JP2008204318A - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】被写体モデルの表面の反射パラメータとして、実物体に近い反射パラメータを動的に決定することができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】3次元モデル作成部22は、被写体を撮影した複数の被写体画像から被写体の3次元モデルを作成し、部分領域選択部23は、3次元モデルの表面を複数の表面領域に分割して被写体画像ごとに各表面領域に対応する対応領域の部分撮影画像を選択し、部分モデル画像作成部26は、マテリアルデータベース25から各部分領域の反射パラメータを読み出し、読み出した反射パラメータと被写体画像が撮影された照明条件とを用いて、各部分撮影画像に対応する部分モデル画像を作成し、パラメータ検索部27は、表面領域ごとに部分撮影画像に対する部分モデル画像の適合度を算出し、適合度が最も高い部分モデル画像に対応する部分領域の反射パラメータを各表面領域の反射パラメータとして決定する。
【選択図】図1
【解決手段】3次元モデル作成部22は、被写体を撮影した複数の被写体画像から被写体の3次元モデルを作成し、部分領域選択部23は、3次元モデルの表面を複数の表面領域に分割して被写体画像ごとに各表面領域に対応する対応領域の部分撮影画像を選択し、部分モデル画像作成部26は、マテリアルデータベース25から各部分領域の反射パラメータを読み出し、読み出した反射パラメータと被写体画像が撮影された照明条件とを用いて、各部分撮影画像に対応する部分モデル画像を作成し、パラメータ検索部27は、表面領域ごとに部分撮影画像に対する部分モデル画像の適合度を算出し、適合度が最も高い部分モデル画像に対応する部分領域の反射パラメータを各表面領域の反射パラメータとして決定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、被写体モデルの表面の反射パラメータを決定する画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関し、特に、多視点カメラにより撮影された2次元画像から作成した3次元被写体モデルの表面における反射パラメータを決定する画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関するものである。
固定した照明環境下で伝統舞踊の演者など動きのある被写体を複数のカメラによって撮影し、視体積交差法等を利用しながら、被写体の3次元形状並びに形状表面の色及び模様(以下、テクスチャと呼ぶ)を逐次取得し、動きのある3次元のCG(コンピュータグラフィックス)モデルを作成することが研究されている(例えば、非特許文献1参照)。
上記の処理により作成された3次元モデルは、CG環境内の仮想シーンに配置する部品として、舞台や他の演者など別途用意したCGオブジェクトとともに配置され、CG画像としてレンダリングされる。この際、被写体の3次元モデルをCG空間内で他のオブジェクトと違和感なく融合させるためには、3次元モデルにマッピングされるテクスチャデータが十分な解像度を持ち、また実物体に近い反射パラメータを有することが望ましい。
冨山他3名、「表示視点に依存した3次元動オブジェクトへの面テクスチャマッピング手法」、情報処理学会、コンピュータビジョンとイメージメディア研究会、vol.145、pp.17−24、2004年9月
冨山他3名、「表示視点に依存した3次元動オブジェクトへの面テクスチャマッピング手法」、情報処理学会、コンピュータビジョンとイメージメディア研究会、vol.145、pp.17−24、2004年9月
しかしながら、上記の視体積交差法に用いられる画像データは、特定の照明環境下で撮影されており、その環境に特有の反射成分を含むため、撮影画像から反射パラメータを動的に分離することができず、実物体により近い反射パラメータを動的に獲得することは困難である。
本発明の目的は、被写体モデルの表面の反射パラメータとして、実物体に近い反射パラメータを動的に決定することができる画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することである。
本発明に係る画像処理装置は、被写体モデルの表面の反射パラメータを決定する画像処理装置であって、被写体の表面における部分領域ごとに反射パラメータを予め記憶しているデータベース部と、互いに異なる複数のカメラ視点から前記被写体を撮影した複数の被写体画像を取得する取得部と、前記複数の被写体画像から被写体の3次元モデルを作成するモデル作成部と、前記3次元モデルの表面を複数の表面領域に分割し、前記被写体画像ごとに各表面領域に対応する対応領域の部分撮影画像を選択する選択部と、前記データベース部から各部分領域の反射パラメータを読み出し、読み出した反射パラメータと前記複数の被写体画像が撮影された照明条件とを用いて、各部分撮影画像に対応する部分モデル画像を作成する画像作成部と、前記表面領域ごとに前記部分撮影画像に対する前記部分モデル画像の適合度を算出し、適合度が最も高い部分モデル画像に対応する部分領域の反射パラメータを各表面領域の反射パラメータとして決定する決定部とを備えるものである。
