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JP2009042896A - 注意情報提示システムおよび自動二輪車 - Google Patents

注意情報提示システムおよび自動二輪車 Download PDF

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Abstract

【課題】自動二輪車の運転者が注意対象を瞬時に直感的かつ違和感なく認識することを可能にする注意情報提示システムおよびそれを備えた自動二輪車を提供する。
【解決手段】自動二輪車1の走行速度に基づいて運転視野を決定する。注意対象OBまでの距離および注意対象OBの方向に基づいて注意対象OBが運転視野内に存在するか否かを判定する。注意対象OBが運転視野内に存在する場合には、ヘルメット3の中心視野内の発光素子31を点灯または点滅させる。注意対象が運転視野外に存在する場合には、ヘルメット3の周辺視野内の発光素子31を点灯または点滅させる。
【選択図】図9

Description

本発明は、自動二輪車の運転者に注意対象への注意を促す情報(以下、注意情報と呼ぶ)を提示するための注意情報提示システムおよびそれを備えた自動二輪車に関する。
従来より、四輪自動車の運転者に注意情報を提示するために、音声、ディスプレイへの表示または振動等を用いた方法が提案されている。例えば、特許文献1に記載された警報装置では、四輪自動車のドアの内側、ドアガラスまたはボンネットに複数の発光素子が設けられ、それらの発光素子が接近してくる他車両の進行方向に順次点滅される。また、特許文献2に記載された障害物表示装置では、画面上に前方障害物の画像、予測衝突位置情報および予測進路報知情報が表示される。
特開2000−149167号公報 特開2007−34684号公報
しかしながら、自動二輪車は、四輪自動車に比べて、空間的な制約を受ける。そのため、自動二輪車に上記のような警報装置または障害物表示装置を設けることは困難である。
また、自動二輪車の運転姿勢および運転方法は、四輪自動車とは著しく異なる。そのため、自動二輪車に上記の警報装置または障害物表示装置を設けた場合でも、自動二輪車の運転者が走行中に警報装置または障害物表示装置により注意対象を瞬時に直感的かつ違和感なく認識することは困難である。
本発明の目的は、自動二輪車の運転者が注意対象を瞬時に直感的かつ違和感なく認識することを可能にする注意情報提示システムおよびそれを備えた自動二輪車を提供することである。
(1) 第1の発明に係る注意情報提示システムは、自動二輪車の運転者に注意対象に対する注意を促す注意情報を提示する注意情報提示システムであって、開口部を前面に有し、運転者により装着されるヘルメットと、ヘルメットの開口部の下端に並ぶように設けられる複数の発光部と、自動二輪車の走行速度を検出する速度検出手段と、速度検出手段により検出された走行速度に基づいて自動二輪車の進行方向を基準とする運転者の運転視野を決定する運転視野決定手段と、注意対象の位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段により検出された位置に基づいて、運転視野決定手段により決定された運転視野内に注意対象があるかまたは運転視野外に注意対象があるかを判定する位置判定手段と、位置判定手段の判定結果に基づいて複数の発光部を制御する制御手段とを備え、複数の発光部は、ヘルメットを装着する運転者の中心視野内および周辺視野内の位置にそれぞれ配置され、制御手段は、位置判定手段により運転視野内に注意対象があると判定された場合に中心視野内の発光部を表示状態に制御し、位置判定手段により運転視野外に注意対象があると判定された場合に周辺視野内の発光部を表示状態に制御するものである。
その注意情報提示システムにおいては、ヘルメットの開口部の下端に並ぶように複数の発光部が設けられる。複数の発光部は、ヘルメットを装着する運転者の中心視野内および周辺視野内の位置にそれぞれ配置されている。
速度検出手段により自動二輪車の走行速度が検出され、検出された走行速度に基づいて運転視野決定手段により運転者の運転視野が決定される。また、位置検出手段により注意対象の位置が検出され、検出された位置に基づいて位置判定手段により運転視野内に注意対象があるかまたは運転視野外に注意対象があるかが判定される。
運転視野内に注意対象があると判定された場合には、制御手段により中心視野内の発光部が表示状態に制御される。また、運転視野外に注意対象があると判定された場合には、制御手段により周辺視野内の発光部が表示状態に制御される。
この場合、運転視野は自動二輪車の進行方向を基準として決定される。それにより、運転者の頭部の方向にかかわらず注意対象が運転視野内に存在するかまたは運転視野外に存在するかが判定される。一方、中心視野および周辺視野はヘルメットを基準として設定される。それにより、運転者が頭部を動かした場合でも、常に注意情報が運転者の中心視野内または周辺視野内に提示される。これらにより、運転者は、注意対象の位置を直感的かつ違和感なく認識することができる。
さらに、自動二輪車の運転時には、運転者の視線方向がより路面を向く傾向にある。したがって、ヘルメットの開口部の下端に複数の発光部が設けられることにより、運転者が注意情報を容易に認識することができる。
これらの結果、自動二輪車の運転者は、注意対象を瞬時に直感的かつ違和感なく認識することが可能となる。
(2) 注意情報提示システムは、注意対象が自動二輪車の走行車線に存在するか否かを判定する車線判定手段と、位置判定手段により運転視野外に注意対象があると判定されかつ車線判定手段により注意対象が自動二輪車の走行車線に存在すると判定された場合に中心視野内の発光部を表示状態にするように制御手段の動作を補正する補正手段とをさらに備えてもよい。
この場合、注意対象が自動二輪車の走行車線に存在するか否かが車線判定手段により判定され、運転視野外に注意対象があると判定されかつ注意対象が自動二輪車の走行車線に存在すると判定された場合に、中心視野内の発光部を表示状態にするように補正手段により制御手段の動作が補正される。
運転者は、車線が曲がっている場合に自動二輪車の走行車線上の前方を正面として認識する。したがって、上記のように、注意対象が自動二輪車の走行車線に存在する場合には、注意対象が運転視野内に存在するか運転視野外に存在するかにかかわらず中心視野内の発光部を表示状態にすることにより、運転者は注意対象を違和感なく認識することができる。
