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JP2008230360A - 電気自動車の車体前部構造 - Google Patents

電気自動車の車体前部構造 Download PDF

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JP2008230360A JP2007071188A JP2007071188A JP2008230360A JP 2008230360 A JP2008230360 A JP 2008230360A JP 2007071188 A JP2007071188 A JP 2007071188A JP 2007071188 A JP2007071188 A JP 2007071188A JP 2008230360 A JP2008230360 A JP 2008230360A
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忠雄 毛利
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Nissan Motorsports and Customizing Co Ltd
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Abstract

【課題】 衝突荷重の車体骨格部材への効果的な分散を確保しつつ、バンパのレイアウト自由度の向上を共に図ることができる電気自動車の車体前部構造を提供する。
【解決手段】 車両フロア底部のバッテリ設置空間左右に設けられ、車両前後方向に延びる左右サイドシル1,1と、これら左右サイドシル1,1の車両前方側に配置された左右前輪1FL,1FRと、左右サイドシル1,1の前側部分から上方かつ車両前方側へ延びる左右フロントピラー5,5と、これら左右フロントピラー5,5を連結する第2アッパクロスメンバ15と、第2アッパクロスメンバ15に接続され、左右前輪1FL,1FRよりも車幅方向内側の位置で車両前方へ延びる左右バンパサポートメンバ16,16と、これら左右バンパサポートメンバ16,16に支持されたバンパ17と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気自動車の車体前部構造の技術分野に属する。
従来の電気自動車では、車両フロア底部のバッテリ設置空間左右に設けられたサイドシルの前端部に、結合部材を介して車両前方へ延びるフロントサイドメンバが接続され、このフロントサイドメンバにバンパが取り付けられている。これにより、バンパへ入力された衝突荷重を、車体骨格部材であるフロントサイドメンバからサイドシルへと効果的に分散させることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−118258号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、フロントサイドメンバが前輪の上方に位置しているため、フロントサイドメンバに支持されるバンパは、必然的に前輪よりも高い位置に配置される。つまり、バンパの高さが前輪の制約を受けるため、バンパのレイアウト自由度が低いという問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、衝突荷重の車体骨格部材への効果的な分散を確保しつつ、バンパのレイアウト自由度の向上を図ることができる電気自動車の車体前部構造を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明では、
車両フロア底部のバッテリ設置空間左右に設けられ、車両前後方向に延びる左右サイドシルと、
これら左右サイドシルの車両前方側に配置された左右前輪と、
前記左右サイドシルの前側部分から上方かつ車両前方側へ延びる左右フロントピラーと、
これら左右フロントピラーを連結するアッパクロスメンバと、
前記アッパクロスメンバに接続され、前記左右前輪よりも車幅方向内側の位置で車両前方へ延びるバンパサポートメンバと、
このバンパサポートメンバに支持されたバンパと、
を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、バンパを支持するバンパサポートメンバが左右前輪よりも車幅方向内側の位置に配置されるため、左右前輪の制約を受けることなくバンパの地上高を自由に設定することができ、例えば、バンパを一般の車両と同一の高さに設定することが可能となる。
