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JP2009036905A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2009036905A JP2007199767A JP2007199767A JP2009036905A JP 2009036905 A JP2009036905 A JP 2009036905A JP 2007199767 A JP2007199767 A JP 2007199767A JP 2007199767 A JP2007199767 A JP 2007199767A JP 2009036905 A JP2009036905 A JP 2009036905A
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Okito Ogasawara
興人 小笠原
Hideki Sugimura
英樹 杉村
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Abstract

【課題】コストアップやレーザ光の検知精度の低下を招来することなく、各走査ラインへの画像書き込みタイミングを設定することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】制御部は、レーザ光源LD1〜LD4を全て点灯させた状態で走査してBD信号BD1を取得し(♯2,♯3)、この状態から現在点灯させているレーザ光源の個数を1個減らしては走査してBD信号を得る動作を繰り返し行い(♯4,♯5)、現在点灯させているレーザ光源の個数が1個となると(♯4でYES)、BD信号BD1〜BD4の信号幅の差を算出する(♯6)。制御部は、少なくともレーザ光源LD1を点灯させた状態で走査してBD信号を得て(♯7)、このBD信号に基づきレーザ光源LD1による描画開始タイミングを設定し(♯8)、♯6で算出した信号幅の差を用いてレーザ光源LD2〜LD4による描画開始タイミングを設定する(♯9)。
【選択図】図10

Description

本発明は、画像形成装置の技術分野に属し、特に、感光体ドラムの表面にレーザを照射して露光を行うレーザ照射技術に関するものである。
従来、電子写真方式の画像形成装置において、レーザ照射部から照射されるレーザ光を、回転多面鏡の各反射面でそれぞれ反射させて感光体ドラムの表面を露光し、感光体ドラム表面に静電潜像を形成するものが広く知られている。また、この種の装置において、レーザ光を所定位置で受光するBD(Beam Detect)センサが設置され、このBDセンサの出力信号を用いて光線走査の開始タイミング(開始位置)を設定する技術も知られている。
また、この種の技術分野に関連する文献として例えば下記特許文献1がある。下記特許文献1には、複数の発光素子を有するレーザアレイ装置により、複数のラインへの書き込みを1回の走査で行う画像形成装置において、最初に通過するレーザビームの受光タイミングと、光学系の倍率と発光素子の間隔と解像度とによって決定する遅延値とを基に、他のレーザビームの描画開始タイミングを調整する技術が開示されている。
特開2003−305886号公報
複数の光源から出力される各光線が主走査方向にそれぞれ異なる位置に照射され、各光源により1回の走査で複数のラインに複数の光線を走査する画像形成装置においては、走査を行うと各光線は異なるタイミングでBDセンサに入射するため、各入射タイミングに基づいて、画像形成のための各光源による点灯動作(描画動作)の開始タイミングを設定する必要がある。
ところが、各光源の主走査方向における位置ずれ量が微少なものである場合、先の光線がBDセンサを通過しきる前に次の光線がBDセンサに入射するという状態が生じる。この場合、全ての光線がBDセンサを通過し終えるまで、BDセンサには常に光線が入射する状態となるため、該BDセンサからは一定の信号が出力されることとなり、この出力信号からは各光線の通過タイミングを検出することができず、ひいては、各光源による描画開始タイミングを設定することができない。
そのため、従来では、各レーザ光の周波数やパワーを変え、BDセンサの出力に電圧差を生じさせて各レーザ光によるBD信号を分離するなどの更なる技術を要していた。しかしながら、このような技術はレーザ光の検知精度の低下を招来する。
なお、前記引用文献1の技術を利用すると、各光源による描画開始タイミングを設定することは可能であるが、画像形成装置内の環境変化(温度変化や湿度変化)により光路上に設置される光学系等の状態が変化して各レーザ光の照射位置間の距離が変化した場合には、前記遅延値はこの変化後の距離を反映したものではなくなるため、前記引用文献1の技術ではこのような場合に対応することはできない。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、各光源による描画開始タイミングを適切に設定することのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、主走査方向及び副走査方向にそれぞれ異なる位置に光線を照射する、第1の光源及び該光源と異なる第2の光源とを含む複数の光源と、前記各光源から出力される光線を、予め定められた一定領域内で主走査方向に繰り返し走査するための走査部とを備えた光源部と、前記第1の光源に対応付けられた第1の光路変更面と前記第2の光源に対応付けられた第2の光路変更面とを含む複数の光路変更面が前記一定領域内において前記主走査方向に異なる位置に設置されてなる光路変更部と、前記光路変更部により光路変更される光線を受