本発明に係る画像処理装置においては、互いに異なる複数のカメラ視点から被写体を撮影した複数の被写体画像が取得され、複数の被写体画像から被写体の3次元モデルが作成され、この3次元モデルの表面が複数の表面領域に分割され、被写体画像ごとに各表面領域に対応する対応領域の部分撮影画像が選択される。ここで、データベース部には、被写体の表面を複数に分割した部分領域ごとに反射パラメータが予め記憶されており、このデータベース部から各部分領域の反射パラメータが読み出され、この反射パラメータと複数の被写体画像が撮影された照明条件とを用いて、各部分撮影画像に対応する部分モデル画像が作成される。その後、表面領域ごとに部分撮影画像に対する部分モデル画像の適合度が算出され、適合度が最も高い部分モデル画像に対応する部分領域の反射パラメータが各表面領域の反射パラメータとして決定されるので、被写体モデルの表面の反射パラメータとして、実物体に近い反射パラメータを動的に決定することができる。
前記データベース部は、第1の解像度で前記被写体を撮影した画像から算出した反射パラメータを予め記憶し、前記取得部は、前記第1の解像度より低い第2の解像度で前記被写体を撮影した複数の被写体画像を取得し、前記画像作成部は、前記部分モデル画像として前記第1の解像度から前記第2の解像度へ解像度変換した低解像度部分モデル画像を作成することが好ましい。
この場合、低解像度の被写体画像が取得され、高解像度の反射パラメータがデータベース部に記憶されている場合でも、被写体画像の解像度に合わせて部分撮影画像に対する部分モデル画像の適合度を高精度に算出することができるので、被写体モデルの表面の反射パラメータとして、実物体により近い反射パラメータを動的に決定することができる。
前記決定部は、前記部分撮影画像に対する前記低解像度部分モデル画像の適合度を算出し、適合度の高い所定数の部分領域を候補部分領域として決定し、前記画像作成部は、前記候補部分領域の反射パラメータから前記第2の解像度より高い第3の解像度のサブピクセル部分モデル画像を作成し、前記決定部は、前記部分撮影画像に対する前記サブピクセル部分モデル画像の適合度を算出し、適合度が最も高いサブピクセル部分モデル画像に対応する部分領域の反射パラメータを各表面領域の反射パラメータとして決定することが好ましい。
この場合、部分撮影画像に対する低解像度部分モデル画像の適合度を算出した後、適合度の高い所定数の候補部分領域からサブピクセル部分モデル画像を作成して部分撮影画像に対するサブピクセル部分モデル画像の適合度を算出し、適合度が最も高いサブピクセル部分モデル画像に対応する部分領域の反射パラメータを各表面領域の反射パラメータとして決定しているので、候補部分領域を絞り込んだ後に、サブピクセル精度で適合度を求めることができ、被写体モデルの表面の反射パラメータとして、実物体にさらに近い反射パラメータを短時間に決定することができる。
前記データベース部は、前記反射パラメータとして、拡散反射パラメータと、鏡面反射パラメータとを予め記憶することが好ましい。
この場合、被写体モデルの表面の反射パラメータとして、拡散反射パラメータと鏡面反射パラメータとを求めることができるので、これらを用いてよりリアルなテクスチャを動的に生成することができる。
前記データベース部は、前記部分領域における鏡面反射パラメータを一定として前記部分領域ごとに鏡面反射パラメータを予め記憶し、前記画像作成部は、前記部分領域における鏡面反射パラメータを一定として各部分撮影画像に対応する部分モデル画像を作成することが好ましい。
この場合、データベース部の記憶容量を削減することができるとともに、部分モデル画像を高速に作成することができる。
本発明に係る画像処理方法は、被写体の表面を複数に分割した部分領域ごとに反射パラメータを予め記憶しているデータベース部と、取得部と、モデル作成部と、選択部と、画像作成部と、決定部とを備える画像処理装置を用いて、被写体モデルの表面の反射パラメータを決定する画像処理方法であって、前記取得部が、互いに異なる複数のカメラ視点から前記被写体を撮影した複数の被写体画像を取得するステップと、前記モデル作成部が、前記複数の被写体画像から被写体の3次元モデルを作成するステップと、前記選択部が、前記3次元モデルの表面を複数の表面領域に分割し、前記被写体画像ごとに各表面領域に対応する対応領域の部分撮影画像を選択するステップと、前記画像作成部が、前記データベース部から各部分領域の反射パラメータを読み出し、読み出した反射パラメータと前記複数の被写体画像が撮影された照明条件とを用いて、各部分撮影画像に対応する部分モデル画像を作成するステップと、前記決定部が、前記表面領域ごとに前記部分撮影画像に対する前記部分モデル画像の適合度を算出し、適合度が最も高い部分モデル画像に対応する部分領域の反射パラメータを各表面領域の反射パラメータとして決定するステップとを含むものである。
