JP2009070849A - Semiconductor device - Google Patents
Semiconductor device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009070849A JP2009070849A JP2007234473A JP2007234473A JP2009070849A JP 2009070849 A JP2009070849 A JP 2009070849A JP 2007234473 A JP2007234473 A JP 2007234473A JP 2007234473 A JP2007234473 A JP 2007234473A JP 2009070849 A JP2009070849 A JP 2009070849A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating film
- gate insulating
- film
- type
- epitaxial layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
Abstract
Description
この発明は、VDMOSFET(Vertical Double diffused Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)を有する半導体装置に関する。 The present invention relates to a semiconductor device having a VDMOSFET (Vertical Double diffused Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor).
たとえば、VDMOSFETは、スイッチング電源等に使用されるパワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)として知られている。
図7は、従来のVDMOSFETを有する半導体装置の構造を示す模式的な断面図である。
半導体装置101の基体をなすN+型(高濃度N型)基板102上には、N型エピタキシャル層103が積層されている。
For example, the VDMOSFET is known as a power MOSFET (Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor) used for a switching power supply or the like.
FIG. 7 is a schematic cross-sectional view showing the structure of a semiconductor device having a conventional VDMOSFET.
An N-type
N型エピタキシャル層103の表層部には、複数のP型のボディ領域104が互いに間隔を空けて形成されている。各ボディ領域104の表層部には、ボディ領域104の周縁との間に間隔を空けて、N+型のソース領域107が形成されている。
N型エピタキシャル層103上には、SiO2(酸化シリコン)からなる一定膜厚のゲート絶縁膜108が形成されている。ゲート絶縁膜108は、隣り合うボディ領域104間に跨って設けられ、その両端がソース領域107上に配置されている。ゲート絶縁膜108上には、ポリシリコンからなるゲート電極109が形成されている。ゲート電極109は、層間絶縁膜110により覆われている。また、N+型基板102の裏面(N型エピタキシャル層103が設けられている側と反対側の面)には、ドレイン電極(図示せず)が形成されている。
A plurality of P-
On the N-type
このような構造により、ソース領域107を接地し、ドレイン電極に正極性の電圧を印加しつつ、ゲート電極109に所定のしきい値電圧以上の電圧を印加すると、ソース領域107とN型エピタキシャル層103との間におけるボディ形成領域104の表面部分に反転層が形成され、N+型基板102(ドレイン電極)とソース領域107との間に電流が流れる(オンになる)。
VDMOSFETのスイッチング性能を表わす指標として、たとえば、VDMOSFETのオン抵抗Ronとゲート電荷量Qgとの積Ron・Qgが用いられる。この積Ron・Qgが小さいほど、VDMOSFETのより高速なスイッチング動作を達成することができる。
たとえば、ゲート絶縁膜108の膜厚を厚く形成すれば、ゲート−ドレイン間に生じる寄生容量を小さくすることができ、ゲート電荷量Qgを低減することができる。しかし、ゲート絶縁膜108の膜厚を厚くすると、チャネルを流れる電流が小さくなり、VDMOSFETのオン抵抗Ronが増大してしまう。そのため、VDMOSFETのスイッチング動作のさらなる高速化を図ることが困難であった。
As an index representing the switching performance of the VDMOSFET, for example, the product R on · Q g of the on-resistance R on and the gate charge amount Q g of the VDMOSFET is used. The smaller the product R on · Q g , the faster the switching operation of the VDMOSFET can be achieved.
For example, by forming thicker film thickness of the
そこで、本発明の目的は、オン抵抗の増大を生じることなく、ゲート電荷量を低減することができる、半導体装置を提供することである。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a semiconductor device capable of reducing the amount of gate charge without increasing the on-resistance.
