JP2009048112A - 画像形成装置における廃棄トナーの搬送制御方法および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置を構成する消耗部材その他の機器の寿命を短くしてしまうことなく、簡単な構成によって、消耗部材などの交換時に廃棄トナーがこぼれるのを防止すること。
【解決手段】電子写真方式によって画像形成を行う画像形成装置1における廃棄トナーの搬送制御方法であって、装置本体10内に交換可能に装着されたイメージングユニットUまたは転写ベルトユニットTUが寿命に至ったことが検出されたときに、廃棄トナーを搬送するための搬送スクリュー31,32,33の駆動時間を通常の画像形成動作における駆動時間よりも長くなるように制御し、これによって搬送スクリュー31,32,33内に残留する廃棄トナーをその外部へ排出する。
【選択図】図4
【解決手段】電子写真方式によって画像形成を行う画像形成装置1における廃棄トナーの搬送制御方法であって、装置本体10内に交換可能に装着されたイメージングユニットUまたは転写ベルトユニットTUが寿命に至ったことが検出されたときに、廃棄トナーを搬送するための搬送スクリュー31,32,33の駆動時間を通常の画像形成動作における駆動時間よりも長くなるように制御し、これによって搬送スクリュー31,32,33内に残留する廃棄トナーをその外部へ排出する。
【選択図】図4
Description
本発明は、電子写真方式によって画像形成を行う画像形成装置における廃棄トナーの搬送制御方法、および画像形成装置に関する。
電子写真方式によって画像形成を行う画像形成装置、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)と呼称される多機能機などでは、感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写ベルトに一次転写し、それをさらに記録紙に二次転写し、これを定着することにより画像形成を行う。
このような画像形成装置において、Y、M、C、Kの各色についてのトナー像を形成する部分をイメージングユニットとしてユニット化し、その交換やメンテナンスを容易としたものがある。この場合に、各色のイメージングユニットは、それぞれ独立した消耗部材(消耗品)として位置付けられ、使用によって寿命がくればそれぞれ交換される。
また、中間転写を行うための転写ベルトユニットについても、イメージングユニットと同様に消耗部材として位置付けられ、寿命がくれば交換される。
さて、これらイメージングユニットおよび転写ベルトユニットは、その使用によって廃棄トナーが内部で発生する。発生した廃棄トナーは、内部に設けられたトナー搬送スクリュー(トナー回収スクリュー)によって外部へ排出され、その一部はさらに外部の搬送部材により搬送されて廃棄トナーボックスに入れられる。
ところが、イメージングユニットや転写ベルトユニットなどを交換する際に、それらの内部に残留した廃棄トナーがこぼれて機内を汚す可能性がある。
その対策として、イメージングユニットに設けられたトナー搬送スクリューには、イメージングユニットが交換などのために本体から引き出されたときに、 残留した廃棄トナーが搬送部材との間の結合部分からこぼれないようにメカ的なシャッター機構が設けられている。
また、クリーニング装置で回収されたトナーを現像器に戻すリサイクル手段を有する画像形成装置において、現像剤の交換時にリサイクル手段内のトナーを現像器内へ排出する手段を設けることが提案されている(特許文献1)。
特開平10−214012
しかし、上に述べた従来のメカ的なシャッター機構では、結合部分に廃棄トナーが溜まっていた場合には、イメージングユニットを本体から引き出し始めた際にはシャッター機構が完全には閉じていないため、溜まっていた廃棄トナーが外へこぼれ、機内を汚してしまうことがある。
また、特許文献1では、トナーリサイクルシステムを特徴としており、リサイクルのためのトナー搬送路に残ったトナーを現像器内に戻すものである。したがって、これによってトナー濃度制御がリサイクル手段内のトナーの影響を受けないようにすることは可能であるが、イメージングユニットなどの交換時に廃棄トナーがこぼれるのを防止することはできない。
