JP2008120806A - スルホン酸誘導体または硫酸誘導体を含む化粧品組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワックスのみならず顔料が均一に分散されたマスカラを提案する。
【解決手段】水性相と、スルホン酸誘導体もしくは前記酸誘導体の塩または硫酸誘導体もしくはその塩を含む界面活性剤系とを含む睫毛の被覆のための化粧品組成物を調製する。
【選択図】なし
【解決手段】水性相と、スルホン酸誘導体もしくは前記酸誘導体の塩または硫酸誘導体もしくはその塩を含む界面活性剤系とを含む睫毛の被覆のための化粧品組成物を調製する。
【選択図】なし
Description
本発明は、睫毛のメイクアップまたはケアの分野に関する。
睫毛被覆組成物、例えばマスカラは、一般的に、メイクアップ組成物、メイクアップの上から適用される組成物(トップコートとしても既知)、あるいは美容用睫毛ケア組成物である。
マスカラはとりわけ2タイプの処方:クリームマスカラとして知られる水系マスカラ、ワックスの水中分散物の形態;無水であるかまたは低い水含量を有するマスカラ、ウォータープルーフマスカラとして知られ、有機溶媒中のワックスの分散物の形態;に従って調製される。
本特許出願は、とりわけ水系マスカラに関する。
マスカラの適用によれば、睫毛の体積を増大させることができ、これによって眼差しの強さを増大させることができる。このために多数の濃化もしくはボリューム付与性マスカラが存在しており、その原理は最大量の物質を睫毛表面に付着させてボリュームを出す効果(もしくはチャージ効果)を得ることにある。
該組成物に望まれる応用特異性、例えばその流動体または稠度、さらにその濃化力(チャージ力もしくはメイクアップ力としても既知)が調節できるのは、とりわけ固体粒子(特にワックスであって、これは該組成物を構成することができる)の量によってである。
これら固体粒子は、界面活性剤系によってクリームマスカラ中に分散される。
標準的な乳化剤または乳化系の中には、特にトリエタノールアミンステアレートに基づく乳化系がある。
特許出願FR-A-2 792 190
US5188899
EP-A-847 752
特許FR2796529
特許FR2761959
特許FR2792618
"Initiation a la rheologie[Introduction to Rheology]", G. Couarraze and J. L. Grossiord, 2nd edition, 1991, published by Lavoisier-Tec 1 Doc.
Kirk-Othmer’s "Encyclopedia of Chemical Technology", volume 22, pp. 333-432, 3rd edition, 1979, Wiley
本特許出願において提起される問題は、ワックスのみならず顔料が均一に分散されたマスカラを提案することであり、前記マスカラは、睫毛表面にチャージするボリュームのある付着を得るために十分濃厚なテクスチャーを有し、睫毛への容易な適用及び滑らかで均一な付着を可能にする十分な稠度を有する。
本特許出願の発明者らは、驚くべき且つ予期せぬことに、スルホン酸誘導体及びその塩並びに硫酸誘導体及びその塩から選択される少なくとも一つの化合物を含む乳化系を利用して、この課題を解決した。
本特許出願の発明者らは、本特許出願中に定義される乳化系が顔料及び/またはワックスの優れた分散を可能にするが、この分散は、トリエタノールアミンステアレートに基づく乳化系を用いて得られる品質のものである。この組成物によれば、チャージ性睫毛メイクアップ及び前記線維表面での滑らかで均一な付着の形成に適合する十分な稠度を得ることが可能になる。
本発明による組成物は、粘弾性作用を示して良い。
一般的に、物質は、剪断の作用下において弾性物質の特徴(すなわち、エネルギーを貯蔵しうる)と粘性物質の特徴(すなわちエネルギーを放散しうる)とをいずれも有する場合に粘弾性であるとされる。
とりわけ、本発明による組成物の粘弾性作用は、曲げ剛性率Gによって特徴付けて良い。このパラメータは、特に文献"Initiation a la rheologie[Introduction to Rheology]", G. Couarraze and J. L. Grossiord, 2nd edition, 1991, published by Lavoisier-Tec 1 Doc.中に定義されている。
測定は、サーモスタットで維持されたバス、並びに直径35mm及び角度2°を有する平面/平面形状のステンレススチールスピンドルを備えた、ThermoRheo社製のRS600応力制御レオメーターで実行した。2つの表面は、壁でのスライドを制限するために「砂で研磨(sand)」される。
測定は、25℃±1℃で行われる。
測定は、25℃±1℃で行われる。
動的測定は、応力の調和変動を適用することによって行われる。これらの実験では、剪断応力(τと表記)の剪断歪み(γと表記)の大きさは小さく、該組成物の線形粘弾性領域(静止組成物のレオロジー特性を評価するための条件)の限界内に留まる。
線形粘弾領域は、一般的には、当該物質の応答(すなわち歪み)が適用した力(すなわち応力)の値に対していかなる時点においても正比例するという事実によって定義される。この領域内では、適用された応力は小さく、該物質はその微視的構造を変化させることなく歪みを被る。これらの条件下では、該物質は「静止時に」非破壊的に研究される。
該組成物を、パルスω(ω=2Πν、νは適用した剪断の周波数である)によって正弦波的に変化する応力τ(t)にて、調和剪断に処する。かくして剪断変形された組成物は、応力τ(t)を受け、課せられた応力の関数としてその曲げ剛性率がほとんど変化しない微小歪みに相当する歪みγ(t)によって応答する。
応力τ(t)および歪みγ(t)は、それぞれ以下の関係により定義される。
τ(t)=τ0cos(ω・t)
γ(t)=γ0cos(ω・t-δ)
ここで、τ0は応力の最大振幅であり、γ0は歪みの最大振幅である。弾性δは、応力と歪みの間の位相差角である。
τ(t)=τ0cos(ω・t)
γ(t)=γ0cos(ω・t-δ)
ここで、τ0は応力の最大振幅であり、γ0は歪みの最大振幅である。弾性δは、応力と歪みの間の位相差角である。
測定は、1Hz(ν=1Hz)の周波数で実施される。
0.01Paの初期応力から1000Paの最終応力に至るまで、試料に徐々に増大する応力を適用する。前記応力は1回のみ適用する。
こうして、曲げ剛性率G(τ0とγ0の比に相当する)および弾性δ(測定された歪みに対する適用した応力の位相差角に相当する)の変化を、適用した応力τ(t)の関数として測定する。
曲げ剛性率Gと弾性δとの変化が7%未満(微小ひずみ領域)である応力領域についての当該組成物の歪みが特に測定され、かくして「プラトー」パラメータGpが決定される。
該組成物は、例えば、10Pa以上、好ましくは50Pa以上であって、上限が106Pa、更に好適には5×105Paであってよいプラトー曲げ剛性率Gpを有する。
本特許出願の最初の主題は、睫毛の被覆のための化粧品組成物であって、これは、水性相とスルホン酸誘導体及び化粧品として許容されるその塩(スルホネート)及び硫酸誘導体及びその塩から選択される少なくとも一つの化合物を含む乳化系とを含み、前記硫酸誘導体は14乃至30の炭素原子を含む少なくとも一つの直鎖状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和の、炭化水素系脂肪鎖を含む。
本特許出願の第2の主題は、本特許出願による組成物の睫毛への適用を含む、前記睫毛のメイクアップもしくは非治療的ケアのための方法である。
本特許出願の第3の主題は、本特許出願による組成物の使用、とりわけこの組成物の睫毛の均一且つ/又はボリュームのあるメイクアップを得るための使用に関する。
本発明の別の特徴、特性、及び利点は、以下の詳細な説明及び実施例を読むにつれていっそう明確になるであろう。
(乳化系)
本発明による組成物の乳化系は、スルホン酸誘導体及び化粧品として許容されるその塩(スルホネート)並びに硫酸誘導体及びその塩から選択される少なくとも一つの化合物を含み、前記硫酸誘導体は、14乃至30の炭素原子、好ましくは14乃至22の炭素原子、更に好適には16乃至20の炭素原子を含む少なくとも一つの直鎖状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和の、炭化水素系脂肪鎖を含む。
本発明による組成物の乳化系は、スルホン酸誘導体及び化粧品として許容されるその塩(スルホネート)並びに硫酸誘導体及びその塩から選択される少なくとも一つの化合物を含み、前記硫酸誘導体は、14乃至30の炭素原子、好ましくは14乃至22の炭素原子、更に好適には16乃至20の炭素原子を含む少なくとも一つの直鎖状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和の、炭化水素系脂肪鎖を含む。
好ましくは、スルホン酸誘導体及びその塩は、
・イセチオン酸誘導体及び化粧品として許容されるその塩、
・スルホスクシン酸エステル(スルホスクシネート)及び化粧品として許容されるその塩、及び
・少なくとも一つの直鎖状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和の炭化水素系鎖を含むスルホン酸誘導体であって、少なくとも一つのヘテロ原子、例えばOまたはNを含んでよく、前記鎖は、10乃至30の炭素原子、好ましくは12乃至24の炭素原子、更に好適には14乃至22の炭素原子、更に好適には16乃至20の炭素原子、とりわけ18の炭素原子、並びに前記酸のアルカリ金属、例えばNa、Li、もしくはKの塩、好ましくはNaもしくはKの塩、アルカリ土類金属、例えばMgの塩、あるいはアンモニウム塩、並びにこれらの塩を含む。
・イセチオン酸誘導体及び化粧品として許容されるその塩、
・スルホスクシン酸エステル(スルホスクシネート)及び化粧品として許容されるその塩、及び
・少なくとも一つの直鎖状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和の炭化水素系鎖を含むスルホン酸誘導体であって、少なくとも一つのヘテロ原子、例えばOまたはNを含んでよく、前記鎖は、10乃至30の炭素原子、好ましくは12乃至24の炭素原子、更に好適には14乃至22の炭素原子、更に好適には16乃至20の炭素原子、とりわけ18の炭素原子、並びに前記酸のアルカリ金属、例えばNa、Li、もしくはKの塩、好ましくはNaもしくはKの塩、アルカリ土類金属、例えばMgの塩、あるいはアンモニウム塩、並びにこれらの塩を含む。
イセチオン酸もしくは誘導体は、例えば、アシルイセチオン酸及びその塩(イセチオネート)、及びこれらの混合物、好ましくはアシルイセチオン酸の塩(ここでアシル基RC=Oの炭化水素系鎖Rが直鎖状もしくは分枝状であり、飽和もしくは不飽和であり、10乃至30の炭素原子、好ましくは12乃至20の炭素原子を含む)から選択して良い。アシル基は特にラウロイル、ミリストイル、パルミトイル、ステアロイル、オリボイル、ココイル、及びオレオイル、並びにこれらの混合物から選択して良い。
「化粧品として許容される塩」なる語は、イセチオン酸の酸官能基(-COOH)またはスルホスクシン酸の酸官能基(-COOH)及び/またはSO3H基の水素原子が、例えばアルカリ金属、例えばNa、Li、もしくはK、好ましくはNaもしくはKのイオン、アルカリ土類金属、例えばMgのイオン、及びアンモニウム基、並びにこれらの混合物から選択されるカチオンXによって置き換えられていることを意味する。
挙げてよい例には、ナトリウムココイルイセチオネートのINCI名を有する化合物、例えばClariant社によりHostapon SCIの名称で市販のもの、特に以下の化合物:Hostapon SCI-78 C、Hostapon SCI-85 C、Hostapon SCI-78 P、Hostapon STCI-85 C、Hostapon STCI-85 G、Hostapon STCI-85 P、Akzo社によりElfanの名称で市販のもの、特にElfan AT 84 G、Elfan AT 84、またはElfan AT 90 G、あるいはBASF社によりJordapon ACI-30及びJordapon CI Pの名称で市販のものが含まれる。
アンモニウムココイルイセチオネート、例えばBASF社によりJordapon ACI-30の名称で市販の製品もまた挙げてよい。
ナトリウムココイルイセチオネートを含む市販の混合物、例えばClariant社によりHostapon SCI-65C、Hostapon SCI-40 L、及びHostapon STCI-65 Cの名称で市販のもの、あるいはまたTri-K Industries社製のBiobase SMC、及びBASF社製のJordapon CI 65もまた挙げてよい。
別の実施態様によれば、スルホスクシン酸エステルは、スルホスクシン酸と脂肪アルコールとのエステル、特にモノエステル及び前記エステルの塩から選択されるが、前記脂肪アルコールは少なくとも一つのオキシアルキレン基、特にオキシエチレン基、を含んで良く、前記脂肪アルコールは10乃至30の炭素原子、好ましくは14乃至30の炭素原子、好ましくは14乃至22の炭素原子、更に好適には16乃至20の炭素原子、更に好適には18の炭素原子を含む。
脂肪アルコールは、オレイルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、セチルアルコール、及びセテアリルアルコール、並びにこれらの混合物から、好ましくはセテアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、及びオレイルアルコールから選択して良い。