前記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、第1導電型層と、前記第1導電型層の表層部に形成された第2導電型のボディ領域と、前記ボディ領域の表層部に、前記ボディ領域の周縁との間に間隔を空けて形成された前記第1導電型のソース領域と、前記第1導電型層上に、前記ボディ領域の周縁と前記ソース領域との間のチャネル形成領域の表面および当該チャネル形成領域の表面に隣接する前記第1導電型層の表面とに跨って設けられたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に設けられたゲート電極とを備え、前記ゲート絶縁膜は、前記第1導電型層の表面と対向する部分の膜厚が、前記チャネル形成領域の表面と対向する部分の膜厚よりも大きく形成されている、半導体装置である。 According to a first aspect of the present invention, the first conductive type layer, the second conductive type body region formed in the surface layer portion of the first conductive type layer, and the surface layer of the body region are provided. A source region of the first conductivity type formed at a distance from the periphery of the body region, and on the first conductivity type layer, between the periphery of the body region and the source region. A gate insulating film provided across the surface of the channel forming region and the surface of the first conductivity type layer adjacent to the surface of the channel forming region, and a gate electrode provided on the gate insulating film. The gate insulating film is a semiconductor device in which the thickness of the portion facing the surface of the first conductivity type layer is larger than the thickness of the portion facing the surface of the channel formation region.
この構成によれば、第1導電型層の表層部には、第2導電型のボディ領域が形成されている。ボディ領域の表層部には、第1導電型のソース領域がボディ領域の周縁との間に間隔を空けて形成されている。第1導電型層上には、ゲート絶縁膜がボディ領域の周縁とソース領域との間のチャネル形成領域の表面およびチャネル形成領域の表面に隣接する第1導電型層の表面に跨って形成されている。ゲート絶縁膜上には、ゲート電極が設けられている。ゲート絶縁膜は、第1導電型層の表面と対向する部分の膜厚が、チャネル形成領域の表面と対向する部分の膜厚よりも大きく形成されている。 According to this configuration, the body region of the second conductivity type is formed in the surface layer portion of the first conductivity type layer. A source region of the first conductivity type is formed on the surface layer portion of the body region with a gap from the periphery of the body region. On the first conductivity type layer, a gate insulating film is formed across the surface of the channel formation region between the periphery of the body region and the source region and the surface of the first conductivity type layer adjacent to the surface of the channel formation region. ing. A gate electrode is provided on the gate insulating film. The gate insulating film is formed such that the thickness of the portion facing the surface of the first conductivity type layer is larger than the thickness of the portion facing the surface of the channel formation region.
このように、ゲート絶縁膜における第1導電型層と対向する部分を相対的に大きい膜厚に形成し、ゲート絶縁膜におけるチャネル形成領域と対向する部分を相対的に小さい膜厚に形成することにより、チャネルを流れる電流が小さくなるのを防止しつつ、ゲート−ドレイン間に生じる寄生容量の低減を図ることができ、ゲート電荷量Qgを低減することができる。すなわち、オン抵抗Ronの増大を生じることなく、ゲート電荷量Qgを低減することができる。その結果、スイッチング動作を高速化することができる。 As described above, the portion of the gate insulating film facing the first conductivity type layer is formed with a relatively large thickness, and the portion of the gate insulating film facing the channel formation region is formed with a relatively small thickness. Accordingly, while preventing the current flowing through the channel is reduced, the gate - reduction in parasitic capacitance generated between the drain can be achieved, it is possible to reduce the gate charge Q g. In other words, without causing an increase in on-resistance R on, it is possible to reduce the gate charge Q g. As a result, the switching operation can be speeded up.
また、請求項2に記載のように、ゲート絶縁膜は、一定の膜厚を有するゲート酸化膜と、ゲート酸化膜を挟んで第1導電形層の表面に対向配置されたLow−k膜とを備えていてもよい。この場合、ゲート絶縁膜の誘電率が低減されるため、ゲート−ドレイン間に生じる寄生容量を一層低減することができる。その結果、ゲート電荷量Qgをさらに低減することができる。 According to a second aspect of the present invention, the gate insulating film includes a gate oxide film having a constant thickness, and a low-k film disposed opposite to the surface of the first conductivity type layer with the gate oxide film interposed therebetween. May be provided. In this case, since the dielectric constant of the gate insulating film is reduced, the parasitic capacitance generated between the gate and the drain can be further reduced. As a result, it is possible to further reduce the gate charge Q g.
