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JP2008209552A - 撮影装置 - Google Patents

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JP2008209552A
JP2008209552A JP2007045036A JP2007045036A JP2008209552A JP 2008209552 A JP2008209552 A JP 2008209552A JP 2007045036 A JP2007045036 A JP 2007045036A JP 2007045036 A JP2007045036 A JP 2007045036A JP 2008209552 A JP2008209552 A JP 2008209552A
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Shigeki Yagi
成樹 八木
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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Abstract

【課題】 本発明は、カメラ等の撮影装置に関し、必要な時のみ逆入光補正を行うことを目的とする。
【解決手段】 被写体を観察するファインダーを備えた撮影装置であって、撮影レンズを介した被写体光を前記ファインダーに導く第1位置と、前記被写体光を前記ファインダーに導かない第2位置に移動可能なミラーと、前記被写体光および/または前記ファインダーを介した逆入光を測定する測光手段と、前記ミラーが前記第1位置に存在しない所定状態下での前記測光手段による測定動作を、動作モードが特定動作モードに設定されている場合には許容せしめ、前記特定動作モード以外に設定されている場合には許容せしめない制御手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、カメラ等の撮影装置に関する。
デジタルカメラでは、撮像素子により受光した被写体像をモニターで確認しながら撮影、記録する、いわゆるライブビュー撮影が可能である。そして、光学ファインダーを設けたクイックリターン式ミラーを採用した一眼レフデジタルカメラにおいてライブビュー撮影を行う場合には、クイックリターンミラーをアップ状態にした撮影状態で撮像素子により画像を取り込み、外部表示装置などで画像を確認することになる。
しかしながら、一眼レフカメラの測光装置はファインダー部に設けられていることが一般的であるため、モニターの画像を確認するために接眼部から目を離しながら撮影する場合には、接眼部からの逆入光の影響により被写体の輝度値を正確に測定することができない状況が生じる。
従来、このような問題を解決するため、逆入光成分を測定するための特別のセンサ(AE用の測光センサとは別のセンサ)を設けることなく逆入光成分を演算により求め、求められた逆入光成分を使ってTTL測光における逆入光補正を行うようにしたカメラが知られている。
特開平10−186441号公報
しかしながら、上述したカメラでは、逆入光補正をシャッタレリーズ毎に毎回行っているため、接眼部からの逆入光がない時にも逆入光補正が行われ過剰スペックになるという問題があった。
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、必要な時のみ逆入光補正を行うことができる撮影装置を提供することを目的とする。
本発明の撮影装置は、被写体を観察するファインダーを備えた撮影装置であって、撮影レンズを介した被写体光を前記ファインダーに導く第1位置と、前記被写体光を前記ファインダーに導かない第2位置に移動可能なミラーと、前記被写体光および/または前記ファインダーを介した逆入光を測定する測光手段と、前記ミラーが前記第1位置に存在しない所定状態下での前記測光手段による測定動作を、動作モードが特定動作モードに設定されている場合には許容せしめ、前記特定動作モード以外に設定されている場合には許容せしめない制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の撮影装置は、被写体を観察するファインダーを備えた撮影装置であって、撮影レンズを介した被写体光を前記ファインダーに導く第1位置と、前記被写体光を前記ファインダーに導かない第2位置に移動可能なミラーと、前記被写体光および/または前記ファインダーを介した逆入光を測定する測光手段と、前記ファインダーに接眼されている接眼状態であるか否かを検出する検出手段と、前記ミラーが前記第1位置に存在しない所定状態下での前記測光手段による測定動作を、前記接眼状態に無い場合には許容せしめ、前記接眼状態にある場合には許容せしめない制御手段とを有することを特徴とする。