光して光電変換動作を行う1の受光部を有し、前記受光部の出力信号に基づいて矩形波状のBD信号を生成するBD信号生成部と、前記各光源による点灯動作を制御する光源制御部と、前記光源による画像データに基づく点灯動作を描画動作というとき、前記光源から出力される光線により生成されるBD信号の出力タイミングに基づき、当該光源による各描画ラインにおける描画動作の開始タイミングを描画開始タイミングとして設定する描画開始タイミング設定部とを備え、前記第1及び第2の光源から出力される光線は、前記第1の光路変更面、第2の光路変更面の順番で各光路変更面に入射するとともに、前記第1及び第2の光源をそれぞれ点灯した状態で各光源の光線を前記走査部により走査した場合、前記第1の光源から出力される光線が前記第2の光源から出力される光線より先に前記第1の光路変更面に入射し、前記描画開始タイミング設定部は、BD信号の立ち上がりタイミング及び立ち下がりタイミングのうち一方のタイミングが、前記第1及び第2の光源を含む複数の光源のうち予め定められた1の光源から出力される光線が前記第1及び第2の光路変更面を含む複数の光路変更面のうち予め定められた1の光路変更面を通過することにより生成され、且つ、他方のタイミングが、前記第1の光源から出力される光線が前記第1の光路変更面を通過することにより生成されるように、前記光源部における各光源の点灯制御を行いつつ前記走査部により光線を走査することにより、1のBD信号を第1のBD信号として取得し、BD信号の前記一方のタイミングが、前記予め定められた1の光源から出力される光線が前記予め定められた1の光路変更面を通過することにより生成され、且つ、他方のタイミングが、前記第2の光源から出力される光線が前記第2の光路変更面を通過することにより生成されるように、前記光源部における各光源の点灯制御を行いつつ前記走査部により光線を走査することにより、1のBD信号を第2のBD信号として取得し、前記第1の光源による描画開始タイミングを、当該光源から出力される光線により得られた前記第1のBD信号に基づいて設定するとともに、前記第2の光源による描画開始タイミングを前記第1のBD信号の信号幅と前記第2のBD信号の信号幅との差分と、前記第1の光源による描画開始タイミングとに基づいて設定し、前記発光制御部は、前記描画開始タイミング設定部により設定された描画開始タイミングにしたがって前記各光源に描画動作を開始させる画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記描画開始タイミング設定部は、前記第2の光源による描画開始タイミングを、前記第1の光源による描画開始タイミングから前記差分だけ遅延させたタイミングに設定するものである。
これらの発明によれば、第1及び第2の光路変更面を備え、前記第1のBD信号と前記第2のBD信号とを得て、それらのBD信号の各信号幅の差分と、前記第1の光源による描画開始タイミングとに基づいて設定する(請求項2に記載の発明においては、前記描画開始タイミング設定部は、前記第2の光源による描画開始タイミングを、前記第1の光源による描画開始タイミングから前記差分だけ遅延させたタイミングに設定する)ことで、前記第1の光源による描画開始タイミングを基準とした前記第2の光源による描画開始タイミングを設定するようにしただけであるので、レーザ光の検知精度の低下を招来することなく、比較的簡単な構成や演算により各光源による描画開始タイミングを設定することができる。
また、画像形成装置内の環境変化(温度変化や湿度変化)により光路上に設置される光学系等の状態が変化して各レーザ光の照射位置間の距離が変化した場合、その変化が前記差分に反映されるため、画像形成装置内の環境変化が生じた場合であっても、その変化に応じて適切な描画開始タイミングを設定することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記描画開始タイミング設定部は、描画動作における走査によって前記第1及び第2の光源による描画開始タイミングを設定するものである。
本発明によれば、描画動作における走査によって前記第1及び第2の光源による描画開始タイミングを設定するようにしたので、前記描画動作のための走査を実行する前に、前記第1及び第2の光源による描画開始タイミングを設定するための動作や処理を別途行う必要がなくなる。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記描画開始タイミング設定部は、描画動作における1回の走査ごとに前記第1及び第2の光源による描画開始タイミングを設定するものである。
本発明によれば、描画動作における1回の走査ごとに前記第1及び第2の光源による描画開始タイミングを設定するようにしたので、描画ラインごとに、適切な描画開始タイミングで描画動作を行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記第1、第2の光源をそれぞれ点灯した状態で前記走査部により走査した場合に、同一の光路変更面で光路変更される前記各光源の光線により得られる各BD信号の出力期間が部分的にオーバーラップするように、前記第1及び第2の光源が近接して配設されているものである。
本発明によれば、前記第1、第2の光源をそれぞれ点灯した状態で前記走査部により走査した場合に、同一の光路変更面で光路変更される前記各光源の光線により得られる各BD信号の出力期間が部分的にオーバーラップするように、前記第1及び第2の光源が近接して配設されているので、第1及び第2の光源を単一の素子に集積化して小型化することが容易となる。