また、アッパクロスメンバを支持する左右フロントピラーは、前方に傾斜して配置されているため、衝突時にバンパから入力される車両前後方向の衝突荷重をフロントピラーの軸座屈方向に分散させ、左右サイドシルへ伝達させることができる。すなわち、左右フロントピラーの曲げモーメントを小さく抑えることができるため、衝突に対する剛性を確保できる。
この結果、衝突荷重の車体骨格部材への効果的な分散を確保しつつ、バンパのレイアウト自由度の向上を図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は本発明の電気自動車の車体前部構造を適用した実施例1の電気自動車の斜視図、図2は同電気自動車の側面図、図3は同電気自動車の車体前部構造を示す斜視図である。
実施例1の電気自動車の車体構造は、各部材を中空のアルミニウム押し出し材により成形し、これらを溶接接合して形成したスペースフレーム構造である。以下、各部材について説明する。
左右サイドシル1,1は、車体の左右下部に配置され、それぞれ車両前後方向に延設されている。左右サイドシル1,1の前端部間は車幅方向に延びるロアフロントクロスメンバ2により連結されている。また、左右サイドシル1,1の後端部間は車幅方向に延びるロアリアクロスメンバ3により連結されている。ロアフロントクロスメンバ2とロアリアクロスメンバ3は、車幅方向中央位置に配置され、車両前後方向に延びるセンタメンバ4により連結されている。
左右サイドシル1,1、ロアフロントクロスメンバ2、ロアリアクロスメンバ3およびセンタメンバ4により囲まれた空間は、車両の駆動源である図外のモータに電力を供給するバッテリキャリア(不図示)が収納されるバッテリ収納空間である。このバッテリ収納空間の上方は車両フロアとされ、図示しない運転席が設置される。
左右サイドシル1,1の前側部分には、左右サイドシル1,1からそれぞれ上方に延びる左右フロントピラー5,5が取り付けられている。左右フロントピラー5,5は、上方が車両前方側に傾斜した状態で左右サイドシル1,1に立設され、その傾斜角度は、水平面に対して45度前後に設定されている。
左右フロントピラー5,5には、左右サイドピラー6,6の前端部が取り付けられている。この左右サイドピラー6,6は、略U字状に形成され、その後端部は左右サイドシル1,1の後端部に立設された左右リアピラー7,7と連結されている。左右サイドピラー6,6は、図示しない車体のルーフおよびフロントガラスを支持する。
左右リアピラー7,7間は、車幅方向に延びるリアクロスメンバ8により連結されている。リアクロスメンバ8には、左右ショックアブソーバ9,9の上端部を支持するブラケット10,10が取り付けられている。なお、左右ショックアブソーバ9,9の下端部は、ロアフロントクロスメンバ2に取り付けられた左右リアサスペンションアーム11,11により支持されている。
左右サイドシル1,1と左右フロントピラー5,5の接続部分には、車幅方向内側面に補強プレート(補強板)12,12が設けられている。この補強プレート12,12は、左右フロントピラー5,5と左右サイドピラー6,6の接続部分まで延設されている。左右補強プレート12,12間には、車幅方向に延びる第1クロスメンバ13が架設されている。
第1アッパクロスメンバ13は、左右補強プレート12,12の上端部であって、左右サイドピラー6,6下方の車室内に配置され、図外のステアリングを支持するステアリングコラム支持部材14が取り付けられている。
左右フロントピラー5,5は、第2アッパクロスメンバ15により連結されている。この第2アッパクロスメンバ15は、一般的な車両のバンパ高さ、例えば、500mm程度の高さに設定されている。なお、第2アッパクロスメンバ15とフロントピラー5との接続部分は、上述した補強プレート12により補強されている。
第2アッパクロスメンバ15には、左右バンパサポートメンバ16,16を介してバンパ17が取り付けられている。左右バンパサポートメンバ16,16は、左右前輪1FL,1FRよりも車幅方向内側に位置し、水平面と平行に前方に延設されている。左右バンパサポートメンバ16,16とバンパ17の構造については後述する。
左右フロントピラー5,5は、その上端部同士を、車幅方向に延びる第3アッパクロスメンバ18により連結されている。この第3アッパクロスメンバ18の両端部であって、左右フロントピラー5,5の車幅方向内側面には、ショックアブソーバ19の上端部を支持する左右フロントサスペンション固定部20,20が取り付けられている。また、ショックアブソーバ19の下端部は、フロントサスペンションアーム21に支持されている。フロントサスペンションアーム21は、センタメンバ前端部4aに取り付けられたブラケット21aに固定されている。