(3) 注意情報提示システムは、自動二輪車の走行速度と運転視野との関係を予め記憶する記憶手段をさらに備え、運転視野決定手段は、速度検出手段により検出された走行速度および記憶手段に記憶された関係に基づいて運転者の運転視野を決定してもよい。
この場合、速度検出手段により検出された走行速度および記憶手段に記憶された関係に基づいて運転者の運転視野が決定される。それにより、自動二輪車の走行速度に応じた運転視野を簡単な構成で決定することができる。
(4) 中心視野の角度範囲は、運転者の頭部を中心としてヘルメットの前方方向から左右にそれぞれ20度以内に設定されてもよい。
それにより、ヘルメットに設定された運転視野がほとんどの人の運転視野と一致する。
(5) 注意情報提示システムは、物体を検出する物体検出手段と、物体検出手段により検出された物体と自動二輪車との相対速度および相対距離を算出する算出手段と、算出手段により算出された相対速度および相対距離に基づいて物体が注意対象であるか否かを判定する注意対象判定手段とをさらに備えてもよい。
この場合、物体検出手段により物体が検出され、検出された物体と自動二輪車との相対速度および相対距離が算出手段により算出され、算出された相対速度および相対距離に基づいて物体が注意対象であるか否かが注意対象判定手段により判定される。それにより、必要のない注意情報の提示により運転者を疲れされることを防止することができる。
(6) 算出手段は、物体と自動二輪車とを結ぶ第1の方向における相対速度の成分を第1の速度成分として算出するとともに、第1の方向と直交する第2の方向における相対速度の成分を第2の速度成分として算出し、注意対象判定手段は、算出手段により算出された第1の速度成分および相対距離を用いて第1の方向において自動二輪車と物体との相対距離が0になるまでの時間を第1の時間として算出するとともに、算出手段により算出された第2の速度成分を用いて第2の方向において自動二輪車と物体とが所定距離ずれるまでの時間を第2の時間として算出し、第1の時間が所定の第1の値よりも小さくかつ第1の時間が第2の時間よりも小さい場合に物体を注意対象であると判定してもよい。
この場合、物体と自動二輪車とを結ぶ第1の方向における第1の速度成分および相対距離を用いて第1の方向において自動二輪車と物体との相対距離が0になるまでの時間が第1の時間として算出される。また、第2の速度成分を用いて第2の方向において自動二輪車と物体とが所定距離ずれるまでの時間が第2の時間として算出される。そして、第1の時間が所定の第1の値よりも小さくかつ第1の時間が第2の時間よりも小さい場合に物体が注意対象であると判定される。
それにより、自動二輪車と物体とが接近する方向において自動二輪車と物体との間の距離が0になるまでの時間と、自動二輪車が物体からずれることにより衝突を回避することができる時間とを考慮して、運転視野が注意すべき対象を正確に判定することができる。
(7) 注意情報提示システムは、運転者が自動二輪車の車線変更を意図することを示す車線変更信号を出力する車線変更信号出力手段をさらに備え、注意対象判定手段は、車線変更信号出力手段により車線変更信号が出力されかつ第1の時間が所定の第2の値よりも小さい場合に物体を注意対象であると判定してもよい。
この場合、自動二輪車の車線変更により自動二輪車が物体からずれることになるので、自動二輪車と物体とが接近する方向において自動二輪車と物体との間の距離が0になるまでの時間を考慮して、運転視野が注意すべき対象を正確に判定することができる。
(8) 第2の発明に係る自動二輪車は、前輪および後輪を有するとともに運転者の操作により走行する車体と、開口部を前面に有し、運転者により装着されるヘルメットと、ヘルメットの開口部の下端に並ぶように設けられる複数の発光部と、車体の走行速度を検出する速度検出手段と、速度検出手段により検出された走行速度に基づいて車体の進行方向を基準とする運転者の運転視野を決定する運転視野決定手段と、注意対象の位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段により検出された位置に基づいて、運転視野決定手段により決定された運転視野内に注意対象があるかまたは運転視野外に注意対象があるかを判定する位置判定手段と、位置判定手段の判定結果に基づいて複数の発光部を制御する制御手段とを備え、複数の発光部は、ヘルメットを装着する運転者の中心視野内および周辺視野内の位置にそれぞれ配置され、制御手段は、位置判定手段により運転視野内に注意対象があると判定された場合に中心視野内の発光部を表示状態に制御し、位置判定手段により運転視野外に注意対象があると判定された場合に周辺視野内の発光部を表示状態に制御するものである。
この自動二輪車においては、ヘルメットの開口部の下端に並ぶように複数の発光部が設けられる。複数の発光部は、ヘルメットを装着する運転者の中心視野内および周辺視野内の位置にそれぞれ配置されている。
速度検出手段により車体の走行速度が検出され、検出された走行速度に基づいて運転視野決定手段により運転者の運転視野が決定される。また、位置検出手段により注意対象の位置が検出され、検出された位置に基づいて位置判定手段により運転視野内に注意対象があるかまたは運転視野外に注意対象があるかが判定される。
運転視野内に注意対象があると判定された場合には、制御手段により中心視野内の発光部が表示状態に制御される。また、運転視野外に注意対象があると判定された場合には、制御手段により周辺視野内の発光部が表示状態に制御される。
この場合、運転視野は車体の進行方向を基準として決定される。それにより、運転者の頭部の方向にかかわらず注意対象が運転視野内に存在するかまたは運転視野外に存在するかが判定される。一方、中心視野および周辺視野はヘルメットを基準として設定される。それにより、運転者が頭部を動かした場合でも、常に注意情報が運転者の中心視野内または周辺視野内に提示される。これらにより、運転者は、注意対象の位置を直感的かつ違和感なく認識することができる。
さらに、自動二輪車の運転時には、運転者の視線方向がより路面を向く傾向にある。したがって、ヘルメットの開口部の下端に複数の発光部が設けられることにより、運転者が注意情報を容易に認識することができる。
これらの結果、自動二輪車の運転者は、注意対象を瞬時に直感的かつ違和感なく認識することが可能となる。