本発明によれば、レーザ光の検知精度の低下を招来することなく、比較的簡単な演算により第2の光源による描画開始タイミングを適切に設定することができる。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施形態について図面に基づき説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。
複合機1は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備えたものであり、本体部2と、本体部2の左方に配設されたスタックトレイ3と、本体部2の上部に配設された原稿読取部5と、原稿読取部5の上方に配設された原稿給送部6とを有している。
複合機1の前面適所には、操作部7が設けられている。操作部7には、ユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー8と、印刷部数等を入力するためのテンキー9と、各種複写動作の操作ガイド情報等を表示し、これら各種設定入力用にタッチパネル機能を有する液晶ディスプレイ等からなる表示部10と、表示部10で設定された設定内容等をリセットするリセットキー11と、実行中の印刷(画像形成)動作を停止させるためのストップキー12と、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を切り換えるための機能切換キー13とが備えられている。
原稿読取部5は、CCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ部14と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台15及び原稿読取スリット16とを備える。スキャナ部14は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台15に載置された原稿を読み取るときは、原稿台15に対向する位置で原稿面に沿って移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを図略の画像処理部へ出力する。また、原稿給送部6により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取スリット16と対向する位置に移動され、原稿読取スリット16を介して原稿給送部6による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを図略の画像処理部へ出力する。
原稿給送部6は、原稿を載置するための原稿載置部17と、画像読み取り済みの原稿を排出するための原稿排出部18と、原稿載置部17に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取スリット16に対向する位置へ搬送し、原稿排出部18へ排出するための給紙ローラ、搬送ローラ等からなる原稿搬送機構19を備える。原稿搬送機構19は、さらに原稿を表裏反転させて原稿読取スリット16と対向する位置へ再搬送する用紙反転機構(図略)を備え、原稿の両面の画像を、原稿読取スリット16を介してスキャナ部14から読取可能にしている。
原稿給送部6は、その前面側が上方に移動可能となるように本体部2に対して回動自在に設けられている。原稿給送部6の前面側を上方に移動させて原稿台15上面を開放することにより、原稿台15の上面に読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等を操作者が載置できるようになっている。
本体部2は、複数の給紙カセット20と、給紙カセット20から用紙を1枚ずつ繰り出して後述する記録部22へ搬送する給紙ローラ21と、給紙カセット20から搬送されてきた用紙に画像を形成する記録部22とを備える。
記録部22は、スキャナ部14等で取得された画像データに基づきレーザ等を出力して感光体ドラム23を露光する光走査装置24と、感光体ドラム23上にトナー像を形成する現像部25と、感光体ドラム23上のトナー像を用紙に転写する転写部26と、トナー像が転写された用紙を加熱してトナー像を用紙に定着させる定着部27と、記録部22内の用紙搬送路中に設けられ、用紙をスタックトレイ3又は排出トレイ28まで搬送する搬送ローラ29,30等とを備える。
用紙の両面に画像を形成する場合は、記録部22で用紙の一方の面に画像を形成した後、この用紙を排出トレイ28側の搬送ローラ29にニップされた状態とする。この状態で搬送ローラ29を反転させて用紙をスイッチバックさせ、用紙を用紙搬送路Lに送って記録部22の上流域に再度搬送し、記録部22により他方の面に画像を形成した後、用紙をスタックトレイ3又は排出トレイ28に排出する。
図2は、光走査装置24の構成図である。図2に示すように、光走査装置24は、レーザ照射部31、コリメータレンズ32、プリズム33、ポリゴンミラー(回転多面鏡)34、f−θレンズ35、反射部36及びビームディテク卜センサ(以下、BDセンサという)37を備えている。
レーザ照射部31は、図略の支持軸により軸支された状態で回転可能に構成された円柱状表面を有する感光体ドラム23の前記表面に、画像データに応じて光を照射するものである。なお、前記回転軸(支持軸)方向を主走査方向という。レーザ照射部31は、図3に示すように、先端面Yに一定間隔で1列に配列された複数のレーザ光源LD1〜LD4がユニット化されてなり、前記先端面Yに対する法線のうち内側に位置するレーザ光源LD2,LD3の中間位置を通る法線Gを回転軸として矢印Aの方向に回転可能に構成されている。