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構造を模式的に示す断面図である。
半導体装置1の基体をなすN+型基板2上には、N型エピタキシャル層3が積層されている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a cross-sectional view schematically showing the structure of a semiconductor device according to the first embodiment of the present invention.
An N-type
N型エピタキシャル層3の表層部には、複数のP型のボディ領域4が選択的に形成されている。各ボディ領域4の表層部には、ボディ領域4の周縁との間に間隔を空けて、N+型のソース領域7が形成されている。
N型エピタキシャル層3上には、SiO2からなるゲート絶縁膜8が形成されている。ゲート絶縁膜8は、隣り合うボディ領域4間に跨って設けられ、その両端がソース領域7上に配置されている。また、ゲート絶縁膜8は、N型エピタキシャル層3と対向する部分の膜厚が、ボディ領域4およびソース領域7と対向する部分の膜厚と比較して厚く形成されている。これにより、ゲート絶縁膜8は、N型エピタキシャル層3と対向する部分に、残余の部分よりも盛り上がった形状の凸状部11を備えている。
A plurality of P-
A
ゲート絶縁膜8上には、ポリシリコンからなるゲート電極9が形成されている。ゲート電極9は、両端がゲート絶縁膜8におけるチャネル形成領域5(ボディ領域4の周縁とソース領域7との間の領域)と対向する部分上に配置されており、中央部分が凸状部11に乗り上げた形状に形成されている。また、ゲート電極9は、層間絶縁膜10により覆われ
ている。
A
N+型基板2の裏面(N型エピタキシャル層3が設けられている側と反対側の面)には、ドレイン電極(図示せず)が形成されている。
図2A〜2Eは、図1に示す半導体装置の製造方法を工程順に示す模式的な断面図である。
まず、図2Aに示すように、エピタキシャル成長法により、N+型基板2の表面に、N型エピタキシャル層3が形成される。
A drain electrode (not shown) is formed on the back surface of the N + -type substrate 2 (the surface opposite to the side on which the N-type
2A to 2E are schematic cross-sectional views showing the method of manufacturing the semiconductor device shown in FIG. 1 in the order of steps.
First, as shown in FIG. 2A, an N type
その後、熱酸化処理が行われることにより、N型エピタキシャル層3上に、SiO2膜(図示せず)が形成される。このSiO2膜が、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により選択的に除去される。これにより、図2Bに示すように、凸状部11が形成される。
次いで、図2Cに示すように、熱酸化処理により、N型エピタキシャル層3の表面に、SiO2膜が形成される。SiO2膜は、凸状部11と一体をなし、ゲート絶縁膜8を形成する。
Thereafter, a thermal oxidation process is performed to form a SiO 2 film (not shown) on the N-type
Next, as shown in FIG. 2C, a SiO 2 film is formed on the surface of the N-type
その後、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition:化学的気相成長)法により、ゲート絶縁膜8上に、ポリシリコン膜(図示せず)が形成される。その後、このポリシリコン膜が、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により選択的に除去される。これにより、図2Dに示すように、ゲート電極9が形成される。
次いで、P型不純物(たとえば、ボロン)のイオンが、ゲート絶縁膜8の表面に対して斜めイオン注入されることにより、N型エピタキシャル層3の表層部に、ゲート電極9の下方まで入り込むようにP型層(図示せず)が形成される。その後、P型不純物のイオンがゲート絶縁膜8の表面に対して垂直に深く、濃くイオン注入される。これにより、図2Eに示すように、N型エピタキシャル層3の表層部に、P型のチャネル形成領域5を有するP+型のボディ領域4が形成される。また、N型不純物(たとえば、ヒ素)のイオンが、ゲート絶縁膜8の表面に対して垂直に浅く、濃くイオン注入されることにより、ボディ領域4の表層部に、N+型のソース領域7が形成される。