本発明によれば、自動二輪車の運転者は、注意対象を瞬時に直感的かつ違和感なく認識することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態に係る注意情報提示システムおよびそれを備えた自動二輪車について図面を用いて詳細に説明する。
(1)自動二輪車およびヘルメットの構成
図1は本発明の一実施の形態に係る注意情報提示システムを備えた自動二輪車を示す模式図である。図2は図1の注意情報提示システムに含まれるヘルメットを示す図である。
図1の自動二輪車1においては、車体11の前部下方に前輪12が設けられ、後部下方に後輪13が設けられている。前輪12には、車速センサ17が取り付けられている。車速センサ17は、自動二輪車1の走行速度を検出する。車体11の前部には、コンピュータからなる演算処理装置19および無線送信装置20が設けられている。演算処理装置19として、例えばECU(電子制御装置)を用いてもよい。
車体11の前端部の左右に前方レーダ装置15a,15bが取り付けられ、車体11の後端部の左右に後方レーダ装置16a,16bが取り付けられている。前方レーダ装置15a,15bは、主として自動二輪車1の前方および側方の物体までの距離および物体の方向を検出する。後方レーダ装置16a,16bは、主として自動二輪車1の後方および側方の物体までの距離および物体の方向を検出する。
また、車体11の前部にハンドル14が設けられている。ハンドル14には、運転者により操作される左ウインカースイッチ18aおよび右ウインカースイッチ18bが取り付けられている。
図2に示すように、ヘルメット3の前面には、開口部30が設けられている。開口部30の下端の中央部から両側部には、複数の発光素子31からなる発光素子列32が取り付けられている。発光素子31は例えばLED(発光ダイオード)である。また、ヘルメット3には、無線受信装置33が設けられている。
(2)注意情報提示システムの構成
図3は本発明の一実施の形態に係る注意情報提示システムの構成を示すブロック図である。
注意情報提示システムは、自動二輪車1側に、前方レーダ装置15a,15b、後方レーダ装置16a,16b、演算処理装置19、無線送信装置20、インターフェース21、車載バッテリ22、左ウインカースイッチ18a、右ウインカースイッチ18bおよび車速センサ17を有する。
前方レーダ装置15a,15bおよび後方レーダ装置16a,16bの出力信号は演算処理装置19に与えられる。物体の方向は、後述するように、自動二輪車1の進行方向に直交する右方向を0°とする角度で表される。
車速センサ17の出力信号は、インターフェース21を介して演算処理装置19に与えられる。左ウインカースイッチ18aが操作されると、左ウインカーが点滅する。左ウインカースイッチ18aの状態を示す出力信号は、インターフェース21を介して演算処理装置19に与えられる。右ウインカースイッチ18bが操作されると、右ウインカーが点滅する。右ウインカースイッチ18bの状態を示す出力信号は、インターフェース21を介して演算処理装置19に与えられる。
演算処理装置19は、後述する注意情報提示処理を実行し、発光素子制御信号を生成する。無線送信装置20は、演算処理装置19により生成された発光素子制御信号を送信する。車載バッテリ22は、前方レーダ装置15a,15b、後方レーダ装置16a,16b、演算処理装置19、無線送信装置20およびインターフェース21に電力を供給する。
また、注意情報提示システムは、ヘルメット3側に、複数の発光素子31からなる発光素子列32、無線受信装置33、発光素子制御装置34およびバッテリ35を有する。
無線受信装置33は、無線送信装置20から送信された発光素子制御信号を受信し、受信した発光素子制御信号を発光素子制御装置34に与える。発光素子制御装置34は、発光素子制御信号に基づいて発光素子列32の点灯状態を制御する。バッテリ35は、無線受信装置33および発光素子制御装置34に電力を供給する。
(3)注意情報提示方法
次に、注意情報提示システムにおける注意情報提示方法について説明する。図4および図5は注意情報提示方法を説明するための模式図であり、(a)は運転視野を示し、(b)は中心視野および周辺視野を示す。
車両の運転者の視野を運転視野と呼ぶ。運転視野は、車両の走行速度が低いほど広く、車両の走行速度が高いほど狭い。図4(a)に示すように、自動二輪車1の低速時には、運転視野DVは広くなり、運転視野角度が大きくなる。例えば、走行速度が40km/hの場合の運転視野角度は約100°となる。一方、図5(a)に示すように、自動二輪車1の高速時には、運転視野DVは狭くなり、運転視野角度が小さくなる。例えば、走行速度が100km/hの場合の運転視野角度は約40°となる。
本実施の形態において、運転視野は、自動二輪車1の走行方向を基準として左右に同じ角度の範囲に設定される。例えば、走行速度が40km/hの場合の運転視野角度は、自動二輪車1の進行方向を中心として左に約50°の範囲および右に約50°の範囲に設定される。また、走行速度が100km/hの場合の運転視野角度は、自動二輪車1の進行方向を中心として左に約20°の範囲および右に約20°の範囲に設定される。したがって、運転者が頭部を移動させても、運転視野は変化しない。
また、人間の視野は、中心視野および周辺視野に分けられる。中心視野は、視線を中心にした上下20°および左右20°の範囲にある。中心視野では、物体の形状を細部にわたって判別することおよび色を認識することが可能である。周辺視野は、中心視野から外れた上下130°および左右180°の範囲である。周辺視野では、物体は見えているが、物体の形状および色を明確に認識することができない。しかし、周辺視野は、移動する物体および点滅する光のように時間的に変化する対象については、中心視野よりも優れた認識力を有する。
本実施の形態の注意情報提示システムでは、注意対象が運転視野内に存在する場合に注意情報を運転者の中心視野に提示し、注意対象が運転視野外に存在する場合に注意情報を運転者の周辺視野に提示する。
注意情報は、ヘルメット3の発光素子列32の複数の発光素子31の点灯または点滅により提示される。
図4(a)に示すように、注意対象OBが運転視野DV内に存在する場合、図4(b)に示すように、中心視野内の発光素子31を点灯または点滅させる。一方、図5(a)に示すように、注意対象OBが運転視野DV外に存在する場合、図5(b)に示すように、周辺視野内の発光素子31を点灯または点滅させる。
