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JP2008300723A - 処理装置 - Google Patents

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達也 藤沢
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Abstract

【課題】被処理物の処理を効率よく行う処理ユニットを有する処理装置を提供する。
【解決手段】処理装置は処理部111を有する枚葉式の処理ユニット11と、処理ユニット11に対し被処理物を搬出入する搬送部12とを備える。処理装置は処理ユニット11内に配置され処理部111で処理が施された被処理物を保持する第一の保持部13と、未処理である被処理物を処理部111に受け渡すために保持するとともに処理部111で処理が施された被処理物を第一の保持部13に受け渡すために保持する第二の保持部14と、第二の保持部14に保持された被処理物を第一の保持部13に受け渡し可能なように、第一の保持部13および第二の保持部14の少なくともいずれか一方を駆動する駆動部とを有する。搬送部12は処理ユニット11から処理が施された被処理物を搬出する搬出部121と、未処理の被処理物を処理ユニット11内に搬入する搬入部122とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ウェハ等の被処理物に対し、レジストの塗布、加熱等の処理を行う処理装置に関する。
従来、半導体装置等の製造ラインにおいては、レジストの塗布を行う処理ユニット、加熱処理を行う処理ユニット等の複数の枚葉式の処理ユニットを有する処理装置が使用されている。
このような処理装置では、各処理ユニットに対し半導体ウェハを搬送する搬送部を有する(特許文献1参照)。
このような処理装置に関連する半導体ウェハの搬送機構としては、次のようなものが考えられる。図4を参照して説明する。
処理ユニット100内での半導体ウェハWの処理が終了すると、処理ユニット100内のリフトピン101が上昇し、処理済みの半導体ウェハWを所定の高さ位置まで搬送する(図4(a))。搬送部102のうち一方は、処理ユニット100に近づき、リフトピン101から処理済みの半導体ウェハWを受け取る(図4(b))。次に、処理済みの半導体ウェハWを処理ユニット100から搬出する(図4(c))。その後、搬送部102のうち他方が、未処理の半導体ウェハWを処理ユニット100内部のリフトピン101上に搬入する(図4(d)、(e))。
これにより、処理ユニット100内の半導体ウェハWの入れ替えが完了する。
その後、図4(f)に示すように半導体ウェハWの処理を開始する。
特開平7−235581号公報
従来の処理装置では、処理ユニット100内の半導体ウェハWを入れ替えるためには、処理済みの半導体ウェハWをリフトピン101から搬送部102の一方に受け渡す工程、処理済みの半導体ウェハWを保持した搬送部102の一方を処理ユニット100から出す工程、未処理の半導体ウェハWを保持した搬送部102の他方を処理ユニット100内に入れる工程、搬送部102の他方に保持された半導体ウェハWを処理ユニット100内部のリフトピン101上に設置する工程の4工程が必要であり、一つの工程が終了した後、次の工程を行っていた。
そのため、半導体装置の製造に時間を要するという課題がある。特に、処理装置が複数の処理ユニットを有する場合には、各処理ユニットにおいて、前述した4工程を行う必要があるので、半導体装置の製造に時間がかかってしまう。
本発明によれば、被処理物に対し所定の処理を行う処理部を有する枚葉式の処理ユニットと、前記処理ユニットに対し、前記被処理物を搬出および搬入する搬送部とを備える処理装置であって、前記処理ユニット内部に配置され、前記処理部で処理が施された被処理物を保持する第一の保持部と、前記処理ユニット内部に配置され、未処理である被処理物を前記処理部に受け渡すために保持するものであり、かつ、前記処理部で処理が施された被処理物を、前記第一の保持部に受け渡すために保持するものである第二の保持部と、前記第二の保持部に保持された処理が施された被処理物を前記第一の保持部に受け渡し可能なように、前記第一の保持部および前記第二の保持部の少なくともいずれか一方を駆動する駆動部とを有し、前記搬送部は、前記処理ユニットから処理が施された被処理物を搬出する搬出部と、未処理である被処理物を前記処理ユニット内に搬入する搬入部とを備える処理装置が提供される。
この発明によれば、処理ユニット内部には、処理が施された被処理物を保持する第一の保持部と、第二の保持部とが配置されている。第二の保持部は、処理部で処理が施された被処理物を、第一の保持部に受け渡すために、保持するものである。
