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JP2008247569A - コンテナ用クレーン - Google Patents

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JP2008247569A
JP2008247569A JP2007092344A JP2007092344A JP2008247569A JP 2008247569 A JP2008247569 A JP 2008247569A JP 2007092344 A JP2007092344 A JP 2007092344A JP 2007092344 A JP2007092344 A JP 2007092344A JP 2008247569 A JP2008247569 A JP 2008247569A
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Japan
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storage battery
container
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current
inverter
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JP2007092344A
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Shinya Kashiwasuga
信哉 栢菅
Hidekazu Harada
秀和 原田
Shoji Kawaguchi
昌治 川口
Soji Sato
宗史 佐藤
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Abstract

【課題】コンテナを短時間で吊り上げる作業をした場合でも、電力供給装置のディーゼルエンジンからの黒煙の発生を防止することができるコンテナ用クレーンを提供する。
【解決手段】ディーゼルエンジン3により発電機4を駆動する電力供給装置1において、コンバータ部7とインバータ部8の間に、蓄電池10の正極を電流切換手段9を介して接続し、その電流切換手段9が電動モータ5の状態に応じて前記蓄電池10に充放電させるように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は輸送用コンテナの積み替えを行うコンテナ用クレーンに関し、詳しくはコンテナ用クレーン各部の電動モータに電力を供給するディーゼルエンジン発電機から黒煙が発生しないようにしたコンテナ用クレーンに関する。
近年、物流の合理化のためにコンテナを用いた輸送が盛んに行われており、埠頭などに設けられたコンテナヤードなどにおいては、大型のコンテナ用クレーンを用いてのコンテナの積み替え作業が頻繁に行われている。コンテナ用クレーンの代表的なものとして、図6及び7に示すようなトランスファークレーンと呼ばれるものがある。このコンテナ用クレーン20は、2本の脚部21とそれらの上部に渡されたガーダ22からなる門型(橋型)の形状を有しており、コンテナ23と結合するスプレッダ24をヘッドブロック25を介してワイヤ26により巻き上げ又は巻き下げする回転ドラム27を備えたトロリー28が、ガーダ22上に横行可能に載置されている。これらの回転ドラム27やトロリー28などは、起動と停止を頻繁に繰り返すため大型の電動モータにより駆動されており、その電力は片方の脚部21に設置された電力供給装置29から供給されるようになっている。(特許文献1を参照。)
電力供給装置29は、図8に示すように、回転軸30により機械的に直結されたディーゼルエンジン31と発電機32から主に構成されている。このディーゼルエンジン30は、発電機31が電動モータに所定の周波数及び電圧(例えば、60Hz、AC440V)の電力を供給するように、一定の回転速度(例えば、1800rpm)で運転されている。
ところでコンテナ用クレーンの荷役作業は、図9に示すようにA地点からB地点への移動を例にとると、待機状態からのコンテナ23の吊り上げ(図9中のX)、吊り上げたコンテナ23の横行(図9中のY)、及びコンテナ23の吊り下げ(図9中のZ)の主に3つの工程から構成される。これらの工程のうちで、コンテナ23の吊り上げ工程と横行工程における電動モータの出力を詳細にみると、図10に実線で示すように、荷役作業中に大きく変動することが分かる。
ここで、上述した電動モータの供給電力及びそれに伴うディーゼルエンジンの回転速度は、電動モータの出力が最大となる巻上加速時に合わせて設定されている。そのため、電動モータの出力に応じて発電機の駆動回転数を調整して電力を供給することにより、ディーゼルエンジンの燃費を向上することが検討されている。
しかしながら、特にコンテナの吊り上げ工程においては、作業時間を短縮するために約2〜3秒間の極めて短時間でコンテナを吊り上げるような運転操作が行われているため、ディーゼルエンジンの回転速度を急速に増やして電動モータの出力を増加させる必要がある。そのため、コンテナの吊り上げ工程では、図10に斜線で示すように、ディーゼルエンジンにおける燃焼噴射量がエンジンの出力増加に対して過剰となるため、不完全燃焼による黒煙が発生して周辺環境を汚染してしまうという問題があった。
特開2003−137493号公報
本発明の目的は、コンテナを短時間で吊り上げる作業をした場合でも、電力供給装置のディーゼルエンジンからの黒煙の発生を防止することができるコンテナ用クレーンを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、ワイヤを介してコンテナを巻き上げ又は巻き下げする電動モータと、ディーゼルエンジンにより回転駆動される発電機とを備え、前記発電機と前記電動モータとをコンバータとインバータとを介して接続したコンテナ用クレーンにおいて、前記コンバータと前記インバータとの間に、蓄電池の正極を電流切換手段を介して接続し、前記電流切換手段が前記電動モータの状態に応じて前記蓄電池に充放電させるように構成したことを特徴とするコンテナ用クレーンである。