本発明に係る画像処理プログラムは、被写体モデルの表面の反射パラメータを決定するための画像処理プログラムであって、被写体の表面を複数に分割した部分領域ごとに反射パラメータを予め記憶しているデータベース部と、互いに異なる複数のカメラ視点から前記被写体を撮影した複数の被写体画像を取得する取得部と、前記複数の被写体画像から被写体の3次元モデルを作成するモデル作成部と、前記3次元モデルの表面を複数の表面領域に分割し、前記被写体画像ごとに各表面領域に対応する対応領域の部分撮影画像を選択する選択部と、前記データベース部から各部分領域の反射パラメータを読み出し、読み出した反射パラメータと前記複数の被写体画像が撮影された照明条件とを用いて、各部分撮影画像に対応する部分モデル画像を作成する画像作成部と、前記表面領域ごとに前記部分撮影画像に対する前記部分モデル画像の適合度を算出し、適合度が最も高い部分モデル画像に対応する部分領域の反射パラメータを各表面領域の反射パラメータとして決定する決定部としてコンピュータを機能させるものである。
本発明によれば、被写体画像ごとに各表面領域に対応する対応領域の部分撮影画像が選択され、データベース部から読み出された反射パラメータと、複数の被写体画像が撮影された照明条件とを用いて各部分撮影画像に対応する部分モデル画像が作成され、表面領域ごとに部分撮影画像に対する部分モデル画像の適合度が算出され、適合度が最も高い部分モデル画像に対応する部分領域の反射パラメータが各表面領域の反射パラメータとして決定されるので、被写体モデルの表面の反射パラメータとして、実物体に近い反射パラメータを動的に決定することができる。
以下、本発明の一実施の形態による画像処理装置について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態による画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図1に示す画像処理装置は、複数のビデオカメラ11〜1K、画像取得部21、3次元モデル作成部22、部分領域選択部23、入力部24、マテリアルデータベース25、部分モデル画像作成部26、パラメータ検索部27、テクスチャ更新部28、及びCG作成部29を備える。
K台(Kは2以上の整数)のビデオカメラ11〜1Kは、被写体を中心とする円上に所定間隔で配置され、動きのある被写体、例えば、人物を互いに異なる複数のカメラ視点から撮影した被写体画像を画像取得部21へ出力する。例えば、ビデオカメラ11〜1Kとして、10台のビデオカメラを用い、30万画素で撮影されたカラー動画像が各ビデオカメラから画像取得部21へ出力される。
画像取得部21、3次元モデル作成部22、部分領域選択部23、入力部24、マテリアルデータベース25、部分モデル画像作成部26、パラメータ検索部27、テクスチャ更新部28、及びCG作成部29は、入力装置、表示装置、ROM(リードオンリメモリ)、CPU(中央演算処理装置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、画像I/F(インターフェース)部及び外部記憶装置等を備えるコンピュータを用いて、ROM又は外部記憶装置に予め記憶されている、後述する画像処理を行うための画像処理プログラムをCPU等で実行することにより実現される。
なお、画像取得部21、3次元モデル作成部22、部分領域選択部23、入力部24、マテリアルデータベース25、部分モデル画像作成部26、パラメータ検索部27、テクスチャ更新部28、及びCG作成部29の構成例は、上記の例に特に限定されず、各ブロックを専用のハードウエアから構成したり、一部のブロック又はブロック内の一部の処理のみを専用のハードウエアで構成したりする等の種々の変更が可能である。また、マテリアルデータベースを所定のネットワークを介してコンピュータに接続し、後述する画像処理のみをコンピュータで実行するようにしてもよい。
画像取得部21は、互いに異なる複数のカメラ視点から被写体を撮影した複数(K枚)の被写体画像を取得し、取得した複数の被写体画像を一次的に記憶するとともに、複数の被写体画像を3次元モデル作成部22へ出力する。3次元モデル作成部22は、例えば、視体積交差法を用いて、複数の被写体画像から被写体の3次元モデルを作成する。なお、3次元モデルの作成方法は、上記の例に特に限定されず、視体積交差法とステレオマッチング法とを併用する等の種々の変更が可能である。
部分領域選択部23は、3次元モデル作成部22から3次元モデルを読み出し、3次元モデルの表面を複数の表面領域に分割する。例えば、3次元モデルが複数のポリゴンから構成されている場合、一つのポリゴンを一つの表面領域として分割したり、一つのポリゴンを複数の表面領域に分割することができる。部分領域選択部23は、分割された複数(N個:Nは2以上の整数)の表面領域の中から一の表面領域i(i=1,…,N)を選択し、表面領域iの3次元位置及び姿勢を算出し、3次元位置及び姿勢から表面領域iに対応する各被写体画像上の2次元位置を算出する。部分領域選択部23は、複数の被写体画像を一次的に記憶している画像取得部21を参照して、被写体画像ごとに表面領域iに対応する対応領域の部分撮影画像j(j=1,…,K)を選択してパラメータ検索部27へ出力する。
入力部5は、ユーザが種々のデータを入力するために用いられ、例えば、ビデオカメラ11〜1Kで被写体を撮影しているときの撮影照明条件が入力部5を介して入力され、この撮影照明条件が部分モデル画像作成部26へ入力される。また、入力部5は、テクスチャの更新方法をテクスチャ更新部28へ指示するためにも用いられる。