そして、処理装置は、第二の保持部に保持された被処理物を第一の保持部に受け渡し可能なように、第一の保持部および第二の保持部の少なくともいずれか一方を駆動する駆動部を有している。
これにより、処理部で処理された被処理物を第二の保持部から第一の保持部に受け渡し、第一の保持部に保持させ、第二の保持部を被処理物を保持しない状態とすることができる。
このような状態において、搬送部の搬出部は、第一の保持部から処理部で処理された被処理物を受け取るとともに、搬送部の搬入部は、未処理の被処理物を第二の保持部に受け渡すことが可能となる。そのため、被処理物の処理ユニット内への搬入、搬出にかかる時間を短縮することができ、被処理物の処理を効率よく行うことができる。
なお、第二の保持部は、未処理の被処理物を処理部に受け渡すものでもあるため、第二の保持部に受け渡された未処理の被処理物は、処理部に受け渡され、処理されることとなる。
本発明によれば、被処理物の処理を効率よく行うことができる処理ユニットを有する処理装置が提供される。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2を参照して、本実施形態の処理装置の概要について説明する。
図1は、処理装置1の平面図であり、図2は、処理装置1の処理ユニット11を示す図である。
本実施形態の処理装置1は、被処理物(半導体ウェハW)に対し所定の処理を行う処理部111を有する枚葉式の処理ユニット11と、処理ユニット11に対し、前記被処理物を搬出および搬入する搬送部12とを備えるものである。
この処理装置1は、処理ユニット11内部に配置され、処理部111で処理が施された被処理物を保持する第一の保持部13と、前記処理ユニット11内部に配置され、未処理である被処理物を前記処理部111に受け渡すために保持するものであり、かつ、前記処理部111で処理が施された被処理物を、前記第一の保持部13に受け渡すために保持するものである第二の保持部14と、前記第二の保持部14に保持された被処理物を前記第一の保持部13に受け渡し可能なように、前記第一の保持部13および前記第二の保持部14の少なくともいずれか一方を駆動する駆動部(図示略)とを有する。
搬送部12は、前記処理ユニット11から処理が施された被処理物を搬出する搬出部121と、未処理である被処理物を前記処理ユニット11内に搬入する搬入部122とを備える。
次に、処理装置1の構造について詳細に説明する。
処理装置1は、半導体ウェハWの処理を行うためのものであり、例えば、半導体ウェハWに対しフォトレジストを塗布し、現像するための装置である。
この処理装置1は、図1に示すように、複数の処理ユニット11を有する。複数の処理ユニット11は、それぞれ、たとえば、フォトレジストの塗布、現像処理、加熱処理、冷却処理を行うものである。
なお、図1中、符号15は、半導体ウェハWが設置される設置部である。
各処理ユニット11内部には、図2に示すように、処理が施された半導体ウェハWを保持する第一の保持部13と、半導体ウェハWを保持する第二の保持部14とが配置されている。
なお、図2に示した処理ユニット11は、半導体ウェハWに加熱処理を行うユニットであり、符号111は、半導体ウェハWが設置されるヒータ(処理部)である。
第一の保持部13は、ヒータ111の上部に設置されており、複数本、例えば、3本の略L字型の保持部材131を有し、一枚の半導体ウェハWを保持する。各保持部材131は、図示しない駆動部により、上下方向(垂直方向)、水平方向に移動可能に構成されており、半導体ウェハWの周縁部を挟持して保持する。
第二の保持部14は、処理ユニット11内を上下方向に稼働する複数本、例えば3本のリフトピン141を有する。各リフトピン141は、図示しない駆動部により、ヒータ111から突没自在に構成されており、半導体ウェハWの裏面側から半導体ウェハWを支持し、保持する。
この第二の保持部14は、半導体ウェハW一枚を保持するものである。この第二の保持部14は、未処理である半導体ウェハWをヒータ111に受け渡すために保持する役割(機能)と、ヒータ111で処理が施された半導体ウェハWを、第一の保持部13に受け渡すために、保持する役割(機能)とを果たすものである。
第二の保持部14は、第一の保持部13の下方に配置されている。
搬送部12は、処理ユニット11に対し、半導体ウェハWを搬出および搬入するものである。この搬送部12は、半導体ウェハWの周縁を保持する搬出部121,搬入部122を有している。
