JP2008265192A - 両面印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】両面印刷時における再給送・再給紙での不安定さを解消し、良好な両面印刷物を継続して得ることが可能な両面印刷装置を提供する。
【解決手段】再給紙搬送装置において用紙幅方向Yの左右に独立して駆動可能な搬送ベルト部27a,27bを配置し、さらにストッパの近くに搬送ベルト16a,16bに対応して先端検知センサを左右に配置するとともに、先端検知センサからの出力信号に基づいて、各先端検知センサに対応した搬送ベルト16a,16bによる搬送を停止するようにベルト駆動モータ34a,34bを制御する制御手段を有する。
【選択図】図2
【解決手段】再給紙搬送装置において用紙幅方向Yの左右に独立して駆動可能な搬送ベルト部27a,27bを配置し、さらにストッパの近くに搬送ベルト16a,16bに対応して先端検知センサを左右に配置するとともに、先端検知センサからの出力信号に基づいて、各先端検知センサに対応した搬送ベルト16a,16bによる搬送を停止するようにベルト駆動モータ34a,34bを制御する制御手段を有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、1工程でシート状記録媒体の両面に印刷を行うことが可能な両面印刷装置に関し、さらに詳しくは両面孔版印刷装置を含む両面印刷装置に関する。
一般的にその厚みが大体1〜2μm程度のものからなる熱可塑性樹脂フィルムと、和紙繊維とか合成繊維あるいは和紙繊維および合成繊維を混抄したもの等からなる多孔質支持体とを貼り合わせたラミネート構造の孔版マスタ(以下、単に「マスタ」という)の該熱可塑性樹脂フィルム面を、サーマルヘッドの多数の発熱素子に接触させてそのサーマルヘッドの主走査方向への作動を介して加熱穿孔・製版すると共に、プラテンローラ等のマスタ搬送手段でその製版されたマスタを上記主走査方向と直交する副走査方向に移動させながら、円筒状の多孔性支持板の周面に例えば樹脂あるいは金属網体製のメッシュスクリーンを複層巻着した構成の回転自在な版胴に巻装し、版胴内部に設けられたインキ供給手段より版胴内周面にインキを供給し、プレスローラや圧胴等あるいは中押しローラと呼ばれる押圧手段によって、版胴上の製版済みのマスタに対してシート状記録媒体の一例としての印刷用紙(以下、単に「用紙」ともいう)を連続的に押し付け・押圧することで、版胴の開口部、マスタの穿孔部分よりインキを滲出させ、このインキを用紙に転移させて印刷を行う感熱デジタル式孔版印刷装置が知られている。
なお、印刷ドラムは単に「版胴」と呼ばれることもあるが、以下、この明細書では、版胴は印刷ドラムの外周部に配設されているものとし、特に断らない限り版胴を含めて単に「印刷ドラム」と呼ぶこととする。
なお、印刷ドラムは単に「版胴」と呼ばれることもあるが、以下、この明細書では、版胴は印刷ドラムの外周部に配設されているものとし、特に断らない限り版胴を含めて単に「印刷ドラム」と呼ぶこととする。
上述の孔版印刷において、最近では用紙の消費量や書類の保管スペース等を低減させるため、用紙の両面に印刷を行う両面印刷が頻繁に行われるようになってきている。この両面印刷では、給紙部に積載した用紙を印刷部に通紙し、その用紙の一方の面である表面に印刷をした後に、その片面印刷済みの用紙を裏返して再度印刷部に通紙して他方の面である裏面に印刷を行う方法が採用されていたが、一度排紙された片面印刷済みの用紙を再度給紙部にセットしたり、片面印刷後の用紙を揃えたりする作業が面倒であった。
そこで、本願出願人は、上記片面印刷後の作業の面倒さ等に鑑みこれらを解消できる新規な両面印刷装置、すなわち、印刷部と、印刷部においてその表面に印刷画像を形成された表面印刷済み用紙を一時的に貯容する両面印刷用の補助トレイと、補助トレイ上に貯容された表面印刷済み用紙を印刷部に向けて再給紙する再給紙手段と、印刷画像を形成された用紙を排出する排紙部と、印刷部を通過した用紙を補助トレイあるいは排紙部の何れかに通紙する切換部材とを有し、片面印刷と両面印刷とを簡単に切り換えて行うことが可能な両面印刷装置を提案した(例えば、特許文献1参照)。
そこで、本願出願人は、上記片面印刷後の作業の面倒さ等に鑑みこれらを解消できる新規な両面印刷装置、すなわち、印刷部と、印刷部においてその表面に印刷画像を形成された表面印刷済み用紙を一時的に貯容する両面印刷用の補助トレイと、補助トレイ上に貯容された表面印刷済み用紙を印刷部に向けて再給紙する再給紙手段と、印刷画像を形成された用紙を排出する排紙部と、印刷部を通過した用紙を補助トレイあるいは排紙部の何れかに通紙する切換部材とを有し、片面印刷と両面印刷とを簡単に切り換えて行うことが可能な両面印刷装置を提案した(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に係る特開2003−200645号公報記載の両面印刷装置では、片面印刷時においては片面印刷用に製版された製版済みマスタを印刷ドラムの外周面(版胴の外周面)に巻装し、両面印刷時においては両面印刷用に2つの製版画像が印刷ドラムの回転方向に並んで製版された分割製版済みマスタを印刷ドラムに巻装して、片面印刷時には印刷ドラム1回転で1枚の片面印刷済み用紙を、両面印刷時には印刷ドラム1回転で1枚の両面印刷済み用紙を得るように構成されている。
上述の両面印刷装置では、片面印刷動作は特許文献2や特許文献3に記載された孔版印刷装置とほぼ同様に行われるが、両面印刷動作は次の工程で行われる。
先ず、給紙部より1枚目の用紙を給送し、印刷ドラム上に巻装された分割製版済みマスタのうちの表面印刷画像に対応した第1製版画像と1枚目の用紙とを押圧手段・押圧部材としてのプレスローラによって押圧して表面印刷済み用紙を作成する。表面印刷済み用紙となった1枚目の用紙は、切換部材によって印刷ドラム上から剥離されて補助トレイに案内される。
次に、給紙部より2枚目の用紙を給送し、分割製版済みマスタの第1製版画像と2枚目の用紙とをプレスローラによって押圧して次の表面印刷済み用紙を作成する。表面印刷済み用紙となった2枚目の用紙は、切換部材によって印刷ドラム上から剥離されて補助トレイに案内される。この2枚目の用紙の表面印刷時において再給紙手段が作動し、補助トレイ上から1枚目の用紙が印刷部に向けて送られる。この1枚目の用紙は、印刷ドラム上に巻装された分割製版済みマスタのうちの裏面印刷画像に対応した第2製版画像と対応するタイミングで給送され、プレスローラによって印刷ドラムの外周面に押圧されることで裏面印刷画像を印刷される。両面に印刷画像を形成されて印刷済み用紙となった1枚目の用紙は、剥離爪によって印刷ドラムの外周面上より剥離され、排紙部へと送られる。以下、この動作が繰り返され、印刷ドラム1回転で1枚の両面印刷済み用紙が作成される。
上述の両面印刷装置では、片面印刷動作は特許文献2や特許文献3に記載された孔版印刷装置とほぼ同様に行われるが、両面印刷動作は次の工程で行われる。
先ず、給紙部より1枚目の用紙を給送し、印刷ドラム上に巻装された分割製版済みマスタのうちの表面印刷画像に対応した第1製版画像と1枚目の用紙とを押圧手段・押圧部材としてのプレスローラによって押圧して表面印刷済み用紙を作成する。表面印刷済み用紙となった1枚目の用紙は、切換部材によって印刷ドラム上から剥離されて補助トレイに案内される。
次に、給紙部より2枚目の用紙を給送し、分割製版済みマスタの第1製版画像と2枚目の用紙とをプレスローラによって押圧して次の表面印刷済み用紙を作成する。表面印刷済み用紙となった2枚目の用紙は、切換部材によって印刷ドラム上から剥離されて補助トレイに案内される。この2枚目の用紙の表面印刷時において再給紙手段が作動し、補助トレイ上から1枚目の用紙が印刷部に向けて送られる。この1枚目の用紙は、印刷ドラム上に巻装された分割製版済みマスタのうちの裏面印刷画像に対応した第2製版画像と対応するタイミングで給送され、プレスローラによって印刷ドラムの外周面に押圧されることで裏面印刷画像を印刷される。両面に印刷画像を形成されて印刷済み用紙となった1枚目の用紙は、剥離爪によって印刷ドラムの外周面上より剥離され、排紙部へと送られる。以下、この動作が繰り返され、印刷ドラム1回転で1枚の両面印刷済み用紙が作成される。
特許文献1で開示した両面印刷装置では、反転して通紙する表面印刷済み用紙はレジストを合わせたり、スキューなどを矯正したりするために、再給紙位置決め部材(再給送位置決め手段)で一旦その用紙の先端を止めた状態で再給紙搬送部材(再給送搬送手段)で僅かに搬送してから停止させて、その後に再給紙位置決め部材配置部に設けられた再給紙レジスト部材(再給送レジスト手段)が所定のタイミングで作動して回転しているプレスローラに表面印刷済み用紙を当接させることで、プレスローラの回転搬送動作によって反転されながら印刷部に送られて両面印刷が行われる。
取り分け孔版印刷では、印刷に使用される用紙の種類は更紙などの薄紙から、葉書などの厚手のものなどその強度(いわゆる「腰の強さ」を意味する)の異なるものが使用されるために、表面印刷済み用紙の先端を再給紙位置決め部材としてのストッパ部材に当接させて停止させた際に、その用紙先端を含む用紙先端部が後方から押される態様で変形し、用紙先端部が僅かに撓むことで再給紙レジスト部材としての再給紙コロでプレスローラに当接させるスタート時の用紙先端位置がバラツキ、両面印刷したときのレジストが悪化してしまうという問題点を有していた。
取り分け孔版印刷では、印刷に使用される用紙の種類は更紙などの薄紙から、葉書などの厚手のものなどその強度(いわゆる「腰の強さ」を意味する)の異なるものが使用されるために、表面印刷済み用紙の先端を再給紙位置決め部材としてのストッパ部材に当接させて停止させた際に、その用紙先端を含む用紙先端部が後方から押される態様で変形し、用紙先端部が僅かに撓むことで再給紙レジスト部材としての再給紙コロでプレスローラに当接させるスタート時の用紙先端位置がバラツキ、両面印刷したときのレジストが悪化してしまうという問題点を有していた。
図1を参照して上記問題点を具体的に説明すると、A面画像を印刷された表面印刷済み用紙7Bの先端を再給紙位置決め部材としてのストッパ20に当接・突き当てて停止させた際に、その用紙先端を含む用紙先端部が後方から押される態様で変形し、用紙先端部が僅かに撓む(図示せず、例えば、特許文献4の図4参照)ことで再給紙レジスト部材としての再給紙コロ20でプレスローラ12に当接させるスタート時の用紙先端位置がバラツキ、両面印刷したときのレジストが悪化してしまう。
そこで、本願出願人は特許文献4に係る特開2006−224633号公報にて、上記問題点を解消できる新たな両面印刷装置を提案した。すなわち、この特許文献4記載の両面印刷装置では、用紙種類に応じて、再給紙搬送手段(再給送搬送手段)の搬送ベルトの搬送速度を変えると共に、表面印刷済み用紙の先端の再給紙停止手段としてのストッパ部材(再給送位置決め手段)への当接後における搬送ベルトの搬送停止タイミングを変える方法を提案している。
そこで、本願出願人は特許文献4に係る特開2006−224633号公報にて、上記問題点を解消できる新たな両面印刷装置を提案した。すなわち、この特許文献4記載の両面印刷装置では、用紙種類に応じて、再給紙搬送手段(再給送搬送手段)の搬送ベルトの搬送速度を変えると共に、表面印刷済み用紙の先端の再給紙停止手段としてのストッパ部材(再給送位置決め手段)への当接後における搬送ベルトの搬送停止タイミングを変える方法を提案している。
しかしながら、特許文献4記載の技術では、表面の印刷が行われた後に、印刷ドラムからの表面印刷済み用紙の剥がれ方等によって補助トレイに搬送されてきた用紙にスキューが生じている場合や、搬送ベルトの吸引状態や吸引搬送力のバラツキによって搬送中にスキューを生じる場合には、画像位置のズレ、特にスキューが生じてしまうという問題点・課題があった。特に、特許文献1や特許文献4等の従来の両面印刷装置では、用紙の先端をストッパ部材に押し付けることでスキューの修正を行っていたが、コシの弱い薄紙や高温高湿環境下ではストッパ部材に用紙の先端を突き当てても、用紙が腰砕けになり折れ曲がってしまい、スキューの修正・矯正を行うことができなかった。つまり、従来の両面印刷装置では、紙のスキュー補正を行うためには、用紙の先端をストッパ部材に当てた後で、過分に用紙を搬送する必要があるために、用紙の先端部にタワミを発生させ、レジストを悪化させていた。
したがって、本発明は、上述の課題を解決し、両面印刷時における再給送・再給紙での不安定さを解消し、良好な両面印刷物を継続して得ることが可能な両面印刷装置の提供を主な目的とする。
したがって、本発明は、上述の課題を解決し、両面印刷時における再給送・再給紙での不安定さを解消し、良好な両面印刷物を継続して得ることが可能な両面印刷装置の提供を主な目的とする。
本発明は、上述した課題を解決して上記目的を達成するために、請求項毎の発明においては以下の手段・発明特定こと項(以下、「構成」という)を採っていることを特徴とするものである。