マテリアルデータベース25は、被写体の表面を複数に分割した部分領域ごとに反射パラメータを予め記憶している。具体的には、撮影時にシーンに存在する可能性のある物体(被写体)を光源位置が既知である環境下において複数のカメラで撮影し、撮影した高解像度(例えば、600万画素)の複数の静止画像から部分領域ごとに鏡面反射パラメータと高解像度の拡散反射パラメータ(色情報)とを求め、得られたデータがマテリアルデータとしてマテリアルデータベース25に予め格納されている。なお、部分領域の大きさ及び形状は、画像処理装置として機能するコンピュータの能力等に応じて任意に決定することができる。
ここで、マテリアルデータとして、データ内に含まれる拡散反射パラメータの座標集合(部分領域)R、(x,y)∈Rにおける拡散反射パラメータ[kd,r(x,y),kd,g(x,y),kd,b(x,y)]、微小領域R内の鏡面反射パラメータksを部分領域ごとにデータベース化して記憶している。ここで、拡散反射パラメータは、R、G、Bの各色成分が微小領域R内の位置ごとに記憶され、鏡面反射パラメータは、記憶容量の低減及び処理の簡略化のために、微小領域R内では一定と仮定して記憶されている。
なお、後述する反射パラメータの検索処理において部分モデル画像と部分撮影画像との位置ずれを考慮した最適解を得るためには、座標集合Rを平行移動させたマテリアルデータを多数生成しなければならないので、実際には複数のマテリアルデータで拡散反射パラメータを共有し、座標集合Rの移動量だけを別途記録することで記憶域の効率利用を図ることができる。
部分モデル画像作成部26は、マテリアルデータベース25から各部分領域の反射パラメータを読み出し、読み出した反射パラメータと、入力部24を介して入力された被写体画像の照明条件と、部分領域選択部23により算出された表面領域iの3次元位置及び姿勢とを用いて、部分撮影画像1〜Kに対応する部分モデル画像1〜Kを表面領域iごとに作成する。このとき、部分モデル画像作成部26は、部分モデル画像の解像度が部分撮影画像の解像度に一致するように、例えば、600万画素の解像度から30万画素の解像度に部分モデル画像を解像度変換した低解像度部分モデル画像1〜Kを作成する。
パラメータ検索部27は、部分領域選択部23により選択された部分撮影画像1〜Kと、部分モデル画像作成部26により作成された低解像度部分モデル画像1〜Kとを用いて、表面領域ごとに部分撮影画像に対する部分モデル画像の適合度を算出し、適合度が最も高い部分モデル画像に対応する部分領域の反射パラメータを各表面領域の反射パラメータとして決定する。
具体的には、パラメータ検索部27は、上記のようにして部分撮影画像に対する低解像度部分モデル画像の適合度を算出し、低解像度部分モデル画像の基となる反射パラメータが対応付けられている部分領域のうち、適合度が高い上位M個(Mは所定の整数)の部分領域を候補部分領域として決定する。
その後、パラメータ検索部27は、上位M個の候補部分領域に対するサブピクセル部分モデル画像の作成を部分モデル画像作成部26に指示し、部分モデル画像作成部26は、上位M個の候補部分領域の反射パラメータから部分撮影画像の解像度より高い解像度のサブピクセル部分モデル画像を作成し、サブピクセル部分モデル画像をパラメータ検索部27へ出力する。パラメータ検索部27は、部分撮影画像に対するサブピクセル部分モデル画像の適合度を算出し、適合度が最も高いサブピクセル部分モデル画像に対応する部分領域の反射パラメータを各表面領域の反射パラメータとして最終的に決定する。
このようにして、撮影時に得られる部分撮影画像と部分モデル画像(マテリアルデータ)の対応を得るため、まず、マテリアルデータベース25内のマテリアルデータが、撮影条件に従い低解像度の劣化画像(低解像度部分モデル画像)に変換され、続いて、被写体画像の着目領域となる部分撮影画像と低解像度部分モデル画像との照合が行われ、高スコアの適合度を与えた上位M個のモデル画像についてさらに位置パラメータをサブピクセル精度で推定し、最終的に最も高い適合度を持つ部分モデル画像すなわちマテリアルデータを選択することができる。
テクスチャ更新部28は、3次元モデル作成部22から3次元モデルを読み出し、入力部5を介して指示されたテクスチャの更新方法に従って、パラメータ検索部27が決定した各表面領域の反射パラメータを利用して3次元モデルのテクスチャを動的に更新する。例えば、テクスチャ更新部28は、Back Projection法を用いて反射パラメータの更新とテクスチャ画像の再構成とを行なう。
CG作成部29は、CG環境内の仮想シーンに配置する部品として、テクスチャが更新された3次元モデルを用いてCG画像を作成する。例えば、被写体が能の演者である場合、舞台や他の演者など別途用意したCGオブジェクトとともに、能の演者の3次元モデルが配置され、CG画像としてレンダリングされる。なお、テクスチャ更新部28は、適合度が予め定めた閾値に満たない場合、テクスチャ画像の更新を行なわないようにしてもよい。この場合、撮影画像のみの情報を利用したレンダリングが行なわれることになる。