この問題に対処するために、イメージングユニットのバックアップメモリに特定の情報が書き込まれているときに、機内のトナー搬送路に残っている廃棄トナーを吐き出させるための清掃モードを実行することが考えられる。しかし、そのような特定の情報をどのよなタイミングで書き込むかが問題である。例えば、清掃モードを頻繁に実行した場合には機器の寿命が短くなってしまう。
また、廃棄トナーが発生してからそれが廃棄トナーボックス内に回収されるまでの間、トナー搬送スクリューや搬送部材を動作させることが考えられる。しかし、廃棄トナーの搬送機構の多くはブロセスモータなどの駆動力を利用して動作するようになっており、廃棄トナーの搬送のためだけにプロセスモータを作動させることは消耗部材の寿命の点からも好ましくない。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、画像形成装置を構成する消耗部材その他の機器の寿命を短くしてしまうことなく、簡単な構成によって、消耗部材などの交換時に廃棄トナーがこぼれるのを防止することを目的とする。
本発明に係る方法は、電子写真方式によって画像形成を行う画像形成装置における廃棄トナーの搬送制御方法であって、装置本体内に交換可能に装着された消耗部材が寿命に至ったことが検出されたときに、廃棄トナーを搬送するための搬送スクリューの駆動時間を通常の画像形成動作における駆動時間よりも長くなるように制御し、これによって前記搬送スクリュー内に残留する廃棄トナーをその外部へ排出する。
本発明に係る装置は、電子写真方式によって画像形成を行う画像形成装置であって、装置本体内に交換可能に装着される消耗部材と、前記消耗部材から排出される廃棄トナーを搬送する搬送部材と、前記搬送部材により搬送される廃棄トナーを受けて収納する廃棄トナーボックスと、前記消耗部材および前記搬送部材を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記消耗部材が寿命に至ったことが検出されたときに、前記搬送部材の駆動時間が通常の画像形成動作における駆動時間よりも長くなるように制御を行う。
本発明によると、画像形成装置を構成する消耗部材その他の機器の寿命を短くしてしまうことなく、簡単な構成によって、消耗部材などの交換時に廃棄トナーがこぼれるのを防止することができる。
図1は本発明に係る一実施形態の画像形成装置1の概略の構成を示す断面正面図、図2はイメージングユニットUの構成を示す図、図3はイメージングユニットUの斜視図、図4はトナー搬送機構を示す斜視図、図5はイメージングユニットUのトナー搬送スクリュー31のシャッタの排出部の構造を示す断面図、図6はトナー搬送スクリュー31のシャッタの動作を示す図、図7は画像形成装置1の制御システム3の構成を示すブロック図である。
図1において、画像形成装置1は、電子写真方式を用いたデジタル複合機またはプリンタなどであり、タンデム方式のプリントエンジンを内蔵している。
すなわち、画像出力装置1には、Y(イエロー),M(マジェンタ),C(シアン),K(ブラック)の各色のイメージングユニットUY,UM,UC,UKが、タンデム形式で一列に配置されている。
図2ないし図4をも参照して、各イメージングユニットUY,UM,UC,UKは、それぞれ、感光体ドラム11、感光体ドラム11の表面を均一に帯電させる帯電チャージャ12、静電潜像を各色のトナーで現像してトナー像を形成する現像部13、感光体ドラム11の表面に残留するトナーを掻き落としてクリーニングするクリーナ15、および、掻き落とされたトナーを廃棄トナーとしてイメージングユニットUの外部へ排出するトナー搬送スクリュー(トナー回収スクリュー)31などからなる。
感光体ドラム11は、イメージングユニットUの外部に設けられた露光部14により、各色の画像データに応じて変調されたレーザ光により露光され、その表面に静電潜像を形成する。また、現像により形成されたトナー像は、感光体ドラム11に対向する位置に設けられた転写ローラ22の動作によって中間転写ベルト18に転写される。
なお、本明細書および図面において、Y,M,C,Kの各色に対応する部材について、それぞれの符号の末尾にY,M,C,Kの符号をそれぞれ付すことがある。