下式:
[式中、
・Rは、式R'(OCH2CH2)n基を表し、R'は10乃至30の炭素原子、好ましくは14乃至22の炭素原子、更に好適には16乃至20の炭素原子を含む、直鎖状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和の炭化水素系脂肪鎖であり、nは0乃至20、好ましくは1乃至15の範囲の整数を表し;
・Xは、例えばアルカリ金属、例えばNa、Li、もしくはK、好ましくはNaもしくはKのイオン、アルカリ土類金属、例えばMgのイオン、及びアンモニウム基、並びにこれらの混合物から選択されるカチオンを表す]
の化合物を特に挙げてよい。
・Rは、式R'(OCH2CH2)n基を表し、R'は10乃至30の炭素原子、好ましくは14乃至22の炭素原子、更に好適には16乃至20の炭素原子を含む、直鎖状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和の炭化水素系脂肪鎖であり、nは0乃至20、好ましくは1乃至15の範囲の整数を表し;
・Xは、例えばアルカリ金属、例えばNa、Li、もしくはK、好ましくはNaもしくはKのイオン、アルカリ土類金属、例えばMgのイオン、及びアンモニウム基、並びにこれらの混合物から選択されるカチオンを表す]
の化合物を特に挙げてよい。
R'は、特にラウリル、ミリスチル、パルミチル、ステアリル、イソステアリル、セチル、オレイル、またはセテアリル基を表して良い。
特に挙げてよい式(II)の化合物には、二ナトリウムセテアリルスルホスクシネート、二ナトリウムセチルスルホスクシネート、二ナトリウムC12-15パレススルホスクシネート(例えばShin-Etsu社より品番KM-905として市販のラウレス−2、ラウレス−23、及びジメチコーンとの混合物)、二ナトリウムイソステアリルスルホスクシネート、二ナトリウムオレイルスルホスクシネート、及び二ナトリウムラウレススルホスクシネート、例えばCognis社により市販のTexapon SB 3 KC、並びにこれらの混合物が含まれる。
スルホスクシン酸から誘導されるシリコーンエステル、特にスルホスクシン酸とジメチコーンのポリエチレングリコール誘導体との反応から誘導されるエステル、好ましくはモノエステル、並びに前記エステルの塩もまた挙げてよい。
特に二ナトリウムPEG-12ジメチコーンスルホスクシネート、例えばMcIntyre社によりMackanate DCの名称で市販の化合物を挙げてよい。
スルホン酸塩もしくは誘導体はまた、少なくとも一つのヘテロ原子、例えばOまたはNを含んでよい少なくとも一つの直鎖状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和の炭化水素系鎖を含むスルホン酸誘導体から選択されてよく、前記鎖は10乃至30の炭素原子、好ましくは12乃至24の炭素原子、更に好適には14乃至22の炭素原子、更に好適には16乃至20の炭素原子、とりわけ18の炭素原子、並びに前記酸のアルカリ金属、例えばNa、Li、及びKの塩、好ましくはNaもしくはKの塩、アルカリ金属、例えばMgの塩、あるいはアンモニウム塩を含む。
以下:
・アルキルスルホネート、例えばナトリウムC13-17アルカンスルホネートのINCI名を有する化合物、例えばSasol Germany GmbHにより品番Marlon PSとして市販の製品、ナトリウムC14-18アルカンスルホネート、ナトリウムC9-22アルキルsecスルホネート、例えばBayer AGにより市販のMersolat H 95、並びにClariantにより品番Hostapur SASとして市販のナトリウムC14-17アルキルsecスルホネート、
・オレフィンスルホネート、例えばナトリウムC14-16オレフィンスルホネート、例えばStepanにより市販のBio-Terge AS-40またはClariantにより市販のHostapur OSB、ナトリウムC16-18オレフィンスルホネート、並びにナトリウムC14-18オレフィンスルホネート、例えばColonial Chemical Inc.によりColonial AOS-40の名称で市販の化合物、
を特に使用してよい。
・アルキルスルホネート、例えばナトリウムC13-17アルカンスルホネートのINCI名を有する化合物、例えばSasol Germany GmbHにより品番Marlon PSとして市販の製品、ナトリウムC14-18アルカンスルホネート、ナトリウムC9-22アルキルsecスルホネート、例えばBayer AGにより市販のMersolat H 95、並びにClariantにより品番Hostapur SASとして市販のナトリウムC14-17アルキルsecスルホネート、
・オレフィンスルホネート、例えばナトリウムC14-16オレフィンスルホネート、例えばStepanにより市販のBio-Terge AS-40またはClariantにより市販のHostapur OSB、ナトリウムC16-18オレフィンスルホネート、並びにナトリウムC14-18オレフィンスルホネート、例えばColonial Chemical Inc.によりColonial AOS-40の名称で市販の化合物、
を特に使用してよい。
下式(III)及び(IV):
[式中、
・Rは、10乃至30の炭素原子、好ましくは12乃至18の炭素原子を含む直鎖状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和の炭化水素系鎖を表し、nは1乃至20、好ましくは1乃至15の範囲の整数を表し;
・Xは、例えばアルカリ金属、例えばNa、Li、もしくはK、好ましくはNaもしくはKのイオン、アルカリ土類金属、例えばMgのイオン、及びアンモニウム基、並びにこれらの混合物から選択されるカチオンを表す]
を有する化合物を挙げてよい。
・Rは、10乃至30の炭素原子、好ましくは12乃至18の炭素原子を含む直鎖状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和の炭化水素系鎖を表し、nは1乃至20、好ましくは1乃至15の範囲の整数を表し;
・Xは、例えばアルカリ金属、例えばNa、Li、もしくはK、好ましくはNaもしくはKのイオン、アルカリ土類金属、例えばMgのイオン、及びアンモニウム基、並びにこれらの混合物から選択されるカチオンを表す]
を有する化合物を挙げてよい。
特に挙げてよい式(III)及び(IV)の化合物には、Shell Chemical CompanyによりNuporeの名称で市販のナトリウムC14-15パレス-PGスルホネート、BASFよりAvanel S-150 CGNの名称で市販のナトリウムC12-15パレス-15スルホネート、ナトリウムC12-15パレス-3スルホネート及びナトリウムC12-15パレス-7スルホネート、並びにこれらの混合物が含まれる。
硫酸塩もしくは誘導体は下記より選択してよい。
a)式ROSO3X(式中、Rは、14乃至30の炭素原子、好ましくは14乃至22の炭素原子、更に好適には16乃至20の炭素原子を含む直鎖状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和の炭化水素系鎖を表し、Xは、例えばアルカリ金属、例えばNa、Li、もしくはK、好ましくはNaもしくはKのイオン、アルカリ土類金属、例えばMgのイオン、及びアンモニウム基、並びにこれらの混合物から選択されるカチオンを表す)のアルキルスルフェート。
a)式ROSO3X(式中、Rは、14乃至30の炭素原子、好ましくは14乃至22の炭素原子、更に好適には16乃至20の炭素原子を含む直鎖状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和の炭化水素系鎖を表し、Xは、例えばアルカリ金属、例えばNa、Li、もしくはK、好ましくはNaもしくはKのイオン、アルカリ土類金属、例えばMgのイオン、及びアンモニウム基、並びにこれらの混合物から選択されるカチオンを表す)のアルキルスルフェート。
R基は、有利にはラウリル、ミリスチル、パルミチル、ステアリル、セチル、及びセテアリル基、並びにこれらの混合物から、好ましくはセテアリル、セチル、及びミリスチル基から選択される。
挙げてよい例には、ナトリウムセテアリルスルフェートのINCI名を有する化合物、例えばCognis社により市販のLanette E、Nikko Chemicals社によりNikkol SCSの名称で市販のナトリウムセチルスルフェート、あるいはナトリウムミリスチルスルフェート、例えばNikko Chemicals社により市販のNikkol SMS、並びにこれらの混合物が含まれる。
アルキルスルフェートを含む市販の混合物、例えばCognisによりTexapon CS Pasteの名称で市販の製品を挙げてもよい。
b)アルキルエーテルスルフェート及びその塩、特に式R(OCH2CH2)nOSO3X(式中、・Rは、14乃至30の炭素原子、好ましくは14乃至22の炭素原子、更に好適には16乃至20の炭素原子を含む直鎖状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和の炭化水素系鎖を表し、
・Xは、例えばアルカリ金属、例えばNa、Li、もしくはK、好ましくはNaもしくはKのイオン、アルカリ土類金属、例えばMgのイオン、及びアンモニウム基、並びにこれらの混合物から選択されるカチオンを表し、
・nは0乃至10、好ましくは1乃至4の範囲の整数を表す)のアルキルエーテルスルフェート。
・Xは、例えばアルカリ金属、例えばNa、Li、もしくはK、好ましくはNaもしくはKのイオン、アルカリ土類金属、例えばMgのイオン、及びアンモニウム基、並びにこれらの混合物から選択されるカチオンを表し、
・nは0乃至10、好ましくは1乃至4の範囲の整数を表す)のアルキルエーテルスルフェート。
前記基は、有利にはラウリル、ミリスチル、パルミチル、ステアリル、セチル、及びセテアリル基、並びにこれらの混合物から、好ましくはセテアリル、セチル、及びミリスチル基から選択される。
挙げてよい例には、ナトリウムミレススルフェート(INCI名)、例えばCognis社より市販のTexapon K14S Spez、あるいはGrau Aromatics GmbH&Company KG社によりHomulgator 910G Extraの名称で市販のナトリウムミレススルフェートを含む界面活性剤混合物が含まれる。
c)少なくとも二つのオキシアルキレン基、好ましくはオキシエチレン基及び少なくとも二つのアシル基RC=O(Rは直鎖状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和の炭化水素鎖であり、14乃至30の炭素原子、好ましくは14乃至22の炭素原子、更に好適には16乃至20の炭素原子を含む)を含むピロ硫酸誘導体及びその塩(ジスルフェート)。
アシル基は、特にラウロイル、ミリスチル、パルミトイル、ステアロイル、オリボイル、ココイル、及びオレオイル基、並びにこれらの混合物から選択してよい。挙げてよい例には、二ナトリウムエチレンジコカミドPEG-15ジスルフェートのINCI名を有する化合物及びこれを含む混合物、特にSasol Germany GmbH社によりCeralution Fの名称で市販のものが含まれる。
アシル基は、特にラウロイル、ミリスチル、パルミトイル、ステアロイル、オリボイル、ココイル、及びオレオイル基、並びにこれらの混合物から選択してよい。挙げてよい例には、二ナトリウムエチレンジコカミドPEG-15ジスルフェートのINCI名を有する化合物及びこれを含む混合物、特にSasol Germany GmbH社によりCeralution Fの名称で市販のものが含まれる。
スルホン酸誘導体及びその塩あるいは硫酸誘導体及びその塩は、当該組成物中に組成物全重量に対して0.1乃至20重量%、好ましくは0.5乃至15重量%、更に好適には1乃至10重量%の含量で存在してよい。
一実施態様によれば、イセチオン酸誘導体及びその塩は、当該組成物中に組成物全重量に対して0.1乃至20重量%、好ましくは0.5乃至15重量%、更に好適には1乃至10重量%の含量で存在してよい。
別の実施態様によれば、スルホスクシン酸エステル及びその塩は、当該組成物中に組成物全重量に対して0.1乃至20重量%、好ましくは0.5乃至15重量%、更に好適には1乃至10重量%の含量で存在してよい。
別の実施態様によれば、少なくとも一つのヘテロ原子、例えばOまたはNを含んでよく、少なくとも一つの直鎖状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和の炭化水素系鎖(前記鎖は10乃至30の炭素原子、好ましくは12乃至24の炭素原子、更に好適には14乃至22の炭素原子、更に好適には16乃至20の炭素原子、とりわけ18の炭素原子、並びに前記酸のアルカリ金属、例えばNa、Li、もしくはKの塩、好ましくはNaもしくはKの塩、アルカリ土類金属、例えばMgの塩、またはアンモニウム塩、並びにこれらの塩を含む)を含むスルホン酸誘導体は、当該組成物中に組成物全重量に対して0.1乃至20重量%、好ましくは0.5乃至15重量%、更に好適には1乃至10重量%の含量で存在してよい。
別の実施態様によれば、硫酸誘導体及びその塩は、当該組成物中に組成物全重量に対して0.1乃至20重量%、好ましくは0.5乃至15重量%、更に好適には1乃至10重量%の含量で存在してよい。
好ましくは、スルホン酸誘導体及びその塩、及び/または硫酸誘導体その塩は、当該組成物の主たる界面活性剤系を構成する。
