・不正メッセージの場合の応答処理。
(2)アプリケーション情報のマッチング処理等:
・アプリケーション起動情報中のアプリケーション名及びベンダー名と携帯電話機に登録されているアプリケーション情報とのマッチング処理により、起動対象のSIPアプリケーションが携帯電話機にインストールされているか否か(存在しているか否か)を判定する。
・上記起動対象のアプリケーションの起動状態、すなわち当該アプリケーションが(i)起動中か、(ii)一時停止中か、又は(iii)起動中・一時停止中のいずれでもないか、を判定する。
(1)アプリケーション起動要求のSIPメッセージの判別処理:
・アプリケーション起動情報を含むSIPメッセージ(INVITEメソッド又はMESSAGEメソッド)の判別処理。
・不正メッセージの場合の応答処理。
(2)アプリケーション情報のマッチング処理等:
・アプリケーション起動情報中のアプリケーション名及びベンダー名と携帯電話機に登録されているアプリケーション情報とのマッチング処理により、起動対象のSIPアプリケーションが携帯電話機にインストールされているか否か(存在しているか否か)を判定する。
・上記起動対象のアプリケーションの起動状態、すなわち当該アプリケーションが(i)起動中か、(ii)一時停止中か、又は(iii)起動中・一時停止中のいずれでもないか、を判定する。
次に、プラットフォーム側の主制御部120は、上記判定結果に基づいて上記アプリケーション実行管理部127に所定コマンド等を送ることにより、上記起動対象のアプリケーションの起動/再開制御を実行する(S3)。
上記アプリケーションの起動/再開制御処理としては、例えば次の(1)〜(3)のような処理を行う。
(1)メッセージのユーザ通知:
・上記アプリケーション起動要求のSIPメッセージを受信した旨を、ディスプレイ画面の一部に設定されたステータスエリア(システム表示エリア)に表示する。
・上記起動対象のアプリケーションの起動状態及び前述のポップアップ画面の表示設定に応じて、当該アプリケーションの起動処理又は再開処理を実行するか否かをユーザに確認するための起動/再開確認のポップアップ画面(ダイアログボックス)を表示する。
(2)アプリケーションの起動/再開処理:
・上記起動/再開確認のポップアップ画面が表示され状態でユーザが操作したキー操作部126のキー操作を検知することにより、起動対象のアプリケーションを起動/再開するか否かを確認する処理を実行する。
・起動対象のアプリケーションが起動中である場合は、当該アプリケーションの起動処理及び再開処理のいずれも実行せず、その起動状態を維持する。この場合は、上記アプリケーション起動要求のSIPメッセージに含まれていたアプリケーション起動情報が、起動中のアプリケーションに渡される。なお、起動対象のアプリケーションが起動中である場合、起動中のアプリケーションを一旦終了して当該アプリケーションを再起動してもよい。
・上記起動対象のアプリケーションが一時停止中である場合は、そのアプリケーションを再開する処理を実行する。この場合、上記アプリケーション起動要求のSIPメッセージに含まれていたアプリケーション起動情報が、再開されたアプリケーションに渡される。
・上記起動対象のアプリケーションが起動中・一時停止中のいずれでもない場合は、そのアプリケーションを起動する処理を実行する。
(3)ユーザ未応答時の制御:
・インフォメーション通知。
・アプリケーション起動要求のSIPメッセージの履歴情報管理。
(1)メッセージのユーザ通知:
・上記アプリケーション起動要求のSIPメッセージを受信した旨を、ディスプレイ画面の一部に設定されたステータスエリア(システム表示エリア)に表示する。
・上記起動対象のアプリケーションの起動状態及び前述のポップアップ画面の表示設定に応じて、当該アプリケーションの起動処理又は再開処理を実行するか否かをユーザに確認するための起動/再開確認のポップアップ画面(ダイアログボックス)を表示する。
(2)アプリケーションの起動/再開処理:
・上記起動/再開確認のポップアップ画面が表示され状態でユーザが操作したキー操作部126のキー操作を検知することにより、起動対象のアプリケーションを起動/再開するか否かを確認する処理を実行する。
・起動対象のアプリケーションが起動中である場合は、当該アプリケーションの起動処理及び再開処理のいずれも実行せず、その起動状態を維持する。この場合は、上記アプリケーション起動要求のSIPメッセージに含まれていたアプリケーション起動情報が、起動中のアプリケーションに渡される。なお、起動対象のアプリケーションが起動中である場合、起動中のアプリケーションを一旦終了して当該アプリケーションを再起動してもよい。
・上記起動対象のアプリケーションが一時停止中である場合は、そのアプリケーションを再開する処理を実行する。この場合、上記アプリケーション起動要求のSIPメッセージに含まれていたアプリケーション起動情報が、再開されたアプリケーションに渡される。
・上記起動対象のアプリケーションが起動中・一時停止中のいずれでもない場合は、そのアプリケーションを起動する処理を実行する。
(3)ユーザ未応答時の制御:
・インフォメーション通知。
・アプリケーション起動要求のSIPメッセージの履歴情報管理。
図12は、マルチメディア通信設定の確認処理を伴うアプリケーション起動/再開制御の一例を示すフローチャートである。この例では、着信側の携帯電話機が、上記アプリケーション起動要求のSIPメッセージの受信(S1)及び起動/再開条件のチェック処理(S2)を実行した後、プラットフォーム側の主制御部120は、マルチメディア通信設定の確認処理を実行する(S3〜S6)。ここで、「マルチメディア通信設定」は、SIP(Session Initiation Protocol)を扱うSIPアプリケーションの使用の有効(ON)/無効(OFF)の設定である。
上記マルチメディア通信設定の確認処理は、例えば次の(1)〜(4)のように行う。
(1)前述の起動/再開条件のチェック処理を行った後、当該携帯電話機のマルチメディア通信設定が有効(ON)か無効(OFF)かを確認する(S3)。ここで、マルチメディア通信設定が有効(ON)の場合は、マルチメディア通信設定の確認処理を行わずに、前述のアプリケーションの起動/再開制御処理を実行する(S7)。
(2)一方、上記マルチメディア通信設定が無効(OFF)の場合は、起動対象のSIPアプリケーションのプロパティ情報に記述されているSIP属性の値を確認する(S4)。この「SIP属性」は、SIPアプリケーションごとにマルチメディア通信設定の確認及び設定の可(Y)/不可(N)を指定するための属性である。例えば、JAVAのSIPアプリケーションの場合、上記マルチメディア通信設定はJADファイルの「MIDxlet-SIP」という属性に記述される。
(3)上記SIP属性の値が「Y」の場合、すなわちマルチメディア通信設定の確認・設定が可の場合は、ユーザ確認画面を表示し、上記マルチメディア通信設定を有効(ON)に変更するか否かを確認する(S5)。ユーザがマルチメディア通信設定の変更を選択した場合は、マルチメディア通信設定を有効(ON)に変更するように制御し(S6)、その後、当該SIPアプリケーションの起動/再開制御を実行する(S7)。なお、上記マルチメディア通信設定を有効(ON)に変更した場合は、SIPアプリケーションを終了した後も、有効(ON)のままにしておく。
(4)上記ステップS4において上記SIP属性の値が「N」の場合すなわちマルチメディア通信設定の確認・設定が不可の場合、及び、上記ステップS5においてユーザがマルチメディア通信設定の変更を選択しなかった場合は、そのまま前述のアプリケーションの起動/再開制御処理を実行する(S7)。
(1)前述の起動/再開条件のチェック処理を行った後、当該携帯電話機のマルチメディア通信設定が有効(ON)か無効(OFF)かを確認する(S3)。ここで、マルチメディア通信設定が有効(ON)の場合は、マルチメディア通信設定の確認処理を行わずに、前述のアプリケーションの起動/再開制御処理を実行する(S7)。
(2)一方、上記マルチメディア通信設定が無効(OFF)の場合は、起動対象のSIPアプリケーションのプロパティ情報に記述されているSIP属性の値を確認する(S4)。この「SIP属性」は、SIPアプリケーションごとにマルチメディア通信設定の確認及び設定の可(Y)/不可(N)を指定するための属性である。例えば、JAVAのSIPアプリケーションの場合、上記マルチメディア通信設定はJADファイルの「MIDxlet-SIP」という属性に記述される。
(3)上記SIP属性の値が「Y」の場合、すなわちマルチメディア通信設定の確認・設定が可の場合は、ユーザ確認画面を表示し、上記マルチメディア通信設定を有効(ON)に変更するか否かを確認する(S5)。ユーザがマルチメディア通信設定の変更を選択した場合は、マルチメディア通信設定を有効(ON)に変更するように制御し(S6)、その後、当該SIPアプリケーションの起動/再開制御を実行する(S7)。なお、上記マルチメディア通信設定を有効(ON)に変更した場合は、SIPアプリケーションを終了した後も、有効(ON)のままにしておく。
(4)上記ステップS4において上記SIP属性の値が「N」の場合すなわちマルチメディア通信設定の確認・設定が不可の場合、及び、上記ステップS5においてユーザがマルチメディア通信設定の変更を選択しなかった場合は、そのまま前述のアプリケーションの起動/再開制御処理を実行する(S7)。
図13は、ユーザAの発信側の携帯電話機10AからユーザBの着信側の携帯電話機10BにINVITEのSIPメッセージ(INVITEメッセージ)を送信することにより携帯電話機10Bで所定のSIPアプリケーション(対戦ゲームのアプリケーション)を起動させるときの通信手順の一例を示すシーケンス図である。
図13において、ユーザAが使用している発信側の携帯電話機10Aのアプリケーション実行管理部127で構築されているアプリケーション仮想実行環境上で実行されている対戦ゲームのSIPアプリケーションが、携帯電話機10BのユーザBとの対戦を要求する(S1)。これにより、携帯電話機10Aのプラットフォームの無線通信部122及び主制御部120(以下、「通信・制御部」という。)は、当該対戦ゲームのSIPアプリケーションの起動を要求するINVITEメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S2〜S4)。携帯電話機10Aの画面には、「対戦要求中・・・」のように、当該対戦ゲームのSIPアプリケーションの起動を携帯電話機10Bに要求している旨が表示される。
図13において、ユーザAが使用している発信側の携帯電話機10Aのアプリケーション実行管理部127で構築されているアプリケーション仮想実行環境上で実行されている対戦ゲームのSIPアプリケーションが、携帯電話機10BのユーザBとの対戦を要求する(S1)。これにより、携帯電話機10Aのプラットフォームの無線通信部122及び主制御部120(以下、「通信・制御部」という。)は、当該対戦ゲームのSIPアプリケーションの起動を要求するINVITEメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S2〜S4)。携帯電話機10Aの画面には、「対戦要求中・・・」のように、当該対戦ゲームのSIPアプリケーションの起動を携帯電話機10Bに要求している旨が表示される。
上記INVITEメッセージは、ユーザBの携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部から携帯電話機10Bのアプリケーション実行管理部127に送られ、INVITEメッセージで指定された対戦ゲームのSIPアプリケーションが自動起動される(S5)。携帯電話機10Bの画面には、「対戦要求がありました。」のように、他の携帯電話機10Aから対戦ゲームのSIPアプリケーションの起動が要求された旨が表示される。また、携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、CSCF24から上記INVITEメッセージを受信する(S4)と、アプリケーション実行管理部127からの指令を受けることなく、INVITEメッセージに対する暫定応答メッセージである180Ringingを返信するように自動応答する(S6)。この180Ringingは、携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部で受信され、実行中の対戦ゲームのSIPアプリケーションに通知される(S7,S8)。携帯電話機10Aの画面には、「相手を呼出中・・・」のように、当該対戦ゲームのSIPアプリケーションが起動され対戦を要求中である旨が表示される。
一方、ユーザBの携帯電話機10Bで起動された対戦ゲームのSIPアプリケーションは、ユーザBに対戦を促す画面を表示し、ユーザBが対戦する旨を選択するとINVITEメッセージに対するリクエスト受け入れの成功応答メッセージである200OKをプラットフォーム側に発行する(S9)。携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、SIPアプリケーションから受けた200OKを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S10〜S11)。
上記200OKは、携帯電話機10Bの通信・制御部からアプリケーション実行管理部127に送られ、アプリケーション仮想実行環境上で実行されているSIPアプリケーションに通知される(S12)。携帯電話機10Bの画面には、「相手が対戦を許可しました・・・」のように対戦要求がユーザBによって受け入れられた旨が表示される。また、携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、CSCF24から上記200OKを受信する(S11)と、アプリケーション実行管理部127からの指令を受けることなく、INVITEに対する成功応答メッセージ(200OK)を受け取ったことを知らせるACKを返信するように自動応答する(S13)。このACKは、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに転送され、携帯電話機10Bで実行されている対戦ゲームのSIPアプリケーションに通知される(S14,S15)。
以上により、ユーザAの携帯電話機10Aで起動されている対戦ゲームのSIPアプリケーションと、ユーザBの携帯電話機10Bで起動されている対戦ゲームのSIPアプリケーションとの間において、マルチメディアのデータを送受信可能なピアツーピアのセッションが確立され、対戦ゲームが開始される。
