JP2008228367A - Brushless motor - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、ロータの回転角度を検出する回転角度検出装置を備えたブラシレスモータに関するものである。 The present invention relates to a brushless motor including a rotation angle detection device that detects a rotation angle of a rotor.
一般に、ブラシレスモータは、有底筒状のヨークに内嵌固定されたステータと、このステータに対して回転自在に設けられたロータとを有している。
ステータは、略円筒状のステータコアを有し、このステータコアにコイルを巻装するための複数のティース部が径方向内側に向かって突出形成されている。各ティース部間には軸方向に延びる蟻溝状のスロットが形成され、このスロットからコイルを挿入して各ティース部にコイルを巻装するようになっている。一方、ロータは、ヨークに回転自在に支持されている回転軸を有し、この回転軸に永久磁石が周方向に沿って配置されている。
このように構成されたブラシレスモータは、コイルに通電するとティース部に磁界が形成され、ロータの永久磁石との間に生じる磁気的な吸引力や反発力によって回転軸が駆動する。
In general, a brushless motor has a stator that is fitted and fixed to a bottomed cylindrical yoke, and a rotor that is rotatably provided to the stator.
The stator has a substantially cylindrical stator core, and a plurality of teeth portions for winding a coil around the stator core are formed protruding inward in the radial direction. Between each tooth part, a dovetail slot extending in the axial direction is formed, and a coil is inserted from this slot so that the coil is wound around each tooth part. On the other hand, the rotor has a rotating shaft that is rotatably supported by the yoke, and a permanent magnet is disposed on the rotating shaft along the circumferential direction.
In the brushless motor configured as described above, when the coil is energized, a magnetic field is formed in the tooth portion, and the rotating shaft is driven by a magnetic attractive force or repulsive force generated between the permanent magnet of the rotor.
この種のブラシレスモータは、回転軸に減速機構を連係し、この減速機構を介して被駆動体を駆動させるために用いられる場合がある。また、被駆動体の動作を制御するために、ブラシレスモータにロータリエンコーダを設ける場合がある。このロータリエンコーダは、ロータの回転軸の回転角度を検出するための回転角度検出装置であって、回転軸の一端に設けられ回転軸と共回りする回転板と、この回転板を挟んで振り分け配置された発光素子、及び受光素子とを備えている。回転板には、複数のスリットが設けられている。そして、発光素子から照射された光がスリットを介して受光素子に受光され、これが検出信号となって回転軸の回転角度が認識できるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、例えば、減速機構としてハーモニックギヤ機構(ハーモニックドライブ機構(登録商標)、ストレイン・ウェーブ・ギヤリング機構等とも呼ばれる)を用いて、これを回転軸に直結することで被駆動体を駆動させる場合、ハーモニックギヤ機構からスラスト方向に推力が発生し、回転方向によってブラシレスモータの回転軸が押圧されたり、引張されたりする。この押圧力や引張力によって回転軸の位置がずれると、回転軸に設けられたロータリエンコーダの回転板と受/発光素子との距離が変化し、回転軸の回転角度の検出が困難になるという課題がある。 By the way, for example, when using a harmonic gear mechanism (also referred to as a harmonic drive mechanism (registered trademark), a strain wave gearing mechanism, etc.) as a speed reduction mechanism, the driven body is driven by directly connecting it to a rotating shaft. A thrust is generated in the thrust direction from the harmonic gear mechanism, and the rotation shaft of the brushless motor is pressed or pulled depending on the rotation direction. If the position of the rotating shaft is shifted due to this pressing force or tensile force, the distance between the rotary plate of the rotary encoder provided on the rotating shaft and the light receiving / emitting element changes, and it becomes difficult to detect the rotation angle of the rotating shaft. There are challenges.
