JP2009076484A - レーザダイシング装置及びダイシング方法 - Google Patents
レーザダイシング装置及びダイシング方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009076484A JP2009076484A JP2007241148A JP2007241148A JP2009076484A JP 2009076484 A JP2009076484 A JP 2009076484A JP 2007241148 A JP2007241148 A JP 2007241148A JP 2007241148 A JP2007241148 A JP 2007241148A JP 2009076484 A JP2009076484 A JP 2009076484A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mark
- laser
- wafer
- dicing
- dicing apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Laser Beam Processing (AREA)
- Dicing (AREA)
Abstract
【課題】本発明の目的は、スクライブラインに形成されたマークを避けて迅速にチップの切り分けを行うことができるレーザダイシング装置を提供すること。
【解決手段】ウエハ80が載置されるステージ41と、少なくとも二本のレーザビームL1、L2を出力するレーザ出力部(光学系71)とを有し、前記ウエハ80のスクライブ領域に形成された導電性のマークを避けるように、前記少なくとも二本のレーザビームL1、L2が前記マークの両脇を通って、前記ウエハ80をダイシングすることを特徴とするレーザダイシング装置10による。
【選択図】図4
【解決手段】ウエハ80が載置されるステージ41と、少なくとも二本のレーザビームL1、L2を出力するレーザ出力部(光学系71)とを有し、前記ウエハ80のスクライブ領域に形成された導電性のマークを避けるように、前記少なくとも二本のレーザビームL1、L2が前記マークの両脇を通って、前記ウエハ80をダイシングすることを特徴とするレーザダイシング装置10による。
【選択図】図4
Description
本発明は、半導体ウエハ上のチップ領域を切り分けるダイシングに関し、特にレーザビームを利用して切断を行うレーザダイシング装置及びダイシング方法に関する。
ウエハプロセス後に行うダインシング工程は、ウエハ上に半導体装置が形成されたチップ領域を区切るように形成されたスクライブ領域に沿って、ダイシングソーによって切断又は切り溝を形成して半導体チップの切り分け(ダイシング)を行っていた。
しかし、チップ領域間に形成されたスクライブ領域には、各種ウエハプロセスに用いる位置合わせ用のマーク(アライメントマーク等)や、特性評価用のパッドなど種々の目的で形成されたパターン(テストパターン等)が存在する。このマークの中には、チップ領域の配線層形成工程で同時に形成された金属膜(Al膜やCu膜等)が含まれている。ダイシング工程で、スクライブ領域に存在する金属膜をダイシングソー等で切断すると、導電性の切削屑や粉塵が飛散し、これが半導体チップ領域に付着する。この導電性粉末はパッケージングなどの際にリードフレーム間に接触して意図しない電気的接続状態を発生させることにより不良品発生の原因となる。
このような不良品発生を防ぐダイシング方法として、スクライブ領域に形成されたマークとチップ領域との間の金属膜が形成されていない領域をダイシングソー等で切断することにより、金属粉末を発生させないように切り分けを行う方法がある(例えば特許文献1及び2)。
特許文献1は、マークの幅と同程度の間隔を開けた2枚の刃を備えたダイシングソーを用いてマークとチップ領域との間をスクライブ領域に沿って切断する方法を開示する。
特許文献2は、一本のスクライブ領域の切断を2回に分けて行うことで、マークとチップ領域との間を切り分ける方法を開示する。
特開2000−357672号公報
特開2006−41236号公報
しかし、特許文献1のように、2つの刃を設けたダイシングソーで切り分ける場合には、スクライブ領域の幅等が異なる製品への対応が煩雑となる。スクライブ領域やマークの形状は、製品の種別や使用する技術によって異なるため、ウエハのスクライブ領域の幅やマークの形状が変わるごとにダイシングソーの交換、又は間隔の調整といった機械的な装置構成の変更を行う必要があり作業が煩雑となると共に、作業者のミスを発生させる恐れがある。また、マークとチップ領域の間が狭い場合には、これらの間を切り分けるのに高い精度が必要となるが、ダイシングソーによる切断では必要な精度が得られない。
また、特許文献2のように、一本のレーザビームを用いて2回に分けて切り分ける場合には、チップ領域の切り分けに要する時間が長くなってしまう。
本発明の目的は、多様なスクライブ領域及びマークを有する製品に容易に対応でき、スクライブ領域に形成されたマークを避けて迅速にチップの切り分けを行うことができるレーザダイシング装置を提供することである。
本発明の一観点によれば、ウエハが載置されるステージと、少なくとも二本のレーザビームを出力するレーザ出力部とを有し、前記ウエハのスクライブ領域に形成された導電性のマークを避けるように、前記少なくとも二本のレーザビームが前記マークの両脇を通って、前記ウエハをダイシングすることを特徴とするレーザダイシング装置が提供される。