この電流切換手段は、前記電動モータが前記コンテナを巻き上げる時には前記蓄電池が放電するように電流の流れる向きを切り換え、前記電動モータが前記コンテナを巻き下げる時には前記蓄電池が充電するように電流の流れる向きを切り換えるようにすることが望ましい。
また、前記蓄電池の電圧と前記インバータの電圧とを比較して、前記蓄電池の電圧が高い場合には前記電流切換手段により前記蓄電池が放電するように電流の流れる向きを切り換え、前記蓄電池の電圧が低い場合には前記電流切換手段により前記蓄電池が充電するように電流の流れる向きを切り換える制御手段を備えてもよい。
本発明によれば、ワイヤを介してコンテナを巻き上げ又は巻き下げする電動モータと、ディーゼルエンジンにより回転駆動される発電機とを備え、前記発電機と前記電動モータとをコンバータとインバータとを介して接続したコンテナ用クレーンにおいて、前記コンバータと前記インバータとの間に、蓄電池の正極を電流切換手段を介して接続し、前記電流切換手段が前記電動モータの状態に応じて前記蓄電池に充放電させるように構成したので、コンテナを短時間で吊り上げる作業をした場合でも、電動モータの出力の一部を蓄電池から放電される電力で負担するので、電力供給装置のディーゼルエンジンの回転速度を燃料噴射量が適正になるまで低下させてディーゼルエンジンからの黒煙の発生を防止することができる
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
本発明のコンテナ用クレーンの電力供給装置の実施形態を図1に示す。
この電力供給装置1は、回転軸2により直結されたディーゼルエンジン3と発電機4、及びその発電機4に電気的に接続され電動モータ5に電力を供給するインバータ6を備えている。インバータ6は内部にコンバータ部7とインバータ部8を有しており、その間には電流切換手段9を介して蓄電池10の正極が接続されている。
ディーゼルエンジン3は、例えば700〜1800rpmの範囲で回転速度を変化させることができ、例えばドイツ社製のBFシリーズなどが用いられている。発電機4は、回転軸2を通じてディーゼルエンジン3により回転駆動され、所定の回転速度(例えば、1800rpm)のときに、電動モータ5の最大出力に対応する交流電力(例えば、周波数60Hz、AC440V)を供給することができる性能を有し、例えばニューエイジ社製の交流発電機などが用いられている。
インバータ6は、発電機4からの交流電力の電圧(例えば、440V)をコンバータ部7で直流電圧(例えば、600V)に変換した後に、インバータ部8において周波数変換することにより電動モータ5の出力を制御するものである。電流切換手段9は、蓄電池10に流れる電流の向きを変えるものであり、例えば600Vのような高電圧に耐えるようにチョッパ等を用いることが望ましい。また、この電流切換手段9に接続する蓄電池10は、複数台の鉛電池を直列に接続して構成することが望ましい。
このような構成の電力供給装置の作用を以下に示す。
コンテナの吊り上げ工程においては、図2に示すように、蓄電池10から電流が流れるように電流切換手段9により電流の向きを切り換える。これにより、蓄電池10から放電された直流電力11が、コンバータ部7で変換された発電機4からの直流電力12とともにインバータ部8から電動モータ5へ供給されることになる。このため、図3に斜線で示すような電動モータ5の出力の一部を蓄電池10から放電される電力が負担するため、発電機4の発電量を減らすことができるので、ディーゼルエンジン3の回転速度を燃料噴射量が適正となるレベルまで低下させることができる。それにより、コンテナ吊り上げ時におけるディーゼルエンジン3の出力は、図3に実線aで示す傾きとなり、噴射された燃料が完全燃焼するため黒煙の発生を防止することができる。
コンテナの吊り下げ工程では、図4に示すように、蓄電池10へ電流が流れるように電流切換手段9により電流の向きを切り換える。これにより、電動モータ5で発生した回生電力がインバータ部8を通じて蓄電池10へ流れるので、蓄電池10を充電することができる。この蓄電池10に充電された電力は、次のコンテナの吊り上げ工程において使用されることになる。
上記における電力切換手段の切り換え操作は、クレーンの運転手によるコンテナの吊り上げ又は吊り下げ作業と機械的又は電気的に連動させるのが望ましい。
本発明のコンテナ用クレーンの電力供給装置の別の実施形態を図5に示す。
この実施形態では、蓄電池10とインバータ6との間に電圧計14を設けるとともに、その電圧計14の測定結果に基づいて電流切換手段9を操作する制御装置15を備えている。制御装置15と電圧計14及び電流切換装置9は、有線又は無線により接続されている。
このような構成の電力供給装置の作用を以下に示す。
電圧計14が、蓄電池10の電圧よりもインバータ6の電圧が低くなったことを検知した場合には、制御装置15はコンテナの吊り上げ工程であると判断し、電流切換手段9を操作して蓄電池10が放電する向きに電流を流す。また、電圧計14が、蓄電池10の電圧よりもインバータ6の電圧が高くなったことを検知した場合には、制御装置15はコンテナの吊り下げ工程であると判断し、電流切換手段9を操作して蓄電池10が充電する向きに電流を流す。
このように構成することにより、外部から操作することなく電流切換手段を機能させることができるため、コンテナ吊り上げ時の黒鉛の発生防止に加えて、電力供給装置の信頼性の向上と構造の簡素化を図ることができる。
本発明の実施形態からなるコンテナ用クレーンの電力供給装置の構成図である。 コンテナの吊り上げ時における電力供給装置の作用の説明図である。 本発明を用いた場合における電動モータの出力変化図である。 コンテナの吊り下げ時における電力供給装置の作用の説明図である。 本発明の別の実施形態からなるコンテナ用クレーンの電力供給装置の構成図である。 コンテナ用クレーンの構造を示す正面図である。 コンテナ用クレーンの構造を示す側面図である。 コンテナ用クレーンのコンテナ荷役作業を説明する説明図である。 コンテナ用クレーンの電力供給装置の構造を示す側面図である。 コンテナの吊り上げ及び横行工程における電動モータの出力変化を示したグラフである。
符号の説明
1 電力供給装置
2 回転軸
3 ディーゼルエンジン
4 発電機
5 電動モータ
6 インバータ
7 コンバータ部
8 インバータ部
9 電流切換手段
10 蓄電池
11 蓄電池の放電電流
12 発電機の発電電流
13 回生電流
14 電圧計
15 制御装置