また、回転軸の位置がずれないように、且つ回転軸の軸長が長くならないように回転軸を固定しようとすると、回転軸を回転自在に支持するための軸受けの外輪を軸受けハウジングに圧入固定すると共に、内輪を回転軸に圧入固定する必要がある。このため、軸受けと回転軸との芯出し精度が要求されて特殊な組付け装置が必要になるばかりか、軸受けの内外輪圧入時の変形を考慮して軸受けの内部隙間を広げた特殊な軸受けが必要になり、コストがかかるという課題がある。 In addition, when the rotation shaft is fixed so that the position of the rotation shaft does not shift and the length of the rotation shaft does not become long, the outer ring of the bearing for rotatably supporting the rotation shaft is press-fitted and fixed to the bearing housing. In addition, it is necessary to press-fit and fix the inner ring on the rotating shaft. For this reason, not only a special assembling device is required, which requires centering accuracy between the bearing and the rotary shaft, but also a special bearing with a wider internal clearance of the bearing in consideration of deformation when the inner and outer rings of the bearing are pressed. Is necessary and costly.
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、容易、且つ安価に回転軸を確実に固定することができ、高精度に回転軸の回転角度を検出することができるブラシレスモータを提供するものである。 Accordingly, the present invention has been made in view of the above-described circumstances, and is a brushless capable of reliably and reliably fixing the rotation shaft and detecting the rotation angle of the rotation shaft with high accuracy. A motor is provided.
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、筒部を有するヨークと、前記ヨークの筒部に内嵌固定されたステータと、前記ステータに対して回転自在に設けられたロータとを備え、前記ロータの回転軸は、この一端側が前記ヨークの軸方向一端側に設けられた第一軸受けで回転自在に支持される一方、他端側が前記ヨークの軸方向他端側に設けられた第二軸受けで回転自在に支持され、前記回転軸の他端側に、前記回転軸の回転角度を検出するための回転角度検出装置を設けたブラシレスモータであって、前記回転軸の他端側に、段差によって縮径され、且つ前記第二軸受けが軸方向に移動可能に挿入される縮径部を形成し、該縮径部に外嵌される前記第二軸受けの内輪を前記回転軸に形成された段差部と前記回転角度検出装置とで軸方向に挟持することを特徴とする。
In order to solve the above-described problems, the invention described in
請求項2に記載した発明は、前記回転軸の一端側に前記第一軸受けの内輪を圧入固定すると共に、前記ヨークの軸方向一端側に設けられた第一軸受けハウジングに前記第一軸受けの外輪を軸方向に移動可能に挿入したことを特徴とする。 According to a second aspect of the present invention, the inner ring of the first bearing is press-fitted and fixed to one end side of the rotating shaft, and the outer ring of the first bearing is fitted to a first bearing housing provided on one end side in the axial direction of the yoke. Is inserted so as to be movable in the axial direction.
請求項3に記載した発明は、前記ヨークの軸方向他端側に設けられた第二軸受けハウジングに前記第二軸受けの外輪を圧入固定したことを特徴とする。
The invention described in
請求項4に記載した発明は、前記回転角度検出装置は回転板を備えたロータリエンコーダであって、前記回転板をハブを介して前記回転軸の前記縮径部に取付け、前記ハブと前記回転軸の前記段差部とで前記第二軸受けの内輪を軸方向に挟持したことを特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, the rotation angle detecting device is a rotary encoder provided with a rotating plate, the rotating plate is attached to the reduced diameter portion of the rotating shaft via a hub, and the hub and the rotating The inner ring of the second bearing is held in the axial direction by the step portion of the shaft.
本発明によれば、回転軸の縮径部に挿入した第二軸受けの内輪を回転軸の段差部と回転角度検出装置で挟持するため、第二軸受けの内輪を回転軸に圧入固定することなく、回転軸と第二軸受けとを確実に固定することができる。このため、第二軸受けの外輪のみを第二軸受けハウジングに圧入固定すれば回転軸の位置ずれを防止することができる。よって、回転軸を確実に固定することで高精度に回転軸の回転角度を検出することができ、且つ第二軸受けとして汎用の軸受けを使用することが可能になり、コストの低廉化を図ることができる。 According to the present invention, the inner ring of the second bearing inserted into the reduced diameter portion of the rotating shaft is sandwiched between the stepped portion of the rotating shaft and the rotation angle detecting device, so that the inner ring of the second bearing is not press-fitted and fixed to the rotating shaft. The rotating shaft and the second bearing can be securely fixed. For this reason, if only the outer ring of the second bearing is press-fitted and fixed to the second bearing housing, it is possible to prevent displacement of the rotating shaft. Therefore, it is possible to detect the rotation angle of the rotating shaft with high accuracy by securely fixing the rotating shaft, and it is possible to use a general-purpose bearing as the second bearing, thereby reducing the cost. Can do.
