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JP2009074733A - 熱交換器 - Google Patents

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JP2009074733A
JP2009074733A JP2007243346A JP2007243346A JP2009074733A JP 2009074733 A JP2009074733 A JP 2009074733A JP 2007243346 A JP2007243346 A JP 2007243346A JP 2007243346 A JP2007243346 A JP 2007243346A JP 2009074733 A JP2009074733 A JP 2009074733A
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JP
Japan
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corrugated
leeward
heat exchanger
shape
header pipes
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JP2007243346A
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Takanori Oka
孝紀 岡
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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Abstract

【課題】パラレルフロー型熱交換器において、コルゲートフィンの形状に改良を加えることにより、除霜水や結露水をスムーズに排水できるようにする。
【解決手段】熱交換器1は、垂直方向に間隔を置いて平行に配置された水平なヘッダパイプ2、3と、ヘッダパイプ2、3の間に水平方向に間隔を置いて複数配置され、内部に設けた垂直な冷媒通路5をヘッダパイプの内部に連通させた垂直な偏平チューブ4と、偏平チューブ4間に配置されたコルゲートフィン6を備える。コルゲートフィン6は風上側部分6Uから風下側部分6Dに向かいフィン表面が下り勾配となっており、風上側部分6Uはコルゲート形状の襞が深く、風下側部分6Dはコルゲート部の襞が浅く、中間部分6Mは風上側部分6Uのコルゲート形状から風下側部分6Dのコルゲート形状へと遷移する形状となっている。
【選択図】図3