この観点によるレーザダイシング装置では、少なくとも二本のレーザビーム用いることにより、一回のダイシングでマークを含んだスクライブ領域の切断を行うことができる。また、レーザビームにより切断を行うため切り代が小さくなり、マークとチップ領域との間隔がより狭い場合でも、マークを避けてビームを照射してダイシングできる。さらに、導電性のマークを避けるようにレーザビームを照射するため、ダイシングによって導電性微粒子などが発生する恐れが無く、チップ領域が導電性微粒子によって汚染される恐れが減少し、製品の歩留まり低下を防止できる。
また、上記観点のレーザダイシング装置において、前記少なくとも二本のレーザビームの前記ウエハ上での間隔を調整する間隔調整機構を更に設け、該間隔調整機構の制御下で前記少なくとも二本のレーザビームの前記ウエハ上での間隔を前記マークの幅よりも広く設定することができる。このように、間隔調整機構を設けることにより、スクライブ領域やマークの幅が異なるウエハのダイシングを行う際に、機械的な装置構成を変更することなく対応できる。これにより、レーザビームの間隔を変更して簡易且つ迅速にダイシングを行うことができるとともに、作業者のミス発生も抑制できる。
また、上記観点のレーザダイシング装置において、前記ウエハを撮像するカメラを更に設け、前記カメラで前記マークを認識することにより前記少なくとも二本のレーザビームを前記マークから避けさせる構成とすることができる。このように、スクライブ領域上のマークの形状をカメラで取り込んだ上で、画像認識を用いてレーザビームの照射位置を自動的に設定変更することができる。これにより、スクライブ領域幅やマーク形状の変化に自動的に、且つ迅速に対応することができる。この場合、前記カメラによる前記マークの認識を前記ウエハの一つのチップ領域の周囲における前記スクライブ領域のみを撮像し、前記チップ領域の周囲の前記マークを認識することで行うことができる。このように、一つのチップ領域のみを撮像すれば、スクライブ領域全部を撮像する場合と比較して、カメラで撮像すべき領域が小さいため、撮像に要する時間を短縮することができると共に、画像認識処理すべきデータ量を少なくすることができマークの認識処理を高速化できる。
また、上記観点のレーザダイシング装置において、前記マークの位置と大きさを含む設計情報を参照することにより、前記少なくとも二本のレーザビームを前記マークから避けさせる構成とすることもできる。このように、上述の画像認識の他に、予め入力された設計情報を参照して、スクライブ領域やマークの幅に関するデータを取得してレーザビームのウエハ上での間隔を自動的に設定変更することもできる。これにより、スクライブ領域やマークの幅の異なるウエハに自動的に、且つ迅速に対応することができる。尚、前記設計情報はデータベースに格納しておき、データベースを参照することで取得する構成とすることができる。設計情報をデータベースに格納しておくことによりスクライブ領域やマークの幅に関するデータを迅速に参照することができ、レーザビームのウエハ上での間隔の調整をより迅速に行うことができる。
また、上記観点のレーザダイシング装置において、前記ステージを移動させる送り機構を更に有し、前記送り機構により前記ウエハの位置を移動させることによりダイシングを行う構成とすることができる。このように、ステージ側を移動させる送り機構でウエハの位置を移動させることにより、高い精度でダイシングを行うことができる。
先ず、実施形態の説明に先立って、本発明の原理について説明する。図1は、被加工物のウエハの一例を示す上面図である。図2は、図1に示すウエハの断面構造の一例を示す断面図である。図3は本発明の原理を説明する模式図である。
図1に示すように、半導体単結晶等からなるウエハ80は、平坦な上面に半導体装置が形成された矩形状のチップ領域81が規則的に配列されており、これらのチップ領域81の間はX方向及びY方向に伸びるスクライブ領域82で区切られている。このスクライブ領域82の幅は、製品によって異なるが、例えば90μm〜160μm程度である。スクライブ領域82には、図1に示すように、素子特性の評価等に使用するパッド(テストパターン等)や、ウエハプロセスの際の位置決め等の目的で形成されたマーク(アライメントマーク等)を含むマーク83が形成されている。図2に一例として示すように、ウエハ80のチップ領域81の断面は、トランジスタ等の素子の上に層間絶縁膜92が複数層形成されており、これらの層間絶縁膜92の間には導電材料からなる配線84やプラグ90等が形成されている。また、スクライブ領域82に形成されたマーク83は、例えば図2に示すように、チップ領域81の配線84の形成工程と同時に形成された各種目的(特性評価や位置合わせ等)のマーク83が複数の層に形成されている。このマーク83は、酸化物等の絶縁膜や導電材料(例えばCu、Al等)膜によって形成されている。通常、スクライブ領域82には、導電材料膜によって形成されたマーク83が含まれている。また、マーク83には特に図示しないが、半導体装置のプラグ90と同様な導電体からなる構造物を所定のピッチで複数配置したパターンで構成されるものもある。チップ領域81及びスクライブ領域82の上面には、図2に示すように保護膜93が形成されている。この保護膜93は酸化シリコン等の透明な材料から構成されている。マーク83の形状は、可視光又は赤外線カメラを用いて撮像することができる。