請求項1記載の発明は、その回転方向に沿って第1の製版画像と第2の製版画像とが並んで形成された両面印刷用の製版済みマスタを巻装した印刷ドラムに、該印刷ドラムに対して相対的に接離自在な押圧手段により、給送されてきたシート状記録媒体の表面を押し付けて第1の製版画像および第2の製版画像のうちの一方を印刷し、この印刷で得た表面印刷済みシート状記録媒体を再給送手段により一時的に保持した後、上記押圧手段に向けて再給送し、該押圧手段により反転させつつ表面印刷済みシート状記録媒体の裏面を上記印刷ドラムに押し付けて第1の製版画像および第2の製版画像のうちの他方を印刷することによって、両面印刷を連続的に行うことが可能な両面印刷装置において、上記再給送手段は、表面印刷済みシート状記録媒体の幅方向における少なくとも両側に配置され、表面印刷済みシート状記録媒体を上記押圧手段に向けて搬送する少なくとも2つの再給送搬送手段を備えており、上記各再給送搬送手段に対応して配置され、該各再給送搬送手段を駆動する少なくとも2つの駆動手段と、上記各再給送搬送手段よりも再給送搬送方向の下流側近傍に上記各再給送搬送手段に対応して配置され、上記各再給送搬送手段により搬送されてくる表面印刷済みシート状記録媒体の先端を検知する少なくとも2つの先端検知手段と、上記各先端検知手段からの出力信号に基づいて、上記各先端検知手段に対応した上記再給送搬送手段による搬送を停止するように上記各再給送搬送手段に対応した上記駆動手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
請求項1記載の発明は、その回転方向に沿って第1の製版画像と第2の製版画像とが並んで形成された両面印刷用の製版済みマスタを巻装した印刷ドラムに、該印刷ドラムに対して相対的に接離自在な押圧手段により、給送されてきたシート状記録媒体の表面を押し付けて第1の製版画像および第2の製版画像のうちの一方を印刷し、この印刷で得た表面印刷済みシート状記録媒体を再給送手段により一時的に保持した後、上記押圧手段に向けて再給送し、該押圧手段により反転させつつ表面印刷済みシート状記録媒体の裏面を上記印刷ドラムに押し付けて第1の製版画像および第2の製版画像のうちの他方を印刷することによって、両面印刷を連続的に行うことが可能な両面印刷装置において、上記再給送手段は、表面印刷済みシート状記録媒体の幅方向における少なくとも両側に配置され、表面印刷済みシート状記録媒体を上記押圧手段に向けて搬送する少なくとも2つの再給送搬送手段を備えており、上記各再給送搬送手段に対応して配置され、該各再給送搬送手段を駆動する少なくとも2つの駆動手段と、上記各再給送搬送手段よりも再給送搬送方向の下流側近傍に上記各再給送搬送手段に対応して配置され、上記各再給送搬送手段により搬送されてくる表面印刷済みシート状記録媒体の先端を検知する少なくとも2つの先端検知手段と、上記各先端検知手段からの出力信号に基づいて、上記各先端検知手段に対応した上記再給送搬送手段による搬送を停止するように上記各再給送搬送手段に対応した上記駆動手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の両面印刷装置において、上記再給送手段は、上記各再給送搬送手段と上記各先端検知手段との間に配置され、上記各再給送搬送手段により搬送されてくる表面印刷済みシート状記録媒体の先端を位置決めする再給送位置決め手段を備えていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、その回転方向に沿って第1の製版画像と第2の製版画像とが並んで形成された両面印刷用の製版済みマスタを巻装した印刷ドラムに、該印刷ドラムに対して相対的に接離自在な押圧手段により、給送されてきたシート状記録媒体の表面を押し付けて第1の製版画像および第2の製版画像のうちの一方を印刷し、この印刷で得た表面印刷済みシート状記録媒体を再給送手段により一時的に保持した後、上記押圧手段に向けて再給送し、該押圧手段により反転させつつ表面印刷済みシート状記録媒体の裏面を上記印刷ドラムに押し付けて第1の製版画像および第2の製版画像のうちの他方を印刷することによって、両面印刷を連続的に行うことが可能な両面印刷装置において、上記再給送手段は、表面印刷済みシート状記録媒体の幅方向における少なくとも両側に配置され、表面印刷済みシート状記録媒体を上記押圧手段に向けて搬送する少なくとも2つの再給送搬送手段と、該各再給送搬送手段により搬送されてくる表面印刷済みシート状記録媒体の先端を位置決めする再給送位置決め手段と、該再給送位置決め手段の近傍に配設され、該再給送位置決め手段により位置決め停止された表面印刷済みシート状記録媒体の停止状態を所定のタイミングで解除して表面印刷済みシート状記録媒体を上記押圧手段に押し付ける再給送レジスト手段とを備えており、上記少なくとも2つの再給送搬送手段をそれぞれ独立して駆動する少なくとも2つの駆動手段と、上記再給送位置決め手段よりも再給送搬送方向の下流側における上記印刷ドラムの近傍に上記少なくとも2つの再給送搬送手段に対応して配置され、上記少なくとも2つの再給送搬送手段により搬送されてくる表面印刷済みシート状記録媒体の先端を検知する少なくとも2つの第2の先端検知手段と、上記各第2の先端検知手段からの出力信号に基づいて、上記各第2の先端検知手段に対応した上記再給送搬送手段による搬送速度を変更して、表面印刷済みシート状記録媒体の送り量を調製するように上記各再給送搬送手段に対応した上記駆動手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、その回転方向に沿って第1の製版画像と第2の製版画像とが並んで形成された両面印刷用の製版済みマスタを巻装した印刷ドラムに、該印刷ドラムに対して相対的に接離自在な押圧手段により、給送されてきたシート状記録媒体の表面を押し付けて第1の製版画像および第2の製版画像のうちの一方を印刷し、この印刷で得た表面印刷済みシート状記録媒体を再給送手段により一時的に保持した後、上記押圧手段に向けて再給送し、該押圧手段により反転させつつ表面印刷済みシート状記録媒体の裏面を上記印刷ドラムに押し付けて第1の製版画像および第2の製版画像のうちの他方を印刷することによって、両面印刷を連続的に行うことが可能な両面印刷装置において、上記再給送手段は、表面印刷済みシート状記録媒体の幅方向における少なくとも両側に配置され、表面印刷済みシート状記録媒体を上記押圧手段に向けて搬送する少なくとも2つの再給送搬送手段と、該各再給送搬送手段により搬送されてくる表面印刷済みシート状記録媒体の先端を位置決めする再給送位置決め手段とを備えており、上記少なくとも2つの再給送搬送手段をそれぞれ独立して駆動する少なくとも2つの駆動手段と、上記各再給送搬送手段よりも再給送搬送方向の下流側近傍に上記各再給送搬送手段に対応して配置され、上記各再給送搬送手段により搬送されてくる表面印刷済みシート状記録媒体の先端を検知する少なくとも2つの第1の先端検知手段と、上記再給送位置決め手段よりも再給送搬送方向の下流側における上記印刷ドラムの近傍に上記少なくとも2つの再給送搬送手段に対応して配置され、上記少なくとも2つの再給送搬送手段により搬送されてくる表面印刷済みシート状記録媒体の先端を検知する少なくとも2つの第2の先端検知手段と、上記各第1の先端検知手段からの出力信号に基づいて、上記各第1の先端検知手段に対応した上記再給送搬送手段による搬送を停止するように上記各再給送搬送手段に対応した上記駆動手段を制御した後、上記各第2の先端検知手段からの出力信号に基づいて、上記各第2の先端検知手段に対応した上記再給送搬送手段による搬送速度を変更して、表面印刷済みシート状記録媒体の送り量を調製するように上記各再給送搬送手段に対応した上記駆動手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3または4記載の両面印刷装置において、表面印刷済みシート状記録媒体を介して上記再給送レジスト手段を上記押圧手段に押圧した後、該押圧を解除させることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5の何れか一つに記載の両面印刷装置において、上記少なくとも2つの再給送搬送手段は、表面印刷済みシート状記録媒体の幅方向における両側に配置された2つであることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6の何れか一つに記載の両面印刷装置において、上記少なくとも2つの駆動手段は、パルス入力で駆動するモータからなることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7の何れか一つに記載の両面印刷装置において、上記少なくとも2つの再給送搬送手段は、空気吸引力を受けながら表面印刷済みシート状記録媒体を搬送する無端ベルトからなることを特徴とする両面印刷装置。
本発明によれば、上述したような従来の両面印刷装置の有する課題を解決して新規な両面印刷装置を提供することができる。請求項毎の主な効果を挙げれば次のとおりである。
請求項1および8記載の発明によれば、上記構成により、第1の製版画像および第2の製版画像のうちの一方を印刷して表面印刷済みシート状記録媒体を得る際に、印刷ドラムからの剥がれ方等によって表面印刷済みシート状記録媒体に生じるスキューや、各再給送搬送手段(無端ベルト)の吸引状態あるいは吸引搬送力のバラツキによって搬送中に生じるスキューを修正・補正することができるとともに、表面印刷済みシート状記録媒体の過分送りを最小限にすることができるので、レジストも改善することができ、加えて再給送位置決め手段(例えば、再給紙位置決め部材もしくはストッパ部材)を不要とすることによって、表面印刷済みシート状記録媒体の先端を再給送位置決め手段に突き当てた時のキズの防止を図ることおよび部品点数を減らして構成を簡素化することが可能となる。
請求項1および8記載の発明によれば、上記構成により、第1の製版画像および第2の製版画像のうちの一方を印刷して表面印刷済みシート状記録媒体を得る際に、印刷ドラムからの剥がれ方等によって表面印刷済みシート状記録媒体に生じるスキューや、各再給送搬送手段(無端ベルト)の吸引状態あるいは吸引搬送力のバラツキによって搬送中に生じるスキューを修正・補正することができるとともに、表面印刷済みシート状記録媒体の過分送りを最小限にすることができるので、レジストも改善することができ、加えて再給送位置決め手段(例えば、再給紙位置決め部材もしくはストッパ部材)を不要とすることによって、表面印刷済みシート状記録媒体の先端を再給送位置決め手段に突き当てた時のキズの防止を図ることおよび部品点数を減らして構成を簡素化することが可能となる。
請求項2および8記載の発明によれば、上記構成により、表面印刷済みシート状記録媒体の先端のスキューを各再給送搬送手段でほぼ修正・補正した後で、表面印刷済みシート状記録媒体の先端を再給送位置決め手段に当接・位置決めさせることにより、表面印刷済みシート状記録媒体の過分送りを最小限にすることができるので、レジストも改善することができる。
請求項3および8記載の発明によれば、上記構成により、第1の製版画像および第2の製版画像のうちの一方を印刷して表面印刷済みシート状記録媒体を得る際に、印刷ドラムからの剥がれ方等によって表面印刷済みシート状記録媒体に生じるスキューや、各再給送搬送手段(無端ベルト)の吸引状態あるいは吸引搬送力のバラツキによって搬送中に生じるスキュー、特には再給送レジスト手段(例えば、再給紙レジスト部材もしくは再給紙コロ)で再給送を行った時に、再給送レジスト手段の圧のバラツキによって生じるスキューや、スリップによる画像位置のズレ(レジスト)を修正・補正することができる。
請求項4および8記載の発明によれば、上記構成により、第1の製版画像および第2の製版画像のうちの一方を印刷して表面印刷済みシート状記録媒体を得る際に、印刷ドラムからの剥がれ方等によって表面印刷済みシート状記録媒体に生じるスキューや、各再給送搬送手段(無端ベルト)の吸引状態あるいは吸引搬送力のバラツキによって搬送中に生じるスキューを修正・補正することができるとともに、表面印刷済みシート状記録媒体の過分送りを最小限にすることができるので、レジストも改善することができ、加えて再給送レジスト手段(例えば、再給紙レジスト部材もしくは再給紙コロ)で再給送を行った時に、再給送レジスト手段の圧のバラツキによって生じるスキューや、スリップによる画像位置のズレ(レジスト)も修正・補正することができる。
請求項5および8記載の発明によれば、上記構成により、スキュー修正・補正の動作を各再給送搬送手段(無端ベルト)で行う時、再給送レジスト手段の押圧の影響を受けないために、スキューの修正・補正をよりスムースに行うことができる。
請求項5および8記載の発明によれば、上記構成により、スキュー修正・補正の動作を各再給送搬送手段(無端ベルト)で行う時、再給送レジスト手段の押圧の影響を受けないために、スキューの修正・補正をよりスムースに行うことができる。
請求項6および8記載の発明によれば、各再給送搬送手段(無端ベルト)は、表面印刷済みシート状記録媒体の幅方向における両側に配置された2つとした方が、スキュー修正・補正を行う時、表面印刷済みシート状記録媒体の搬送量(送り量)の制御をよりスムース、かつ、容易に行うことができる。