中心視野は、ヘルメット3を被る運転者の頭部の中心点を中心として、ヘルメット3の前方方向から左方向に20°の範囲および右方向に20°の範囲に設定される。すなわち、運転者の中心視野は、ヘルメット3を基準として設定される。それにより、運転者の運転視野は、運転者の頭部の移動とともに移動する。
中心視野内の発光素子31および周辺視野内の発光素子31は、予め設定されている。したがって、運転者の中心視野内の発光素子31および周辺視野内の発光素子31は、運転者が頭部を移動させても変化しない。
(4)自動二輪車の走行速度と運転視野角度との関係
図6は自動二輪車の走行速度と運転視野角度との関係を示す図である。図6の縦軸は運転視野角度を示し、横軸は自動二輪車の走行速度を示す。
図6に示すように、運転視野角度θは、自動二輪車1の走行速度vの関数f(v)で表される。
θ=f(v)=log0.933v+0.004v−1.373v+201.36 …(1)
ただし、v=0のとき、log0.933v=0とする。
図6または上式(1)から、自動二輪車1の停止時には運転視野角度は約200°、自動二輪車1の走行速度が40km/hのときには運転視野角度θは約100°、自動二輪車1の走行速度が70km/hのときには運転視野角度θは約65°、自動二輪車1の走行速度が100km/hのときには運転視野角度θは約40°である。
走行速度vと運転視野角度θとの関係は、演算処理装置19に内蔵される記憶部に記憶される。演算処理装置19の記憶部に、上式(1)が記憶されてもよい。この場合、演算処理装置19は、車速センサ17により検出された走行速度vを上式(1)に代入することにより、運転視野角度θを決定することができる。あるいは、演算処理装置19の記憶部に、走行速度vの複数の値と運転視野角度θの複数の値との対応関係が記憶されてもよい。この場合、演算処理装置19は、その対応関係に基づいて車速センサ17により検出された走行速度vに対応する運転視野角度θを決定することができる。
(5)他車両の位置の算出方法および注意情報の提示方法
以下の説明において、注意対象OBが他車両である場合を説明する。また、本実施の形態に係る自動二輪車1と他車両との関係を説明する場合には、自動二輪車1を自車両1と呼ぶ。
図7および図8は注意対象OBの位置と発光素子列32の点灯位置との関係を説明するための図である。
図7(a)は自車両1が低速の場合の注意対象OBと運転視野との位置関係を示し、図7(b)は図7(a)の位置関係に対応する発光素子列32の点灯位置を示す。また、図8(a)は自車両1が高速の場合の注意対象OBと運転視野との位置関係を示し、図8(b)は図8(a)の位置関係に対応する発光素子列32の点灯位置を示す。
図7(a)および図8(a)において、自車両1の進行方向と直交する右方向(基準方向)を0°とする。この場合、注意対象OBの方向は、自車両1を中心として基準方向からの角度θで表される。注意対象OBの角度θは前方レーダ装置15a,15bおよび後方レーダ装置16a,16bの出力信号から得られる。
また、運転視野角度をθとし、運転視野開始角度をθdsとし、運転視野終了角度をθdeとする。
運転視野角度θは、車速センサ17の出力信号および演算処理装置19の記憶部に記憶される関係から求められる。
運転視野開始角度θdsは次式から算出される。
θds=90−θ/2 …(2)
運転視野終了角度θdeは次式から算出される。
θde=90+θ/2 …(3)
図7(a)に示すように、注意対象OBの角度θが次の関係を満たす場合には、注意対象OBが運転視野内に位置すると判定する。
θds≦θ≦θde …(4)
この場合、図7(b)に示すように、ヘルメット3の発光素子列32のうち中心視野内にある発光素子31を点灯または点滅させる。
図8(a)に示すように、注意対象OBの角度θが次の関係を満たす場合には、注意対象OBが右方運転視野外に位置すると判定する。
θ<θdsまたはθ>270° …(5)
この場合、図8(b)に示すように、ヘルメット3の発光素子列32のうち右周辺視野内にある発光素子31を点灯または点滅させる。
注意対象OBの角度θが次の関係を満たす場合には、注意対象OBが左方運転視野外に位置すると判定する。
θde<θ<270° …(6)
この場合、ヘルメット3の発光素子列32のうち左周辺視野内にある発光素子31を点灯または点滅させる。
図9は注意対象OBの位置による発光素子列32の点灯状態の一例を示す図である。
図9(a)には、自車両1の走行速度が40km/hのときの運転視野、自車両1の走行速度が100km/hのときの運転視野および注意対象OBが示される。また、図9(b)には、自車両1の走行速度が40km/hのときの発光素子列32の点灯状態が示され、図9(c)には、自車両1の走行速度が100km/hのときの発光素子列32の点灯状態が示される。図9(b),(c)において、点灯または点滅している発光素子31にハッチングが付されている。
図9(a)に示すように、注意対象OBの位置が同じであっても、自車両1の走行速度により注意対象OBが運転視野内および運転視野外に位置する。また、図9(b),(c)に示すように、注意対象OBの位置が同じであっても、注意対象OBが運転視野内に位置する場合には、中心視野内の発光素子31を点灯または点滅させ、注意対象OBが運転視野外に位置する場合には、周辺視野内の発光素子31を点灯または点滅させる。
(6)走行車線による注意情報の提示方法の補正
図10は自車両が対向2車線の道路を走行する場合の発光素子の点灯状態を示す図である。
図10(a)に示す直線道路80は、センターラインCLにより2つの車線8a,8bに区分されている。自車両1が車線8aを走行し、注意対象OBが対向する車線8bを反対方向に走行している。
注意対象OBが自車両1の運転視野内に存在する場合には、図10(b)に示すように、ヘルメット3の中心視野内の発光素子31を点灯または点滅させる。注意対象OBが自車両1の運転視野外に存在する場合には、図10(c)に示すように、ヘルメット3の周辺視野内の発光素子31を点灯または点滅させる。
図11は自車両1がカーブ道路を走行する場合の発光素子31の点灯状態を示す図である。
図11(a)に示すカーブ道路81は、センターラインCLにより左車線8Lおよび右車線8Rに区分されている。自車両1が左車線8Lを走行しているときに、同じ左車線8Lに故障車等の注意対象OBが存在する状況を想定する。図11(a)の例では、注意対象OBが運転視野外にあると判定される。
