JP2008215976A - 基板検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板搬送アームと検査ステージとの接触を回避して基板を載置することが出来、検出性能の高い基板検査装置を提供すること。
【解決手段】被検査基板(ウエハ10)が載置される透明な載置台(検査ステージ20)と、前記載置台上の所定位置に前記被検査基板を載置させる載置機構Aと、前記載置台を介して前記被検査基板の裏面に光を照射して検査する検査部40(照明光41、光ファイバ43、撮像素子44)とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】被検査基板(ウエハ10)が載置される透明な載置台(検査ステージ20)と、前記載置台上の所定位置に前記被検査基板を載置させる載置機構Aと、前記載置台を介して前記被検査基板の裏面に光を照射して検査する検査部40(照明光41、光ファイバ43、撮像素子44)とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば、半導体基板(シリコンウエハ)や液晶表示装置の基板などの基板裏面を検査する装置で、特にパターン欠陥を自動検出する自動マクロ検査装置に適用される基板検査装置に関する。
シリコンウエハの裏面に光を照射し、該裏面からの散乱光を利用してウエハ裏面に付着した塵埃やウエハの粉砕片などのパーティクルを検出する装置が知られている。
研削加工された肉厚の薄いウエハや、大口径のウエハなどの裏面マクロ検査において、ウエハの周辺部のみを支持する構造の検査ステージを利用する場合にあっては、ウエハが検査ステージから落下したり、ウエハが自重で重力方向に撓んだり、あるいは反ったりするおそれがある。
このため、透明な検査ステージでウエハの裏面全体を支持して、ウエハの落下、撓み、反りを防止した検査装置が提案されている(特許文献1中図12参照)。
ウエハの裏面全体を支持する検査ステージを装備した検査装置では、ロボットアームなどの搬送手段からウエハを検査ステージ上に載置する際、ロボットアームとステージとが接触してステージ表面を擦り、傷つけてパーティクルの発生原因となることが指摘されている。
本発明は、基板搬送アームと検査ステージとの接触を回避して基板を載置することが出来、検出性能の高い基板検査装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の請求項1に記載の基板検査装置は、被検査基板が載置される透明な載置台と、前記載置台上の所定位置に前記被検査基板を載置させる載置機構と、前記載置台を介して前記被検査基板の載置される面に光を照射して検査する検査部と、を備えてなることを特徴とする(例えば、図1参照)。
本発明の請求項2に記載の基板検査装置は、前記載置機構が、前記載置台を傾斜させて前記被検査基板を所定位置に載置させることを特徴とする(例えば、図2を参照)。
本発明の請求項3に記載の基板検査装置は、前記載置機構が、複数の前記載置台を互いに合体させて前記被検査基板を所定位置に載置させることを特徴とする(例えば、図3又は図4を参照)。
本発明の請求項4に記載の基板検査装置は、前記載置機構が、複数のアーム部材と、該複数のアーム部材を移動させるアーム駆動機構とを有し、前記複数のアーム部材は、重力方向の厚さが前記被検査基板の自重で撓む撓み量よりも小さくなる程度に離間して配置され、前記アーム駆動機構は、前記被検査基板の一部が前記載置台に載った後に前記被検査基板の支持を解除する方向に前記複数のアーム部材を移動させることを特徴とする(例えば、図5を参照)。
本発明の請求項5に記載の基板検査装置は、被検査基板が載置される、所定部位が窪んだ透明な載置台と、前記被検査基板の裏面全体を前記載置台上に接触させる押圧機構と、前記載置台を介して前記被検査基板の裏面に光を照射して検査する検査部と、を備えてなることを特徴とする(例えば、図6を参照)。
本発明の請求項6に記載の基板検査装置は、前記載置台が、異なる材質の複数の透明材から形成されることを特徴とする(例えば、図7を参照)。