Thereafter, a polysilicon film (not shown) is formed on the
Next, ions of a P-type impurity (for example, boron) are obliquely ion-implanted with respect to the surface of the
その後、ゲート絶縁膜8およびゲート電極9上に層間絶縁膜10が形成され、ゲート絶縁膜8がパターニングされることにより、図1に示す半導体装置1が得られる。
以上のように、N型エピタキシャル層3の表層部には、P+型のボディ領域4が形成されている。ボディ領域4の表層部には、N+型のソース領域7がボディ領域4の周縁との間に間隔を空けて形成されている。N型エピタキシャル層3上には、ゲート絶縁膜8が、チャネル形成領域5の表面およびチャネル形成領域5の表面に隣接するN型エピタキシャル層3の表面に跨って形成されている。ゲート絶縁膜8上には、ゲート電極9が設けられている。ゲート絶縁膜8は、N型エピタキシャル層3の表面と対向する部分の膜厚が、チャネル形成領域5の表面と対向する部分の膜厚よりも大きく形成されている。
Thereafter, an
As described above, the P +
このように、ゲート絶縁膜8におけるN型エピタキシャル層3と対向する部分を相対的に大きい膜厚に形成し、ゲート絶縁膜8におけるチャネル形成領域5と対向する部分を相対的に小さい膜厚に形成することにより、チャネルを流れる電流が小さくなるのを防止しつつ、ゲート(ゲート電極9)−ドレイン(N+型基板2)間に生じる寄生容量の低減を図ることができ、ゲート電荷量Qgを低減することができる。すなわち、オン抵抗Ronの増大を生じることなく、ゲート電荷量Qgを低減することができる。その結果、スイッチング動作を高速化することができる。
In this way, the portion of the
図3は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の構造を模式的に示す断面図である。なお、図3において、図1に示す各部に対応する部分には、それらの各部と同一の参照符号を付している。また、以下では、同一の参照符号を付した部分についての詳細な説明を省略する。
この半導体装置21では、N型エピタキシャル層3上に、ゲート絶縁膜25が形成されている。ゲート絶縁膜25は、SiO2からなる酸化膜22,23と、Low−k膜材料からなる凸状部24とを有している。酸化膜22は、互いに隣り合うボディ領域4の間におけるN型エピタキシャル層3の表面と対向し、酸化膜23は、チャネル形成領域5およびソース領域7の一部に対向している。凸状部24は、酸化膜22上に形成されている。これにより、ゲート絶縁膜25は、N型エピタキシャル層3の表面と対向する部分の膜厚が、チャネル形成領域5およびソース領域7と対向する部分の膜厚よりも大きく形成されている。Low−k膜材料としては、たとえば、SiOC(炭素が添加された酸化シリコン)やSiOF(フッ素が添加された酸化シリコン)などを例示することができる。
FIG. 3 is a sectional view schematically showing the structure of a semiconductor device according to the second embodiment of the present invention. In FIG. 3, parts corresponding to the parts shown in FIG. 1 are denoted by the same reference numerals as those parts. Further, in the following, detailed description of the parts denoted by the same reference numerals is omitted.
In this
ゲート絶縁膜25上には、ゲート電極9が形成されている。ゲート電極9は、両端が酸化膜23におけるチャネル形成領域5と対向する部分上に配置され、中央部分が凸状部24に乗り上げた形状に形成されている。
図4A〜4Fは、図3に示す半導体装置の製造方法を工程順に示す模式的な断面図である。
A
4A to 4F are schematic cross-sectional views showing the method of manufacturing the semiconductor device shown in FIG. 3 in the order of steps.