本例のように注意対象OBが自車両1と同一の車線に位置する場合には、注意対象OBが運転視野外にある場合でも、図11(b)に示すように、ヘルメット3の中心視野内の発光素子31を点灯または点滅させる。
(7)他車両の相対位置および相対速度の算出方法
次に、自車両1に対する他車両5の相対位置および相対速度の算出方法について説明する。図12は自車両に対する他車両の相対位置および相対速度の算出方法を説明するための図であり、(a)は自車両と他車両との位置関係を示し、(b)は他車両の相対速度を示す。
図12に示すように、自車両1の位置Oを座標(0,0)で表す。ある時点での他車両5の位置Pを座標(X,Y)で表し、自車両1と他車両5との距離をdとし、他車両5の角度をθとする。t秒後の時点での他車両5の位置Pを座標(X,Y)で表し、自車両1と他車両5との距離をdとし、他車両5の角度をθとする。t秒は例えば10msである。この場合、次式が成り立つ。
=d・cosθ …(7)
=d・sinθ …(8)
=d・cosθ …(9)
=d・sinθ …(10)
また、自車両1に対する他車両5の相対速度Vの大きさは次式で表される。
|V|=[√{(X−X+(Y−Y}]/t …(11)
他車両5の相対速度Vを自車両1に向かう方向の成分Vおよび自車両1に向かう方向と直交する方向における成分Vに分解とすると、次式が成り立つ。
=d・sin(θ−θ) …(12)
=√(V−V )=√[V−{d・sin(θ−θ)}
…(13)
以下、自車両1に向かう方向における他車両5の相対速度Vの成分Vを自車両方向成分と呼ぶ。また、自車両1に向かう方向と垂直な方向における他車両5の相対速度Vの成分Vをオフセット方向成分と呼ぶ。
距離d,dおよび角度θ,θは前方レーダ装置15a,15bおよび後方レーダ装置16a,16bの出力信号から得られる。前方レーダ装置15a,15bおよび後方レーダ装置16a,16bの出力信号から得られる距離および角度を他車両情報と呼ぶ。上記の式(7)〜(10)から他車両5の相対位置が算出され、上記の式(11)〜(13)から他車両5の相対速度が算出される。
(8)注意対象の判定方法
次に、注意対象OBの判定方法について説明する。図13は自車両方向成分Vおよびオフセット方向成分Vに基づく衝突の可能性の判定方法を説明するための模式図である。
図13(a)に示すように、一般的な追突の場合には、自車両1が他車両5と衝突するまでの時間TTC(Time to collision)は、自車両1と他車両5との距離dおよび自車両方向成分Vを用いて次式より算出される。
TTC=d/V …(14)
距離dは前方レーダ装置15a,15bおよび後方レーダ装置16a,16bの出力信号から得られる。また、自車両方向成分Vは、前方レーダ装置15a,15bおよび後方レーダ装置16a,16bの出力信号を用いて上式(13)から算出される。
αを所定の基準値とすると、TTC<αのときに自車両1は他車両5に追突する可能性がある。
図13(b)に示すように、他車両5が自車両1の進行方向に垂直な方向にずれる(オフセットする)の場合を考える。自車両1に外接する円の半径をRとする。Rは自動二輪車1の長さに相当する。他車両5が自車両1の進行方向に垂直な方向にRずれるまでの時間TTP(Time to Pass)は、Rおよびオフセット方向成分Vを用いて算出される。TTPは次式のようになる。
TTP=R/V …(15)
オフセット方向成分Vは、前方レーダ装置15a,15bおよび後方レーダ装置16a,16bの出力信号を用いて上式(12)から算出される。
TTP>TTCのときに自車両1は他車両5に衝突する可能性がある。
上記の考察から、次の条件を満たすときに、他車両5を注意対象OBと判定する。
TTC<αかつTTP>TTC …(16)
また、車線変更のために自車両1の左ウインカーまたは右ウインカーが点滅している場合には、次の条件を満たすときに、他車両5を注意対象OBと判定する。βは所定の基準値である。
TTC<β …(17)
(9)演算処理装置19の機能的な構成
図14は図3の演算処理装置19の機能的な構成を示すブロック図である。
図14に示すように、演算処理装置19は、自車両走行車線認識部101、他車両走行車線認識部102、他車両走行車線判定部103、表示位置補正部104、自車両速度取得部105、運転視野決定部106、記憶部107、表示位置判定部108、他車両情報検出部109、他車両相対速度算出部110、注意度算出部111、注意対象判定部112および発光制御信号生成部113を構成する。
自車両走行車線認識部101は、ナビゲーションシステムの地図情報およびGPS(全地球測位システム:Global Positioning System)から得られる位置情報を用いて自車両1の走行車線を認識する。この自車両走行車線認識部101は、道路を撮像する撮像デバイスおよび画像認識処理により自車両1の走行車線を認識してもよい。
他車両走行車線認識部102は、車車間通信または路車間通信等の通信処理により他車両5の進行方向、位置、速度等の情報を取得し、その情報に基づいて他車両5の走行車線を認識する。
他車両走行車線判定部103は、自車両走行車線認識部101により認識された自車両1の走行車線と他車両走行車線認識部102により認識された他車両5の走行車線とに基づいて他車両5が自車両1と同一の車線に存在するか否かを判定する。
表示位置補正部104は、他車両走行車線判定部103の判定結果に基づいて後述する表示位置判定部108による注意情報の表示位置を補正する。ここで、注意情報は、ヘルメット3の発光素子列32の発光素子31の点灯または点滅により表示される。具体的には、表示位置補正部104は、他車両5が自車両1と同一の車線に存在しかつ他車両5が運転視野外にある場合に注意情報の表示位置を中心視野内に変更する。
自車両速度取得部105は、図1および図3の車速センサ17の出力信号に基づいて自車両1の走行速度を取得する。
記憶部107には、予め自車両1の走行速度と運転視野との関係が記憶されている。運転視野決定部106は、記憶部107に記憶された関係に基づいて、運転視野角度を決定する。