本発明の請求項7に記載の基板検査装置は、前記被検査基板の裏面を照明する光を、前記載置台の表面を全反射する角度以上の角度で前記載置台に入射させることを特徴とする(例えば、図8を参照)。
本発明によれば、基板搬送アームと検査ステージとの接触を回避して基板を載置することが出来、検出性能が高い。
以下、本発明の基板検査装置の一実施形態について図1乃至図8を参照して説明する。
図1は本発明の基板検査装置の実施形態を示す全体の概略図、図2(a)〜(d)は本発明の基板検査装置の特徴部分である載置機構Aの第1の実施形態を示す図、図3は載置機構Aの第2の実施形態を示す平面図、図4(a)〜(c)は載置機構Aの第3の実施形態を示す図、図5は載置機構Aの第4の実施形態を示す正面図、図6は載置機構Aの第5の実施形態を示す正面図、図7は検査ステージの別の実施形態を示す側面図、図8は図1の基板検査装置を使用して検査ステージ表面を検査する場合の説明図である。
本実施形態の基板検査装置は、図1に示すように、被検査基板としてのウエハ10が載置される透明な載置台としての検査ステージ20と、この検査ステージ20上の所定位置にウエハ10を載置する載置機構A(図2ないし図6照)と、検査ステージ20を介してウエハ10の裏面に光を照射して検査する検査部40とを備える。
検査部40は、不図示の光源からの照明光41を検査ステージ20に導く光ファイバ42と、該光ファイバ42からの照明光41を平行光にするコリメートレンズ43と、ウエハ10の裏面からの散乱光を検出する撮像素子44と、ウエハ10を検査ステージ20の表面に密着させるための圧縮エア46を吹き付けるエア噴射装置45とを備える。
照明光41は、光ファイバ42、コリメートレンズ43を介して検査ステージ20の一方の側面から該検査ステージ20内に入射し、検査ステージ20の表面に載置されたウエハ10の裏面を照明する。ウエハ10の裏面にパーティクルや欠けなどがないと、照明光41はウエハ10の裏面で反射し、正反射光として検査ステージ20の入射した側の側面と反対側に位置する側面を通って外部に出射するが、ウエハ10の裏面にパーティクルの付着や欠けなどの欠陥があると、パーティクルや欠けなどの欠陥部分で散乱光47が生じて、この散乱光47の大部分は正反射光とは異なり、検査ステージ20のウエハ10が載置される表面と反対側の裏面から出射する。撮像素子44は、検査ステージ20の裏面側に配置されていて、散乱光47を受光し、検出する。
なお、図1中48は処理/制御装置で、エア噴射装置45と撮像素子44を制御し、また撮像素子44からの撮影画像信号を入力して画像処理を施す。
図2(a)ないし(d)は載置機構Aの第1の実施形態を示しており、検査ステージ20を傾斜可能に構成し、この検査ステージ20を傾斜させることにより、ロボットアーム30から検査ステージ20の受け渡し位置20aに搬送されたウエハ10を、ウエハ10の裏面を検査する検査ステージ20の検査位置20bまで滑らせように構成してある。
検査ステージ20の受け渡し位置20a側の端部(図2(a)の左側)には、ロボットアーム30との接触を回避するU字状の切り欠き21が形成される。ロボットアーム30は、この切り欠き21内に進入した後、不図示の駆動機構により下降してウエハ10を受け渡し位置20a上に載置する(図2(a)、(b)参照)。ロボットアーム30は、ウエハ10が受け渡し位置20a上に載った時点で後退して、ウエハ10から離れ、切り欠き21から出る。
検査ステージ20の受け渡し位置20a側の端部には、検査ステージ20の裏面側に検査ステージ20を持ち上げるシリンダ31が配置される。また、検査ステージ20の受け渡し位置20a側の表面には、ウエハ10が検査ステージ20の表面から落下するのを防止する一対の落下防止ピン32が設けられる。
検査ステージ20の検査位置20b側の両側面は着脱可能な枢着部33によって回転可能に支持され、シリンダ31を駆動して検査ステージ20の受け渡し位置20a側を持ち上げると、検査ステージ20は枢着部33を支点として回転し、傾斜状態となる。
検査ステージ20の検査位置20b側の表面には、ウエハ10を検査位置20bに位置決めするための一対の位置決めピン34が設けられる。
