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JP2008265189A - 偽造防止用印刷物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 紙幣、パスポート、有価証券、カード、その他の貴重印刷物の意匠とすべく偽造防止効果を有する印刷物が求められている。
【解決手段】 基材上の少なくとも一部又は全部に、規則的に配置された複数の画線により構成された二つの模様を有する印刷物であって、二つの模様は、特定の波長において吸収又は励起する材料で印刷された第1の模様と、特定の波長においては吸収又は励起しない材料で印刷された第2の模様とから成り、第1の模様及び第2の模様は、画線幅の変化又は画線の配置により構成され、第2の模様を構成している画線は、第1の模様を構成している画線の画線内に重畳して配置されていることを特徴とする偽造防止用印刷物。
【選択図】 図11

Description

本発明は、紙幣、パスポート、有価証券、カード、その他の貴重印刷物を含む偽造防止及び改ざん防止機能が必要とされる印刷物に利用されるものである。
近年、カラー複写機の高画質化及びカラー製版技術のコンピュータ化に伴い、紙幣及び有価証券類の偽造手段が多様化する傾向にある。特に、印刷産業分野で使用される画像入出力機器の解像度が著しく向上し、有価証券類に使用されている細線や微小文字の抽出が容易になってきた。このことは、単に4色の網点構成から成る一般商業印刷法による偽造だけではなく、現在の有価証券の多くに採用されている地紋、彩紋又はレリーフ模様等白黒2値で構成されたものが、スキャナ等の入出力機器により、高精度に抽出が可能となり、特色版を多用した本格的な偽造券が増えてきた。
そこで近年の偽造に対応すべく、本出願人が先に出願した特開2003−136828では、2種類の網点画像を同一平面上に均等配置する場合において、一般の商業印刷で使用されている赤外線吸収色素を含まないシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)と、赤外線吸収色素を含むブラック(Bk)のプロセスの基本4色インキを用いて、可視又は不可視画像を生成し、現在の写真製版装置では複製が不可能で、特殊鑑定装置等を用いない限り画像を認識することができない不可視画像を安価に印刷する網点印刷物及びその印刷方法を提供した。
しかし、紙幣、パスポート、有価証券、カード、その他の貴重印刷物の意匠は、偽造防止及び改ざん防止を目的として複雑な線群で意匠を構成しているのが一般的である。これにより、特開2003−136828は連続階調画像を表現することのみを目的とした単純な網点によるものであり、複雑な線群で意匠を構成する紙幣、パスポート、有価証券、カード、その他の貴重印刷物のデザインには不向きという問題もある。
特開2003−136828
上記の問題にかんがみ、紙幣、パスポート、有価証券、カード、その他の貴重印刷物の意匠とすべく偽造防止効果を有する印刷物が求められている。
すなわち、異なる意匠を備えた2種類の線群から成る偽造防止用印刷物において、第2の模様を構成している画線の画線幅は、第1の模様の最小画線幅以下となって合わさるように印刷されていることによって、第2の模様は第1の模様に隠蔽されて不可視とすることができる。これにより、第1の模様のみを認識し、第2の模様を認識するのは困難な印刷物を得ることを目的とする。
また、第1の模様を赤外線吸収色素を含まないインキで印刷し、第2の模様を赤外線吸収色素を含むインキで印刷し、該印刷物を赤外線カメラ等による赤外線視にて観察すると、第1の模様は認識できず、第2の模様のみを認識することを目的とする。
さらに、画線の画線幅の違いによって2階調又は連続階調で変化している可視の第1の模様と、潜像となっている不可視の第2の模様という異なる意匠を、同一印刷面上に設けることができ、可視光による目視と赤外線カメラ等による赤外線視とで、異なるそれぞれの意匠を認識することを目的とする。
本発明は、基材上の少なくとも一部又は全部に、規則的に配置された複数の画線により構成された二つの模様を有する印刷物であって、二つの模様は、特定の波長において吸収又は励起する材料で印刷された第1の模様と、特定の波長においては吸収又は励起しない材料で印刷された第2の模様とから成り、第1の模様及び第2の模様は、画線幅の変化又は画線の配置により構成され、第2の模様を構成している画線は、第1の模様を構成している画線の画線内に重畳して配置されていることを特徴とする偽造防止用印刷物である。