まず、図4Aに示すように、エピタキシャル成長法により、N+型基板2の表面に、N型エピタキシャル層3が形成される。
その後、図4Bに示すように、熱酸化処理により、N型エピタキシャル層3上に、SiO2からなる酸化膜26が形成される。そして、CVD法により、酸化膜26上に、Low−k膜材料からなる低誘電率膜27が形成される。
First, as shown in FIG. 4A, the N
Thereafter, as shown in FIG. 4B, an oxide film 26 made of SiO 2 is formed on the N-
次いで、酸化膜26および低誘電率膜27が、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により選択的に除去される。これにより、図4Cに示すように、N型エピタキシャル層3上に、酸化膜22および凸状部24が形成される。
その後、熱酸化処理により、N型エピタキシャル層3上に、酸化膜23が形成される。これにより、図4Dに示すように、酸化膜22,23および凸状部24からなるゲート絶縁膜25が形成される。
Next, the oxide film 26 and the low dielectric
Thereafter, an
次いで、プラズマCVD法により、ゲート絶縁膜25上に、ポリシリコン膜(図示せず)が形成される。その後、このポリシリコン膜が、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により選択的に除去される。これにより、図4Eに示すように、ゲート電極9が形成される。
次いで、P型不純物(たとえば、ボロン)のイオンが、ゲート絶縁膜25の表面に対して斜めイオン注入されることにより、N型エピタキシャル層3の表層部に、ゲート電極9の下方まで入り込むようにP型層(図示せず)が形成される。その後、P型不純物のイオンがゲート絶縁膜25の表面に対して垂直に深く、濃くイオン注入される。これにより、図4Fに示すように、N型エピタキシャル層3の表層部に、P型のチャネル形成領域5を有するP+型のボディ領域4が形成される。また、N型不純物(たとえば、ヒ素)のイオンが、ゲート絶縁膜25の表面に対して垂直に浅く、濃くイオン注入されることにより、ボディ領域4の表層部に、N+型のソース領域7が形成される。
Next, a polysilicon film (not shown) is formed on the
Next, ions of P-type impurities (for example, boron) are obliquely ion-implanted with respect to the surface of the
その後、ゲート絶縁膜25およびゲート電極9上に層間絶縁膜10が形成され、ゲート絶縁膜25がパターニングされることにより、図3に示す半導体装置21が得られる。
以上のように、ゲート絶縁膜25は、N型エピタキシャル層3の表面と対向する部分の膜厚が、チャネル形成領域5の表面と対向する部分の膜厚よりも大きく形成されている。そのため、この構成によっても、図1に示す構成と同様の効果を得ることができる。
Thereafter, the
As described above, the
また、凸状部24は、Low−k膜材料からなる。これにより、ゲート−ドレイン間の誘電率が低減されるため、ゲート−ドレイン間に生じる寄生容量を一層低減することができる。その結果、ゲート電荷量Qgをさらに低減することができる。
図5は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の構造を示す模式的な断面図である。なお、図5において、図1および図3に示す各部に対応する部分には、それらの各部と同一の参照符号を付している。また、以下では、同一の参照符号を付した部分についての詳細な説明を省略する。
The
FIG. 5 is a schematic cross-sectional view showing the structure of a semiconductor device according to the third embodiment of the present invention. In FIG. 5, parts corresponding to the parts shown in FIGS. 1 and 3 are denoted by the same reference numerals as those parts. Further, in the following, detailed description of the parts denoted by the same reference numerals is omitted.