表示位置判定部108は、運転視野決定部106により決定された運転視野角度および後述する他車両情報検出部109により検出された他車両情報に基づいて注意情報の表示位置を判定する。そして、表示位置判定部108は、注意情報の表示位置がヘルメット3の中心視野内である場合に中心視野発光素子オン信号を生成し、注意情報の表示位置がヘルメット3の周辺視野内である場合に周辺視野発光素子オン信号を生成する。
他車両情報検出部109は、前方レーダ装置15a,15bおよび後方レーダ装置16a,16bの出力信号に基づいて一定時間ごとに他車両5までの距離および他車両5の角度を他車両情報として検出する。
他車両相対速度算出部110は、他車両情報検出部109により検出される他車両情報に基づいて自車両1に対する他車両5の相対速度を算出する。
注意度算出部111は、他車両情報検出部109により検出された他車両情報および他車両相対速度算出部110により算出された相対速度に基づいてTTCおよびTTPを算出する。また、注意度算出部111は、左ウインカーおよび右ウインカーが点滅していない場合にTTCおよびTTPの値を注意度として出力し、左ウインカーまたは右ウインカーが点滅している場合にTTCの値を注意度として出力する。
注意対象判定部112は、注意度算出部111により判定された注意度に基づいて他車両5が注意対象OBであるか否かを判定し、他車両5が注意対象OBである場合に注意情報提示オン信号を生成し、他車両5が注意対象OBでない場合に注意情報提示オフ信号を生成する。
発光制御信号生成部113は、表示位置判定部108により中心視野発光素子オン信号が生成されかつ注意対象判定部112により注意情報提示オン信号が生成された場合に中心視野内の発光素子31を点灯または点滅させる発光素子制御信号を生成し、表示位置判定部108により周辺視野発光素子オン信号が生成されかつ注意対象判定部112により注意情報提示オン信号が生成された場合に周辺視野内の発光素子31を点灯または点滅させる発光素子制御信号を生成する。
発光制御信号生成部113により生成された発光素子制御信号は、図3の無線送信装置20およびヘルメット3の無線受信装置33を通して発光素子制御装置34に与えられる。発光素子制御装置34は、発光素子制御信号に基づいて発光素子列32の中心視野内または周辺視野内の発光素子31を点灯または点滅させる。
この演算処理装置19の各部は、コンピュータおよびプログラムにより実現される。演算処理装置19は、エンジン制御等の車両制御用ECUと共用されてもよく、または車両制御用ECUとは独立に設けられてもよい。
(10)注意情報提示処理
次に、図14の演算処理装置19による注意情報提示処理について説明する。図15〜図17は注意情報提示処理を示すフローチャートである。
まず、図14の他車両情報検出部109は、前方レーダ装置15a,15bおよび後方レーダ装置16a,16bの出力信号を取得し(ステップS1)、他車両5が存在するか否かを判定する(ステップS2)。他車両5が存在しない場合には、ステップS1の処理に戻る。
他車両5が存在する場合には、他車両情報検出部109は、前方レーダ装置15a,15bおよび後方レーダ装置16a,16bの出力信号から得られる他車両5の距離および角度を他車両情報として検出し(ステップS3)、その他車両情報を記憶部107に記憶させる(ステップS4)。
他車両相対速度算出部110は、前回の他車両情報(前回情報)が記憶部107にあるか否かを判定する(ステップS5)。前回情報がない場合には、ステップS1の処理に戻る。
前回情報がある場合には、他車両相対速度算出部110は、今回の他車両情報(今回情報)と前回情報との差分より上記のように相対速度を算出する(ステップS6)。
次に、注意度算出部111は、他車両相対速度算出部110により算出された他車両5の相対速度および他車両情報検出部109により検出された他車両5までの距離に基づいてTTCおよびTTPを注意度として算出する(ステップS7)。
この場合、注意度算出部111は、図3の左ウインカースイッチ18aおよび右ウインカースイッチ18bの出力信号を取得する(ステップS8)。注意度算出部111は、左ウインカースイッチ18aおよび右ウインカースイッチ18bの出力信号に基づいて左ウインカーまたは右ウインカーが点滅しているか否かを判定する(ステップS9)。
左ウインカーおよび右ウインカーが点滅していない場合には、注意度算出部111は、TTCおよびTTPの値を注意度として出力する(ステップS10)。左ウインカーまたは右ウインカーが点滅している場合には、注意度算出部111は、TTCの値を注意度として出力する(ステップS11)。
次いで、注意対象判定部112は、注意度算出部111から出力された注意度が上式(16)または(17)の条件を満たしているか否かに基づいて他車両5が注意対象OBであるか否かを判定する(ステップS12)。
他車両5が注意対象OBである場合には、注意対象判定部112は、注意情報提示オン信号を生成し(ステップS13)、ステップS15の処理に進む。他車両5が注意対象OBでない場合には、注意対象判定部112は、注意情報提示オフ信号を生成し(ステップS14)、ステップS1の処理に戻る。
自車両速度取得部105は、車速センサ17の出力信号に基づいて自車両1の走行速度を取得する(ステップS15)。また、運転視野決定部106は、自車両速度取得部105により取得された自車両1の走行速度に基づいて運転視野角度を決定する(ステップS16)。
また、表示位置判定部108は、運転視野決定部106により決定された運転視野角度および他車両情報検出部109により検出された他車両情報に基づいて他車両5が運転視野内にあるか否かを判定する(ステップS17)。
他車両5が運転視野内にない場合には、自車両走行車線認識部101が自車両1の走行車線を認識する(ステップS18)。また、他車両走行車線認識部102が他車両5の走行車線を認識する(ステップS19)。
さらに、他車両走行車線判定部103は、自車両走行車線認識部101により認識された自車両1の走行車線と他車両走行車線認識部102により認識された他車両5の走行車線とに基づいて、他車両5が自車両1と同一の車線に存在するか否かを判定する(ステップS20)。
他車両5が自車両1と同一の車線に存在しない場合には、表示位置判定部108は、注意情報の表示位置を周辺視野と判定し、周辺視野発光素子オン信号を生成する(ステップS21)。この場合、発光制御信号生成部113は、周辺視野内の発光素子31を点灯または点滅させる発光制御信号を生成する(ステップS22)。その後、ステップS1の処理に戻る。