レーザ照射部31は、例えばモノリシックマルチレーザダイオードを用いて構成されている。そして、レーザ光源LD1〜LD4から出力されるレーザ光L1〜L4のピッチ(ビームピッチ)の光学的調整は半導体生成工程で行われる。
光走査装置24は、前記各レーザ光源LD1〜LD4を全て点灯させ、そのレーザ光L1〜L4を感光体ドラム23の表面に照射した場合に、その照射位置(結像位置)の配列方向が、前記主走査方向及び副走査方向(感光体ドラム23の表面を展開した場合に前記主走査方向に直交する方向)のそれぞれに対して傾斜角度を有するようにレーザ照射部31を回転した状態に設定することで、複数の描画ラインへの画像の書き込みを1回の走査で行えるとともに、前記傾斜角度を調整することで、副走査方向の解像度を調整できるように構成されている。
図2に戻り、コリメータレンズ32は、各レーザ光源LD1〜LD4から出力されるレーザ光を集光するためのものである。プリズム33は、コリメータレンズ32を透過した光をそれぞれ平行光に変換し、ポリゴンミラー34に向けて放出するものである。ポリゴンミラー34は、入射光を感光体ドラム23及び後述する反射部36に向けて反射させる反射面を複数有し、例えば一定速度で回転することで、各レーザ光を前記反射面で感光体ドラム23や反射部36に向けて反射しつつ主走査方向に走査させるものである。f−θレンズ35は、ポリゴンミラー34により反射されたレーザ光を感光体ドラム23の表面上及び反射部36に所定の径を有するスポット状に結像するものである。
反射部36は、前記光路変更部の一例であり、図5に示すように、主走査方向に走査されるレーザ光が感光体ドラム23に入射する前に当該反射部36に入射される位置に設置されており、複数の反射ミラー38〜41を備えて構成されている。図5は、反射部36の構成及び感光体ドラム23、ポリゴンミラー34、前記各反射ミラー38〜41及びBDセンサ37の位置関係を示す図である。
反射ミラー38〜41は、ポリゴンミラー34からの反射光をBDセンサ37に向けて反射するように各反射面(前記光路変更面の一例)の向き(姿勢)がそれぞれ設定された状態で、互いに異なる位置に設置されている。隣接する反射ミラー間の離間距離は、レーザ光源LD1から出力されるレーザ光L1の照射位置とレーザ光LD4から出力されるレーザ光L4の照射位置までの距離より大きく設定されている。なお、本件においては、反射ミラー38〜41における反射面の向き(姿勢)も反射ミラー38〜41の位置の概念に含めるものとする。
ポリゴンミラー34により主走査方向に走査されるレーザ光は、反射部36の各反射ミラー38〜41の反射面上を通過した後、感光体ドラム23の表面を通過する。また、反射部36の各反射ミラー38〜41の反射面上を通過している期間のうち、反射ミラー38〜41の反射面に入射するレーザ光の入射角がそれぞれ或る入射角範囲内(反射ミラー38〜41によって異なる)であるときに、当該反射面で反射されたレーザ光がBDセンサ37の受光面に入射する。そして、前記BDセンサ37の受光面上でのレーザ光の入射位置(到達位置)は、前記入射角の変化に伴って一定方向(主走査方向)に変化する。なお、前記各レーザ光源LD1〜LD4を全て点灯させた状態でポリゴンミラー34を回転させた場合、反射部36の各反射ミラー38〜41の反射面や感光体ドラム23の表面には、レーザ光源LD1が出力するレーザ光L1が最初に入射し、レーザ光源LD4が出力するレーザ光L4が最後に入射するものとする。
図4に示すように、BD(Beam Detect)センサ37は、前記一定方向(主走査方向)に所定の幅wを有する受光面を備えており、例えばフォトダイオードを用いて構成されている。前記各レーザ光源LD1〜LD4は前述したような配列態様とされているため、BDセンサ37の受光面上や感光体ドラム23の表面上での各レーザ光L1〜L4の照射位置は、主走査方向及び副走査方向の各方向にそれぞれ或る傾斜角度で傾斜する一方向に一定の間隔を介して配列した態様となる。したがって、全てのレーザ光源LD1〜LD4を点灯させた状態でポリゴンミラー34による走査を行った場合、各レーザ光L1〜L4は、BDセンサ37の受光面上を、それぞれ或る時間差を有して通過開始することとなる。
BDセンサ37は、レーザ光を受光すると受光信号をBD信号変換部42に出力する。光走査装置24は、この受光信号に基づき、レーザ照射部31による画像データに基づく点灯動作(レーザ光の照射による電荷除去動作;以下、描画動作という)を開始するタイミングを設定する。
以上のような構成により、感光体ドラム23の表面上でレーザ光が主走査方向に一定速度で繰り返し走査される。帯電された感光体ドラム23の表面にレーザ光が照射されると、その照射された部分の電荷が除去される。複合機1は、このような感光体ドラム23の表面に対するレーザ光の照射を画像データに対応して行い、感光体ドラム23の表面の電位を選択的に減衰させて静電潜像を形成し、感光体ドラム23の表面に形成された静電潜像をトナーにより現像し、該トナー像を用紙に転写するように構成されている。
BD信号変換部42は、BDセンサ37から出力される受光信号を矩形波のBD信号に整形し、このBD信号を描画開始タイミング設定部47に出力するものである。BD信号変換部42は、例えば図6に示すように、フォトダイオード43と、増幅器44と、シュミットトリガ45とを備えて構成されている。このBD信号変換部42においては、フォトダイオード43に前記レーザ光が照射されると、該フォトダイオード43から受光信号が増幅器44に出力され、増幅器44により前記受光信号が増幅されたのち、その増幅信号がシュミットトリガ45の反転入力端子に入力されるようになっている。また、シュミットトリガ45は、前記増幅信号の電圧値について異なる2つの閾値VSHL,VSHHを有し、前記反転入力端子に入力された増幅信号の電圧値と非反転入力端子に入力される閾値VSHL,VSHHとの大小に応じた出力信号が出力されるようになっている。