図14は、ユーザAの発信側の携帯電話機10AからユーザBの着信側の携帯電話機10BにINVITEのSIPメッセージ(INVITEメッセージ)を送信することにより携帯電話機10Bで所定のSIPアプリケーション(対戦ゲームのアプリケーション)を起動させるときの通信手順の他の例を示すシーケンス図である。この例では、対戦ゲームのSIPアプリケーションの起動を要求するINVITEメッセージをユーザBの携帯電話機10Bが受信すると、当該SIPアプリケーションをユーザが確認するために起動確認のポップアップ画面が表示される。そして、この起動確認のポップアップ画面を見たユーザBが、アプリケーション起動を選択した場合にのみ、INVITEメッセージで指定された対戦ゲームのSIPアプリケーションが自動起動される。なお、図14における他の通信手順及び動作は、図13の場合と同様であるので、説明を省略する。
図15は、通信ネットワーク上のサーバ25(又はサーバ30)からユーザBの着信側の携帯電話機10BにMESSAGEのSIPメッセージ(MESSAGEメッセージ)を送信することにより携帯電話機10Bで所定のSIPアプリケーションを起動させるときの通信手順の一例を示すシーケンス図である。
図15において、上記通信ネットワーク上のサーバ25、30が、予め決められた所定のSIPアプリケーションの起動を要求するMESSAGEメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S1,S2)。このMESSAGEメッセージは、ユーザBの携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部120、122で受信され、MESSAGEメッセージに含まれるアプリケーション起動情報が、通信・制御部からアプリケーション実行管理部127に送られ、アプリケーション起動情報で指定されたSIPアプリケーションが自動起動される(S5)。携帯電話機10Bの画面には、「起動要求がありました。」のように、外部のサーバからSIPアプリケーションの起動が要求された旨が表示される。また、携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、CSCF24から上記MESSAGEメッセージを受信する(S2)と、アプリケーション実行管理部127からの指令を受けることなく、MESSAGEメッセージに対するリクエスト受け入れの成功応答メッセージである200OKを、IMSドメイン202のCSCF24を介してサーバ25,30に返信するように自動応答する(S3,S4)。
図15において、上記通信ネットワーク上のサーバ25、30が、予め決められた所定のSIPアプリケーションの起動を要求するMESSAGEメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S1,S2)。このMESSAGEメッセージは、ユーザBの携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部120、122で受信され、MESSAGEメッセージに含まれるアプリケーション起動情報が、通信・制御部からアプリケーション実行管理部127に送られ、アプリケーション起動情報で指定されたSIPアプリケーションが自動起動される(S5)。携帯電話機10Bの画面には、「起動要求がありました。」のように、外部のサーバからSIPアプリケーションの起動が要求された旨が表示される。また、携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、CSCF24から上記MESSAGEメッセージを受信する(S2)と、アプリケーション実行管理部127からの指令を受けることなく、MESSAGEメッセージに対するリクエスト受け入れの成功応答メッセージである200OKを、IMSドメイン202のCSCF24を介してサーバ25,30に返信するように自動応答する(S3,S4)。
以上により、サーバ25,30から発信されたPush型のMESSAGEメッセージで指定された所定のSIPアプリケーションをユーザBの携帯電話機10Bで起動させることができる。
図16は、ユーザAの発信側の携帯電話機10AからユーザBの着信側の携帯電話機10BにMESSAGEのSIPメッセージ(MESSAGEメッセージ)を送信することにより携帯電話機10Bで所定のSIPアプリケーションを起動させるときの通信手順の他の例を示すシーケンス図である。この例では、SIPアプリケーションの起動を要求するMESSAGEメッセージをユーザBの携帯電話機10Bが受信すると、当該SIPアプリケーションをユーザが確認するために起動確認のポップアップ画面が表示される。そして、この起動確認のポップアップ画面を見たユーザBが、アプリケーション起動を選択した場合にのみ、MESSAGEメッセージで指定されたSIPアプリケーションが自動起動される。なお、図16における他の通信手順及び動作は、図15の場合と同様であるので、説明を省略する。
図17は、着信側の携帯電話機が各種状態にある場合に複数の携帯電話機からアプリケーション起動要求のSIPメッセージを受信したときの各種動作パターンを例示するシーケンス図である。この例では、ユーザAAA、ユーザCCC及びユーザDDDそれぞれが操作する発信側の携帯電話機10A,10C,10Dから、ユーザBBBが操作する携帯電話機10Bに、アプリケーション起動要求のSIPメッセージが送信される。これにより、次の(1)〜(10)に示すように、ユーザBBBの携帯電話機10Bにおけるアプリケーションの起動状態が遷移する。
(1)アプリケーション未起動、待ち受け画面:
(1a)この例では、ユーザBBBの携帯電話機10Bにおいてアプリケーションが起動されていない状態で待ち受け画面が表示されているときに、ユーザAAAの携帯電話機10Aから携帯電話機10Bに、例えば対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。携帯電話機10Bは、携帯電話機10AからSIPメッセージを受信すると、予め設定された着信通知の設定に従い、着信音の鳴動を行うとともに画面のステータスエリアに所定のピクト表示を行い、アプリケーション起動確認のポップアップ画面を表示する。
(1b)起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが起動され、上記SIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡され、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(1c)上記起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻り、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(1a)この例では、ユーザBBBの携帯電話機10Bにおいてアプリケーションが起動されていない状態で待ち受け画面が表示されているときに、ユーザAAAの携帯電話機10Aから携帯電話機10Bに、例えば対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。携帯電話機10Bは、携帯電話機10AからSIPメッセージを受信すると、予め設定された着信通知の設定に従い、着信音の鳴動を行うとともに画面のステータスエリアに所定のピクト表示を行い、アプリケーション起動確認のポップアップ画面を表示する。
(1b)起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが起動され、上記SIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡され、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(1c)上記起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻り、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(2)アプリケーション未起動、待ち受け画面以外の画面:
(2a)この例では、ユーザBBBの携帯電話機10Bにおいてアプリケーションが起動されていない状態で待ち受け画面以外の画面が表示されているときに、ユーザAAAの携帯電話機10Aから携帯電話機10Bに、例えば対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。携帯電話機10Bは、携帯電話機10AからSIPメッセージを受信すると、ステータスエリアに所定の文字列通知表示を行い、バックグラウンドにてピクト表示を行う。折り畳み式の携帯電話機が閉じられている場合には、予め設定された着信通知の設定に基づいて着信音の鳴動を行い、または予め設定された着信通知表示の設定に基づいて、筐体背面等に設けられる液晶表示部に所定の着信通知表示を行なう。
(2b)着信通知を受けたユーザBBBが待ち受け画面に遷移する操作を行うと、アプリケーション起動確認のポップアップ画面が表示される。
(2c)起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが起動され、上記SIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡され、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(2d)上記起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻り、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(2a)この例では、ユーザBBBの携帯電話機10Bにおいてアプリケーションが起動されていない状態で待ち受け画面以外の画面が表示されているときに、ユーザAAAの携帯電話機10Aから携帯電話機10Bに、例えば対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。携帯電話機10Bは、携帯電話機10AからSIPメッセージを受信すると、ステータスエリアに所定の文字列通知表示を行い、バックグラウンドにてピクト表示を行う。折り畳み式の携帯電話機が閉じられている場合には、予め設定された着信通知の設定に基づいて着信音の鳴動を行い、または予め設定された着信通知表示の設定に基づいて、筐体背面等に設けられる液晶表示部に所定の着信通知表示を行なう。
(2b)着信通知を受けたユーザBBBが待ち受け画面に遷移する操作を行うと、アプリケーション起動確認のポップアップ画面が表示される。
(2c)起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが起動され、上記SIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡され、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(2d)上記起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻り、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(3)アプリケーション起動中、同一アプリケーション起動要求:
(3a)この例では、ユーザBBBの携帯電話機10Bにおいてアプリケーションが起動されている状態で、ユーザCCCの携帯電話機10Cから携帯電話機10Bに、起動中のアプリケーションと同じ対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。
(3b)携帯電話機10Bにおいて、携帯電話機10Cから受信したSIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡される。
(3a)この例では、ユーザBBBの携帯電話機10Bにおいてアプリケーションが起動されている状態で、ユーザCCCの携帯電話機10Cから携帯電話機10Bに、起動中のアプリケーションと同じ対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。
(3b)携帯電話機10Bにおいて、携帯電話機10Cから受信したSIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡される。
(4)アプリケーション起動中、同一アプリケーション起動要求:
(4a)この例では、ユーザBBBの携帯電話機10Bにおいてアプリケーションが起動されている状態で、ユーザAAAの携帯電話機10Aから携帯電話機10Bに、起動中のアプリケーションと同じ対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。
(4b)携帯電話機10Bにおいて、携帯電話機10Aからから受信したSIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡される。
(4a)この例では、ユーザBBBの携帯電話機10Bにおいてアプリケーションが起動されている状態で、ユーザAAAの携帯電話機10Aから携帯電話機10Bに、起動中のアプリケーションと同じ対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。
(4b)携帯電話機10Bにおいて、携帯電話機10Aからから受信したSIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡される。
(5)アプリケーション一時停止中、待ち受け画面、同一アプリケーション起動要求:
(5a)この例では、ユーザBBBが携帯電話機10Bを操作して起動中のアプリケーションが一時停止され待ち受け画面が表示されているときに、ユーザCCCの携帯電話機10Cから携帯電話機10Bに、一時停止中のアプリケーションと同じ対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。携帯電話機10Bは、携帯電話機10Cから上記SIPメッセージを受信すると、予め設定された着信通知の設定に従い、着信音の鳴動を行うとともに画面のステータスエリアに所定のピクト表示を行い、アプリケーション再開確認のポップアップ画面を表示する。