この半導体装置41では、N型エピタキシャル層3上に、ゲート絶縁膜44が形成されている。ゲート絶縁膜44は、SiO2からなるLOCOS膜42と、SiO2からなる酸化膜43とを一体的に有している。LOCOS膜42は、隣り合うボディ領域4の間において、N型エピタキシャル層3の表層部から盛り上がった形状に形成されている。酸化膜43は、LOCOS膜42の膜厚よりも小さい一定膜厚を有し、チャネル形成領域5およびソース領域7の一部に対向している。これにより、ゲート絶縁膜44は、N型エピタキシャル層3の表面と対向する部分の膜厚が、チャネル形成領域5およびソース領域7と対向する部分の膜厚よりも大きく形成されている。
In the
ゲート絶縁膜44上には、ゲート電極9が形成されている。ゲート電極9は、両端が酸化膜43におけるチャネル形成領域5の表面と対向する部分上に配置され、中央部分がLOCOS膜42に乗り上げた形状に形成されている。
図6A〜6Fは、図5に示す半導体装置の製造方法を工程順に示す模式的な断面図である。
A
6A to 6F are schematic cross-sectional views showing the method of manufacturing the semiconductor device shown in FIG. 5 in the order of steps.
まず、図6Aに示すように、エピタキシャル成長法により、N+型基板2の表面にN型エピタキシャル層3が形成される。
その後、CVD法により、N型エピタキシャル層3上に、SiO2からなる酸化膜45およびSiN(窒化シリコン)からなる保護膜46がN型エピタキシャル層3側からこの順に積層される。次いで、保護膜46上に、LOCOS膜42が形成されるべき部分にのみ開口を有するレジスト(図示せず)が形成される。このレジストをマスクとして保護膜46および酸化膜45がエッチングされることにより、図6Bに示すように、N型エピタキシャル層3の一部を露出させる開口47が形成される。開口47の形成後、レジストは除去される。
First, as shown in FIG. 6A, the N
Thereafter, an
次いで、図6Cに示すように、熱酸化処理により、開口47から露出するN型エピタキシャル層3の表層部に、LOCOS膜42が形成される。
LOCOS膜42の形成後、保護膜46および酸化膜45が除去される。そして、熱酸化処理により、図6Dに示すように、N型エピタキシャル層3の表面に、酸化膜43が形成される。これにより、ゲート絶縁膜44が形成される。
Next, as shown in FIG. 6C, a
After the formation of the
次いで、プラズマCVD法により、ゲート絶縁膜44上に、ポリシリコン膜(図示せず)が形成される。その後、このポリシリコン膜が、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により選択的に除去される。これにより、図6Eに示すように、ゲート電極9が形成される。
次いで、P型不純物(たとえば、ボロン)のイオンが、ゲート絶縁膜44の表面に対して斜めイオン注入されることにより、N型エピタキシャル層3の表層部に、ゲート電極9の下方まで入り込むようにP型層(図示せず)が形成される。その後、P型不純物のイオンがゲート絶縁膜44の表面に対して垂直に深く、濃くイオン注入される。これにより、図6Fに示すように、N型エピタキシャル層3の表層部に、P型のチャネル形成領域5を有するP+型のボディ領域4が形成される。また、N型不純物(たとえば、ヒ素)のイオンが、ゲート絶縁膜44の表面に対して垂直に浅く、濃くイオン注入されることにより、ボディ領域4の表層部に、N+型のソース領域7が形成される。
Next, a polysilicon film (not shown) is formed on the
Next, ions of P-type impurities (for example, boron) are obliquely ion-implanted with respect to the surface of the
その後、ゲート絶縁膜44およびゲート電極9上に層間絶縁膜10が形成され、ゲート絶縁膜44がパターニングされることにより、図5に示す半導体装置41が得られる。
以上のように、ゲート絶縁膜44は、N型エピタキシャル層3の表面と対向する部分の膜厚が、チャネル形成領域5の表面と対向する部分の膜厚よりも大きく形成されている。そのため、この構成によっても、図1に示す構成と同様の効果を得ることができる。
Thereafter, the
As described above, the
以上、本発明の3つの実施形態を説明したが、本発明は、さらに他の形態で実施することもできる。たとえば、第2の実施形態では、凸状部24がLow−k膜材料からなるとしたが、SiO2よりも誘電率の低い材料から形成されていればよく、たとえば、有機Low−k膜から形成されていてもよい。
また、第3の実施形態では、LOCOS膜42の形成に続いて酸化膜43を形成するとしたが、LOCOS膜42の形成後、LOCOS膜42およびN型エピタキシャル層3上に犠牲酸化膜(図示せず)を形成し、この犠牲酸化膜を除去した後に、酸化膜43を形成してもよい。
As mentioned above, although three embodiment of this invention was described, this invention can also be implemented with another form. For example, in the second embodiment, the
In the third embodiment, the
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。 In addition, various design changes can be made within the scope of matters described in the claims.