レーザダイシング装置において、図3に示すように、例えばレーザビーム分岐手段105等により2又はそれ以上のレーザビームL1、L2を発生させ、この2又はそれ以上のレーザビームL1、L2を用いてスクライブ領域82の切断を行う。各レーザビームL1、L2はウエハ80上での間隔を調整することができるレーザ照射間隔調整機構30によって所定の間隔をもって照射され、ウエハ80に切断部(又は変質領域)95を形成する。レーザ照射間隔調整機構30は、スクライブ領域82上のマーク83を避けるように照射間隔(レーザビームL1及びL2のウエハ上の間隔)を調整する。これにより、レーザビームL1及びL2が、マーク83の両方の側方を通過し、且つチップ領域81を切断しないような照射位置に調整される。スクライブ領域82に形成されたマーク83の形状は、カメラ(図示せず)によって撮像され、この画像データに基づいて照射間隔調整機構30の制御が行われる。スクライブ領域82の切断は、上述の2以上のレーザビームL1、L2を照射しつつスクライブ領域82に沿ってレーザビームL1,L2の照射位置を、例えば図1の破線Bに示す線上を移動させることで行われる。このように、少なくとも2本のレーザビームL1、L2を用いて、スクライブ領域82の切断を行うため一回のダイシングでマーク83を含むスクライブ領域82の切断を行うことができる。また、マーク83を避けるようにレーザビームL1及びL2を照射するためマーク83に由来する導電性粉末を発生しない。さらに、カメラ(図示せず)で撮像された画像を元に照射位置の間隔を調整するため、スクライブ領域82の幅やマーク83の形状が異なる製品への対応が容易である。
以下、本発明の種々の実施形態について、添付の図面を参照して更に説明する。
(第1実施形態)
以下、図4乃至図6を参照しつつ本発明の第1実施形態について説明する。
以下、図4乃至図6を参照しつつ本発明の第1実施形態について説明する。
ここで、図4は本発明の第1実施形態に係わるレーザダイシング装置の構成の一例を示すブロック図である。図5は本発明の第1実施形態に係わるレーダダイシング装置の光学系の一構成例を示す模式図である。
図4に示すように本実施形態のレーザダイシング装置10は、スクライブ用のレーザビームを照射するための光学系71と、加工部位の位置あわせを行うためのカメラ39と、ウエハ80に送り運動を与える送り運動機構(ステージ41及び回転機構42)と、光学系71及び送り運動機構を制御する制御装置20とを備える。以下、上記各部について説明する。
(送り運動機構)
回転機構42は、ステージ41の下部に設けられており、円形状のステージ41を図4のZ軸周りに回転運動を与えることができる。回転機構42は、制御装置20の回転制御部27と接続され、ウエハ80の位置合わせや切断方向の変更等を行う際にウエハ80の向きを変えるために使用される。ステージ41は、ウエハ80を保持すると共に、ウエハ80に対して図4のX及びY方向に送り運動を与えることができる。本実施形態の一構成例であるレーザダイシング装置10は、レーザビームを照射する光学系71は送り運動をせず固定式となっており、ダイシングのための送り運動はステージ41によって与えられる。レーザダイシング装置10のウエハ80の切断時の送り方向は図4及び図5でX方向である。ステージ41はX−Y送り制御部26に接続され、ステージ41の動作は制御装置20によって制御される。
回転機構42は、ステージ41の下部に設けられており、円形状のステージ41を図4のZ軸周りに回転運動を与えることができる。回転機構42は、制御装置20の回転制御部27と接続され、ウエハ80の位置合わせや切断方向の変更等を行う際にウエハ80の向きを変えるために使用される。ステージ41は、ウエハ80を保持すると共に、ウエハ80に対して図4のX及びY方向に送り運動を与えることができる。本実施形態の一構成例であるレーザダイシング装置10は、レーザビームを照射する光学系71は送り運動をせず固定式となっており、ダイシングのための送り運動はステージ41によって与えられる。レーザダイシング装置10のウエハ80の切断時の送り方向は図4及び図5でX方向である。ステージ41はX−Y送り制御部26に接続され、ステージ41の動作は制御装置20によって制御される。
(光学系)
レーザ光源35は、例えばYAGレーザの第3高調波(波長355nm)を利用したものを用いることができる。その出力は例えば3.5W程度あればよい。レーザ光源35は制御装置20のレーザ制御部23と接続され、出力の有無、出力光の強度、パルス周期等を適宜制御することができる。
レーザ光源35は、例えばYAGレーザの第3高調波(波長355nm)を利用したものを用いることができる。その出力は例えば3.5W程度あればよい。レーザ光源35は制御装置20のレーザ制御部23と接続され、出力の有無、出力光の強度、パルス周期等を適宜制御することができる。
ハーフミラー36は、レーザ光源35から出力されたレーザビームを、第1ビームL1と第2ビームL2とに分ける。ハーフミラー36は、例えば、第1ビームL1と第2ビームL2のレーザビーム強度を均等に分けるように構成できる。第1ビームL1用のフォーカス調整機構37は、第1ビームL1の光路上に設けられたレンズ38を矢印K方向(Z方向)に移動させることにより第1ビームL1の焦点位置をZ方向に変化させることができる。尚、レーザダイシング装置10において、第1ビームL1のX−Y方向の照射位置は、ステージ41によって調整される。
