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JP2008128631A - 空気と燃料の混合物を噴射する装置と、このような装置を備える燃焼チャンバ及びターボ機械 - Google Patents

空気と燃料の混合物を噴射する装置と、このような装置を備える燃焼チャンバ及びターボ機械 Download PDF

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JP2008128631A JP2007296303A JP2007296303A JP2008128631A JP 2008128631 A JP2008128631 A JP 2008128631A JP 2007296303 A JP2007296303 A JP 2007296303A JP 2007296303 A JP2007296303 A JP 2007296303A JP 2008128631 A JP2008128631 A JP 2008128631A
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ドウニ・ジヤン・モーリス・サンドウリ
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Abstract

【課題】従来技術による噴射装置の最大部品数をそのまま維持する新規の噴射装置アーキテクチャを提供すること。
【解決手段】本発明はターボ機械の分野に関し、空気と燃料の混合物をターボ機械の燃焼チャンバへ噴射する装置に関する。本発明はさらに詳しくは、燃焼チャンバの排出レベル及び再点火性能を改善することができ、同時に逆火を防止する付加的なベンチュリ(120)を備える新規の噴射装置(100)に関する。
【選択図】図4

Description

本発明はターボ機械の分野に関し、空気と燃料の混合物をターボ機械の燃焼チャンバへ噴射する装置に関する。
本発明はより詳しくは、燃焼チャンバの排出レベル及び再点火性能を改善することができ、同時に逆火を防止する新規の噴射装置に関する。
説明の残りの部分を通じて、「上流」又は「下流」という用語は、ガス流方向を基準として、軸方向に相対的に構造要素の位置を示すために使用されている。同様に、「内部」もしくは「半径方向内部」又は「外部」もしくは「半径方向外部」という用語は、ターボ機械の回転軸を基準として、半径方向に相対的に構造要素の位置を示すために使用されている。
ターボ機械は、空気が燃料と混合され、高温燃焼ガスを発生するように点火される燃焼チャンバに加圧空気を供給する1台以上の圧縮機を備える。高温燃焼ガスは、1台又は複数台の圧縮機を回転させ、たとえば、航空機に動力を供給するのに必要な仕事量を提供するために、このようにして得られたエネルギーを変換する1台以上のタービンに向かって燃焼の下流方向へ流れる。
典型的に、航空技術において使用される燃焼チャンバは、チャンバ端壁によって上流端で相互接続されている内壁及び外壁を備える。チャンバ端壁は、円周方向に離間した、それぞれが空気と燃料の混合物がチャンバへ供給されることを可能にする噴射装置を収容する複数個の開口を有する。各噴射装置は、特に、全てが1つに接合されている燃料噴射器、半径方向スワラ、ベンチュリ、ボウル、及び、デフレクタを備え、チャンバ端壁がデフレクタに固定されている。
燃焼チャンバは、圧縮機からの空気と混合された液体燃料が供給される。液体燃料は、液体燃料が細かい液滴に気化される噴射器によってチャンバまで供給される。気化は、ノズルを用いて噴射器において開始され、圧縮機から来る加圧空気の影響下でベンチュリ及びボウルにおいて続けられる。加圧空気は、一方で、噴射器によって霧状にされた燃料を回転させるために噴射装置の半径方向スワラの中を通り、他方で、ボウルのような噴射装置の種々の部分に形成されたオリフィスを通り抜ける。
FR2753779において説明されているように、噴霧化は、第1の事例では、1台以上の同時回転する半径方向スワラを通り抜ける加圧空気によって実現される。噴霧化は、その後、ボウルに形成されたオリフィスを通り抜け、半径方向スワラで作られた燃料の層を剪断する加圧空気によって下流で続けられる。