(5b)再開確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが再開され、上記SIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡され、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(5c)上記再開確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻り、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(5a)この例では、ユーザBBBが携帯電話機10Bを操作して起動中のアプリケーションが一時停止され待ち受け画面が表示されているときに、ユーザCCCの携帯電話機10Cから携帯電話機10Bに、一時停止中のアプリケーションと同じ対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。携帯電話機10Bは、携帯電話機10Cから上記SIPメッセージを受信すると、予め設定された着信通知の設定に従い、着信音の鳴動を行うとともに画面のステータスエリアに所定のピクト表示を行い、アプリケーション再開確認のポップアップ画面を表示する。
(5b)再開確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが再開され、上記SIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡され、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(5c)上記再開確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻り、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(6)アプリケーション一時停止中、待ち受け画面以外の画面、同一アプリケーション起動要求:
(6a)この例では、ユーザBBBの携帯電話機10BにおいてユーザBBBが携帯電話機10Bを操作して起動中のアプリケーションが一時停止され待ち受け画面以外の画面が表示されているときに、ユーザCCCの携帯電話機10Cから携帯電話機10Bに、対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。携帯電話機10Bは、携帯電話機10CからSIPメッセージを受信すると、ステータスエリアに所定の文字列通知表示を行い、バックグラウンドにてピクト表示を行う。折り畳み式の携帯電話機が閉じられている場合には、予め設定された着信通知の設定に従い着信音の鳴動を行う。
(6b)着信通知を受けたユーザBBBが待ち受け画面に遷移する操作を行うと、アプリケーション起動確認のポップアップ画面が表示される。
(6c)起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが再開され、上記SIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡され、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(6d)上記起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻り、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(6a)この例では、ユーザBBBの携帯電話機10BにおいてユーザBBBが携帯電話機10Bを操作して起動中のアプリケーションが一時停止され待ち受け画面以外の画面が表示されているときに、ユーザCCCの携帯電話機10Cから携帯電話機10Bに、対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。携帯電話機10Bは、携帯電話機10CからSIPメッセージを受信すると、ステータスエリアに所定の文字列通知表示を行い、バックグラウンドにてピクト表示を行う。折り畳み式の携帯電話機が閉じられている場合には、予め設定された着信通知の設定に従い着信音の鳴動を行う。
(6b)着信通知を受けたユーザBBBが待ち受け画面に遷移する操作を行うと、アプリケーション起動確認のポップアップ画面が表示される。
(6c)起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが再開され、上記SIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡され、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(6d)上記起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻り、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(7)アプリケーション起動中、着信優先型の異種アプリケーション起動要求:
(7a)この例では、ユーザBBBの携帯電話機10Bにおいて対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが起動されている状態で、ユーザDDDの携帯電話機10Dから携帯電話機10Bに、起動中のアプリケーションと異なる対戦ゲーム「RealFights」のSIPアプリケーションの起動を要求する着信優先型のSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。携帯電話機10Bは、起動中のアプリケーションを一時停止し、予め設定された着信通知の設定に従い、着信音の鳴動を行うとともに画面のステータスエリアに所定のピクト表示を行う。
(7b)着信通知を受けたユーザBBBが待ち受け画面に遷移する操作を行うと、上記新規な対戦ゲーム「RealFights」のアプリケーション起動確認のポップアップ画面が表示される。
(7c)起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、ステータスエリアのピクト表示が消灯され、下記の(7e)の動作に移る。
(7d)上記起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻り、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(7e)携帯電話機10Bにおいて、一時停止中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの終了を確認するための終了確認画面が表示される。
(7f)終了確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、一時停止中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが終了し、新規に起動要求された対戦ゲーム「RealFights」のSIPアプリケーションが起動され、上記SIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡され、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(7g)上記終了確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻る。
(7a)この例では、ユーザBBBの携帯電話機10Bにおいて対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが起動されている状態で、ユーザDDDの携帯電話機10Dから携帯電話機10Bに、起動中のアプリケーションと異なる対戦ゲーム「RealFights」のSIPアプリケーションの起動を要求する着信優先型のSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。携帯電話機10Bは、起動中のアプリケーションを一時停止し、予め設定された着信通知の設定に従い、着信音の鳴動を行うとともに画面のステータスエリアに所定のピクト表示を行う。
(7b)着信通知を受けたユーザBBBが待ち受け画面に遷移する操作を行うと、上記新規な対戦ゲーム「RealFights」のアプリケーション起動確認のポップアップ画面が表示される。
(7c)起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、ステータスエリアのピクト表示が消灯され、下記の(7e)の動作に移る。
(7d)上記起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻り、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(7e)携帯電話機10Bにおいて、一時停止中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの終了を確認するための終了確認画面が表示される。
(7f)終了確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、一時停止中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが終了し、新規に起動要求された対戦ゲーム「RealFights」のSIPアプリケーションが起動され、上記SIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡され、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(7g)上記終了確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻る。
(8)アプリケーション起動中、着信通知型の異種アプリケーション起動要求:
(8a)この例では、ユーザBBBの携帯電話機10Bにおいて対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが起動されている状態で、ユーザDDDの携帯電話機10Dから携帯電話機10Bに、起動中のアプリケーションと異なる新規な対戦ゲーム「RealFights」のSIPアプリケーションの起動を要求する着信通知型のSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。
(8b)携帯電話機10Bは、ステータスエリアに所定の文字列通知表示を行い、バックグラウンドにてピクト表示を行う。折り畳み式の携帯電話機が閉じられている場合には、予め設定された着信通知の設定に基づいて着信音の鳴動を行い、または予め設定された着信通知表示の設定に基づいて、筐体背面等に設けられる液晶表示部に所定の着信通知表示を行なう。
(8a)この例では、ユーザBBBの携帯電話機10Bにおいて対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが起動されている状態で、ユーザDDDの携帯電話機10Dから携帯電話機10Bに、起動中のアプリケーションと異なる新規な対戦ゲーム「RealFights」のSIPアプリケーションの起動を要求する着信通知型のSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。
(8b)携帯電話機10Bは、ステータスエリアに所定の文字列通知表示を行い、バックグラウンドにてピクト表示を行う。折り畳み式の携帯電話機が閉じられている場合には、予め設定された着信通知の設定に基づいて着信音の鳴動を行い、または予め設定された着信通知表示の設定に基づいて、筐体背面等に設けられる液晶表示部に所定の着信通知表示を行なう。
(9)アプリケーション一時停止中、待ち受け画面、着信通知型の異種アプリケーション起動要求:
(9a)この例では、ユーザBBBが携帯電話機10Bを操作して起動中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが一時停止され待ち受け画面が表示されているときに、他のユーザの携帯電話機から携帯電話機10Bに、一時停止中のアプリケーションと異なる対戦ゲーム「RealFights」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。携帯電話機10Bは、上記他の携帯電話機から上記SIPメッセージを受信すると、予め設定された着信通知の設定に従い、着信音の鳴動を行うとともに画面のステータスエリアに所定のピクト表示を行い、アプリケーション起動確認のポップアップ画面を表示する。
(9b)起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、ステータスエリアのピクト表示が消灯され、下記の(9d)の動作に移る。
(9c)上記起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻り、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(9d)携帯電話機10Bにおいて、一時停止中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの終了を確認するための終了確認画面が表示される。
(9e)終了確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、一時停止中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが終了し、新規に起動要求された対戦ゲーム「RealFights」のSIPアプリケーションが起動され、上記SIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡され、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(9f)上記終了確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻る。