このようにして、本実施の形態では、シーン内の物体の反射特性をあらかじめモデル化してデータベースに格納し、撮影時に得た3次元モデルの表面のテクスチャに適合する反射パラメータをデータベース内で探索し、3次元モデルの反射パラメータを動的に更新することができる。
本実施の形態では、マテリアルデータベース25がデータベース部の一例に相当し、画像取得部21が取得部の一例に相当し、3次元モデル作成部22がモデル作成部の一例に相当し、部分領域選択部23が選択部の一例に相当し、部分モデル画像作成部26が画像作成部の一例に相当し、パラメータ検索部27が決定部の一例に相当する。
次に、上記のように構成された画像処理装置により、被写体モデルの表面の反射パラメータを更新する反射パラメータ更新処理について説明する。図2は、図1に示す画像処理装置による反射パラメータ更新処理を説明するためのフローチャートであり、図3は、図2に示す反射パラメータ検索処理を模式的に示す図であり、図4は、マテリアルデータの一例を示す図であり、図5は、被写体画像の一例を示す図であり、図6は、3次元モデルの一例を示す図であり、図7は、鏡面反射パラメータの一例を示す図であり、図8は、部分撮影画像の一例を示す図であり、図9は、テクスチャが更新されたCG画像の一例を示す図であり、図10は、テクスチャの更新の有無により細部が高精細化されたCG画像の一例を示す図である。
ここで、マテリアルデータベース25には、マテリアルデータとして、被写体の表面を複数に分割した部分領域ごとに鏡面反射パラメータと拡散反射パラメータとを予め記憶しており、例えば、図4に示す矩形形状の複数のマテリアルデータがマテリアルデータベース25に予め記憶されている。
図2を参照して、まず、ステップS11において、各ビデオカメラ11〜1Kは、撮影した被写体画像を画像取得部21へ出力し、画像取得部21は、複数の被写体画像を取得して3次元モデル作成部22へ出力する。例えば、図5に示す複数の被写体画像が3次元モデル作成部22へ出力される。
次に、ステップS12において、3次元モデル作成部22は、視体積交差法を用いて、複数の被写体画像から被写体の3次元モデルを作成し、作成した3次元モデルを部分領域選択部23へ出力する。例えば、図5に示す複数の被写体画像から図6に示す3次元モデルが作成される。
次に、ステップS13において、部分領域選択部23は、3次元モデル作成部22から3次元モデルを読み出して3次元モデルの表面を複数の表面領域に分割し、分割された複数の表面領域の中から一の表面領域i(i=1,…,N)を選択する。
次に、ステップS14において、部分領域選択部23は、表面領域iの3次元位置及び姿勢(例えば、表面領域iの中心位置の3次元座標及び表面領域iの法線方向の角度)を算出して部分モデル画像作成部26へ出力する。次に、ステップS15において、部分領域選択部23は、算出した3次元位置及び姿勢から表面領域iに対応する各被写体画像上の2次元位置を算出する。
次に、ステップS16において、部分領域選択部23は、被写体画像上の2次元位置及び表面領域iの大きさから表面領域iに対応する対応領域を被写体画像ごとに決定し、画像取得部21を参照して被写体画像ごとに表面領域iに対応する対応領域の部分撮影画像j(j=1,…,K)を抽出してパラメータ検索部27へ出力する。
次に、ステップS17において、部分モデル画像作成部26及びパラメータ検索部27は、以下のようにして、マテリアルデータベース25から表面領域iに最も類似する反射パラメータを検索する。
まず、部分モデル画像作成部26は、マテリアルデータベース25から各部分領域の反射パラメータを読み出し、読み出した反射パラメータと、入力部24を介して入力された被写体画像の照明条件と、部分領域選択部23により算出された表面領域iの3次元位置及び姿勢とを用いて、各部分撮影画像に対応する部分モデル画像1〜Kを作成する。
次に、パラメータ検索部27は、部分領域選択部23により選択された部分撮影画像1〜Kと、部分モデル画像作成部26により作成された低解像度部分モデル画像1〜Kとを用いて、表面領域ごとに部分撮影画像に対する低解像度部分モデル画像の適合度を算出し、低解像度部分モデル画像の基となる反射パラメータが対応付けられている部分領域のうち、適合度が高い上位M個の部分領域を候補部分領域として決定し、上位M個の候補部分領域に対するサブピクセル部分モデル画像の作成を部分モデル画像作成部26に指示する。
次に、部分モデル画像作成部26は、上位M個の候補部分領域の反射パラメータから部分撮影画像の解像度より高い解像度のサブピクセル部分モデル画像を作成し、サブピクセル部分モデル画像をパラメータ検索部27へ出力する。パラメータ検索部27は、部分撮影画像に対するサブピクセル部分モデル画像の適合度を算出し、適合度が最も高いサブピクセル部分モデル画像に対応する部分領域の反射パラメータを各表面領域の反射パラメータとして最終的に決定する。
ここで、上記の適合度の計算方法について以下に詳細に説明する。まず、マテリアルデータベース25内のマテリアルデータを被写体画像(部分撮影画像)と比較するため、被写体画像の撮影条件に合わせた変換処理を以下のようにして行う。