照射間隔調整機構30には、ミラー31及びフォーカス調整機構32が設けられている。また特に図示しないが、ウエハ80の切断時の送り方向と垂直方向(図4及び図5においてY方向(矢印M方向))にミラー31の位置を移動させることができる精密送り機構が設けられており、マーク83を避けて切断できるように、第2ビームL2の照射位置をY方向に調整することができる。この精密送り機構に圧電素子を使用したアクチュエータを用いることで照射間隔調整機構30は、第2ビームL2のY方向の照射位置をμmオーダで制御できる。ミラー31は、照射間隔調整機構30に固定されており、ハーフミラー36から所定の光路を通って入射された第2ビームL2をウエハ80の方向に反射する。また、フォーカス調整機構32はレンズ33を矢印K方向(Z方向)に可動に設けられ、第2ビームL2の焦点位置をZ方向に変化させることができる。照射間隔調整機構30及び第2ビームL2用のフォーカス調整機構32は、制御装置20の照射間隔制御部22及びフォーカス制御部24と接続され、第2ビームL2の焦点位置は制御装置20によって制御される。
レーザダイシング装置10のレーザ光源35やミラー36等の配置は、例えば図5に示すように構成できる。図5に示すように、レーザ光源35から出力されたレーザビームはハーフミラー36によって、第1ビームL1と第2ビームL2とに分割される。そして、第1ビームL1はそのままウエハ80の方向に向かい、第1ビームL1側のフォーカス調整機構37によって第1ビームL1は更に絞り込まれ、ウエハ80の表面又はその内部に焦点SP1を形成しウエハ80のスクライブ領域82であって、マーク83の一方の側方に切断部(又は変質領域)95を形成する。一方、第2ビームL2は、図5に示すようにハーフミラー36によって反射され、さらに所定の位置に配置されたミラー34によって方向を変えられて照射間隔調整機構30に入射される。照射間隔調整機構30に入射された第2ビームL2は、照射間隔調整機構30に設けられたミラー31によってウエハ80の表面の方向に向けられ、第2ビームL2用のフォーカス調整機構32によってさらに絞り込まれ、ウエハ80の表面又はその内部に焦点SP2を形成し、ウエハ80のスクライブ領域82であって、マーク83の他方の側方に切断部(又は変質領域)95を形成する。
尚、本実施形態の光学系71は上記構成例に限られるものではなく、第1ビームL1と第2ビームL2の被加工物までの光路長を同一とした上で、フォーカス調整機構32(又は37)をハーフミラー36とレーザ光源35との間に設ける構成としても良い。この場合、フォーカス調整機構及びその制御系が簡素となり、装置構成を簡略化できる。また、レーザ光源35からのレーザビームを予め絞った状態で光学系71を通す構成としても良い。この場合、光学系71のフォーカス調整機構32、37及び制御装置20のフォーカス制御部24が不要となり装置構成を簡略化できる。
(カメラ及び制御装置)
図4に戻り、レーザダイシング装置10の他の構成について説明する。図4に示すように、カメラ39は、ウエハ80の平坦な表面と対向する位置であって、光学系71の近傍に、光学系71と相対的に固定されて配置されている。カメラ39は、第1及び第2ビームL1、L2の照射位置付近のウエハ80表面を撮像することができる。カメラ39で撮像されたウエハ80表面の画像データは制御装置20の画像認識部25に送られる。
図4に戻り、レーザダイシング装置10の他の構成について説明する。図4に示すように、カメラ39は、ウエハ80の平坦な表面と対向する位置であって、光学系71の近傍に、光学系71と相対的に固定されて配置されている。カメラ39は、第1及び第2ビームL1、L2の照射位置付近のウエハ80表面を撮像することができる。カメラ39で撮像されたウエハ80表面の画像データは制御装置20の画像認識部25に送られる。
制御装置20は、本実施形態に係わるレーザダイシング装置10の各機構部及び光学系71の各部を制御するものであり、照射間隔制御部22、レーザ制御部23、フォーカス制御部24、画像認識部25、X−Y送り制御部26、回転制御部27、データベース28、及び全体制御部21を備える。
照射間隔制御部22は、全体制御部21によって決定された照射間隔(実施形態において第1ビームL1と第2ビームL2とのウエハ上における間隔をいう。)に基づいて、照射間隔調整機構30を制御して第2ビームL2のY方向の照射位置を調整し、第1ビームL1とのウエハ上におけるY方向の間隔を調整する。レーザ制御部23は、レーザ光源35のレーザの出力の有無、レーザビームの出力調整等の制御を行う。フォーカス制御部24は、フォーカス調整機構32及び37を制御して、第1及び第2ビームL1,L2のZ方向の焦点位置を制御する。X−Y送り制御部26は、全体制御部21からの指令に基づいてステージ41のX及びY方向の送り運動のための制御信号を出力する。回転制御部27は、全体制御部21からの指令に基づいて回転機構42の回転運動のための制御信号を出力する。画像認識部25は、カメラ39からの画像データに基づいて、ウエハ80上のチップ領域81、スクライブ領域82、及びマーク83の形状及びこれらの相対的な位置関係を検出する。