すなわち、各レーザ光の照射位置の位置関係(間隔)が例えば図7(a)に示すような態様であった場合に、フォトダイオード43から出力された受光信号が図7(b)の矢印P1で示す波形となったものとする。このとき、前記増幅信号の電圧値が増加して前記閾値VSHHより大きくなると、シュミットトリガ45の出力信号はL(ロー)となり、その状態から前記増幅信号の電圧値が減少して前記閾値VSHLより小さくなると、シュミットトリガ45の出力信号はH(ハイ)となる。以下の説明においては、シュミットトリガ45から出力されるL(ロー)の出力信号及びH(ハイ)の出力信号のうち、L(ロー)の出力信号をBD信号というものとする。
図7(b)の矢印Wで示す期間は、各レーザ光がフォトダイオード43により受光された期間(各レーザ光がフォトダイオード43を通過した期間)である。このように、厳密には、各レーザ光がフォトダイオード43を通過した期間と、各レーザ光に対応するBD信号の出力期間とは微少時間だけずれるが、前記両期間は一致するものとして以下説明することとする。図7(a)は、図7(b)の矢印Txで示す時点の、BDセンサ37と各レーザ光の照射位置との位置関係を示している。
図2に戻り、制御部46は、各制御プログラム等を記憶するROM、一時的にデータを格納するRAM、及び制御プログラム等をROMから読み出して実行する中央演算処理装置等からなり、描画開始タイミング設定部47と、描画部48と、LD駆動部49とを備える。
描画開始タイミング設定部47は、BD信号変換部42から入力されたBD信号に基づいて描画動作を開始するタイミング(以下、描画開始タイミングという)を設定し、この描画開始タイミングを示す情報を描画部48に出力するものである。
ところで、各レーザ光源LD1〜LD4から出力されるレーザ光L1〜L4は、BDセンサ37の受光面上や感光体ドラム23の表面上を或る時間差を有して通過する旨前述したが、各光源LD1〜LD4によるBDセンサ37の受光面上での各レーザ光L1〜L4の照射位置に着目した場合に、BDセンサ37の受光面上での前記照射位置の主走査方向におけるピッチが比較的大きいときには、各レーザ光L1〜L4に対応して個別にBD信号が得られるため、それらのBD信号の出力タイミングを用いて、各レーザ光L1〜L4がBDセンサ37の受光面を通過したタイミングを検出することができ、ひいては、各レーザ光源LD1〜LD4による描画開始タイミングを設定することができる。
しかしながら、前記ピッチが小さいときには、先のタイミングでBDセンサ37の受光面を通過するレーザ光が該受光面を通過し終える前に次のレーザ光が前記受光面を通過するという状況が発生し、これにより、BDセンサ37には常に何らかのレーザ光が入射する状態となる。
すなわち、全てのレーザ光源LD1〜LD4を点灯した状態で各レーザ光L1〜L4を走査した場合、例えばモノリシックマルチレーザダイオードを用いたときのようにレーザ光源LD1〜LD4が近接していると、レーザ光L1〜L4は、当該レーザ光源の隣に存在するレーザ光とBDセンサ37の受光面上における照射位置が一部オーバーラップする。したがって、このときに得られるBD信号は、全てのレーザ光がBDセンサ37の受光面上を通過し終えるまで一定の信号となり、得られたBD信号に基づいて、各レーザ光L1〜L4が前記受光面を通過したタイミングを検出することができない。
また、前記BD信号変換部42の構成上、各レーザ光L1〜L4の照射位置が主走査方向にオーバーラップしていなくても、全てのレーザ光L1〜L4がBDセンサ37の受光面上を通過し終えるまで一定の信号となって、各レーザ光L1〜L4が前記受光面を通過したタイミングを検出することができない場合がある。
すなわち、BDセンサ37は、描画動作を行うときのレーザ光の発光開始タイミングをナノ秒オーダーで検知するが、前記モノリシックマルチレーザダイオードは個々のレーザ光源の取り付けが半導体シリコンウエハで行われるためビーム光L1〜L4の光軸が揃っており、一般的に、BDセンサ37の受光面上での各ビーム光L1〜L4の照射位置は数百nm程度しか離間していない。前記各照射位置の間隔を200μmとしてこの間隔を走査時間に置き換えた場合、600dpiで1画素のビーム点灯時間が20nsであるとすると、(200μm/42.333μm)×20ns=94.5nsとなり、BDセンサ37は、後述するように、一般に使用されるもので数百nsの反応遅延があるため、レーザ光L1〜L4によるBDセンサの受光信号をレーザ光L1〜L4ごとに分離することができず、その結果、レーザ光源LD1以外の描画開始タイミングを設定することができない。
図8は、各レーザ光L1〜L4の照射位置が主走査方向にオーバーラップしていないが、レーザ光L1〜L4に対応して個別にBD信号が得られない場合の一例を示す図である。
図8(a)に示すように、或るレーザ光がBDセンサ37の受光面を通過し終えると、BDセンサ37の受光信号の信号値は或る時間をもって低下していくこととなるが、図8(b)の矢印Qに示すように、信号値が前記閾値VSHLを下回る前に次のレーザ光がBDセンサ37の受光面に入射すると、前記信号値が前記閾値VSHLを下回ることなく再び増大する。レーザ光L1〜L4の前記受光面上における照射位置の位置関係がこのようなパターンである場合にも、全てのレーザ光がBDセンサ37の受光面上を通過し終えるまでL(ロー)で一定の信号がBD信号変換部42から出力される。図8(a)は、図8(b)の矢印Txで示す時点の、BDセンサ37と各レーザ光L1〜L4の照射位置との位置関係を示している。