左右フロントサスペンション固定部20,20とセンタメンバ前端部4aは、V字形のサポートメンバ22により連結されている。このサポートメンバ22は、左右バンパサポートメンバ16,16を支持し、衝突荷重に対する左右バンパサポートメンバ16,16の上下方向回転を抑制している。
次に、バンパサポートメンバ16およびバンパ17の構造を説明する。
図4は、左右バンパサポートメンバ16,16およびバンパ17の斜視図である。
バンパサポートメンバ16は、2つのバンパサポートメンバ(分割部材)23,24に分割して形成され、両バンパサポートメンバ23,24の間には、中間プレート25が介装されている。両バンパサポートメンバ23,24は、共に矩形筒状に形成され、閉断面形状を有しているが、第2バンパサポートメンバ24の閉断面の面積は、第1バンパサポートメンバ23の閉断面の面積よりも小さく設定されている。
第1バンパサポートメンバ23は、基端側を第2アッパクロスメンバ15に取り付けられる基部プレート26に固定され、先端側を中間プレート25に固定されている。第2バンパサポートメンバ24は、基端を中間プレート25に固定され、先端をバンパ17に固定されている。
第1バンパサポートメンバ23の先端部分の両側面と、第2バンパサポートメンバ24の先端部分の両側面には、車両上下方向に延びるつぶれ促進ビード23a,24aが形成されている。
[バンパのレイアウト制限について]
従来、アルミニウム押し出し材、鉄パイプ材等を溶接して形成したスペースフレーム構造にて車体骨格を形成している小型の電気自動車では、車両フロア底部左右に設けられたサイドシルの前端部に、結合部材を介して車両前方へと延びるフロントサイドメンバが接続され、このフロントサイドメンバにバンパが取り付けられている。ここで、サイドシルの車両前方側には前輪が配置されるため、フロントサイドメンバは前輪との干渉を避けるために前輪の上方位置に配置されている。よって、フロントサイドメンバに取り付けられるバンパの地上高は、必然的に前輪よりも高い位置となる。つまり、前輪の制約によってバンパの高さが制約され、レイアウト自由度が低いという問題があった。なお、ラダーフレーム構造にて車体骨格を形成している電気自動車においても、バンパが低い位置に配置されるため、バンパのレイアウト自由度が低いという問題が生じる。
一方、前輪との干渉を回避するために、左右前輪よりも車幅方向内側の位置にバンパを支持するバンパサポートメンバを配置する場合、剛性の高いサイドシルとの接続が無くなるため、バンパサポートメンバ(サイドメンバ)を車両フロア底部から車体後方まで延設して衝突荷重に対する強度を確保する必要がある。ところが、車両フロア底部にバッテリが収納される電気自動車では、バンパサポートメンバを車体後方まで延設した場合、バッテリ収納空間を確保できないため、この構成を採用することはできない。
[バンパのレイアウト向上]
これに対し、実施例1の電気自動車の車体前部構造では、左右フロントピラー5,5を車両前方側に大きく傾斜して配置し、両ピラー5,5を連結する第2アッパクロスメンバ15にバンパ17を支える左右バンパサポートメンバ16,16を取り付けると共に、左右バンパサポートメンバ16,16を左右前輪1FL,1FRよりも車幅方向内側の位置に配置した。
よって、左右前輪1FL,1FRの制約を受けることなく、左右フロントピラー5,5に対する第2アッパクロスメンバ15の高さ調整により、バンパ17の地上高を自由に設定することができる。これにより、例えば、バンパ17の地上高を、一般的な車両と同一に設定し、衝突時の衝撃をより効果的に吸収させることが可能となる。
[衝突に対する強度確保]
実施例1では、バンパ17が受けた衝突荷重は左右フロントピラー5,5の上部位置に入力されるため、左右フロントピラー5,5には、荷重入力により曲げモーメントが発生する。これに対し、実施例1では、左右フロントピラー5,5を前方に45度前後傾斜して配置したため、左右フロントピラー5,5の左右バンパサポートメンバ16,16との接続部分に入力される車両前後方向の衝突荷重の1/2を、左右フロントピラー5,5の軸座屈方向分力に変換して左右サイドシル1,1に伝達させることができる。