仏国特許第2753779号明細書
残念ながら、この噴射装置アーキテクチャは全てのエンジンに最適であるということではない。特に、ある特定の場合では、一方で、この噴射装置アーキテクチャは、待機モードにおいてガス排出量増加の原因となり、他方で、地上又は飛行中のある特定の動作条件においてエンジンの再点火能力を低下させることがある。
本発明の目的は、待機モードにおけるガス排出量を削減し、地上又は飛行中のエンジンの再点火能力を改善することを可能にし、同時に、たとえば、半径方向スワラの中のような、上流領域へ向かう逆化の可能性がないことを保証し、かつ、従来技術による噴射装置の最大部品数をそのまま維持する新規の噴射装置アーキテクチャを提供することである。
本発明は、ボウルの内側に配置され、ボウルの壁の特定の孔と関連付けられている付加的なベンチュリを含む噴射装置を提供することにより上記の問題を解決することを可能にする。
より詳細には、本発明は、空気と燃料の混合物をターボ機械の燃焼チャンバへ噴射する装置であって、Y軸周りの回転対称性を有し、第1のベンチュリが設けられ、軸方向速度V1で加圧空気を噴射装置の内側へ噴射し、同時に、加圧空気をY軸周りに回転させる1台以上の半径方向又は軸方向スワラに、環状カップによって、連結されている摺動ブッシュと、上流端、フレア状壁によって拡張されている円筒壁、及び、下流端を含み、半径方向スワラから軸方向に離されているボウルとがガス流方向の上流から下流に配置されている噴射装置に関する。この噴射装置は、噴射装置が、ボウルの上流端と同じレベルで軸方向に配置された上流端、ボウルの円筒壁と同軸状であり、末広型部分によって拡張されている円筒端、及び、下流端を備え、Y軸と同軸状にボウルの内側に配置された第2のベンチュリを含む点、ならびに、ボウルのフレア状壁が、規則的に円周状に分布している2列のオリフィスを設けられ、オリフィスの軸がボウルのフレア状壁と直交する平面に属し、スワラによって噴射された空気の回転方向と反対方向に接線勾配を有し、2列のオリフィスが軸方向速度V2で加圧空気を噴射し、噴射された加圧空気がスワラによって噴射された空気に対して逆回転する点で注目すべきである。
第2のベンチュリの全長及びボウルの全長は、好ましくは、第2のベンチュリの全長がボウルの全長の80から100%に相当するようにされている。
好ましくは、第2のベンチュリの円筒状部分の最大径はボウルのフレア状壁の最大径の70から80%に相当する。
有利には、ボウルのフレア状壁の第1列のオリフィスは、2列のオリフィスによって噴射された加圧空気の10から20%に相当する加圧空気の量を噴射し、ボウルのフレア状壁の第2列のオリフィスは、2列のオリフィスによって噴射された加圧空気の80から90%に相当する加圧空気の量を噴射する。
最後に、比V2/V1は有利には2から3である。
さらに、本発明は、内壁、外壁、及び、チャンバ端壁を備え、少なくとも1つのこのような噴射装置が設けられている燃焼チャンバにも関する。
本発明は、最終的に、このような燃焼チャンバが設けられているターボ機械に関する。
例示に限定されることなく与えられた好ましい実施形態の説明を考慮し、かつ、添付図面を参照することにより、本発明がよりよく理解され、本発明のその他の利点がより明瞭にわかるであろう。
図1は、ターボ機械1、たとえば、低圧圧縮機2、高圧圧縮機3、燃焼チャンバ4、低圧タービン5、及び、高圧タービン6を備える航空ジェットエンジンの全体の断面図を示す。燃焼チャンバ4は、環状型でもよく、ジェットエンジンの回転軸Xに関して半径方向に間隔をあけられ、上流端で環状チャンバ端壁8に連結されている2つの環状壁7によって画定されている。チャンバ端壁8は、規則的に円周方向に間隔をあけられている(図示せず)複数個の開口を有する。各開口には噴射装置が取り付けられている。燃焼ガスは燃焼チャンバ4内で下流へ流れ、その後、チャンバ端壁8の上流に配置されている圧縮機2及び3を個々に、2つのそれぞれのシャフト9及び10を用いて駆動するタービン5及び6を満たす。高圧圧縮機3は、空気を噴射装置へ供給し、燃焼チャンバ4の内側及び外側へ半径方向にそれぞれ配置されている2つの環状空間へも供給する。燃焼チャンバ4へ取り込まれた空気は、燃料の霧状化及び燃料の燃焼を助ける。燃焼チャンバ2の壁の外側を循環する空気は、壁の冷却を助け、タービンへ伝達される燃焼ガスを冷却するために希釈孔(図示せず)を通ってチャンバに入る。