また、回転軸の縮径部に第二軸受けを圧入することなく挿入すればよいので、特殊な組付け装置が不要となり、容易に回転軸を組付けることができる。
さらに、回転軸の他端側に設けられる回転角度検出装置等を利用して回転軸と第二軸受けとを固定することができるため、第二軸受けを軸方向で挟持するための部品を用意する必要がない。このため、部品点数の増加を防止することができる。
Further, since the second bearing may be inserted into the reduced diameter portion of the rotating shaft without being press-fitted, a special assembling device is not required and the rotating shaft can be easily assembled.
Further, since the rotation shaft and the second bearing can be fixed using a rotation angle detection device or the like provided on the other end side of the rotation shaft, a part for holding the second bearing in the axial direction is prepared. There is no need. For this reason, an increase in the number of parts can be prevented.
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、ブラシレスモータ1は、ヨーク2と、このヨーク2に内嵌固定されたステータ3と、ステータ3に対して回転自在に設けられたロータ4とを有する所謂インナーロータ型の電動モータである。
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, the
ヨーク2は、有底筒状に形成されたものであって、周壁5とエンド部(底部)6とを有している。周壁5の内周面側には、エンド部6寄りに段差によって径方向内側に縮径された縮径部7が形成されている。この縮径部7によって形成された段差部8にステータ3が当接することでステータ3の軸方向の位置決めが行われるようになっている。
ヨーク2のエンド部6には、径方向略中央にヨーク側軸受けハウジング10が形成され、ここに、回転軸9の一端側を回転自在に支持するためのフロントベアリング11が設けられている。尚、周壁5の外径E1は約20〜30mm程度に設定されている。
The
A yoke-
ステータ3は、磁性材料の板材をプレス等で打ち抜いた金属板を軸方向に積層したり、軟磁性粉末を加圧成形したりすることによって形成されたものであって、略円筒状のステータコア44を有している。ステータコア44は、周壁を形成するコア本体45と、コア本体45から径方向内側に向かって突設された複数(この実施形態では9個)のティース部46とが一体成形されたものである。
The
ティース部46はコイル48を巻装する部分であって、周方向に等間隔で設けられている。ティース部46には、U相、V相、W相の各相の空芯コイル52がそれぞれ3つずつ不図示の絶縁シートを介して径方向に着脱自在に設けられている。空芯コイル52は、コイル48を予め巻回して形成したものである。
また、ステータコア44には、一対の抜け止めインシュレータ54,55が軸方向外側からステータコア44側に向かって挿入するようにしてそれぞれセットされている。
The
A pair of
これら抜け止めインシュレータ54,55は、空芯コイル52の抜け方向への移動を規制するためのものであって、それぞれ各ティース部46間に介装する複数の介装部58,59を有している。介装部58、及び介装部59の外方側端には、それぞれ略円環状のリング部56,57が一体成形されている。すなわち、抜け止めインシュレータ54,55は、それぞれ介装部58,59をリング部56,57で連結した状態になっている。
These
一対の抜け止めインシュレータ54,55のうちのリヤブラケット13側に取付けられる抜け止めインシュレータ54には、リング部56に略円環状のインロー部62が形成されている。このインロー部62は、後述する配電板63の径方向、及び軸方向の位置決めを行うためのものであって、リング部56の内周縁から軸方向外側に向かって延出するように形成されている。また、インロー部62は、リング部56よりも縮径されており、これによって段差部64が形成されている。
Of the pair of
配電板63は、ステータ3のティース部46に装着されている空芯コイル52に外部電力を供給するためのものであって、空芯コイル52を形成するコイル48の端末部が接続されている。配電板63は、略円盤状の基板65と、この基板65に電気的に接続されているリード線66とを有している。基板65の内周には、抜け止めインシュレータ54のインロー部62が内嵌されている。