原稿画像はスキャナ21によって読み取られ、得られた画像データに必要な処理が施され、その画像データによって露光部14のレーザ光が変調される。これにより、各イメージングユニットUにおいて各色のトナー像が形成された後、それらのトナー像は中間転写ベルト18に一次転写される。中間転写ベルト18は、各感光体ドラム11Y,M,C,Kの上部に沿うように、両側にある2つのローラ間に張りわたされており、ローラの回転によって走行する。
中間転写ベルト18に一次転写されたトナー像は、二次転写ローラ19によって、給紙カセット22から給紙された記録紙に二次転写される。記録紙は、その後、定着部23で定着され、排紙トレイ24に排出される。
なお、中間転写ベルト18を回転支持する一方のローラの近辺には、中間転写ベルト18に残留したトナーを掻き落とす図示しないベルトクリーナ、および、ベルトクリーナで掻き落とされたトナーを廃棄トナーとして外部へ排出するためのトナー搬送スクリュー33が設けられている。
上の説明でも分かるように、各色のイメージングユニットUは、それぞれユニット化されており、装置本体10におけるそれぞれの装着場所への装着および取り出しが各色ごとに容易に行われ、交換やメンテナンスが容易である。つまり、画像形成装置1において、イメージングユニットUは消耗部材(消耗品)であり、使用によって寿命がくればそれぞれ新品と交換される。
なお、各イメージングユニットUには、感光体ドラム11、現像部13、およびトナー搬送スクリュー31などを回転駆動するためのモータがそれぞれ設けられており、それぞれのイメージングユニットUの動作を独立して行うことが可能となっている。
また、中間転写ベルト18は、それを回転駆動するローラ、ベルトクリーナ、およびトナー搬送スクリュー33などとともに、転写ベルトユニットTUとしてユニット化されている。したがって、転写ベルトユニットTUについても、装置本体10への装着および取り出しが容易に行われ、交換やメンテナンスが容易である。つまり、転写ベルトユニットTUも消耗部材(消耗品)の1つであり、使用によって寿命がくれば新品と交換される。転写ベルトユニットTUには、ローラおよびトナー搬送スクリュー33などを回転駆動するためのモータが設けられており、他の部材とは独立して動作することが可能となっている。
図4によく示されるように、装置本体10には、イメージングユニットUに設けられた各トナー搬送スクリュー31の下方を横切るように、搬送部材としての第2搬送スクリュー(第2回収スクリュー)32が設けられている。第2搬送スクリュー32には、これを回転駆動するためのモータが設けられており、独立して動作することが可能である。
また、第2搬送スクリュー32およびトナー搬送スクリュー33の端部の下方には、それらにより搬送されてくる廃棄トナーを受け入れて収納する廃棄トナーボックス34が設けられている。
廃棄トナーボックス34は、イメージングユニットUの長手方向と同じ方向に沿って長い形状であり、その両端の近辺に廃棄トナーの入口34a,bが設けられている。第2搬送スクリュー32によって搬送されてきた廃棄トナーは、第2搬送スクリュー32の端部から落下して入口34aに入り、トナー搬送スクリュー33よって搬送されてきた廃棄トナーは、トナー搬送スクリュー33の端部から落下して入口34bに入る。なお、図には示していないが、第2搬送スクリュー32およびトナー搬送スクリュー33の各端部と入口34a,bとの間には、廃棄トナーが外部に散らないように筒状のガイドが設けられている。
イメージングユニットUを装置本体10から引き抜くと、そのトナー搬送スクリュー31と第2搬送スクリュー32との結合は切り離される。また転写ベルトユニットTUを装置本体10から引き抜くと、トナー搬送スクリュー33と廃棄トナーボックス34との結合は切り離される。
なお、図示は省略したが、廃棄トナーボックス34には、そこに収納された廃棄トナーが満杯になったことを検出するための廃棄トナーフルセンサ35(図7参照)が設けられている。
図5において、トナー搬送スクリュー31は、断面がU字形のとゆのような形状のケーシング311の中に、回転スクリュー312が回転可能に設けられている。ケーシング311の端部に出口313が設けられ、出口313から落下した廃棄トナーがその下方の第2搬送スクリュー32の結合部322によって受けられるようになっている。ケーシング311の端部には、出口313を開閉することの可能なシャッター機構314が設けられている。