本発明では、必要な時のみ逆入光補正を行うことができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、この実施形態のデジタルカメラ11の外観を示している。
デジタルカメラ11は、カメラボディ13と交換レンズ15とが着脱可能な、レンズ交換式一眼レフデジタルカメラである。カメラボディ13の上面にはレリーズ釦17、上面液晶19、撮影モードダイヤル21が配置されている。背面にはファインダ窓23、コマンドダイヤル25、背面液晶27、ライブビューモード釦29が配置されている。
レリーズ釦17は、半押し操作により半押しスイッチSW1がONになり、全押し操作により全押しスイッチSW2がONになる周知の複合スイッチである(図3に示す)。上面液晶19は、絞り値やシャッタースピード等の撮像条件等を表示する液晶表示部材である。撮影モードダイヤル21は、プログラムモード(Pモード)、シャッター優先モード(Sモード)、絞り優先モード(Aモード)、マニュアルモード(Mモード)等の撮像設定値を算出する露出演算モードを選択するための回転式ダイヤルスイッチである。コマンドダイヤル25は、絞り値やシャッター速度等を変更するための、回転式ダイヤルスイッチである。背面液晶27は、液晶表示部であり、メニュー表示画像や撮像済み画像等を表示する。ライブビューモード釦29は、ライブビューモードを設定するための釦である(後に詳述する)。
図2は、図1のデジタルカメラ11の断面を示している。
不図示の被写体からの被写体像光束は、交換レンズ15の撮像レンズ15a、絞り15bを通してクイックリターンミラー31で反射されフォーカシングスクリーン33に結像する。フォーカシングスクリーン33に結像された被写体像は、ペンタプリズム35、接眼光学系37を介してファインダ窓39より撮影者の眼で正立像として観察される。
ファインダ窓39には、ファインダ窓39への接眼を検出する接眼検知センサー41が配置されている。接眼検知センサー41には光電センサが使用される。光電センサは発光部(不図示)と受光部(不図示)とを有する。ファインダ窓39に接眼している場合には、発光部からの光が眼により反射するため、受光部で受光される光量が大きくなる。従って、接眼状態を検出することができる。また、ファインダ窓39の下には、背面輝度検出センサー49が配置されている。背面輝度検出センサー49はカメラ後方(カメラ背面側、ファインダーより後方)、すなわちカメラから見て被写体側とは反対側の周囲輝度を検出するためのセンサである。
撮影者がレリーズ釦17を全押し操作することによってクイックリターンミラー31が撮影光学系の光軸から退避し、交換レンズ15を通過した被写体像の光束が撮像素子43に結像される。
ペンタプリズム35の被写体像の光束の射出面上方部には、測光装置45が配置されている。測光装置45は測光レンズ45aと測光センサ45bを有している。測光装置45は被写体像の輝度を測定する。絞り駆動装置47は、交換レンズ15と電気的又は機械的に接続され、交換レンズ15の絞り15bの開閉動作を制御する。
図3は、上述したデジタルカメラ11を示すブロック図である。
撮像部51、画像処理部53、測光部54、露出演算部55、ミラー駆動部57、絞り駆動部59、ROM61、RAM63、EEPROM65、外部記憶媒体67、タイマー装置69、背面表示部71、上面表示部73、操作部75、接眼検知センサー41、背面輝度検出センサー49、レリーズ釦17、ライブビューモード釦29が、制御部77に接続され制御されている。