なお、図示していないが、検査ステージ20の受け渡し位置20a側の両側面も着脱可能な枢着部によって回転可能に支持される。また、検査ステージ20の検査位置20b側の端部の裏面側にも、検査ステージ20を持ち上げるシリンダが配置される。これは検査終了後、ウエハ10を検査ステージ20の受け渡し位置20aに戻すように、検査ステージ20の検査位置20b側を持ち上げて、受け渡し位置20a側を支点として、検査ステージ20を前回とは反対の方向に回転させてウエハ10を検査位置20bから受け渡し位置20aに滑らせて戻すためである。
第1の実施形態の載置機構Aによれば、図2(a)、(b)に示すように、ロボットアーム30により搬送されたウエハ10を、検査ステージ20の受け渡し位置20aに載置する。このとき、ロボットアーム30は検査ステージ20の切り欠き21内に進入する。ウエハ10を検査ステージ20に載置したら、ロボットアーム一旦後退させる。そして、同図(c)に示すように、シリンダ31を駆動して、検査ステージ20の受け渡し位置20a側を持ち上げ、検査ステージ20を、枢着部33を支点として回転させると、ウエハ10は検査ステージ20の表面との摩擦により適度な速度で検査位置20b側に滑って移動する。ウエハ10は、その外周面が検査位置20bで位置決めピン34に当たり、検査位置20bに位置決めされる。
この後、シリンダ31を駆動して検査ステージ20の受け渡し位置20a側を降ろして検査ステージ20を水平状態に戻し、検査ステージ20を介して検査位置20bにあるウエハ10の裏面に照明光41(図1参照)を照射する。この検査位置20bには切り欠きがなく、切り欠きによって生じたウエハ10と検査ステージ20との間の空間によって照明光41が乱反射を引き起こすことがなく、ウエハ10の裏面を検査することが出来る。また、ウエハ10はその裏面全体が検査ステージ20に支持され、自重により重力方向に撓むことがない。
検査終了後は、検査位置20b側の枢着部33を検査ステージ20から外す一方、受け渡し20a側の枢着部で検査ステージ20を回転可能に支持する。そして、検査位置20b側のシリンダにより検査ステージ20を持ち上げると、検査ステージ20は受け渡し位置20a側の枢着部を支点として回転し、ウエハ10は検査位置20bから受け渡し位置20a側に滑って移動する。ウエハ10が落下防止ピン32に当たると、ウエハ10は受け渡し位置20aで停止する。そして、検査位置20b側のシリンダを駆動して検査ステージ20を水平状態に戻し、受け渡し位置20aにあるウエハ10をロボットアーム30により取り出し、新たなウエハ10を再度受け渡し位置20aに搬送して上述した操作を繰り返す。
尚、検査終了後にシリンダ31を同図(b)より更に縮ませて、検査ステージ20を同図(c)と反対方向に回転させウエハ10を検査位置20bから受け渡し位置20aに移動させる方法でも良い。
図3は載置機構Aの第2の実施形態を示しており、検査ステージ20を左右のステージ片22a、22bに分割して構成し、ウエハ10の受け渡し時にステージ片22a、22bを互いに水平方向に引き離してステージ片22a、22b間にロボットアーム30が進入するスペースをつくり、ウエハ10の載置後、ステージ片22を互いに接近させて合体させるように構成してある。
各ステージ片22a、22bにはそれぞれ駆動機構35a、35bが装備され、案内軸36に沿ってステージ片22a、22bを互いに接近、引き離すようにしてある。
第2の実施形態の載置機構Aによれば、ウエハ10を検査ステージ20上に載置して検査する際には、図3に示すように、ロボットアーム30のためのスペースを確保するために駆動機構35a、35bを駆動し、ステージ片22a、22bを案内軸36に沿って互いに引き離す。そして、ロボットアーム30をステージ片22a、22b間の空いたスペース内に進入させ、ウエハ10の両側部分がステージ片22a、22bに載るようにする。次いで、ロボットアーム30をステージ片22a、22b間から後退させ、駆動機構35a、35bを駆動させてステージ片22a、22bを案内軸36に沿って互いに接近させて合体させる。