(9a)この例では、ユーザBBBが携帯電話機10Bを操作して起動中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが一時停止され待ち受け画面が表示されているときに、他のユーザの携帯電話機から携帯電話機10Bに、一時停止中のアプリケーションと異なる対戦ゲーム「RealFights」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。携帯電話機10Bは、上記他の携帯電話機から上記SIPメッセージを受信すると、予め設定された着信通知の設定に従い、着信音の鳴動を行うとともに画面のステータスエリアに所定のピクト表示を行い、アプリケーション起動確認のポップアップ画面を表示する。
(9b)起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、ステータスエリアのピクト表示が消灯され、下記の(9d)の動作に移る。
(9c)上記起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻り、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(9d)携帯電話機10Bにおいて、一時停止中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの終了を確認するための終了確認画面が表示される。
(9e)終了確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、一時停止中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが終了し、新規に起動要求された対戦ゲーム「RealFights」のSIPアプリケーションが起動され、上記SIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡され、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(9f)上記終了確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻る。
(10)アプリケーション一時停止中、待ち受け画面以外の画面、着信通知型の異種アプリケーション起動要求:
(10a)この例では、ユーザBBBが携帯電話機10Bを操作して起動中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが一時停止され待ち受け画面以外の画面が表示されているときに、他のユーザの携帯電話機から携帯電話機10Bに、一時停止中のアプリケーションと異なる対戦ゲーム「RealFights」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。携帯電話機10Bは、上記他の携帯電話機から上記SIPメッセージを受信すると、ステータスエリアに所定の文字列通知表示を行い、バックグラウンドにてピクト表示を行う。折り畳み式の携帯電話機が閉じられている場合には、予め設定された着信通知の設定に従い着信音の鳴動を行う。
(10b)着信通知を受けたユーザBBBが待ち受け画面に遷移する操作を行うと、アプリケーション起動確認のポップアップ画面が表示される。
(10c)起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、ステータスエリアのピクト表示が消灯され、下記の(10e)の動作に移る。
(10d)上記起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻り、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(10e)携帯電話機10Bにおいて、一時停止中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの終了を確認するための終了確認画面が表示される。
(10f)終了確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、一時停止中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが終了し、新規に起動要求された対戦ゲーム「RealFights」のSIPアプリケーションが起動され、上記SIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡され、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(10g)上記終了確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻る。
(10a)この例では、ユーザBBBが携帯電話機10Bを操作して起動中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが一時停止され待ち受け画面以外の画面が表示されているときに、他のユーザの携帯電話機から携帯電話機10Bに、一時停止中のアプリケーションと異なる対戦ゲーム「RealFights」のSIPアプリケーションの起動を要求するSIPメッセージ(INVITE又はMESSAGE)が送信される。携帯電話機10Bは、上記他の携帯電話機から上記SIPメッセージを受信すると、ステータスエリアに所定の文字列通知表示を行い、バックグラウンドにてピクト表示を行う。折り畳み式の携帯電話機が閉じられている場合には、予め設定された着信通知の設定に従い着信音の鳴動を行う。
(10b)着信通知を受けたユーザBBBが待ち受け画面に遷移する操作を行うと、アプリケーション起動確認のポップアップ画面が表示される。
(10c)起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、ステータスエリアのピクト表示が消灯され、下記の(10e)の動作に移る。
(10d)上記起動確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻り、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(10e)携帯電話機10Bにおいて、一時停止中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションの終了を確認するための終了確認画面が表示される。
(10f)終了確認のポップアップ画面でユーザBBBが「Yes」を選択すると、一時停止中の対戦ゲーム「Chess」のSIPアプリケーションが終了し、新規に起動要求された対戦ゲーム「RealFights」のSIPアプリケーションが起動され、上記SIPメッセージから読み出されたアプリケーション起動情報が、起動状態のアプリケーションに渡され、ステータスエリアのピクト表示が消灯される。
(10g)上記終了確認のポップアップ画面でユーザBBBが「No」を選択すると、待ち受け画面に戻る。
以上の動作を採用することにより、携帯電話機10Bのいずれの動作状態においても、SIPアプリケーションの起動要求に対し、適正な応答をすることができる。したがって、アプリケーション処理の競合を防ぎ、携帯電話機10Bの安定的な動作を可能とすることができる。
図18は、ユーザAの発信側の携帯電話機10AとユーザBの着信側の携帯電話機10Bとの間でINVITEのSIPメッセージ(INVITEメッセージ)によるSIPアプリケーションのセッション確立中に、ユーザ操作によるアプリケーション終了処理を行う通信手順の一例を示すシーケンス図である。なお。図13における通信手順と同様な部分については説明を省略する。
図18において、ユーザAの携帯電話機10AからユーザBの携帯電話機10BにINVITEメッセージが送信され、携帯電話機10Bから携帯電話機10Aに、INVITEメッセージに対する暫定応答メッセージである180Ringingが返信されることにより、携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションと携帯電話機10Bで起動されているSIPアプリケーションとの間でセッション確立処理が行われる(S1〜S8)。このセッション確立処理中に、ユーザAが携帯電話機10Aを操作して起動中のSIPアプリケーションを終了する操作を行うと、携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部120,122は、未応答のINVITEメッセージをキャンセルするCANCELメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S9〜S11)。
図18において、ユーザAの携帯電話機10AからユーザBの携帯電話機10BにINVITEメッセージが送信され、携帯電話機10Bから携帯電話機10Aに、INVITEメッセージに対する暫定応答メッセージである180Ringingが返信されることにより、携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションと携帯電話機10Bで起動されているSIPアプリケーションとの間でセッション確立処理が行われる(S1〜S8)。このセッション確立処理中に、ユーザAが携帯電話機10Aを操作して起動中のSIPアプリケーションを終了する操作を行うと、携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部120,122は、未応答のINVITEメッセージをキャンセルするCANCELメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S9〜S11)。
携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、CSCF24から上記CANCELメッセージを受信する(S10)と、当該CANCELメッセージの情報を起動中のアプリケーションに通知するとともに(S11)、アプリケーション実行管理部127からの指令を受けることなく、上記CANCELメッセージに対する応答メッセージである200OKを返信するように自動応答する(S12)。更に、携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、アプリケーション実行管理部127からの指令を受けることなく、上記所定のエラーコード:487のエラー応答メッセージをCSCF24に送信し(S13)、エラー応答メッセージに対する受領確認のACKメッセージをCSCF24から受信する(S14)。
図19は、ユーザAの携帯電話機10AとユーザBの携帯電話機10Bとの間でSIPアプリケーションのセッションが確立され、携帯電話機10Aから携帯電話機10Bにメディアデータが送信されているときに、ユーザ操作によるアプリケーション終了処理を行う通信手順の一例を示すシーケンス図である。
図19において、ユーザAの携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションとユーザBの携帯電話機10Bで起動されているSIPアプリケーションとの間でセッションが確立された後、携帯電話機10Aから携帯電話機10BにSIPアプリケーションによるメディアデータが送信される。この携帯電話機10Aと携帯電話機10Bとの間におけるSIPアプリケーションによるメディアデータの送受信が行われているときに、ユーザAが携帯電話機10Aを操作して起動中のSIPアプリケーションを終了する操作を行うと、携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部120,122は、セッションを終了するためのBYEメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S1〜S3)。
図19において、ユーザAの携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションとユーザBの携帯電話機10Bで起動されているSIPアプリケーションとの間でセッションが確立された後、携帯電話機10Aから携帯電話機10BにSIPアプリケーションによるメディアデータが送信される。この携帯電話機10Aと携帯電話機10Bとの間におけるSIPアプリケーションによるメディアデータの送受信が行われているときに、ユーザAが携帯電話機10Aを操作して起動中のSIPアプリケーションを終了する操作を行うと、携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部120,122は、セッションを終了するためのBYEメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S1〜S3)。
携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、CSCF24から上記BYEメッセージを受信する(S2)と、当該BYEメッセージの情報を起動中のアプリケーションに通知するとともに(S3)、アプリケーション実行管理部127からの指令を受けることなく、上記BYEメッセージに対する応答メッセージである200OKを返信するように自動応答する(S4)。この応答メッセージ200OKは、CSCF24を介して、携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部に送信される(S5)。
図20は、ユーザAの携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションからの指令に基づいてユーザBの携帯電話機10Bとの間のセッション確立処理をキャンセルするときのメッセージ再送処理の一例を示すシーケンス図である。
図20において、携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、起動中のSIPアプリケーションからのセッション確立処理の中止指令(CANCELメソッド)を、アプリケーション実行管理部127を介して受けると(S1)、ユーザBの携帯電話機10Bを宛先にしてCANCELメッセージをIMSドメイン202のCSCF24に送信する(S2)。そして、携帯電話機10Aの通信・制御部は、CANCELメッセージに対する応答メッセージを、所定のタイムアウト時間内にCSCF24から受信しないときは、アプリケーション実行管理部127からの指令を受けることなく、CANCELメッセージをCSCF24に繰り返し再送する(S3〜S5)。