このように、フォトダイオード42の出力信号の立ち上がり期間と立ち下がり期間との時間差に起因する前記反応遅延や、前記閾値VSHLとVSHHとの差であるヒステリシス電圧の存在によって、レーザ光L1〜L4ごとにBD信号が得られなくなる場合もある。
これらの結果、前記受光面に最初に通過するレーザ光L1の通過タイミングについては得られたBD信号から検出できるものの、それ以外のレーザ光L2〜L4の通過タイミングについては得られたBD信号から検出することができず、ひいては、そのレーザ光を出力するレーザ光源に対応する描画ラインの描画開始タイミングを設定することができない。
そこで、本実施形態では、前述のような反射部36を設け、次に説明するような方法によりレーザ光源LD2〜LD4による描画開始タイミングを設定するようにしている。描画開始タイミング設定部47は、画像形成の指示がユーザにより行われると、描画動作における走査毎に、当該描画動作についての描画開始タイミングを設定する処理を行うものである。
すなわち、描画開始タイミング設定部47は、1回の走査において、各レーザ光源LD1〜LD4から出力されるレーザ光を、1つの反射ミラーの反射面上での走査が終わるたび(前記反射面を通過するたびに)に1つずつ減らしていく動作を行わせる。
具体的には、描画開始タイミング設定部47は、前記レーザ光源LD1〜LD4を全て点灯させ、ポリゴンミラー34の回転動作を行って各レーザ光L1〜L4を反射ミラー38の反射面上で走査し、BD信号変換部42からBD信号を得る(この反射ミラー38による反射動作を反射動作(1)という)。
次に、描画開始タイミング設定部47は、ポリゴンミラー34の回転動作を引き続き行うとともに、前記レーザ光源LD1〜LD4のうちレーザ光源LD1を消灯するとともにレーザ光源LD2〜LD4を引き続き点灯させ各レーザ光L2〜L4を反射ミラー39の反射面上で走査し、BD信号変換部42からBD信号を得る(この反射ミラー39による反射動作を反射動作(2)という。次に、描画開始タイミング設定部47は、ポリゴンミラー34の回転動作を引き続き行うとともに、前記レーザ光源LD1〜LD4のうちレーザ光源LD1,LD2を消灯させレーザ光源LD3,LD4を引き続き点灯させ各レーザ光L3,L4を反射ミラー40の反射面上で走査し、BD信号変換部42からBD信号を得る(この反射ミラー40による反射動作を反射動作(3)という。更に、描画開始タイミング設定部47は、ポリゴンミラー34の回転動作を引き続き行うとともに、前記レーザ光源LD1〜LD4のうちレーザ光源LD1〜LD3を消灯させレーザ光源LD4のみを引き続き点灯させ各レーザ光L4を反射ミラー41の反射面上で走査し、BD信号変換部42からBD信号を得る(この反射ミラー41による反射動作を反射動作(4)という。
前記各反射動作(1)〜(4)を行うことで得られるBD信号BD1〜BD4を図9(e)に示す。図9(e)に示すように、BD信号BD1は、前記反射動作(1)で得られるBD信号であり、BD信号BD2は、前記反射動作(2)で得られるBD信号であり、BD信号BD3は、前記反射動作(3)で得られるBD信号であり、BD信号BD4は、前記反射動作(4)で得られるBD信号である。
また、図9(a)〜(d)は、前記各反射動作(1)〜(4)でそれぞれ得られるBD信号BD1〜BD4の信号幅を説明するための波形図であり、矢印A〜Dに示す各波形は、各反射動作(1)〜(4)の際にそれぞれ点灯対象に設定されているレーザ光源のレーザ光のみによって生成されるBD信号の波形を示している。
反射動作(1)で得られるBD信号BD1の信号幅aは、当該反射動作(1)の際にBDセンサ37に最初に入射するレーザ光L1によるBD信号の立下りタイミングT1から最後に入射するレーザ光L4によるBD信号の立ち上がりタイミングT2までの時間に相当する。
同様に、反射動作(2)で得られるBD信号BD2の信号幅bは、当該反射動作(2)の際にBDセンサ37に最初に入射するレーザ光L2によるBD信号の立下りタイミングT3から最後に入射するレーザ光L4によるBD信号の立ち上がりタイミングT4までの時間に相当する。反射動作(3)で得られるBD信号BD3の信号幅cは、当該反射動作(3)の際にBDセンサ37に最初に入射するレーザ光L3によるBD信号の立下りタイミングT5から最後に入射するレーザ光L4によるBD信号の立ち上がりタイミングT6までの時間に相当する。反射動作(4)で得られるBD信号BD4の信号幅dは、レーザ光L4によるBD信号の立下りタイミングT7から立ち上がりタイミングT8までの時間に相当する。
ここで、各BD信号BD1〜BD4の信号幅a〜dの差に着目する。BD信号BD1の信号幅aと、BD信号BD2の信号幅bとの差(a−b)は、BDセンサ37の受光面上におけるレーザ光L1の照射位置とレーザ光L2の照射位置とが主走査方向に異なることに起因して生じるものである。
一方、レーザ光源LD2による描画開始タイミングは、BDセンサ37の受光面上におけるレーザ光L2の照射位置がレーザ光L1の照射位置に対して主走査方向にずれている距離だけレーザ光L2が移動するのに要する時間分だけ、レーザ光源LD1による描画タイミングから遅延させればよい。
したがって、レーザ光源LD2による描画開始タイミングについては、レーザ光源LD1による描画開始タイミングより時間(a−b)だけ遅延させるとよいことが判る。同様にして、レーザ光源LD3による描画開始タイミングについては、レーザ光源LD1による描画開始タイミングより時間(a−c)だけ遅延させ、レーザ光源LD4による描画開始タイミングは、レーザ光源LD1による描画開始タイミングより時間(a−d)だけ遅延させるとよい。描画開始タイミング設定部47は、前記各遅延時間(a−b),(a−c)(a−d)を記憶しておく。
