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JP2009060226A - 半導体装置 - Google Patents

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JP2009060226A
JP2009060226A JP2007223943A JP2007223943A JP2009060226A JP 2009060226 A JP2009060226 A JP 2009060226A JP 2007223943 A JP2007223943 A JP 2007223943A JP 2007223943 A JP2007223943 A JP 2007223943A JP 2009060226 A JP2009060226 A JP 2009060226A
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JP2007223943A
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Kaoru Yanase
薫 梁瀬
Takashi Higuchi
隆 樋口
Satoru Kodama
哲 小玉
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Toshiba Corp
Toshiba Information Systems Japan Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Information Systems Japan Corp
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Abstract

【課題】誘導性負荷により逆起電力を生じても出力トランジスタをオフ状態に維持し、またスタンバイ状態における消費電力を低減できる半導体装置を提供する。
【解決手段】 一方の端部が接地端子に接続された誘導性負荷の他方の端部に接続される出力トランジスタと、前記出力トランジスタのターンオフ期間に前記出力トランジスタの出力端子に生じる逆起電力を検出するレベルシフト回路と、検出された前記逆起電力に対応した前記レベルシフト回路からの出力に基づき前記出力トランジスタのオフを維持する第1の制御回路と、を備えたことを特徴とする半導体装置が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関する。
電源と誘導性負荷との間に半導体スイッチング素子を設けたハイサイドスイッチ回路において、スイッチング素子をターンオフする場合、誘導性負荷には逆起電力が誘起される。逆起電力を生じても、スイッチング素子をオフ状態に維持するために設けられる駆動回路は、入力信号がオフであるスタンバイ状態で消費電流を供給することが多い。
しかしながら、電源にバッテリを用いる場合では、スタンバイ状態での消費電流を低減することが好ましい。
誘導性負荷を高速遮断し、高い電圧のバッテリにも使用可能なハイサイドスイッチ用半導体装置に関する技術開示例がある(特許文献1)。この技術開示例では、ハイサイドスイッチとして使用するMOSFETを遮断するために、第1グランドラインに接続されたMOSFETと、第2グランドラインに接続されたMOSFETとを用い、出力端子の電圧をグランド端子から十分負電位に下げている。
特開2004−173292号公報
誘導性負荷により逆起電力を生じても出力トランジスタをオフ状態に維持し、またスタンバイ状態における消費電力を低減できる半導体装置を提供する。
本発明の一態様によれば、 一方の端部が接地端子に接続された誘導性負荷の他方の端部に接続される出力トランジスタと、前記出力トランジスタのターンオフ期間に前記出力トランジスタの出力端子に生じる逆起電力を検出するレベルシフト回路と、検出された前記逆起電力に対応した前記レベルシフト回路からの出力に基づき前記出力トランジスタのオフを維持する第1の制御回路と、を備えたことを特徴とする半導体装置が提供される。
誘導性負荷により逆起電力を生じても出力トランジスタをオフ状態に維持し、またスタンバイ状態における消費電力を低減できる半導体装置が提供される。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施形態にかかる半導体装置を表し図1(a)はブロック図、図1(b)は回路図である。
半導体装置10は、電源電圧(VDD)が供給される電源端子19と誘導性負荷32との間に接続された出力トランジスタ12(M1)、第1の制御回路18、第2の制御回路14、レベルシフト回路16、制御入力回路21、昇圧回路22を含む。
第2の制御回路14はトランジスタM3とトランジスタM4とを含み、第1の制御回路18はトランジスタM2を含む。図1においてトランジスタM1、M2、M3、M4をNチャンネルMOSFETとするがこれに限定されることはなく、例えばPチャネルMOSFET、接合型FET、バイポーラトランジスタなどであってもよい。
出力トランジスタ12をNチャネルMOSFETとすると、ドレインは正の電源電圧に接続され、ゲート・ソース間電圧VGSが正のしきい値Vth以上となると出力トランジスタ12はオンし、出力端子30となるソースから駆動電流Iが誘導性負荷32へ供給される。また、VGSがVthよりも小さくなると、出力トランジスタ12はオフする。すなわち、この回路はソースフォロワである。
図2は、本実施形態における動作波形を表すタイミングチャートであり、図2(a)は出力トランジスタM1のVGS(V)、図2(b)は電源端子19からの電源電流IDD(mA)、図2(c)は出力電圧VOUT,図2(d)は第1の制御回路18のM2のVGS(V)である。