シャッター機構314は、ケーシング311の外周に沿って軸方向にスライド可能に設けられて出口313を開閉する開閉カバー315、開閉カバー315を閉じる方向に付勢するバネ316などからなる。開閉カバー315は、バネ316によって常時は出口313を閉じるようになっており、イメージングユニットUが所定の正規の位置に装着されたときに、装置本体10の側に設けられた図示しない係合部材が開閉カバー315に係合してこれをスライドさせ、出口313を開けるようになっている。
このようなシャッター機構314によって、イメージングユニットUが交換などのために装置本体10から引き出されたときに、 トナー搬送スクリュー31内に残留した廃棄トナーが外部へこぼれないようになっている。しかし、上にも述べたように、このままでは、出口313の付近に溜まった廃棄トナーがこぼれるおそれがある。
つまり、図6(A)に示すように、イメージングユニットUが正規の位置に装着されているときには、出口313から出た廃棄トナーTNの全部が第2搬送スクリュー32の結合部322に入り、外へはこぼれないが、図6(B)に示すように、イメージングユニットUを引き抜き始めると、出口313が結合部322の位置からはずれ、しかもシャッター機構314は未だ完全には閉まっていないので、廃棄トナーTNの全部が旨く結合部322に入らず、一部が外へこぼれる。
図6(C)に示すように、イメージングユニットUを引き抜いてしまうと、シャッター機構314が出口313を完全に塞ぎ、それ以降は廃棄トナーTNがこぼれることはない。
本実施形態においては、イメージングユニットUを装置本体10から引き抜くことによって図5に示すような状態となっても、廃棄トナーTNがトナー搬送スクリュー31から外部へこぼれないようになる。
図7において、画像形成装置1の制御システム3は、イメージングユニットUなどの画像形成手段を制御するエンジン制御部101、およびエンジン制御部101を制御するコントローラ制御部102からなる。エンジン制御部101とコントローラ制御部102とは、通信インタフェース103によって接続されて通信を行う。
エンジン制御部101には、画像形成装置1における駆動源である種々のモータが接続され、制御される。そのモータの例を挙げると、各色のイメージングユニットUの4つのモータ(Uモータ)M1、転写ベルトユニットTUのモータ(転写ベルトモータ)M3、第2搬送スクリュー32のためのモータ(U第2モータ)M2、その他のモータがある。
また、エンジン制御部101には、廃棄トナーフルセンサ35が接続され、廃棄トナーフルセンサ35から出力される廃棄トナーフル検知信号S1を受信して廃棄トナーフル判定を行う。
つまり、エンジン制御部101には、Uライフ判定部111、転写ベルトライフ判定部112、廃棄トナーフル判定部113が設けられる。Uライフ判定部111は、イメージングユニットUが寿命(ライフ)に至ったかどうかを判定する。転写ベルトライフ判定部112は、転写ベルトユニットTUが寿命に至ったかどうかを判定する。廃棄トナーフル判定部113は、廃棄トナーボックス34が廃棄トナーフルの状態つまり満杯となったかどうかを判定する。
イメージングユニットUおよび転写ベルトユニットTUなどの消耗部材は、制御システム3に設けられた不揮発性のメモリ(例えばEEPROM)に記憶された寿命枚数および寿命時間などの寿命管理情報に基づいて管理されている。これら消耗部材が寿命に至ったかどうかの判定(寿命判定)は、それらの寿命管理情報と消耗部材の実動作時間や画像形成装置1の実印刷枚数などのカウンタ値との比較によって行われる。寿命に至ったと判定されると、エンジン制御部101は、その旨をコントローラ制御部102に通知する。
コントローラ制御部102は、寿命に至ったことの通知を受けると、廃棄搬送モードとなり、消耗部材の中の廃棄トナーTNを外部へ排出するための廃棄搬送制御を行う。廃棄搬送制御では、画像形成の終了時に、廃棄トナーTNを搬送するためのトナー搬送スクリュー31、第2搬送スクリュー32、またはトナー搬送スクリュー33の駆動時間を、通常の画像形成モードにおける駆動時間よりも長くなるように制御する。これとともに、画像形成装置1に設けられた図示しない操作パネルの表示面に、該当する消耗部材の交換をユーザに促すメッセージを表示する。