Description

本発明はパラレルフロー型の熱交換器に関する。
2本のヘッダパイプの間に複数の偏平チューブを配置して偏平チューブ内部の冷媒通路をヘッダパイプの内部に連通させるとともに、偏平チューブ間にコルゲートフィンを配置したパラレルフロー型の熱交換器はカーエアコンなどに広く利用されている。その例を特許文献1、2に見ることができる。
特許文献1記載の熱交換器は、ヘッダパイプが水平に配置され、偏平チューブが垂直に配置されており、コルゲートフィンは熱交換器の奥行き方向中央部を底とする谷型形状とされている。コルゲートフィンの谷底部分で偏平チューブに接合する箇所には貫通穴が設けられ、除霜運転を行って熱交換器に付着した霜を溶かすと、霜が溶けた水は貫通穴から排水される。
特許文献2には、コルゲートフィンの平板部の一面側と他面側に複数の舌片を切り起こし、フィンでの熱交換効率を向上させた熱交換器が記載されている。
特開2005−24187号公報 特開2001−66083号公報
本発明は、パラレルフロー型熱交換器において、コルゲートフィンの形状に改良を加えることにより、除霜水や結露水をスムーズに排水できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、間隔を置いて平行に配置された2本の水平なヘッダパイプと、前記2本のヘッダパイプの間に所定ピッチで複数配置され、内部に設けた垂直な冷媒通路を前記ヘッダパイプの内部に連通させた垂直な偏平チューブと、前記偏平チューブ間に配置されたコルゲートフィンとを備えた熱交換器において、前記コルゲートフィンは風上側部分から風下側部分に向かいフィン表面が下り勾配となっており、風下側部分は風上側部分に比べコルゲート形状の襞が浅いことを特徴としている。
この構成によると、風上側部分から風下側部分へとコルゲートフィンの表面を伝い落ちる除霜水や結露水は、コルゲート形状の襞が深い領域では表面張力により水膜を張っていたとしても、襞の浅い領域に下ってくるにつれ表面張力が破れ、コルゲートフィンの端でブリッジ現象を生じることなく流れ去る。従って排水がスムーズに行われる。
上記構成の熱交換器において、前記コルゲートフィンは風上側部分、風下側部分、中間部分の3部分に区分され、前記風上側部分はコルゲート形状の襞が深く、前記風下側部分はコルゲート部の襞が浅く、前記中間部分は前記風上側部分のコルゲート形状から前記風下側部分のコルゲート形状へと遷移する形状であることが好ましい。
このような構成にすれば、コルゲート形状の襞の深い部分から襞の浅い部分に移るときに水がブリッジ現象を起こして停まってしまうことがなく、水をスムーズに風下側へ移動させることができる。
本発明によると、除霜水や結露水はコルゲートフィンの襞の間でブリッジ現象を生じることなく風下側に下って流れ去るものであり、排水がスムーズになる。
以下本発明の一実施形態を図1から図6に基づき説明する。図1は熱交換器の概略構造を示す模型的垂直断面図、図2は図1のA−A線に沿って切断した断面図、図3はコルゲートフィンの部分拡大斜視図、図4は図3のB−B線に沿って切断した断面図、図5は図3のC−C線に沿って切断した断面図、図6は図3のD−D線に沿って切断した断面図、図7は偏平チューブの水平断面図である。
熱交換器1は、2本の水平なヘッダパイプ2、3を上下に間隔を置いて平行に配置し、ヘッダパイプ2、3の間に垂直な偏平チューブ4を所定ピッチで複数配置する。偏平チューブ4はアルミニウム等熱伝導の良い金属を押出成型した細長い成型品であり、内部には冷媒を流通させる冷媒通路5が形成されている。図7に示すように、冷媒通路5は断面形状及び断面面積の等しいものが複数個1列に並び、そのため偏平チューブ4はハーモニカのような断面を呈する。
偏平チューブ4は押出成型方向を垂直にする形で配置されるので、冷媒通路5の冷媒流通方向も垂直になる。各冷媒通路5はヘッダパイプ2、3の内部に連通する。なお図1において紙面上側が垂直方向の上側、紙面下側が垂直方向の下側であり、上側のヘッダパイプ2と下側のヘッダパイプ3の間に複数の偏平チューブ4が長手方向を垂直にして所定ピッチで配置された構成となっている。
ヘッダパイプ2、3と偏平チューブ4は溶着により固定される。偏平チューブ4同士の間にはコルゲートフィン6が配置され、偏平チューブ4とコルゲートフィン6も溶着により固定される。偏平チューブ4と同様、ヘッダパイプ2、3及びコルゲートフィン6も熱伝導の良い金属(例えば、アルミニウム)からなる。
下側のヘッダパイプ3の一端には冷媒流入口7が設けられ、上側のヘッダパイプ2の一
端には、冷媒流入口7と対角をなす位置に冷媒流出口8が設けられている。
このように、ヘッダパイプ2、3の間に多数の偏平チューブ4を設け、偏平チューブ4の間にコルゲートフィン6を設けた構造であるから、熱交換器1の放熱(吸熱)面積は大きく、効率的に熱交換を行うことができる。
図2及び図3において、図の右側が風上、左側が風下である。コルゲートフィン6はフィン表面が風下側に向かい下り勾配となっている。そしてコルゲートフィン6は、風上側部分6U、風下側部分6D、中間部分6Mの3部分に区分され、部分毎にコルゲート形状の襞の深さが異なっている。すなわち風上側部分6Uはコルゲート形状の襞が深く、偏平チューブ4同士の間隙を埋めるだけの幅を有している。これに対し風下側部分6Dはコルゲート形状の襞が浅く、偏平チューブ4同士の間隙を埋めることはない。中間部分6Mは風上側部分6Uのコルゲート形状から風下側部分6Dのコルゲート形状へと遷移する形状となっている。なお風下側部分6Dは、襞の深さがゼロ、すなわち平板状であっても構わない。
図示しないファンで送風を行いつつ熱交換器1に冷媒を流すと、熱交換器1を蒸発器として使用する運転モード(例えば、室内機と室外機となるセパレート型空気調和機の室外機に熱交換器1が設けられているときは、暖房運転時、熱交換器1は蒸発器として作用する)の場合、熱交換器1は空気から温熱を奪い、逆に冷熱を空気中に放出する。
空気から温熱を奪う運転を続けていると、コルゲートフィン6の表面と偏平チューブ4の表面に空気中の水分が結露する。当初は微細だった結露水の水滴が結集して大きな水滴になると、それはコルゲートフィン6の表面を伝って風下側に移動する。
コルゲートフィン6の表面を伝い落ちる水は、コルゲート形状の襞が深い風上側部分6Uでは表面張力により水膜を張っていたとしても、襞の浅い風下側部分6Dに下ってくるにつれ表面張力が破れ、コルゲートフィン6の風下側部分6Dの端でブリッジ現象(水の膜が張ること)を生じることなく流れ去る。従って排水がスムーズに行われる。
風上側部分6Uから風下側部分6Dへ一気に切り替わるのでなく、その間に中間部分6Mが存在し、中間部分6Mは風上側部分6Uのコルゲート形状から風下側部分6Dのコルゲート形状へと遷移する形状であるから、風上側部分6Uから風下側部分6Dに移るときに水がブリッジ現象を起こして停まってしまうことがなく、水をスムーズに風下側へ移動させることができる。
熱交換器1を蒸発器として使用する運転モード(熱交換器1が室外空気から温熱を奪う運転)において、周囲の空気温度条件や、運転条件によっては、空気中の水分が偏平チューブ4やコルゲートフィン6の表面に霜として付着する場合がある。時間が経つにつれ霜は厚みを増し、熱交換性能を低下させるので、時々は熱交換器1を凝縮器に転換する除霜運転を行って霜を溶かさねばならない。霜が溶けた除霜水も、結露水と同様、ブリッジ現象を生じることなく風下側部分6Dの端からスムーズに排水される。このため、除霜運転から通常運転に復帰したとき、排水されないまま残留した水滴が凍結して熱交換性能を損なうということがない。
コルゲートフィン6の下り勾配は5°〜40°の範囲で選択することができる。勾配がきつくなると、熱交換面積が増え、排水しやすくなる一方、空気の流通に対しては抵抗となるので、実験を通じて適切な値を決めるとよい。その他、偏平チューブ4同士の間隔が5.5mm、偏平チューブ4の厚みが1.3mm、空気の流れ方向におけるコルゲートフィン
6の長さが18mm、コルゲートフィン6山−谷ピッチが2mm〜3mmといった数値を例示す
ることができる。言うまでもないが、これらの数値は単なる例示であり、発明の内容を限定するものではない。
上記実施形態ではフィン表面が風下側に向かい下り勾配となっているコルゲートフィンを用いたが、フィン表面が風上側と風下側の間で水平になっているコルゲートフィンを用いることもできる。後者のコルゲートフィンは前者のコルゲートフィンに比べ、排水の効率は多少落ちるものの、フィン表面に付着した除霜水や結露水は風の流れで風下側に吹き寄せられ、風下側部分の端から排水されるので、実用上の問題はない。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明はパラレルフロー型熱交換器に広く利用可能である。
熱交換器の概略構造を示す模型的垂直断面図 図1のA−A線に沿って切断した断面図 コルゲートフィンの部分拡大斜視図 図3のB−B線に沿って切断した断面図 図3のC−C線に沿って切断した断面図 図3のD−D線に沿って切断した断面図 偏平チューブの水平断面図
符号の説明
1 熱交換器
2、3 ヘッダパイプ
4 偏平チューブ
5 冷媒通路
6 コルゲートフィン