最初に、撮影環境の照明条件に従い、R、G、Bの各チャネルごとにカメラ方向から観測される輝度値を算出する。反射モデルには種々のものが考案されているが、本実施の形態では、CGのレンダリングでよく利用されるパラメトリックモデルであるPhong反射モデルを用いて輝度値を算出する。Phong反射モデルによれば、光源の入射方向と面法線のなす角を、視点(カメラ)方向と光源の反射ベクトルとのなす角をγとし、入射光強度をIi、拡散反射率をkd、鏡面反射率をksとすると、観測される輝度は次式で表される。
チャネルごとの光源の明るさ(入射強度)を[ri,gi,bi]とすると、観測される色は次式で計算できる。
ここで、γは視点方向に依存するため、上式の右辺第2項はビデオカメラ11〜1Kごとに計算される。
次に、着目しているマテリアルデータが、視体積交差法で得られた3次元形状表面上の特定の微小平面に対応すると仮定し、マテリアルデータ(微小平面)の座標系と各ビデオカメラ11〜1Kで観測される撮影像の座標系の間の幾何変換について考える。
一般にカメラにより平面を撮影した場合、被写体である平面上の座標と撮影画像の座標との関係は、平面射影変換行列と呼ばれる3×3の行列で表現できる。いま、着目する3次元形状表面の微小領域座標を(x,y)、ビデオカメラkの画像面座標(xk,yk)とすると、両者には以下の関係が得られる。
ここで、Hkは、ビデオカメラkに関する平面射影変換行列であり、ビデオカメラkのカメラパラメータと微小平面の位置及び姿勢から決定できる。
次に、マテリアルデータの配置方向(微小面の法線周りの回転量)は未知であるので、以下の回転変換を考える。ここで、Rは法線軸周りの回転を示す。
上記の式(4)から次式が得られる。
ここで、実際の観測画像は、さらにビデオカメラの光学系の特性による解像度の低下を受ける。色チャネルc(c∈{R,G,B})に関するビデオカメラk上の座標(xk,yk)における観測輝度Ic,(xk,yk)は次式で計算できる。ここで、h(xk,yk,x,y,θ)は劣化関数であり、以下のようにガウス分布で近似する。
次に、K台のビデオカメラ各々について着目するマテリアルデータjを上記の手順に従って変換した画像をIk (j)(k=1,…,K)とし、各ビデオカメラにおける観測画像をJk(k=1,…,K)とすると、両者の適合度rを次式により評価することができる。
次に、適合度rを最小とする(適合度が高い)上位M個のマテリアルデータについて、次式によりさらにサブピクセル精度で適合度を求め、最終的な選択とする。
上記の計算方法に基づくステップS17の反射パラメータの検索処理の一例を模式的に表すと、図3に示すフローチャートにようになる。なお、図3に示すフローチャートは、各処理の流れを明示的に表したものであり、上記の計算方法では、各処理が一体として処理され、図3に示す各処理が実行されれば、各処理の順序は図示の例に特に限定されず、種々の変更が可能である。
まず、部分モデル画像作成部26は、処理31において、マテリアルデータベース25からマテリアルデータ(各部分領域の反射パラメータ)を読み出し、処理32において、式(6)及び式(7)に従い、マテリアルデータに対して2次元回転変換処理を実行する。
次に、処理33において、部分モデル画像作成部26は、入力部24を介して入力された被写体画像の照明条件と、部分領域選択部23が算出した表面領域iの3次元位置及び姿勢とを用いて、式(2)及び式(8)に従い、2次元回転変換されたマテリアルデータの拡散反射率を計算する。
次に、各ビデオカメラすなわち各部分撮影画像1〜Kに対する部分モデル画像1〜Kを作成するために、処理34において、部分モデル画像作成部26は、上記照明条件並びに3次元位置及び姿勢を用いて、式(2)及び式(8)に従い、2次元回転変換されたマテリアルデータの鏡面反射率を計算する。例えば、図7に示す鏡面反射パラメータが算出される。
次に、部分モデル画像作成部26は、式(6)及び式(7)に従い、処理35において、上記3次元位置及び姿勢を用いて、マテリアルデータに対して平面射影変換処理を実行し、処理36において、マテリアルデータの解像度を部分撮影画像の解像度に一致させるために、マテリアルデータに対して解像度変換処理を実行し、処理37において、部分モデル画像1〜Kを作成する。
次に、部分モデル画像作成部26は、処理36において、部分撮影画像1〜Kと、部分モデル画像1〜Kとを照合して上記の適合度(Score j)を算出する。その後、適合度を最小とする上位M個のマテリアルデータについて、上記と基本的に同様の処理を繰り返すことにより、サブピクセル精度で適合度を求め、最も適合度が小さい(最も適合度が高い)反射パラメータを表面領域iの反射パラメータとして決定する。
再び図2を参照して、次に、ステップS18において、テクスチャ更新部28は、3次元モデル作成部22から3次元モデルを読み出し、Back Projection法により、パラメータ検索部27が決定した表面領域iの反射パラメータを用いて3次元モデルのテクスチャを更新する。
次に、ステップS19において、テクスチャ更新部28は、全ての表面領域に対して上記の処理が終了したか否かを判断し、全ての表面領域に対する処理が終了していない場合は、次の表面領域の処理を開始するように部分領域選択部23に指示し、ステップS13以降の処理が繰り返され、全ての表面領域に対する処理が終了している場合は、処理がステップS20へ移行される。