請求項7および8記載の発明によれば、少なくとも2つの駆動手段がパルス入力で駆動するモータ(例えばステッピングモータ等)からなることにより、表面印刷済みシート状記録媒体の搬送量(送り量)の制御を精度良く、かつ、容易に行うことができる。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態および実施例を含む本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という)を説明する。実施形態や変形例等に亘り、同一の機能および形状等を有する部材や構成部品等の構成要素については、同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。図および説明の簡明化を図るため、図に表されるべき構成要素であっても、その図において特別に説明する必要がないものは適宜断わりなく省略することがある。公開特許公報等の構成要素をそのまま引用して説明する場合は、その符号に括弧を付して示し、各実施形態等のそれと区別するものとする。
(第1の実施形態)
図1〜図11を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。まず、図1に基づいて、第1の実施形態における孔版式の両面印刷装置の全体構成の概要を説明する。
図1に示す孔版式の両面印刷装置は、その回転方向に沿って第1の製版画像Aと第2の製版画像Bとが並んで形成された両面印刷用の製版済みマスタ3を外周に巻装する印刷ドラム1および印刷ドラム1の外周面に対して接離自在な押圧手段・押圧部材としてのプレスローラ12を有する印刷部59と、印刷部59に印刷用紙7を給送する給紙部(以下、「給紙装置」ともいう)60と、印刷部59において印刷された印刷用紙を排出する排紙部63と、印刷部59で第1の製版画像Aおよび第2の製版画像Bのうちの一方に対応してその表面に印刷画像を形成された表面印刷済み用紙7A、7Bを一時的に保持した後、プレスローラ12に向けて搬送し該プレスローラ12で反転させて印刷部59に向けて再給送する再給送手段としての再給紙部(以下、「再給紙手段」ともいう)61と、印刷部59を通過した印刷済みの用紙を再給紙手段61または排紙部63に案内する切換手段としての切換部材13とを具備している。
図1に示した両面印刷装置は、上記した特許文献1や特許文献4と同様に、単一の印刷ドラム1、単一のインキ供給手段および単一のプレスローラ12を用いて、両面印刷を連続的に行うことが可能に構成されている。
図1〜図11を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。まず、図1に基づいて、第1の実施形態における孔版式の両面印刷装置の全体構成の概要を説明する。
図1に示す孔版式の両面印刷装置は、その回転方向に沿って第1の製版画像Aと第2の製版画像Bとが並んで形成された両面印刷用の製版済みマスタ3を外周に巻装する印刷ドラム1および印刷ドラム1の外周面に対して接離自在な押圧手段・押圧部材としてのプレスローラ12を有する印刷部59と、印刷部59に印刷用紙7を給送する給紙部(以下、「給紙装置」ともいう)60と、印刷部59において印刷された印刷用紙を排出する排紙部63と、印刷部59で第1の製版画像Aおよび第2の製版画像Bのうちの一方に対応してその表面に印刷画像を形成された表面印刷済み用紙7A、7Bを一時的に保持した後、プレスローラ12に向けて搬送し該プレスローラ12で反転させて印刷部59に向けて再給送する再給送手段としての再給紙部(以下、「再給紙手段」ともいう)61と、印刷部59を通過した印刷済みの用紙を再給紙手段61または排紙部63に案内する切換手段としての切換部材13とを具備している。
図1に示した両面印刷装置は、上記した特許文献1や特許文献4と同様に、単一の印刷ドラム1、単一のインキ供給手段および単一のプレスローラ12を用いて、両面印刷を連続的に行うことが可能に構成されている。
スキャナ、製版・給版、排版の機構、主要な装置・部の構成および機能については従来から知られている製版・印刷一体型孔版印刷装置と同様なので説明を省略する(例えば、特許文献1または特許文献4の図1等参照)。以下、本発明に密接に関連する装置・部材の構成および機能について詳述する。
印刷ドラム1は、図示しない駆動源により図中矢印方向(時計回り方向)に回転駆動される。印刷ドラム1の外周面には、画像情報に基づいて製版装置2により穿孔製版されたマスタ3がその先端部をクランパ4によってクランプされて巻き付け装着されるようになっている。
印刷ドラム1は、図示しない駆動源により図中矢印方向(時計回り方向)に回転駆動される。印刷ドラム1の外周面には、画像情報に基づいて製版装置2により穿孔製版されたマスタ3がその先端部をクランパ4によってクランプされて巻き付け装着されるようになっている。
製版されたマスタ3には、表面印刷用の第1の製版画像A(以下、「A面画像」と呼ぶ)と、裏面印刷用の第2の製版画像B(以下、「B面画像」と呼ぶ)とが印刷ドラム1の回転方向順(円周方向順)に並んで形成されている。
これらマスタ3上の画像の元となるデジタル画像データは、原稿をスキャナ5で読み取って作成され、またはコンピュータ上で作成される。原稿のセットは、図示しない自動原稿送り装置(ADF)やオペレータによるコンタクトガラスヘの原稿セット操作により行われる。デジタル画像データの作成は、コンピュータ上に作成されたデジタル原稿を出力したものでも良いのは言うまでもない。これらデジタル画像データが製版装置2に送られマスタ3への穿孔製版が行われる。
印刷ドラム1の内部には、インキローラ1aと、該インキローラ1aとの間にほぼ楔状のインキ溜まり1bを形成するドクターローラ1c等とから構成されるインキ供給手段が設けられていて、このインキ供給手段により印刷ドラム1の内周面、すなわち版胴の内周面にインキを供給できるようになっている。
これらマスタ3上の画像の元となるデジタル画像データは、原稿をスキャナ5で読み取って作成され、またはコンピュータ上で作成される。原稿のセットは、図示しない自動原稿送り装置(ADF)やオペレータによるコンタクトガラスヘの原稿セット操作により行われる。デジタル画像データの作成は、コンピュータ上に作成されたデジタル原稿を出力したものでも良いのは言うまでもない。これらデジタル画像データが製版装置2に送られマスタ3への穿孔製版が行われる。
印刷ドラム1の内部には、インキローラ1aと、該インキローラ1aとの間にほぼ楔状のインキ溜まり1bを形成するドクターローラ1c等とから構成されるインキ供給手段が設けられていて、このインキ供給手段により印刷ドラム1の内周面、すなわち版胴の内周面にインキを供給できるようになっている。
給紙台6には、シート状記録媒体としての印刷用紙7が積載されている。この印刷用紙7は、A面画像とB面画像の大きさに適応した用紙サイズとなっている。つまり、片面印刷時の最大印刷サイズが例えばA3サイズである場合は、両面印刷の場合の最大印刷サイズはおおよそA4サイズとなり、最大通紙用紙もA4サイズになる。通紙方向は短手方向になる。
給紙台6は、図示しない昇降機構により昇降可能となっている。印刷用紙7は、ピックアップ給紙コロ8で送られ、分離コロ9と分離パッド10との協働作用により1枚ずつに分離され、レジストローラ対11へ向けて送られる。印刷用紙7は、レジストローラ対11で一旦停止されて斜めずれ(スキュー)等を修正された後、印刷ドラム1に対して所定の位相タイミングにて印刷ドラム1とプレスローラ12との間、すなわち印刷部(印圧部)に向けて送り出される。プレスローラ12は、印刷ドラム1に対して図示しない接離機構により接離自在に設けられている。上記図示しない接離機構および印刷部59の細部構成は、特許文献4の図1ないし図3等に示され、それらに対応した段落に記載されている内容と同様のものを採用している。
上記した給紙台6、ピックアップ給紙コロ8、分離コロ9、分離パッド10およびレジストローラ対11等により、給紙装置60が構成されている。
給紙台6は、図示しない昇降機構により昇降可能となっている。印刷用紙7は、ピックアップ給紙コロ8で送られ、分離コロ9と分離パッド10との協働作用により1枚ずつに分離され、レジストローラ対11へ向けて送られる。印刷用紙7は、レジストローラ対11で一旦停止されて斜めずれ(スキュー)等を修正された後、印刷ドラム1に対して所定の位相タイミングにて印刷ドラム1とプレスローラ12との間、すなわち印刷部(印圧部)に向けて送り出される。プレスローラ12は、印刷ドラム1に対して図示しない接離機構により接離自在に設けられている。上記図示しない接離機構および印刷部59の細部構成は、特許文献4の図1ないし図3等に示され、それらに対応した段落に記載されている内容と同様のものを採用している。
上記した給紙台6、ピックアップ給紙コロ8、分離コロ9、分離パッド10およびレジストローラ対11等により、給紙装置60が構成されている。
再給紙手段61は、印刷部59から送り出され該印刷部59でA面画像を印刷された表面印刷済み用紙7Aの先端部を印刷部16近傍の第1の位置(移動位置)付近で挟持・保持するクランパ19を備え、上記移動位置よりも低い第2の位置(初期位置もしくは待機位置)でクランパ19をして表面印刷済み用紙7Aの先端を開放させるシート挟持搬送手段としてのすれ違いガイド板19と、表面印刷済み用紙7Bを一時的に保持してプレスローラ12に向けて搬送する再給送搬送手段等を具備する再給紙搬送装置14と、再給紙搬送装置14により搬送されてきた表面印刷済み用紙7Bの先端をプレスローラ12に受け渡す前で一時的に停止させて位置決めする再給送位置決め手段としての再給紙位置決め部材もしくはストッパ部材であるストッパ20と、このストッパ20により一時的に停止された表面印刷済み用紙7Bの先端の停止状態を所定のタイミングで解除してその用紙7Bの先端をプレスローラ12に当接・押し付けさせる当接位置と、この当接位置から離間した非当接位置との間で変位自在な再給送レジスト手段としての再給紙コロ21と、プレスローラ12の右側においてプレスローラ12外周面に近接して設けられ、再給紙コロ21によりプレスローラ12外周面に当接された表面印刷済み用紙7Bを印刷部16に形成されるニップ部へ案内する再給送案内手段・再給送案内部材としてのガイド部材22とから主に構成されている。
ストッパ20は、再給紙搬送装置14を構成する図2に示す面板24に固着され、再給紙方向Xの下流側に延びて形成された図示しない不動部材に固設されていて、プレスローラ12の上記接離機構を介して面板24と一体的に昇降揺動する。
ストッパ20は、再給紙搬送装置14を構成する図2に示す面板24に固着され、再給紙方向Xの下流側に延びて形成された図示しない不動部材に固設されていて、プレスローラ12の上記接離機構を介して面板24と一体的に昇降揺動する。
再給紙搬送装置14は、図1および図2に示すように、ベルト式の吸引搬送機構を有している。すなわち、再給紙搬送装置14のベルト式吸引搬送機構は、ほぼ平板状の面板24において、再給紙方向Xと平行な直線で用紙幅方向Yに2等分するように配置された左右2本の搬送ベルト部27a,27bを具備している。これら2本の搬送ベルト部27a,27bは、ストッパ20を介して表面印刷済み用紙7Bをプレスローラ12に向けて搬送する再給送搬送手段としての機能を有し、表面印刷済み用紙7Bの幅方向Yにおける両側に再給紙方向Xに沿って配置されている。左側の搬送ベルト部27aと右側の搬送ベルト部27bとは、上記直線に関して左右対称に配置されていて、その周りを含め構成部材・部品が同一の構成、つまり形状・寸法・材質等が同一となっているため、一方の搬送ベルト部27a周りの構成・機能を詳述した場合には、他方の搬送ベルト部27b周りの説明をできるだけ省略する。
搬送ベルト部27aは、再給紙方向Xの下流側および上流側に所定の間隔をもって配置された2本のローラ15a1,15b1と、そのローラ15a1,15b1間に張設して掛け渡された無端ベルトとしての搬送ベルト16aと、空気吸引力(吸着力)を発生する搬送ベルト部27bと共通の吸引ファン17とから構成されている。搬送ベルト部27bは、搬送ベルト部27aと同様に、再給紙方向Xの下流側および上流側に所定の間隔をもって配置された2本のローラ15a2,15b2と、そのローラ15a2,15b2間に張設して掛け渡された無端ベルトとしての搬送ベルト16bと、空気吸引力(吸着力)を発生する搬送ベルト部27aと共通の吸引ファン17とから構成されている。
搬送ベルト16a,16bは、用紙7に対する摩擦係数が高く、耐油性(耐インキ腐食性)を有する弾性体である例えばニトリルゴム(NBR)等で形成することが望ましい。また、吸引ファン17は、共通使用せずに、各搬送ベルト部27a,27bに独立して配設してもよい。以下、搬送ベルト16a,16bを図示した平面図では、それらを見やすくするため、適宜、点状模様で表す。
搬送ベルト16a,16bの最外側端における用紙幅方向Yの間隔・寸法は、表面印刷済み用紙7Bを確実に保持して搬送できるように、両面印刷に用いられる印刷用紙7の幅サイズ内に設定することが望ましい(例えば図11等参照)。
搬送ベルト16a,16bは、用紙7に対する摩擦係数が高く、耐油性(耐インキ腐食性)を有する弾性体である例えばニトリルゴム(NBR)等で形成することが望ましい。また、吸引ファン17は、共通使用せずに、各搬送ベルト部27a,27bに独立して配設してもよい。以下、搬送ベルト16a,16bを図示した平面図では、それらを見やすくするため、適宜、点状模様で表す。
