JP2008290305A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数のサンプル排紙モードを組み合わせることによりサンプル排紙を排紙するか否かを決定する。
【選択図】図8
Description
これにより、ユーザはサンプル排紙について画質を確認する十分な時間を確保することができ、かつ画像形成処理を中断せずに済む。
ここで、特許文献1や特許文献2の画像形成装置によれば、サンプル排紙を不必要に行ってしまう場合が考えられる。例えば、サンプル排紙がサンプル排紙用の排紙トレイに既に複数枚積載されているにも拘らず、ユーザの入力操作のミス等により次々とサンプル排紙が実行されてしまう場合が想定される。その他に、一定の周期(ページ)ごとにサンプル排紙を実行するようにした設定に加えて、事情を知らないユーザの入力操作によりサンプル排紙が実行されてしまう場合等も考えられる。
複数枚の用紙に画像を連続的に形成するジョブを実行し、当該ジョブの実行中に、サンプル排紙対象の用紙を予め指示されたタイミング又は任意に指示されたタイミングで排紙するサンプル排紙機能を有する画像形成装置において、
前記予め指示されたタイミングと異なるタイミングで他のサンプル排紙の指示が入力された場合には、当該他のサンプル排紙の指示入力を無効とする制御手段を備えた画像形成装置が提供される。
前記サンプル排紙が排紙されるサンプル排紙用の排紙トレイと、
前記サンプル排紙用の排紙トレイに前記サンプル排紙が排紙された場合、当該サンプル排紙を検出する検出部と、
を備え、
前記制御部は、前記サンプル排紙が前記検出部により検出された場合、前記予め指示されたタイミング又は任意に指示されたタイミングでの前記サンプル排紙の指示を無効とする画像形成装置が提供される。
前記ジョブを実行して排紙される排紙のページ数をカウントする排紙用カウンタを備え、
前記制御部は、前記排紙用カウンタが所定のページ数をカウントするまで前記サンプル排紙を排紙させないサンプル排紙間隔設定モードによるタイミングと、前記排紙用カウンタが所定のページ数をカウントしたとき前記サンプル排紙を周期的に排紙させる自動サンプル排紙モードによるタイミングと、前記排紙用カウンタがカウントするページ数に拘らず前記サンプル排紙を排紙させる手動サンプル排紙モードによるタイミングのうち、何れかのタイミングと異なるタイミングで他のサンプル排紙の指示が入力された場合には、当該他のサンプル排紙の指示入力を無効とする画像形成装置が提供される。
前記制御部は、前記サンプル排紙間隔設定モード、自動サンプル排紙モード及び手動サンプル排紙モードのうち、何れか又は全てのモードを組み合わせて前記サンプル排紙を排紙させる場合、前記サンプル排紙間隔設定モードによるタイミングで排紙させ、当該タイミングと異なるタイミングで他のサンプル排紙の指示入力がされた場合は当該他のサンプル排紙の指示入力を無効とする画像形成装置が提供される。
前記制御部は、前記自動サンプル排紙モード及び手動サンプル排紙モードを組み合わせて前記サンプル排紙を排紙する場合、前記自動サンプル排紙モードによるタイミングで排紙させ、前記手動サンプル排紙モードによるタイミングでの前記サンプル排紙の排紙指示を無効とする画像形成装置が提供される。
これにより、不要なサンプル排紙の実行を防止することができ、適切なサンプル排紙により画像形成の品質を保ちつつコスト削減及び印刷効率の維持を図ることができる。
画像形成装置100は、主な構成要素として自動搬送装置10、読取装置20、プリンタ装置30を備える。
自動搬送装置10が備える各構成要素には、載置トレイ11に積載される用紙Dを最上部から順に搬送する第1給紙ローラ12と、用紙Dの読取個所であるコンタクトガラス21に用紙Dを密着させながら通過させるための密着ローラ13と、第1給紙ローラ12により搬送された用紙Dを密着ローラ13に沿って案内する案内ローラ14と、コンタクトガラス21を通過した用紙Dの搬送方向を切替える切替え爪15と、用紙Dの表裏を反転させるための反転ローラ16と、読取りが完了した用紙Dが排紙される排紙トレイ17がある。