図20において、携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、起動中のSIPアプリケーションからのセッション確立処理の中止指令(CANCELメソッド)を、アプリケーション実行管理部127を介して受けると(S1)、ユーザBの携帯電話機10Bを宛先にしてCANCELメッセージをIMSドメイン202のCSCF24に送信する(S2)。そして、携帯電話機10Aの通信・制御部は、CANCELメッセージに対する応答メッセージを、所定のタイムアウト時間内にCSCF24から受信しないときは、アプリケーション実行管理部127からの指令を受けることなく、CANCELメッセージをCSCF24に繰り返し再送する(S3〜S5)。
図21は、ユーザAの携帯電話機10AとユーザBの携帯電話機10Bとの間でセッションが確立された後、携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションからの指令に基づいてセッションを終了するときのメッセージ再送処理の一例を示すシーケンス図である。
図21において、携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、起動中のSIPアプリケーションからのセッション終了指令(BYEメソッド)を、アプリケーション実行管理部127を介して受けると(S1)、ユーザBの携帯電話機10Bを宛先にしてBYEメッセージをIMSドメイン202のCSCF24に送信する(S2)。そして、携帯電話機10Aの通信・制御部は、BYEメッセージに対する応答メッセージを、所定のタイムアウト時間内にCSCF24から受信しないときは、アプリケーション実行管理部127からの指令を受けることなく、BYEメッセージをCSCF24に繰り返し再送する(S3〜S5)。
図21において、携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、起動中のSIPアプリケーションからのセッション終了指令(BYEメソッド)を、アプリケーション実行管理部127を介して受けると(S1)、ユーザBの携帯電話機10Bを宛先にしてBYEメッセージをIMSドメイン202のCSCF24に送信する(S2)。そして、携帯電話機10Aの通信・制御部は、BYEメッセージに対する応答メッセージを、所定のタイムアウト時間内にCSCF24から受信しないときは、アプリケーション実行管理部127からの指令を受けることなく、BYEメッセージをCSCF24に繰り返し再送する(S3〜S5)。
図22は、INVITEメッセージによってユーザAの携帯電話機10AとユーザBの携帯電話機10Bとの間にセッションが確立された後、発信側の携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションからの指令に基づいてセッションを終了するときの通信手順の一例を示すシーケンス図である。なお。図13における通信手順と同様な部分については説明を省略する。
図22において、ユーザAの携帯電話機10AからユーザBの携帯電話機10BにINVITEメッセージを送信することにより、携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションと携帯電話機10Bで起動されているSIPアプリケーションとの間でセッションが確立される(S1〜S15)。このセッションの確立後に、発信側の携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションが、当該セッションを終了するBYEメソッドを発行すると、そのセッション終了指令(BYE)が、アプリケーション実行管理部127からプラットフォームの通信・制御部に送られる(S16)。携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、上記セッション終了指令(BYE)に基づいて、セッション終了のBYEメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S17〜S19)。
図22において、ユーザAの携帯電話機10AからユーザBの携帯電話機10BにINVITEメッセージを送信することにより、携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションと携帯電話機10Bで起動されているSIPアプリケーションとの間でセッションが確立される(S1〜S15)。このセッションの確立後に、発信側の携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションが、当該セッションを終了するBYEメソッドを発行すると、そのセッション終了指令(BYE)が、アプリケーション実行管理部127からプラットフォームの通信・制御部に送られる(S16)。携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、上記セッション終了指令(BYE)に基づいて、セッション終了のBYEメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S17〜S19)。
着信側の側携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、CSCF24から上記BYEメッセージを受信する(S18)と、当該BYEメッセージの情報を起動中のアプリケーションに通知するとともに(S19)、アプリケーション実行管理部127からの指令を受けることなく、上記BYEメッセージに対する応答メッセージである200OKを返信するように自動応答する(S20)。この応答メッセージ200OKは、CSCF24を介して、発信側の携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部に送信される(S21)。
図23は、INVITEメッセージによってユーザAの携帯電話機10AとユーザBの携帯電話機10Bとの間にセッションが確立された後、着信側の携帯電話機10Bで起動されているSIPアプリケーションからの指令に基づいてセッションを終了するときの通信手順の一例を示すシーケンス図である。なお。図13における通信手順と同様な部分については説明を省略する。
図23において、ユーザAの携帯電話機10AからユーザBの携帯電話機10BにINVITEメッセージを送信することにより、携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションと携帯電話機10Bで起動されているSIPアプリケーションとの間でセッションが確立される(S1〜S15)。このセッションの確立後に、着信側の携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションが、当該セッションを終了するBYEメソッドを発行すると、そのセッション終了指令(BYE)が、アプリケーション実行管理部127からプラットフォームの通信・制御部に送られる(S16)。携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、上記セッション終了指令(BYE)に基づいて、セッション終了のBYEメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介して発信側の携帯電話機10Aに送信する(S17〜S19)。
図23において、ユーザAの携帯電話機10AからユーザBの携帯電話機10BにINVITEメッセージを送信することにより、携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションと携帯電話機10Bで起動されているSIPアプリケーションとの間でセッションが確立される(S1〜S15)。このセッションの確立後に、着信側の携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションが、当該セッションを終了するBYEメソッドを発行すると、そのセッション終了指令(BYE)が、アプリケーション実行管理部127からプラットフォームの通信・制御部に送られる(S16)。携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、上記セッション終了指令(BYE)に基づいて、セッション終了のBYEメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介して発信側の携帯電話機10Aに送信する(S17〜S19)。
発信側の側携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、CSCF24から上記BYEメッセージを受信する(S18)と、当該BYEメッセージの情報を起動中のアプリケーションに通知するとともに(S19)、アプリケーション実行管理部127からの指令を受けることなく、上記BYEメッセージに対する応答メッセージである200OKを返信するように自動応答する(S20)。この応答メッセージ200OKは、CSCF24を介して、着信側の携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部に送信される(S21)。
図24は、ユーザAの携帯電話機10AがユーザBの携帯電話機10BにINVITEメッセージを送信した後、INVITEメッセージに対する暫定応答メッセージを受信する前に、INVITEメッセージをキャンセルするときの通信手順の一例を示すシーケンス図である。なお。図13における通信手順と同様な部分については説明を省略する。
図24において、ユーザAの携帯電話機10AからユーザBの携帯電話機10BにINVITEメッセージを送信することにより、携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションと携帯電話機10Bで起動されているSIPアプリケーションとの間でセッションの確立処理が開始される(S1〜S5)。このセッション確立処理中、発信側の携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションが、INVITEメッセージに対する暫定応答メッセージである180Ringingを受信する前に、当該INVITEメッセージをキャンセルするCANCELメソッドを発行すると、そのメッセージキャンセル指令(CANCEL)が、アプリケーション実行管理部127からプラットフォームの通信・制御部に送られる(S6)。携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、上記メッセージキャンセル指令(CANCEL)に基づいて、CANCELメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S7〜S9)。
図24において、ユーザAの携帯電話機10AからユーザBの携帯電話機10BにINVITEメッセージを送信することにより、携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションと携帯電話機10Bで起動されているSIPアプリケーションとの間でセッションの確立処理が開始される(S1〜S5)。このセッション確立処理中、発信側の携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションが、INVITEメッセージに対する暫定応答メッセージである180Ringingを受信する前に、当該INVITEメッセージをキャンセルするCANCELメソッドを発行すると、そのメッセージキャンセル指令(CANCEL)が、アプリケーション実行管理部127からプラットフォームの通信・制御部に送られる(S6)。携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、上記メッセージキャンセル指令(CANCEL)に基づいて、CANCELメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S7〜S9)。
着信側の携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、CSCF24から上記CANCELメッセージを受信する(S8)と、当該CANCELメッセージの情報を起動中のアプリケーションに通知するとともに(S9)、アプリケーション実行管理部127からの指令を受けることなく、上記CANCELメッセージに対する応答メッセージである200OKを返信するように自動応答する(S10)。更に、携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、アプリケーション実行管理部127からの指令を受けることなく、上記所定のエラーコード:487のエラー応答メッセージをCSCF24に送信する(S12)。これらの応答メッセージ200OK及びエラー応答メッセージ487は、CSCF24を介して、発信側の携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部に送信される(S11,S13)。発信側の携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、上記エラー応答メッセージに対する受領確認のACKメッセージを、CSCF24を介して、携帯電話機10Bの通信・制御部に送信する(S14,S15)。
以上のように、上記CANCELメッセージの送受信の後、応答メッセージ200OK、エラー応答メッセージ487及びACKメッセージについては、アプリケーション実行管理部127及び実行中のSIPアプリケーションを介さずに、各携帯電話機10A,10Bの通信・制御部間で送受信処理される。
図25は、ユーザAの携帯電話機10AがユーザBの携帯電話機10BにINVITEメッセージを送信した後、INVITEメッセージに対する暫定応答メッセージを受信した後に、INVITEメッセージをキャンセルするときの通信手順の一例を示すシーケンス図である。なお。図13及び図24における通信手順と同様な部分については説明を省略する。
図25の例では、図24の通信手順とは異なり、セッション確立処理中に、発信側の携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションが、INVITEメッセージに対する暫定応答メッセージである180Ringingを受信した後、当該INVITEメッセージをキャンセルするCANCELメソッドを発行している。他の通信手順は、図24の場合と同様である。