撮像部51は、撮像素子43等を含み、撮像素子43より光電変換された被写体画像信号を出力する。画像処理部53は、被写体画像信号より、記録用画像データ、サムネイル用画像データ、表示用画像データ等を作成する。表示用画像データは、背面液晶27に表示される。記録用画像データは、撮影データ等と共に外部記憶媒体67等に保存される。
測光部54は、測光センサ45bを含み、被写体像の輝度値を算出する。露出演算部55は、測光部54により算出された輝度値や、露出補正値等のカメラ設定値等を基に、撮像時にデジタルカメラ11が用いる絞り値、シャッター速度等の撮像設定値を算出する。算出された撮像設定値はRAM63、EEPROM65等に記憶される。
ミラー駆動部57は、制御部77の指令に基づきクイックリターンミラー31を駆動し、撮像レンズ15aの光軸に配置され該光軸に斜設されたミラーダウン状態と撮像レンズ光軸から退避したミラーアップ状態を切り換える。絞り駆動部59は、絞り駆動装置47等を含み、制御部77の指令に基づき交換レンズ15の絞り15bを開閉駆動する。
ROM61には、デジタルカメラ11の動作に必要なプログラム、該プログラムに使用する初期値等が保存されている。RAM63は、制御部77、画像処理部53、露出演算部55等の処理の際にデータの一時的記憶に利用される。EEPROM65は、カメラの電源がOFFされても記録情報を保持するフラッシュメモリであり、カメラのユーザー設定、カスタム設定等の情報を記録する。外部記憶媒体67は、着脱可能なメモリーカード等の記憶媒体である。
タイマー装置69は、後述するセルフタイマーと節電タイマーを含む。背面表示部71は、背面液晶27、ドライバ等を含み、撮像済み画像やメニュー画像等を表示する。上面表示部73は、上面液晶19、ドライバ等を含み、絞り値やシャッター速度等の撮像設定値等を表示する。
操作部75は、撮影モードダイヤル21、コマンドダイヤル25等のデジタルカメラ11を操作するための操作部材を有する。また、操作部75により通常撮影モード、リモコン撮影モード、セルフタイマー撮影モード等のモードが設定される。
図4は、上述したデジタルカメラ11の動作を示すフローチャートである。このフローはデジタルカメラ11の電源のオンにより開始する。
ステップS1:逆入光測光値BVu(後に詳述する)を0に設定する。
ステップS1’:半押しスイッチSW1がオンされたか否かを判断する。
ステップS1”:ステップS1’において半押しスイッチSW1がオンされない場合には、節電タイマーの計時が終了したか否かを判断する。節電タイマーの計時の終了により制御部77による制御動作を終了する。節電タイマーの計時が終了していない場合には、ステップS1’の動作に戻る。
ステップS2:測光センサ45bで被写界(被写体)輝度を測定する。その一方で、背面輝度検出センサー49によりデジタルカメラ11の後方(背面側)の周囲輝度(ファインダー後方の周囲輝度)を測定する。
ステップS3:背面輝度検出センサー49で測定されたカメラ後方の周囲輝度が、予め定められた所定輝度未満であるか否かを判断する。所定輝度の値は、ファインダ窓39から逆入光する光が測光センサ45bの測光に殆ど影響しないような値である。従って、カメラ後方の周囲の輝度が所定輝度未満の時には、カメラ後方の周囲が非常に暗い状態であり、逆入光補正を行う必要はない。そこで、背面輝度検出センサー49で測定されたカメラ後方の周囲輝度が、予め定められた所定輝度未満である場合には、後述するステップS25の動作に移り逆入光補正は行わない。
ステップS4:背面輝度検出センサー49で測定されたカメラ後方の周囲輝度が、所定輝度以上の時には、デジタルカメラ11に設定されているモードを判断する。デジタルカメラ11には、特定モードであるライブビューモード、リモコン撮影モード、セルフタイマー撮影モードが設定可能とされている。また、特定モード以外の通常撮影モードが設定可能とされている。
ライブビューモードは、ライブビューモード釦29を押すことにより設定可能である。ライブビューモード釦29を押すと、ライブビューモードスイッチSW3がオンになる(図3参照)。ライブビューモードは、撮像素子43により受光した被写体像を背面液晶27で確認しながら撮影するモードである。従って、通常、ファインダ窓39への接眼は行われない。そして、眼によりファインダ窓39が塞がれないためファインダ窓39から光が逆入光する。従って、逆入光補正を行う必要が生じる。