Claims (2)

  1. 間隔を置いて平行に配置された2本の水平なヘッダパイプと、前記2本のヘッダパイプの間に所定ピッチで複数配置され、内部に設けた垂直な冷媒通路を前記ヘッダパイプの内部に連通させた垂直な偏平チューブと、前記偏平チューブ間に配置されたコルゲートフィンとを備えた熱交換器において、
    前記コルゲートフィンは風上側部分から風下側部分に向かいフィン表面が下り勾配となっており、風下側部分は風上側部分に比べコルゲート形状の襞が浅いことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記コルゲートフィンは風上側部分、風下側部分、中間部分の3部分に区分され、前記風上側部分はコルゲート形状の襞が深く、前記風下側部分はコルゲート部の襞が浅く、前記中間部分は前記風上側部分のコルゲート形状から前記風下側部分のコルゲート形状へと遷移する形状であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
JP2007243346A 2007-09-20 2007-09-20 熱交換器 Pending JP2009074733A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101472368B1 (ko) * 2012-11-09 2014-12-24 한라비스테온공조 주식회사 열교환기
WO2017208388A1 (ja) * 2016-06-01 2017-12-07 三菱電機株式会社 熱交換器および冷凍サイクル装置
JPWO2018020552A1 (ja) * 2016-07-25 2018-09-27 三菱電機株式会社 熱交換器および空気調和装置

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