The
また、基板65のステータ3側の面は、抜け止めインシュレータ54の段差部64に当接した状態になっている。これによって、配電板63は、抜け止めインシュレータ54のインロー部62によって径方向、及び軸方向の位置決めが行われる。リード線66は、ヨーク2の周壁5に設けられたグロメット67を介して外部へと引き出され、不図示の外部電源に電気的に接続されている。これによって、外部電源の電力を配電板63を介してステータ3のコイル48に供給することが可能になる。
Further, the surface of the
ロータ4は、鉄製の回転軸9と、この回転軸9にリング状の永久磁石12を外嵌固定したものである。この永久磁石12は、周方向に磁極が順番に変わるように着磁(この実施形態では8極に着磁)されている。
ここで、回転軸9の一端側と他端側には、それぞれ段差によって縮径されたヨーク側縮径部70とリヤブラケット側縮径部71とが形成されている。回転軸9の一端側に形成されたヨーク側縮径部70には、ヨーク側軸受けハウジング10に設けられたフロントベアリング11の内輪11aが圧入されている。
The rotor 4 has an
Here, a yoke-side reduced
また、フロントベアリング11の外輪11bは、ヨーク側軸受けハウジング10に対して軸方向に移動可能に挿入されている。尚、フロントベアリング11は、ヨーク側縮径部70の基端側に形成された段差部72に当接することによって、軸方向の位置が決定するようになっている。また、ヨーク側縮径部70とフロントベアリング11の内輪11aとの圧入代は、両者共に鉄製であることを考慮して2〜10μm程度であることが望ましい。
Further, the
一方、回転軸9の他端側に形成されたリヤブラケット側縮径部71には、リヤブラケット側軸受け14の内輪14aが回転軸9に対して軸方向に移動可能に挿入されている。このリヤベアリング14は、ヨーク2の開口部2aを閉塞するリヤブラケット13に設けられており、これによって、リヤブラケット側縮径部71は、リヤブラケット13にリヤベアリング14を介して回転自在に支持された状態になっている。
On the other hand, an
リヤブラケット13は、アルミ材で略円盤状に形成されたものであって、ヨーク2に内嵌するインロー部15を有している。インロー部15の外周面には、複数の雌ネジ部17が周方向に等間隔で刻設されている一方、ヨーク2の周壁5には、インロー部15の雌ネジ部17に対応する部位にボルト孔18が形成されている。これら雌ネジ部17、及びボルト孔18にボルト19が螺入されることによって、リヤブラケット13は、ヨーク2に対して周方向に回転不能となっている。
The
インロー部15の径方向略中央には、ロータ4の永久磁石12側(図1における下側)に向かって突出するリヤブラケット側軸受けハウジング16が形成されている。このリヤブラケット側軸受けハウジング16には、回転軸9を挿通可能にする挿通孔20が形成され、ここにリヤベアリング14の外輪14bが圧入されている。
A rear bracket-
尚、リヤベアリング14の外輪14bとリヤブラケット側軸受けハウジング16の挿通孔20との圧入代は、リヤブラケット13がアルミ製であることを考慮して20〜30μm程度であることが望ましい。また、リヤベアリング14は、リヤブラケット側軸受けハウジング16の挿通孔20側に形成された段差部20aに当接することによって軸方向の位置が決定するようになっている。
The press-fitting allowance between the outer ring 14b of the
インロー部15のリヤブラケット側軸受けハウジング16とは反対側(図1における上側)には、外周縁にフランジ部21が形成されている。このフランジ部21がヨーク2の開口端に当接することによって、リヤブラケット13の軸方向の位置が決定する。
また、インロー部15のリヤブラケット側軸受けハウジング16とは反対側には、径方向略中央に段付き凹部22が形成されており、ここにロータリ23が収納されている。
A
In addition, a stepped
ロータリ23は、回転軸9の回転角度を検出するための回転角度検出装置であるロータリエンコーダ25を構成するものであって、回転軸9の他端にボルト26によって締結固定されている。このロータリ23は、段付き筒状に形成されたハブ27を有している。このハブ27は、回転軸9に外嵌される第一筒部27aと、この第一筒部27aのロータ4とは反対側に設けられ第一筒部27aよりも拡径された第二筒部27bとを備えている。
The rotary 23 constitutes a
第一筒部27aの内周面側には、第二筒部27b寄りにボルト孔30が形成され、ここにボルト26が螺入されるようになっている。
ここで、第一筒部27aの軸方向の長さL1は、ボルト26を締め付けた際、第一筒部27aの先端がリヤベアリング14を僅かに押圧可能に設定されている。また、第一筒部27aの外径E2は、リヤベアリング14の内輪14aにのみ当接可能な大きさに設定されている。