これにより、左右フロントピラー5,5の曲げモーメント、すなわち衝突荷重の左右フロントピラー5,5の軸直交方向の分力を、1/2程度に抑えることができるため、左右フロントピラー5,5の変形が抑制され、客室生存空間を確保することができる。
また、実施例1では、左右サイドシル1,1と左右フロントピラー5,5との接続部分、および左右フロントピラー5,5と左右サイドピラー6,6の接続部分に左右補強プレート12,12を設け、左右サイドシル1,1、左右フロントピラー5,5および左右サイドピラー6,6を衝突荷重に対し剪断方向にて補強しているため、キャビンの変形量が最小限に抑えられ、客室生存空間を効率良く確保することができる。
[フロントサスペンション固定部の支持剛性向上]
実施例1では、左右フロントピラー5,5の上方を車両前方側へ傾斜させているため、フロントサスペンション固定部20を車体骨格部材である左右フロントピラー5,5に直接取り付けることが可能となった。よって、左右フロントピラー5,5に車両前方側へ湾曲したクロスメンバを連結し、このクロスメンバにフロントサスペンション固定部を取り付ける従来構造と比較して、ショックアブソーバ19の支持剛性をより高めることができる。
[衝突時の軸圧壊促進]
通常、小型電気自動車の車体前部構造では、一般的なエンジン車に比べて構造がシンプルであるため、バンパ、衝突メンバは支え構造が無く、衝突時の圧壊が折れモードと成り易く、必要なエネルギー吸収量が得られにくい。
これに対し、実施例1では、バンパ17を支持する左右バンパサポートメンバ16,16を、車両前後方向に2分割し、車両前方側の第2バンパサポートメンバ24の断面形状を、車両後方側の第1バンパサポートメンバ23の断面形状よりも小さく設定している。
よって、バンパ17への衝突荷重入力により左右バンパサポートメンバ16,16がつぶれ変形する際、荷重入力直後には、つぶれ方向に対する剛性の低い第2バンパサポートメンバ24が先行してつぶれ変形し、その後、つぶれ方向に対する剛性の高い第1バンパサポートメンバ23がつぶれ変形する。
これにより、衝突時の折れモードの発生が抑制され、軸圧壊(提灯座屈)を安定して発生させることができるため、衝突エネルギーの吸収効率を高め、必要なエネルギー吸収量を確保することができる。
また、実施例1では、両バンパサポートメンバ23,24の車両前方側端部に、つぶれ促進ビード23a,24aを形成しているため、第2バンパサポートメンバ24の先端側から圧壊が誘発され、その圧壊を第1バンパサポートメンバ23の基端側まで持続的に伝播させることができる。よって、衝突時に軸圧壊をより促進させることができる。
次に、効果を説明する。
実施例1の電気自動車の車体前部構造にあっては、以下に列挙する効果を奏する。
(1) 車両フロア底部のバッテリ設置空間左右に設けられ、車両前後方向に延びる左右サイドシル1,1と、これら左右サイドシル1,1の車両前方側に配置された左右前輪1FL,1FRと、左右サイドシル1,1の前側部分から上方かつ車両前方側へ延びる左右フロントピラー5,5と、これら左右フロントピラー5,5を連結する第2アッパクロスメンバ15と、第2アッパクロスメンバ15に接続され、左右前輪1FL,1FRよりも車幅方向内側の位置で車両前方へ延びる左右バンパサポートメンバ16,16と、これら左右バンパサポートメンバ16,16に支持されたバンパ17と、を備える。このため、衝突荷重のサイドシル1,1への効果的な分散を確保しつつ、バンパ17のレイアウト自由度の向上を図ることができる。
(2) 左右フロントピラー5,5が車両前後方向に対して成す角度を、45度前後に設定したため、左右フロントピラー5,5の曲げモーメントを小さく抑えて客室生存空間の確保を図ることができる。
(3) 左右サイドシル1,1と左右フロントピラー5,5との接続部分に左右補強プレート12,12を設けたため、キャビンの変形量が小さく抑えられ、客室生存空間を効率良く確保することができる。
(4) 左右補強プレート12,12を、左右フロントピラー5,5と車体のルーフを支持する左右サイドピラー6,6の接続部分まで延設したため、キャビンの変形量が最小限に抑えられ、客室生存空間を効率良く確保することができる。
(5) 左右バンパサポートメンバ16,16を、車両前後方向に2分割された第1バンパサポートメンバ23と第2バンパサポートメンバ24を車両前後方向に連結して構成し、第2バンパサポートメンバ24の断面積を、第1バンパサポートメンバ23の断面積よりも小さく設定した。これにより、軸圧壊を安定して発生させることができ、衝突エネルギーの吸収効率を高めることができる。