読取装置20が備える各構成要素には、光源23及びミラー24を備えた露光走査部25と、用紙Dからの反射光を受光しその光量信号を電気信号へと光電変換するラインイメージセンサ26と、用紙Dからの反射光をラインイメージセンサ26へ集光する集光レンズ27と、露光走査部25のミラー24からの反射光をラインイメージセンサ26へ導くための光学経路を形成する各種ミラー28と、プラテンガラス22上に用紙Dを検知するプラテンセンサ(図示省略)がある。
プリンタ装置30が備える主な構成要素には、入力されたジョブの画像データに応じてON/OFFするレーザ光を出力するレーザユニット31、表面に静電潜像が形成される感光体32、その周囲に配置された帯電装置33、現像装置34、転写装置35、分離装置36、クリーニング装置37がある。
スタッカ装置200は、主な機械的構成要素として主積載部210、副積載部211を備える。なお、本実施形態においては、主積載部210はジョブの画像データが画像形成された際の排紙トレイ、副積載部211はサンプル排紙対象の用紙を排紙する排紙トレイとして用いられる。
画像形成装置100は、主な構成要素として本体部1、スキャナ部2、プリンタ部3、通信部4、入力部5により構成されている。
伸張IC107は、DRAM制御IC103から出力された圧縮データを伸張する。
スキャナ制御部201は、制御部101からの制御信号を受信して、CCD202を駆動制御する。
プリンタ制御部301は、制御部101からの制御信号を受信して、書込み処理部108からの画像データに基づきLDを駆動制御して感光ドラム表面に静電潜像を形成させる。プリント部302は、LD(Laser Diode)、感光ドラム、給紙部、排紙部等により構成されている。プリント部302は、感光ドラム表面の静電潜像をトナーで現像し、給紙部から搬送される用紙にトナー像を転写して定着させた後、排紙部から排紙させる。
通信制御部401は、通信部4の各部の動作を制御し、ネットワークNに接続された情報端末装置Iとの間でデータの送受信を行う。
入力制御部501は、制御部101からの表示信号を受信して、LCD502における表示制御を行う。また、LCD502上のタッチパネルから入力される操作信号を制御部101へ出力する。
また、検出部255は、サンプル用の排紙トレイ(副積載部211)に用紙がある場合にはこれを検出し、制御部101へ検出信号を出力する。
操作画面521では、画面中央上部に「コピーできます」という画像形成装置100の装置状態を示す文字が表示されている。その右側には、カウント/セット枚数、メモリ残量等が表示されている。画面下部には、ユーザが画像形成装置100を操作するための各種操作ボタンが表示されている。
図4に示すように、サンプル排紙設定モードの設定画面521bには、大きく分けて4つのサンプル排紙モードがある。4つの排紙モードとは、(1)自動サンプル排紙モード、(2)手動サンプル排紙モード、(3)連続サンプル排紙モード、(4)サンプル排紙間隔設定モードの4つである。
T1は、ジョブの入力画像データとそのページを表しており、計16ページ分の画像データからなる。
T2は、T1に示したジョブの入力画像データに加えて、サンプル排紙の排紙指示が実行された場合の排紙イメージを示している。また、T2では、自動排紙切替えボタン5bがONに設定され、排紙周期設定ボタン5cが7ページに設定されている場合の排紙イメージを示している。T2に示すように、サンプル排紙は7ページ目、14ページ目・・・と、7ページごとに排紙されることとなる。また、サンプル排紙の排紙指示によって画像形成されたサンプル排紙は、副積載部211に排紙される。なお、ジョブの入力画像データが画像形成された場合、その排紙は主積載部210に排紙される。
一方、連続排紙切替えボタン5eがONの場合には、サンプル排紙が副積載部211にあるときのサンプル排紙の排紙指示は無効となる。例えば、上述した自動サンプル排紙モードにおいて、10ページごとにサンプル排紙が実行されることとなっているとする。この場合でも、副積載部211にサンプル排紙があれば10ページごとにサンプル排紙の排紙処理は行われないこととなる。
このように、連続排紙切替えボタン5eがONである場合、常にサンプル排紙が10ページごとに行われるとは限らないこととなる。
T3は、T1と同様、ジョブの画像データとそのページを表しており、計16ページ分の画像データからなる。
