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JP2009017993A - ビューラー用シール部材 - Google Patents

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JP2009017993A
JP2009017993A JP2007182004A JP2007182004A JP2009017993A JP 2009017993 A JP2009017993 A JP 2009017993A JP 2007182004 A JP2007182004 A JP 2007182004A JP 2007182004 A JP2007182004 A JP 2007182004A JP 2009017993 A JP2009017993 A JP 2009017993A
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Hiroko Nomura
裕子 野村
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Abstract

【課題】 ビューラーを常に清潔に使用することができ、狭まれたまつ毛の状態を容易に視認できるビューラー用シール部材を提供すること。
【解決手段】 上狭圧体2と、この上狭圧体2に遠近移動可能とされた下狭圧体3との間にまつ毛Mを狭圧するビューラー1の前記上狭圧体2の外表面2aに貼着し、交換することが可能になるように構成されている。このビューラー用シール部材12を前記上狭圧体2の外表面2aに貼着してビューラー1を使用し、汚れたら貼り替えることにより、常に清潔に使用することができる。また、ビューラー1が金属材からなる場合であっても、上狭圧体2の外表面2aに光が反射することを防止するので、まつ毛Mの視認が容易となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ビューラーに貼着するためのビューラー用シール部材に関するものである。
従来のビューラーは、図5に示すようなものが一般的である。このビューラー1は、まぶたに内表面2bを当接させて位置決めする上挟圧体2と、上挟圧体2の下方に位置して、該上挟圧体2に対して遠近移動可能とされ、上狭圧体2との間にまつ毛M(図示せず)を挟圧する下挟圧体3とを備える。下狭圧体3の上部には、上方向に凹状の枠部が形成されており、当該枠部には長尺なゴム等の弾性材7が嵌合されている。また、ビューラー1は、上挟圧体2を固定支持し、下挟圧体3を上下動自在に案内支持する二股状の支持杆4と、下狭圧体3を上狭圧体2に対して遠近移動させるための操作手段8とを備えている。
前記操作手段8は、第1レバー5および第2レバー6と、当該第2レバー6と下挟圧体3とを連動連結する連動部材9とからなる。2つのレバー5,6の長手方向中途部にピン10を貫通することにより、両レバー5,6は枢結されている。第2レバー6は、ピン10を回動軸として、第1レバー5の前方に回動自在になっている。両レバー5,6の下部には、屈曲形成することで指を挿通できる環状の指環11が形成されている。連動部材9は、1本の金属製線材をV字状に屈曲形成した構造であり、二股状の上端部は、下狭圧体3の下部に連結されている。第2レバー6の先端部には、穴6aがピン10と平行に開けられており、当該穴6aには前記連動部材9の下部の屈曲部が揺動自在に挿通されている。
このビューラー1を用いて、まつ毛Mをカールする手順は、まず、両レバー5,6を開き、下狭圧体3を下方に位置させた状態で、ビューラー1の上狭圧体2の内表面2bをまぶたに当接させる。この時、まつ毛Mの根本がビューラー1の上狭圧体2の下縁部に位置し、毛先は前方に向かって延出した状態とする。この状態で、両レバー5,6を閉じ、上狭圧体2と下狭圧体3との間にまつ毛Mを狭圧することをまつ毛Mの根本の方から先端に向かって、数度繰り返すことにより、上狭圧体2の下縁部から前方に延出していたまつ毛Mの毛先の向きが、上方に傾斜される(カールがかかる)。以上の操作の間、上狭圧体2の外表面(図示せず)の前方に延出するまつ毛Mの状態を鏡で確認しながら、所望のカールがかかるように操作する。