搬送ベルト16a,16bの最外側端における用紙幅方向Yの間隔・寸法は、表面印刷済み用紙7Bを確実に保持して搬送できるように、両面印刷に用いられる印刷用紙7の幅サイズ内に設定することが望ましい(例えば図11等参照)。
左右のローラ15a1とローラ15a2とは、面板24に固着された図示しない軸受部材を介してそれぞれ独立して回転可能に支持されている駆動軸31a,31bの一端部と一体的に形成されている。左右のローラ15b1とローラ15b2とは、面板24に固着された図示しない軸受部材を介してそれぞれ独立して回転可能に支持されている従動軸32a,32bの一端部と一体的に形成されている。
面板24には、上記した軸受部材(図示せず)の他に、各搬送ベルト16a,16bを挟んでその両側に吸引ファン17による負圧の空気吸引力を作用させるための開口部24aが再給紙方向Xに沿って延びて形成されているとともに、各ローラ15a1,15a2,15b1,15b2を逃がすための逃げ溝等も形成されている。搬送ベルト16a、16bの上部分は、面板24の上面よりも僅かに上方に位置するように上に突出していて、搬送ベルト16a、16bの上部分と面板24の上面とに、いわば「再給紙トレイ」と呼ぶべき部位が形成されている。
なお、搬送ベルト16a,16bは、各ローラ15a1,15a2,15b1,15b2とのスリップを防いで、表面印刷済み用紙7Bを正確かつ確実に搬送する点から、歯付きベルトと歯付きの各ローラ15a1,15a2,15b1,15b2との組合せで使用してもよい。また、面板24の開口部24aを除去して、これに代えて、搬送ベルト16a,16bに複数(多数)の吸引孔を形成することにより、吸引ファン17による空気吸引力を受けながら表面印刷済み用紙7Bを搬送するようにしてもよい。
面板24には、上記した軸受部材(図示せず)の他に、各搬送ベルト16a,16bを挟んでその両側に吸引ファン17による負圧の空気吸引力を作用させるための開口部24aが再給紙方向Xに沿って延びて形成されているとともに、各ローラ15a1,15a2,15b1,15b2を逃がすための逃げ溝等も形成されている。搬送ベルト16a、16bの上部分は、面板24の上面よりも僅かに上方に位置するように上に突出していて、搬送ベルト16a、16bの上部分と面板24の上面とに、いわば「再給紙トレイ」と呼ぶべき部位が形成されている。
なお、搬送ベルト16a,16bは、各ローラ15a1,15a2,15b1,15b2とのスリップを防いで、表面印刷済み用紙7Bを正確かつ確実に搬送する点から、歯付きベルトと歯付きの各ローラ15a1,15a2,15b1,15b2との組合せで使用してもよい。また、面板24の開口部24aを除去して、これに代えて、搬送ベルト16a,16bに複数(多数)の吸引孔を形成することにより、吸引ファン17による空気吸引力を受けながら表面印刷済み用紙7Bを搬送するようにしてもよい。
左の搬送ベルト部27a側には、搬送ベルト16aを搬送駆動する駆動手段としての駆動部33aが、右の搬送ベルト部27b側には、搬送ベルト16bを搬送駆動する駆動手段としての駆動部33bがそれぞれ独立して配設されている。左の駆動部33aと右の駆動部33bとは、面板24における上記直線に関して左右対称に配置されていて、構成部材・部品が同一の構成となっているため、一方の駆動部33aの構成・機能を詳述し、他方の駆動部33bには符号「a」に代えた符号「b」を付加することによりその説明を省略する。
駆動部33aは、駆動源としてのベルト駆動モータ34aと、ベルト駆動モータ34aの出力軸に固設された歯付きのモータプーリ35aと、モータプーリ35aの近傍に配置され駆動軸31aの他端部に固設された駆動プーリ36aと、モータプーリ35aと駆動プーリ36aとの間に掛け渡されたタイミングベルト37aとから主に構成されている。以下、タイミングベルト37a,37bを図示した平面図では、それらを見やすくするため、適宜、メッシュ状模様で表す。
ベルト駆動モータ34a,34bは、パルス入力で駆動するモータのなかでも最も簡単な構成であるステッピングモータからなる。
駆動部33aは、駆動源としてのベルト駆動モータ34aと、ベルト駆動モータ34aの出力軸に固設された歯付きのモータプーリ35aと、モータプーリ35aの近傍に配置され駆動軸31aの他端部に固設された駆動プーリ36aと、モータプーリ35aと駆動プーリ36aとの間に掛け渡されたタイミングベルト37aとから主に構成されている。以下、タイミングベルト37a,37bを図示した平面図では、それらを見やすくするため、適宜、メッシュ状模様で表す。
ベルト駆動モータ34a,34bは、パルス入力で駆動するモータのなかでも最も簡単な構成であるステッピングモータからなる。
搬送ベルト16aよりも再給紙搬送方向Xの下流側近傍、すなわち搬送ベルト16aの下流端とストッパ20との間の再給紙搬送路上には、搬送ベルト16aにより搬送されてくる表面印刷済み用紙7Bの先端を検知する先端検知手段としての先端検知センサ25aが配置されている。同様に、搬送ベルト16bよりも再給紙搬送方向Xの下流側近傍、すなわち搬送ベルト16bの下流端とストッパ20との間の再給紙搬送路上には、搬送ベルト16bにより搬送されてくる表面印刷済み用紙7Bの先端を検知する先端検知手段としての先端検知センサ25bが配置されている。
先端検知センサ25a,25bは、搬送ベルト16a.16bに対応して、再給紙方向Xの同じ位置で、かつ、面板24の上記直線に対して左右対称の位置に、ストッパ20を固設している上記不動部材に固設されていて、プレスローラ12の上記接離機構を介して面板24と一体的に昇降揺動する。先端検知センサ25a,25bは、反射型のフォトセンサからなる。
先端検知センサ25a,25bは、搬送ベルト16a.16bに対応して、再給紙方向Xの同じ位置で、かつ、面板24の上記直線に対して左右対称の位置に、ストッパ20を固設している上記不動部材に固設されていて、プレスローラ12の上記接離機構を介して面板24と一体的に昇降揺動する。先端検知センサ25a,25bは、反射型のフォトセンサからなる。
図3を参照して、本実施形態における要部の制御構成を説明する。同図に示す制御手段50は、両面印刷装置の主として再給紙手段61における両面印刷動作を制御する機能・構成を有する。制御手段50は、CPU51(中央演算処理装置)、図示しないI/O(入出力)ポート、ROM52(読み出し専用記憶装置)、RAM53(読み書き可能な記憶装置)および図示しない電池等でバックアップされたタイマ等を備え、それらが図示しない信号バスによって接続された構成を有するマイクロコンピュータを具備している。
制御手段50は、再給紙搬送装置14を除く上記した両面印刷装置全体の各部・装置を制御しているメイン制御手段(図示せず)とシリアル通信可能に接続されている。制御手段50のCPU51(以下、説明の簡明化を図るため、単に「制御手段50」ともいう)は、両面印刷装置の印刷速度を設定する印刷速度設定キー等を備えた操作パネル40からの印刷速度設定値に係る出力信号、先端検知センサ25a,25bからの出力信号およびこれらの入力信号と照合する態様でROM52から呼び出された動作プログラムや関係データに基づいて、再給紙搬送装置14に設けられたベルト駆動モータ34a,34bの作動を制御する基本的な機能を有する。
なお、操作パネル40の細部の構成は、例えば特許文献4の図13に示されている操作パネル(173)と同様である。印刷速度値(60〜120rpm)は、操作パネル40の上記印刷速度設定キーからの印刷速度設定値に係る出力信号に限らず、例えば印刷ドラム1を回転駆動するブラシレスモータからなるメインモータの出力軸に取り付けられたエンコーダおよびこれを挟む態様で装置本体側に設けられたエンコーダセンサからの印刷速度計測値を用いてもよい。
制御手段50は、再給紙搬送装置14を除く上記した両面印刷装置全体の各部・装置を制御しているメイン制御手段(図示せず)とシリアル通信可能に接続されている。制御手段50のCPU51(以下、説明の簡明化を図るため、単に「制御手段50」ともいう)は、両面印刷装置の印刷速度を設定する印刷速度設定キー等を備えた操作パネル40からの印刷速度設定値に係る出力信号、先端検知センサ25a,25bからの出力信号およびこれらの入力信号と照合する態様でROM52から呼び出された動作プログラムや関係データに基づいて、再給紙搬送装置14に設けられたベルト駆動モータ34a,34bの作動を制御する基本的な機能を有する。
なお、操作パネル40の細部の構成は、例えば特許文献4の図13に示されている操作パネル(173)と同様である。印刷速度値(60〜120rpm)は、操作パネル40の上記印刷速度設定キーからの印刷速度設定値に係る出力信号に限らず、例えば印刷ドラム1を回転駆動するブラシレスモータからなるメインモータの出力軸に取り付けられたエンコーダおよびこれを挟む態様で装置本体側に設けられたエンコーダセンサからの印刷速度計測値を用いてもよい。
ROM52には、先端検知センサ25a,25bからの出力信号に基づいてベルト駆動モータ34a,34bの作動を制御する動作プログラム、および必要な関係データ等が予め記憶されており、この動作プログラムはCPU51によって適宜呼び出される。上記関係データには、印刷速度に応じて、先端検知センサ25a,25bからの出力信号を起点として表面印刷済み用紙7Bを搬送するためにベルト駆動モータ34a,34bに付与すべきパルス数およびパルス周波数(pps)を変えるための関係データと、先端検知センサ25a,25bからストッパ20までの搬送距離データ等が含まれる。これらの関係データは、例えば予め実験等により求められ印刷速度毎に設定されたデータテーブルとして、予めROM52に記憶されている。
なお、ROM52の他に、プログラム可能なPROMやEEPROMなどの記憶手段を配設することにより、例えば設計変更等に対応可能なように必要に応じて上記関係データを書き込めるようにすることなども勿論可能である。
RAM53は、CPU51の計算結果を一時的に記憶する機能、先端検知センサ25a,25bから入力されたオン/オフ信号を随時記憶する機能等を有している。
制御手段50(CPU51)は、先端検知センサ25a,25bからの出力信号および操作パネル40からの印刷速度設定値に係る出力信号に基づいて、各先端検知センサ25a,25bに対応した搬送ベルト16a,16bによる搬送を停止するように各駆動部33a,33bのベルト駆動モータ34a,34bを制御する機能を有する。
なお、ROM52の他に、プログラム可能なPROMやEEPROMなどの記憶手段を配設することにより、例えば設計変更等に対応可能なように必要に応じて上記関係データを書き込めるようにすることなども勿論可能である。
RAM53は、CPU51の計算結果を一時的に記憶する機能、先端検知センサ25a,25bから入力されたオン/オフ信号を随時記憶する機能等を有している。
制御手段50(CPU51)は、先端検知センサ25a,25bからの出力信号および操作パネル40からの印刷速度設定値に係る出力信号に基づいて、各先端検知センサ25a,25bに対応した搬送ベルト16a,16bによる搬送を停止するように各駆動部33a,33bのベルト駆動モータ34a,34bを制御する機能を有する。
上述した構成に基づき、両面印刷装置の要部動作について細部構成を随時補足しながら説明する。給紙装置60から給送された印刷用紙7が印刷部59のニップ部で上述したように印刷されて、印刷部59でA面画像を印刷された表面印刷済み用紙7Aは上向きに切り換わっている切換爪13により、図の左下方向に案内され、再給紙手段61の再給紙トレイとも呼ぶべき再給紙搬送装置14に向かって排出される。
ベルト式吸引搬送機構を有する再給紙搬送装置14の上方には、すれ違いガイド板18が設けられていて、このすれ違いガイド板18は図示しない駆動装置によって表面印刷済み用紙7Aの排出に合わせて高速で矢印d方向に往復移動し、表面印刷済み用紙7Aの先端部をクランプして案内するようになっている。すれ違いガイド板18の駆動装置の詳細は、例えば特許文献4の図4、図5、図7および図8に示されている構成と同様のものを用いている。
ベルト式吸引搬送機構を有する再給紙搬送装置14の上方には、すれ違いガイド板18が設けられていて、このすれ違いガイド板18は図示しない駆動装置によって表面印刷済み用紙7Aの排出に合わせて高速で矢印d方向に往復移動し、表面印刷済み用紙7Aの先端部をクランプして案内するようになっている。すれ違いガイド板18の駆動装置の詳細は、例えば特許文献4の図4、図5、図7および図8に示されている構成と同様のものを用いている。
印刷部59でA面画像を印刷された表面印刷済み用紙7Aは、その先端部をすれ違いガイド板18に設けられたクランパ19で挟持されて、すれ違いガイド板18の左下方向への移動によって、既に再給紙搬送装置14上にある表面印刷済み用紙7Bの上面との接触が防止された状態で再給紙搬送装置14上に案内・搬送される。再給紙搬送装置14上にあった表面印刷済み用紙7Bは、上記ベルト式吸引搬送機構によって再給紙方向Xの下流側(図1において右方向)に搬送される。この時、表面印刷済み用紙7Bの先端を各先端検知センサ25a,25bが同時に検知しその検知信号をCPU51に出力することにより、CPU51からの指令によって各駆動部33a、33Bのベルト駆動モータ34a,34bが同時に停止することで、各搬送ベルト部27a,27bの搬送ベルト16a,16bも同時に停止され、表面印刷済み用紙7Bの搬送が停止することになる(図4参照)。