全体制御部21は、画像認識部25によって検出された、チップ領域81、スクライブ領域82、及びマーク83の形状(境界)及び位置関係に基づいて、第1ビームL1の照射位置を決定し、X−Y送り制御部26に対して照射位置の位置決めのための動作指令を出力する。また、画像認識部25で検出されたマーク83等の形状(境界)に基づいて、第1及び第2ビームL1、L2の照射間隔を決定し、この間隔とするべく照射間隔制御部22に動作指令を出力する。
データベース28は、製品やウエハ等の種別に対応した設計情報(特定の製品が形成されたウエハ80上のマーク83の幅やスクライブ領域82の幅等を含む情報。)を格納する。製品種別(又はウエハ種別)等の情報が入力された場合には、全体制御部21はデータベース28に格納された設計情報を参照し、設計情報が存在する場合にはこれに基づいて照射間隔を決定する。
次に本実施形態に係わるレーザダイシング装置10の第一の動作例について説明する。
レーザダイシング装置10は、ステージ41にウエハ80を載置後、先ず、ステージ41をX−Y方向に駆動させながらカメラ39でウエハ80の表面を撮像し、スクライビング領域82の画像を取得する。スクライビング領域82の画像は、例えば、スクライビング領域82に沿ってステージ41をX方向及びY方向に送ることで、X方向及びY方向に各1本ずつスクライビング領域82(図1参照)を撮像することで行われる。また、マーク83のパターンが周期的に繰り返されている場合には、繰り返しの一周期分を撮像するだけでも良く、例えば、マーク83の繰り返しの一周期が、1区画のチップ領域81の一辺の長さと等しいかそれ以下である場合には、1区画のチップ領域81の周囲を一周するようにカメラ39で撮像することで必要な画像データを取得できる。この場合には、チップ領域81の1区画の周辺のみの撮像で済むため、スクライブ領域82の全体を撮像する場合に比べて画像データ取得に必要な時間を短縮でき、処理すべき画像データ量も少なくなるため画像認識部25の負担も軽減できる。
次に、取得した画像データに基づいて、画像認識部25(図4)でチップ領域81及びマーク83の境界部分を検出する。ここで、図2に示すように、通常、マーク83は複数の層に形成されているが、保護膜93及び層間絶縁膜92は透明であるため、ウエハ80の表面をカメラ39で撮像すると、下側のマーク83を含めてマーク83の中でも最も幅方向に広がったもの検出することができる。画像認識部25は、スクライブ領域82に形成されたマーク83のうちで最も幅の広いマーク83の境界を検出しこれを全体制御部21(図4)に送出する。
尚、ウエハ80において、図2に示すように、最上層のマーク83として、下層に形成されたマーク83を覆うように最も幅の広い膜を、反射率の高い金属(例えばアルミや銅)等で形成しておけば、画像認識部25の誤認識の可能性を低減できるため、画像データを画像認識部25で処理を行うのに好適である。
次に、レーザダイシング装置10の全体制御部21(図4)において、第1及び第2ビームL1、L2の照射間隔を規定する照射間隔情報の算出を行う。照射間隔情報は、例えば、マーク83の境界から求まるマーク83の幅とチップ領域81の境界から求まるスクライブ領域82の幅に基づいて、スクライブライン(図1の破線B−B)を作成しマーク83を挟んだ2本のスクライブラインの間隔から算出される。レーザビームの照射間隔の決定の基準となるマーク83の幅は、スクライブ領域82の中で最も幅の広いマーク83の境界を基準とし、照射間隔情報は最も幅の広いマーク83の幅よりも大きな値として算出される。
次に、第2ビームL2の照射間隔の調整を行う。照射間隔の調整は、全体制御部21が照射間隔制御部22に制御指令を出力し、照射間隔調整機構30を図4及び図5の矢印M方向に駆動させて、第2ビームL2の照射位置をY方向に調整する。これにより、第1ビームL1と第2ビームL2の照射間隔が制御装置21で算出された照射間隔情報と一致するよう制御される。
次に、レーザダイシング装置10はウエハ80の位置決め決めを行う。ウエハ80の位置決めは、ステージ41を駆動して、第1ビームL1の照射位置がウエハ80の所定位置(例えば、図6の点Oに示すようなウエハ80の端部)となるようにステージ41を送る。
次に、レーザビーム(第1ビームL1及び第2ビームL2)を照射しつつ、ステージ41を送り運動させることにより、焦点SP1及びSP2(図5参照)をスクライブライン(図1の破線B)に沿って移動させてダイシングを行う。ステージ41の送り運動は、例えば、図6に示すように、ウエハ80の端部(点O)から矢印X1方向にステージ41を送り、焦点SP1及びSP2がウエハ80の外に出たところで、矢印Y1方向に所定距離距離(例えば、チップ領域1区画分)だけ送り、次に矢印X2方向にステージ41を送る。以後上記様な送り動作を繰り返すことでX方向に伸びるスクライブ領域82の切断行われる。また、Y方向に伸びるスクライブ領域82のダイシングは、回転機構42によりステージ41を例えば90°回転させ、ウエハ80位置決め動作を行った後、上述のようにステージ41を矢印X1、X2、及びY1方向に送る動作を繰り返すことで行われる。
以下、本実施形態のレーザダイシング装置10の第二の動作例について説明する。
レーザダイシング装置10の第二の動作例は、ウエハ80の表面をカメラ39で撮像するのに替えて、全体制御部21がデータベース28から設計情報を取得することを特徴とする。この動作例では、ステージ41にウエハ80を載置後、先ず全体制御部21がデータベース28を参照して、データベース28に予め格納された設計情報を参照し、スクライブ領域82の幅及びマーク83の幅に関するデータを取得する。次に、取得されたスクライブ領域82及びマーク83の幅に関するデータに基づいて、全体制御部21は照射間隔情報の算出を行う。照射間隔情報の算出は、第一の動作例と同様にして行うことができる。以後、第一の動作例と同様に、照射間隔の調整、ウエハ80の位置決め、及びダイシングの各動作を行う。