また、本発明における第1の模様は、第1の線群から成り、第2の模様は、画像の背景となる第2の線群と、画像を構成する第3の線群から成り、第2の線群と第3の線群のピッチの位相ずれにより第2の模様を形成していることを特徴とする偽造防止用印刷物である。
また、本発明における第1の模様を印刷する材料の特定の波長は、赤外線又は紫外線であることを特徴とする偽造防止用印刷物である。
また、本発明における第1の模様は、可視光下において第2の模様と等色又は濃度が高いことを特徴とする偽造防止用印刷物である。
また、本発明における第1の模様及び前記第2の模様を構成している画線は、万線、波万線、同心円万線又は波同心円万線であることを特徴とする偽造防止用印刷物である。
異なる意匠を備えた2種類の線群から成る偽造防止用印刷物において、第2の模様を構成している画線の画線幅が、第1の模様の最小画線幅以下となって合わさるように印刷されることによって、第2の模様は第1の模様に隠蔽されて不可視となることができる。これにより、第1の模様のみを認識し、第2の模様を認識するのは困難な印刷物を得ることができる。
また、第1の模様を赤外線吸収色素を含まないインキで印刷し、第2の模様を赤外線吸収色素を含むインキで印刷し、該印刷物を赤外線カメラ等により赤外線視すると、第1の模様は認識できず、第2の模様のみを認識することができる。
さらに、画線の画線幅の違いによって2階調又は連続階調で変化している可視の第1の模様と、潜像となっている不可視の第2の模様という異なる意匠を、同一印刷面上に設けることができ、可視光による目視と赤外線カメラ等による赤外線視とで異なるそれぞれの意匠を認識することができる。
本発明の偽造防止用印刷物は、基材上の少なくとも一部又は全部に線群を有し、それらの線群から成る第1の模様と第2の模様から成っている。第1の模様と第2の模様における印刷物上の位置関係は、第2の模様を構成している画線が第1の模様を構成している画線の画線幅内に配置するように合わさって印刷された印刷物である。
本発明の効果を一層高めるため、複数の画線が同ピッチで配置された万線(直万線、波万線、同心円万線又は波同心円万線等を含む。)状の第1の模様と、第1の模様の線が配置するピッチと同じ又は2倍のピッチで配置する万線(直万線、波万線、同心円万線又は波同心円万線等を含む。)状の第2の模様から成る2種類の線群であることが望ましい。
また、第1の模様を構成する画線の画線幅の違いによって、知覚的に認識できる文字、シンボルマーク等の任意の意匠性を有する画像を成し、第2の模様を構成する線においても画線幅の違い又は画線の配置によって、知覚的に認識できる文字及びシンボルマーク等の任意の意匠性を有する画像を成している。なお、第2の模様を構成している画線の最大画線幅は、第1の模様を構成している画線の最小画線幅以下であることから、第2の模様に備えられた任意の意匠は、第1の模様に完全に隠蔽されて不可視となっている。
さらに、第1の模様に赤外線吸収色素を含まないインキを用い、第2の模様に赤外線吸収色素を含むインキを用いる。これにより、可視光による目視と赤外線カメラ等による赤外線視とで、異なるそれぞれの意匠を認識することができる。なお、赤外線吸収色素に限らず、蛍光材料又は磁性材料等、各種機能性材料を用いても良い。
(実施例1)
以下、本発明の線群を作成するための基本的な構成をさらに詳細に説明するが、本発明の内容は、実施例の範囲に限定されるものではない。
図1は、第1の模様を示したものである。図1に示す模様1は、ピッチd1による規則的な配置を成す万線状の線群2である。線群2の画線幅の違いによって2階調又は連続階調となっていることによって、任意の意匠、例えば図1に示す文字「A」として視認できる。図1円内に示す部分拡大図のように、模様1の線群2は、最大画線幅w1と最小画線幅w2の違いによって文字「A」の意匠を構成している。この模様1は赤外線吸収色素を含まないインキで、かつ、可視光下において第2の模様に対して明度が低い(印刷濃度が高い)インキで印刷される。