表面印刷済み用紙7Bは図4に示す状態で一時待機しているが、印刷ドラム1に対して所定のタイミング、すなわち、給紙装置60から印刷部59に送られた図示しないA面画像印刷用の印刷用紙7の後端に続けて表面印刷済み用紙7Bの先端が印刷部59に送り込まれるタイミングで、再給紙されることになる。
図4を始めとして、図5〜図8に示す簡略的な正面図では、ガイド部材22の図示を省略するとともに、給紙装置60から印刷部59に送られたA面画像印刷用の印刷用紙7の図示を省略しており、これに伴い印刷ドラム1の外周面とプレスローラ12の外周面とが単に押圧・回転している状態で簡略的に示されている。また、ストッパ20は、見やすいようにハッチングを施して図示している。
再給紙搬送装置14の右側であってストッパ20の近傍には、表面印刷済み用紙7Bをプレスローラ12に所定のタイミングで当接・押し付けさせる再給紙コロ21が設けられている。再給紙コロ21は図示しない変位機構により上下方向に揺動自在(プレスローラ12に対して接離自在)に支持されており、上記所定のタイミングで表面印刷済み用紙7Bの先頭部(先端部)を押し上げ、表面印刷済み用紙7Bをプレスローラ12に当接・押圧させ、再給紙コロ21の押し上げ動作により表面印刷済み用紙7Bの先端はストッパ20から外れ、再給紙・搬送可能な状態になる。プレスローラ12は印刷ドラム1の周速度と同じ周速度にて回転駆動されており、再給紙コロ21によって押し当てられた表面印刷済み用紙7Bはその搬送力を受けて搬送される。
なお、再給紙コロ21の図示しない変位機構は、例えば特許文献4の図5に示されているものと同様である。再給紙コロ21は、図2、図9〜図11の平面図では省略しているが、後述する第2の実施形態の図13等に示すように、隣るストッパ20の間に櫛の歯状に所定の隙間をもって用紙幅方向Yに沿って複数配置されている。
図4を始めとして、図5〜図8に示す簡略的な正面図では、ガイド部材22の図示を省略するとともに、給紙装置60から印刷部59に送られたA面画像印刷用の印刷用紙7の図示を省略しており、これに伴い印刷ドラム1の外周面とプレスローラ12の外周面とが単に押圧・回転している状態で簡略的に示されている。また、ストッパ20は、見やすいようにハッチングを施して図示している。
再給紙搬送装置14の右側であってストッパ20の近傍には、表面印刷済み用紙7Bをプレスローラ12に所定のタイミングで当接・押し付けさせる再給紙コロ21が設けられている。再給紙コロ21は図示しない変位機構により上下方向に揺動自在(プレスローラ12に対して接離自在)に支持されており、上記所定のタイミングで表面印刷済み用紙7Bの先頭部(先端部)を押し上げ、表面印刷済み用紙7Bをプレスローラ12に当接・押圧させ、再給紙コロ21の押し上げ動作により表面印刷済み用紙7Bの先端はストッパ20から外れ、再給紙・搬送可能な状態になる。プレスローラ12は印刷ドラム1の周速度と同じ周速度にて回転駆動されており、再給紙コロ21によって押し当てられた表面印刷済み用紙7Bはその搬送力を受けて搬送される。
なお、再給紙コロ21の図示しない変位機構は、例えば特許文献4の図5に示されているものと同様である。再給紙コロ21は、図2、図9〜図11の平面図では省略しているが、後述する第2の実施形態の図13等に示すように、隣るストッパ20の間に櫛の歯状に所定の隙間をもって用紙幅方向Yに沿って複数配置されている。
再給紙コロ21の下流から印刷ドラム1とプレスローラ12とが圧接することにより形成されるニップ手前までの範囲にかけては、表面印刷済み用紙7Bはガイド部材22によって案内される。ガイド部材22は、全体として弓形の形状をなし、その内周面がプレスローラ12の外周面から約0.3〜1.0mmの微細な隙間(所定の隙間)をもって、プレスローラ12と非接触状態に配置されている。プレスローラ12は、例えば特許文献4の図2〜図4等に示されているプレスローラ(21)等を回転可能に支持する一対の印圧アーム(22)と同様の図示しない印圧アーム間に回転可能に支持されている。ガイド部材22は、上記一対の印圧アーム間に固着された図示しない不動部材に固設されている。また、ガイド部材22は、後述する第2の実施形態の図13に示すように、用紙幅方向Yに櫛の歯状にこま切れに複数(第1および第2の実施形態では3つ)配設されている。
表面印刷済み用紙7Bは、プレスローラ12とガイド部材22間の上記微細な隙間を、プレスローラ12に密着した状態で搬送され、印刷ドラム1とプレスローラ12のニップ部まで送り込まれる。こうして再給紙されて印刷部59のニップ部に入ってきた表面印刷済み用紙7Bは反転されており、先ほどの表面印刷済み面が下面に、未印刷面が上面になっている。今度はその上面、すなわち未印刷面にB面画像を、マスタ3のB領域によって印刷する。こうして両面印刷が行われることになる。
両面印刷が行われた印刷用紙7Cは、今度は下向きに切り換わっている切換爪13により図において左方向にほぼ水平に案内され、2本のローラ28,28bと、その間に掛け渡された複数本の無端ベルト29と、吸着力を発生する吸引ファン30とから構成されるベルト式吸着搬送装置62により、図示しない排紙トレイに向けて図において左方向へ搬送されて排出される。そして上記排紙トレイ上に順次積載される。
両面印刷が行われた印刷用紙7Cは、今度は下向きに切り換わっている切換爪13により図において左方向にほぼ水平に案内され、2本のローラ28,28bと、その間に掛け渡された複数本の無端ベルト29と、吸着力を発生する吸引ファン30とから構成されるベルト式吸着搬送装置62により、図示しない排紙トレイに向けて図において左方向へ搬送されて排出される。そして上記排紙トレイ上に順次積載される。
次に、図5〜図11を参照して、本実施形態の主要部に係る再給紙搬送装置14による再給紙(再給送)について説明を行う。再給紙は、以下の流れで印刷速度に対応した速度で行われるとともに、先端検知センサ25a,25bによって表面印刷済み用紙7Bの先端が検知されるまでは、ベルト駆動モータ34a,34bに同一のパルスが与えられて同一の搬送速度で行われる。
(ステップ1)
図5に示すように、印刷部59でA面画像を印刷された表面印刷済み用紙7Aは上向きに切り換わっている切換爪13により、同図に示す左下方向に案内され、すれ違いガイド板18に向かって排出される。
(ステップ2)
図6に示すように、印刷部59でA面画像を印刷された表面印刷済み用紙7Aは、その先端部をすれ違いガイド板18に設けられたクランパ19で挟持された状態での、すれ違いガイド板18の左下方向への移動によって、再給紙搬送装置14上方の位置に案内・搬送される。
この時、既に再給紙搬送装置14の搬送ベルト16a,16b上にある表面印刷済み用紙7Bの搬送が終了した後、搬送ベルト16a,16bによる搬送は停止状態にあり、また吸引ファン17は作動している状態となっており、表面印刷済み用紙7Aを吸引するのを待っている状態にある。
(ステップ1)
図5に示すように、印刷部59でA面画像を印刷された表面印刷済み用紙7Aは上向きに切り換わっている切換爪13により、同図に示す左下方向に案内され、すれ違いガイド板18に向かって排出される。
(ステップ2)
図6に示すように、印刷部59でA面画像を印刷された表面印刷済み用紙7Aは、その先端部をすれ違いガイド板18に設けられたクランパ19で挟持された状態での、すれ違いガイド板18の左下方向への移動によって、再給紙搬送装置14上方の位置に案内・搬送される。
この時、既に再給紙搬送装置14の搬送ベルト16a,16b上にある表面印刷済み用紙7Bの搬送が終了した後、搬送ベルト16a,16bによる搬送は停止状態にあり、また吸引ファン17は作動している状態となっており、表面印刷済み用紙7Aを吸引するのを待っている状態にある。
(ステップ3)
図7に示すように、クランパ19で挟持されて、再給紙搬送装置14の搬送ベルト16a,16b上に案内・搬送された表面印刷済み用紙7Bは、その自重と吸引ファン17の吸引力によって、搬送ベルト16a,16b上に吸引・保持される。この時、搬送ベルト16a,16bによる搬送は停止状態に、吸引ファン17は作動状態にある。
(ステップ4)
図7の状態において、所定時間待機した後(この間に表面印刷済み用紙7Bが搬送ベルト16a,16b上に確実に吸引・保持される)、クランパ19の開放動作を行い、表面印刷済み用紙7Bを開放し、表面印刷済み用紙7Bを開放した後、搬送ベルト部27a,27bを作動させ再給紙を開始する。再給紙搬送装置14の搬送ベルト16a,16b上にあった表面印刷済み用紙7Bは、駆動部33a,33bの駆動再開による搬送ベルト部27a,27bの作動によって再給紙方向X(図において右方向)に搬送される(図8参照)。
図7に示すように、クランパ19で挟持されて、再給紙搬送装置14の搬送ベルト16a,16b上に案内・搬送された表面印刷済み用紙7Bは、その自重と吸引ファン17の吸引力によって、搬送ベルト16a,16b上に吸引・保持される。この時、搬送ベルト16a,16bによる搬送は停止状態に、吸引ファン17は作動状態にある。
(ステップ4)
図7の状態において、所定時間待機した後(この間に表面印刷済み用紙7Bが搬送ベルト16a,16b上に確実に吸引・保持される)、クランパ19の開放動作を行い、表面印刷済み用紙7Bを開放し、表面印刷済み用紙7Bを開放した後、搬送ベルト部27a,27bを作動させ再給紙を開始する。再給紙搬送装置14の搬送ベルト16a,16b上にあった表面印刷済み用紙7Bは、駆動部33a,33bの駆動再開による搬送ベルト部27a,27bの作動によって再給紙方向X(図において右方向)に搬送される(図8参照)。
(ステップ5)
図9に示すように、上記課題で述べたように印刷ドラム1からの表面印刷済み用紙7Aの剥がれ方等によって再給紙搬送装置(補助トレイ)14に搬送されてきた表面印刷済み用紙7Bbに右肩上がりのスキューが生じている場合や、搬送ベルト16a,16bの吸引状態や吸引搬送力のバラツキによって搬送中に表面印刷済み用紙7Bbに右肩上がりのスキューが発生した場合には、先ず、図において右側の先端検知センサ25bにより表面印刷済み用紙7Bbの先端を検知されると、制御手段50からの指令により、周知のPWM(パルス幅変調)制御が実行される。すなわち、搬送ベルト部27b側の搬送ベルト16bの搬送速度を減速するように、右側の駆動部33bのベルト搬送モータ34bに供給するパルスの間隔を広くしていく(パルス周波数を漸次粗にしていく)制御が行われる。これにより、搬送ベルト部27b側の搬送ベルト16bで表面印刷済み用紙7Bbの所定量の搬送を行った後、その搬送を停止する。左側の先端検知センサ25aでは表面印刷済み用紙7Baの先端を検出していないので、搬送ベルト部27aでは、搬送を継続する。
図9に示すように、上記課題で述べたように印刷ドラム1からの表面印刷済み用紙7Aの剥がれ方等によって再給紙搬送装置(補助トレイ)14に搬送されてきた表面印刷済み用紙7Bbに右肩上がりのスキューが生じている場合や、搬送ベルト16a,16bの吸引状態や吸引搬送力のバラツキによって搬送中に表面印刷済み用紙7Bbに右肩上がりのスキューが発生した場合には、先ず、図において右側の先端検知センサ25bにより表面印刷済み用紙7Bbの先端を検知されると、制御手段50からの指令により、周知のPWM(パルス幅変調)制御が実行される。すなわち、搬送ベルト部27b側の搬送ベルト16bの搬送速度を減速するように、右側の駆動部33bのベルト搬送モータ34bに供給するパルスの間隔を広くしていく(パルス周波数を漸次粗にしていく)制御が行われる。これにより、搬送ベルト部27b側の搬送ベルト16bで表面印刷済み用紙7Bbの所定量の搬送を行った後、その搬送を停止する。左側の先端検知センサ25aでは表面印刷済み用紙7Baの先端を検出していないので、搬送ベルト部27aでは、搬送を継続する。
続いて、図10に示すように、左側の先端検知センサ25bにより表面印刷済み用紙7Baの先端を検知されると、制御手段50からの指令により、搬送ベルト部27a側の搬送ベルト16aの搬送速度を減速するように、左側の駆動部33aのベルト搬送モータ34aに供給するパルスの間隔を広くしていく(パルス周波数を漸次粗にしていく)制御が行われる。これにより、搬送ベルト部27a側の搬送ベルト16aで表面印刷済み用紙7Baの所定量の搬送を行った後、その搬送を停止する。
上述の制御により、表面印刷済み用紙7Bの左右両側でその先端が揃う状態となり、図11に示すように、表面印刷済み用紙7Bはその先端がストッパ20に突き当たり、腰砕け状態になることなく先端位置を位置決めされた状態で停止することとなる。以降の動作は、表面印刷済み用紙7A,7Bにスキューを生じない場合で説明した上述の動作と同様に行われる。
上述の制御により、表面印刷済み用紙7Bの左右両側でその先端が揃う状態となり、図11に示すように、表面印刷済み用紙7Bはその先端がストッパ20に突き当たり、腰砕け状態になることなく先端位置を位置決めされた状態で停止することとなる。以降の動作は、表面印刷済み用紙7A,7Bにスキューを生じない場合で説明した上述の動作と同様に行われる。