特開平10−295433号公報
しかしながら、図5に示すようなビューラー1の上狭圧体2は、一般に、スチール材等の金属材から形成されている。したがって、この上狭圧体2の外表面の前方に延出したまつ毛Mは、金属材に光が反射する等の理由により、視認しづらい。したがって、特に、近眼や老眼の人には、まつ毛Mの状態を鏡で確認しながら、所望のカールをかけることが難しかった。また、まつ毛Mにマスカラを塗ってからビューラー1をかけた場合、上狭圧体2の外表面にマスカラが付着し、汚れることがあった。しかし、従来の上狭圧体2の両端部は、支持杵4に固定されており、付着したマスカラを拭き取る等の手段しかとれないため、衛生面の問題があった。
そこで、本発明はこのような点に鑑み、狭圧されたまつ毛の状態を鮮明に確認でき、ビューラーを常に清潔に使用することができるビューラー用シール部材を提供することを目的としている。
前述した目的を達成するため、請求項1に記載のビューラー用シール部材は、上狭圧体と、この上狭圧体に遠近移動可能とされた下狭圧体との間にまつ毛を狭圧するビューラーの前記上狭圧体外表面に貼着され、交換可能とされていることを特徴としている。これにより、上狭圧体の外表面にビューラー用シール部材を貼着して使用することができ、汚れたら貼り替えることができるため、常に清潔にビューラーを使用することができる。また、ビューラーが金属材からなる場合であっても、上狭圧体の外表面に光が反射することを防止するので、まつ毛の視認が容易となる。
また、請求項2に記載のビューラー用シール部材は、請求項1に記載のビューラー用シール部材であって、前記基材と、その裏面側に配設される粘着層とを備え、前記基材の表面には、まつ毛の視認を容易とするための意匠が施されていることを特徴としている。これにより、上狭圧体の外表面とまつ毛とを容易に識別することができ、挟まれたまつ毛の状態を鮮明に確認することができる。
請求項3に記載のビューラー用シール部材は、請求項1または請求項2に記載のビューラー用シール部材であり、前記基材は抗菌性材料からなることを特徴としている。この基材を用いることにより、抗菌作用によってビューラーを衛生的に使用することができる。
請求項4に記載のビューラー用シール部材は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のビューラー用シール部材であり、前記基材は伸縮性を有することを特徴としている。この基材を用いることにより、ビューラーの上狭圧体の形状に沿わせて、容易かつ良好にビューラ用シール部材を貼着することが可能となる。
以上説明したように、本発明のビューラー用シール部材によれば、狭圧されたまつ毛の状態を容易に視認できる。また、ビューラーを常に清潔に使用することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
本実施形態で用いるビューラー1の前記上狭圧体2は、まぶたの形状に沿わせて長手方向を湾曲させた平板状とされている。この上狭圧体2の大きさは、長手方向の長さが約40mmで、幅が約5mmである。
次に、本実施形態のビューラー用シール部材12について、図1から図4により説明する。なお、その他、ビューラーの構成と作用は、従来例において説明した通りであるので、ここでは省略する。
図1(A)に、第一実施形態のビューラー用シール部材12を示す。第一実施形態のビューラー用シール部材12は、基材15にポリエステル等の高分子材料を使用し、裏面に剥離可能な粘着層16を塗布形成した幅約5mmの帯状体である。前記基材15の表面には、まつ毛Mを視認し易くするための色柄の意匠として、着色が施されている。前記基材15の表面の色は、使用者のまつ毛Mの色を想定し、まつ毛Mの色との明度差、彩度差、色相差等に着目して、まつ毛Mを視認し易い色とする。例えば、まつ毛Mの色が明度の低い黒色である使用者を想定した場合には、前記基材15の表面の色を明度の高い白色とすることにより、まつ毛Mの視認を容易にすることができる。また、まつ毛Mの色が明度の高い金色である使用者を想定した場合には、前記基材15の表面の色を明度の低い黒色等とすることにより、まつ毛Mの視認を容易にすることができる。なお、この帯状体のビューラー用シール部材12は、厚紙等からなる同幅のリング状の芯14の表面に、粘着層16を下方にして何重にも巻回することによって、ロール状に形成された状態で供給されるものとする。