図2は、回転対称性の軸がYと呼ばれ、上流から下流へ配置されている、環状カップ30によって半径方向スワラ40へ連結されている摺動ブッシュ20の中心に配置されている噴射器80を含む、従来技術による噴射装置100の例示的な実施形態の断面図を示す。半径方向スワラ40はベンチュリ50を含み、半径方向スワラの下流端によって、末広型円錐壁を有するボウル60に連結されている。ボウル60は、それ自体がデフレクタ70を介してチャンバ端壁8に連結されている。
燃焼チャンバ4は、圧縮機からの空気と混合された液体燃料が供給される。液体燃料は噴射器80によってチャンバまで供給される。噴射器80のヘッドとも呼ばれる下流端81は、噴射器のヘッド81の対称性の軸が摺動ブッシュの対称性の軸と一致するように、摺動ブッシュ20の中心で噴射装置100の内部に位置付けられている。各噴射器ヘッド81は、空気と燃料の混合物の気化の役割を担うノズル(図示せず)を含み、この混合物は、頂点角αをもつ円錐110の形で噴射器から出る。
図3は従来技術による噴射装置の詳細な略断面図を示す。
2つの半径方向スワラ41及び42の間に配置されているベンチュリ50は、遷移領域によって1つに接合されている収束型部分51a及び末広型部分51bから構成される可変的な輪郭を伴う内壁51を有し、ベンチュリは遷移領域で最小径を有する。遷移領域は、末広型部分54によって下流へ延長されている収束型円錐部分53に、半径方向内端を用いて連結されている半径方向に延在する環状部分52で構成されている。環状部分52は、ベンチュリ50を上流で半径方向スワラ41に連結し、下流で半径方向スワラ42に連結する。末広型部分54は外面55及び内面を含む。外面55は軸Yをもつ円筒形であり、内面はフレア状とし、ベンチュリの内壁51の末広型部分51bを構成する。
本明細書において説明されている例では、第2の半径方向スワラ42は、下流で、連結部品90を介してボウル60に連結されている。この連結を、中間部品を用いることなく、半径方向スワラ42とボウル60との間で直接的に行うことも同様に十分に可能である。ボウル60は、下流方向にフレア状壁62によって拡張されている円筒壁61を含む。ボウルの円筒壁61は、軸Yと同軸状に配置され、ベンチュリ50の末広型部分54を取り囲むので、第2の半径方向スワラ42で噴射された加圧空気を送る。ボウルのフレア状壁62は、高圧圧縮機3から来る空気が供給される複数個の空気取り入れ孔63を含む。上記壁は、その下流端に、半径方向外向きに延在する環状フランジ64が付加的に設けられている。ボウル60は、軸Yと同軸状であり、ボウル60をデフレクタ70に連結する円筒支持壁65をさらに含む。円筒支持壁65は環状フランジ64の直ぐ上流でフレア状壁62の下流端に連結され、ボウルの外側へ向かって半径方向に配置されている。冷却孔66が円筒支持壁65とフレア状壁62との間の連結の領域に形成されている。冷却孔の役目は、環状フランジ64を冷却するために高圧圧縮機3から空気を運ぶことである。
デフレクタ70は、それ自体としては、チャンバ端壁8と平行に燃焼チャンバ内に配置されている。
図4は、本発明による噴射装置100の詳細な略断面図を示す。
軸Yをもつ噴射装置100は、上流から下流へ配置された環状カップ30を介して1台以上の同時回転する半径方向スワラ41、42に連結されている摺動ブッシュ20を含む。半径方向スワラは、第1のベンチュリ50を含み、下流で連結部品90を用いてボウル60に連結されている。この連結部品は必須ではなく、たとえば、ボウル又は半径方向スワラと共に1部品に存在してもよい。ボウルは、それ自体が、チャンバ端壁8上にチャンバ端壁と平行に位置決めされているデフレクタ70の中心に固定されている。
本発明によれば、噴射装置100は、ボウル60の内側に、軸Yと同軸状に配置されている第2のベンチュリ120を含む。全長が123で参照されている第2のベンチュリ120は、ボウルの円筒壁61と同軸状であり、最大径が124で参照されている末広型部分122によって下流に延長されている円筒状部分121を含む。第2のベンチュリ120の上流端125はボウルの上流端と同じレベルで軸方向に配置されている。ボウルの円筒壁61にろう付けされ得る第2のベンチュリの円筒状部分121は、第2の半径方向スワラ42からの加圧空気の流れを妨げないため、連結部品90との連結領域に不均一な形状が存在しないように寸法が定められている。