上述したように、第1の実施形態によれば、再給紙搬送装置14において用紙幅方向Yの左右両側に独立して駆動可能な搬送ベルト部27a,27bを配置し、さらにストッパ20の近くに搬送ベルト16a,16bに対応して先端検知センサ25a,25bを左右に配置するとともに、先端検知センサ25a,25bからの出力信号および操作パネル40からの印刷速度設定値に係る出力信号に基づいて、各先端検知センサ25a,25bに対応した搬送ベルト16a,16bによる搬送を停止するように各駆動部33a,33bのベルト駆動モータ34a,34bを制御する制御手段50を有することにより、表面の印刷が行われた後に、再給紙搬送装置14に搬送されてきた表面印刷済み用紙7Aに印刷ドラム1からの剥がれ方等によって生じるスキューや、搬送ベルト16a、16bの吸引状態や吸引搬送力のバラツキによって搬送中に表面印刷済み用紙7Bに生じるスキューを修正・補正することができる。
また、上述したように搬送ベルト部27a,27bで表面印刷済み用紙7Bに生じたスキューをほぼ修正・補正した後で、その用紙7Bの先端をストッパ20に当接し位置決めさせることにより、表面印刷済み用紙7Bの過分送りを最小限にすることができるので、レジストも改善することができる。
また、搬送ベルト16a,16bの搬送速度の変更は、制御手段50(CPU51)によってベルト駆動モータ34a,34bに供給するパルスの周波数(pps:pulse per second)を変える制御、すなわちパルス間隔を変えるPWM制御(パルス間隔を狭くしていけば加速、一定間隔では等速、パルス間隔を広くしていけば減速)によって容易かつ正確に行える。
また、上述したように搬送ベルト部27a,27bで表面印刷済み用紙7Bに生じたスキューをほぼ修正・補正した後で、その用紙7Bの先端をストッパ20に当接し位置決めさせることにより、表面印刷済み用紙7Bの過分送りを最小限にすることができるので、レジストも改善することができる。
また、搬送ベルト16a,16bの搬送速度の変更は、制御手段50(CPU51)によってベルト駆動モータ34a,34bに供給するパルスの周波数(pps:pulse per second)を変える制御、すなわちパルス間隔を変えるPWM制御(パルス間隔を狭くしていけば加速、一定間隔では等速、パルス間隔を広くしていけば減速)によって容易かつ正確に行える。
(第1の実施形態の変形例1)
図12に、第1の実施形態の変形例1を示す。変形例1の両面印刷装置は、第1の実施形態のそれと比較して、左右2本の搬送ベルト部27a,27bに代えて、3本以上(本変形例では3本)の搬送ベルト部27a,27b、27cを用いることが主に相違する。変形例1の両面印刷装置は、上記相違点以外は第1の実施形態のそれと同様である。
同図に示す中央の搬送ベルト部27cは、表面印刷済み用紙の搬送力を受けて連れ回りにしてもよいし、または駆動させてもよい。しかしながら、搬送ベルト部は左右2本とした方が、スキュー修正・補正を行うとき、表面印刷済み用紙の搬送量の制御をよりスムース、かつ、容易に行うことができる。
図12に、第1の実施形態の変形例1を示す。変形例1の両面印刷装置は、第1の実施形態のそれと比較して、左右2本の搬送ベルト部27a,27bに代えて、3本以上(本変形例では3本)の搬送ベルト部27a,27b、27cを用いることが主に相違する。変形例1の両面印刷装置は、上記相違点以外は第1の実施形態のそれと同様である。
同図に示す中央の搬送ベルト部27cは、表面印刷済み用紙の搬送力を受けて連れ回りにしてもよいし、または駆動させてもよい。しかしながら、搬送ベルト部は左右2本とした方が、スキュー修正・補正を行うとき、表面印刷済み用紙の搬送量の制御をよりスムース、かつ、容易に行うことができる。
第1の実施形態や変形例1に限らず、第1の実施形態や変形例1からストッパ20だけを除去し、制御手段50による駆動部33a,33bを介しての搬送ベルト部27a,27bの搬送制御だけによって、表面印刷済み用紙7Bの先端を再給紙コロ21により当接・押し付けられる位置で停止させる実施形態や変形例であってもよい。
この実施形態や変形例によれば、第1の実施形態や変形例1におけると同様の効果に加えて、ストッパ20を不要とすることによって、表面印刷済み用紙7Bの先端をストッパ20に突き当てた時にキズが発生しないことや、部品点数を減らして構成を簡素化することが可能となる(請求項1参照)。
この実施形態や変形例によれば、第1の実施形態や変形例1におけると同様の効果に加えて、ストッパ20を不要とすることによって、表面印刷済み用紙7Bの先端をストッパ20に突き当てた時にキズが発生しないことや、部品点数を減らして構成を簡素化することが可能となる(請求項1参照)。
(第2の実施形態)
図13〜図21を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。
第2の実施形態の両面印刷装置は、第1の実施形態のそれと比較して、図1および図2等に示す位置に配置された先端検知センサ25a,25bを除去しこれに代えて、2本の搬送ベルト部27a,27bおよびストッパ20よりも再給紙搬送方向Xの下流側であって印刷ドラム1の近傍に、2本の搬送ベルト16a,16bに対応して配置され、搬送ベルト16a,16bにより搬送されてくる表面印刷済み用紙7Bの先端を検知する2つの先端検知手段としての先端検知センサ26a,26bを用いる点、および制御手段50に代えた制御手段50Aを用いる点が主に相違する。第2の実施形態の両面印刷装置は、上記相違点以外は第1の実施形態のそれと同様である。
図13〜図21を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。
第2の実施形態の両面印刷装置は、第1の実施形態のそれと比較して、図1および図2等に示す位置に配置された先端検知センサ25a,25bを除去しこれに代えて、2本の搬送ベルト部27a,27bおよびストッパ20よりも再給紙搬送方向Xの下流側であって印刷ドラム1の近傍に、2本の搬送ベルト16a,16bに対応して配置され、搬送ベルト16a,16bにより搬送されてくる表面印刷済み用紙7Bの先端を検知する2つの先端検知手段としての先端検知センサ26a,26bを用いる点、および制御手段50に代えた制御手段50Aを用いる点が主に相違する。第2の実施形態の両面印刷装置は、上記相違点以外は第1の実施形態のそれと同様である。
先端検知センサ26a,26bは、搬送ベルト16a.16bに対応して、再給紙方向Xの同じ位置で、かつ、用紙幅方向Yに3つのこま切れ状に配設されたガイド部材22の間に、ガイド部材22を取り付け・固定している上記一対の印圧アーム間に固着された図示しない不動部材に固設されている。それ故に、先端検知センサ26a,26bおよびガイド部材22の各配置位置は、昇降揺動するプレスローラ12に対して常に同一の位置を占めて配設されている。先端検知センサ26a,26bは、反射型のフォトセンサからなる。
なお、先端検知センサ26a,26bは、必ずしも再給紙方向Xの同じ位置に配置されていなくてもよく、ずれて配置されていてもよい。先端検知センサ26a,26bは、図15〜図20の簡略的な正面図においては、その取り付け位置状態を見やすくするために誇張して図示しており、搬送されてくる表面印刷済み用紙7Bの障害にならない状態で取り付けられていることは無論である。
なお、先端検知センサ26a,26bは、必ずしも再給紙方向Xの同じ位置に配置されていなくてもよく、ずれて配置されていてもよい。先端検知センサ26a,26bは、図15〜図20の簡略的な正面図においては、その取り付け位置状態を見やすくするために誇張して図示しており、搬送されてくる表面印刷済み用紙7Bの障害にならない状態で取り付けられていることは無論である。
図14に示す制御手段50Aは、第1の実施形態における制御手段50と比較して、CPU51に代えたCPU51Aを用いる点、ROM52に代えたROM52Aを用いる点、RAM53に代えたRAM53Aを用いる点が主に相違し、第1の実施形態と同様のマイクロコンピュータを具備している。
制御手段50Aは、第1の実施形態と同様に、再給紙搬送装置14を除く上記した両面印刷装置全体の各部・装置を制御しているメイン制御手段(図示せず)とシリアル通信可能に接続されている。制御手段50AのCPU51A(以下、説明の簡明化を図るため、単に「制御手段50A」ともいう)は、両面印刷装置の印刷速度を設定する印刷速度設定キー等を備えた操作パネル40からの印刷速度設定値に係る出力信号、先端検知センサ26a,26bからの出力信号およびこれらの入力信号と照合する態様でROM52Aから呼び出された動作プログラムや関係データに基づいて、ベルト駆動モータ34a,34bの作動を制御する基本的な機能を有する。
制御手段50Aは、第1の実施形態と同様に、再給紙搬送装置14を除く上記した両面印刷装置全体の各部・装置を制御しているメイン制御手段(図示せず)とシリアル通信可能に接続されている。制御手段50AのCPU51A(以下、説明の簡明化を図るため、単に「制御手段50A」ともいう)は、両面印刷装置の印刷速度を設定する印刷速度設定キー等を備えた操作パネル40からの印刷速度設定値に係る出力信号、先端検知センサ26a,26bからの出力信号およびこれらの入力信号と照合する態様でROM52Aから呼び出された動作プログラムや関係データに基づいて、ベルト駆動モータ34a,34bの作動を制御する基本的な機能を有する。
ROM52Aには、先端検知センサ26a,26bからの出力信号に基づいてベルト駆動モータ34a,34bの作動を制御する動作プログラム、および必要な関係データ等が予め記憶されており、この動作プログラムはCPU51Aによって適宜呼び出される。上記関係データには、印刷速度に応じて、先端検知センサ26a,26bからの出力信号を起点として表面印刷済み用紙7Bを搬送するためにベルト駆動モータ34a,34bに付与すべきパルス数およびパルス周波数(pps)を変えるための関係データと、先端検知センサ26a,26bから印刷部59のニップ部までの搬送距離データ等が含まれる。これらの関係データは、例えば予め実験等により求められ印刷速度毎に設定されたデータテーブルとして、予めROM52Aに記憶されている。
RAM53Aは、CPU51Aの計算結果を一時的に記憶する機能、先端検知センサ26a,26bから入力されたオン/オフ信号を随時記憶する機能等を有している。
制御手段50A(CPU51A)は、先端検知センサ26a,26bからの出力信号および操作パネル40からの印刷速度設定値に係る出力信号に基づいて、各先端検知センサ26a,26bに対応した搬送ベルト16a,16bによる搬送速度を変更して、表面印刷済み用紙7Bの送り量を調整するように各駆動部33a,33bのベルト駆動モータ34a,34bを制御する機能を有する。
RAM53Aは、CPU51Aの計算結果を一時的に記憶する機能、先端検知センサ26a,26bから入力されたオン/オフ信号を随時記憶する機能等を有している。
制御手段50A(CPU51A)は、先端検知センサ26a,26bからの出力信号および操作パネル40からの印刷速度設定値に係る出力信号に基づいて、各先端検知センサ26a,26bに対応した搬送ベルト16a,16bによる搬送速度を変更して、表面印刷済み用紙7Bの送り量を調整するように各駆動部33a,33bのベルト駆動モータ34a,34bを制御する機能を有する。
上述した構成に基づき、図15〜図21を参照して、本実施形態の主要部に係る再給紙搬送装置14による再給紙(再給送)について説明を行う。再給紙は、以下の流れで印刷速度に対応した速度で行われるとともに、先端検知センサ26a,26bによって表面印刷済み用紙7Bの先端が検知されるまでは、ベルト駆動モータ34a,34bに同一のパルスが与えられて同一の搬送速度で行われる。
(ステップ1)
図15に示すように、印刷部59でA面画像を印刷された表面印刷済み用紙7Aは上向きに切り換わっている切換爪13により、同図に示す左下方向に案内され、すれ違いガイド板18に向かって排出される。
(ステップ2)
図16に示すように、印刷部59でA面画像を印刷された表面印刷済み用紙7Aは、その先端部をすれ違いガイド板18に設けられたクランパ19で挟持された状態での、すれ違いガイド板18の左下方向への移動によって、再給紙搬送装置14上方の位置に案内・搬送される。
この時、既に再給紙搬送装置14の搬送ベルト16a,16b上にある表面印刷済み用紙7Bの搬送が終了した後、搬送ベルト16a,16bによる搬送は停止状態にあり、また吸引ファン17は作動している状態となっており、表面印刷済み用紙7Aを吸引するのを待っている状態にある。
(ステップ1)
図15に示すように、印刷部59でA面画像を印刷された表面印刷済み用紙7Aは上向きに切り換わっている切換爪13により、同図に示す左下方向に案内され、すれ違いガイド板18に向かって排出される。
(ステップ2)
図16に示すように、印刷部59でA面画像を印刷された表面印刷済み用紙7Aは、その先端部をすれ違いガイド板18に設けられたクランパ19で挟持された状態での、すれ違いガイド板18の左下方向への移動によって、再給紙搬送装置14上方の位置に案内・搬送される。
この時、既に再給紙搬送装置14の搬送ベルト16a,16b上にある表面印刷済み用紙7Bの搬送が終了した後、搬送ベルト16a,16bによる搬送は停止状態にあり、また吸引ファン17は作動している状態となっており、表面印刷済み用紙7Aを吸引するのを待っている状態にある。
(ステップ3)