よって、使用者は、各自のまつ毛Mの色を考慮し、まつ毛Mを視認しやすい着色が施されたビューラー用シール部材12を選択、購入し、このビューラー用シール部材12を、最も外側に巻かれている帯状体の端部から剥がして、ビューラー1の上狭圧体2の長手方向の長さと略同一か、若干小さく(例えば、35〜38mm程度)カットし、上狭圧体2の外表面2aに貼着して使用する。具体的には、図1(B)に示すように、第一実施形態のビューラー用シール部材12をビューラー1の上狭圧体2の外表面2aに貼着し、上狭圧体2の内表面(図示せず)をまぶたに当接させる。この際、上狭圧体2の外表面2aに貼着され、まつ毛Mを視認しやすい着色が施されたビューラー用シール部材12は、前方に延出したまつ毛Mの背景として視認される。よって、金属材である上狭圧体2の外表面2aに前方の光が反射することも無く、まつ毛Mが視認し易くなり、近眼や老眼の人でも、鏡でまつ毛Mの状態を確認しながら、容易に所望のカールをかけることが可能になる。また、ビューラー用シール部材12にマスカラ等が付着して汚れる度に、貼り替えることができるため、常に清潔にビューラー1を使用することができる。
第二実施形態のビューラー用シール部材12は、前記基材15の表面の意匠を除いては、第一実施形態と同じ構成である。すなわち、第二実施形態のビューラー用シール部材12の表面には、図2(A),(B)に示すように、長手方向に平行なストライプ模様からなる色柄の意匠が施されている。前記各ストライプは、使用者のまつ毛Mの色を想定し、まつ毛Mの色との明度差、彩度差、色相差等に着目して、まつ毛Mを視認し易い色に着色されている。例えば、まつ毛Mの色が明度の低い黒色である使用者を想定した場合には、各ストライプの色を明度の高い黄色Y、水色L、ピンク色Pとする。
図2(B)に、使用者のまつ毛Mが黒色である場合を想定した前記ビューラー用シール部材12を上狭圧体外表面2aに貼着し、上狭圧体2の内表面2bをまぶたに当接させた様子を示す。ビューラー用シール部材12の下縁部は、まつ毛Mの付け根部分に位置し、下から順に黄色Y、水色L、ピンク色Pのストライプとなっており、それぞれの色がビューラー1の上狭圧体2の外表面2aの上下方向における位置を示すことになる。よって、まつ毛Mの毛先が、ビューラー1の上狭圧体2の外表面2aの上下方向のどの位置にあるか、などを確認することができる。したがって、金属材である上狭圧体2の外表面2aに前方の光が反射することも無く、まつ毛Mが視認し易くなり、近眼や老眼の人でも、鏡でまつ毛Mの状態を確認しながら、容易に所望のカールをかけることが可能になる。
また、前記基材15の表面の色柄の意匠は、前記のストライプ模様に限定されず、例えば、図3に示すような花柄模様の着色された意匠であってもよいし、図示はしていないが、グラデーションのものでもよい。このビューラー用シール部材12を上狭圧体2の外表面2aに貼着して使用することにより、ビューラー1にデザイン性を持たせることができる。
なお、本発明の第一実施形態および第二実施形態に係るビューラー用シール部材12の基材15は、ポリエステル等の高分子材料に限らず、例えば、レーヨン繊維材や不織布等の伸縮性を有する繊維材を使用してもよい。前記繊維材は伸縮性を有するため、ビューラー1の上狭圧体2が長手方向に湾曲した平板状であっても、その湾曲形状に沿わせて、容易かつ良好に貼着することができる。また、繊維材を用いたビューラー用シール部材12は、上狭圧体2の外表面2aだけでなく、上狭圧体2の内表面2bにも貼着して使用してもよい。金属材の代わりに、繊維材のシール材12が直接肌に接触するため、肌刺激等を防ぐことができる。また、基材15には、例えば、抗菌作用が認められている銀、銅等の金属や酸化チタン等を繊維に練り込ませ、あるいは、繊維の表面に塗布する等の手段によって含ませた抗菌性材料を用いてもよい。これらの抗菌性材料を用いることにより、抗菌作用によって、予めビューラー1を衛生的に使用することができる。