一実施態様によれば、イセチオン酸誘導体及びその塩は、当該組成物の主たる界面活性剤系を構成する。
別の実施態様によれば、スルホスクシン酸エステル及びその塩は、当該組成物の主たる界面活性剤系を構成する。
別の実施態様によれば、少なくとも一つのヘテロ原子、例えばOまたはNを含んでよく、少なくとも一つの直鎖状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和の炭化水素系鎖(前記鎖は10乃至30の炭素原子、好ましくは12乃至24の炭素原子、更に好適には14乃至22の炭素原子、更に好適には16乃至20の炭素原子、とりわけ18の炭素原子、並びに前記酸のアルカリ金属、例えばNa、Li、もしくはKの塩、好ましくはNaもしくはKの塩、アルカリ土類金属、例えばMgの塩、またはアンモニウム塩、並びにこれらの塩を含む)を含むスルホン酸誘導体は、当該組成物の主たる界面活性剤系を構成する。
別の実施態様によれば、硫酸誘導体及びその塩は、当該組成物の主たる界面活性剤系を構成する。
「主たる界面活性剤系」なる語は、それなくしては安定な組成物の形成がもたらされない系を意味する。
「安定な」なる語は、45℃のオーブン中に2ヶ月間置かれた後に室温に戻された後、当該組成物の薄い被覆を指の間で剪断した際にも触れて認識しうる粒子をまったく有しない組成物を意味する。
有利には、スルホン酸誘導体及びその塩及び/または硫酸誘導体及びその塩は、当該組成物の単独界面活性剤系を構成する。
一実施態様によれば、イセチオン酸誘導体及びその塩は、当該組成物の単独界面活性剤系を構成する。
別の実施態様によれば、スルホスクシン酸エステル及びその塩は、当該組成物の単独界面活性剤系を構成する。
別の実施態様によれば、少なくとも一つのヘテロ原子、例えばOまたはNを含んでよく、少なくとも一つの直鎖状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和の炭化水素系鎖(前記鎖は10乃至30の炭素原子、好ましくは12乃至24の炭素原子、更に好適には14乃至22の炭素原子、更に好適には16乃至20の炭素原子、とりわけ18の炭素原子、並びに前記酸のアルカリ金属、例えばNa、Li、もしくはKの塩、好ましくはNaもしくはKの塩、アルカリ土類金属、例えばMgの塩、またはアンモニウム塩、並びにこれらの塩を含む)を含むスルホン酸誘導体は、当該組成物の単独界面活性剤系を構成する。
別の実施態様によれば、硫酸誘導体及びその塩は、当該組成物の単独界面活性剤系を構成する。
「単独」なる語は、使用可能なあらゆる付加的界面活性剤系が、1%を超えない含量、好ましくは0.5%を超えない含量で存在することを意味する。より好ましくは、「単独」なる語は、別のいかなる界面活性剤系も全く存在しないことを示す。
本発明による組成物は、明らかに生理学的に許容される媒質を含む。本特許出願の目的のためには、「生理学的に許容される化合物または媒質」なる表現は、その使用が睫毛への適用と的合成である化合物または媒質を意味する。
(水性相)
本発明による組成物は、水性相を含み、これは該組成物の連続相を形成してよい。
本発明による組成物は、水性相を含み、これは該組成物の連続相を形成してよい。
「連続水性相を有する組成物」なる語は、該組成物が25℃にて測定される23μS/cm(マイクロジーメンスパーセンチメートル)超の電気伝導率を有する組成物を意味し、前記電気伝導率は、例えば、Metter Toledo製のMPC227電気伝導測定器及びInlab730電気伝導率測定セルを使用して測定される。測定セルを、該セルの二つの電極の間に形成されうるいかなる気泡も除去されるように当該組成物中に浸す。電気伝導率測定値を、電気伝導測定器の値が安定したところで読み取る。少なくとも三回の連続測定について、平均値をとる。
水性相は水及び/または少なくとも一つの水溶性溶媒を含む。
本発明においては、「水溶性溶媒」なる語は室温にて液体であり、水混和性である(25℃及び常圧にて50重量%超の水への混和性)化合物を示す。
本発明による組成物中に使用してよい水溶性溶媒は、揮発性であってもよい。
本発明による組成物中に使用してよい水溶性溶媒の中では、特に1乃至5の炭素原子を含む低級モノアルコール、例えばエタノール及びイソプロパノール、2乃至8の炭素原子を含むグリコール、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、及びジプロピレングリコール、C3及びC4ケトン、並びにC2-C4アルデヒドを挙げてよい。
水性相(水及び任意に水混和性溶媒)は、一般的に、本特許出願による組成物中に、当該組成物全重量に対して1乃至95重量%、好ましくは3乃至80重量%、好ましくは5乃至60重量%の範囲の含量で存在する。
乳化系は、水中ワックスまたは水中油型のエマルションを得るために適切に選択される少なくとも一つの付加的界面活性剤を更に含んでよい。
特に、25℃にて、8以上のHLB(グリフィン法における親水性−親油性バランス)を有する乳化剤を使用してよい。
これらの付加的界面活性剤は、非イオン性、アニオン性、カチオン性、及び両性の界面活性剤もしくは乳化界面活性剤から選択してよい。界面活性剤の(乳化)機能及び特性の定義については、Kirk-Othmer’s "Encyclopedia of Chemical Technology”, volume 22, pp. 333-432, 3rd edition, 1979, Wileyを参照してよく、特にアニオン性、両性、及び非イオン性界面活性剤についてはこの文献の347-377頁を参照してよい。
本発明に従う組成物に好ましく使用される界面活性剤 は、好ましくは下記より選択してよい。
a)25℃にて8以上のHLBを有する非イオン性界面活性剤であって、単独または混合物として使用されるもの;特に、
・グリセロールのオキシエチレン化及び/またはオキシプロピレン化エーテル(1乃至150のオキシエチレン及び/またはオキシプロピレン基を含有可能);
・脂肪アルコール(特にC8-C24、好ましくはC12-C18アルコール)のオキシエチレン化及び/またはオキシプロピレン化エーテル(1乃至150のオキシエチレン及び/またはオキシプロピレン基を含有可能)、例えば20のオキシエチレン基を含むオキシエチレン化ステアリルアルコールエーテル(CTFA名”Steareth-20”)、例えばUniquemaより市販のBrij 78、30のオキシエチレン基を含むオキシエチレン化セテアリルアルコールエーテル (CTFA名“Ceteareth-30”) 、並びに、7つのオキシエチレン基を含むC12-C15 脂肪族アルコールの混合物のオキシエチレン化エーテル (CTFA名“C12-15 Pareth-7”、これは “Neodol(登録商標)25-7”の名称でShell Chemicalsから市販);
・脂肪酸(特にC8-C24 、好ましくはC16-C22 酸)とポリエチレングリコール(1から150のエチレングリコール単位を含有可能)とのエステル、例えばPEG-50ステアレート、およびICI Uniquema 社によりMyrj 52P(登録商標)の名称で市販のPEG-40モノステアレート;
・オキシエチレン化および/またはオキシプロピレン化グリセリルエーテル(1から150のオキシエチレンおよび/またはオキシプロピレン基を含有可能)の脂肪酸(特にC8-C24 、好ましくはC16-C22 酸)エステル、例えば、SEPPIC社により“Simulsol 220 TM(登録商標)”の名称で市販のPEG-200グリセリルモノステアレート;30のエチレンオキシド基を含むポリエトキシル化グリセリルステアレート、例えばGoldschmidt 社から市販の製品、Tagat S(登録商標)、30のエチレンオキシド基を含むポリエトキシル化グリセリルオレエート、例えばGoldschmidt 社から市販の製品Tagat O(登録商標)、30のエチレンオキシド基を含むポリエトキシル化グリセリルココエート、例えばSherex から市販の製品Varionic LI 13(登録商標)、30のエチレンオキシド基を含むポリエトキシル化グリセリルイソステアレート、例えばGoldschmidt から販売の製品Tagat L(登録商標)、並びに30のエチレンオキシド基でポリエトキシル化されたグリセリルラウレート、例えばGoldschmidt 社の製品Tagat I(登録商標);
・オキシエチレン化および/またはオキシプロピレン化ソルビトールエーテル(1から150のオキシエチレンおよび/またはオキシプロピレン基を含有可能)の脂肪酸(特にC8-C24 、好ましくはC16-C22 酸)エステル、例えばUniquema社から“Tween 60(登録商標)”の名称で市販のポリソルベート60;
・ジメチコーンコポリオール、例えばDow Corning により“Q2-5220(登録商標)”の名称で市販の製品;
・ジメチコーンコポリオールベンゾエート(Finetex製のFinsolv SLB 101(登録商標)および201(登録商標));
・EO/PO重縮合体としても既知のプロピレンオキシドとエチレンオキシドとのコポリマー、並びに
これらの混合物
を挙げてよい。
a)25℃にて8以上のHLBを有する非イオン性界面活性剤であって、単独または混合物として使用されるもの;特に、
・グリセロールのオキシエチレン化及び/またはオキシプロピレン化エーテル(1乃至150のオキシエチレン及び/またはオキシプロピレン基を含有可能);
・脂肪アルコール(特にC8-C24、好ましくはC12-C18アルコール)のオキシエチレン化及び/またはオキシプロピレン化エーテル(1乃至150のオキシエチレン及び/またはオキシプロピレン基を含有可能)、例えば20のオキシエチレン基を含むオキシエチレン化ステアリルアルコールエーテル(CTFA名”Steareth-20”)、例えばUniquemaより市販のBrij 78、30のオキシエチレン基を含むオキシエチレン化セテアリルアルコールエーテル (CTFA名“Ceteareth-30”) 、並びに、7つのオキシエチレン基を含むC12-C15 脂肪族アルコールの混合物のオキシエチレン化エーテル (CTFA名“C12-15 Pareth-7”、これは “Neodol(登録商標)25-7”の名称でShell Chemicalsから市販);
・脂肪酸(特にC8-C24 、好ましくはC16-C22 酸)とポリエチレングリコール(1から150のエチレングリコール単位を含有可能)とのエステル、例えばPEG-50ステアレート、およびICI Uniquema 社によりMyrj 52P(登録商標)の名称で市販のPEG-40モノステアレート;
・オキシエチレン化および/またはオキシプロピレン化グリセリルエーテル(1から150のオキシエチレンおよび/またはオキシプロピレン基を含有可能)の脂肪酸(特にC8-C24 、好ましくはC16-C22 酸)エステル、例えば、SEPPIC社により“Simulsol 220 TM(登録商標)”の名称で市販のPEG-200グリセリルモノステアレート;30のエチレンオキシド基を含むポリエトキシル化グリセリルステアレート、例えばGoldschmidt 社から市販の製品、Tagat S(登録商標)、30のエチレンオキシド基を含むポリエトキシル化グリセリルオレエート、例えばGoldschmidt 社から市販の製品Tagat O(登録商標)、30のエチレンオキシド基を含むポリエトキシル化グリセリルココエート、例えばSherex から市販の製品Varionic LI 13(登録商標)、30のエチレンオキシド基を含むポリエトキシル化グリセリルイソステアレート、例えばGoldschmidt から販売の製品Tagat L(登録商標)、並びに30のエチレンオキシド基でポリエトキシル化されたグリセリルラウレート、例えばGoldschmidt 社の製品Tagat I(登録商標);
・オキシエチレン化および/またはオキシプロピレン化ソルビトールエーテル(1から150のオキシエチレンおよび/またはオキシプロピレン基を含有可能)の脂肪酸(特にC8-C24 、好ましくはC16-C22 酸)エステル、例えばUniquema社から“Tween 60(登録商標)”の名称で市販のポリソルベート60;
・ジメチコーンコポリオール、例えばDow Corning により“Q2-5220(登録商標)”の名称で市販の製品;
・ジメチコーンコポリオールベンゾエート(Finetex製のFinsolv SLB 101(登録商標)および201(登録商標));
・EO/PO重縮合体としても既知のプロピレンオキシドとエチレンオキシドとのコポリマー、並びに
これらの混合物
を挙げてよい。
EO/PO重縮合体は、さらに具体的には、ポリエチレングリコールブロック及びポリプロピレングリコールブロックからなるコポリマーであり、例えば、ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコール/ポリエチレングリコールトリブロック重縮合体である。これらのトリブロック重縮合体は、例えば、下記の化学構造:
H-(O-CH2-CH2)a-(O-CH(CH3)-CH2)b-(O-CH2-CH2)a-OH
(式中、aは2から120の範囲であり、かつ、bは1から100の範囲である)
を有する。
H-(O-CH2-CH2)a-(O-CH(CH3)-CH2)b-(O-CH2-CH2)a-OH
(式中、aは2から120の範囲であり、かつ、bは1から100の範囲である)
を有する。
