JP2008108994A - 発光装置及びこれを用いた面状光源 - Google Patents
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Abstract
【課題】導光板に対して適当な配光特性を有する発光装置及びこれを用いた面状光源を提供すること。
【解決手段】発光素子と、発光素子を収納するケースとを備えた発光装置において、ケースは、ケースの長手方向に縦断して設けられた溝状の第1の凹部と、第1の凹部の底面の略中央部に設けられた第2の凹部とを有している。発光素子は第2の凹部の底面に配置され、第2の凹部は透光性材料により封止されている。
【選択図】図1
【解決手段】発光素子と、発光素子を収納するケースとを備えた発光装置において、ケースは、ケースの長手方向に縦断して設けられた溝状の第1の凹部と、第1の凹部の底面の略中央部に設けられた第2の凹部とを有している。発光素子は第2の凹部の底面に配置され、第2の凹部は透光性材料により封止されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、発光装置及びこれを用いた面状光源に関し、より詳しくは、液晶ディスプレイのバックライト用途の発光装置及び面状光源に関する。
近年、薄型化が要求される液晶ディスプレイのバックライトユニット(面状光源)においては、冷陰極蛍光ランプユニットに替わり、白色光を発光するLEDランプ(発光装置)とこの発光光を所望の方向へ変換することにより面状光源を得る導光体とを組み合わせたユニットが主流になっている。
例えば、図3に示すように、このようなユニットに用いるLEDランプ10は、一面に凹部1aを設けたケース1と、凹部1a内に搭載された青色発光LEDチップ2とを備えており、凹部1aは、青色光を励起光とする黄色蛍光体を含有した樹脂により封止されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−193537号公報
ところで、LEDランプ10では、図4(a)において一点鎖線にて示すように、導光板の厚み方向に対しては、導光板に発光光を入射させるために十分な狭い配光特性が要求される。また、導光板の横方向に対しては、図4(b)において一点鎖線にて示すように、導光板の隅々まで発光光を行き渡らせるために十分な広い配光特性が要求される。
しかしながら、LEDランプ10では、LEDチップ2から発光した光が、樹脂と空気との界面において屈折により分散するため、導光板の厚さ方向に対しては、図4(a)において破線にて示すように、配光特性が広すぎる。また、導光板の横方向に対しては、LEDチップ2から発光した光が、凹部1aの内側面での反射により集光する効果が原因となり、図4(b)において破線にて示すように、配光特性が狭すぎる。このような理由からにより、導光板に対して要求される配光特性を有しているとは言い難い。
本発明は、以上のような問題点を鑑みてなされたものであって、導光板に対して適当な配光特性を有する発光装置及びこれを用いた面状光源を提供することを目的とする。
上記の課題は、発光素子と、発光素子を収納するケースとを備えた発光装置において、前記ケースは、該ケースの長手方向に縦断して設けられた溝状の第1の凹部と、該第1の凹部の底面の中央部に設けられた第2の凹部とを有し、前記発光素子は前記第2の凹部の底面に配置され、該第2の凹部のみが透光性材料により封止されていることを特徴とする発光装置により解決される。
また、上記の課題は、上述の発光装置と、発光装置からの発光光の方向を変換し、所定の一面のみから光を出射する導光板とを有することを特徴とする面状光源により解決される。
本発明の発光装置によれば、発光素子からの発光光が第2の凹部から出射する際に、空気と透光性材料との界面において分散する光を、第1の凹部において、ケースの厚み方向の光については、その内側面で光が集光する方向に反射させることにより配光特性を狭めるが、ケースの長手方向の光については、その方向に内側面がないため、配光特性を狭めず広くなる。これにより、導光板に対して適当な配光特性を有する発光装置を得ることができる。
また、上述のような発光装置と導光板とを組合わせることにより、光の色ムラが生じない面状光源を得ることができる。
以下に、図面に基づいて、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1(a),(b),(c)は、本発明の実施の形態の発光装置を示す図であり、図1(a)は斜視図,図(b)は図1(a)のA−A‘線に沿った断面図,図(c)は図1(a)のB−B‘線に沿った断面図である。