この後、検査ステージ20を介してウエハ10の裏面に照明光41(図1参照)を照射するが、ステージ片22a、22bは合体してステージ片22a、22b間にスペースが無く、またウエハ10と検査ステージ20との間に空間がなく、この空間によって照明光41が乱反射を引き起こすことなく、ウエハ10の裏面を検査することが出来る。また、ウエハ10は、その裏面全体が検査ステージ20に支持され、自重により重力方向に撓むことがない。なお、照明光41は、ステージ片22a、22bどうしの接触面に対して平行な方向に照射され、接触面の箇所で反射することがないようにしてある。
検査終了後は、駆動機構35a、35bによりステージ片22a、22bを案内軸36に沿って互いに引き離し、ステージ片22a、22b間にロボットアーム30が進入するスペースを確保し、ロボットアーム30によりウエハ10を検査ステージ20から取り出し、新たなウエハ10を搬送し、上述した操作を繰り返す。
図4(a)ないし(c)は載置機構Aの第3の実施形態を示しており、検査ステージ20を左右のステージ片23a、23bに分割して構成し、ウエハ10の受け渡し時に何れか一方のステージ片23a、23b(図4(a)ないし(c)では左側のステージ片23a)を他のステージ片23bに対して下降させてロボットアーム30が進入するスペースをつくり、ウエハ10が他方のステージ片23b上に載置後、一方のステージ片23aを上昇させて合体させるように構成してある。
一方のステージ片23aは、リフト機構37上に配置され、このリフト機構37により昇降する。
第3の実施形態の載置機構Aによれば、ウエハ10を検査ステージ20上に載置して検査する際には、図4(a)に示すように、ロボットアーム30のためのスペースを確保するためにリフト機構37を駆動し、一方のステージ片23aを他方のステージ片23bに対して下降させてロボットアーム30のためのスペースをステージ片23a上に確保する。そして、同図(b)に示すように、ロボットアーム30をステージ片23a上の空いたスペース内に進入させ、ウエハ10が落下しない程度にウエハ10の一部分がステージ片23bbに載るようにする。次いで、ロボットアーム30をステージ23a上のスペースから後退させ、リフト機構37を駆動させてステージ片23aをステージ片23bと同じ高さ位置となるように上昇させ、ステージ片23a、23bを合体させる。これによりステージ片23a、23bは、その表面間に段差が無く、同じ面位置になる。
この後、検査ステージ20を介してウエハ10の裏面に照明光41(図1参照)を照射するが、ステージ片23a、23bは合体してステージ片23a、23bの表面間に段差がなく、またウエハ10と検査ステージ20との間に空間がなく、段差、空間によって照明光41が乱反射を引き起こすことなく、ウエハ10の裏面を検査することが出来る。また、ウエハ10は、その裏面全体が検査ステージ20に支持され、自重により重力方向に撓むことがない。なお、照明光41は、ステージ片23a、23bどうしの接触面に対して平行な方向に照射され、接触面の箇所で反射することがないようにしてある。
検査終了後は、リフト機構37によりステージ片23aを下降させ、ステージ片23a上にロボットアーム30が進入するスペースを確保し、ロボットアーム30によりウエハ10を検査ステージ20から取り出し、新たなウエハ10を搬送し、上述した操作を繰り返す。
図5は載置機構Aの第4の実施形態を示しており、ウエハ10を検査ステージ20上に搬送するロボットアーム30の左右一対のアーム部材38a、38b間の間隔を、これらアーム部材38a、38bの重力方向の厚さよりもアーム部材38a、38bによって支持されるウエハ10の重力方向の撓み量が大きくなるように設定してある。すなわち、アーム部材38a、38bの間隔を拡げると、ウエハ10の撓み量が大きくなり、狭めるとウエハ10の撓み量が小さくなるので、アーム部材38a、38bの間隔を調整してアーム部材38a、38bの肉厚よりもウエハ10の撓み量が大きくなるようする。
ウエハ10をアーム部材38a、38bにより支持して検査ステージ20上に搬送し、下降させたとき、ウエハ10の最大撓み部分が検査ステージ20の表面に接触して検査ステージ20上に載ることになり、この状態でアーム部材38a、38bを不図示のアーム駆動機構によって後退させると、アーム部材38a、38bを検査ステージ20の表面に全く接触させることなくウエハ10を載置することが可能となる。