この場合も、上記CANCELメッセージの送受信の後、応答メッセージ200OK、エラー応答メッセージ487及びACKメッセージについては、アプリケーション実行管理部127及び実行中のSIPアプリケーションを介さずに、各携帯電話機10A,10Bの通信・制御部間で送受信処理される。
図25の例では、図24の通信手順とは異なり、セッション確立処理中に、発信側の携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションが、INVITEメッセージに対する暫定応答メッセージである180Ringingを受信した後、当該INVITEメッセージをキャンセルするCANCELメソッドを発行している。他の通信手順は、図24の場合と同様である。
この場合も、上記CANCELメッセージの送受信の後、応答メッセージ200OK、エラー応答メッセージ487及びACKメッセージについては、アプリケーション実行管理部127及び実行中のSIPアプリケーションを介さずに、各携帯電話機10A,10Bの通信・制御部間で送受信処理される。
図26は、着信側の携帯電話機10BがINVITEメッセージを拒否する場合の通信手順の一例を示すシーケンス図である。なお。図13における通信手順と同様な部分については説明を省略する。
図26において、着信側の携帯電話機10Bで起動しているアプリケーションが、発信側の携帯電話機10Aから送信されてきたINVITEメッセージを拒否する場合、エラーコード:480のエラー応答メソッドを発行する。このエラー応答メソッド(480)は、アプリケーション実行管理部127からプラットフォームの通信・制御部に送られる(S9)。携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、上記エラー応答指令(480)に基づいて、エラー応答メッセージ480を、IMSドメイン202のCSCF24を介して発信側の携帯電話機10Aに送信する(S10〜S12)。発信側の携帯電話機10Aの通信・制御部は、上記エラー応答メッセージ480を受信すると、そのエラー応答メッセージ480に対する受領確認のACKメッセージを、CSCF24を介して、携帯電話機10Bの通信・制御部に送信する(S13,S14)。
以上のように、上記ACKメッセージについては、アプリケーション実行管理部127及び実行中のアプリケーションを介さずに、各携帯電話機10A,10Bの通信・制御部間で送受信処理される。
図26において、着信側の携帯電話機10Bで起動しているアプリケーションが、発信側の携帯電話機10Aから送信されてきたINVITEメッセージを拒否する場合、エラーコード:480のエラー応答メソッドを発行する。このエラー応答メソッド(480)は、アプリケーション実行管理部127からプラットフォームの通信・制御部に送られる(S9)。携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、上記エラー応答指令(480)に基づいて、エラー応答メッセージ480を、IMSドメイン202のCSCF24を介して発信側の携帯電話機10Aに送信する(S10〜S12)。発信側の携帯電話機10Aの通信・制御部は、上記エラー応答メッセージ480を受信すると、そのエラー応答メッセージ480に対する受領確認のACKメッセージを、CSCF24を介して、携帯電話機10Bの通信・制御部に送信する(S13,S14)。
以上のように、上記ACKメッセージについては、アプリケーション実行管理部127及び実行中のアプリケーションを介さずに、各携帯電話機10A,10Bの通信・制御部間で送受信処理される。
図27は、INVITEメッセージで指定されたSIPアプリケーションが着信側の携帯電話機10Bに存在しない場合の通信手順の一例を示すシーケンス図である。なお。図13における通信手順と同様な部分については説明を省略する。
図27において、INVITEメッセージで指定されたSIPアプリケーションが着信側の携帯電話機10Bにインストールされていない場合、携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、エラーコード:488のエラー応答メッセージをIMSドメイン202のCSCF24を介して発信側の携帯電話機10Aに送信する(S9〜S11)。発信側の携帯電話機10Aの通信・制御部は、上記エラー応答メッセージ488を受信すると(S10)、そのエラー応答メッセージ488の情報を、アプリケーション実行管理部127を介して起動中のSIPアプリケーションに通知する(S11)。更に、携帯電話機10Aの通信・制御部は、上記エラー応答メッセージ488に対する受領確認のACKメッセージを、CSCF24を介して、携帯電話機10Bの通信・制御部に送信する(S12,S13)。
以上のように、上記ACKメッセージについては、アプリケーション実行管理部127及び実行中のアプリケーションを介さずに、各携帯電話機10A,10Bの通信・制御部間で送受信処理される。
図27において、INVITEメッセージで指定されたSIPアプリケーションが着信側の携帯電話機10Bにインストールされていない場合、携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、エラーコード:488のエラー応答メッセージをIMSドメイン202のCSCF24を介して発信側の携帯電話機10Aに送信する(S9〜S11)。発信側の携帯電話機10Aの通信・制御部は、上記エラー応答メッセージ488を受信すると(S10)、そのエラー応答メッセージ488の情報を、アプリケーション実行管理部127を介して起動中のSIPアプリケーションに通知する(S11)。更に、携帯電話機10Aの通信・制御部は、上記エラー応答メッセージ488に対する受領確認のACKメッセージを、CSCF24を介して、携帯電話機10Bの通信・制御部に送信する(S12,S13)。
以上のように、上記ACKメッセージについては、アプリケーション実行管理部127及び実行中のアプリケーションを介さずに、各携帯電話機10A,10Bの通信・制御部間で送受信処理される。
図28は、INVITEメッセージをキャンセルするCANSELメッセージとINVITEメッセージに対する応答メッセージ200OKとが競合する場合の通信手順の一例を示すシーケンス図である。なお、図13における通信手順と同様な部分については説明を省略する。
図28において、ユーザAの携帯電話機10AからユーザBの携帯電話機10BにINVITEメッセージを送信することにより、携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションと携帯電話機10Bで起動されているSIPアプリケーションとの間でセッションの確立処理が開始される(S1〜S8)。このセッション確立処理中に、発信側の携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションが、INVITEメッセージに対する暫定応答メッセージである180Ringingを受信した後、当該INVITEメッセージをキャンセルするCANCELメソッドを発行している。このメッセージキャンセル指令(CANCEL)は、アプリケーション実行管理部127からプラットフォームの通信・制御部に送られる(S9)。携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、上記メッセージキャンセル指令(CANCEL)に基づいて、CANCELメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S10〜S12)。
図28において、ユーザAの携帯電話機10AからユーザBの携帯電話機10BにINVITEメッセージを送信することにより、携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションと携帯電話機10Bで起動されているSIPアプリケーションとの間でセッションの確立処理が開始される(S1〜S8)。このセッション確立処理中に、発信側の携帯電話機10Aで起動されているSIPアプリケーションが、INVITEメッセージに対する暫定応答メッセージである180Ringingを受信した後、当該INVITEメッセージをキャンセルするCANCELメソッドを発行している。このメッセージキャンセル指令(CANCEL)は、アプリケーション実行管理部127からプラットフォームの通信・制御部に送られる(S9)。携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、上記メッセージキャンセル指令(CANCEL)に基づいて、CANCELメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介してユーザBの携帯電話機10Bに送信する(S10〜S12)。
一方、着信側の携帯電話機10Bで起動されているSIPアプリケーションは、上記INVITEメッセージに対する応答メッセージ200OKを発行している。この応答メッセージ200OKは、アプリケーション実行管理部127からプラットフォームの通信・制御部に送られる(S13)。携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、上記応答メッセージ200OKを、IMSドメイン202のCSCF24を介して発信側の携帯電話機10Aに送信する(S14〜S15)。ところが、この応答メッセージ200OKは、上記発信側の携帯電話機10Aが送信したCANCELメッセージと競合することになる。そのため、発信側の携帯電話機10Aの通信・制御部は、着信側の携帯電話機10Bから受信した応答メッセージ200OKを無視し、アプリケーション実行管理部127及び起動中のSIPアプリケーションに通知しないように制御している。これにより、発信側の携帯電話機10Aで起動しているSIPアプリケーションにおいて互いに矛盾する処理が競合しない。
図29は、携帯電話機10A,10B間のセッション中に、発信側の携帯電話機10Aが圏内から圏外に移動した後、圏外から圏内に復帰したときの通信手順の一例を示すシーケンス図である。
図29において、携帯電話機10A,10Bで起動しているSIPアプリケーション間でセッションが確立されているセッション中に、発信側の携帯電話機10Aが圏内(基地局との無線通信が可能なエリアの内部に存在する状態)から圏外(基地局との無線通信が可能なエリアの内部から外れた状態)に遷移すると、携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、圏外に滞在している時間を計時する所定の圏外タイマーを開始する。この圏外タイマーが予め設定した所定時間を計時したタイミング(圏外タイマー満了時)に、携帯電話機10Bとのセッションを開放する開放する旨を起動中のSIPアプリケーションに通知する(S1)。この後、ユーザAが携帯電話機10Aを操作して再接続を指示すると、SIPアプリケーションからアプリケーション実行管理部127を介してプラットフォームの通信・制御部に、セッション確立指令(INVITEメソッド)が送られる(S2)。ここで、携帯電話機10Aが圏外のままであると、通信・制御部は、所定の圏外エラーを起動中のSIPアプリケーションに通知する(S3)。これにより、起動中のSIPアプリケーションは、携帯電話機10Aが圏外にあるため携帯電話機10Bとの間にセッションを確立することができないことを認識することができる。
図29において、携帯電話機10A,10Bで起動しているSIPアプリケーション間でセッションが確立されているセッション中に、発信側の携帯電話機10Aが圏内(基地局との無線通信が可能なエリアの内部に存在する状態)から圏外(基地局との無線通信が可能なエリアの内部から外れた状態)に遷移すると、携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、圏外に滞在している時間を計時する所定の圏外タイマーを開始する。この圏外タイマーが予め設定した所定時間を計時したタイミング(圏外タイマー満了時)に、携帯電話機10Bとのセッションを開放する開放する旨を起動中のSIPアプリケーションに通知する(S1)。この後、ユーザAが携帯電話機10Aを操作して再接続を指示すると、SIPアプリケーションからアプリケーション実行管理部127を介してプラットフォームの通信・制御部に、セッション確立指令(INVITEメソッド)が送られる(S2)。ここで、携帯電話機10Aが圏外のままであると、通信・制御部は、所定の圏外エラーを起動中のSIPアプリケーションに通知する(S3)。これにより、起動中のSIPアプリケーションは、携帯電話機10Aが圏外にあるため携帯電話機10Bとの間にセッションを確立することができないことを認識することができる。
その後、携帯電話機10Aが圏外から圏内に遷移し、ユーザAが携帯電話機10Aを操作して再接続を指示すると、SIPアプリケーションからアプリケーション実行管理部127を介してプラットフォームの通信・制御部に、セッション確立指令(INVITEメソッド)が送られる(S3)。通信・制御部は、セッション確立指令に基づいてINVITEメッセージを、IMSドメイン202のCSCF24を介して着信側のユーザBの携帯電話機10Bに送信することにより、セッションを確立する処理を実行する(S5〜S18)。
図30は、着信側の携帯電話機10Bに表示された起動確認のポップアップ画面でユーザがINVITEメッセージを拒否する操作を行ったときの通信手順の一例を示すシーケンス図である。なお、図13における通信手順と同様な部分については説明を省略する。
図30において、着信側の携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、INVITEメッセージを受信すると(S1〜S4)、起動確認のポップアップ画面を表示する。この画面上でユーザがINVITEメッセージを拒否する操作を行うと、携帯電話機10Bの通信・制御部は、エラー応答メッセージ480を、IMSドメイン202のCSCF24を介して発信側の携帯電話機10Aに送信する(S8〜S10)。発信側の携帯電話機10Aの通信・制御部は、上記エラー応答メッセージ480を受信すると、そのエラー応答メッセージ480の情報を起動中のSIPアプリケーションに通知するとともに、エラー応答メッセージ480に対する受領確認のACKメッセージを、CSCF24を介して、携帯電話機10Bの通信・制御部に送信する(S11,S12)。