尚、本実施形態に係わるレーザダイシング装置10を上述の二つの動作例で示した動作を適宜組み合わせた動作をするように構成してもよい。例えば、最初に全体制御部21がデータベース28を参照して第ニの動作例で動作し、データベース28から該当する設計情報が得られない場合に限って、第一の動作例で示す動作に移行して、カメラ39でウエハ80の表面を撮像して、マーク83等の画像データを取得する構成とすることもできる。
以上のように、本実施形態に係わるレーザダイシング装置10によれば、カメラ39を用いてスクライビング領域82及びマーク83の画像を取得し、画像処理を行うことで照射間隔を決定しているため、高い精度でレーザビームの照射間隔を設定することができ、マーク83を確実に避けるようにダイシングを行うことができる。また、データベース28に記録された設計情報を参照することにより、スクライビング領域82及びマーク83の幅を取得し、マーク83を避けてマーク83の両脇を照射領域が通るように照射間隔を制御することができる。これにより、マーク83を切断することなく、一度のダイシングでスクライブ領域82の切断を行うことができ、マーク83に由来する導電性微粒子によるチップの汚染を防止できる。また、製品種別の変更などによりスクライブ領域82やマーク83の幅が変化した場合であっても、適切な照射間隔を自動的に算出することができるため、変更に容易に対応することができる。更に、機械的な装置構成を変更することなく対応できるため迅速にダイシングを行うことができる。
(第2実施形態)
次に、図7及び図8を参照しつつ本発明の第2実施形態に係わるレーザダイシング装置50について説明する。ここで、図7は本発明の第2実施形態に係わるレーザダイシング装置の構成の一例を示すブロック図である。図8は、本発明の第2実施形態に係わるレーザダイシング装置の光学系の一構成例を示す図である。尚、上記の図において、第1実施形態で既に説明した構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
次に、図7及び図8を参照しつつ本発明の第2実施形態に係わるレーザダイシング装置50について説明する。ここで、図7は本発明の第2実施形態に係わるレーザダイシング装置の構成の一例を示すブロック図である。図8は、本発明の第2実施形態に係わるレーザダイシング装置の光学系の一構成例を示す図である。尚、上記の図において、第1実施形態で既に説明した構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態のレーザダイシング装置50は、光学系72、送り運動機構部(ステージ41及び回転機構42)及び制御装置20を備える。
本実施形態のレーザダイシング装置50は、レーザビームを第1ビームL1及び第2ビームL2としてウエハ80に照射する点で第1実施形態のレーザダイシング装置10と同じであるが、本実施形態では第2ビームL2を第1ビームL1のレーザ光源35と別のレーザ光源55からのレーザビームを用いる構成としたものである。
このレーザ光源55は、第1ビームL1のレーザ光源35と同様のものを用いることができ、例えば、第1実施形態と同様にYAGレーザの第3高調波を出力する光源を利用できる。このレーザ光源55は、制御装置60のレーザ制御部63と接続され、レーザ制御部63は、レーザ光源35及びレーザ光源55のレーザ出力等を制御する。
図8に示すように、レーザ光源35からのレーザビームは第1ビームL1として所定の光路を経てウエハ80に照射される。また、光源55からのレーザビームは、第2ビームL2として所定の光路、例えばミラー34等及び照射間隔調整機構30を経てウエハ80に照射される。
尚、照射間隔調整機構30、カメラ39、ステージ41、及び回転機構42の構成は第1実施形態と同様である。また、レーザ制御部63を除く制御装置60の各部の構成は第1実施形態と同様であり、レーザダイシング装置50の動作も第1実施形態のレーザダイシング装置10の動作と同様である。
以上のように、本実施形態に係わるレーザダイシング装置50によっても、第1実施形態に係わるレーザダイシング装置10と同様の効果を得ることができる。
以下、本発明の諸態様を、付記としてまとめて記載する。
(付記1) ウエハが載置されるステージと、少なくとも二本のレーザビームを出力するレーザ出力部とを有し、前記ウエハのスクライブ領域に形成された導電性のマークを避けるように、前記少なくとも二本のレーザビームが前記マークの両脇を通って、前記ウエハをダイシングすることを特徴とするレーザダイシング装置。
(付記2) 前記少なくとも二本のレーザビームの前記ウエハ上での間隔を調整する間隔調整機構を更に有し、該間隔調整機構の制御下で前記少なくとも二本のレーザビームの前記ウエハ上での間隔が前記マークの幅よりも広く設定されることを特徴とする付記1に記載のレーザダイシング装置。
(付記3) 前記ウエハを撮像するカメラを更に有し、前記カメラで前記マークを認識することにより前記少なくとも二本のレーザビームを前記マークから避けさせることを特徴とする付記1に記載のレーザダイシング装置。