T4は、T3に示したジョブの画像データに加えて、サンプル排紙が行われた場合の画像データとそのページを表している。T4では、手動排紙切替えボタン5dがONに設定されており、2ページ目、4ページ目、6ページ目、8ページ目、12ページ目、15ページ目にユーザの入力操作によってサンプル排紙が行われていることを示す。また、これらのうち、4ページ目、6ページ目、12ページ目にユーザの入力操作によるサンプル排紙の排紙指示がキャンセルされていることを示している。
T4に示すように、サンプル排紙が副積載部211に排紙された後5ページ以上の排紙がるまで、制御部101は新たなサンプル排紙の排紙指示をキャンセルする。このように、複数のサンプル排紙モードを組み合わせてサンプル排紙を実行するような場合でも、何れかのサンプル排紙モードを優先的に適用することとする。これにより、不要なサンプル排紙が実行されることを防止することができる。
T6は、T5に示したジョブの画像データに加えて、サンプル排紙が行われた場合の画像データとそのページを表している。T5では、排紙間隔切替えボタン5fがONに設定されており、排紙間隔設定ボタン5gは3ページと設定されている。
また、T6では、8ページ目、12ページ目、16ページ目にサンプル排紙の排紙指示がなされてサンプル排紙が実行されていることを示す。そして、10ページ目、13ページ目にサンプル排紙の排紙指示がキャンセルされている。
T6に示すように、サンプル排紙が実行されてから次のサンプル排紙が副積載部211に排紙されるまで、他のサンプル排紙の排紙指示(自動サンプル排紙モード及び/又は手動サンプル排紙モードによる排紙指示)はキャンセルされる。これにより、不要なサンプル排紙が実行されることを防止することができる。
以上のように、サンプル排紙モードの組み合わせにより、確実に不要なサンプル排紙を防止することができる。
なお、以下に説明する各処理は、制御部101と記憶部102に記憶された各種プログラムとの協働により実行される。
また、処理の前提として、制御部101は画像形成装置100の電源投入時に行う初期化処理やジョブ開始前の紙詰まりチェック等は実行済みであり、画像形成装置100は待機状態となっているものとする。
ユーザの入力操作によりサンプル排紙に関する設定が入力されると、制御部101は、入力部5を介して入力されたサンプル排紙に関する情報を受信する(ステップS1)。
自動サンプル排紙モードがOFFのとき(ステップS3;OFF)、制御部101は処理をステップS4へと移行する。
自動サンプル排紙モードがONのとき(ステップS3;ON)、後述する図9に示すように、制御部101はカウンタ部109が備える排紙用カウンタのカウント数に基づきサンプル排紙を行うタイミングであるか否かを判断する(図9;ステップS31)。
制御部101は、サンプル排紙を排紙させるタイミングでないと判断した場合(ステップS31;NO)、排紙用カウンタのカウント数を+1だけインクリメントし、処理をステップS4へ移行する(ステップS32)。
なお、各サンプル排紙モードがそれぞれONの場合については(ステップS34〜S36;ON)、図10〜図12で後述する。
手動サンプル排紙モードがOFFのとき(ステップS4;OFF)、制御部101は処理をステップS5へと移行する。
手動サンプル排紙モードがONのとき(ステップS4;ON)、後述する図10に示すように、制御部101はサンプル排紙の排紙指示があるか否かを判断する(図10;ステップS41)。なお、サンプル排紙の排紙指示は、ユーザが入力部5を介して図示しないサンプル排紙の排紙実行ボタンを押下することにより行われ、当該排紙指示を制御部101が受信する。
制御部101は、サンプル排紙の排紙指示がないと判断した場合(ステップS41;NO)、処理をステップS5へ移行する。
サンプル排紙間隔設定モードがOFFのとき(ステップS5;OFF)、制御部101は処理をステップS6へと移行する。
サンプル排紙間隔設定モードがONのとき(ステップS6;ON)、後述する図11に示すように、制御部101はカウンタ部109が備える排紙用カウンタのカウント数に基づきサンプル排紙を排紙させるタイミングであるか否かを判断する(図11;ステップS51)。
制御部101は、サンプル排紙の排紙周期が経過しているか否かを判断する(ステップS51)。