検査ステージ20上に載置されたウエハ10は平らな状態に復帰する。必要に応じてエア噴射装置45により圧縮エア46(図1参照)を吹き付けてウエハ10を検査ステージ20上に密着させるようにしてもよい。
第4の実施形態の載置機構Aによれば、ウエハ10を検査ステージ20上に載置して検査する際には、アーム部材38a、38bでウエハ10を支持した状態で検査ステージ20上に搬送して、下降させることにより、図5に示すように、アーム部材38a、38bが検査ステージ20の表面に全く触れることなくウエハ10を検査ステージ20の表面に載せることが出来る。
この後、検査ステージ20を介してウエハ10の裏面に照明光41(図1参照)を照射するが、ウエハ10と検査ステージ20との間には空間がなく、この空間によって照明光41が乱反射を引き起こすことなく、ウエハ10の裏面を検査することが出来る。また、ウエハ10は、その裏面全体が検査ステージ20に支持され、自重により重力方向に撓むことがない。
図6は載置機構Aの第5の実施形態を示しており、検査ステージ20の表面24を湾曲状に窪ませて表面中央部が最も深くなるようにして、ウエハ10と検査ステージ20の表面24との間にロボットアーム30が入る隙間を形成してある。
第5の実施形態の載置機構Aによれば、ウエハ10を検査ステージ20上に載置して検査する際には、図6に示すように、ウエハ10をロボットアーム30と共に検査ステージ20の表面24上に下降させると、ウエハ10の周辺部位が検査ステージ20の表面24の外周部分上に載る。このときロボットアーム30は最も窪んだ検査ステージ20の表面24の中央部に位置する。そして、ロボットアーム30を不図示のアーム駆動機構により後退させると、ロボットアーム30を検査ステージ20の表面24に全く接触させることなく、ウエハ10を検査ステージ20の表面24上に載置することが出来る。次いで、エア噴射装置45により圧縮エア46をウエハ10に吹き付けると、ウエハ10は検査ステージ20の表面24に倣って撓み、ウエハ10と検査ステージ20の表面24との間に空間が生じることなく、ウエハ20が検査ステージ20の表面24に密着する。
この後、検査ステージ20を介してウエハ10の裏面に照明光41(図1参照)を照射するが、ウエハ20は圧縮エア46により検査ステージ20の表面24に密着し、ウエハ10と検査ステージ20との間に空間がなく、この空間によって照明光41が乱反射を引き起こすことなく、ウエハ10の裏面を検査することが出来る。また、撮像素子44の出力に、表面24の曲率から画像処理によってディストーション補正を施すことにより、ウエハ10に撓みがあっても正確な検査を行うことが可能となる。
検査終了後は、エア噴射装置45の駆動を停止することにより、ウエハ10は元の平らに近い形状に復帰し、ウエハ10と検査ステージ20の表面24との間に空間が生じるので、この空間内にロボットアーム30を挿入し、ウエハ10を検査ステージ20から取り出して新たなウエハ10を搬送し、上述した操作を繰り返す。
図7は検査ステージ20の他の実施形態を示しており、ロボットアーム30が接触する可能性がある、検査ステージ20の表面部分層25aを適度な硬度を有するガラス材料などから構成し、それ以外のベース部分25bを安価なプラスチック材料から構成する。
このように検査ステージ20を、必要な箇所のみを適度な硬度を有するガラス材料から構成することにより、全体をガラス材料から構成する場合に比してコストダウンを図ることが可能となる。
図8は、ウエハ10の検査前あるいは検査後に次のウエハ10の検査のために検査ステージ20の表面について、パーティクルの付着、傷の有無などを検査する場合を示す。
この場合、照明光41の検査ステージ20への入射角度θを全反射角度以上の角度で入射させるようにしている。全反射角度以下の場合、照明光41は検査ステージ20の表面を突き抜け、装置周辺の金物類に当たり、反射して反射光(ノイズ)となって撮像素子44に入射することがあるので、これを回避するためである。