本実施の形態のLEDランプ30は、ケースの長手方向に縦断して設けられた溝状の第1の凹部21aと、第1の凹部の中央部に設けられた第2の凹部21bとを有するケース30と、第2の凹部21bの底面に搭載されたLEDチップとを備え、第2の凹部のみが、透光性の樹脂により封止されている。
ケース20は、白色染料を混入させたポリアミドや液晶ポリマー等の樹脂により形成されている。
本実施の形態のLEDランプ30は、ケースの長手方向に縦断して設けられた溝状の第1の凹部21aと、第1の凹部の中央部に設けられた第2の凹部21bとを有するケース30と、第2の凹部21bの底面に搭載されたLEDチップとを備え、第2の凹部のみが、透光性の樹脂により封止されている。
ケース20は、白色染料を混入させたポリアミドや液晶ポリマー等の樹脂により形成されている。
第1の凹部21aの内側面には、第1の凹部21aの底面に対して50°〜70°の範囲の傾斜が設けられている。また、ケース30の長手方向に平行な第2の凹部21bの内側面は、第2の凹部21bの底面に対して垂直に形成されている。そのため、第2の凹部21bの内側面により集光性を高められた光が、樹脂封止部と空気との界面へ入射し、さらに、この界面で分散した光が第1の凹部21aの内側面により配光特性を狭めることができる。
一方、第1の凹部には、ケースの長手方向に内側面が存在しない。そのため、ケースの長手方向の光は、樹脂封止部と空気との界面での分散は抑制されないので、配光特性が広がる。尚、ケース30の厚み方向に平行な第2の凹部21aの内側面には、ケースの長手方向にある程度の集光性を確保するため、第1の凹部21aの底面に対して50°〜70°の範囲の傾斜が設けられている。
これらの凹部21a,21bの内側面には、光反射性の観点からAg又はAlを蒸着することが望ましい。
LEDチップ11は、サファイア,炭化珪素,又は窒化ガリウム等の単結晶基板の上に窒化ガリウム系化合物半導体(AlxGayIn1−x−yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1))層を複数積層させたものであり、青色光を発光する。
封止部15は、エポキシ樹脂,シリコン樹脂,又はフッ素樹脂等から形成されている。これに黄色変換蛍光体を含有させて、LEDチップからの青色の発光光と蛍光体からの黄色の波長変換光との混合光により、白色光を得るようになっている。
封止部15は、エポキシ樹脂,シリコン樹脂,又はフッ素樹脂等から形成されている。これに黄色変換蛍光体を含有させて、LEDチップからの青色の発光光と蛍光体からの黄色の波長変換光との混合光により、白色光を得るようになっている。
上記の構成を有する本実施の形態のLEDランプによれば、ケースの厚み方向の配光特性を狭めつつ、ケースの長手方向の配光特性を広げることができる。これにより、導光板に対して適当な配光特性を有するLEDランプを得ることができる。
図2は、本発明の実施の形態のバックライトユニットを示す斜視図である。
本実施の形態のバックライトユニットは、LEDランプ30a,30b,30cと、LEDランプの光取り出し面側に配置され、LEDランプ30a,30b,30cからの発光光の方向を変換し、所定の一面のみから光Lを出射する導光板40とを備えている。
このようなバックライトユニットによれば、LEDランプ30a,30b,30cが導光板に対して適当な配光特性を有するため、LEDランプを広い間隔で配置しても、光の色ムラが生じない。
上記の実施の形態では、ケースを白色樹脂により形成したが、これをセラミックスにより形成してもよい。また、上記の実施の形態では、青色発光LEDチップと黄色変換蛍光体の組合わせについて説明したが、本発明はこれに限らず、青色発光LEDと緑色発光蛍光体及び赤色発光蛍光体の組合わせや、紫外発光LEDと青色発光蛍光体,緑色発光蛍光体及び赤色発光蛍光体の組合わせ等、その他の組合わせのLEDランプについても適用できる。
(実施例)
白色染料を含有させたポリフタルアミドを原料とし、長手方向が4.2mmとし、厚み方向が2.2mmとし、奥行き方向1mmとする寸法のケースを作成した。ここで、第1の凹部は、深みを0.3mmとし、内側面には底面に対して50°の傾斜が設けた。一方、第2の凹部は深みを0.5mmとし、ケースの長手方向の内側面には底面に対して58°の傾斜を設けた。
(実施例)
白色染料を含有させたポリフタルアミドを原料とし、長手方向が4.2mmとし、厚み方向が2.2mmとし、奥行き方向1mmとする寸法のケースを作成した。ここで、第1の凹部は、深みを0.3mmとし、内側面には底面に対して50°の傾斜が設けた。一方、第2の凹部は深みを0.5mmとし、ケースの長手方向の内側面には底面に対して58°の傾斜を設けた。