Claims (3)

  1. ワイヤを介してコンテナを巻き上げ又は巻き下げする電動モータと、ディーゼルエンジンにより回転駆動される発電機とを備え、前記発電機と前記電動モータとをコンバータとインバータとを介して接続したコンテナ用クレーンにおいて、
    前記コンバータと前記インバータとの間に、蓄電池の正極を電流切換手段を介して接続し、前記電流切換手段が前記電動モータの状態に応じて前記蓄電池に充放電させるように構成したコンテナ用クレーン。
  2. 前記電流切換手段が、前記電動モータが前記コンテナを巻き上げる時には前記蓄電池が放電するように電流の流れる向きを切り換え、前記電動モータが前記コンテナを巻き下げる時には前記蓄電池が充電するように電流の流れる向きを切り換える請求項1に記載のコンテナ用クレーン。
  3. 前記蓄電池の電圧と前記インバータの電圧とを比較して、前記蓄電池の電圧が高い場合には前記電流切換手段により前記蓄電池が放電するように電流の流れる向きを切り換え、前記蓄電池の電圧が低い場合には前記電流切換手段により前記蓄電池が充電するように電流の流れる向きを切り換える制御手段を備えた請求項1に記載のコンテナ用クレーン。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001163574A (ja) * 1999-12-10 2001-06-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd クレーン装置
JP2002338151A (ja) * 2001-05-17 2002-11-27 Mitsubishi Electric Corp エレベータ装置

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