全反射以上の入射角度θでは照明光41はほぼ検査ステージ20の表面に沿って進行する。検査ステージ20の表面にパーティクルPなどが付着していると、屈折率の相違によりパーティクルPと検査ステージ20の表面との接触部分で散乱光47が生じて、この散乱光の一部が撮像素子44入射して検出される。
本発明は上記実施形態に示すものに限定されるものではない。載置機構Aについては図2(a)ないし(d)、図3、図4(a)ないし(c)、図5、図6などに示すものに限定されるものではなく、要はウエハ10を検査ステージ20上に搬送する際、ウエハ10以外のもの、例えばロボットアームなどが検査ステージ20の接触しないようにしてあればよい。
10 ウエハ(被検査基板)
20 検査ステージ(載置台)
20a 受け渡し位置
20b 検査位置
22a、22b ステージ片
23a、23b ステージ片
24 表面
30 ロボットアーム
31 シリンダ
32 落下防止ピン
33 枢着部
34 位置決めピン
35a、35b 駆動機構
36 案内軸
37 リフト機構
38a、38b アーム部材
40 検査部
41 照明光
44 撮像素子
45 エア噴射装置
47 散乱光
A 載置機構
20 検査ステージ(載置台)
20a 受け渡し位置
20b 検査位置
22a、22b ステージ片
23a、23b ステージ片
24 表面
30 ロボットアーム
31 シリンダ
32 落下防止ピン
33 枢着部
34 位置決めピン
35a、35b 駆動機構
36 案内軸
37 リフト機構
38a、38b アーム部材
40 検査部
41 照明光
44 撮像素子
45 エア噴射装置
47 散乱光
A 載置機構
Claims (7)
- 被検査基板が載置される透明な載置台と、
前記載置台上の所定位置に前記被検査基板を載置させる載置機構と、
前記載置台を介して前記被検査基板の載置される面に光を照射して検査する検査部と、
を備えてなることを特徴とする基板検査装置。 - 請求項1に記載の基板検査装置において、
前記載置機構は、前記載置台を傾斜させて前記被検査基板を所定位置に載置させることを特徴とする基板検査装置。 - 請求項1に記載の基板検査装置において、
前記載置機構は、複数の前記載置台を互いに合体させて前記被検査基板を所定位置に載置させることを特徴とする基板検査装置。 - 請求項1に記載の基板検査装置において、
前記載置機構は、複数のアーム部材と、該複数のアーム部材を移動させるアーム駆動機構とを有し、前記複数のアーム部材は、重力方向の厚さが前記被検査基板の自重で撓む撓み量よりも小さくなる程度に離間して配置され、前記アーム駆動機構は、前記被検査基板の一部が前記載置台に載った後に前記被検査基板の支持を解除する方向に前記複数のアーム部材を移動させることを特徴とする基板検査装置。 - 被検査基板が載置される、所定部位が窪んだ透明な載置台と、
前記被検査基板の裏面全体を前記載置台上に接触させる押圧機構と、
前記載置台を介して前記被検査基板の裏面に光を照射して検査する検査部と、
を備えてなることを特徴とする基板検査装置。 - 請求項1ないし5の何れか一項に記載の基板検査装置において、
前記載置台は、異なる材質の複数の透明材から形成されることを特徴とする基板検査装置。 - 請求項1ないし6の何れか一項に記載の基板検査装置において、
前記被検査基板の裏面を照明する光を、前記載置台の表面を全反射する角度以上の角度で前記載置台に入射させることを特徴とする基板検査装置。
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JP2009103662A (ja) * | 2007-10-25 | 2009-05-14 | Tokyu Car Corp | レーザ溶接評価方法 |
JP2019509917A (ja) * | 2016-03-23 | 2019-04-11 | 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント | 3d印刷システム |
CN113767461A (zh) * | 2019-05-10 | 2021-12-07 | 东京毅力科创株式会社 | 载置台和载置台的制作方法 |
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