ステップS17で他車両5が運転視野内にある場合およびステップS20で他車両5が自車両1と同一の車線に存在する場合には、表示位置判定部108は、注意情報の表示位置を中心視野と判定し、中心視野発光素子オン信号を生成する(ステップS23)。この場合、発光制御信号生成部113は、中心視野内の発光素子31を点灯または点滅させる発光制御信号を生成する(ステップS22)。その後、ステップS1の処理に戻る。
(11)実施の形態の効果
上記のように、本実施の形態に係る注意情報提示システムによれば、注意対象OBが運転視野内に存在する場合には、ヘルメット3の発光素子列32のうち中心視野内の発光素子31が点灯または点滅される。また、注意対象OBが運転視野外に存在する場合には、ヘルメット3の発光素子列32のうち周辺視野内の発光素子31が点灯または点滅される。
この場合、運転視野は自動二輪車1の進行方向を基準として決定される。それにより、運転者の頭部の方向にかかわらず注意対象OBが運転視野内に存在するかまたは運転視野外に存在するかが判定される。一方、中心視野および周辺視野はヘルメット3を基準として設定される。それにより、運転者が頭部を動かした場合でも、常に注意情報が運転者の中心視野内または周辺視野内に提示される。これらにより、運転者は、注意対象OBの位置を直感的かつ違和感なく認識することができる。
さらに、自動二輪車1の運転時には、四輪自動車の運転時に比べて運転者の視線方向がより路面を向く傾向にある。したがって、ヘルメット3の開口部30の下端に発光素子列32が設けられることにより、運転者が注意情報を容易に認識することができる。
また、運転者は、カーブ道路では自車両1が走行する車線上の前方を正面として認識する。そこで、本実施の形態では、注意対象OBが自車両1の走行車線と同一の車線上に存在する場合には、注意対象OBが運転視野外にあっても、注意情報を中心視野内に提示する。それにより、運転者は、注意対象OBを違和感なく認識することができる。
これらの結果、自動二輪車1の運転者は、注意対象OBを瞬時に直感的かつ違和感なく認識することが可能となる。
(12)請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態では、発光素子32が発光部の例であり、車速センサ17が速度検出手段の例であり、演算処理装置19が運転視野決定手段、位置判定手段、制御手段、車線判定手段、補正手段、記憶手段、算出手段および注意対象判定手段の例であり、前方レーダ装置15a,15bおよび後方レーダ装置16a,16が位置検出手段および物体検出手段の例であり、左ウインカースイッチ18aおよび右ウインカースイッチ18bが車線変更信号出力手段の例である。
特に、演算処理装置19の表示位置判定部108が位置判定手段および制御手段の例であり、自車両走行車線認識部101、他車両走行車線認識部102および他車両走行車線判定部103が車線判定手段の例であり、表示位置補正部104が補正手段の例であり、記憶部107が記憶手段の例であり、他車両情報検出部109が位置検出手段の例であり、他車両情報検出部109および他車両相対速度算出部110が算出手段の例であり、注意度算出部111および注意対象判定部112が注意対象判定手段の例である。
また、Vが第1の速度成分の例であり、Vが第2の速度成分の例であり、TTCが第1の時間の例であり、TTPが第2の時間の例であり、基準値αが第1の値の例であり、基準値βが第2の値の例であり、左ウインカースイッチ18aおよび右ウインカースイッチ18bの出力信号が車線変更信号の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
(13)他の実施の形態
上記実施の形態では、演算処理装置19の各部がコンピュータおよびプログラムにより実現されているが、演算処理装置19の一部または全てが論理回路等のハードウエアにより実現されてもよい。
上記実施の形態では、発光素子列32の発光素子31としてLEDが用いられるが、これに限定されず、有機エレクトロルミネッセンス素子等の他の発光素子を用いてもよい。
また、上記実施の形態では、複数の発光部として複数の発光素子31が用いられているが、これに限定されず、連続する表示パネルの複数の部分を選択的に点灯または点滅させることにより、注意情報を中心視野内および周辺視野内に選択的に提示してもよい。
本発明は、自動二輪車の運転者に注意情報を提示するために利用することができる。
本発明の一実施の形態に係る注意情報提示システムを備えた自動二輪車を示す模式図である。 図1の注意情報提示システムに含まれるヘルメットを示す図である。 本発明の一実施の形態に係る注意情報提示システムの構成を示すブロック図である。 注意情報提示方法を説明するための模式図である。 注意情報提示方法を説明するための模式図である。 車両の走行速度と運転視野角度との関係を示す図である。 注意対象の位置と発光素子列の点灯位置との関係を説明するための図である。 注意対象の位置と発光素子列の点灯位置との関係を説明するための図である。 注意対象の位置による発光素子列の点灯状態の一例を示す図である。 自車両が対向2車線の道路を走行する場合の発光素子の点灯状態を示す図である。 自車両がカーブ道路を走行する場合の発光素子の点灯状態を示す図である。 自車両に対する他車両の相対位置および相対速度の算出方法を説明するための図である。 自車両方向成分およびオフセット方向成分に基づく衝突の可能性の判定方法を説明するための模式図である。 図3の演算処理装置の機能的な構成を示すブロック図である。 注意情報提示処理を示すフローチャートである。 注意情報提示処理を示すフローチャートである。 注意情報提示処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 自動二輪車(自車両)
3 ヘルメット
5 他車両
8a,8b 車線
11 車体
12 前輪
13 後輪
14 ハンドル
15a,15b 前方レーダ装置
16a,16b 後方レーダ装置
17 車速センサ
18a 左ウインカースイッチ
18b 右ウインカースイッチ
19 演算処理装置
20 無線送信装置
21 インターフェース
22 車載バッテリ
30 開口部
31 発光素子
32 発光素子列
33 無線受信装置
34 発光素子制御装置
35 バッテリ
101 自車両走行車線認識部
102 他車両走行車線認識部