(付記4) 前記マークの位置と大きさを含む設計情報を参照することにより、前記少なくとも二本のレーザビームを前記マークから避けさせることを特徴とする付記1に記載のレーザダイシング装置。
(付記5) 前記設計情報を格納したデータベースを更に有することを特徴とする付記4に記載のレーザダイシング装置。
(付記6) 前記マークは、アライメントマーク又はテストパターンであることを特徴とする付記1に記載のレーザダイシング装置。
(付記7) 前記ステージを移動させる送り機構を更に有し、前記送り機構により前記ウエハの位置を移動させることによりダイシングを行うことを特徴とする付記1に記載のレーザダイシング装置。
(付記8) 前記少なくとも二本のレーザビームの前記ウエハ上での間隔は、前記スクライブ領域の幅よりも狭いことを特徴とする付記1に記載のレーザダイシング装置。
(付記9) ウエハのスクライブ領域に形成された導電性のマークを避けるように、少なくとも二本のレーザビームを前記マークの両脇に通して、該レーザビームにより前記ウエハをダイシングすることを特徴とするダイシング方法。
(付記10) 前記ダイシングは、カメラで前記マークを認識することにより、前記少なくとも二本のレーザビームを前記マークから避けさせて行われることを特徴とする付記9に記載のレーザダイシング方法。
(付記11) 前記カメラにより、前記ウエハの一つのチップ領域の周囲における前記スクライブ領域のみを撮像し、前記チップ領域の周囲の前記マークを認識することを特徴とする付記10に記載のダイシング方法。
(付記12) 前記ダイシングは、前記マークの位置と大きさを含む設計情報を参照することにより、前記少なくとも二本のレーザビームを前記マークから避けさせて行われることを特徴とする付記9に記載のダイシング方法。
(付記13) 前記ウエハとして、前記スクライブ領域の同一層内に前記マークが複数個形成されたものを用い、前記少なくとも二本のレーザビームに、前記複数個のマークの全てを避けさせて行われること特徴とする付記9に記載のレーザダイシング装置。
(付記14) 前記ウエハとして、前記スクライブ領域の複数の層に前記マークが複数個形成されたものを用い、前記少なくとも二本のレーザビームに、前記複数個のマークの全てを避けさせて行われることを特徴とする付記9に記載のダイシング方法。
(付記15) 前記マークとして、アライメントマーク又はテストパターンを用いることを特徴とする付記9に記載のダイシング装置。
10、50…レーザダイシング装置、20…制御装置、21…全体制御部、22…照射間隔制御部、23、63…レーザ制御部、24…フォーカス制御部、25…画像認識部、26…X−Y送り制御部、27…回転制御部、28…データベース、30…照射間隔調整機構、31、34…ミラー、32、37…フォーカス調整機構、33、38…レンズ(第2ビーム側)、35、55…レーザ光源、36…ハーフミラー、39…カメラ、41…ステージ、42…回転機構、80…ウエハ(被加工物)、81…チップ領域、82…スクライブ領域、83…マーク、84…配線、90…プラグ、92…層間絶縁膜、93…保護膜、95…切断部(変質領域)、100…レーザビーム、105…レーザビーム分岐手段、L1…第1ビーム、L2…第2ビーム、SP1、SP2…焦点。
Claims (7)
- ウエハが載置されるステージと、
少なくとも二本のレーザビームを出力するレーザ出力部とを有し、
前記ウエハのスクライブ領域に形成された導電性のマークを避けるように、前記少なくとも二本のレーザビームが前記マークの両脇を通って、前記ウエハをダイシングすることを特徴とするレーザダイシング装置。 - 前記少なくとも二本のレーザビームの前記ウエハ上での間隔を調整する間隔調整機構を更に有し、
該間隔調整機構の制御下で前記少なくとも二本のレーザビームの前記ウエハ上での間隔が前記マークの幅よりも広く設定されることを特徴とする請求項1に記載のレーザダイシング装置。 - 前記ウエハを撮像するカメラを更に有し、前記カメラで前記マークを認識することにより前記少なくとも二本のレーザビームを前記マークから避けさせることを特徴とする請求項1に記載のレーザダイシング装置。
- 前記マークの位置と大きさを含む設計情報を参照することにより、前記少なくとも二本のレーザビームを前記マークから避けさせることを特徴とする請求項1に記載のレーザダイシング装置。
- ウエハのスクライブ領域に形成された導電性のマークを避けるように、少なくとも二本のレーザビームを前記マークの両脇に通して、該レーザビームにより前記ウエハをダイシングすることを特徴とするダイシング方法。
- 前記ダイシングは、カメラで前記マークを認識することにより、前記少なくとも二本のレーザビームを前記マークから避けさせて行われることを特徴とする請求項5に記載のレーザダイシング方法。
- 前記ダイシングは、前記マークの位置と大きさを含む設計情報を参照することにより、前記少なくとも二本のレーザビームを前記マークから避けさせて行われることを特徴とする請求項5に記載のダイシング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007241148A JP2009076484A (ja) | 2007-09-18 | 2007-09-18 | レーザダイシング装置及びダイシング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007241148A JP2009076484A (ja) | 2007-09-18 | 2007-09-18 | レーザダイシング装置及びダイシング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009076484A true JP2009076484A (ja) | 2009-04-09 |