図2は、第2の模様を示したものである。図2に示す模様3は、ピッチd1による規則的な配置を成す万線状の線群4である。線群4の画線幅の違いによって2階調又は連続階調となっていることによって、任意の意匠、例えば図2に示す文字「B」として視認できる。図2円内に示す部分拡大図のように、模様2の線群4は、最大画線幅w3と最小画線幅w4の違いによって文字「B」の意匠を構成している。この模様2は赤外線吸収色素を含むインキで、かつ、可視光下において第1の模様に対して明度が高い(印刷濃度が低い)インキで印刷される。
図3は、前述した第1の模様と第2の模様を印刷媒体P1上で刷り重ねた状態を示したものである。図3円内に示す部分拡大図のように、模様3の線群4の最大画線幅w3は、模様1の線群2の最小画線幅w2以下となっている。さらに、模様3の線群4は、模様1の線群2の最小画線幅w2の範囲内で合わさるように印刷されている。なお、模様1と模様3の刷り順については、印刷媒体上で模様3の上に模様1が刷られている状態が望ましいが、それぞれの模様の可視光下における明度差は模様3のほうが高い(印刷濃度が低い)ため、刷り順がその逆であっても構わない。
模様1と模様2が印刷媒体P1上で合わさることにより、図1に示す模様1のみが可視画像となっている。このとき、図2に示す模様3は、明度の低い(印刷濃度の高い)模様1に吸収されて不可視となっている。該印刷物を、赤外線カメラ等を用いて観察すると、図1に示す模様1が不可視画像となり、図2に示す模様3が可視となる。したがって、通常の肉眼視においては、模様1に備わった文字「A」が視認でき、赤外線カメラ等による赤外線視においては、模様3に備わった文字「B」が視認できるものである。
(実施例2)
図4は、実施例1と異なる表現の第2の模様を示したものである。なお、第1の模様については、実施例1と同じ構成となっているため、説明は省略する。図4に示す模様5は、万線状の線群6と線群7から成り、線群6と線群7のピッチd2は、模様1の線群2のピッチd1の2倍となっている。さらに、線群7は、図1に示した線群2のピッチd1と同ピッチにて線群6と交互に配置することによって文字「B」の意匠を構成している。この模様5は赤外線吸収色素を含むインキで、かつ、可視光下において第1の模様に対して明度が高い(印刷濃度が低い)インキで印刷される。
図5は、前述した第1の模様と第2の模様を印刷媒体P2上で刷り重ねた状態を示したものである。模様2の線群6と線群7の画線幅w5は、線群2の最小画線幅w2以下となっている。さらに、模様5の線群6と線群7は、模様1の線群2の最小画線幅w2の範囲内で合わさるように印刷されている。なお、模様1と模様5の刷り順については、印刷媒体上で模様5の上に模様1が刷られている状態が望ましいが、それぞれの模様の可視光下における明度差は模様5のほうが高い(印刷濃度が低い)ため、刷り順がその逆であっても構わない。
模様1と模様2が印刷媒体P2上で合わさることにより、図1に示す模様1のみが可視画像となっている。このとき、図4に示す模様5は、明度の低い(印刷濃度の高い)模様1に吸収されて不可視となっている。該印刷物を、赤外線カメラ等を用いて観察すると、図1に示す模様1が不可視画像となり、図4に示す模様5が可視となる。したがって、通常の肉眼視においては、模様1に備わった文字「A」が視認でき、赤外線カメラ等による赤外線視においては、模様3に備わった文字「B」が視認できるものである。
(実施例3)
図6は、第2の模様を示したものである。なお、第1の模様については、実施例1と同じ構成となっているため、説明は省略する。図6に示す模様8は、万線状の線群9と線群10から成り、線群9と線群10それぞれのピッチd2は、模様1の線群2のピッチd1の2倍となっている。線群9と線群10は、1/2ピッチの位相ずれ距離L1を構成している。これにより、例えば図6に示す文字「B」として視認できるレリーフ的な模様が表現されている。この模様8は赤外線吸収色素を含むインキで、かつ、可視光下において第2の模様に対して明度が高い(印刷濃度が低い)インキで印刷される。
図7は、第1の模様と第2の模様を印刷媒体P3上で刷り重ねた状態を示したものである。図7円内に示す部分拡大図のように、模様8の線群9と線群10の画線幅w6は、模様1の線群2の最小画線幅w2以下となっている。さらに、模様8の線群9と線群10は、模様1の線群2の最小画線幅w2の範囲内で合わさるように印刷されている。なお、模様1と模様3の刷り順については、印刷媒体上で模様8の上に模様1が刷られている状態が望ましいが、それぞれの模様の可視光下における明度差は模様3のほうが高い(印刷濃度が低い)ため、刷り順がその逆であっても構わない。