好ましくは、第2のベンチュリ120の寸法は、全長123が68として参照されているボウルの全長の80から100%に相当し、第2のベンチュリの円筒状部分121の長さをボウルの円筒壁61の長さより大きい状態に保つようにされる。さらに、第2のベンチュリ120の最大半径124は、有利には、69として参照されているボウルの最大半径の70から80%に相当する。
本発明によれば、付加的な配置がボウル60のフレア状壁62に形成されている。特に、このフレア状壁は、規則的に円周方向に分布している2列のオリフィス63a及び63bが設けられている。パージオリフィスとも呼ばれる第1列のオリフィス63aは、ボウルの円筒壁61とフレア状壁62との間の連結の付近に形成されている。第2列のオリフィス63bは、第2のベンチュリ120を越えて軸方向へ突出することなく、第1列のオリフィス63aの下流に形成されている。2列の各列のオリフィスの軸はボウルのフレア状壁62と直交し、半径方向スワラ41及び42の接線勾配と反対方向に接線勾配を有する。よって、オリフィスの列63a及び63bで噴射された加圧空気は、半径方向スワラ41及び42で噴射された加圧空気に対して逆回転するように軸Y周りに回転させられる。オリフィスの径は、第1列のオリフィス63aで噴射された空気がボウルの透過性の10から20%に相当し、第2列のオリフィス63bで噴射された空気がボウルの透過性の80から90%に相当するように寸法が定められている。ボウルの透過性は、所望の空気と燃料の混合物を生成するようにボウルに噴射された空気のスループットを意味している。
第1のオリフィスの列63aで噴射された空気は、第2列のオリフィス63bにおける空気の接線方向旋回を促進することを可能にする。この空気は、ボウルのフレア状壁61における燃料の逆流の可能性、したがって、逆化を防止することをさらに可能にする。第2のベンチュリ120へのこの空気の衝突のため、第2のベンチュリが冷却され、第2のベンチュリの壁の温度が均一にされ、コークス化の危険性がこのようにして低減されるか、又は、零になることさえある。
本発明によれば、半径方向スワラ41、42で行われる混合によって生じる空気と燃料の予混合物は軸方向速度V1で第2のベンチュリ120から離れ、軸方向速度V2でボウルから発散する空気であって、半径方向スワラから発散する予混合物の旋回に対して逆に旋回する空気によって剪断される。本発明は、このようにして、約2から3という比V2/V1を達成することを可能にさせ、ボウル60の直ぐに下流に、渦巻が形成される再循環ゾーンを生成する。渦巻がボウルから出るとき、空気と燃料の混合物は噴霧化品質が改善され、軸方向速度も増加している。さらに、このように形成された渦巻は、噴射装置内部での逆火を防止することを可能にするので、噴射装置が熱破損されることを防止する。渦巻は、さらに、火炎伝播及び分布を促進することによりチャンバの安定性及び再点火能力を改善することも可能にする。渦巻は、チャンバ内の空気と燃料の混合物の滞留時間を増加させ、その結果、待機モードにおける効率を改善し、かつ、ガス排出を削減することもまた可能にする。本発明の別の利点は、噴射装置を構成する構成要素の大部分を維持することを可能にすることである。特に、たとえば、図3と図4を比較すると、ボウル60だけが修正され、よって、既存の噴射装置との互換性を保証できることがわかる。