搬出部121,搬入部122は、垂直方向および水平方向(図1の紙面垂直方向および紙面平行方向)に移動可能となっている。各搬送部121,122は、一部が切りかかれた環状に形成され、処理装置1を平面視した際に重なりあうようにして配置されている。ここで、搬出部121は、搬入部122の上部に配置されている。
搬送部121,122のうち、搬出部121は、処理が施された半導体ウェハWを搬送するものであり、また、搬入部122は、未処理である半導体ウェハWを搬送するものである。
次に、図3を参照して、このような処理装置1を用いた半導体ウェハWの搬送手順について説明する。
まず、はじめに、搬入部122にて未処理の半導体ウェハWを処理ユニット11内に搬送する。搬入部122に保持された未処理の半導体ウェハWは、リフトピン141の上部に設置された後、搬入部122による保持が解除される。その後、リフトピン141は図示しない駆動部により駆動され、ヒータ111側に下降し、ヒータ111内部に没入する。半導体ウェハWは、ヒータ111上に設置され、加熱処理が施される。
半導体ウェハWの加熱処理が終了すると、リフトピン141は駆動部により駆動されて、ヒータ111からリフトピン141が突出し、処理済みの半導体ウェハWを第一の保持部13まで搬送する。
リフトピン141に支持された半導体ウェハWは、処理ユニット11内の第一の保持部13に引き渡される(図3(a))。具体的には、駆動部によりリフトピン141が第一の保持部13の保持部材131側に向かって駆動し、各保持部材131により半導体ウェハWの周縁部が保持される。リフトピン141が下降し、半導体ウェハWの保持が解除される。
一方、処理ユニット11にて処理が行われている間に、搬送部12は、未処理の半導体ウェハWを半導体ウェハWの設置部15から処理ユニット11まで搬送する。このとき、未処理の半導体ウェハWは、搬入部122に保持される(図3(a))。
次に、搬出部121、未処理の半導体ウェハWを保持した搬入部122は、処理ユニット11内に同時に入り込む(図3(b))。搬出部121は、第一の保持部13に保持された処理済みの半導体ウェハWを保持する。具体的には、搬出部121は、第一の保持部13の下方に移動する。そして、第一の保持部13の保持部材131が水平方向に移動する。これにより、保持部材131による半導体ウェハWの保持が解除され、半導体ウェハWが搬出部121に保持されることとなる。
搬出部121、第一の保持部13間での半導体ウェハWの受け渡しが行われている間に、搬入部122と、リフトピン141との間でも未処理の半導体ウェハWの受け渡しが行われる。具体的はリフトピン141の上部に、搬入部122に保持された未処理の半導体ウェハWが位置するように、搬入部122が駆動する。その後、リフトピン141が半導体ウェハWの裏面に接すると、搬入部122が水平方向に移動し、搬入部122による半導体ウェハWの保持が解除される(図3(c))。
なお、搬入部122が水平方向に移動する際に、同時に搬出部121も水平方向に移動し、処理ユニット11からでることとなる。
その後、リフトピン141は図示しない駆動部により駆動され、ヒータ111側に下降し、リフトピン141上に設置された半導体ウェハWはヒータ111上に設置され、加熱処理が施される。また、搬送部12は、次の処理ユニット11まで、搬出部121に保持された半導体ウェハWを搬送し、搬出部121に保持された半導体ウェハWには、次の処理が施される。
以上のようにして、半導体ウェハWの処理が行われる。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
処理ユニット11内部には、処理が施された半導体ウェハWを保持する第一の保持部13と、ヒータ111で処理された半導体ウェハWを第一の保持部13に受け渡すためのものである第二の保持部14とが配置されている。
駆動部により第二の保持部14を駆動し、第二の保持部14に保持された処理済みの半導体ウェハWを第一の保持部13に受け渡すことで、第二の保持部14を半導体ウェハWを保持しない状態とすることができる。
一方で、処理装置の搬送部12は、処理が施された半導体ウェハWを搬送する搬出部121と、未処理である半導体ウェハWを搬送する搬入部122とを備える。
そのため、搬出部121と、未処理の半導体ウェハWを保持した搬入部122とを同時に処理ユニット11内に導入し、搬出部121に第一の保持部13が保持する半導体ウェハWを受け渡すとともに、搬入部122に保持された未処理の半導体ウェハWを第二の保持部14に受け渡すことができる。
これにより、半導体ウェハWの処理ユニット11内への搬入、搬出にかかる時間を短縮することができ、半導体ウェハWの処理を効率よく行うことができる。
特に、本実施形態の処理装置1は、複数の処理ユニット11を備えているので、各処理ユニット11での搬入、搬出にかかる時間を短縮することで、処理装置1全体での処理時間を短縮することができる。
さらに、本実施形態では、処理ユニット11内に配置された2つの保持部のうち、第一の保持部13を略L字型の保持部材131を有し、半導体ウェハWの周縁部を保持する構造としている。また、第二の保持部14を、リフトピン141を備え、半導体ウェハWを裏面側から支持する構造としている。
このような構造の第一の保持部13、第二の保持部14とすることで、第二の保持部14と、第一の保持部13との間での半導体ウェハWの受け渡しを容易に行うことができる。
また、本実施形態では、第一の保持部13の下方に第二の保持部14を配置している。これにより、第一の保持部13,第二の保持部14を水平方向に並べて配置する場合に比べ、省スペース化を図ることができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、処理済みの半導体ウェハWを保持する第一の保持部13を処理ユニット11内部に一つ設けたが、これに限らず、第一の保持部を2つ以上設けてもよい。
この場合には、第一の保持部から処理済みの半導体ウェハWを受け渡される搬出部を複数設ければよい。
さらに、前記実施形態では、第二の保持部14をリフトピン141により半導体ウェハWを支持する構造としたが、これに限らず、第一の保持部13のように半導体ウェハWの周縁部を保持する構造としてもよい。
また、前記実施形態では、第二の保持部14を第一の保持部13側に駆動させて半導体ウェハWの受け渡しを行ったが、これに限らず、駆動部により、第一の保持部13を駆動させて、半導体ウェハWの受け渡しを行ってもよい。さらには、半導体ウェハWの受け渡し時に駆動部により、第一の保持部13および第二の保持部14の双方を駆動させてもよい。
本発明の一実施形態にかかる処理装置を示す平面図である。 処理装置の処理ユニットを示す斜視図である。 処理ユニットでの半導体ウェハの処理工程を示す図である。 従来の処理ユニットでの半導体ウェハの処理工程を示す図である。
符号の説明
1 処理装置
11 処理ユニット
12 搬送部
13 第一の保持部
14 第二の保持部
15 設置部
100 処理ユニット
101 リフトピン
102 搬送部
111 ヒータ(処理部)
121 搬出部
122 搬入部
131 保持部材
141 リフトピン
W 半導体ウェハ

Claims (5)

  1. 被処理物に対し所定の処理を行う処理部を有する枚葉式の処理ユニットと、
    前記処理ユニットに対し、前記被処理物を搬出および搬入する搬送部とを備える処理装置であって、
    前記処理ユニット内部に配置され、前記処理部で処理が施された被処理物を保持する第一の保持部と、
    前記処理ユニット内部に配置され、未処理である被処理物を前記処理部に受け渡すために保持するものであり、かつ、前記処理部で処理が施された被処理物を、前記第一の保持部に受け渡すために保持するものである第二の保持部と、
    前記第二の保持部に保持された処理が施された被処理物を前記第一の保持部に受け渡し可能なように、前記第一の保持部および前記第二の保持部の少なくともいずれか一方を駆動する駆動部とを有し、
    前記搬送部は、前記処理ユニットから処理が施された被処理物を搬出する搬出部と、
    未処理である被処理物を前記処理ユニット内に搬入する搬入部とを備える処理装置。
  2. 請求項1に記載の処理装置において、
    前記第一の保持部から前記搬出部への被処理物の受け渡しと、前記搬入部から前記第二の保持部への被処理物の受け渡しとを同時に行うように構成されている処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の処理装置において、
    前記第一の保持部の下方に前記第二の保持部が配置され、
    前記第一の保持部は、被処理物の外周部を挟持するものであり、
    前記第二の保持部は、前記被処理物を裏面側から支持するピンである処理装置。
  4. 請求項3に記載の処理装置において、
    前記ピンは、前記処理部から突没可能に構成されており、
    前記駆動部は、前記第二の保持部の前記ピンを前記第一の保持部側に向かって前記処理部から突出するように駆動し、前記第二の保持部に保持され、前記処理部で処理された被処理物を前記第一の保持部に受け渡す処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の処理装置において、
    複数の前記処理ユニットを備える処理装置。
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