なお、前記ビューラー用シール部材12は、基材15の裏面に粘着層16が配設されたビューラー用シール部材12を離型紙13に貼着してなる三層のシート状として供給されてもよい。その場合、使用者は、各自のまつ毛の色を考慮して選択、購入したビューラー用シール部材12を、ビューラー1の上狭圧体2の形状に沿わせてカットし、基材15及び粘着層16を離型紙13から剥がして、上狭圧体2の外表面2aに貼着して使用する。
また、シート状のビューラー用シール部材12は、各種のビューラー1の上狭圧体2の形状を想定して、予め、その形状に型抜きされていてもよい。例えば、前記ビューラー1を想定した場合、図4(A),(B)に示すように、基材15及び粘着層16には、前記ビューラー1の上狭圧体2の形状に沿わせた形状である、2つの平行な円弧とその両端を二直線で囲んだ扇面形状の切り込みにより、型抜きが施されているものとする。なお、前記円弧の長さは約40mmであり、両端の直線は約5mmとなっている。
使用者は、各自のまつ毛Mの色、及びビューラー1の上狭圧体2の形状を考慮して、前記ビューラー用シール部材12を選択、購入し、基材15及び粘着層16の型抜きされた部分を離型紙13から剥がし、上狭圧体2の外表面2aに貼着して使用する。このビューラー用シール部材12は、上狭圧体2の形状に沿わせてカットする作業を要しないため、容易に貼着し、貼り替えることが可能である。
なお、前記ビューラー用シール部材12の供給にあたっては、基材15及び粘着層16の型抜き部分以外を、予め離型紙13から除去しておいてもよい。
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更可能である。ビューラー1の素材は金属材に限定されず、例えば、合成樹脂等でもよく、上狭圧体2の大きさや形状も限定されない。
本発明の第一実施形態に係るビューラー用シール部材の斜視図(A)と前記シール部材を貼着したビューラーがまぶたに当接した様子を示す正面図(B) 本発明の第二実施形態に係るビューラー用シール部材の斜視図(A)と前記シール部材を貼着したビューラーがまぶたに当接した様子を示す正面図(B) 本発明の第二実施形態に係るビューラー用シール部材の正面図 本発明の第三実施形態に係るビューラー用シール部材の斜視図および断面図(A)と正面図(B) 従来および本発明のビューラーの斜視図
符号の説明
1 ビューラー
2 上狭圧体
2a 上狭圧体の外表面
2b 上狭圧体の内表面
3 下狭圧体
4 支持杵
5 第1レバー
6 第2レバー
6a 穴
7 弾性材
8 操作手段
9 連動部材
10 ピン
11 指環
12 ビューラー用シール部材
13 離型紙
14 芯
15 基材
16 粘着層
M まつ毛
Y 黄色
L 水色
P ピンク色

Claims (4)

  1. 上狭圧体と、この上狭圧体に遠近移動可能とされた下狭圧体との間にまつ毛を狭圧するビューラーの前記上狭圧体の外表面に貼着され、交換可能とされたことを特徴とするビューラー用シール部材。
  2. 前記ビューラー用シール部材は、基材と、その裏面側に配設される粘着層とを備え、前記基材の表面には、まつ毛の視認を容易とするための意匠が施されていることを特徴とする請求項1に記載のビューラー用シール部材。
  3. 前記基材は抗菌性材料からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のビューラー用シール部材。
  4. 前記基材は伸縮性を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のビューラー用シール部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012147785A1 (ja) * 2011-04-27 2012-11-01 株式会社資生堂 まつ毛カーラー及びまつ毛カーラー用アタッチメント。

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