次に、CG作成部29は、CG環境内の仮想シーンに配置する部品として、テクスチャが更新された3次元モデルを用いてCG画像を作成し、その後、次の撮影画像を処理するために、ステップS11以降の処理が繰り返される。例えば、図8に示す部分撮影画像のテクスチャが更新され、図9に示すCG画像が作成される。また、図10の(a)は、テクスチャの更新前のCG画像の一例を示し、図10の(b)は、テクスチャの更新後のCG画像の一例を示しており、テクスチャの更新により細部が高精細化されていることがわかる。
上記の処理により、本実施の形態では、互いに異なる複数のカメラ視点から被写体を撮影した複数の被写体画像が取得され、複数の被写体画像から被写体の3次元モデルが作成され、この3次元モデルの表面が複数の表面領域に分割され、被写体画像ごとに各表面領域に対応する対応領域の部分撮影画像が選択される。
一方、マテリアルデータベース25には、被写体の表面を複数に分割した部分領域ごとに鏡面反射パラメータ及び拡散反射パラメータを含むマテリアルデータが予め記憶されており、マテリアルデータベース25から各部分領域の鏡面反射パラメータ及び拡散反射パラメータが読み出され、これらの鏡面反射パラメータ及び拡散反射パラメータと複数の被写体画像が撮影された照明条件とを用いて、各部分撮影画像に対応する部分モデル画像が作成される。その後、表面領域ごとに部分撮影画像に対する部分モデル画像の適合度が算出され、適合度が最も高い部分モデル画像に対応する部分領域の反射パラメータが各表面領域の反射パラメータとして決定されるので、被写体モデルの表面の鏡面反射パラメータ及び拡散反射パラメータとして、実物体に近い鏡面反射パラメータ及び拡散反射パラメータを動的に決定し、テクスチャを動的に更新することができる。
なお、本実施の形態では、2次元データをマテリアルデータとして記憶し、全てのマテリアルデータの中から最適なマテリアルデータを検索したが、マテリアルデータを3次元的に構成し、3次元モデルの各表面領域に近接するマテリアルデータを事前に選択し、ある程度絞り込まれたマテリアルデータの中から最適なマテリアルデータを検索するようにしてもよい。また、鏡面反射パラメータを微小領域R内は一定としたが、拡散反射パラメータと同様に微小領域R内の位置に応じて異なる鏡面反射パラメータを記憶するようにしてもよい。
11〜1K ビデオカメラ
21 画像取得部
22 3次元モデル作成部
23 部分領域選択部
24 入力部
25 マテリアルデータベース
26 部分モデル画像作成部
27 パラメータ検索部
28 テクスチャ更新部
29 CG作成部
21 画像取得部
22 3次元モデル作成部
23 部分領域選択部
24 入力部
25 マテリアルデータベース
26 部分モデル画像作成部
27 パラメータ検索部
28 テクスチャ更新部
29 CG作成部
Claims (7)
- 被写体モデルの表面の反射パラメータを決定する画像処理装置であって、
被写体の表面を複数に分割した部分領域ごとに反射パラメータを予め記憶しているデータベース部と、
互いに異なる複数のカメラ視点から前記被写体を撮影した複数の被写体画像を取得する取得部と、
前記複数の被写体画像から被写体の3次元モデルを作成するモデル作成部と、
前記3次元モデルの表面を複数の表面領域に分割し、前記被写体画像ごとに各表面領域に対応する対応領域の部分撮影画像を選択する選択部と、
前記データベース部から各部分領域の反射パラメータを読み出し、読み出した反射パラメータと前記複数の被写体画像が撮影された照明条件とを用いて、各部分撮影画像に対応する部分モデル画像を作成する画像作成部と、
前記表面領域ごとに前記部分撮影画像に対する前記部分モデル画像の適合度を算出し、適合度が最も高い部分モデル画像に対応する部分領域の反射パラメータを各表面領域の反射パラメータとして決定する決定部とを備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記データベース部は、第1の解像度で前記被写体を撮影した画像から算出した反射パラメータを予め記憶し、
前記取得部は、前記第1の解像度より低い第2の解像度で前記被写体を撮影した複数の被写体画像を取得し、
前記画像作成部は、前記部分モデル画像として前記第1の解像度から前記第2の解像度へ解像度変換した低解像度部分モデル画像を作成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記決定部は、前記部分撮影画像に対する前記低解像度部分モデル画像の適合度を算出し、適合度の高い所定数の部分領域を候補部分領域として決定し、
前記画像作成部は、前記候補部分領域の反射パラメータから前記第2の解像度より高い第3の解像度のサブピクセル部分モデル画像を作成し、
前記決定部は、前記部分撮影画像に対する前記サブピクセル部分モデル画像の適合度を算出し、適合度が最も高いサブピクセル部分モデル画像に対応する部分領域の反射パラメータを各表面領域の反射パラメータとして決定することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。 - 前記データベース部は、前記反射パラメータとして、拡散反射パラメータと、鏡面反射パラメータとを予め記憶することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