EO/PO重縮合体は、好ましくは1000乃至15000の範囲、さらに好ましくは2000乃至13000の範囲の重量平均分子量を有する。有利には、前記EO/PO重縮合体は、蒸留水中10g/lにおいて20℃以上、好ましくは60℃以上の曇点を有する。曇点は、ISO標準1065に従って測定される。本発明で使用可能なEO/PO重縮合体としては、ICI 社製の“Synperonic(登録商標)”の名称で市販のポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコール/ポリエチレングリコールトリブロック重縮合体、例えば “Synperonic PE/L44(登録商標)”および“Synperonic PE/F127(登録商標)”を挙げてよい。
b)25℃にて8未満のHLBを有する非イオン性界面活性剤であって、任意に上述のもの等の25℃にて8超のHLBを有する1つ以上の非イオン性界面活性剤との組み合わせ、例えば:
・単糖類のエステル及びエーテル、例えばスクロースステアレート、スクロースココエート、及びソルビタンステアレート、ならびにこれらの混合物、例えばICI社より市販のArlatone 2121(登録商標);
・ポリオール、特にグリセロールまたはソルビトールの脂肪酸(特にC8-C24 、好ましくはC16-C22酸)エステル、 例えばグリセリルステアレート、例えばGoldschmidt社よりTegin M(登録商標)の名称で市販の製品などのステアリン酸グリセリル、Huls社よりImwitor 312(登録商標)の名称で市販の製品などのグリセリルラウレート、ポリグリセリル-2ステアレート、ソルビタントリステアレート、またはグリセリルリシノレート;
・Dow Corning 社よりQ2-3225C(登録商標)”の名称で市販のシクロメチコーン及び/またはジメチコーンコポリオール混合物、
b)25℃にて8未満のHLBを有する非イオン性界面活性剤であって、任意に上述のもの等の25℃にて8超のHLBを有する1つ以上の非イオン性界面活性剤との組み合わせ、例えば:
・単糖類のエステル及びエーテル、例えばスクロースステアレート、スクロースココエート、及びソルビタンステアレート、ならびにこれらの混合物、例えばICI社より市販のArlatone 2121(登録商標);
・ポリオール、特にグリセロールまたはソルビトールの脂肪酸(特にC8-C24 、好ましくはC16-C22酸)エステル、 例えばグリセリルステアレート、例えばGoldschmidt社よりTegin M(登録商標)の名称で市販の製品などのステアリン酸グリセリル、Huls社よりImwitor 312(登録商標)の名称で市販の製品などのグリセリルラウレート、ポリグリセリル-2ステアレート、ソルビタントリステアレート、またはグリセリルリシノレート;
・Dow Corning 社よりQ2-3225C(登録商標)”の名称で市販のシクロメチコーン及び/またはジメチコーンコポリオール混合物、
c)アニオン性界面活性剤、例えば:
・C16-C30脂肪酸塩、特にアミンから誘導されたもの、例えばトリエタノールアミンステアレート及び/または2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオールステアレート(但し、好ましくは、本特許出願による組成物は1%未満のトリエタノールアミンステアレートを含む);
・ポリオキシエチレン化脂肪酸塩、特にアミンまたはアルカリ金属塩から誘導されたもの、およびそれらの混合物;
・リン酸エステルおよびその塩、例えば “DEA oleth-10 phosphate” (Croda 社製のCrodafos N 10N)またはモノセチル一カリウムホスフェート(Givaudan製のAmphisol K);並びに
・これらの混合物。
・C16-C30脂肪酸塩、特にアミンから誘導されたもの、例えばトリエタノールアミンステアレート及び/または2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオールステアレート(但し、好ましくは、本特許出願による組成物は1%未満のトリエタノールアミンステアレートを含む);
・ポリオキシエチレン化脂肪酸塩、特にアミンまたはアルカリ金属塩から誘導されたもの、およびそれらの混合物;
・リン酸エステルおよびその塩、例えば “DEA oleth-10 phosphate” (Croda 社製のCrodafos N 10N)またはモノセチル一カリウムホスフェート(Givaudan製のAmphisol K);並びに
・これらの混合物。
本発明による組成物はまた、スルホン酸誘導体及び/または硫酸誘導体に加えて、一つ以上の両性界面活性剤、例えばN-アシルアミノ酸、例えばN-アルキルアミノアセテート及び二ナトリウムココアンフォジアセテート、並びにアミンオキシド、例えばステアラミンオキシド、あるいはシリコーン界面活性剤、例えばジメチコーンコポリオールホスフェート、例えばPhoenix Chemical社によりPecosil PS 100(登録商標)の名称で市販の製品を更に含んでよい。
本発明による組成物中においては、付加的界面活性剤の合計含量は、該組成物全重量に対して1乃至30重量%、好ましくは1乃至20重量%、更に好適には2乃至15重量%の範囲であってよい。
一変形によれば、本特許出願による組成物は、1重量%未満、好ましくは0.5重量%未満のトリエタノールアミンを含み、更に好適にはトリエタノールアミンを全く含まない。
好ましい一変形によれば、本特許出願による化粧品組成物は1重量%未満、好ましくは0.5重量%未満のトリエタノールアミンステアレートを含み、更に好適にはトリエタノールアミンステアレートを全く含まない。
一実施態様によれば、該組成物は、好ましくは10乃至30の炭素原子を含む脂肪アルコールから選択される共界面活性剤を更に含む。「10乃至30の炭素原子を含む脂肪アルコール」なる表現は、飽和もしくは不飽和の、分枝状もしくは非分枝状の、10乃至30の炭素原子を含むあらゆる純粋脂肪アルコールを意味する。
10乃至26の炭素原子、更に好適には10乃至24の炭素原子、更に好適には14乃至22の炭素原子を含む脂肪アルコールが好ましく使用される。
該組成物中に使用してよい脂肪アルコールとしては、特にラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、セテアリルアルコール(セチルアルコールとステアリルアルコールとの混合物)、ベヘニルアルコール、及びエルシルアルコール、並びにこれらの混合物を挙げてよい。セチルアルコールが好ましく使用される。
こうした脂肪アルコールは、特にSasol社によりNafolの名称で市販されている。
脂肪アルコールは、当該組成物全重量に対して0.2乃至20重量%、好ましくは0.3乃至10重量%の範囲の含量で存在してよい。
(ワックス)
本特許出願による組成物は、少なくとも1つのワックスを含有する。
本特許出願による組成物は、少なくとも1つのワックスを含有する。
本発明の目的のためには、「ワックス」なる語は、固体/液体の可逆的な状態変化を示し、且つ30℃以上で120℃までの範囲をとりうる融点をもつ、室温(25℃)で固体である親油性化合物を意味する。
ワックスの融点は、示差走査熱量計(DSC)、例えばMettler社よりDSC 30の名称で市販の熱量計を用いて測定してよい。
ワックスは、炭化水素系ワックス、フルオロワクス、及び/またはシリコーンワックスであってよく、植物、鉱物、動物、及び/または合成由来であってよい。特に、ワックスは25℃超の、より好適には45℃超の融点を有する。
ワックスは、当該組成物全重量に対して0.1乃至50重量%の範囲の含量で存在してよい。好ましくは、ワックスは1乃至40重量%、更に好適には5乃至30重量%、更に好適には10乃至30重量%、更に好適には15乃至30重量%の含量で存在してよい。
別の実施態様によれば、ワックスは当該組成物全重量に対して5重量%以上、好ましくは10重量%以上、好ましくは15重量%以上の含量で存在してよい。
炭化水素系ワックス、例えば、蜜蝋、ラノリンワックス、イボタロウ;米ぬかロウ、カルナウバワックス、カンデリラワックス、オウリカリーワックス、アフリカハネガヤワックス、コルクファイバーワックス、サトウキビワックス、木ロウ、及びスマックワックス;モンタンロウ、ミクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス、及びオゾケライト;ポリエチレンワックス、フィッシャー・トロプシュ合成によって得られるワックス、及びワックス状コポリマー、並びにこれらのエステルを特に使用してよい。
直鎖状または分枝状のC8-C32脂肪鎖を有する動物または植物オイルの接触水素化により得られるワックスをさらに挙げることができる。
これらのワックスの中で、特に挙げてよいのは、水添ホホバ油、、異性化ホホバ油、例えば、Desert Whale社によりIso-Jojoba-50(登録商標)の商品名で製造もしくは市販のトランス異性化部分水添ホホバ油、水添ヒマワリ油、水添ヒマシ油、水添ココナッツオイル、水添ラノリンオイル、ならびにHeterene社によりHest 2T-4Sの名称で市販のビス(1,1,1-トリメチロールプロパン) テトラステアレートである。
シリコーンワックス、例えば16乃至45の炭素原子を含むアルキルもしくはアルコキシジメチコーン、並びにフッ化ワックスもまた挙げることができる。
ステアリルアルコールでエステル化されたオリーブ油の水素化によって得られ、Phytowax Olive 18L57の名称で市販のワックス、あるいはセチルアルコールでエステル化されたヒマシ油の水素化により得られ、Sophim社によりPhytowax ricin 16L64及び22L73の名称で市販のワックスもまた使用してよい。このようなワックスは、特許出願FR-A-2 792 190に開示されている。
特定の一実施態様によれば、本発明による組成物は、少なくとも1つの「粘着性(tacky)」ワックス、すなわち、0.7N.s以上の粘着性と、3.5MPa以下の硬度をもつワックスを含んでよい。
粘着性ワックスの使用により、特に睫毛への適用が容易であり、睫毛によく付着し、且つ滑らかで均一なボリュームのあるメイクアップの形成をもたらす化粧品組成物の製造が可能になる。
使用される粘着性ワックスは、とりわけ0.7N.s乃至30N.sの範囲、特に1N.s以上、とりわけ1N.s乃至20N.sの範囲、特に2N.s以上、とりわけ2N.s乃至10N.sの範囲、特に2N.s乃至5N.sの範囲の粘着性を有してよい。
ワックスの粘着性は、45°の角度をなす円錐形アクリルポリマースピンドルを備えたRheo社によりTA-TX2i(登録商標)の名称で市販のテクスチャー測定器を使用して、20℃での時間の関数としての力(圧縮力または伸張力)の変化を測定することにより決定される。
測定プロトコルは下記の通りである。
ワックスを、ワックスの融点+10℃に等しい温度で融解させる。融解したワックスを直径25mm、深さ20mmの容器に注ぐ。ワックスを24時間かけて室温(25℃)で再結晶させ、ワックスの表面が平坦且つ滑らかになるようにし、次いで粘着性を測定するまで少なくとも1時間に亘り20℃にて貯蔵する。
ワックスを、ワックスの融点+10℃に等しい温度で融解させる。融解したワックスを直径25mm、深さ20mmの容器に注ぐ。ワックスを24時間かけて室温(25℃)で再結晶させ、ワックスの表面が平坦且つ滑らかになるようにし、次いで粘着性を測定するまで少なくとも1時間に亘り20℃にて貯蔵する。
テクスチャー測定器スピンドルを0.5mm/秒の速度で移動させ、その後2mmの貫入深さまでワックスに貫入させる。スピンドルが2mmの深さまでワックスに貫入した時点で、スピンドルを1秒間(緩和時間に相当する)静止させ、次に、0.5mm/sの速度で引き抜く。
緩和時間の間に力(圧縮力)は大幅に減少して0となり、その後スピンドルの引き抜きの間には力(伸張力)は負になり、次いで再度増大して0となる。粘着性は、時間の関数としての力の曲線の、負の値の力(伸張力)に対応する曲線の部分の積分に相当する。粘着性の値はN・sで表される。
使用してよい粘着性ワックスは、通常、3.5MPa以下、特に、0.01MPaから3.5MPaの範囲、殊に、0.05MPaから3MPaの範囲、あるいは0.1MPaないし2.5MPaの範囲の硬度を有する。
硬度は前述のプロトコルに従って測定される。
使用してよい粘着性ワックスは、単独または混合物としてのC20-C40アルキル(ヒドロキシステアリルオキシ)ステアレート(アルキル基は20乃至40の炭素原子を含む)、特に下式(II):
[式中、mは18乃至38の範囲の整数である]
のC20-C40アルキル12-(12’-ヒドロキシステアリルオキシ)ステアレート、あるいは式(II)の化合物の混合物である。
のC20-C40アルキル12-(12’-ヒドロキシステアリルオキシ)ステアレート、あるいは式(II)の化合物の混合物である。
こうしたワックスは、特にKoster Keunen社によりKester Wax K 82 P(登録商標)及びKester Wax K 80 P(登録商標)の名称で市販されている。
前述のワックスは、一般的に45℃未満の出発融点を有する。
約0.46MPaの硬度及び約1N.sの粘着性をを有する、Strahl&Pitsch社によりSP18の品番で市販のミクロクリスタリンワックスもまた使用してよい。
前記ワックスは、ワックスの水性ミクロ分散物の形態であってもよい。「ワックスの水性ミクロ分散物」なる表現は、ワックス粒子の水性分散物であって、前記ワックス粒子のサイズが約1μm以下であるものを意味する。
ワックスミクロ分散物は、コロイド状ワックス粒子の安定な分散物であり、特に”Microemulsions Theory and Practice”, L.M. Prince Ed., Academic Press (1977) pages 21-32に開示されている。