A
Here, the axial length L1 of the first
したがって、リヤベアリング14の内輪14aは、回転軸9におけるリヤブラケット側縮径部71の基端側に形成された段差部73とロータリ23のハブ27とで軸方向に挟持された状態になる。このため、回転軸9、ロータリ23、及びリヤベアリング14の内輪14aが一体化される。しかも、リヤベアリング14の外輪14bがリヤブラケット側軸受けハウジング16に圧入固定されているので、回転軸9、及びロータリ23は、リヤブラケット13にリヤベアリング14を介して回転自在に支持された状態になる。
Therefore, the
ハブ27の第二筒部27bの外周面には、略円環状のセンサマグネット28が外嵌固定されている。また、第二筒部27bの第一筒部27aとは反対側端には、外フランジ部29が形成されている。
この外フランジ部29にセンサマグネット28が当接することによって、センサマグネット28の軸方向の位置決めが行われる。外フランジ部29の径方向略中央には、ロータリスケール31が設けられている。ロータリスケール31の径方向略中央には、ロータリ23を締結固定するときに使用される工具(不図示)を挿通可能にする挿通孔32が形成されている。
A substantially annular sensor magnet 28 is externally fitted and fixed to the outer peripheral surface of the second cylindrical portion 27 b of the
When the sensor magnet 28 comes into contact with the outer flange portion 29, the sensor magnet 28 is positioned in the axial direction. A
ロータリ23の外方には、これを覆う有底筒状のホルダー33が設けられている。このホルダー33は、ロータリエンコーダ25を構成するロータリ検出ユニット24の位置決めを行うためのものであって、ロータリ検出ユニット24がホルダー33の外面を覆うように取付けられている。ロータリ検出ユニット24は、断面略コの字状に形成されたフレキシブル基板34に各種装置を実装したものである。
A bottomed cylindrical holder 33 is provided outside the rotary 23 to cover it. The holder 33 is for positioning the
具体的には、フレキシブル基板34には、ホルダー33のエンド部(底壁)33aに対応する部位にセンサモジュール35が実装され、ホルダー33の周壁33bに対応する部位にホールIC(Integrated Circuit)36が実装されている。
尚、ホルダー33には、これらセンサモジュール35、及びホールIC36に対応する部位にそれぞれ孔37、切り欠き部38が形成されている。また、ホルダー33の周壁33bには、開口部側周縁に外フランジ部39が形成され、ここのホールIC36に対応する部位にフレキシブル基板34の端部を格納可能な格納溝40が形成されている。
Specifically, a
The holder 33 is formed with a
ロータリ検出ユニット24の外方には、これを覆うカバー41が設けられている。カバー41は、有底筒状に形成されたものであって、エンド部(底壁)41aと周壁41bとを有している。カバー41は、周壁41bの開口部を閉塞するリヤブラケット13に取付けられている。また、周壁41bには、ロータリ検出ユニット24のフレキシブル基板34を外側に引き出すための切り欠き部42が形成されている。この切り欠き部42から引き出されたフレキシブル基板34は、不図示の制御機器に接続されるようになっている。
A
次に、ロータ4のヨーク2への組付け手順について説明する。
図1〜図3に示すように、まず、回転軸9の軸方向略中央よりもややリヤブラケット13寄り(図2における右寄り)に永久磁石12を外嵌固定する。次に、回転軸9の一端側、つまり、ヨーク側縮径部70にフロントベアリング11の内輪11aを圧入する。このとき、フロントベアリング11の内輪11aがヨーク側縮径部70の基端側に形成されている段差部72に当接するまで圧入する(図1参照)。
Next, the procedure for assembling the rotor 4 to the
As shown in FIGS. 1 to 3, first, the
続いて、図3に示すように、リヤブラケット13に形成されているリヤブラケット側軸受けハウジング16の挿通孔20にリヤベアリング14の外輪14bを圧入する。このとき、リヤベアリング14の外輪14bがリヤブラケット側軸受けハウジング16の挿通孔20側に形成されている段差部20aに当接するまで圧入する(図1参照)。
そして、回転軸9にフロントベアリング11を圧入固定したロータ4をヨーク2の開口部2a側からフロントベアリング11をヨーク2側に向けた状態で挿入する。そして、フロントベアリング11の外輪11bをヨーク側軸受けハウジング10に挿入する。