また、廃棄トナーフル判定部113が廃棄トナーフルであると判定すると、その旨をコントローラ制御部102に通知する。これにより、コントローラ制御部102は、上と同様に廃棄搬送制御を行うとともに、操作パネルの表示面に、廃棄トナーボックス34の交換をユーザに促すメッセージを表示する。
なお、満杯になった廃棄トナーボックス34は廃棄して新品と交換するので、この意味から廃棄トナーボックス34は消耗部材であるともいえる。本明細書においても、廃棄トナーボックス34を消耗部材として扱うことが可能である。
次に、廃棄搬送制御について説明する。廃棄搬送制御は、その原因が検出された消耗部材によって内容が異なる。
図8は画像形成動作の終了時の各モータの動作を示すタイミング図である。
図8(A)は、通常の画像形成モードにおける終了時の動作(通常画像形成終了制御)を示す。つまり、画像形成が終われば、時刻t1において、UモータM1、転写ベルトモータM3、およびU第2モータM2の全部が同時に停止する。
図8(B)は、イメージングユニットUの寿命による廃棄搬送制御を示す。画像形成が終われば、時刻t1において、転写ベルトモータM3を通常のシーケンスにしたがって停止するが、寿命であると判定されたイメージングユニットUのUモータM1、およびU第2モータM2は、時刻t1において停止させずに、駆動時間を延長する。
つまり、時刻t1において、転写ベルトモータM3を停止させ、さらに時間T1を経過した時刻t2においてUモータM1を停止させ、時刻t2からさらに時間T2を経過した時点でU第2モータM2を停止させる。これにより、UモータM1は時間T1、U第2モータM2は時間(T1+T2)だけ、それぞれの駆動時間が延長されることとなる。時間T1は、例えば2秒程度であり、時間T2は、例えば1.3秒程度である。
したがって、延長により駆動された間に、それぞれのトナー搬送スクリュー31または第2搬送スクリュー32に残留していた廃棄トナーTNが搬送されて外部へ排出され、トナー搬送スクリュー31および第2搬送スクリュー32の内部には廃棄トナーTNが残留しないこととなる。
したがって、その後に、該当するイメージングユニットUを交換するために装置本体10から引き抜いたときに、内部に廃棄トナーTNが残留していないので、廃棄トナーTNがこぼれることがない。
図8(C)は、転写ベルトユニットTUの寿命による廃棄搬送制御を示す。画像形成が終われば、時刻t1において、UモータM1およびU第2モータM2は停止するが、転写ベルトモータM3は停止させずに駆動時間を延長する。
つまり、時刻t1において、UモータM1およびU第2モータM2を停止させ、時刻t1から時間T3を経過した時点で転写ベルトモータM3を停止させる。これにより、転写ベルトモータM3は時間T3だけ駆動時間が延長されることとなる。時間T3は例えば3秒程度である。
したがって、延長により駆動された間に、トナー搬送スクリュー33に残留していた廃棄トナーTNが搬送されて廃棄トナーボックス34に収納され、トナー搬送スクリュー33の内部には廃棄トナーTNが残留しないこととなる。
したがって、その後に、転写ベルトユニットTUを交換するために装置本体10から引き抜いたときに、内部に廃棄トナーTNは残留していないので、廃棄トナーTNがこぼれることがない。
図8(D)は、廃棄トナーボックス34が廃棄トナーフルとなったことによる廃棄搬送制御を示す。画像形成が終われば、時刻t1において、UモータM1は停止するが、U第2モータM2および転写ベルトモータM3は停止させずに駆動時間を延長する。
つまり、時刻t1において、UモータM1を停止させ、時刻t1から時間T4または時間T5を経過した時点で、U第2モータM2または転写ベルトモータM3を停止させる。これにより、転写ベルトモータM3は時間T3だけ駆動時間が延長されることとなる。時間T3は例えば3秒程度である。
したがって、延長により駆動された間に、トナー搬送スクリュー33に残留していた廃棄トナーTNが搬送されて廃棄トナーボックス34に収納され、トナー搬送スクリュー33の内部には廃棄トナーTNが残留しないこととなる。
したがって、その後に、転写ベルトユニットTUを交換するために装置本体10から引き抜いたときに、内部に廃棄トナーTNが残留していないので、廃棄トナーTNがこぼれることがない。