特に、これらのワックスミクロ分散物は、界面活性剤及び任意に水の一部の存在下にてワックスを溶融させ、次いで攪拌しつつ温水を徐々に添加することによって得てよい。油中水型のエマルションの中間体形成、次いで転相が観察され、水中油型のミクロエマルションの最終生成物が得られる。冷却すると、固形ワックスのコロイド状粒子の安定なミクロ分散物が得られる。
ワックスミクロ分散物は、ワックス、界面活性剤、及び水の混合物を、攪拌手段、例えば超音波、高圧ホモジェナイザーまたはターボミキサー等を使用して攪拌することによって得てもよい。
ワックスミクロ分散物の粒子は、好ましくは1μm未満(特に0.02μm乃至0.99μmの範囲)、好ましくは0.5μm未満(特に0.06μm乃至0.5μmの範囲)の平均径を有する。
これら粒子は、主としてワックスまたはワックスの混合物からなる。しかしながら、これらは少量の油性及び/またはペースト状脂肪添加物、界面活性剤、並びに/あるいは通常の親油性添加剤/活性剤を含んでよい。
本特許出願による組成物は、少なくとも一つの親水性または親油性フィルム形成性ポリマーを更に含んでもよい。
本特許出願においては、「フィルム形成性ポリマー 」なる語は、それ自体でまたは補助的フィルム形成性剤の存在下で、睫に接着する微視的に連続性のフィルム、好ましくは粘着性フィルム、更に好適には、例えば当該フィルムが非粘着性表面、例えばテフロン(登録商標)被覆もしくはシリコーン被覆表面上などでの成形により製造される場合に、当該フィルムが分離可能であり、且つ分離状態で取り扱い可能であるような粘着性及び機械特性を有するフィルムを形成性ポリマーを意味する。
一般的に、本特許出願による組成物中の「フィルム形成性ポリマー」の含量は、当該組成物全重量に対して0.1乃至40重量%、好ましくは0.5乃至30重量%、更に好適には1乃至20重量%の範囲である。
親水性フィルム形成性ポリマーは、水溶性ポリマーであっても、あるいは水性媒質中の分散物状態であってもよい。
本発明の組成物中に使用してよいフィルム形成性ポリマーの中では、合成ポリマー、フリーラジカルタイプ、あるいは重縮合物タイプ、及び天然由来のポリマー、並びにこれらの混合物を挙げてよい。
挙げてよい水溶性フィルム形成性ポリマーの例には、
・タンパク質、例えば植物由来のタンパク質、例えば小麦または大豆タンパク質;動物由来のタンパク質、例えばケラチン、例えばケラチン水解物及びスルホンケラチン;
・セルロースポリマー、例えばヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、及びカルボキシメチルセルロース、更には第四級化セルロース誘導体;
・アクリルポリマーまたはコポリマー、例えばポリアクリレートまたはポリメタクリレート;
・ビニルポリマー、例えばポリビニルピロリドン、メチルビニルエーテルと無水マレイン酸とのコポリマー、酢酸ビニルとクロトン酸とのコポリマー、ビニルピロリドンと酢酸ビニルとのコポリマー、ビニルピロリドンとカプロラクタムとのコポリマー、あるいはポリビニルアルコール;
・アニオン性、カチオン性、両性、または非イオン性キチンまたはキトサンポリマー;
・ アラビアゴム、グアーガム、キサンタン誘導体、及びカラヤガム;
・ アルギネート及びカラギーナン;
・グルコアミノグリカン、及びヒアルロン酸及びその誘導体;
・シェラック樹脂、サンダラックガム、ダマー樹脂、エレミガム、及びコーパル樹脂;
・デオキシリボ核酸;
・ムコ多糖類、例えばコンドロイチンサルフェート;並びに
・これらの混合物;
が含まれる。
・タンパク質、例えば植物由来のタンパク質、例えば小麦または大豆タンパク質;動物由来のタンパク質、例えばケラチン、例えばケラチン水解物及びスルホンケラチン;
・セルロースポリマー、例えばヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、及びカルボキシメチルセルロース、更には第四級化セルロース誘導体;
・アクリルポリマーまたはコポリマー、例えばポリアクリレートまたはポリメタクリレート;
・ビニルポリマー、例えばポリビニルピロリドン、メチルビニルエーテルと無水マレイン酸とのコポリマー、酢酸ビニルとクロトン酸とのコポリマー、ビニルピロリドンと酢酸ビニルとのコポリマー、ビニルピロリドンとカプロラクタムとのコポリマー、あるいはポリビニルアルコール;
・アニオン性、カチオン性、両性、または非イオン性キチンまたはキトサンポリマー;
・ アラビアゴム、グアーガム、キサンタン誘導体、及びカラヤガム;
・ アルギネート及びカラギーナン;
・グルコアミノグリカン、及びヒアルロン酸及びその誘導体;
・シェラック樹脂、サンダラックガム、ダマー樹脂、エレミガム、及びコーパル樹脂;
・デオキシリボ核酸;
・ムコ多糖類、例えばコンドロイチンサルフェート;並びに
・これらの混合物;
が含まれる。
前記フィルム形成性ポリマーはまた、該組成物中に、水性相中又は非水性溶媒相中に分散した粒子の形態で存在してもよく、これは一般にラテックス又はシュードラテックスとして公知である。これらの分散物の調製技術は、当業者には周知である。
使用して良いフィルム形成性ポリマーの水性分散物には、Avencia-Neoresins社によりNeocryl XK-90(登録商標)、Neocryl A-1070(登録商標)、Neocryl A-1090(登録商標)、Neocryl BT-62(登録商標)、Neocryl A-1079(登録商標)、及びNeocryl A-523(登録商標)の名称で、Dow Chemical社によりDow Latex 432(登録商標)の名称で、Daito Kasey Kogyo社によりDaitosol 5000AD(登録商標)、Daitosol 5000SJ(登録商標)の名称で、Interpolymer社によりSyntran 5760(登録商標)の名称で、Rohm&HaasによりAllianz OPT(登録商標)の名称で市販のアクリル性分散物、あるいはAvencia Neoresins社によりNeorez R-981(登録商標)及びNeorez R-974(登録商標)の名称で、Noveon社により、Avalure UR-405(登録商標)、Avalure UR-410(登録商標)、Avalure UR-425(登録商標)、Avalure UR-450(登録商標)、Sancure 875(登録商標)、Avalure UR-445(登録商標)、及びSancure 2060(登録商標)の名称で、ByerによってImpranil 85(登録商標)の名称で、及び、HydromerによってAquamere H-1511(登録商標)の名称で市販の水性ポリウレタン分散物;Eastman Chemical ProductsによりEastman AQ(登録商標)の商品名で市販のスルホポリエステル、ビニル分散物、例えばMexomer PAM(登録商標)、水性ポリビニルアセテート分散物、例えばNisshin Chemical社製のVinybran(登録商標)、あるいはUnion Carbide社により市販のもの、ビニルピロリドン、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド、及びラウリルジメチルプロピルメタクリルアミドアンモニウムクロライドターポリマーの水性分散物、例えばISP社製のStyleze W、ポリウレタン/ポリアクリルハイブリッドポリマーの水性分散物、例えばAir Products社によりHybridur(登録商標)の品番で市販のもの、またはNational Starch製のDuromer(登録商標)、並びにコア/シェルタイプの分散物、例えば品番Kynarの下でAtofina社により市販のもの(コア:フッ化;シェル:アクリル)あるいは有利には文献US5188899に記載のもの(コア:シリカ;シェル:シリコーン)、並びにこれらの混合物が含まれる。
親油性ポリマーは、非水性溶媒相中の溶液または分散物状態であってよい。
本特許出願による組成物は少なくとも一つの親水性ゲル化剤を更に含んで良く、これらは下記より選択される。
・アクリル酸またはメタクリル酸のホモポリマーまたはコポリマー、あるいはこれらの塩及びこれらのエステル、特にAllied Colloid社によりVersicol F(登録商標)またはVersicol K(登録商標)の名称で市販の製品、Chiba-Geigy社によりUltrahold 8(登録商標) の名称で市販の製品、Synthalen Kタイプのポリ(アクリル酸)、
・アクリル酸とアクリルアミドとのコポリマーであって、そのナトリウム塩の形態でHercules社によりReten(登録商標)の名で市販のもの、Henkel社によりHydagen F(登録商標)の名で市販のポリヒドロキシカルボン酸のナトリウム塩、
・Pemulenタイプのポリアクリル酸/アルキルアクリレートコポリマー、
・Clariant社により市販のAMPS(特にアンモニア水で部分的に中和され、高度に架橋したポリアクリルアミドメチルプロパンスルホン酸)、
・Seppic社により市販のSepigel(登録商標)またはSimugel(登録商標)タイプのAMPS/アクリルアミドコポリマー、及び
・AMPS/ポリオキシエチレン化アルキルメタクリレートコポリマー(架橋または未架橋)、並びに
・ これらの混合物。
・アクリル酸またはメタクリル酸のホモポリマーまたはコポリマー、あるいはこれらの塩及びこれらのエステル、特にAllied Colloid社によりVersicol F(登録商標)またはVersicol K(登録商標)の名称で市販の製品、Chiba-Geigy社によりUltrahold 8(登録商標) の名称で市販の製品、Synthalen Kタイプのポリ(アクリル酸)、
・アクリル酸とアクリルアミドとのコポリマーであって、そのナトリウム塩の形態でHercules社によりReten(登録商標)の名で市販のもの、Henkel社によりHydagen F(登録商標)の名で市販のポリヒドロキシカルボン酸のナトリウム塩、
・Pemulenタイプのポリアクリル酸/アルキルアクリレートコポリマー、
・Clariant社により市販のAMPS(特にアンモニア水で部分的に中和され、高度に架橋したポリアクリルアミドメチルプロパンスルホン酸)、
・Seppic社により市販のSepigel(登録商標)またはSimugel(登録商標)タイプのAMPS/アクリルアミドコポリマー、及び
・AMPS/ポリオキシエチレン化アルキルメタクリレートコポリマー(架橋または未架橋)、並びに
・ これらの混合物。
・会合性ポリウレタン、例えばServo Delden社製のポリマーC16-OE120-C16(OEはオキシエチレン単位である)(商品名SER AD FX1100として市販の、ウレタン官能基を含み、且つ1300の重量平均分子量を有する分子である)、Rheox社により市販の尿素官能基を含むRheolate 205、あるいはRheolate 208または204(これらの会合性ポリウレタンは純粋形態で市販されている)、Rohm & Haas社製の、C20アルキル鎖及びウレタン結合を有し、水中に活性物質20%で販売されているDW 1206B。これら会合性ポリウレタンの溶液または分散物、特に水または水性−アルコール性媒質中の溶液または分散物もまた使用して良い。こうしたポリマーの挙げてよい例には、Servo Delden社製のSER AD FX1010、SER AD FX1035およびSER AD 1070、並びにRheox社製のRheolate 255、Rheolate 278、およびRheolate 244が含まれる。さらに、Rohm & Haas社製の製品DW 1206F及びDW 1206J、並びにAcrysol RM 184またはAcrysol 44、あるいはBorchers社製のBorchigel LW 44もまた使用して良い、並びに
・これらの混合物。
・これらの混合物。
上述の所定の水溶性フィルム形成性ポリマーは、水溶性ゲル化剤としても作用しうる。
親水性ゲル化剤は、本発明による組成物中に、該組成物全重量に対して0.05乃至50重量%、好ましくは0.1乃至20重量%、更に好適には0.5乃至15重量%の範囲の含量で存在して良い。
本特許出願による組成物は、少なくとも1つ以上のオイルまたは有機溶媒を更に含んで良い。
「オイルまたは有機溶媒」なる語は、室温及び常圧で液体である非水性物質を意味する。オイルは揮発性であっても不揮発性であってもよい。
本発明の目的のためには、「揮発性オイルまたは有機溶媒」なる語は、室温及び常圧にて皮膚または睫毛と接触すると、1時間未満のうちに蒸発し得るオイルを意味すると解される。本発明の揮発性有機溶媒及び揮発性オイルは、室温で液体であり、室温及び常圧にてゼロでない、殊に0.13Pa乃至40000Pa(10-3から300mmHg)の範囲、特に1.3Pa乃至13000Pa(0.01から100mmHg)の範囲、より特定すると、1.3Pa乃至1300Pa(0.01から10mmHg)の範囲の蒸気圧をもつ、揮発性有機化粧品用溶媒及び化粧用オイルである。「不揮発性オイル」なる語は、室温及び常圧にて皮膚またはケラチン繊維表面上に少なくとも数時間は留まり、特に10-3mmHg(0.13Pa)未満の蒸気圧をもつオイルを意味すると解される。
オイルは、当該組成物中に、組成物全重量に対して0.05乃至30重量%、好ましくは0.1乃至15重量%の範囲の含量で存在して良い。本発明による組成物は、揮発性オイルまたは不揮発性オイル及びこれらの混合物を含んで良い。
揮発性オイル(または有機溶媒)は、炭化水素系オイル、シリコーンオイル、またはフッ化オイル、あるいはこれらの混合物であってよい。
「炭化水素系オイル」なる語は、主に水素および炭素原子を含み、任意に酸素、窒素、硫黄およびリン原子を含むオイルを意味する。揮発性炭化水素系オイルは、8乃至16の炭素原子を含む炭化水素系オイル、特に分枝状C8〜C16アルカン、例えば、石油由来のC8〜C16イソアルカン(イソパラフィンとしても知られている)、例えばイソドデカン(2,2,4,4,6-ペンタメチルヘプタンとしても知られている)、イソデカンまたはイソヘキサデカン、例えばIsoparsまたはPermethylの商品名で市販のオイル、分枝状C8〜C16エステル及びイソヘキシルネオペンタノエート、並びにこれらの混合物から選択可能である。他の揮発性炭化水素系オイル、例えば石油蒸留物、特に、Shell社によりShell Solt(登録商標)の名称で市販のものもまた使用してよい。
更に使用して良い揮発性オイルには、揮発性シリコーン、例えば、揮発性の直鎖状または環状シリコーンオイル、特に、6センチストークス(6×10-6m2/s)以下の粘度を有し、特に3乃至6のケイ素原子を含むものが含まれ、これらのシリコーンは、1または2個の炭素原子を含むアルキルまたはアルコキシ基を任意に含む。本発明で使用してよい可能な揮発性シリコーンオイルとして、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ペプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、及びドデカメチルペンタシロキサン、並びにこれらの混合物を特に挙げてよい。
揮発性有機溶媒、特にフッ化溶媒、例えばノナフルオロメトキシブタンまたはペルフルオロメチルシクロペンタンもまた挙げてよい。
本発明による各組成物は少なくとも一つの不揮発性オイルまたは有機溶媒を更に含んで良く、これは特に、不揮発性炭化水素系オイル及び/またはシリコーンオイル及び/またはフッ化オイルから選択して良い。
特に挙げてよい不揮発性炭化水素系オイルには以下のものが含まれる。
・植物由来の炭化水素系オイル、例えば、グリセロールの脂肪酸エステルからなるトリグリセリド(それらの脂肪酸はC4からC24の範囲の様々な鎖長をもち、これらの鎖は直鎖状または分枝状で、飽和または不飽和であってよい);これらのオイルは、特に、小麦麦芽油、ヒマワリ油、ブドウ種油、ゴマ油、トウモロコシ油、アプリコットオイル、ヒマシ油、シア油、アボカド油、オリーブ油、大豆油、スイートアーモンドオイル、パーム油、ナタネ油、綿実油、ヘーゼルナッツオイル、マカダミアオイル、ホホバ油、アルファルファ油、ポピーオイル、パンプキンオイル、マローオイル、ブラックカラントシードオイル、オオマツヨイグサ油、粟油、オオムギ油、キヌアオイル、ライムギ油、ベニバナ油、ククイ油、パッションフラワーオイルおよびムスクローズオイルである;あるいは、カプリル/カプリン酸トリグリセリド、例えば、Stearineries Dubois社により市販のもの、または、Dynamit Nobel社により、Miglyol 810(登録商標)、812(登録商標)および818(登録商標)の名称で市販のもの;
・ 10から40個の炭素原子を含む合成エステル;
・鉱物または合成由来の直鎖状または分枝状炭化水素、例えば、石油ゼリー、ポリデセン、パーリーム(ParLeam)のような水添ポリイソブテン、およびスクワラン、ならびにこれらの混合物;
・合成エステル、例えば、式R1COOR2のオイル(式中、R1は1乃至40の炭素原子を含む直鎖状または分枝状脂肪酸残基を表し、R2は特に1乃至40の炭素原子を含む分枝状炭化水素系鎖を表し、但しR1+R2が10以上であることとする)、例えばパーセリンオイル(セトステアリルオクタノエート)、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、C12-C15アルキルベンゾエート、ヘキシルラウレート、ジイソプロピルアジペート、イソノニルイソノナノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、イソステアリルイソステアレート、アルキルもしくはポリアルキルのオクタノエート、デカノエート、もしくはリシノレエート、例えばプロピレングリコールジオクタノエート;ヒドロキシル化エステル、例えば、イソステアリルラクテート及びジイソステアリルマレート;並びにペンタエリスリトールエステル;
・室温で液体であり、12乃至26の炭素原子を含む分枝状および/または不飽和の炭化水素系鎖を含む脂肪アルコール、例えば、オクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、2-ヘキシルデカノール、2-ブチルオクタノール、または2-ウンデシルペンタデカノール;
・高級脂肪酸、例えば、オレイン酸、リノール酸、またはリノレン酸;並びに
・ これらの混合物。
・植物由来の炭化水素系オイル、例えば、グリセロールの脂肪酸エステルからなるトリグリセリド(それらの脂肪酸はC4からC24の範囲の様々な鎖長をもち、これらの鎖は直鎖状または分枝状で、飽和または不飽和であってよい);これらのオイルは、特に、小麦麦芽油、ヒマワリ油、ブドウ種油、ゴマ油、トウモロコシ油、アプリコットオイル、ヒマシ油、シア油、アボカド油、オリーブ油、大豆油、スイートアーモンドオイル、パーム油、ナタネ油、綿実油、ヘーゼルナッツオイル、マカダミアオイル、ホホバ油、アルファルファ油、ポピーオイル、パンプキンオイル、マローオイル、ブラックカラントシードオイル、オオマツヨイグサ油、粟油、オオムギ油、キヌアオイル、ライムギ油、ベニバナ油、ククイ油、パッションフラワーオイルおよびムスクローズオイルである;あるいは、カプリル/カプリン酸トリグリセリド、例えば、Stearineries Dubois社により市販のもの、または、Dynamit Nobel社により、Miglyol 810(登録商標)、812(登録商標)および818(登録商標)の名称で市販のもの;
・ 10から40個の炭素原子を含む合成エステル;
・鉱物または合成由来の直鎖状または分枝状炭化水素、例えば、石油ゼリー、ポリデセン、パーリーム(ParLeam)のような水添ポリイソブテン、およびスクワラン、ならびにこれらの混合物;
・合成エステル、例えば、式R1COOR2のオイル(式中、R1は1乃至40の炭素原子を含む直鎖状または分枝状脂肪酸残基を表し、R2は特に1乃至40の炭素原子を含む分枝状炭化水素系鎖を表し、但しR1+R2が10以上であることとする)、例えばパーセリンオイル(セトステアリルオクタノエート)、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、C12-C15アルキルベンゾエート、ヘキシルラウレート、ジイソプロピルアジペート、イソノニルイソノナノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、イソステアリルイソステアレート、アルキルもしくはポリアルキルのオクタノエート、デカノエート、もしくはリシノレエート、例えばプロピレングリコールジオクタノエート;ヒドロキシル化エステル、例えば、イソステアリルラクテート及びジイソステアリルマレート;並びにペンタエリスリトールエステル;
・室温で液体であり、12乃至26の炭素原子を含む分枝状および/または不飽和の炭化水素系鎖を含む脂肪アルコール、例えば、オクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、2-ヘキシルデカノール、2-ブチルオクタノール、または2-ウンデシルペンタデカノール;
・高級脂肪酸、例えば、オレイン酸、リノール酸、またはリノレン酸;並びに
・ これらの混合物。
本発明による組成物中に使用してよい不揮発性シリコーンオイルは、不揮発性ポリジメチルシロキサン(PDMS)、ペンダントの、且つ/またはシリコーン鎖末端にあるアルキルもしくはアルコキシ基(各基は2乃至24の炭素原子を有する)を含むジメチルシロキサン、フェニルシリコーン、例えば、フェニルトリメチコーン、フェニルジメチコーン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコーン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン、及び2-フェニルエチルトリメチルシロキシシリケートであってよい。
本発明による組成物中に使用してよいフッ化オイルは、特に文献EP-A-847 752に記載のように、フルオロシリコーンオイル、フルオロポリエーテル、またはフルオロシリコーンである。
本発明による組成物中の不揮発性オイルまたは有機溶媒の含量は、組成物全重量に対して0.01乃至30重量%、特に0.1乃至25重量%、更に好適には0.1乃至20重量%の範囲である。
本発明による組成物は、少なくとも一つの染料、例えば粉末染料、脂溶性染料、及び水溶性染料を更に含んで良い。
粉体染料は、顔料及び真珠光沢剤から選択して良い。
顔料は、白色または有色の、無機及び/または有機の、被覆または未被覆のものであってよい。無機顔料の中では、任意に表面処理を施した二酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、または酸化セリウム、並びに酸化鉄または酸化クロム、マンガンヴァイオレット、ウルトラマリンブルー、クロム水和物、及びフェリックブルーを挙げてよい。有機顔料の中では、カーボンブラック、D&Cタイプの顔料、コチニールカルミン、バリウム、ストロンチウム、カルシウムもしくはアルミニウムに基づくレーキを挙げてよい。
真珠光沢剤は、白色真珠光沢顔料、例えば酸化チタンもしくは塩化オキシビスマスで被覆されたマイカ、有色真珠光沢顔料、例えばチタンマイカを酸化鉄で被覆したもの、チタンマイカを特にフェリックブルーもしくは酸化クロムで被覆したもの、チタンマイカを上述のタイプの有機顔料で被覆したもの、並びにオキシ塩化ビスマスに基づく真珠光沢顔料から選択してよい。
脂溶性染料は、例えば、スダンレッド、D&C Red 17、D&C Green 6、β-カロテン、大豆油、スダンブラウン、D&C Yellow 11、D&C Violet 2、D&C Orange 5、キノリンイエローまたはアナトーである。
これらの染料は、前記組成物の全重量に対して、0.01乃至30重量%の範囲の含量で存在してよい。
本発明による組成物は、少なくとも一つのフィラーを更に含んで良い。
フィラーは、この分野の当業者に周知であり、且つ化粧品に通常使用されるものから選択してよい。フィラーは、無機または有機の、ラメラまたは球状のものであってよい。挙げることができるのは、タルク、マイカ、シリカ、カオリン、ポリアミドのパウダー、例えば、AtochemによりOrgasol(登録商標)の商品名で販売されているNylon(登録商標)、ポリ-β-アラニンパウダーおよびポリエチレンパウダー、テトラフルオロエチレンポリマー製、例えばテフロン(登録商標)製のパウダー、ラウロイルリシン、デンプン、窒化ホウ素、ポリ塩化ビニリデン/アクリロニトリルのもののような、発泡性ポリマー中空マイクロスフィア、例えば、Nobel Industrie社によりExpancel(登録商標)の名称で市販の製品、アクリルパウダー、例えば、Dow Corning社によりPolytrap(登録商標)の名称で市販のもの、ポリメチルメタクリレート粒子およびシリコーン樹脂マイクロビーズ(例えば、ToshibaのTospearls(登録商標))、沈降炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムおよび炭酸水素マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、中空シリカマイクロスフィア(Maprecos製のSilica Beads(登録商標))、ガラスまたはセラミックのマイクロカプセル、8乃至22の炭素原子、特に、12乃至18の炭素原子を含む有機カルボン酸から誘導される金属石鹸、例えば亜鉛、マグネシウム、またはリチウムのステアレート、亜鉛ラウレート及びマグネシウムミリステートである。
加熱に際して膨張しうる化合物、特に熱膨張性粒子、例えば塩化ビニリデン/アクリロニトリル/メタクリル酸メチルコポリマーの、またはアクリロニトリルホモポリマーコポリマーの未膨張ミクロスフェア、例えばAkzo Nobel社により品番Expancel(登録商標)820 DU 40及びExpancel(登録商標)007WUでそれぞれ市販されているものを使用することができる。
フィラーは、組成物全重量に対して0.1乃至25重量%、特に0.2乃至20重量%を占めて良い。
本発明による組成物は、延長効果における改善を可能にする繊維を更に含有可能である。
「繊維」なる語は、長さLと直径Dとを有し、LがDより格段に大きい物体を意味すると解され、Dは繊維の横断面が内接する円の直径である。特に、L/D比(又は縦横比)は、3.5乃至2500、特に5乃至500、殊に5乃至150の範囲内で選択される。
本発明の組成物に使用して良い繊維は、合成又は天然由来の、無機又は有機の繊維であってよい。これらは短いか又は長く、個別の、または例えば編んでまとめた、さらに中空又は中密のものであってよい。これらはいかなる形状をとってもよく、特に企図する特定の応用によって円形又は多角形(四角形、六角形、又は八角形)の横断面を有してよい。特にこれらの端部は、怪我を避けるために鈍化及び/または研磨されている。
特に、繊維は、1μm乃至10mm、好ましくは0.1mm乃至5mm、更に好適には0.3mm乃至3.5mmの範囲の長さを有する。その横断面は、2nm乃至500μmの範囲の、好ましくは100nm乃至100μmの範囲の、更に好適には1μm乃至50μmの範囲の直径を有する円内に包含可能である。繊維の質量又は番手は、しばしば、デニール又はデシテックスで表示されるが、これは9kmあたりの糸のグラム数を表す。特に、本発明による繊維は、0.15乃至30デニール、更に好適には0.18乃至18デニールの範囲内で選択される番手を有してよい。
本発明の組成物中に使用してよい繊維は、剛性または非剛性の繊維から選択して良く、また合成または天然の、無機または有機由来のものであってよい。
さらにまた、前記繊維は表面処理されていてもいなくても、被覆されていてもいなくても、着色されていてもいなくてもよい。
本発明による組成物中に使用してよい繊維としては、非剛性繊維、例えばポリアミド(Nylon(登録商標))繊維、あるいは剛性繊維、例えばポリイミドアミド繊維、例えばRhodia社よりKermel(登録商標)及びKermel Tech(登録商標)の名称で市販のもの、あるいはポリ(p-フェニレンテレフタルアミド)(またはアラミド)繊維、特にDuPont de Nemours社によりKevlar(登録商標)の名称で市販のものを挙げてよい。
前記繊維は、本発明による組成物中に、組成物全重量に対して0.01乃至10重量%、特に0.1乃至5重量%、とりわけ0.3乃至3重量%の含量で存在してよい。
本発明による組成物中は、少なくとも一つの化粧用活性剤を更に含んで良い。
本発明による組成物中に使用してよい化粧用活性成分としては、抗酸化剤、保存料、香料、中和剤、エモリエント、増粘剤、コアレッサー、可塑剤、モイスチャライザー、ビタミン、及びスクリーン剤、特にサンスクリーン、並びにこれらの混合物を挙げてよい。
言うまでもないが、当業者は本発明による組成物の有利な特性が想定する添加によって損なわれることのないように、または実質的に損なわれることのないように、任意の付加的添加剤及び/またはその量を注意深く選択するであろう。
好ましくは、本発明による組成物はリーブイン組成物である。
本発明による組成物は、前記組成物を収容する少なくとも一つの区画を区切る容器中に準備して良く、前記容器は閉鎖部材によって閉鎖される。
該容器は、好ましくは、特に撚線によって保持される毛の列を含むブラシの形態であるアプリケーターを伴う。こうしたツイストブラシは、特にUS4887622に開示されている。これは特に成形によって得られる複数の適用部材を備えた櫛の形態であってもよい。こうした櫛は、例えば特許FR2796529に記載されている。アプリケーターは、特許FR2761959に記載のように容器に堅固に付属していてよい。有利には、アプリケーターは、それ自体閉鎖部材に堅固に付属した幹部に堅固に付属している。
閉鎖部材は、ねじ止めによって容器に連結させて良い。あるいはまた、閉鎖部材と容器との間の連結はねじ止め以外の、特に差し込み機構によって、クリック留めによって、あるいは締め付けによって行われる。「クリック留め」なる語は、特に前記閉鎖部材の、一部の弾性変形によって物質のふちもしくはへりが通過した後、ふちもしくはへりが通過した後に前記一部が弾性非加圧の位置に戻ることを含むあらゆる系を意味する。
容器は、少なくとも部分的に熱可塑性の物質で製造されてよい。挙げてよい熱可塑性物質の例には、ポリプロピレン及びポリエチレンが含まれる。
あるいはまた、前記容器は比熱か組成物質、特にガラスまたは金属(または合金)製である。
前記容器は、好ましくは容器の開口領域に位置する液切り部を備えている。こうした液切り部により、アプリケーター及び任意にこれが堅固に付属していてよい幹部を拭うことが可能になる。こうした液切り部は、例えば、特許FR2792618に開示されている。
以下の実施例は、本発明の詳説として与えられ、その範囲を制限するものではない。
以下の組成物を調製した。記載の量は、組成物全重量に対する質量%で表示される。
これらのマスカラは、以下の手順で調製される。
・脂肪相(ワックス)を98℃に加熱する。
・93℃に余熱した水性相を激しく撹拌しつつ添加してエマルションを調製する。
これらのマスカラは、以下の手順で調製される。
・脂肪相(ワックス)を98℃に加熱する。
・93℃に余熱した水性相を激しく撹拌しつつ添加してエマルションを調製する。
(実施例1:マスカラ)
・ カンデリラワックス 30%
・ ナトリウムココイルイセチオネート(Akzo社製Elfan AT 84G) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
・ カンデリラワックス 30%
・ ナトリウムココイルイセチオネート(Akzo社製Elfan AT 84G) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
(実施例2:マスカラ)
・ パラフィンワックス 30%
・ ナトリウムココイルイセチオネート(Akzo社製Elfan AT 84G) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
・ パラフィンワックス 30%
・ ナトリウムココイルイセチオネート(Akzo社製Elfan AT 84G) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
(実施例3:マスカラ)
・ 蜜蝋 25%
・ ナトリウムココイルイセチオネート(Akzo社製Elfan AT 84G) 5%
・ 顔料(酸化鉄) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
・ 蜜蝋 25%
・ ナトリウムココイルイセチオネート(Akzo社製Elfan AT 84G) 5%
・ 顔料(酸化鉄) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
各組成物の曲げ剛性率G*を、上述のプロトコルに従って測定する。
実施例1乃至3のマスカラは、このタイプの製品の望まれるように、十分な稠度並びにワックス及び顔料の優れた分散を示す。
これらのマスカラは睫毛への適用が容易であり、滑らか且つ均一なチャージ性付着を形成する。
これらのマスカラは睫毛への適用が容易であり、滑らか且つ均一なチャージ性付着を形成する。
(実施例4:マスカラ)
・ カンデリラワックス 30%
・ 二ナトリウムPEG-12ジメチコーンスルホスクシネート
(McIntyre社製Mackanate DC) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
・ カンデリラワックス 30%
・ 二ナトリウムPEG-12ジメチコーンスルホスクシネート
(McIntyre社製Mackanate DC) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
(実施例5:マスカラ)
・ 蜜蝋 30%
・ 二ナトリウムPEG-12ジメチコーンスルホスクシネート
(McIntyre社製Mackanate DC) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
・ 蜜蝋 30%
・ 二ナトリウムPEG-12ジメチコーンスルホスクシネート
(McIntyre社製Mackanate DC) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
(実施例6:マスカラ)
・ 蜜蝋 25%
・ 二ナトリウムラウレススルホスクシネート
(Cognis社製Texapon SB 3) 5%
・ 顔料(酸化鉄) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
各組成物の曲げ剛性率G*を、上述のプロトコルに従って測定する。
実施例1乃至3のマスカラは、このタイプの製品の望まれるように、十分な稠度並びにワックス及び顔料の優れた分散を示す。
これらのマスカラは睫毛への適用が容易であり、滑らか且つ均一なチャージ性付着を形成する。
・ 蜜蝋 25%
・ 二ナトリウムラウレススルホスクシネート
(Cognis社製Texapon SB 3) 5%
・ 顔料(酸化鉄) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
各組成物の曲げ剛性率G*を、上述のプロトコルに従って測定する。
これらのマスカラは睫毛への適用が容易であり、滑らか且つ均一なチャージ性付着を形成する。
(実施例7:マスカラ)
・ パラフィンワックス 30%
・ ナトリウムC14-17アルキルsecスルホネート
(Clariant社製Hostapur SAS 60) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
・ パラフィンワックス 30%
・ ナトリウムC14-17アルキルsecスルホネート
(Clariant社製Hostapur SAS 60) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
(実施例8:マスカラ)
・ カンデリラワックス 25%
・ ナトリウムC14-17アルキルsecスルホネート
(Clariant社製Hostapur SAS 60) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 顔料(酸化鉄) 5%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
・ カンデリラワックス 25%
・ ナトリウムC14-17アルキルsecスルホネート
(Clariant社製Hostapur SAS 60) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 顔料(酸化鉄) 5%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
各組成物の曲げ剛性率G*を、上述のプロトコルに従って測定する。
これらのマスカラは、このタイプの製品の望まれるように、ワックス(実施例8のマスカラについてはさらに顔料)の優れた分散及び十分な稠度を示す。
これらのマスカラは睫毛への適用が容易であり、滑らか且つ均一なチャージ性付着を形成する。
これらのマスカラは睫毛への適用が容易であり、滑らか且つ均一なチャージ性付着を形成する。
(実施例9:マスカラ)
・ 蜜蝋 30%
・ ナトリウムセテアリルスルフェート(Cognis社製Lanette E) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
・ 蜜蝋 30%
・ ナトリウムセテアリルスルフェート(Cognis社製Lanette E) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
(実施例10:マスカラ)
・ カンデリラワックス 30%
・ ナトリウムセテアリルスルフェート(Cognis社製Lanette E) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
・ カンデリラワックス 30%
・ ナトリウムセテアリルスルフェート(Cognis社製Lanette E) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
(実施例11:マスカラ)
・ カンデリラワックス 30%
・ ナトリウムセテアリルスルフェート(Cognis社製Lanette E) 3%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
・ カンデリラワックス 30%
・ ナトリウムセテアリルスルフェート(Cognis社製Lanette E) 3%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
(実施例12:マスカラ)
・ パラフィンワックス 25%
・ ナトリウムセテアリルスルフェート(Cognis社製Lanette E) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 顔料(酸化鉄) 5%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・水 100とするための残量
・ パラフィンワックス 25%
・ ナトリウムセテアリルスルフェート(Cognis社製Lanette E) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 顔料(酸化鉄) 5%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・水 100とするための残量
(実施例13:マスカラ)
・ カンデリラワックス 30%
・ ナトリウムミレススルフェート(Cognis社製Texapon K14S Spez) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
・ カンデリラワックス 30%
・ ナトリウムミレススルフェート(Cognis社製Texapon K14S Spez) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
(実施例14:マスカラ)
・ パラフィンワックス 30%
・ ナトリウムミレススルフェート(Cognis社製Texapon K14S Spez) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
・ パラフィンワックス 30%
・ ナトリウムミレススルフェート(Cognis社製Texapon K14S Spez) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.4%