その後、描画開始タイミング設定部47は、前記BD信号BD1の立ち下がりタイミングから所定の基準クロックカウント後にレーザ光源LD1についての描画開始信号を描画部47に出力する。
また、描画開始タイミング設定部47は、前記のようにして設定した各レーザ光源LD2〜LD4による描画開始タイミングを示す信号を描画部47に出力する。すなわち、描画開始タイミング設定部47は、レーザ光源LD1についての描画開始信号の出力タイミングから時間(a−b)経過後に、レーザ光源LD2についての描画開始信号を描画部47に出力し、前記出力タイミングから時間(a−c)経過後に、レーザ光源LD3についての描画開始信号を描画部47に出力し、前記出力タイミングから時間(a−d)経過後に、レーザ光源LD4についての描画開始信号を描画部47に出力する。所定の基準クロックカウント数は機械製造時の調整時に機械毎に決定される。
描画部48は、上記描画開始信号により、原稿読取部5の読取動作により得られた画像データを一時的に記憶する画像メモリMから出力される書込対象画像の画像信号に基づいて、LD駆動部49の駆動を開始させるものである。LD駆動部49は、描画部48からの指示に基づいて、レーザ照射部31を駆動制御するものである。
図10は、制御部46による描画開始タイミングの設定処理を示すフローチャートである。なお、ここでも、レーザ照射部31が4つのレーザ光源LD1〜LD4を有しており、図9を参照しつつ説明を行うものとする。また、ポリゴンミラー34は常時回転動作を行っているものとする。
図10に示すように、制御部46は、ユーザにより画像形成指示が行われると(ステップ♯1でYES)、レーザ光源LD1〜LD4を全て点灯させレーザ光L1〜L4を反射ミラー38の反射面上を走査させ(ステップ♯2)、BDセンサ37からBD信号BD1を取得する(ステップ♯3)。そして、制御部46は、光源の数だけBD信号を取得したか否かを判断し(ステップ♯4)、取得していない場合には(ステップ♯4でNO)、点灯させるレーザ光源の数を1個(先にBDセンサ37の受光面に入射するレーザ光を出力するレーザ光源)減らし、残りのレーザ光源のレーザ光を走査させ(ステップ♯5)、ステップ♯3の処理を行う。
制御部46は、ステップ♯4において、光源の数だけBD信号を取得した場合には(ステップ♯5でYES)、各BD信号BD1〜BD4の信号幅の差を算出する(ステップ♯6)。そして、制御部46は、BD信号BD1の出力タイミング(例えば前記立下りタイミングT1)に基づいてレーザ光源LD1による描画開始タイミングを設定するとともに(ステップ♯7)、ステップ♯6で算出した信号幅の差を用いて、レーザ光源LD1による描画開始タイミングを基準とするレーザ光源LD2〜LD4による描画開始タイミングを設定し(ステップ♯8)、ステップ♯8で設定した描画開始タイミングに基づいて、レーザ光源LD2〜LD4に描画動作を開始させる(ステップ♯9)。
以上のように、画像形成指示が行われると、一旦レーザ光源LD1〜LD4を全て点灯させた状態とし、1つの反射ミラーの反射面上におけるレーザ光の走査が終わる(レーザ光が通過し終わる)たびに点灯させるレーザ光源の個数を1個ずつ減らしていくという動作を描画動作における1回の走査中に実行し、各反射面の反射動作で得られたBD信号BD1〜BD4を得て、BD信号BD1の信号幅と各BD信号BD2〜BD4の信号幅との差分を用いてレーザ光源LD2〜LD4の描画開始タイミングを設定するようにしたので、レーザ光源LD2〜LD4の描画開始タイミングを比較的簡単に導出することができる。
また、複合機1内部の環境変化(温度変化や湿度変化等)により反射ミラー38〜41の位置変化や、反射ミラー38〜41とBDセンサ37との位置関係の変化、或いは、BDセンサ37の受光面上における各レーザ光L1〜L4の照射位置の位置関係の変化が生じた場合であっても、その変化に応じた描画開始タイミングを設定することができる。
なお、本件は、前記実施形態に代えて、又は前記実施形態に加えて、次の様な形態も含むものである。
(1)前記実施形態では、反射ミラー38〜41をレーザ光源の数だけ設けたが、この形態に限られず、例えば、或る支持体に、前記反射ミラー38〜41の反射面と同一の反射面を形成するというように、少なくとも反射面がレーザ光源の数だけ設けられた構成であればよい。
(2)前記実施形態では、各レーザ光源LD1〜LD4による描画開始タイミングを設定するためのBD信号を、全てのレーザ光源を点灯させた後、点灯するレーザ光源を1つずつ減らしながら得るようにしたが、この形態に限らず、前記BD信号BD4,BD信号BD3、BD信号BD2,BD信号BD1の順番で各BD信号が得られるように、点灯させるレーザ光源を、レーザ光源LD4を点灯させた状態から1つずつ増やしていくようにしたり、BD信号BD1,BD信号BD2,BD信号BD3,BD信号BD4の順番で各BD信号が得られるように、点灯させるレーザ光源を、レーザ光源LD1を点灯させた状態から1つずつ増やしていくようにしてもよい。
(3)本件は、レーザ照射部31に備えられるレーザ光源の数が4個であるものに限られず、複数個であればよく、例えば8個のレーザ光源を有するものも含む。