以上のように、上記ACKメッセージについては、アプリケーション実行管理部127及び実行中のアプリケーションを介さずに、各携帯電話機10A,10Bの通信・制御部間で送受信処理される。
図30において、着信側の携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、INVITEメッセージを受信すると(S1〜S4)、起動確認のポップアップ画面を表示する。この画面上でユーザがINVITEメッセージを拒否する操作を行うと、携帯電話機10Bの通信・制御部は、エラー応答メッセージ480を、IMSドメイン202のCSCF24を介して発信側の携帯電話機10Aに送信する(S8〜S10)。発信側の携帯電話機10Aの通信・制御部は、上記エラー応答メッセージ480を受信すると、そのエラー応答メッセージ480の情報を起動中のSIPアプリケーションに通知するとともに、エラー応答メッセージ480に対する受領確認のACKメッセージを、CSCF24を介して、携帯電話機10Bの通信・制御部に送信する(S11,S12)。
以上のように、上記ACKメッセージについては、アプリケーション実行管理部127及び実行中のアプリケーションを介さずに、各携帯電話機10A,10Bの通信・制御部間で送受信処理される。
図31は、着信側の携帯電話機10Bで前述のマルチメディア通信設定が無効(OFF)になっているときの通信手順の一例を示すシーケンス図である。なお、図13における通信手順と同様な部分については説明を省略する。
図31において、着信側の携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、INVITEメッセージを受信すると(S1〜S4)、マルチメディア通信設定を確認する。ここで、マルチメディア通信設定が無効(OFF)になっている場合、携帯電話機10Bの通信・制御部は、エラー応答メッセージ480を、IMSドメイン202のCSCF24を介して発信側の携帯電話機10Aに送信する(S5〜S7)。発信側の携帯電話機10Aの通信・制御部は、上記エラー応答メッセージ480を受信すると、そのエラー応答メッセージ480の情報を起動中のSIPアプリケーションに通知するとともに、エラー応答メッセージ480に対する受領確認のACKメッセージを、CSCF24を介して、携帯電話機10Bの通信・制御部に送信する(S8,S9)。
この場合も、上記ACKメッセージについては、アプリケーション実行管理部127及び実行中のアプリケーションを介さずに、各携帯電話機10A,10Bの通信・制御部間で送受信処理される。
図31において、着信側の携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、INVITEメッセージを受信すると(S1〜S4)、マルチメディア通信設定を確認する。ここで、マルチメディア通信設定が無効(OFF)になっている場合、携帯電話機10Bの通信・制御部は、エラー応答メッセージ480を、IMSドメイン202のCSCF24を介して発信側の携帯電話機10Aに送信する(S5〜S7)。発信側の携帯電話機10Aの通信・制御部は、上記エラー応答メッセージ480を受信すると、そのエラー応答メッセージ480の情報を起動中のSIPアプリケーションに通知するとともに、エラー応答メッセージ480に対する受領確認のACKメッセージを、CSCF24を介して、携帯電話機10Bの通信・制御部に送信する(S8,S9)。
この場合も、上記ACKメッセージについては、アプリケーション実行管理部127及び実行中のアプリケーションを介さずに、各携帯電話機10A,10Bの通信・制御部間で送受信処理される。
図32は、SIPアプリケーションの起動を要求するMESSAGEメッセージをサーバから複数回連続して受信したときの処理の一例を示すシーケンス図である。図32において、携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、SIPアプリケーションの起動を要求するPush型のMESSAGEメッセージ(1)をサーバ25(又はサーバ30)から受信すると、所定の応答メッセージをサーバに返信し、そのMESSAGEメッセージの受信情報を履歴管理情報に追加するとともに、起動確認のポップアップ画面を表示する(S1,S2)。この起動確認画面の表示中に、2つ目のMESSAGEメッセージ(2)を受信すると、携帯電話機10Aの通信・制御部は、エラー応答メッセージ486をサーバに返信する(S3,S4)。この2つ目のMESSAGEメッセージ(2)の受信については、エラー応答を行っているため、履歴管理情報に追加されない。上記起動確認画面においてユーザが「Yes」を選択すると、MESSAGEメッセージ(1)に基づいて指定のSIPアプリケーションが起動される。
図33は、アプリケーション起動要求が記述されていないMESSAGEメッセージをサーバから受信したときの処理の一例を示すシーケンス図である。図33において、携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、アプリケーション起動要求が記述されていないPush型のMESSAGEメッセージをサーバ25(又はサーバ30)から受信すると、所定のエラーコード:415のエラー応答メッセージをサーバに返信する(S1,S2)。
図34は、着信側の携帯電話機10BがINVITEメッセージを受信して起動確認のポップアップ画面を表示した後、ユーザ操作が所定時間なかったときの処理の一例を示すシーケンス図である。図34において、着信側の携帯電話機10Bのプラットフォームの通信・制御部は、SIPアプリケーションの起動を要求するINVITEメッセージを受信すると(S1〜S3)、起動確認のポップアップ画面を表示するとともに、所定のタイマーを開始する。このタイマーが予め設定した所定時間を計時するタイミング(タイマー満了時)まで上記起動画面上でユーザ操作がなかった場合、アプリケーション実行管理部127からの指令を受けることなく、所定のエラーコード:408のエラー応答メッセージを発信側の携帯電話機10Aに送信する(S4〜S6)。
図35は、アプリケーション未起動状態にMESSAGEメッセージを受信した後、ユーザ手動操作によってSIPアプリケーションを起動するときの処理の一例を示すシーケンス図である。図35において、ユーザAの携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、サーバ25(又はサーバ30)から、SIPアプリケーションの起動を要求するアプリケーション起動情報を含むMESSAGEメッセージを受信すると(S1,S2)、その受信したMESSAGEメッセージの情報が、Push型SIPメッセージ受信の履歴管理情報に追加されるとともに、起動確認のポップアップ画面が表示される。この起動確認画面でユーザが「No」を選択すると、要求されたSIPアプリケーションは起動されず、所定の画面(例えば、待ち受け画面)になる。その後、ユーザAが携帯電話機10Aを操作し、アプリケーション一覧画面から選択したSIPアプリケーションを起動すると、その起動したSIPアプリケーションは、最新履歴情報すなわち上記受信したMESSAGEメッセージの情報(例えば、アプリケーション起動情報)を、プラットフォーム側の通信・制御部から取得することができる(S3)。ユーザ操作で起動されたSIPアプリケーションは、プラットフォーム側から受信した最新履歴情報により、そのSIPアプリケーションで用いる情報を最新情報に更新することができる。例えば、上記SIPアプリケーションがスケジューラーのアプリケーションの場合、そのアプリケーション未起動状態に受信したスケジュール変更の情報を含むMESSAGEメッセージを無視し、その後に上記スケジューラーのアプリケーションをユーザが手動で起動したとき、起動したスケジューラーのアプリケーションに上記MESSAGEメッセージで受信したスケジュール変更の情報を反映させることができる。
図36は、SIPアプリケーションの一時停止状態にMESSAGEメッセージを受信した後、ユーザ手動操作によって当該SIPアプリケーションを再開するときの処理の一例を示すシーケンス図である。図36において、ユーザAの携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、SIPアプリケーションの一時停止状態において、サーバ25(又はサーバ30)から、一時停止中のSIPアプリケーションと同じSIPプリケーションの起動を要求するアプリケーション起動情報を含むMESSAGEメッセージを受信すると(S1,S2)、その受信したMESSAGEメッセージの情報が、Push型SIPメッセージ受信の履歴管理情報に追加されるとともに、起動確認(再開確認)のポップアップ画面が表示される。この起動確認画面でユーザが「No」を選択すると、要求されたSIPアプリケーションは再開されず、所定の画面(例えば、待ち受け画面)になる。その後、ユーザAが携帯電話機10Aを操作し、上記一時停止中のSIPアプリケーションを再開すると、その再開したSIPアプリケーションは、最新履歴情報すなわち上記受信したMESSAGEメッセージの情報(例えば、アプリケーション起動情報)を、プラットフォーム側の通信・制御部から取得することができる(S3)。ユーザ操作で再開されたSIPアプリケーションは、プラットフォーム側から受信した最新履歴情報により、そのSIPアプリケーションで用いる情報を最新情報に更新することができる。例えば、上記SIPアプリケーションがスケジューラーのアプリケーションの場合、そのアプリケーションの一時停止状態に受信したスケジュール変更の情報を含むMESSAGEメッセージを無視し、その後に上記スケジューラーのアプリケーションをユーザが手動で再開したとき、再開したスケジューラーのアプリケーションに上記MESSAGEメッセージで受信したスケジュール変更の情報を反映させることができる。
図37は、SIPアプリケーションの一時停止状態に複数のMESSAGEメッセージを受信した後、ユーザ手動操作によって当該SIPアプリケーションを再開するときの処理の一例を示すシーケンス図である。図37において、ユーザAの携帯電話機10Aのプラットフォームの通信・制御部は、SIPアプリケーションの一時停止状態において、サーバ25(又はサーバ30)から、一時停止中のSIPアプリケーションと同じSIPプリケーションの起動を要求するアプリケーション起動情報を含むMESSAGEメッセージ(1),(2)を2回連続して受信し(S1〜S4)、その後、一時停止中のSIPアプリケーションと異なる別のSIPプリケーションの起動を要求するアプリケーション起動情報を含むMESSAGEメッセージ(3)を受信している(S5,S6)。各MESSAGEメッセージの受信時には、その受信したMESSAGEメッセージの情報が、Push型SIPメッセージ受信の履歴管理情報に追加されるとともに、起動確認(再開確認)のポップアップ画面が表示される。各起動確認画面ではユーザが「No」を選択しているため、要求されたSIPアプリケーションは再開されず、所定の画面(例えば、待ち受け画面)になる。その後、ユーザAが携帯電話機10Aを操作し、上記一時停止中のSIPアプリケーションを再開すると、その再開したSIPアプリケーションは、最新履歴情報、すなわち上記受信した複数のMESSAGEメッセージのうち再開対象のSIPアプリケーションの起動を要求する最後のMESSAGEメッセージ(2)の情報(例えば、アプリケーション起動情報)を、プラットフォーム側の通信・制御部から取得することができる(S7)。
図38は、SIPアプリケーションの起動を要求する複数のMESSAGEメッセージの受信に関する情報が登録されているPush型SIPメッセージ受信の履歴管理情報に基づいてSIPアプリケーションの起動、一時停止及び再開を行うときの処理の一例を示すシーケンス図である。図38において、ユーザAの携帯電話機10Aに保存されている履歴管理情報には、3種類のSIPアプリケーション(Aアプリケーション、Bアプリケーション及びCアプリケーション)について、SIPアプリケーションの起動を要求する5件のMESSAGEメッセージ受信に関する情報が登録されている。
まず、アプリケーション未起動状態でユーザAが携帯電話機10Aを操作することにより、上記5件の履歴管理情報を一覧表示し、その中から最新のMESSAGEメッセージ受信履歴(1)を選択してアプリケーション起動を指示すると、Aアプリケーションが起動する。この起動したAアプリケーションは、当該アプリケーションに対応するMESSAGEメッセージ受信履歴(1)の情報を、プラットフォーム側の通信・制御部から取得することができる(S1)。
次に、ユーザAが携帯電話機10Aを操作することにより、上記Aアプリケーションを一時停止した後、上記5件の履歴管理情報から最新のMESSAGEメッセージ受信履歴(1)を選択してアプリケーション再開を指示すると、Aアプリケーションが再開する。この再開したAアプリケーションは、当該アプリケーションに対応するMESSAGEメッセージ受信履歴(1)の情報を、プラットフォーム側の通信・制御部から取得することができる(S2)。
次に、ユーザAが携帯電話機10Aを操作することにより、上記Aアプリケーションを再び一時停止した後、上記5件の履歴管理情報からMESSAGEメッセージ受信履歴(2)を選択してアプリケーション再開を指示すると、Aアプリケーションが再開する。この起動したAアプリケーションは、当該アプリケーションに対応するMESSAGEメッセージ受信履歴(2)の情報を、プラットフォーム側の通信・制御部から取得することができる(S2)。
なお、上記MESSAGEメッセージ受信履歴(2)が、上記Aアプリケーションとは異なる別のBアプリケーション又はCアプリケーションの起動を要求するMESSAGEメッセージの受信履歴である場合は、所定のアプリケーション終了画面やアプリケーション起動画面を表示してユーザAの同意を確認した上で、一時停止中のAアプリケーションを終了し、上記別のBアプリケーション又はCアプリケーションが起動される。この場合も、起動したアプリケーションは、当該アプリケーションに対応するMESSAGEメッセージ受信履歴の情報を、プラットフォーム側の通信・制御部から取得することができる。