なお、時間T1〜5としては、それぞれにおいて残留した廃棄トナーTNを外部へ排出するに必要な最低の時間を設定すればよい。
次に、廃棄搬送制御についてフローチャートを参照して説明する。
図9は画像形成におけるメインルーチンを示すフローチャート、図10はイメージングユニットUの寿命による廃棄搬送制御を示すフローチャート、図11は転写ベルトユニットTUの寿命による廃棄搬送制御を示すフローチャート、図12は廃棄トナーボックス34が廃棄トナーフルとなったことによる廃棄搬送制御を示すフローチャートである。
図9において、エンジン制御部101は、YMCKの各色のイメージングユニットUについて、および転写ベルトユニットTUについて、寿命判定のカウンタ情報をそれぞれ管理している。プリント動作中(画像形成中)に(#12)、いずれかのカウンタが寿命判定のしきい値を越え、またはトナーフルを検出すると、プリント動作終了後に(#13)、対応する消耗部材に対する廃棄搬送制御(#15,17,19)を行う。
図10において、寿命が検出されがイメージングユニットUについて、UモータM1によりトナー搬送スクリュー31を回転駆動して残留した廃棄トナーTNを排出する(#21)。所定の時間が経過して排出が終了すると(#22)、UモータM1を停止させる(#23)。U第2モータM2により第2搬送スクリュー32を回転駆動して残留した廃棄トナーTNを排出する(#24)。所定の時間が経過して排出が終了すると(#25)、U第2モータM2を停止させる(#26)。
図11において、転写ベルトモータM3によりトナー搬送スクリュー33を回転駆動して残留した廃棄トナーTNを排出する(#31)。所定の時間が経過して排出が終了すると(#32)、転写ベルトモータM3を停止させる(#33)。
図12において、U第2モータM2により第2搬送スクリュー32を回転駆動し、また転写ベルトモータM3によりトナー搬送スクリュー33を回転駆動し、それぞれ残留した廃棄トナーTNを排出する(#41)。排出が終了すると(#42)、終了したU第2モータM2または転写ベルトモータM3を停止させ(#43)、全ての廃棄トナーTNが排出されると全てのモータを停止させて終了する(#44)。
上に述べた実施形態の画像形成装置1によると、消耗部材の寿命またはフル状態が検出されたときに、通常の画像形成のシーケンスの終了後に、対応するトナー搬送スクリュー31、第2搬送スクリュー32、またはトナー搬送スクリュー33を延長して回転駆動し、残留した廃棄トナーTNを外部へ排出する。これによって、寿命に至ったイメージングユニットUまたは転写ベルトユニットTU、または廃棄トナーボックス34に廃棄トナーTNを送り込む第2搬送スクリュー32またはトナー搬送スクリュー33の内部に、廃棄トナーTNが残留することがなくなり、それらの交換などに際して廃棄トナーTNがこぼれることがない。
このように、本実施形態によると、画像形成装置1を構成する消耗部材その他の機器の寿命を短くしてしまうことがなく、簡単な構成によって、消耗部材などの交換時に廃棄トナーがこぼれるのを防止することができる。
また、廃棄トナーボックス34を交換するために取り外した場合に、新しい廃棄トナーボックス34の装着をし忘れて画像形成装置1の電源をオンにして立ち上げたとしても、そのときには第2搬送スクリュー32およびトナー搬送スクリュー33には廃棄トナーTNが溜まっていないので、廃棄トナーTNがこぼれることがない。
また、トナー搬送スクリュー31におけるシャッター機構314を省略することが可能であるので、それだけトナー搬送スクリュー31の構造が簡単となり、コストダウンにつながる。
さらに、寿命を検出した消耗部材に応じて、最適な手段と時間を用いて駆動を行うため、待ち時間や他の消耗部材の寿命に対する影響を抑えることができる。
上に述べた実施形態では、各色のイメージングユニットUに個別のUモータM1を設けたが、共通のUモータM1を用いて各色のイメージングユニットUを連動して駆動することも可能である。但し、その場合には、寿命に至ったイメージングユニットUのみでなく全てのイメージングユニットUにおいて廃棄搬送制御が行われ、トナー搬送スクリュー31が時間延長して動作するので、それだけ寿命に影響を与える可能性がある。しかし、寿命に至ったときにのみ廃棄搬送制御が行われるので、また廃棄トナーTNを除去するに必要な時間に限定することにより、寿命に大きな影響を与えることはない。