(4)前記実施形態では、前記光路変更面の一例として反射面を備えたが、前記反射面に代えてプリズムなどの光学素子の屈折面を採用し、該屈折面によりBDセンサ37の受光面に光線を導く形態も採用可能である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。 光走査装置の構成図である。 レーザ光源の配列状態を示す図である。 前記各レーザ光源から出力される各レーザ光がBDセンサの受光面上で、主走査方向及び副走査方向にそれぞれ異なる位置に結像される状態を示す図である。 反射部の構成及び感光体ドラム、ポリゴンミラー、反射ミラー及びBDセンサの位置関係とレーザ光の走査態様を示す図である。 BD信号変換部の電気的な構成を示す図である。 各レーザ光の照射位置の位置関係と、該位置関係の場合にフォトダイオードから得られる受光信号とシュミットトリガから得られるBD信号とを示す図である。 各レーザ光の照射位置の位置関係と、該位置関係の場合にフォトダイオードから得られる受光信号とシュミットトリガから得られるBD信号とを示す図である。 (a)は、プリスキャン動作で得られるBD信号の波形図、(b)は、画像形成時の走査で得られるBD信号の波形図である。 制御部による描画開始タイミングの設定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
24 光走査装置
31 レーザ照射部
34 ポリゴンミラー
36 反射部
37 BDセンサ
38〜41 反射ミラー
42 BD信号変換部
47 描画開始タイミング設定部
48 描画部
49 LD駆動部

Claims (5)

  1. 主走査方向及び副走査方向にそれぞれ異なる位置に光線を照射する、第1の光源及び該光源と異なる第2の光源とを含む複数の光源と、前記各光源から出力される光線を、予め定められた一定領域内で主走査方向に繰り返し走査するための走査部とを備えた光源部と、
    前記第1の光源に対応付けられた第1の光路変更面と前記第2の光源に対応付けられた第2の光路変更面とを含む複数の光路変更面が前記一定領域内において前記主走査方向に異なる位置に設置されてなる光路変更部と、
    前記光路変更部により光路変更される光線を受光して光電変換動作を行う1の受光部を有し、前記受光部の出力信号に基づいて矩形波状のBD信号を生成するBD信号生成部と、
    前記各光源による点灯動作を制御する光源制御部と、
    前記光源による画像データに基づく点灯動作を描画動作というとき、前記光源から出力される光線により生成されるBD信号の出力タイミングに基づき、当該光源による各描画ラインにおける描画動作の開始タイミングを描画開始タイミングとして設定する描画開始タイミング設定部と
    を備え、
    前記第1及び第2の光源から出力される光線は、前記第1の光路変更面、第2の光路変更面の順番で各光路変更面に入射するとともに、前記第1及び第2の光源をそれぞれ点灯した状態で各光源の光線を前記走査部により走査した場合、前記第1の光源から出力される光線が前記第2の光源から出力される光線より先に前記第1の光路変更面に入射し、
    前記描画開始タイミング設定部は、
    BD信号の立ち上がりタイミング及び立ち下がりタイミングのうち一方のタイミングが、前記第1及び第2の光源を含む複数の光源のうち予め定められた1の光源から出力される光線が前記第1及び第2の光路変更面を含む複数の光路変更面のうち予め定められた1の光路変更面を通過することにより生成され、且つ、他方のタイミングが、前記第1の光源から出力される光線が前記第1の光路変更面を通過することにより生成されるように、前記光源部における各光源の点灯制御を行いつつ前記走査部により光線を走査することにより、1のBD信号を第1のBD信号として取得し、
    BD信号の前記一方のタイミングが、前記予め定められた1の光源から出力される光線が前記予め定められた1の光路変更面を通過することにより生成され、且つ、他方のタイミングが、前記第2の光源から出力される光線が前記第2の光路変更面を通過することにより生成されるように、前記光源部における各光源の点灯制御を行いつつ前記走査部により光線を走査することにより、1のBD信号を第2のBD信号として取得し、
    前記第1の光源による描画開始タイミングを、当該光源から出力される光線により得られた前記第1のBD信号に基づいて設定するとともに、前記第2の光源による描画開始タイミングを前記第1のBD信号の信号幅と前記第2のBD信号の信号幅との差分と、前記第1の光源による描画開始タイミングとに基づいて設定し、
    前記発光制御部は、
    前記描画開始タイミング設定部により設定された描画開始タイミングにしたがって前記各光源に描画動作を開始させる画像形成装置。
  2. 前記描画開始タイミング設定部は、前記第2の光源による描画開始タイミングを、前記第1の光源による描画開始タイミングから前記差分だけ遅延させたタイミングに設定する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記描画開始タイミング設定部は、描画動作における走査によって前記第1及び第2の光源による描画開始タイミングを設定する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記描画開始タイミング設定部は、描画動作における1回の走査ごとに前記第1及び第2の光源による描画開始タイミングを設定する請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記第1、第2の光源をそれぞれ点灯した状態で前記走査部により走査した場合に、同一の光路変更面で光路変更される前記各光源の光線により得られる各BD信号の出力期間が部分的にオーバーラップするように、前記第1及び第2の光源が近接して配設されている請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
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