図4に示されている例示的な実施形態では、ボウル60は2列の円形オリフィス63a及び63bが設けられ、第2列のオリフィス63bは、ボウル60の外側に半径方向に形成された隆起の中を通される。本発明に関連した説明及び上記の利点は、どのようなオリフィスの幾何形状(円形又は長方形の孔、スロットなど)であっても妥当である。同様に、第2列のオリフィス63bは、同じように十分に隆起の中を通されるか、又は、余分な厚みを伴うことなくボウルのフレア状壁62の中に直接的に通される。最後に、図5に示されているように、本発明の対象を形成する技術は、1つ以上の半径方向スワラではなく、1つ以上の軸方向スワラによって補給される噴射装置に同様に適用され得る。図5に示されている例では、部分的に表されている噴射装置100は、特に、図4に示された第2の半径方向スワラ42と同じ機能を実行し、第2のベンチュリ120に連結されたボウル60によって形成された本発明による組立体に下流で連結されている軸方向スワラ130を含み、ボウルはフレア状壁62の上に本発明による2列のオリフィス63a及び63bが設けられている。
ターボ機械、より具体的には、航空ジェットエンジンの略断面図である。 従来技術による噴射装置が設けられている燃焼チャンバの上流部分の略断面図である。 従来技術による噴射装置の詳細な略断面図である。 本発明による噴射装置の略断面図である。 本発明の一変形例による噴射装置の略断面図である。
符号の説明
1 ターボ機械
2 低圧圧縮機
3 高圧圧縮機
4 燃焼チャンバ
5 低圧タービン
6 高圧タービン
7 環状壁
8 チャンバ端壁
9、10 シャフト
20 摺動ブッシュ
30 環状カップ
40、41、42 半径方向スワラ
50 第1のベンチュリ
51 内壁
51a 収束型部分
51b、54、122 末広型部分
52 環状部分
53 収束型円錐部分
55 外面
60 ボウル
61 円筒壁
62 フレア状壁
63 空気取り入れ孔
63a、63b オリフィス
64 環状フランジ
65 円筒支持壁
66 冷却孔
68 ボウルの全長
69 ボウルの最大半径
70 デフレクタ
80 噴射器
81 下流端(ヘッド)
90 連結部分
100 噴射装置
110 円錐
120 第2のベンチュリ
121 円筒状部分
123 全長
124 最大径
130 軸方向スワラ

Claims (7)

  1. 空気と燃料の混合物をターボ機械の燃焼チャンバへ噴射する装置であって、
    Y軸周りの回転対称性を有し、
    第1のベンチュリが設けられ、軸方向速度V1で加圧空気を噴射装置の内側へ噴射し、同時に、加圧空気をY軸周りに回転させる1台以上の半径方向又は軸方向スワラに、環状カップによって連結されている摺動ブッシュと、上流端、フレア状壁によって拡張されている円筒壁、及び、下流端を含み、半径方向スワラから軸方向に離されているボウルとがガス流方向の上流から下流に配置され、
    ボウルの上流端と同じレベルで軸方向に配置された上流端、ボウルの円筒壁と同軸状であり、末広型部分によって拡張されている円筒部分、及び、下流端を備え、Y軸と同軸状にボウルの内側に配置され第2のベンチュリを含み、
    ボウルのフレア状壁が、規則的に円周状に分布している2列のオリフィスを設けられ、オリフィスの軸がボウルのフレア状壁と直交する平面に属し、スワラによって噴射された空気の回転方向と反対方向に接線勾配を有し、2列のオリフィスが軸方向速度V2で加圧空気を噴射し、噴射された加圧空気がスワラによって噴射された空気に対して逆回転する、噴射装置。
  2. 第2のベンチュリ及びボウルは、第2のベンチュリの全長がボウルの全長の80から100%になるような全長を有する、請求項1に記載の噴射装置。
  3. 第2のベンチュリの末広型部分及びボウルのフレア状部分の各々は、第2のベンチュリの円筒状部分の最大径がボウルの最大径の70から80%になるような最大径を有する、請求項1又は2に記載の噴射装置。
  4. ボウルのフレア状壁の第1列のオリフィスは2列のオリフィスによって噴射された加圧空気の10から20%に相当する加圧空気の量を噴射し、ボウルのフレア状壁の第2列のオリフィスは2列のオリフィスによって噴射された加圧空気の80から90%に相当する加圧空気の量を噴射する、請求項1から3のいずれか一項に記載の噴射装置。
  5. 比V2/V1が2から3である、請求項1から4のいずれか一項に記載の噴射装置。
  6. 内壁、外壁、及び、チャンバ端壁を備え、請求項1から5のいずれか一項に記載された少なくとも1つの噴射装置が設けられている、燃焼チャンバ。
  7. 請求項6に記載された燃焼チャンバが設けられている、ターボ機械。
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