上の実施形態において、トナー搬送スクリュー31、第2搬送スクリュー32、トナー搬送スクリュー33、廃棄トナーボックス34、イメージングユニットU、転写ベルトユニットTU、または画像形成装置1の全体または各部の構造、形状、配置、材質、個数、また、制御の内容などは、上に述べた以外に種々変更することができる。
1 画像形成装置
3 制御システム(制御部)
10 装置本体
11 感光体ドラム(感光体)
13 現像部(現像装置)
31 トナー搬送スクリュー(搬送スクリュー、トナー回収スクリュー)
32 第2搬送スクリュー(搬送部材、搬送スクリュー)
33 トナー搬送スクリュー(搬送スクリュー)
34 廃棄トナーボックス(消耗部材)
101 エンジン制御部(制御部)
102 コントローラ制御部(制御部)
U イメージングユニット(消耗部材)
TU 転写ベルトユニット(消耗部材)
TN 廃棄トナー
3 制御システム(制御部)
10 装置本体
11 感光体ドラム(感光体)
13 現像部(現像装置)
31 トナー搬送スクリュー(搬送スクリュー、トナー回収スクリュー)
32 第2搬送スクリュー(搬送部材、搬送スクリュー)
33 トナー搬送スクリュー(搬送スクリュー)
34 廃棄トナーボックス(消耗部材)
101 エンジン制御部(制御部)
102 コントローラ制御部(制御部)
U イメージングユニット(消耗部材)
TU 転写ベルトユニット(消耗部材)
TN 廃棄トナー
Claims (6)
- 電子写真方式によって画像形成を行う画像形成装置における廃棄トナーの搬送制御方法であって、
装置本体内に交換可能に装着された消耗部材が寿命に至ったことが検出されたときに、廃棄トナーを搬送するための搬送スクリューの駆動時間を通常の画像形成動作における駆動時間よりも長くなるように制御し、これによって前記搬送スクリュー内に残留する廃棄トナーをその外部へ排出する、
ことを特徴とする画像形成装置における廃棄トナーの搬送制御方法。 - 電子写真方式によって画像形成を行う画像形成装置であって、
装置本体内に交換可能に装着される消耗部材と、
前記消耗部材から排出される廃棄トナーを搬送する搬送部材と、
前記搬送部材により搬送される廃棄トナーを受けて収納する廃棄トナーボックスと、
前記消耗部材および前記搬送部材を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記消耗部材が寿命に至ったことが検出されたときに、前記搬送部材の駆動時間が通常の画像形成動作における駆動時間よりも長くなるように制御を行う、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記消耗部材は、感光体、現像装置、および内部で発生した廃棄トナーを外部に搬送するためのトナー回収スクリューを備えたイメージングユニットであり、
前記制御部は、前記イメージングユニットが寿命に至ったことが検出されたときに、前記トナー回収スクリューの駆動時間を延長し、さらに、前記トナー回収スクリューの駆動が終了した後に前記搬送部材が駆動するように当該搬送部材の駆動時間を延長する、
請求項2記載の画像形成装置。 - 前記イメージングユニットは、Y、M、C、Kの各色についてそれぞれ設けられており、かつ各色のイメージングユニットについて個別に寿命に至ったか否かが検出されるようになっており、
前記制御部は、寿命に至ったことが検出された色のイメージングユニットについて、そのトナー回収スクリューの駆動時間を延長する、
請求項3記載の画像形成装置。 - 前記消耗部材は、転写ベルトおよび前記転写ベルトから発生した廃棄トナーを外部に搬送するためのトナー搬送スクリューを備えた転写ベルトユニットであり、
前記制御部は、前記転写ベルトユニットが寿命に至ったことが検出されたときに、前記トナー搬送スクリューの駆動時間を延長する、
請求項2記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記廃棄トナーボックスが満杯になったことが検出されたときに、前記搬送部材および前記トナー搬送スクリューの駆動時間を延長する、
請求項2記載の画像形成装置。
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