103 他車両走行車線判定部
104 表示位置補正部
105 自車両速度取得部
106 運転視野決定部
107 記憶部
108 表示位置判定部
109 他車両情報検出部
110 他車両相対速度算出部
111 注意度算出部
112 注意対象判定部
113 発光制御信号生成部
CL センターライン
,d 距離
,P 位置
v 走行速度
V 相対速度
自車両方向成分
オフセット方向成分
θ,θ 角度
θ 運転視野角度
θde 運転視野終了角度
θds 運転視野開始角度

Claims (8)

  1. 自動二輪車の運転者に注意対象に対する注意を促す注意情報を提示する注意情報提示システムであって、
    開口部を前面に有し、運転者により装着されるヘルメットと、
    前記ヘルメットの開口部の下端に並ぶように設けられる複数の発光部と、
    前記自動二輪車の走行速度を検出する速度検出手段と、
    前記速度検出手段により検出された走行速度に基づいて前記自動二輪車の進行方向を基準とする運転者の運転視野を決定する運転視野決定手段と、
    注意対象の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段により検出された位置に基づいて、前記運転視野決定手段により決定された運転視野内に注意対象があるかまたは運転視野外に注意対象があるかを判定する位置判定手段と、
    前記位置判定手段の判定結果に基づいて前記複数の発光部を制御する制御手段とを備え、
    前記複数の発光部は、前記ヘルメットを装着する運転者の中心視野内および周辺視野内の位置にそれぞれ配置され、
    前記制御手段は、前記位置判定手段により前記運転視野内に注意対象があると判定された場合に前記中心視野内の発光部を表示状態に制御し、前記位置判定手段により前記運転視野外に注意対象があると判定された場合に前記周辺視野内の発光部を表示状態に制御することを特徴とする注意情報提示システム。
  2. 注意対象が前記自動二輪車の走行車線に存在するか否かを判定する車線判定手段と、
    前記位置判定手段により前記運転視野外に注意対象があると判定されかつ前記車線判定手段により注意対象が前記自動二輪車の走行車線に存在すると判定された場合に前記中心視野内の発光部を表示状態にするように前記制御手段の動作を補正する補正手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の注意情報提示システム。
  3. 前記自動二輪車の走行速度と運転視野との関係を予め記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記運転視野決定手段は、前記速度検出手段により検出された走行速度および前記記憶手段に記憶された関係に基づいて運転者の運転視野を決定することを特徴とする請求項1または2記載の注意情報提示システム。
  4. 前記中心視野の角度範囲は、運転者の頭部を中心として前記ヘルメットの前方方向から左右にそれぞれ20度以内に設定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の注意情報提示システム。
  5. 物体を検出する物体検出手段と、
    前記物体検出手段により検出された物体と前記自動二輪車との相対速度および相対距離を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された相対速度および相対距離に基づいて前記物体が注意対象であるか否かを判定する注意対象判定手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の注意情報提示システム。
  6. 前記算出手段は、前記物体と前記自動二輪車とを結ぶ第1の方向における相対速度の成分を第1の速度成分として算出するとともに、前記第1の方向と直交する第2の方向における相対速度の成分を第2の速度成分として算出し、
    前記注意対象判定手段は、前記算出手段により算出された第1の速度成分および相対距離を用いて前記第1の方向において前記自動二輪車と前記物体との相対距離が0になるまでの時間を第1の時間として算出するとともに、前記算出手段により算出された第2の速度成分を用いて前記第2の方向において前記自動二輪車と前記物体とが所定距離ずれるまでの時間を第2の時間として算出し、前記第1の時間が所定の第1の値よりも小さくかつ前記第1の時間が前記第2の時間よりも小さい場合に前記物体を注意対象であると判定することを特徴とする請求項5記載の注意情報提示システム。
  7. 運転者が前記自動二輪車の車線変更を意図することを示す車線変更信号を出力する車線変更信号出力手段をさらに備え、
    前記注意対象判定手段は、前記車線変更信号出力手段により前記車線変更信号が出力されかつ前記第1の時間が所定の第2の値よりも小さい場合に前記物体を注意対象であると判定することを特徴とする請求項6記載の注意情報提示システム。
  8. 前輪および後輪を有するとともに運転者の操作により走行する車体と、
    開口部を前面に有し、運転者により装着されるヘルメットと、
    前記ヘルメットの開口部の下端に並ぶように設けられる複数の発光部と、
    前記車体の走行速度を検出する速度検出手段と、
    前記速度検出手段により検出された走行速度に基づいて前記車体の進行方向を基準とする運転者の運転視野を決定する運転視野決定手段と、
    注意対象の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段により検出された位置に基づいて、前記運転視野決定手段により決定された運転視野内に注意対象があるかまたは運転視野外に注意対象があるかを判定する位置判定手段と、
    前記位置判定手段の判定結果に基づいて前記複数の発光部を制御する制御手段とを備え、
    前記複数の発光部は、前記ヘルメットを装着する運転者の中心視野内および周辺視野内の位置にそれぞれ配置され、
    前記制御手段は、前記位置判定手段により前記運転視野内に注意対象があると判定された場合に前記中心視野内の発光部を表示状態に制御し、前記位置判定手段により前記運転視野外に注意対象があると判定された場合に前記周辺視野内の発光部を表示状態に制御することを特徴とする自動二輪車。
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