Family
ID=40611225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007241148A Withdrawn JP2009076484A (ja) | 2007-09-18 | 2007-09-18 | レーザダイシング装置及びダイシング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009076484A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012186729A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-09-27 | Seiko Instruments Inc | ウエハおよびパッケージ製品の製造方法 |
JP2016146403A (ja) * | 2015-02-06 | 2016-08-12 | 株式会社ディスコ | レーザー加工装置 |
JP2021122847A (ja) * | 2020-02-06 | 2021-08-30 | 株式会社東京精密 | レーザ加工装置及び加工方法 |
-
2007
- 2007-09-18 JP JP2007241148A patent/JP2009076484A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012186729A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-09-27 | Seiko Instruments Inc | ウエハおよびパッケージ製品の製造方法 |
JP2016146403A (ja) * | 2015-02-06 | 2016-08-12 | 株式会社ディスコ | レーザー加工装置 |
JP2021122847A (ja) * | 2020-02-06 | 2021-08-30 | 株式会社東京精密 | レーザ加工装置及び加工方法 |
JP7467821B2 (ja) | 2020-02-06 | 2024-04-16 | 株式会社東京精密 | レーザ加工装置及び加工方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6465722B2 (ja) | 加工装置 | |
JP4977411B2 (ja) | レーザー加工装置 | |
JP5243098B2 (ja) | レーザー加工装置 | |
JP4813993B2 (ja) | ウエーハのレーザー加工方法 | |
KR102091292B1 (ko) | 레이저 가공 장치 | |
JP4299185B2 (ja) | レーザー加工装置 | |
JP4734101B2 (ja) | レーザー加工装置 | |
US10249547B2 (en) | Method for using a test wafer by forming modified layer using a laser beam and observing damage after forming modified layer | |
TWI660802B (zh) | Laser processing device | |
JP2009262219A (ja) | レーザー加工装置 | |
JP6932248B2 (ja) | レーザー加工装置、レーザー加工システム、およびレーザー加工方法 | |
US20130306605A1 (en) | Modified layer forming method | |
JP2010029906A (ja) | レーザー加工装置 | |
TWI774950B (zh) | 雷射光線的焦點位置檢測方法 | |
WO2019198513A1 (ja) | レーザー加工装置、レーザー加工システム、およびレーザー加工方法 | |
JP2010145230A (ja) | チャックテーブルに保持された被加工物の高さ位置計測装置 | |
JP2009076484A (ja) | レーザダイシング装置及びダイシング方法 | |
KR102084267B1 (ko) | 레이저 가공 장치 | |
KR102226220B1 (ko) | 레이저 가공 장치 | |
JP5372429B2 (ja) | 板状物の分割方法 | |
JP6552948B2 (ja) | ウエーハの加工方法、及び加工装置 | |
JP6942244B2 (ja) | レーザー加工装置 | |
CN103659003A (zh) | 激光加工装置 | |
JP2016096241A (ja) | レーザー発振機構 | |
JP7349841B2 (ja) | チップの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100524 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20101208 |