なお、上記MESSAGEメッセージ受信履歴(2)が、上記Aアプリケーションとは異なる別のBアプリケーション又はCアプリケーションの起動を要求するMESSAGEメッセージの受信履歴である場合は、所定のアプリケーション終了画面やアプリケーション起動画面を表示してユーザAの同意を確認した上で、一時停止中のAアプリケーションを終了し、上記別のBアプリケーション又はCアプリケーションが起動される。この場合も、起動したアプリケーションは、当該アプリケーションに対応するMESSAGEメッセージ受信履歴の情報を、プラットフォーム側の通信・制御部から取得することができる。
以上、本実施形態によれば、携帯電話機のプラットフォーム上に構築されたアプリケーション実行環境で実行されるアプリケーションが要求するINVITEやMESSAGE等のSIPメッセージ通信に必要とされるヘッダ情報のうちアプリケーションで指定されなかったヘッダ情報を、プラットフォーム側の主制御部120で補完することができる。よって、SIPメッセージ通信に必要とされる所要のヘッダ情報のすべてをアプリケーションが指定していない場合であっても、その所要のヘッダ情報をすべて含んだ状態でSIPメッセージを外部通信相手先の携帯電話機に送信することができる。従って、携帯電話機のプラットフォーム上に構築されたアプリケーション実行環境で実行するアプリケーションが要求する外部通信相手先の携帯電話機との間のSIPメッセージ通信を適切に行うことができる。
また、本実施形態によれば、発信側の携帯電話機又はサーバから着信側の携帯電話機通信端末に、その着信側の携帯電話機で起動させるアプリケーションを指定する情報を含むアプリケーション起動情報が書き込まれたINVITEやMESSAGE等のSIPメッセージを送信すると、発信側の携帯電話機又はサーバと着信側の携帯電話機との間でSIPのセッションが確立される。そして、着信側の携帯電話機では、発信側の携帯電話機又はサーバから受信したSIPメッセージに書き込まれているアプリケーション起動情報に基づいて、当該着信側の携帯電話機に組み込まれている複数のアプリケーションの中から、アプリケーション起動情報で指定されているアプリケーションが選択されて起動される。従って、発信側の携帯電話機又はサーバから着信側の携帯電話機に接続してSIPのセッションを確立する際に、着信側の携帯電話機に実行可能に組み込まれているアプリケーションを指定して起動することができる。
なお、上記実施形態では、発信側の通信端末及び着信側の通信端末が携帯電話機の場合について説明したが、本発明は、メッセージを送受信することができるとともにアプリケーションプログラムを実行可能なものであれば、携帯電話機以外の他の通信端末の場合についても同様に適用することができる。
10 携帯電話機
10A 発信側の携帯電話機
10B 着信側の携帯電話機
20 携帯電話通信網
24 CSCF
25 SIPサーバ
30 サーバ
10A 発信側の携帯電話機
10B 着信側の携帯電話機
20 携帯電話通信網
24 CSCF
25 SIPサーバ
30 サーバ
Claims (31)
- 通信ネットワークを介して通信可能な通信端末におけるアプリケーション起動方法であって、
発信側の通信端末又はサーバが、着信側の通信端末で起動させるアプリケーションプログラムを指定する情報を含むアプリケーション起動情報を、送信対象のSIP(Session Initiation Protocol)のメッセージに書き込むステップと、
前記発信側の通信端末又はサーバが、通信ネットワークを介して前記着信側の通信端末に、前記アプリケーション起動情報が書き込まれたメッセージを送信するステップと、
前記着信側の通信端末が、通信ネットワークを介して前記発信側の通信端末又はサーバから、前記アプリケーション起動情報が書き込まれたメッセージを受信するステップと、
前記着信側の通信端末が、前記受信したメッセージに書き込まれている前記アプリケーション起動情報に基づいて、当該着信側の通信端末に組み込まれている複数のアプリケーションプログラムの中から該アプリケーション起動情報で指定されているアプリケーションプログラムを選択して起動するステップと、
を含むことを特徴とするアプリケーション起動方法。 - 請求項1のアプリケーション起動方法において、
前記アプリケーション起動情報は、前記送信対象のメッセージのボディ部に書き込まれることを特徴とするアプリケーション起動方法。 - 請求項1又は2のアプリケーション起動方法において、
前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムのアプリケーション名とベンダ名とを含むことを特徴とするアプリケーション起動方法。 - 請求項3のアプリケーション起動方法において、
前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムの実行中に使用される独自のアプリケーションデータ領域を設定するためのデータ領域設定情報を更に含むことを特徴とするアプリケーション起動方法。 - 請求項3のアプリケーション起動方法において、
前記アプリケーション起動情報は、前記発信側の通信端末又はサーバで入力されたテキストデータを更に含むことを特徴とするアプリケーション起動方法。 - 請求項1乃至5のいずれかのアプリケーション起動方法において、
前記着信側の通信端末が、前記アプリケーションプログラムの起動に先だって、起動対象のアプリケーションプログラムの内容を示し当該通信端末の利用者からの起動要求を受け付ける起動確認画面を表示するステップを、更に含むことを特徴とするアプリケーション起動方法。 - 請求項6のアプリケーション起動方法において、
前記着信側の通信端末が、前記起動対象のアプリケーションプログラムに関連付けて前記着信側の通信端末に記憶されているアプリケーション属性情報に基づいて、前記起動確認画面の表示及び非表示を切り換えるステップを、
更に含むことを特徴とするアプリケーション起動方法。 - 請求項6のアプリケーション起動方法において、
前記着信側の通信端末が、当該通信端末の利用者によって予め設定された表示設定情報に基づいて、前記起動確認画面の表示及び非表示を切り換えるステップを、
更に含むことを特徴とするアプリケーション起動方法。 - 通信ネットワークを介して通信可能な通信端末であって、
当該通信端末のプラットフォーム上にアプリケーション実行環境を構築しアプリケーションプログラムの実行を管理するアプリケーション実行管理手段と、
通信ネットワークを介して発信側の通信端末又はサーバから、起動させるアプリケーションプログラムを指定する情報を含むアプリケーション起動情報が書き込まれたSIP(Session Initiation Protocol)のメッセージを受信するメッセージ受信手段と、
前記メッセージ受信手段で受信したメッセージに書き込まれている前記アプリケーション起動情報に基づいて、当該着信側の通信端末に組み込まれている複数のアプリケーションプログラムの中から該アプリケーション起動情報で指定されているアプリケーションプログラムを選択して起動するように、前記アプリケーション実行管理手段を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする通信端末。 - 請求項9の通信端末において、
前記アプリケーション起動情報は、前記メッセージ受信手段で受信したメッセージのボディ部に書き込まれていることを特徴とする通信端末。 - 請求項9又は10の通信端末において、
前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムのアプリケーション名とベンダ名とを含み、
前記制御手段は、複数のアプリケーションプログラムから、前記アプリケーション名及び前記ベンダ名がそれぞれマッチングするアプリケーションプログラムを選択して起動するように制御することを特徴とする通信端末。 - 請求項9乃至11のいずれかの通信端末において、
前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムの実行中に使用される独自のアプリケーションデータ領域を設定するためのデータ領域設定情報を含み、
前記制御手段は、前記起動対象のアプリケーションプログラムを起動するときに、前記データ領域設定情報に基づいて前記アプリケーションデータ領域を設定するように制御することを特徴とする通信端末。 - 請求項9乃至12のいずれかの通信端末において、
表示手段を備え、
前記制御手段は、前記アプリケーションプログラムの起動に先だって、起動対象のアプリケーションプログラムの内容を示し当該通信端末の利用者からの起動要求を受け付ける起動確認画面を、前記表示手段に表示するように制御することを特徴とする通信端末。 - 請求項13の通信端末において、
前記制御手段は、前記起動対象のアプリケーションプログラムに関連付けて前記着信側の通信端末に記憶されているアプリケーション属性情報に基づいて、前記起動確認画面の表示及び非表示を切り換えるように制御することを特徴とする通信端末。 - 請求項13の通信端末において、
前記制御手段は、当該通信端末の利用者によって予め設定された表示設定情報に基づいて、前記起動確認画面の表示及び非表示を切り換えるように制御することを特徴とする通信端末。 - 請求項9乃至15のいずれかの通信端末において、
前記制御手段は、前記起動対象のアプリケーションプログラムが実行中及び一時停止中のいずれでもない場合のみ、前記起動対象のアプリケーションプログラムを起動するように制御することを特徴とする通信端末。 - 請求項9乃至15のいずれかの通信端末において、
前記制御手段は、前記起動対象のアプリケーションプログラムが一時停止中の場合には、そのアプリケーションプログラムを再起動せずに再開し、その再開したアプリケーションプログラムに前記アプリケーション起動情報を渡すように制御することを特徴とする通信端末。 - 請求項9乃至15のいずれかの通信端末において、
前記制御手段は、起動対象以外のアプリケーションプログラムが実行中又は一時停止中の場合には、前記起動対象のアプリケーションプログラムを起動するか否かを利用者に確認するための画面を表示し、前記起動対象のアプリケーションプログラムの起動に同意する操作を受け付けた場合に、前記実行中又は一時停止中の起動対象以外のアプリケーションプログラムを終了させ、前記起動対象のアプリケーションプログラムを起動するように制御することを特徴とする通信端末。 - 請求項9乃至15のいずれかの通信端末において、
前記制御手段は、前記起動対象のアプリケーションプログラムが実行中の場合には、前記アプリケーション実行管理手段を介して該実行中のアプリケーションプログラムに前記アプリケーション起動情報を渡すように制御することを特徴とする通信端末。 - 請求項9乃至15のいずれかの通信端末において、
前記制御手段は、前記起動対象のアプリケーションプログラムが当該通信端末に存在しない場合、該アプリケーションプログラムが存在しないため起動できない旨を利用者に通知する画面を表示するように制御することを特徴とする通信端末。 - 請求項9乃至15のいずれかの通信端末において、
前記アプリケーション起動情報は、通信ネットワークを介して前記起動対象のアプリケーションプログラムをダウンロード可能なサーバの接続先情報を含み、
前記制御手段は、前記起動対象のアプリケーションプログラムのダウンロード要否を利用者に確認する画面を表示し、前記起動対象のアプリケーションプログラムのダウンロードを希望する利用者の操作を受け付けたときに、前記接続先情報に基づいて前記サーバにアクセスするように制御することを特徴とする通信端末。 - 通信ネットワークを介して通信可能な通信端末であって、
着信側の通信端末で起動させるアプリケーションプログラムを指定する情報を含むアプリケーション起動情報を、送信対象のSIP(Session Initiation Protocol)のメッセージに書き込む情報書込手段と、
前記情報書込手段で前記アプリケーション起動情報が書き込まれたメッセージを、通信ネットワークを介して前記着信側の通信端末に送信するメッセージ送信手段と、
を備えたことを特徴とする通信端末。 - 請求項22の通信端末において、
前記情報書込手段は、前記アプリケーション起動情報を前記送信対象のメッセージのボディ部に書き込むことを特徴とする通信端末。 - 請求項22又は23の通信端末において、
前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムのアプリケーション名とベンダ名とを含むことを特徴とする通信端末。 - 請求項22乃至24のいずれかの通信端末において、
前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムの実行中に使用される独自のアプリケーションデータ領域を設定するためのデータ領域設定情報を含むことを特徴とする通信端末。 - 請求項22乃至25のいずれかの通信端末において、
前記アプリケーション起動情報は、通信ネットワークを介して前記起動対象のアプリケーションプログラムをダウンロード可能なサーバの接続先情報を含むことを特徴とする通信端末。 - 通信ネットワークを介して通信端末と通信可能なサーバであって、
着信側の通信端末で起動させるアプリケーションプログラムを指定する情報を含むアプリケーション起動情報を、送信対象のSIP(Session Initiation Protocol)のメッセージに書き込む情報書込手段と、
前記情報書込手段で前記アプリケーション起動情報が書き込まれたメッセージを、通信ネットワークを介して前記着信側の通信端末に送信するメッセージ送信手段と、
を備えたことを特徴とするサーバ。 - 請求項27のサーバにおいて、
前記情報書込手段は、前記アプリケーション起動情報を前記送信対象のメッセージのボディ部に書き込むことを特徴とするサーバ。 - 請求項27又は28のサーバにおいて、
前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムのアプリケーション名とベンダ名とを含むことを特徴とするサーバ。 - 請求項27乃至29のいずれかのサーバにおいて、
前記アプリケーション起動情報は、前記起動対象のアプリケーションプログラムの実行中に使用される独自のアプリケーションデータ領域を設定するためのデータ領域設定情報を含むことを特徴とするサーバ。 - 請求項27乃至30のいずれかのサーバにおいて、
前記アプリケーション起動情報は、通信ネットワークを介して前記起動対象のアプリケーションプログラムをダウンロード可能なサーバの接続先情報を含むことを特徴とするサーバ。
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