サンプル排紙の排紙周期が経過していない場合(ステップS51;NO)、制御部101は排紙用カウンタのカウント数を+1だけインクリメントし(ステップS52)、処理をステップS6に移行する。
連続サンプル排紙モードがOFFであると判断した場合、制御部101はサンプル排紙を排紙させる(図8;ステップS8)。
連続サンプル排紙モードがONの場合については(ステップS53;ON)、図12で後述する。
連続サンプル排紙モードがOFFのとき(ステップS6;OFF)、つまり全てのサンプル排紙モードがOFFである場合、制御部101は処理をステップS7へと移行し、ジョブの画像データを出力して排紙させる(ステップS7)。
制御部101は、副積載部211にサンプル排紙があると判断した場合(ステップS61;YES)、ジョブの画像データを出力して排紙させる(図8;ステップS7)。
ジョブの画像データが他にある場合には(ステップS9;NO)、制御部101は処理をステップS3へ移行する。一方、ジョブの全ての画像データを出力し終えた場合には(ステップS9;YES)、本処理を終了する。
101 制御部
10 自動用紙搬送装置
20 用紙読取装置
30 プリンタ装置
1 本体部
2 スキャナ部
3 プリント部
4 通信部
5 入力部
200 スタッカ装置
210 主積載部
211 副積載部
Claims (5)
- 複数枚の用紙に画像を連続的に形成するジョブを実行し、当該ジョブの実行中に、サンプル排紙対象の用紙を予め指示されたタイミング又は任意に指示されたタイミングで排紙するサンプル排紙機能を有する画像形成装置において、
前記予め指示されたタイミングと異なるタイミングで他のサンプル排紙の指示が入力された場合には、当該他のサンプル排紙の指示入力を無効とする制御手段を備えた画像形成装置。 - 前記サンプル排紙が排紙されるサンプル排紙用の排紙トレイと、
前記サンプル排紙用の排紙トレイに前記サンプル排紙が排紙された場合、当該サンプル排紙を検出する検出部と、
を備え、
前記制御部は、前記サンプル排紙が前記検出部により検出された場合、前記予め指示されたタイミング又は任意に指示されたタイミングでの前記サンプル排紙の指示を無効とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記ジョブを実行して排紙される排紙のページ数をカウントする排紙用カウンタを備え、
前記制御部は、前記排紙用カウンタが所定のページ数をカウントするまで前記サンプル排紙を排紙させないサンプル排紙間隔設定モードによるタイミングと、前記排紙用カウンタが所定のページ数をカウントしたとき前記サンプル排紙を周期的に排紙させる自動サンプル排紙モードによるタイミングと、前記排紙用カウンタがカウントするページ数に拘らず前記サンプル排紙を排紙させる手動サンプル排紙モードによるタイミングのうち、何れかのタイミングと異なるタイミングで他のサンプル排紙の指示が入力された場合には、当該他のサンプル排紙の指示入力を無効とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記サンプル排紙間隔設定モード、自動サンプル排紙モード及び手動サンプル排紙モードのうち、何れか又は全てのモードを組み合わせて前記サンプル排紙を排紙させる場合、前記サンプル排紙間隔設定モードによるタイミングで排紙させ、当該タイミングと異なるタイミングで他のサンプル排紙の指示入力がされた場合は当該他のサンプル排紙の指示入力を無効とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記自動サンプル排紙モード及び手動サンプル排紙モードを組み合わせて前記サンプル排紙を排紙する場合、前記自動サンプル排紙モードによるタイミングで排紙させ、前記手動サンプル排紙モードによるタイミングでの前記サンプル排紙の排紙指示を無効とする請求項1〜4の何れか一項に記載の画像形成装置。
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JP2007118212A (ja) * | 2005-10-25 | 2007-05-17 | Canon Inc | 画像形成装置、情報処理装置、画像出力方法、記憶媒体、プログラム |
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