模様1と模様8が印刷媒体P3上で合わさることにより、図1に示す模様1のみが可視画像となっている。このとき、図6に示す模様8のレリーフ的な模様は、明度の低い(印刷濃度の高い)模様1に吸収されて不可視となっている。該印刷物を、赤外線カメラ等を用いて観察すると、図1に示す模様1が不可視画像となり、図6に示す模様8のレリーフ的な模様が可視となる。したがって、通常の肉眼視においては、模様1に備わった文字「A」が視認でき、赤外線カメラ等による赤外線視においては、模様8に備わった文字「B」が視認できるものである。
なお、本発明を実施するための最良の形態では、第1の模様に赤外線吸収色素を含まないインキを用い、第2の模様に赤外線吸収色素を含むインキを用いるとしているが、赤外線吸収色素に限らず、蛍光材料又は磁性材料等、各種機能性材料を用いても良い。
(実施例4)
次に、本発明における別の形態について図面を用いて説明する。まず、図8に示すような基本的な図形を用意する。仮相図形11は、例えば「さくら」の意匠となっている。仮相図形12及び仮相図形13は、例えば「S」の文字の意匠となっている。
図8に示された仮相図形11は、図9の赤外線吸収色素を含まないインキで印刷される模様14において、線群15に画線幅の変化の境界を設けて構成されている。模様14は、400μmピッチで構成した波万線状の線群であり、仮相図形11から成る画線幅の変化の境界によって、それを「さくら」として視認できる。また、本実施例では、仮相図形11の外側の線群15の画線幅を250μm、内側の線群15の画線幅を160μmとした。なお、線群15の画線幅の変化を設ける方法としては、今日では多種多様な方法が開示されている。例えば、エスコ・グラフィックス社(ベルギー)又はユラ社(ハンガリー)等から提供されている線作成アプリケーションを用いると容易に画線幅の変化を設けることができる。よって、本発明において模様14の作成方法は、何ら限定するものではない。
一方、図8に示された仮相図形12は、図10の赤外線吸収色素を含むインキで印刷される模様16において、「S」の文字の意匠の外側にある線群17を覆い隠している。併せて仮相図形13は、赤外線吸収色素を含むインキで印刷される模様16において、「S」の文字の意匠の内側にある線群18を覆い隠している。線群17と線群18は、800μmピッチで構成した波万線状の線群であり、模様14の400μmピッチの2倍となっている。さらに模様16は、線群17と、その線群17とは1/2ピッチとなる400μmピッチの位相ずれを成す線群18で構成され、線群17と線群18の位相ずれによって、「S」の文字の意匠として視認できるレリーフ的な模様の潜像が表現されている。すなわち、図9に示された模様14の線群15のピッチの1/2ピッチの位相ずれを有することによって、図10に示す模様16を成し、レリーフ的な模様の潜像を形成している。なお、本実施例で説明する模様16の作成方法としては、今日では多種多様な方法が開示されている。例えば、アドビ社(アメリカ)等から提供されているアプリケーションを用いると、仮相図形12及び仮相図形13をマスク・オブジェクトとして適用し、線群17と線群18をそれぞれレイヤーに分割し、かつ同色の設定にて容易に作成することができる。よって、本発明において模様16の作成方法は、何ら限定するものではない。
図11は、前述した模様14と模様16を印刷媒体P4上で刷り重ねた状態を示したものであり、模様16に模様14を刷り重ねていることによって、図9に示す模様14のみが可視画像となっている。このとき、図10に示す模様16のレリーフ的な模様の潜像は、模様14に隠蔽されて不可視となっている。
印刷媒体P4を詳しくみると、図11円内に示す部分拡大図のように、模様14の線群15は、最大画線幅w8と最小画線幅w7の違いによって「さくら」の意匠を成す仮相図形11を構成している。また、模様16の線群17及び線群18の画線幅w9は、模様14の線群15の最小画線幅w7以下となっている。さらに、模様16の線群17及び線群18は、模様14の線群15の最小画線幅w7の範囲内で合わさるように印刷されている。本実施例では、模様16は模様14によって隠蔽されるため、本実施例では線群17と線群18の画線幅を、模様14の線群15における最小画線幅160μmよりも細い80μmとした。