制御入力回路21は、入力端子20への入力信号VINを昇圧回路22、またはM3へ伝達する。例えば5VのHighレベル信号が入力されると、M3がオン、M4がオフとなり、昇圧回路22及び抵抗R1を介して、M1のVGSが図2(a)のオン期間のようになる。このためM1がオンし、誘導性負荷32へ駆動電流Iを供給する。この場合、第2の制御回路14、レベルシフト回路16、並びに第1の制御回路18に電流が流れないので、駆動電流Iは電源電流IDDと略同一となる。誘導性負荷32のため駆動電流Iは、図2(b)のようにゼロから次第に増加し、例えば1000mAのピーク値に達する。また、M1のオン抵抗が十分に低いので出力端子30は電源電圧VDDと略同一の20Vとなる(図2(c)のオン期間)。
他方、入力端子20に、例えば0VのLowレベル信号が入力されると、M3がオフ、M4がオンとなり、図2(a)のようにM1のVGSがゼロ近傍に転じ、M1はターンオフし、駆動電流Iが降下を開始すると共に誘導性負荷32には逆起電力VINVを生じ、出力端子30は接地端子24に対して、例えば20Vからマイナス20Vのようにマイナス側に振れる。この場合、逆起電力VINVは約40Vである。
接地端子24に対して出力端子30がマイナス側に振れ、Q3がマイナス電圧検出回路16aとして作用し電流IQ3が流れ始める。NPNバイポーラトランジスタであるQ3とQ4とはカレントミラーを構成しており、Q3に流れる電流IQ3と略同一の電流IQ4がQ4に流れ始める。他方PNPバイポーラトランジスタであるQ1とQ2もカレントミラーを構成しているので、Q4に流れる電流IQ4と略同一の電流IQ2がQ2に流れ始める。
抵抗R3にIQ2が流れることにより生じる電圧が第1の制御回路18へ入力されM2がオンし、第1の制御回路18が導通となりM1のVGSをVthよりも低くする。このためにM1のオフ状態を維持すると共に、オンに転じたM4、R1、R4、オンに転じたM2の経路で、第1の制御回路18及び第2の制御回路14を貫通し、接地端子24から出力端子30へ電流IOFFが流れる。出力端子30が負側に振れてもM1のオフ状態が維持されるので、入力信号VINに無関係に出力トランジスタ12がオンになる誤動作を抑制できる。オン期間とスタンバイ期間の間の出力が負電圧となる過渡期間をターンオフ期間と呼ぶことにする。このようにして誘導性負荷32に蓄えられたエネルギーは減少を続ける。M1のVGSをVthよりも小さくし、オフを維持する条件は(式1)となる。
Figure 2009060226
すなわち、出力端子30の出力電圧VOUTが(GND−VF)以下でM2がオンする。また、R1、R4、Rdson(M1)、Rdson(M2)を調整することでVOUTの負電位を任意に調整でき、M1の耐圧以上に電圧が印加しないようにすることが可能となる。
このようにして、駆動電流Iがさらに降下を続けゼロとなると共に逆起電力VINVがゼロとなり、カレントミラーによる電流IQ3、IQ4、IQ2がゼロとなる。このためにM2のVGSがVthよりも低くなり、M2がオフとなると共に出力電圧VOUTがゼロに戻り、スタンバイ状態となる(図2(c)のスタンバイ期間)。この場合、図2(d)のスタンバイ期間にようにM2のVGSは略ゼロに戻る。このようにスタンバイ状態では逆起電力VINVがゼロであり、第2の制御回路14、レベルシフト回路16、並びに第1の制御回路18に電流が流れることを抑制できる。
出力トランジスタ12及びその制御回路を構成する半導体素子群からなる本実施形態の半導体装置は、1チップに集積されたインテリジェントパワーICとすると小型化でき好ましい。この場合、例えば60V耐圧系の半導体プロセスを用いると、電源電圧を約20Vとできて、高い電力での動作が容易となる。また、MOSFETをPチャネルとすることもできるが、パターン形状を小型化するにはNチャネルのほうが好ましい。
図3は比較例にかかる半導体装置を表し、図3(a)はブロック図、図3(b)は回路図である。また、図4は比較例の動作波形を表すタイミングチャートである。入力端子120は制御入力回路121を介してインターフェース回路140または昇圧回路122に接続される。インターフェース回路140はインバータ回路が2つ直列に接続された構成である。第2の制御回路114はMOSFET(M13)及び抵抗R11を含む。第1の制御回路118はMOSFET(M12)及びツェナーダイオードD11を含む。また、レベルシフト回路116はインターフェース回路140の出力を入力とし、NPNトランジスタQ13、Q14で構成されるカレントミラー、及びPNPトランジスタQ11、Q12で構成されるカレントミラー、抵抗R13を介して、出力電圧を第1の制御回路118へ出力する。
入力端子120にLowレベル信号が入力されると(図4(a))、M13がオフとなり、昇圧回路122によりM11がオンし、誘導性負荷132に駆動電流Iを供給する。オン状態において、インターフェース回路140の入力はLowレベルであり、カレントミラー電流はほぼゼロとなり駆動電流Iは電源電流IDDと略等しい(図4(b))。
他方、Highレベル信号が入力されると、M13がオンに転じM11の制御端子の電位は接地端子124の電位に近づきVthよりも低くなる(図4(a)のターンオフ期間)。これとともに、M11はターンオフしIDDが降下し始めると共に誘導性負荷132には逆起電力VINVを生じ(図4(c)のターンオフ期間)、出力電圧VOUTは負側に振れる。レベルシフト回路116のQ13には抵抗R12を介してHighレベル信号が供給され、接地端子124との間の電圧を検出しQ13にIQ13が流れる。