図17に示すように、クランパ19で挟持されて、再給紙搬送装置14の搬送ベルト16a,16b上に案内・搬送された表面印刷済み用紙7Bは、その自重と吸引ファン17の吸引力によって、搬送ベルト16a,16b上に吸引・保持される。この時、搬送ベルト16a,16bによる搬送は停止状態に、吸引ファン17は作動状態にある。
(ステップ4)
図17の状態において、所定時間待機した後(この間に表面印刷済み用紙7Bが搬送ベルト16a,16b上に確実に吸引・保持される)、クランパ19の開放動作を行い、図18に示すように表面印刷済み用紙7Bを開放し、表面印刷済み用紙7Bを開放した後、搬送ベルト部27a,27bを作動させ再給紙を開始する。再給紙搬送装置14の搬送ベルト16a,16b上にあった表面印刷済み用紙7Bは、駆動部33a,33bの駆動再開による搬送ベルト部27a,27bの作動によって再給紙方向X(図において右方向)に搬送され、表面印刷済み用紙7Bはその先端がストッパ20に突き当たり、先端位置を位置決めされた状態で停止する。
図17に示すように、クランパ19で挟持されて、再給紙搬送装置14の搬送ベルト16a,16b上に案内・搬送された表面印刷済み用紙7Bは、その自重と吸引ファン17の吸引力によって、搬送ベルト16a,16b上に吸引・保持される。この時、搬送ベルト16a,16bによる搬送は停止状態に、吸引ファン17は作動状態にある。
(ステップ4)
図17の状態において、所定時間待機した後(この間に表面印刷済み用紙7Bが搬送ベルト16a,16b上に確実に吸引・保持される)、クランパ19の開放動作を行い、図18に示すように表面印刷済み用紙7Bを開放し、表面印刷済み用紙7Bを開放した後、搬送ベルト部27a,27bを作動させ再給紙を開始する。再給紙搬送装置14の搬送ベルト16a,16b上にあった表面印刷済み用紙7Bは、駆動部33a,33bの駆動再開による搬送ベルト部27a,27bの作動によって再給紙方向X(図において右方向)に搬送され、表面印刷済み用紙7Bはその先端がストッパ20に突き当たり、先端位置を位置決めされた状態で停止する。
(ステップ5)
次いで、図19に示すように、再給紙コロ21の押し上げ動作により表面印刷済み用紙7Bの先端はストッパ20から外れ、搬送可能な状態になる。この間、プレスローラ12は印刷ドラム1の周速度と同じ周速度にて回転駆動されており、再給紙コロ21によって押し当てられた表面印刷済み用紙7Bはプレスローラ12の搬送力を受けて搬送される。
表面印刷済み用紙7Bを介して再給紙コロ21がプレスローラ12に押し付けられると、搬送ベルト部27a,27bの搬送ベルト16a,16bも搬送を再開し、表面印刷済み用紙7Bの搬送を行う。このように、再給紙コロ21によってプレスローラ12に押し当てられた表面印刷済み用紙7Bの搬送は、プレスローラ12と搬送ベルト部27a,27bによって行われる。再給紙コロ21の下流近傍から印刷ドラム1とプレスローラ12のニップ分手前までの範囲にかけては、表面印刷済み用紙7Bはガイド部材22によって案内される。
次いで、図19に示すように、再給紙コロ21の押し上げ動作により表面印刷済み用紙7Bの先端はストッパ20から外れ、搬送可能な状態になる。この間、プレスローラ12は印刷ドラム1の周速度と同じ周速度にて回転駆動されており、再給紙コロ21によって押し当てられた表面印刷済み用紙7Bはプレスローラ12の搬送力を受けて搬送される。
表面印刷済み用紙7Bを介して再給紙コロ21がプレスローラ12に押し付けられると、搬送ベルト部27a,27bの搬送ベルト16a,16bも搬送を再開し、表面印刷済み用紙7Bの搬送を行う。このように、再給紙コロ21によってプレスローラ12に押し当てられた表面印刷済み用紙7Bの搬送は、プレスローラ12と搬送ベルト部27a,27bによって行われる。再給紙コロ21の下流近傍から印刷ドラム1とプレスローラ12のニップ分手前までの範囲にかけては、表面印刷済み用紙7Bはガイド部材22によって案内される。
(ステップ6)
図20および図21において、先端検知センサ26a,26bにより表面印刷済み用紙7Bの先端を検知されると、制御手段50A(CPU51A)は所定時間に対する表面印刷済み用紙7Bの送り量の増減分を瞬間的に計算し、左右の搬送ベルト部27a,27b部で、それぞれ補正を行い、用紙送り量の補正制御を行う。
すなわち、図21に示すように、右側の先端検知センサ26bによって検知された右側の表面印刷済み用紙7Bbの先端の検知タイミングが早い場合には、制御手段50A(CPU51A)は右側の表面印刷済み用紙7Bbの送りが早い(送り量が多い)と判断して、表面印刷済み用紙7Bの左右の先端位置が少なくとも印刷部59のニップ部に到達する前に左右の先端位置が揃えるべく、搬送ベルト16bの搬送速度を遅く(減速)するように、右側の駆動部33bのベルト搬送モータ34bに供給するパルスの間隔を広くしていく(パルス周波数を漸次粗にしていく)制御が行われる。
これとは反対に、左側の先端検知センサ26aによって検知された左側の表面印刷済み用紙7Baの先端の検知タイミングが遅い場合には、制御手段50A(CPU51A)は左側の表面印刷済み用紙7Baの送りが遅い(送り量が少ない)と判断して、表面印刷済み用紙7Bの左右の先端位置が少なくとも印刷部59のニップ部に到達する前に左右の先端位置が揃えるべく、搬送ベルト16aの搬送速度を早く(増速)するように、左側の駆動部33aのベルト搬送モータ34aに供給するパルスの間隔を狭くしていく(パルス周波数を漸次密にしていく)制御が行われる。
上述の表面印刷済み用紙7Bの左右での送り量の調整により、少なくとも印刷部59のニップ部に到達する前に、表面印刷済み用紙7Bの左右両側でその先端が揃う状態となる。以降の動作は、上述の基本的な動作と同様に行われる。
図20および図21において、先端検知センサ26a,26bにより表面印刷済み用紙7Bの先端を検知されると、制御手段50A(CPU51A)は所定時間に対する表面印刷済み用紙7Bの送り量の増減分を瞬間的に計算し、左右の搬送ベルト部27a,27b部で、それぞれ補正を行い、用紙送り量の補正制御を行う。
すなわち、図21に示すように、右側の先端検知センサ26bによって検知された右側の表面印刷済み用紙7Bbの先端の検知タイミングが早い場合には、制御手段50A(CPU51A)は右側の表面印刷済み用紙7Bbの送りが早い(送り量が多い)と判断して、表面印刷済み用紙7Bの左右の先端位置が少なくとも印刷部59のニップ部に到達する前に左右の先端位置が揃えるべく、搬送ベルト16bの搬送速度を遅く(減速)するように、右側の駆動部33bのベルト搬送モータ34bに供給するパルスの間隔を広くしていく(パルス周波数を漸次粗にしていく)制御が行われる。
これとは反対に、左側の先端検知センサ26aによって検知された左側の表面印刷済み用紙7Baの先端の検知タイミングが遅い場合には、制御手段50A(CPU51A)は左側の表面印刷済み用紙7Baの送りが遅い(送り量が少ない)と判断して、表面印刷済み用紙7Bの左右の先端位置が少なくとも印刷部59のニップ部に到達する前に左右の先端位置が揃えるべく、搬送ベルト16aの搬送速度を早く(増速)するように、左側の駆動部33aのベルト搬送モータ34aに供給するパルスの間隔を狭くしていく(パルス周波数を漸次密にしていく)制御が行われる。
上述の表面印刷済み用紙7Bの左右での送り量の調整により、少なくとも印刷部59のニップ部に到達する前に、表面印刷済み用紙7Bの左右両側でその先端が揃う状態となる。以降の動作は、上述の基本的な動作と同様に行われる。
上述したように、第2の実施形態によれば、再給紙搬送装置14において用紙幅方向Yの左右両側に独立して駆動可能な搬送ベルト部27a,27bを配置し、さらに再給紙コロ21よりも再給紙方向Xの下流側であって印刷ドラム1の近傍(印刷部59のニップ部近傍)に搬送ベルト16a,16bに対応して先端検知センサ26a,26bを左右に配置するとともに、先端検知センサ26a,26bからの出力信号および操作パネル40からの印刷速度設定値に係る出力信号に基づいて、各先端検知センサ26a,26bに対応した搬送ベルト16a,16bによる表面印刷済み用紙7Bの送り量を調整するように(搬送ベルト16a,16bの搬送速度を変更するように)、各駆動部33a,33bのベルト駆動モータ34a,34bを制御する制御手段50Aを有することにより、表面の印刷が行われた後に、再給紙搬送装置14に搬送されてきた表面印刷済み用紙7Aに印刷ドラム1からの剥がれ方等によって生じるスキューや、搬送ベルト16a、16bの吸引状態や吸引搬送力のバラツキによって搬送中に表面印刷済み用紙7Bに生じるスキュー、さらには再給紙コロ21で再給紙を行った時に再給紙コロ21の圧のバラツキによって生じるスキュー、ならびに表面印刷済み用紙7Bのスリップによる画像位置のズレであるレジストも修正・補正することができる。
上述したように、第2の実施形態では、再給紙コロ12をプラスローラ12に押し付けたままにして、表面印刷済み用紙7Bの搬送を、プレスローラ12と搬送ベルト部27a,27bによって行うようにしたが、これに限らず、表面印刷済み用紙7Bの先端をストッパ20から外した後で、あるいは、所定時間の後に表面印刷済み用紙7Bを介して再給紙コロ21のプレスローラ12への押し付け・押圧を解除するようにしてもよい。
この場合、制御手段50Aに対して、表面印刷済み用紙7Bを介して再給紙コロ21をプレスローラ12に押し付け・押圧した後、該押圧を解除させるように図示しない再給紙コロ21のプレスローラ12への接離機構(例えば特許文献4の図5に示されている再給紙レジスト接離手段(70)のソレノイド(73))を制御する機能を付与してもよい。
このように構成することで、上記スキュー補正の動作を搬送ベルト部27a,27bで行う時、再給紙コロ21の押圧の影響を受けないために、スキューの補正をより効率よく行うことができる。さらには、プレスローラ12に押し付けて搬送することが少なくなるので、印刷画像の汚れを防止することもできる。
この場合、制御手段50Aに対して、表面印刷済み用紙7Bを介して再給紙コロ21をプレスローラ12に押し付け・押圧した後、該押圧を解除させるように図示しない再給紙コロ21のプレスローラ12への接離機構(例えば特許文献4の図5に示されている再給紙レジスト接離手段(70)のソレノイド(73))を制御する機能を付与してもよい。
このように構成することで、上記スキュー補正の動作を搬送ベルト部27a,27bで行う時、再給紙コロ21の押圧の影響を受けないために、スキューの補正をより効率よく行うことができる。さらには、プレスローラ12に押し付けて搬送することが少なくなるので、印刷画像の汚れを防止することもできる。
(第3の実施形態)
図22および図23を参照して、本発明の第3の実施形態を説明する。
第3の実施形態の両面印刷装置は、第1の実施形態のそれと比較して、第1の実施形態の構成に付加して、再給紙コロ22よりも再給紙搬送方向Xの下流側であって印刷ドラム1の近傍に、2本の搬送ベルト16a,16bに対応して配置され、搬送ベルト16a,16bにより搬送されてくる表面印刷済み用紙7Bの先端を検知する2つの第2の先端検知手段としての先端検知センサ26a,26bを用いる点、および制御手段50に代えた制御手段50Bを用いる点が主に相違する。第3の実施形態の両面印刷装置は、上記相違点以外は第1の実施形態のそれと同様である。
図22および図23を参照して、本発明の第3の実施形態を説明する。
第3の実施形態の両面印刷装置は、第1の実施形態のそれと比較して、第1の実施形態の構成に付加して、再給紙コロ22よりも再給紙搬送方向Xの下流側であって印刷ドラム1の近傍に、2本の搬送ベルト16a,16bに対応して配置され、搬送ベルト16a,16bにより搬送されてくる表面印刷済み用紙7Bの先端を検知する2つの第2の先端検知手段としての先端検知センサ26a,26bを用いる点、および制御手段50に代えた制御手段50Bを用いる点が主に相違する。第3の実施形態の両面印刷装置は、上記相違点以外は第1の実施形態のそれと同様である。
図23に示す制御手段50Bは、第1の実施形態における制御手段50と比較して、CPU51に代えたCPU51Bを用いる点、ROM52に代えたROM52Bを用いる点、RAM53に代えたRAM53Bを用いる点が主に相違し、第1の実施形態と同様のマイクロコンピュータを具備している。
制御手段50Bは、第1の実施形態と同様に、再給紙搬送装置14を除く上記した両面印刷装置全体の各部・装置を制御しているメイン制御手段(図示せず)とシリアル通信可能に接続されている。制御手段50BのCPU51B(以下、説明の簡明化を図るため、単に「制御手段50B」ともいう)は、両面印刷装置の印刷速度を設定する印刷速度設定キー等を備えた操作パネル40からの印刷速度設定値に係る出力信号、第1の先端検知手段としての先端検知センサ25a,25b、先端検知センサ26a,26bからの出力信号およびこれらの入力信号と照合する態様でROM52Bから呼び出された動作プログラムや関係データに基づいて、ベルト駆動モータ34a,34bの作動を制御する基本的な機能を有する。
制御手段50Bは、第1の実施形態と同様に、再給紙搬送装置14を除く上記した両面印刷装置全体の各部・装置を制御しているメイン制御手段(図示せず)とシリアル通信可能に接続されている。制御手段50BのCPU51B(以下、説明の簡明化を図るため、単に「制御手段50B」ともいう)は、両面印刷装置の印刷速度を設定する印刷速度設定キー等を備えた操作パネル40からの印刷速度設定値に係る出力信号、第1の先端検知手段としての先端検知センサ25a,25b、先端検知センサ26a,26bからの出力信号およびこれらの入力信号と照合する態様でROM52Bから呼び出された動作プログラムや関係データに基づいて、ベルト駆動モータ34a,34bの作動を制御する基本的な機能を有する。
ROM52Bには、ROM52およびROM52Aに係る動作プログラム、および必要な関係データ等が予め記憶されており、この動作プログラムはCPU51Bによって適宜呼び出される。RAM53Bは、CPU51Bの計算結果を一時的に記憶する機能、先端検知センサ25a,25b、先端検知センサ26a,26bから入力されたオン/オフ信号を随時記憶する機能等を有している。
制御手段50B(CPU51B)は、先端検知センサ25a,25bからの出力信号および操作パネル40からの印刷速度設定値に係る出力信号に基づいて、各先端検知センサ25a,25bに対応した搬送ベルト16a,16bによる搬送を停止するように各駆動部33a,33bのベルト駆動モータ34a,34bを制御した後、先端検知センサ26a,26bからの出力信号および操作パネル40からの印刷速度設定値に係る出力信号に基づいて、各先端検知センサ26a,26bに対応した搬送ベルト16a,16bによる搬送速度を変更して、表面印刷済み用紙7Bの送り量を調整するように各駆動部33a,33bのベルト駆動モータ34a,34bを制御する機能を有する。
制御手段50B(CPU51B)は、先端検知センサ25a,25bからの出力信号および操作パネル40からの印刷速度設定値に係る出力信号に基づいて、各先端検知センサ25a,25bに対応した搬送ベルト16a,16bによる搬送を停止するように各駆動部33a,33bのベルト駆動モータ34a,34bを制御した後、先端検知センサ26a,26bからの出力信号および操作パネル40からの印刷速度設定値に係る出力信号に基づいて、各先端検知センサ26a,26bに対応した搬送ベルト16a,16bによる搬送速度を変更して、表面印刷済み用紙7Bの送り量を調整するように各駆動部33a,33bのベルト駆動モータ34a,34bを制御する機能を有する。
本実施形態の主要部に係る再給紙搬送装置14による再給紙動作は、第1および第2の実施形態を組合わせた内容となり、当業者ならば容易に理解して実施できるから、その説明を省略する。
本実施形態によれば、第1および第2の実施形態の効果を奏することは元より、第1の実施形態によるスキュー修正・補正後において、第2の実施形態によるスキュー修正・補正が連続的に行われるので、例えば第1の実施形態で完全に修正されないような比較的大きなスキューも修正・補正することが可能となり、より効果的にスキューやレジストの補正を行うことが可能となる。
以上述べたとおり、本発明を特定の実施形態および変形例等について説明したが、本発明が開示する技術的範囲は、上述した実施形態および変形例等に例示されているものに限定されるものではなく、それらを適宜組み合わせて構成してもよく、本発明の範囲内において、その必要性および用途等に応じて種々の実施形態や変形例あるいは実施例を構成し得ることは当業者ならば明らかである。
本実施形態によれば、第1および第2の実施形態の効果を奏することは元より、第1の実施形態によるスキュー修正・補正後において、第2の実施形態によるスキュー修正・補正が連続的に行われるので、例えば第1の実施形態で完全に修正されないような比較的大きなスキューも修正・補正することが可能となり、より効果的にスキューやレジストの補正を行うことが可能となる。
以上述べたとおり、本発明を特定の実施形態および変形例等について説明したが、本発明が開示する技術的範囲は、上述した実施形態および変形例等に例示されているものに限定されるものではなく、それらを適宜組み合わせて構成してもよく、本発明の範囲内において、その必要性および用途等に応じて種々の実施形態や変形例あるいは実施例を構成し得ることは当業者ならば明らかである。
1 印刷ドラム
2 製版装置
3 マスタ
7 印刷用紙(シート状記録媒体の一例)
7A,7B 表面印刷済み用紙
7C 両面印刷された用紙
12 プレスローラ(押圧手段・押圧部材)
14 再給紙搬送装置(再給送搬送手段)
16a、16b 搬送ベルト(再給送搬送手段を構成する無端ベルト)
20 ストッパ(再給送位置決め手段・再給送位置決め部材)
21 再給紙コロ(再給送レジスト手段・再給送レジスト部材)
22 ガイド部材(再給送案内手段・再給紙案内部材)
27a,27b 搬送ベルト部(再給送搬送手段)
33a,33b 駆動部(駆動手段)
34a,34b ベルト駆動モータ(パルス入力で駆動するモータ)
50,50A,50B 制御手段
51,51A,51B CPU
59 印刷部
60 給紙装置・給紙部
61 再給紙手段・再給紙部(再給送手段)
62 ベルト式吸着搬送装置
63 排紙部
X 再給紙方向(再給送方向)
Y 用紙幅方向(シート幅方向)
2 製版装置
3 マスタ
7 印刷用紙(シート状記録媒体の一例)
7A,7B 表面印刷済み用紙
7C 両面印刷された用紙
12 プレスローラ(押圧手段・押圧部材)
14 再給紙搬送装置(再給送搬送手段)
16a、16b 搬送ベルト(再給送搬送手段を構成する無端ベルト)
20 ストッパ(再給送位置決め手段・再給送位置決め部材)
21 再給紙コロ(再給送レジスト手段・再給送レジスト部材)
22 ガイド部材(再給送案内手段・再給紙案内部材)
27a,27b 搬送ベルト部(再給送搬送手段)
33a,33b 駆動部(駆動手段)
34a,34b ベルト駆動モータ(パルス入力で駆動するモータ)
50,50A,50B 制御手段
51,51A,51B CPU
59 印刷部
60 給紙装置・給紙部
61 再給紙手段・再給紙部(再給送手段)
62 ベルト式吸着搬送装置
63 排紙部
X 再給紙方向(再給送方向)
Y 用紙幅方向(シート幅方向)
Claims (8)
- その回転方向に沿って第1の製版画像と第2の製版画像とが並んで形成された両面印刷用の製版済みマスタを巻装した印刷ドラムに、該印刷ドラムに対して相対的に接離自在な押圧手段により、給送されてきたシート状記録媒体の表面を押し付けて第1の製版画像および第2の製版画像のうちの一方を印刷し、この印刷で得た表面印刷済みシート状記録媒体を再給送手段により一時的に保持した後、上記押圧手段に向けて再給送し、該押圧手段により反転させつつ表面印刷済みシート状記録媒体の裏面を上記印刷ドラムに押し付けて第1の製版画像および第2の製版画像のうちの他方を印刷することによって、両面印刷を連続的に行うことが可能な両面印刷装置において、
上記再給送手段は、表面印刷済みシート状記録媒体の幅方向における少なくとも両側に配置され、表面印刷済みシート状記録媒体を上記押圧手段に向けて搬送する少なくとも2つの再給送搬送手段を備えており、
上記各再給送搬送手段に対応して配置され、該各再給送搬送手段を駆動する少なくとも2つの駆動手段と、
上記各再給送搬送手段よりも再給送搬送方向の下流側近傍に上記各再給送搬送手段に対応して配置され、上記各再給送搬送手段により搬送されてくる表面印刷済みシート状記録媒体の先端を検知する少なくとも2つの先端検知手段と、
上記各先端検知手段からの出力信号に基づいて、上記各先端検知手段に対応した上記再給送搬送手段による搬送を停止するように上記各再給送搬送手段に対応した上記駆動手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする両面印刷装置。 - 請求項1記載の両面印刷装置において、
上記再給送手段は、上記各再給送搬送手段と上記各先端検知手段との間に配置され、上記各再給送搬送手段により搬送されてくる表面印刷済みシート状記録媒体の先端を位置決めする再給送位置決め手段を備えていることを特徴とする両面印刷装置。 - その回転方向に沿って第1の製版画像と第2の製版画像とが並んで形成された両面印刷用の製版済みマスタを巻装した印刷ドラムに、該印刷ドラムに対して相対的に接離自在な押圧手段により、給送されてきたシート状記録媒体の表面を押し付けて第1の製版画像および第2の製版画像のうちの一方を印刷し、この印刷で得た表面印刷済みシート状記録媒体を再給送手段により一時的に保持した後、上記押圧手段に向けて再給送し、該押圧手段により反転させつつ表面印刷済みシート状記録媒体の裏面を上記印刷ドラムに押し付けて第1の製版画像および第2の製版画像のうちの他方を印刷することによって、両面印刷を連続的に行うことが可能な両面印刷装置において、
上記再給送手段は、表面印刷済みシート状記録媒体の幅方向における少なくとも両側に配置され、表面印刷済みシート状記録媒体を上記押圧手段に向けて搬送する少なくとも2つの再給送搬送手段と、該各再給送搬送手段により搬送されてくる表面印刷済みシート状記録媒体の先端を位置決めする再給送位置決め手段と、該再給送位置決め手段の近傍に配設され、該再給送位置決め手段により位置決め停止された表面印刷済みシート状記録媒体の停止状態を所定のタイミングで解除して表面印刷済みシート状記録媒体を上記押圧手段に押し付ける再給送レジスト手段とを備えており、
上記少なくとも2つの再給送搬送手段をそれぞれ独立して駆動する少なくとも2つの駆動手段と、
上記再給送位置決め手段よりも再給送搬送方向の下流側における上記印刷ドラムの近傍に上記少なくとも2つの再給送搬送手段に対応して配置され、上記少なくとも2つの再給送搬送手段により搬送されてくる表面印刷済みシート状記録媒体の先端を検知する少なくとも2つの第2の先端検知手段と、
上記各第2の先端検知手段からの出力信号に基づいて、上記各第2の先端検知手段に対応した上記再給送搬送手段による搬送速度を変更して、表面印刷済みシート状記録媒体の送り量を調製するように上記各再給送搬送手段に対応した上記駆動手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする両面印刷装置。 - その回転方向に沿って第1の製版画像と第2の製版画像とが並んで形成された両面印刷用の製版済みマスタを巻装した印刷ドラムに、該印刷ドラムに対して相対的に接離自在な押圧手段により、給送されてきたシート状記録媒体の表面を押し付けて第1の製版画像および第2の製版画像のうちの一方を印刷し、この印刷で得た表面印刷済みシート状記録媒体を再給送手段により一時的に保持した後、上記押圧手段に向けて再給送し、該押圧手段により反転させつつ表面印刷済みシート状記録媒体の裏面を上記印刷ドラムに押し付けて第1の製版画像および第2の製版画像のうちの他方を印刷することによって、両面印刷を連続的に行うことが可能な両面印刷装置において、
上記再給送手段は、表面印刷済みシート状記録媒体の幅方向における少なくとも両側に配置され、表面印刷済みシート状記録媒体を上記押圧手段に向けて搬送する少なくとも2つの再給送搬送手段と、該各再給送搬送手段により搬送されてくる表面印刷済みシート状記録媒体の先端を位置決めする再給送位置決め手段とを備えており、
上記少なくとも2つの再給送搬送手段をそれぞれ独立して駆動する少なくとも2つの駆動手段と、
上記各再給送搬送手段よりも再給送搬送方向の下流側近傍に上記各再給送搬送手段に対応して配置され、上記各再給送搬送手段により搬送されてくる表面印刷済みシート状記録媒体の先端を検知する少なくとも2つの第1の先端検知手段と、
上記再給送位置決め手段よりも再給送搬送方向の下流側における上記印刷ドラムの近傍に上記少なくとも2つの再給送搬送手段に対応して配置され、上記少なくとも2つの再給送搬送手段により搬送されてくる表面印刷済みシート状記録媒体の先端を検知する少なくとも2つの第2の先端検知手段と、
上記各第1の先端検知手段からの出力信号に基づいて、上記各第1の先端検知手段に対応した上記再給送搬送手段による搬送を停止するように上記各再給送搬送手段に対応した上記駆動手段を制御した後、上記各第2の先端検知手段からの出力信号に基づいて、上記各第2の先端検知手段に対応した上記再給送搬送手段による搬送速度を変更して、表面印刷済みシート状記録媒体の送り量を調製するように上記各再給送搬送手段に対応した上記駆動手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする両面印刷装置。 - 請求項3または4記載の両面印刷装置において、
表面印刷済みシート状記録媒体を介して上記再給送レジスト手段を上記押圧手段に押圧した後、該押圧を解除させることを特徴とする両面印刷装置。 - 請求項1ないし5の何れか一つに記載の両面印刷装置において、
上記少なくとも2つの再給送搬送手段は、表面印刷済みシート状記録媒体の幅方向における両側に配置された2つであることを特徴とする両面印刷装置。 - 請求項1ないし6の何れか一つに記載の両面印刷装置において、
上記少なくとも2つの駆動手段は、パルス入力で駆動するモータからなることを特徴とする両面印刷装置。 - 請求項1ないし7の何れか一つに記載の両面印刷装置において、
上記少なくとも2つの再給送搬送手段は、空気吸引力を受けながら表面印刷済みシート状記録媒体を搬送する無端ベルトからなることを特徴とする両面印刷装置。
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