1 半導体装置
3 N型エピタキシャル層(第1導電型層)
4 ボディ領域
5 チャネル形成領域
7 ソース領域
8 ゲート絶縁膜
9 ゲート電極
21 半導体装置
22 酸化膜(ゲート酸化膜)
23 酸化膜(ゲート酸化膜)
24 凸状部(Low−k膜)
25 ゲート絶縁膜
41 半導体装置
44 ゲート絶縁膜
DESCRIPTION OF
4
23 Oxide film (Gate oxide film)
24 Convex part (Low-k film)
25
Claims (2)
前記第1導電型層の表層部に形成された第2導電型のボディ領域と、
前記ボディ領域の表層部に、前記ボディ領域の周縁との間に間隔を空けて形成された前記第1導電型のソース領域と、
前記第1導電型層上に、前記ボディ領域の周縁と前記ソース領域との間のチャネル形成領域の表面および当該チャネル形成領域の表面に隣接する前記第1導電型層の表面とに跨って設けられたゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上に設けられたゲート電極とを備え、
前記ゲート絶縁膜は、前記第1導電型層の表面と対向する部分の膜厚が、前記チャネル形成領域の表面と対向する部分の膜厚よりも大きく形成されている、半導体装置。 A first conductivity type layer;
A second conductivity type body region formed in a surface layer portion of the first conductivity type layer;
A source region of the first conductivity type formed in a surface layer portion of the body region with a gap between the periphery of the body region;
Provided on the first conductivity type layer across the surface of the channel formation region between the periphery of the body region and the source region and the surface of the first conductivity type layer adjacent to the surface of the channel formation region A gate insulating film,
A gate electrode provided on the gate insulating film,
The gate insulating film is a semiconductor device, wherein a thickness of a portion facing the surface of the first conductivity type layer is larger than a thickness of a portion facing the surface of the channel formation region.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007234473A JP2009070849A (en) | 2007-09-10 | 2007-09-10 | Semiconductor device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007234473A JP2009070849A (en) | 2007-09-10 | 2007-09-10 | Semiconductor device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009070849A true JP2009070849A (en) | 2009-04-02 |
Family
ID=40606831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007234473A Pending JP2009070849A (en) | 2007-09-10 | 2007-09-10 | Semiconductor device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009070849A (en) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011160591A1 (en) * | 2010-06-25 | 2011-12-29 | 无锡华润上华半导体有限公司 | Vdmos device and manufacturing method thereof |
WO2012072020A1 (en) * | 2010-11-29 | 2012-06-07 | Csmc Technologies Fab1 Co., Ltd. | Metal-oxide-semiconductor field-effect transistor (mosfet) and method for fabricating the same |
CN104966735A (en) * | 2015-05-26 | 2015-10-07 | 株洲南车时代电气股份有限公司 | Silicon carbide MOSFET device and preparation method thereof |
CN110429134A (en) * | 2019-08-02 | 2019-11-08 | 扬州国扬电子有限公司 | A kind of IGBT device and preparation method with asymmetric primitive unit cell |
US10700193B2 (en) | 2018-11-01 | 2020-06-30 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Power device |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5736855A (en) * | 1980-04-14 | 1982-02-27 | Suupaatetsukusu Inc | |
JPH065864A (en) * | 1992-06-23 | 1994-01-14 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | Insulated gate field effect transistor and its production |
JPH07221294A (en) * | 1994-01-27 | 1995-08-18 | Sanyo Electric Co Ltd | Manufacture of insulated-gate semiconductor device |
JP2002289851A (en) * | 2001-01-26 | 2002-10-04 | Chartered Semiconductor Mfg Ltd | Method for forming transistor gate dielectric having high dielectric constant region and low dielectric constant region |
-
2007
- 2007-09-10 JP JP2007234473A patent/JP2009070849A/en active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5736855A (en) * | 1980-04-14 | 1982-02-27 | Suupaatetsukusu Inc | |