リモコン撮影モードは、デジタルカメラ11に付属しているリモコンを用いて撮影するモードである。リモコン撮影モードでは、デジタルカメラ11から比較的離れた位置でデジタルカメラ11の操作を行う。従って、通常、ファインダ窓39への接眼は行われない。そして、眼によりファインダ窓39が塞がれないためファインダ窓39から光が逆入光する。従って、逆入光補正を行う必要が生じる。
セルフタイマー撮影モードは、セルフタイマーの設定から所定時間経過後に自動的に撮影を行うモードである。セルフタイマー撮影モードでは、撮影者はデジタルカメラ11から比較的離れた位置にいることが多い。従って、通常、ファインダ窓39への接眼は行われない。そして、眼によりファインダ窓39が塞がれないためファインダ窓39から光が逆入光する。従って、逆入光補正を行う必要が生じる。
(ライブビューモードまたはリモコン撮影モードまたは半押し時に非接眼状態の時)
ステップS5:ステップS4においてライブビューモードまたはリモコン撮影モードが選択されていると判断された時には、ミラーアップを行う。ミラーアップの状態では、クイックリターンミラー31が図2の破線で示す位置に位置される。
ステップS6:第1測光動作を行う。第1測光動作では、測光センサ45bにより逆入光測光値BVuを求める。この状態では、ステップS4においてミラーアップが行われているため、被写体光がペンタプリズム35に進入しない。従って、ファインダ窓39からの逆入光の輝度を正確に測定することができる。第1測光動作は、所定時間を置いて繰り返し行われる。
ステップS7:全押しスイッチSW2がオンされたか否かを判断する。
ステップS8:全押しスイッチSW2がオンされた場合には、その直前の第1測光動作の逆入光測光値BVuを逆入光値Yとして記憶する。直前の逆入光測光値BVuを逆入光値Yとして用いることにより信頼性を向上することができる。
ステップS9:ミラーダウンを行う。
ステップS10:第2測光動作を行う。第2測光動作では、測光センサ45bにより被写体光に逆入光を加えた輝度BVmを求める。この状態では、ステップS9においてミラーダウンが行われているため、被写体光がペンタプリズム35に進入している。従って、測光センサ45bにより被写体光に逆入光を加えた輝度BVmがXとして求められる。
ステップS11:TTL測光値BVdを算出する。TTL測光値BVdは、交換レンズ15を通過した被写体光に対応する輝度値である。このTTL測光値BVdは、ステップS10で求められた被写体光に逆入光を加えた輝度BVm=Xから、ステップS8で求められた逆入光測光値BVu=Yを減算することにより求められる。
ステップS12:AF(オートフォーカス)動作を行う。具体的にはAF検出動作およびレンス合焦動作を行う。
ステップS13:露光(撮像)動作を行う。具体的には、ミラーアップし、機械的シャッターを備えたカメラであればシャッターを開放して撮像素子43を露光する。露光動作の際の露出制御は、ステップS11の逆入光補正演算で得られたTTL測光値BVdに基づいて行われる。
ステップS14:画像表示動作を行う。画像表示動作により撮像素子43に撮像された画像が背面液晶27に表示される。
ステップS15:半押しスイッチSW1がオンされたか否かを判断する。半押しスイッチSW1がオンされた場合には、ステップS1’の動作に戻る。
ステップS16:半押しスイッチSW1がオンされない場合には、節電タイマーの計時が終了したか否かを判断する。節電タイマーはデジタルカメラ11の電源の節電を行う。節電タイマーの計時が終了するとデジタルカメラ11の電源が自動的にオフし制御部77による制御動作を終了する。節電タイマーの計時が終了していない場合には、ステップS1の動作に戻る。
なお、ステップS7において全押しスイッチSW2がオンされない場合には、ステップS16’において節電タイマーの計時が終了したか否かを判断する。節電タイマーの計時が終了するとデジタルカメラ11の電源が自動的にオフし制御部77による制御動作を終了する。節電タイマーの計時が終了していない場合には、ステップS6の動作に戻る。
(セルフタイマー撮影モードの時)
ステップS17:ステップS4においてセルフタイマー撮影モードが選択されていると判断された時には、全押しスイッチSW2がオンされたか否かを判断する。
ステップS18:全押しスイッチSW2がオンされた場合には、セルフタイマーの計時を開始する。
ステップS19:ミラーアップを行う。
ステップS20:第1測光動作を行う。この第1測光動作は、上述したステップS6と同様にして行われ、測光センサ45bにより逆入光測光値BVuが求められる。第1測光動作は、セルフタイマーに設定されている時間(例えば10秒)に亘って所定時間毎に繰り返し行われる。
ステップS21:セルフタイマーの計時が終了したか否かを判断する。セルフタイマーの計時が終了するまでステップS20の第1測光動作を繰り返す。セルフタイマーの計時が終了した場合には、ステップS8以降の動作を行う。ステップS8では、セルフタイマーの計時終了の直前の逆入光測光値BVuが逆入光測光値BVu=Yとして用いられる。
ステップS22:ステップS17において全押しスイッチSW2がオンされない場合には、節電タイマーの計時が終了したか否かを判断する。節電タイマーの計時の終了により制御部77による制御動作を終了する。節電タイマーの計時が終了していない場合には、ステップS1’の動作に戻る。
(通常撮影モードの時)
ステップS24:ステップS4において通常撮影モードが選択されていると判断された時には、接眼状態か否かを判断する。接眼状態とは、ファインダ窓39に接眼されている状態である。接眼状態では、ファインダ窓39から逆入光が殆ど侵入することがない。従って、接眼状態の場合には、逆入光補正は不要である。接眼状態は接眼検知センサー41からの信号により判断する。もし接眼状態でなければ(非接眼状態であれば)ステップS5に進み既述の処理が行われる。
ステップS25:ステップS24において接眼状態である場合、および、ステップS3において背面輝度検出センサー49で測定されたカメラ後方の周囲輝度が、予め定められた所定輝度未満である場合には、全押しスイッチSW2がオンされたか否かを判断する。
ステップS26:ステップS25において全押しスイッチSW2がオンされた場合には、通常の撮影シーケンスで撮影を行う。通常の撮影シーケンスとは、ステップS6で説明した第1測光動作を行わず、ステップS10で説明した第2測光動作のみで測光を行って撮影を行う通常のシーケンスをいう。すなわち、ステップS24において接眼状態である場合、および、ステップS3において背面輝度検出センサー49で測定されたカメラ後方の周囲輝度が、予め定められた所定輝度未満である場合には、逆入光補正を行う必要がないため、通常の撮影シーケンスによる撮影が行われる。
ステップS27:半押しスイッチSW1がオンされたか否かを判断する。半押しスイッチSW1がオンされた場合には、ステップS25の全押しスイッチSW2のオンを待つ。
ステップS28:節電タイマーの計時が終了したか否かを判断する。ステップS23およびステップS27において半押しスイッチSW1がオンされない場合には、節電タイマーの計時の終了により制御部77による制御動作を終了する。節電タイマーの計時が終了していない場合には、ステップS1’の動作に戻る。
上述したデジタルカメラ11では、デジタルカメラ11が特定の動作モードであるライブビューモード、リモコン撮影モード、セルフタイマー撮影モードに設定されている時、あるいはファインダ窓39に接眼されていない状態で測光(撮像)動作がなされようとしている時に逆入光補正を行うようにしたので、必要な時のみ逆入光補正を行うことができる。そして、ファインダ窓39からの逆入光がない状況では、逆入光補正が行われないため過剰スペックになることを回避することができる。また、背面輝度検出センサー49で測定されたカメラ後方の周囲輝度が、予め定められた所定輝度未満の場合には、逆入光補正を行わないようにしたので、過剰スペックになることをより確実に回避することができる。
(実施形態の補足事項)
以上、本発明を上述した実施形態によって説明してきたが、本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のような形態でも良い。
(1)上述した実施形態では、本発明を一眼レフデジタルカメラに適用した例について説明したが、ファインダーを備えたレンズ一体形デジタルカメラ、ビデオカメラ等の撮像装置に広く適用することができる。また、デジタルカメラに限らずフィルムカメラにも適用することができる。