次に、第2の凹部の中央部にLEDチップを搭載し、YAG:Ce蛍光体を含有させたエポキシ樹脂を第2の凹部のみを覆うように充填及び硬化させて、封止部を作成した。以上の工程を経て、図1に示すようなLEDランプを作成した。
このLEDランプに関し、配光特性を測定したところ、図3に示すような従来のLEDランプと比較し、ケースの厚み方向の光については、配光特性を狭まり、ケースの長手方向の光については、配光特性が広っており、導光板に対して適当な配光特性を有することが確認された。
21 ケース
21a 第1の凹部
21b 第2の凹部
32 LEDチップ
30,30a,30b,30c 発光装置
40 導光板
L 光
21a 第1の凹部
21b 第2の凹部
32 LEDチップ
30,30a,30b,30c 発光装置
40 導光板
L 光
Claims (7)
- 発光素子と、発光素子を収納するケースと
を備えた発光装置において、
前記ケースは、該ケースの長手方向に縦断して設けられた溝状の第1の凹部と、該第1の凹部の底面の略中央部に設けられた第2の凹部とを有し、
前記発光素子は前記第2の凹部の底面に配置され、該第2の凹部のみが透光性材料により封止されている
ことを特徴とする発光装置。 - 前記透光性材料は、蛍光体を含有していることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
- 前記発光素子からの発光光と、前記蛍光体からの波長変換光の混合光により白色光を得ることを特徴とする請求項2に記載の発光装置。
- 前記第1の凹部の内側面は、該第1の凹部の底面に対して、50°〜70°の角度の傾斜を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の発光装置。
- 前記第2の凹部のケースの長手方向に平行な内側面は、該第2の凹部の底面に対して、垂直に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の発光装置。
- 前記第2の凹部のケースの厚み方向に平行な内側面は、該第2の凹部の底面に対して、50°〜70°の角度の傾斜を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の発光装置。
- 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の発光装置と、
発光装置からの発光光の方向を変換し、所定の一面のみから光を出射する導光板とを有することを特徴とする面状光源。
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JP2006292007A JP2008108994A (ja) | 2006-10-27 | 2006-10-27 | 発光装置及びこれを用いた面状光源 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011080997A1 (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-07 | 日本ゼオン株式会社 | 面光源装置および液晶表示装置 |
US8864357B2 (en) | 2010-03-30 | 2014-10-21 | Lg Innotek Co., Ltd. | Light emitting device and light unit having the same |
US10101522B2 (en) | 2013-12-18 | 2018-10-16 | Toyoda Gosei Co., Ltd | Planar light source and method for producing light-emitting device |
KR20190118977A (ko) | 2018-04-11 | 2019-10-21 | 니치아 카가쿠 고교 가부시키가이샤 | 발광장치 |
US10553768B2 (en) | 2018-04-11 | 2020-02-04 | Nichia Corporation | Light-emitting device |
-
2006
- 2006-10-27 JP JP2006292007A patent/JP2008108994A/ja not_active Withdrawn
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JP2019186530A (ja) * | 2018-04-11 | 2019-10-24 | 日亜化学工業株式会社 | 発光装置 |
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