JP2008108871A - 半導体発光素子の実装構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】可撓性を備えた第一の透光性基材このベース基材上に貼り付けられた金属膜から成る導電パターン及び上記ベース基材上に上記導電パターンを挟むように載置された可撓性を備えた第二の透光性基材11bを含むフレキシブル基板11に対して半導体発光素子12を搭載する半導体発光素子の実装構造において、上記フレキシブル基板が、上記導電パターンの半導体発光素子実装用の電極部間にて、それぞれの電極部に沿って前記第一及び第二の透光性基材に切り裂き部又はスリット部13e、13fを形成してなり、上記半導体発光素子が、前記切り裂き部又はスリット部に挿入されて、その発光面が上記第一及び第二の透光性基材により覆われるように、半導体発光素子の実装構造を構成する。
【選択図】図3
Description
特許文献1による電話機ダイヤルボタン照明構造は、図5に示すように、構成されている。
即ち、図5において、電話機ダイヤルボタン照明構造1は、上カバー2の内面の貼付け位置2aに貼り付けられるLED搭載用フレキシブル基板3上に設けられたLED接続用ランド3aに半田等により接続されたLED4を照明用光源として備えている。
上記の上カバー2を本体(図示せず)に対して組み込むことにより、LED4が本体側のメイン基板に対向する向きで取り付けられることになる。
図6において、電球型照明灯具5は、LED4が実装されたフレキシブル基板3と、フレキシブル基板3を包囲するように配置された拡散レンズ6と、フレキシブル基板3上の各LED4を駆動するための駆動回路7と、を含んでいる。
従って、上記半導体発光素子から出射した光は、すべて第一の透光性基材及び第二の透光性基材を透過して外部に出射することになり、これらの第一及び第二の透光性基材を通らずに外部に洩れるようなことはない。
さらに、フレキシブル基板自体の構成は、従来のフレキシブル基板と同じ構成であることから、コストが大幅に上昇してしまうようなことはない。
この場合、色変換が従来公知の色変換フィルタと同様に行なわれることから、高い色変換効率が得られることになり、例えば明るい照明灯具が得られることになる。
また、別体の色変換フィルタを半導体発光素子の前に配置する必要がないことから、例えば照明灯具等の全体が小型に構成され得ることになる。
従って、色変換されない直接光が外部に出射することが実質的に阻止される。これにより、色ムラがなく、また従来の色変換フィルタと同様に色変換が行なわれ、明るい照射光が得られることになる。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1において、LEDの実装構造10は、フレキシブル基板11と、半導体発光素子としての複数個(図示の場合、五個)のLED12と、から構成されている。
さらに、上記導電パターン13は、各LED12の実装部の両側に設けられた電極部13a,13bを有している。また、外部の駆動回路に接続するための接続端子13c,13dを有している。
尚、上記導電パターン13は、図示の場合、各LED12を互いに直列に接続するように、形成されている。
即ち、上記基材11a,11bは、本発明実施形態においては、適宜の顔料、例えば黄色やオレンジ色の顔料が分散添加されることにより、色変換フィルタとして機能するようになっている。
ここで、上記基材11a,11bは、例えば図4に示すような分光特性を備えており、例えば各LED12から入射する白色光を電球色光に変換するようになっている。
これらスリット部13e,13fは、図3(B)に示すように、上記フレキシブル基板11を上下に貫通している、即ち第一の基材11a及び第二の基材11bを上下に貫通している。なお、このスリット部13e,13fに換えて、単なる切り裂き部とすることも可能である。
上記の各LED12の発光面から出射した光は、上記フレキシブル基板11の第一の基材11aおよび第二の基材11bを通って、外部に出射することになる。
この場合、各LED12は、その発光面が、上記第一の基材11aおよび第二の基材11bにより実質的に覆われている。このため、各LED12からの出射光は、実質的にすべて上記第一の基材11aおよび第二の基材11bを透過することになる。
その際、各LED12からの出射光が実質的にすべて上記第一の基材11aおよび第二の基材11bを透過する。このため、各LED12からの直接光(白色光)が外部に洩れて、照射光における色ムラの発生を引き起こすようなことはない。
11 フレキシブル基板
11a 第一の基材(ベース基材)
11b 第二の基材(カバー基材)
12 LED(半導体発光素子)
13 導電パターン
13a,13b 電極部
13c,13d 接続端子
13e,13f スリット部
Claims (3)
- 可撓性を備えた第一の透光性基材(ベース基材),このベース基材上に貼り付けられた金属膜から成る導電パターン及び上記ベース基材上に上記導電パターンを挟むように載置された可撓性を備えた第二の透光性基材(カバー基材)を含むフレキシブル基板に対して半導体発光素子を搭載する半導体発光素子の実装構造において、
上記フレキシブル基板が、上記導電パターンの半導体発光素子実装用の電極部間にて、それぞれの電極部に沿って前記第一及び第二の透光性基材に切り裂き部又はスリット部を形成してなり、
上記半導体発光素子が、前記切り裂き部又はスリット部に挿入されて、その発光面が上記第一及び第二の透光性基材により覆われる
ことを特徴とする、半導体発光素子の実装構造。 - 上記フレキシブル基板の第二の透光性基材には、前記電極部に対応して開口部が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の半導体発光素子の実装構造。
- 上記フレキシブル基板の第一及び第二の透光性基材の少なくとも一方が、透過光に対して所定の分光特性を付与するように、適宜の顔料が分散添加されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の半導体発光素子の実装構造。
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