(6) 第1バンパサポートメンバ23と第2バンパサポートメンバ24の車両前方側端部に、つぶれ促進ビード23a,24aを形成したため、衝突時の軸圧壊がより促進され、衝突エネルギーの吸収効率をより高めることができる。
(他の実施例)
以上、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は、実施例1に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、実施例1では、サイドピラーを車両前方に45度前後傾斜させた例を示したが、サイドピラーが車両前後方向に対して成す角度は、前輪に干渉しない範囲であって、60度以下の任意の角度にてその効果が得られる。
また、実施例1では、バンパサポートメンバを車両前後方向に2分割した例を示したが、3分割、またはそれ以上に分割した構成としてもよい。加えて、つぶれ促進ビードは、少なくとも各分割部材の車両前方側端部に設定してあれば、所定間隔毎に複数設定しても良い。また、両側面ではなく、上下面または全周に亘って設けても良い。
本発明の電気自動車の車体前部構造を適用した実施例1の電気自動車の斜視図である。 実施例1の電気自動車の側面図である。 実施例1の電気自動車の車体前部構造を示す斜視図である。 左右バンパサポートメンバ16,16およびバンパ17の斜視図である。
符号の説明
1FL,1FR 左右前輪
1RL,1RR 左右後輪
1,1 左右サイドシル
2 ロアフロントクロスメンバ
3 ロアリアクロスメンバ
4 センタメンバ
4a センタメンバ前端部
5,5 左右フロントピラー
6,6 左右サイドピラー
7,7 左右リアピラー
8 リアクロスメンバ
9,9 ショックアブソーバ
10,10 ブラケット
11,11 左右リアサスペンションアーム
12,12 左右補強プレート
13 第1アッパクロスメンバ
14 ステアリングコラム支持部材
15 第2アッパクロスメンバ
16,16 左右バンパサポートメンバ
17 バンパ
18 第3アッパクロスメンバ
19 ショックアブソーバ
20,20 左右フロントサスペンション固定部
21 フロントサスペンションアーム
21a ブラケット
22,22 サポートメンバ
23 第1バンパサポートメンバ
24 第2バンパサポートメンバ
23a,24a つぶれ促進ビード
25 中間プレート
26 基部プレート

Claims (6)

  1. 車両フロア底部のバッテリ設置空間左右に設けられ、車両前後方向に延びる左右サイドシルと、
    これら左右サイドシルの車両前方側に配置された左右前輪と、
    前記左右サイドシルの前側部分から上方かつ車両前方側へ延びる左右フロントピラーと、
    これら左右フロントピラーを連結するアッパクロスメンバと、
    前記アッパクロスメンバに接続され、前記左右前輪よりも車幅方向内側の位置で車両前方へ延びるバンパサポートメンバと、
    このバンパサポートメンバに支持されたバンパと、
    を備えることを特徴とする電気自動車の車体前部構造。
  2. 請求項1に記載の電気自動車の車体前部構造において、
    前記左右フロントピラーが車両前後方向に対して成す角度を、60度以下に設定したことを特徴とする電気自動車の車体前部構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電気自動車の車体前部構造において、
    前記左右サイドシルと左右フロントピラーとの接続部分に補強板を設けたことを特徴とする電気自動車の車体前部構造。
  4. 請求項3に記載の電気自動車の車体前部構造において、
    前記補強板を、左右フロントピラーと車体のルーフを支持するサイドピラーとの接続部分まで延設したことを特徴とする電気自動車の車体前部構造。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の電気自動車の車体前部構造において、
    前記バンパサポートメンバを、車両前後方向に少なくとも2分割された分割部材を車両前後方向に連結して構成し、
    車両前方側の分割部材の断面積が車両後方側の分割部材の断面積よりも小さくなるように、各分割部材の断面積を設定したことを特徴とする電気自動車の車体前部構造。
  6. 請求項5に記載の電気自動車の車体前部構造において、
    前記各分割部材の車両前方側端部に、つぶれ促進ビードを形成したことを特徴とする電気自動車の車体前部構造。
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