(2)上述した実施形態では、接眼検知センサー41により接眼を検知した例について説明したが、例えば、ファインダー内部に設けられる公知の視線検知センサーにより接眼を検知するようにしても良い。
(3)上述した実施形態では、デジタルカメラ11またはリモコンの操作により各モードを設定した例について説明したが、例えば、PC(パソコン)を用いて上述の各モードを設定するようにしても良い。
(4)上述した実施形態では、クイックリターンミラー31が完全にミラーアップした状態で第1測光動作を行った例について説明したが、交換レンズ15からの被写体光が測光センサ45bによる逆入光の測定に影響を与えない位置、例えば、クイックリターンミラー31がミラーアップ位置より少しダウンした状態下において第1測光動作を行うようにしても良い。
本発明の一実施形態のデジタルカメラを示す斜視図である。 図1のデジタルカメラを示す断面図である。 図1のデジタルカメラを示すブロック図である。 図1のデジタルカメラの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
11…デジタルカメラ、15…交換レンズ、15a…撮影レンズ、17…レリーズ釦、27…背面液晶、29…ライブビューモード釦、31…クイックリターンミラー、35…ペンタプリズム、39…ファインダ窓、41…接眼検知センサー、43…撮像素子、45b…測光センサ。

Claims (6)

  1. 被写体を観察するファインダーを備えた撮影装置であって、
    撮影レンズを介した被写体光を前記ファインダーに導く第1位置と、前記被写体光を前記ファインダーに導かない第2位置に移動可能なミラーと、
    前記被写体光および/または前記ファインダーを介した逆入光を測定する測光手段と、
    前記ミラーが前記第1位置に存在しない所定状態下での前記測光手段による測定動作を、動作モードが特定動作モードに設定されている場合には許容せしめ、前記特定動作モード以外に設定されている場合には許容せしめない制御手段と、
    を有することを特徴とする撮影装置。
  2. 請求項1記載の撮影装置において、
    前記特定動作モードは、ライブビューモード、リモコン撮影モード、セルフタイマー撮影モードのうちの何れかを含むことを特徴とする撮影装置。
  3. 被写体を観察するファインダーを備えた撮影装置であって、
    撮影レンズを介した被写体光を前記ファインダーに導く第1位置と、前記被写体光を前記ファインダーに導かない第2位置に移動可能なミラーと、
    前記被写体光および/または前記ファインダーを介した逆入光を測定する測光手段と、
    前記ファインダーに接眼されている接眼状態であるか否かを検出する検出手段と、
    前記ミラーが前記第1位置に存在しない所定状態下での前記測光手段による測定動作を、前記接眼状態に無い場合には許容せしめ、前記接眼状態にある場合には許容せしめない制御手段と、
    を有することを特徴とする撮影装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の撮影装置において、
    前記所定状態は、前記ミラーが前記第2位置に存在する状態であることを特徴とする撮影装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の撮影装置において、
    前記所定状態下での測光手段による第1の測定結果と、前記ミラーが前記第1位置に存在する状況下での前記測光手段による第2の測定結果とに基づいて露出制御を行うことを特徴とする撮影装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載の撮影装置において、
    前記制御手段は、カメラ背面側の周囲輝度が所定輝度未満の場合には、前記所定状態下での前記測光手段による測定動作を許容しないことを特徴とする撮影装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011188426A (ja) * 2010-03-11 2011-09-22 Nikon Corp 撮像装置

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