Subsequently, as shown in FIG. 3, the outer ring 14 b of the
Then, the rotor 4 having the
続いて、リヤベアリング14を圧入固定したリヤブラケット13をヨーク2の開口部2a側からリヤベアリング14をヨーク2側に向けた状態で挿入する。そして、リヤベアリング14の内輪14aを回転軸9のリヤブラケット側縮径部71に挿入する。その後、リヤブラケット13をボルト19でヨーク2に締結固定する。
Subsequently, the
次に、ロータリ23を回転軸9のリヤブラケット側縮径部71にセットする。このとき、ロータリ23の第一筒部27aを回転軸9側に向けてセットする。そして、ロータリ23をボルト26で回転軸9に締結固定する。すると、ロータリ23が締め付けられることによって、ハブ27がリヤベアリング14側に変位し、ハブ27と回転軸9に形成された段差部73とによってリヤベアリング14の内輪14aが挟持された状態となる。このリヤベアリング14の外輪14bはリヤブラケット13に圧入固定されているので、これによって、ロータ4は、軸方向にずれることなく、確実にリヤブラケット13に回転自在に支持された状態になる。
Next, the rotary 23 is set on the rear bracket reduced
一方、回転軸9のヨーク側縮径部70に圧入固定されているフロントベアリング11は、この外輪11bがヨーク側軸受けハウジング10に対して軸方向に移動可能に挿入された状態であるため、ロータ4の組付け時の軸方向の誤差をここで許容することができる。これによって、ロータ4のヨーク2への組付けが完了する。
On the other hand, the
したがって、上述の実施形態によれば、回転軸9のリヤブラケット側縮径部71に挿入したリヤベアリング14の内輪14aを回転軸9の段差部73とロータリエンコーダ25を構成するロータリ23のハブ27とで挟持するため、リヤベアリング14の内輪14aをリヤブラケット側縮径部71に圧入固定することなく、回転軸9とリヤベアリング14とを確実に固定することができる。このため、リヤベアリング14の外輪14bのみをリヤブラケット側軸受けハウジング16に圧入固定すれば回転軸9の位置ずれを防止することができる。よって、従来のように軸受けの内部隙間を広げた特殊な軸受けを使用せずに汎用の軸受けを使用し、コストの低廉化を図ることができる。また、回転軸9を確実に固定することが可能になり、ロータリエンコーダ25による回転軸9の回転角度検出を高精度に行うことができる。
Therefore, according to the above-described embodiment, the
また、回転軸9のリヤブラケット側縮径部71にリヤベアリング14を圧入することなく挿入すればよいので、特殊な組付け装置が不要となり、容易に回転軸9を組付けることができる。
さらに、回転軸9のリヤブラケット側縮径部71に取付けられるロータリ23のハブ27を利用して回転軸9とリヤベアリング14とを固定することができるため、リヤベアリング14を軸方向で挟持するための部品を用意する必要がない。このため、部品点数の増加を防止することができる。
Further, since the
Further, since the
そして、回転軸9のヨーク側縮径部70にフロントベアリング11の内輪11aを圧入固定し、且つフロントベアリング11の外輪11bをヨーク側軸受けハウジング10に軸方向に移動可能に挿入している。このため、ロータ4をヨーク2に組付けた際に組付け誤差が生じた場合であっても、フロントベアリング11のヨーク2に対する位置がスムーズにずれて回転軸9に無理な力が作用することがない。しかも、フロントベアリング11の径方向のずれはヨーク側軸受けハウジング10によって規制されているため、フロントベアリング11が、その機能を損なうおそれがない。よって、確実にロータ4を組付けることができる。
また、フロントベアリング11もその内輪11aがヨーク側縮径部70に対して圧入であるのに対し、外輪11bがヨーク側軸受けハウジング10に対して挿入であるため、特殊な軸受けを使用する必要がなく、フロントベアリング11の低廉化を図ることができる。
The
Further, the
尚、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
また、上述の実施形態では、ブラシレスモータ1が8極9スロットである場合について説明したが、これに限られるものではない。
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and includes various modifications made to the above-described embodiment without departing from the spirit of the present invention.