- 前記データベース部は、前記部分領域における鏡面反射パラメータを一定として前記部分領域ごとに鏡面反射パラメータを予め記憶し、
前記画像作成部は、前記部分領域における鏡面反射パラメータを一定として各部分撮影画像に対応する部分モデル画像を作成することを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。 - 被写体の表面を複数に分割した部分領域ごとに反射パラメータを予め記憶しているデータベース部と、取得部と、モデル作成部と、選択部と、画像作成部と、決定部とを備える画像処理装置を用いて、被写体モデルの表面の反射パラメータを決定する画像処理方法であって、
前記取得部が、互いに異なる複数のカメラ視点から前記被写体を撮影した複数の被写体画像を取得するステップと、
前記モデル作成部が、前記複数の被写体画像から被写体の3次元モデルを作成するステップと、
前記選択部が、前記3次元モデルの表面を複数の表面領域に分割し、前記被写体画像ごとに各表面領域に対応する対応領域の部分撮影画像を選択するステップと、
前記画像作成部が、前記データベース部から各部分領域の反射パラメータを読み出し、読み出した反射パラメータと前記複数の被写体画像が撮影された照明条件とを用いて、各部分撮影画像に対応する部分モデル画像を作成するステップと、
前記決定部が、前記表面領域ごとに前記部分撮影画像に対する前記部分モデル画像の適合度を算出し、適合度が最も高い部分モデル画像に対応する部分領域の反射パラメータを各表面領域の反射パラメータとして決定するステップとを含むことを特徴とする画像処理方法。 - 被写体モデルの表面の反射パラメータを決定するための画像処理プログラムであって、
被写体の表面を複数に分割した部分領域ごとに反射パラメータを予め記憶しているデータベース部と、
互いに異なる複数のカメラ視点から前記被写体を撮影した複数の被写体画像を取得する取得部と、
前記複数の被写体画像から被写体の3次元モデルを作成するモデル作成部と、
前記3次元モデルの表面を複数の表面領域に分割し、前記被写体画像ごとに各表面領域に対応する対応領域の部分撮影画像を選択する選択部と、
前記データベース部から各部分領域の反射パラメータを読み出し、読み出した反射パラメータと前記複数の被写体画像が撮影された照明条件とを用いて、各部分撮影画像に対応する部分モデル画像を作成する画像作成部と、
前記表面領域ごとに前記部分撮影画像に対する前記部分モデル画像の適合度を算出し、適合度が最も高い部分モデル画像に対応する部分領域の反射パラメータを各表面領域の反射パラメータとして決定する決定部としてコンピュータを機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007041867A JP2008204318A (ja) | 2007-02-22 | 2007-02-22 | 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008204318A true JP2008204318A (ja) | 2008-09-04 |
Family
ID=39781741
Family Applications (1)
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JP2007041867A Pending JP2008204318A (ja) | 2007-02-22 | 2007-02-22 | 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008204318A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013254233A (ja) * | 2012-06-05 | 2013-12-19 | Dainippon Printing Co Ltd | テクスチャマッピング装置、テクスチャマッピング方法、プログラム |
JP2014164615A (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 陰影情報導出装置、陰影情報導出方法及びプログラム |
JP2015515350A (ja) * | 2012-04-26 | 2015-05-28 | ビジョン アールティ リミテッド | 3dカメラシステム |
US9948865B2 (en) | 2014-09-29 | 2018-04-17 | Olympus Corporation | Image processing apparatus, imaging device, and image processing method |
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-
2007
- 2007-02-22 JP JP2007041867A patent/JP2008204318A/ja active Pending
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