該印刷物を、赤外線カメラ等を用いて観察すると、図9に示す模様14が不可視画像となり、図10に示す模様16のレリーフ的な模様の潜像が可視となる。したがって、通常の肉眼視においては、模様14に備わった「さくら」の意匠が視認でき、赤外線カメラ等による赤外線視においては、模様16に備わった「S」の文字の意匠が視認できるものである。
前述のようにして得られた模様14及び模様16について、オフセット印刷機を用い、模様14を赤外線吸収色素を含まないインキで印刷し、模様16を赤外線吸収色素を含むインキで印刷することによって、可視光下では単色で印刷されているように認識される印刷物を得ることができる。また、該印刷物を赤外線カメラ等による赤外線視で観察すると、第1の模様14は認識できず、第2の模様16のみを視認することができる。
なお、本実施例では、波万線状の線群で説明したが、同ピッチで線が配置する万線であれば、直万線、波万線、同心円万線又は波同心円万線等何ら限定するものではない。また、印刷方法及び印刷媒体においても何ら限定するものではない。
実施例1における第1の模様を示した図。 実施例1における第2の模様を示した図。 実施例1において、第1の模様と第2の模様を印刷媒体P1上で刷り重ねた状態を示した図。 実施例2における第2の模様を示した図。 実施例2において、第1の模様と第2の模様を印刷媒体P1上で刷り重ねた状態を示した図。 実施例3における第2の模様を示した図。 実施例3において、第1の模様と第2の模様を印刷媒体P1上で刷り重ねた状態を示した図。 実施例4における仮想図形を示した図。 実施例4における第1の模様(赤外線吸収色素を含まないインキで印刷される模様14)を示した図。 実施例4における第2の模様(赤外線吸収色素を含むインキで印刷される模様16)を示した図。 実施例4において、第1の模様と第2の模様を印刷媒体P2上で刷り重ねた状態を示した図。
符号の説明
1 実施例1、2及び3における第1の模様
2 実施例1、2及び3における第1の模様を構成する線群
3 実施例1における第2の模様
4 実施例1における第2の模様を構成する線群
5 実施例2における第2の模様
6 実施例2における第2の模様を構成する第2の線群
7 実施例2における第2の模様を構成する第3の線群
8 実施例3における第2の模様
9 実施例3における第2の模様を構成する第2の線群
10 実施例3における第2の模様を構成する第3の線群
11 実施例4における第1の模様(仮相図形)
12 実施例4における第2の模様(仮相図形)
13 実施例4における第2の模様(仮相図形)
14 実施例4における第1の模様
15 実施例4における第1の模様を構成する線群
16 実施例4における第2の模様
17 実施例4における第2の模様を構成する第3の線群
18 実施例4における第2の模様を構成する第2の線群
L1 位相ずれの距離
P1、P2、P3、P4 印刷媒体
w1、w3、w8 最大画線幅
w2、w4、w7 最小画線幅
w5、w6、w9 画線幅

Claims (5)

  1. 基材上の少なくとも一部又は全部に、規則的に配置された複数の画線により構成された二つの模様を有する印刷物であって、前記二つの模様は、特定の波長において吸収又は励起する材料で印刷された第1の模様と、前記特定の波長においては吸収又は励起しない材料で印刷された第2の模様とから成り、前記第1の模様及び前記第2の模様は、画線幅の変化又は画線の配置により構成され、前記第2の模様を構成している画線は、前記第1の模様を構成している画線の画線内に重畳して配置されていることを特徴とする偽造防止用印刷物。
  2. 前記第1の模様は、第1の線群から成り、前記第2の模様は、画像の背景となる第2の線群と、画像を構成する第3の線群から成り、前記第2の線群と前記第3の線群のピッチの位相ずれにより前記第2の模様を形成していることを特徴とする請求項1記載の偽造防止用印刷物。
  3. 前記特定の波長は、赤外線又は紫外線であることを特徴とする請求項1又は2記載の偽造防止用印刷物。
  4. 前記第1の模様は、可視光下において前記第2の模様と等色又は濃度が高いことを特徴とする請求項1乃至3記載の偽造防止用印刷物。
  5. 前記第1の模様及び前記第2の模様を構成している画線は、万線、波万線、同心円万線又は波同心円万線であることを特徴とする請求項1乃至4記載の偽造防止用印刷物。
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