Moreover, although the above-mentioned embodiment demonstrated the case where the
さらに、上述の実施形態では、回転角度検出装置としてロータリエンコーダ25を設け、このロータリエンコーダ25のロータリ23をリヤベアリング14の挟持手段として用いた場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ロータリエンコーダ25に代わって、レゾルバ等の他の回転角度検出装置を用いてもよい。例えば、レゾルバを用いた場合にあっては、レゾルバのレゾルバロータ(回転子)を利用してリヤベアリング14を挟持するようにしてもよい。
Furthermore, in the above-described embodiment, the case where the
そして、上述の実施形態では、ヨーク2が有底筒状である場合について説明したが、これに限られるものではなく、ヨーク2が周壁5のみ有する筒状であってもよい。この場合、ヨーク2のエンド部6に代わってヨーク2の開口部を閉塞するブラケットを設け、このブラケットにヨーク側軸受けハウジング10、及びフロントベアリング11を設けてもよい。
And although the above-mentioned embodiment demonstrated the case where the
1 ブラシレスモータ
2 ヨーク
3 ステータ
4 ロータ
5 周壁(筒部)
9 回転軸
10 ヨーク側軸受けハウジング(第一軸受けハウジング)
11 フロントベアリング(第一軸受け)
11a,14a 内輪
11b,14b 外輪
14 リヤベアリング(第二軸受け)
16 リヤブラケット側軸受けハウジング(第二軸受けハウジング)
23 ロータリ
25 ロータリエンコーダ
27 ハブ
31 ロータリスケール
71 リヤブラケット側縮径部(縮径部)
73 段差部
DESCRIPTION OF
9 Rotating
11 Front bearing (first bearing)
11a, 14a
16 Rear bracket side bearing housing (second bearing housing)
23
73 steps
Claims (4)
前記ヨークの筒部に内嵌固定されたステータと、
前記ステータに対して回転自在に設けられたロータとを備え、
前記ロータの回転軸は、この一端側が前記ヨークの軸方向一端側に設けられた第一軸受けで回転自在に支持される一方、他端側が前記ヨークの軸方向他端側に設けられた第二軸受けで回転自在に支持され、
前記回転軸の他端側に、前記回転軸の回転角度を検出するための回転角度検出装置を設けたブラシレスモータであって、
前記回転軸の他端側に、段差によって縮径され、且つ前記第二軸受けが軸方向に移動可能に挿入される縮径部を形成し、
該縮径部に外嵌される前記第二軸受けの内輪を前記回転軸に形成された段差部と前記回転角度検出装置とで軸方向に挟持することを特徴とするブラシレスモータ。 A yoke having a cylindrical portion;
A stator internally fitted and fixed to the cylindrical portion of the yoke;
A rotor provided rotatably with respect to the stator,
The rotating shaft of the rotor is rotatably supported by a first bearing provided at one end side in the axial direction of the yoke, and the second end provided at the other end side in the axial direction of the yoke. It is supported rotatably by a bearing,
A brushless motor provided with a rotation angle detection device for detecting the rotation angle of the rotation shaft on the other end side of the rotation shaft,
On the other end side of the rotating shaft, a reduced diameter portion is formed which is reduced in diameter by a step and into which the second bearing is inserted so as to be movable in the axial direction,
A brushless motor, wherein an inner ring of the second bearing that is externally fitted to the reduced diameter portion is clamped in an axial direction by a step portion formed on the rotating shaft and the rotation angle detecting device.
前記回転板をハブを介して前記回転軸の前記縮径部に取付け、
前記ハブと前記回転軸の前記段差部とで前記第二軸受けの内輪を軸方向に挟持したことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のブラシレスモータ。 The rotation angle detection device is a rotary encoder provided with a rotating plate,
The rotating plate is attached to the reduced diameter portion of the rotating shaft via a hub,
The brushless motor according to any one of claims 1 to 3, wherein an inner ring of the second bearing is sandwiched in an axial direction between the hub and the step portion of the rotating shaft.
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2007
- 2007-03-08 JP JP2007058580A patent/JP2008228367A/en not_active Withdrawn
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