Q13とQ14とはカレントミラーであり、Q14には、例えばIQ13に略同一のIQ14が流れる。また、カレントミラーを構成するQ11及びQ12により、Q12にはIQ12が流れ抵抗R13による電圧を生じる。この電圧によりM12がオンとなる。このため、接地端子124から、M13、R11、R14、M12を通過して電流IOFFが流れ、誘導性負荷32に蓄積されたエネルギーが消費される。M11のVGSをVth以下とし、オフを維持する条件は(式2)及び(式3)である。
Figure 2009060226
Figure 2009060226
R11、R14、Rdson(M11)、Rdson(M12)を調整することで出力電圧の負電位を任意に調整でき、M11の耐圧以上に電圧が印加しないようにすることができる。
電源端子119からの電源電流IDDが降下を継続し0.1mA程度にまで減少する(図4(b)のターンオフ期間)と共に出力電圧VOUTがゼロに戻り(図4(c)のスタンバイ期間)、スタンバイ状態となる。スタンバイ状態においてインターフェース回路140の出力はHighレベルが維持されるため、カレントミラーによる電流IQ13、IQ14,IQ12が消費電流となり、約0.1mAの電源電流IDDとして流れ続ける。電源がバッテリの場合、このような消費電流によりバッテリが放電されるのでこれを低減する必要がある。
これに対して本実施形態では、スタンバイ状態では逆起電力VINVがゼロであり、カレントミラー電流が流れず、半導体装置10における電源電流を略ゼロとでき、バッテリを長時間使用することができ好ましい。
レベルシフト回路16の構成要素はバイポーラトランジスタに限定されず、コンパレータやMOSFETであってもよい。図5はコンパレータを用いてレベルシフト回路を構成した半導体装置10の回路図である。コンパレータ42の正の端子が接地端子24に接続され、負の端子が出力端子30に接続されている。接地端子24と出力端子30との間に生じた逆起電力VINVはコンパレータ42により比較、増幅されてM2のゲートに入力される。すなわち、ターンオフ期間における逆起電力VINVをコンパレータ42により検出し、第1の制御回路18を導通としM1のオフ状態を継続させることができる。標準プロセスを用いてコンパレータ42を形成することにより、半導体装置10の回路構成及び製造プロセスを簡素にできる。
以上、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかしながら本発明は本発明はこれら実施形態の限定されない。半導体装置を構成するトランジスタ、制御回路、レベルシフト回路、逆起電力検出回路、カレントミラー、並びにコンパレータの構成、配置、導電型、などに関して当業者が設計変更を行ったものであっても、本発明の主旨を逸脱しない限り本発明の範囲に包含される。
本発明の実施形態にかかる半導体装置 本実施形態における動作波形を表すタイミングチャート 比較例にかかる半導体装置 比較例の動作波形を表すタイミングチャート コンパレータを含むレベルシフト回路を用いた半導体装置の回路図
符号の説明
10 半導体装置、12 出力トランジスタ、14 第2の制御回路、16 レベルシフト回路、18 第1の制御回路、24 接地端子、30 出力端子、32 誘導性負荷、42 コンパレータ

Claims (5)

  1. 一方の端部が接地端子に接続された誘導性負荷の他方の端部に接続される出力トランジスタと、
    前記出力トランジスタのターンオフ期間に前記出力トランジスタの出力端子に生じる逆起電力を検出するレベルシフト回路と、
    検出された前記逆起電力に対応した前記レベルシフト回路からの出力に基づき前記出力トランジスタのオフを維持する第1の制御回路と、
    を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 入力信号に基づき前記出力トランジスタをオンまたはオフとする制御信号を生成する第2の制御回路をさらに備え、
    前記制御信号により前記出力トランジスタをターンオフする場合、前記レベルシフト回路からの前記出力により前記第1の制御回路がオンし、前記第1及び第2の制御回路を介して前記接地端子と前記出力端子との間が導通し、前記逆起電力をゼロに低下させると共に電源電流を略ゼロとすることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記レベルシフト回路は、カレントミラーにより前記接地端子と前記出力端子との間の前記逆起電力を検出し、前記カレントミラーの出力電流から生成された電圧を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記レベルシフト回路は、第1の入力端子と前記出力端子とが接続され、第2の入力端子と前記接地端子とが接続され、前記逆起電力を検出し、出力が前記第1の制御回路へ入力されたコンパレータを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  5. 前記第1の制御回路は、前記出力トランジスタの制御端子と前記出力端子との間に接続され、前記レベルシフト回路からの前記出力によりオンまたはオフに切り替えられる第1のトランジスタを含み、
    前記第2の制御回路は、縦続接続された第2のトランジスタと第3のトランジスタとを含み、前記第2のトランジスタに前記出力トランジスタをオフとする前記制御信号が入力されると、前記第2のトランジスタがオフすると共に前記第3のトランジスタがオンし、抵抗を介して前記制御信号を出力することを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
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