・ 保存料 適量
・ 水 100とするための残量
(実施例15:マスカラ)
・ 蜜蝋 4.07%
・ パラフィンワックス 12.86%
・ カンデリラワックス 3.21%
・ 二ナトリウムエチレンジコカミドPEG-15ジスルフェート(30乃至50%)、
ナトリウムラウロイルラクチレート(30乃至50%)との混合物として
(Sasol Germany GmbH社製Ceralution F) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ アラビアゴム 3.31%
・ 顔料 7.14%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.13%
・ 保存料 適量
・水 100とするための残量
・ 蜜蝋 4.07%
・ パラフィンワックス 12.86%
・ カンデリラワックス 3.21%
・ 二ナトリウムエチレンジコカミドPEG-15ジスルフェート(30乃至50%)、
ナトリウムラウロイルラクチレート(30乃至50%)との混合物として
(Sasol Germany GmbH社製Ceralution F) 5%
・ ヒドロキシエチルセルロース 0.89%
・ アラビアゴム 3.31%
・ 顔料 7.14%
・ 起泡防止剤(シメチコーン) 0.13%
・ 保存料 適量
・水 100とするための残量
Claims (40)
- 水性相、少なくとも一つのワックス、及び乳化系を含む睫毛の被覆のための化粧品組成物であって、乳化系がスルホン酸誘導体及びその塩並びに硫酸誘導体及びその塩から選択される少なくとも一つの化合物を含み、
前記硫酸誘導体が14乃至30の炭素原子を含む少なくとも一つの直鎖状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和の炭化水素系脂肪鎖を含み、
前記スルホン誘導体もしくはその塩あるいは前記硫酸誘導体もしくはその塩が該組成物の主たる界面活性剤系を構成することを特徴とする、化粧品組成物。 - 前記スルホン酸誘導体もしくはその塩が、イセチオン酸誘導体及びその塩、スルホスクシン酸エステル及びその塩、並びに少なくとも一つのヘテロ原子、例えばOまたはNを含んでよい少なくとも一つの直鎖状もしくは分枝状の飽和もしくは不飽和の炭化水素系鎖を含むスルホン酸誘導体から選択され、前記鎖が10乃至30の炭素原子、好ましくは12乃至24の炭素原子、更に好適には14乃至22の炭素原子、更に好適には16乃至20の炭素原子、とりわけ18の炭素原子、並びに前記酸のアルカリ金属、例えばNa、Li、もしくはKの塩、好ましくはNaもしくはKの塩、アルカリ土類金属、例えばMgの塩、またはアンモニウム塩、並びにこれらの塩、並びにこれらの混合物を含むことを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
- 前記イセチオン酸誘導体もしくはその塩が、アシルイセチオン酸及びその塩、並びにこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項2に記載の組成物。
- アシル基の炭化水素系鎖が、直鎖状もしくは分枝状であり、且つ飽和もしくは不飽和であり、且つ10乃至30の炭素原子を含むことを特徴とする、請求項3に記載の組成物。
- 前記アシル基の炭化水素系基が12乃至24の炭素原子を含むことを特徴とする、請求項3または4に記載の組成物。
- 前記アシル基が、ラウロイル、ミリストイル、パルミトイル、ステアロイル、オリボイル、ココイル、及びオレオイル、並びにこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項3乃至5のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記イセチオン酸誘導体もしくはその塩は、ナトイルムココイルイセチオネート及びアンモニウムココイルイセチオネート、並びにこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項2乃至6のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記スルホスクシン酸エステルが、スルホスクシン酸の脂肪アルコールエステル並びに前記エステルの塩から選択されることを特徴とする、請求項2に記載の組成物。
- 前記脂肪アルコールが、10乃至30の炭素原子を含むことを特徴とする、請求項2または8に記載の組成物。
- 前記脂肪アルコールが、少なくとも一つのオキシアルキレン基を含むことを特徴とする、請求項9に記載の組成物。
- 前記脂肪アルコールが、10乃至30の炭素原子、好ましくは14乃至22の炭素原子、更に好適には16乃至20の炭素原子、更に好適には18の炭素原子を含むことを特徴とする、請求項9または10に記載の組成物。
- 前記脂肪アルコールが、オレイルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、セチルアルコール、及びセテアリルアルコール、並びにこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項9乃至11のいずれか一項に記載の組成物。
- R'が、14乃至30の炭素原子、好ましくは14乃至22の炭素原子、更に好適には16乃至20の炭素原子、更に好適には18の炭素原子を含むことを特徴とする、請求項13に記載の組成物。
- R’が、ラウリル、ミリスチル、パルミチル、ステアリル、イソステアリル、セチル、オレイル、またはセテアリル基を表すことを特徴とする、請求項13または14に記載の組成物。
- 前記スルホスクシン酸エステルもしくはその塩が、二ナトリウムセテアリルスルホスクシネート、二ナトリウムセチルスルホスクシネート、二ナトリウムC12-15パレススルホスクシネート、二ナトリウムイソステアリルスルホスクシネート、二ナトリウムオレイルスルホスクシネート、及び二ナトリウムラウレススルホスクシネート、並びにこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項2または8乃至15のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記スルホスクシン酸エステルもしくはその塩が、スルホスクシン酸のシリコーンエステル誘導体から選択されることを特徴とする、請求項2または8乃至16のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記スルホスクシン酸エステルもしくはその塩が、スルホスクシン酸とジメチコーンのポリエチレングリコール誘導体との反応から誘導されるエステル、及び前記エステルの塩から選択されることを特徴とする、請求項2または8乃至17のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記スルホスクシン酸エステルもしくはその塩が、二ナトリウムPEG-12ジメチコーンスルホスクシネートであることを特徴とする、請求項2または8乃至18のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記スルホン酸誘導体の炭化水素鎖が、12乃至24の炭素原子、更に好適には14乃至22の炭素原子、更に好適には16乃至20の炭素原子、とりわけ18の炭素原子を含むことを特徴とする、請求項2に記載の組成物。
- 前記スルホン酸誘導体が、アルキルスルホネート及びオレフィンスルホネート、並びにこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1、2、及び20のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記スルホン酸誘導体が、ナトリウムC13-17アルカンスルホネート、ナトリウムC14-18アルカンスルホネート、ナトリウムC9-22アルキルsecスルホネート、ナトリウムC14-17アルキルsecスルホネート、ナトリウムC14-16オレフィンスルホネート、ナトリウムC16-18オレフィンスルホネート、並びにナトリウムC14-18オレフィンスルホネート、並びにこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項20または21に記載の組成物。
- Rが、12乃至18の炭素原子を含むことを特徴とする、請求項23に記載の組成物。
- 前記スルホン酸誘導体が、ナトリウムC14-15パレス-PGスルホネート、ナトリウムC12-15パレス-15スルホネート、ナトリウムC12-15パレス-3スルホネート及びナトリウムC12-15パレス-7スルホネート、並びにこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項2または20乃至24のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記硫酸誘導体もしくはその塩の炭化水素鎖が、14乃至22の炭素原子、更に好適には16乃至20の炭素原子を含むことを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
- 前記硫酸誘導体もしくはその塩が、アルキルスルフェート、アルキルエーテルスルフェート、及びジスルフェート、並びにこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1または26に記載の組成物。
- 前記硫酸誘導体もしくはその塩が、式ROSO3X(式中、Rは、14乃至30の炭素原子を含む直鎖状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和の炭化水素系鎖を表し、且つXは、例えばアルカリ金属、例えばNa、Li、及びKのイオン、アルカリ土類金属、例えばMgのイオン、及びアンモニウム基、並びにこれらの混合物から選択されるカチオンを表す)のアルキルスルフェートから選択されることを特徴とする、請求項1、26及び27のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記硫酸誘導体もしくはその塩が、式R(OCH2CH2)nOSO3X(式中、
・Rは、14乃至30の炭素原子を含む直鎖状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和の炭化水素系鎖を表し、
・Xは、例えばアルカリ金属、例えばNa、Li、及びKのイオン、アルカリ土類金属、例えばMgのイオン、及びアンモニウム基、並びにこれらの混合物から選択されるカチオンを表し、
・ nは0乃至10、好ましくは1乃至4の範囲の整数を表す)
のアルキルエーテルスルフェートから選択されることを特徴とする、請求項1または26乃至28のいずれか一項に記載の組成物。 - Rが、14乃至22の炭素原子、更に好適には16乃至20の炭素原子を含むことを特徴とする、請求項28または29に記載の組成物。
- Rが、ラウリル、ミリスチル、パルミチル、ステアリル、セチル、及びセテアリル基、並びにこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項28または29に記載の組成物。
- 前記アルキルスルフェートが、ナトリウムセテアリルスルフェート、ナトリウムセチルスルフェート、及びナトリウムミリスチルスルフェート、並びにこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項27に記載の組成物。
- 前記アルキルエーテルスルフェートが、ナトリウムミレススルフェートから選択されることを特徴とする、請求項28に記載の組成物。
- 前記硫酸誘導体及び塩が、少なくとも二つのオキシアルキレン基及び少なくとも二つのアシル基RC=O(Rは14乃至30の炭素原子を含む直鎖状もしくは分枝状の、飽和もしくは不飽和の炭化水素鎖である)を含むピロ硫酸誘導体及びジスルフェートから選択されることを特徴とする、請求項1または26に記載の組成物。
- 前記アシル基が、ラウロイル、ミリストイル、パルミトイル、ステアロイル、オリボイル、ココイル、及びオレオイル基、並びにこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項34に記載の組成物。
- 前記硫酸誘導体が、二ナトリウムエチレンジコカミドPEG-15ジスルフェートであることを特徴とする、請求項35に記載の組成物。
- 前記スルホン酸誘導体もしくはその塩または硫酸誘導体もしくはその塩が、該組成物の単独界面活性剤系を構成することを特徴とする、請求項1乃至36のいずれか一項に記載の組成物。
- 1重量%未満、好ましくは0.5重量%未満のトリエタノールアミンを含むことを特徴とする、請求項1乃至37のいずれか一項に記載の組成物。
- 1重量%未満、好ましくは0.5重量%未満のトリエタノールアミンステアレートを含むことを特徴とする、請求項1乃至38のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
- ワックスが、該組成物全重量に対して0.1乃至50重量%、好ましくは1乃至40重量%、更に好適には5乃至30重量%の範囲の含量で存在することを特徴とする、請求項1乃至39のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
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