JPH065864A (en) * | 1992-06-23 | 1994-01-14 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | Insulated gate field effect transistor and its production |
JPH07221294A (en) * | 1994-01-27 | 1995-08-18 | Sanyo Electric Co Ltd | Manufacture of insulated-gate semiconductor device |
JP2002289851A (en) * | 2001-01-26 | 2002-10-04 | Chartered Semiconductor Mfg Ltd | Method for forming transistor gate dielectric having high dielectric constant region and low dielectric constant region |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011160591A1 (en) * | 2010-06-25 | 2011-12-29 | 无锡华润上华半导体有限公司 | Vdmos device and manufacturing method thereof |
WO2012072020A1 (en) * | 2010-11-29 | 2012-06-07 | Csmc Technologies Fab1 Co., Ltd. | Metal-oxide-semiconductor field-effect transistor (mosfet) and method for fabricating the same |
CN104966735A (en) * | 2015-05-26 | 2015-10-07 | 株洲南车时代电气股份有限公司 | Silicon carbide MOSFET device and preparation method thereof |
US10700193B2 (en) | 2018-11-01 | 2020-06-30 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Power device |
CN110429134A (en) * | 2019-08-02 | 2019-11-08 | 扬州国扬电子有限公司 | A kind of IGBT device and preparation method with asymmetric primitive unit cell |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4469677B2 (en) | Semiconductor device and manufacturing method thereof | |
TWI436479B (en) | High voltage nmos with low on resistance and method of making it thereof | |
JP2009117670A (en) | Semiconductor apparatus and method of manufacturing the same | |
JP2006073740A (en) | Semiconductor device and its manufacturing method | |
JP2007227746A (en) | Semiconductor device, and manufacturing method thereof | |
TWI414023B (en) | Method for making a semiconductor device | |
JP2009206144A (en) | Semiconductor device, and manufacturing method thereof | |
JP2009070849A (en) | Semiconductor device | |
JP2010067955A (en) | Semiconductor device and method of manufacturing the same | |
JP5522907B2 (en) | SiC film processing method, semiconductor device and manufacturing method thereof | |
JP2009272453A (en) | Transistor, semiconductor apparatus, and method of manufacturing the same | |
JP5172223B2 (en) | Semiconductor device | |
JP2010016284A (en) | Semiconductor device | |
JP2009081427A (en) | Semiconductor device, and method for manufacturing semiconductor device | |
TWI614898B (en) | Termination structure and fabrication method thereof | |
JP2007180244A (en) | Semiconductor device and its manufacturing method | |
JP2010027796A (en) | Semiconductor device | |
JP2008085082A (en) | Power mosfet, semiconductor device equipped with the same, and manufacturing method of power mosfet | |
JP2006332232A (en) | Semiconductor device and manufacturing method thereof | |
KR100897823B1 (en) | Method of manufacturing extended drain mos transistor | |
JP2009070848A (en) | Semiconductor device | |
JP5390758B2 (en) | Semiconductor device | |
JP2011210905A (en) | Method for manufacturing semiconductor device | |
JP2007096225A (en) | Semiconductor device and its manufacturing method | |
JP2008010627A (en) | Semiconductor device, and manufacturing method thereof |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100831 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121206 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121213 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130124 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20130221 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |