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JP2008107918A - 移動体識別管理システム、カードリーダおよび移動体識別管理方法 - Google Patents

移動体識別管理システム、カードリーダおよび移動体識別管理方法 Download PDF

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JP2008107918A JP2006287923A JP2006287923A JP2008107918A JP 2008107918 A JP2008107918 A JP 2008107918A JP 2006287923 A JP2006287923 A JP 2006287923A JP 2006287923 A JP2006287923 A JP 2006287923A JP 2008107918 A JP2008107918 A JP 2008107918A
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裕一 稲生
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Abstract

【課題】移動体識別管理システムを構築する工数が少なく、配布ミスや登録ミスのリスクが低く、利用が便利であり、盗難や紛失の恐れを低くすることを課題とする。
【解決手段】移動体識別管理システム1の携帯型ICカードリーダ10は、カードIDが読み取り可能に記録されたICカード20が挿入されると、そのICカード20からカードIDを読み出し、そのカードIDをRFIDリーダ31a〜31cに送信する。続いて、RFIDリーダ31a〜31cは、携帯型ICカードリーダ10から送信されたカードIDを検出して受信する。その後、RFIDリーダ31a〜31cは、受信されたカードIDとともに、各RFIDリーダ31a〜31cを一意に識別するリーダ識別番号を管理サーバ40に通知する。そして、管理サーバ40は、RFIDリーダ31a〜31cによって通知されたカードIDおよびリーダ識別番号を用いて、利用者の位置を特定する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、RFIDリーダを複数の位置にそれぞれ配置し、RFIDリーダが取得した情報を管理サーバで収集して移動体の位置を特定する移動体識別管理システム、カードリーダおよび移動体識別管理方法に関する。
近年、移動体を識別して管理する分野において、RFID(Radio Frequency Identification)タグが用いられ始めている。このRFIDタグは、数cm程度の大きさの無線タグにRFIDタグを一意に特定するIDやRFIDタグに係るデータを記憶させ、RFIDリーダとの間で通信をおこなう。また、RFIDタグの種類には、タグに電池を内蔵して十数m程度の長距離で自律発信が可能な「アクティブ型」と、タグに電池を持たず通信距離が短い「パッシブ型」とが存在する。
このようなアクティブ型のRFIDタグを利用して、物品の持ち出し管理、人や移動体の動線管理等への適用が検討されている。つまり、図19に例示するように、移動体識別管理システムは、周期的にタグIDを自律発信するアクティブ型RFIDタグと、タグIDを検出して受信する複数のRFIDリーダと、タグIDと個人データとを対応付けて記憶する管理サーバとで構成される。
このような構成のもと、移動体識別管理システムは、利用者が保持するRFIDタグから発信されたタグIDをRFIDリーダが受信し、受信されたタグIDをRFIDリーダが管理サーバに通知し、通知を受けた管理サーバがタグIDを受信したRFIDリーダの設置位置から位置情報を特定し、特定した位置情報を時系列的に結んでRFIDタグの移動経路を算出するとともに、通知されたタグIDに対応する個人データを取得して、RFIDタグを所有している人物を特定する。
また、従来より、各個体識別媒体を一意に識別するIDを記憶した個体識別媒体(例えば、ICカード)を利用して、個人データを取得する技術が存在する(例えば、特許文献1)。例えば、カードIDと個人データを対応付けて記憶するデータベースがあり、ICカードからカードIDをカードリーダが読み出し、読み出されたカードIDをカードリーダからデータベースに通知し、データベースが通知されたカードIDに対応する個人データを取得する。
特開平4−360296号公報
ところで、上記したRFIDタグを用いる技術では、ユニークなIDを持たせたRFIDタグを利用者毎に配布する必要があり、さらにデータベースを作成してIDと個人データを登録する必要があるので、データベースを作成したり管理する工数が多大であるとともに、RFIDタグの配布ミスやデータベースへの登録ミス等のリスクが高いという課題があった。
また、上記したRFIDタグを用いる技術では、利用者が個人データを格納したRFIDタグを新たに保持する必要があるので、利用が不便であるとともに、盗難や紛失の恐れが高いという課題があった。
また、上記したICカードを用いる技術では、個体識別媒体から個人データを取得するのみで、個体識別媒体の位置を特定することができないという課題があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、移動体識別管理システムを構築する工数が少なく、配布ミスや登録ミスのリスクが低く、利用が便利であり、盗難や紛失の恐れを低くすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、RFIDリーダを複数の位置にそれぞれ配置し、当該RFIDリーダが取得した情報を管理サーバで収集して移動体の位置を特定する移動体識別管理システムであって、前記移動体によって所持されて当該移動体とともに移動するカードリーダは、前記移動体を一意に識別する個体識別子が読み取り可能に記録された個体識別媒体を受け入れ、当該個体識別子を読み出す識別子読出し手段と、前記識別子読出し手段によって読み出された前記個体識別子を前記RFIDリーダに送信する識別子送信手段と、を備え、前記RFIDリーダは、前記識別子送信手段によって送信された前記個体識別子を検出して受信する識別子受信手段と、前記識別子受信手段によって受信された前記個体識別子とともに、各RFIDリーダを一意に識別するリーダ識別子を前記管理サーバに通知する識別子通知手段と、前記管理サーバは、前記識別子通知手段によって通知された前記個体識別子および前記リーダ識別子を用いて、前記移動体の位置を特定する位置特定手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記管理サーバは、前記個体識別媒体に基づいて所定の場所への入退室を制御する入退室制御手段をさらに備え、前記入退室制御手段は、前記位置特定手段によって特定された前記移動体の位置の遷移に基づいて、入退室を制御することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記管理サーバは、前記個体識別媒体に基づいて所定の場所への入退室を制御する入退室制御手段をさらに備え、前記位置特定手段は、前記入退室制御手段によって所定の場所への入退室を所定の移動体に対して許可するように制御された場合には、当該所定の移動体の位置を特定することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、移動体の位置を特定する管理サーバに対して情報を通知するRFIDリーダへ情報を送信するカードリーダであって、前記移動体によって所持されて当該移動体とともに移動するカードリーダは、前記移動体を一意に識別する個体識別子が読み取り可能に記録された個体識別媒体を受け入れ、当該個体識別子を読み出す識別子読出し手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、RFIDリーダを複数の位置にそれぞれ配置し、当該RFIDリーダが取得した情報を管理サーバで収集して移動体の位置を特定する移動体位置特定方法であって、前記移動体によって所持されて当該移動体とともに移動するカードリーダが、前記移動体を一意に識別する個体識別子が読み取り可能に記録された個体識別媒体を受け入れ、当該個体識別子を読み出す識別子読出し工程と、前記識別子読出し工程によって読み出された前記個体識別子を前記RFIDリーダに送信する識別子送信工程と、前記RFIDリーダが、前記識別子送信工程によって送信された前記個体識別子を検出して受信する識別子受信工程と、前記識別子受信工程によって受信された前記個体識別子とともに、各RFIDリーダを一意に識別するリーダ識別子を前記管理サーバに通知する識別子通知工程と、前記管理サーバが、前記識別子通知工程によって通知された前記個体識別子および前記リーダ識別子を用いて、前記移動体の位置を特定する位置特定工程と、を含んだことを特徴とする。
請求項1、4または5の発明によれば、移動体によって所持されて当該移動体とともに移動するカードリーダは、移動体を一意に識別する個体識別子が読み取り可能に記録された個体識別媒体を受け入れ、当該個体識別子を読み出し、読み出された個体識別子をRFIDリーダに送信し、RFIDリーダは、送信された個体識別子を検出して受信し、受信された個体識別子とともに、各RFIDリーダを一意に識別するリーダ識別子を管理サーバに通知し、管理サーバは、通知された個体識別子およびリーダ識別子を用いて、移動体の位置を特定するので、既存の個体識別媒体および既存の管理サーバを利用し、新たなRFIDタグの配布および新たな管理サーバの構築が不要である結果、移動体識別管理システムを構築する工数が少なく、配布ミスや登録ミスのリスクを低くすることが可能である。また、既存の個体識別媒体を利用し、利用者が新たな個体識別媒体を所持する必要がない結果、利用が便利であり、盗難・紛失の恐れを低くすることが可能である。
また、請求項2の発明によれば、管理サーバは、個体識別媒体に基づいて所定の場所への入退室を制御し、特定された移動体の位置の遷移に基づいて、入退室を制御するので、例えば、移動体が不審な経路を通って入退室しようとした場合には、入退室を拒絶する結果、セキュリティを向上することが可能である。
また、請求項3の発明によれば、管理サーバは、個体識別媒体に基づいて所定の場所への入退室を制御し、所定の場所への入退室を所定の移動体に対して許可するように制御された場合には、当該所定の移動体の位置を特定するので、例えば、重要な場所へ入室した移動体のみの位置を特定する結果、全ての移動体の位置を特定せずに、位置を特定する必要がある移動体の位置のみを特定することで処理を軽くすることが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る移動体識別管理システム、カードリーダおよび移動体識別管理方法の実施例を詳細に説明する。
以下の実施例では、実施例1に係る移動体識別管理システムの概要および特徴、携帯型ICカードリーダ、RFIDタグ検出ネットワークおよび管理サーバの構成を順に説明し、最後に実施例1による効果を説明する。
[実施例1に係る移動体識別管理システムの概要および特徴]
まず最初に、図1を用いて、実施例1に係る移動体識別管理システムの概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る移動体識別管理システムの概要および特徴を説明するための図である。
実施例1の移動体識別管理システム1では、RFIDリーダ31a〜31cを複数の位置にそれぞれ配置し、RFIDリーダ31a〜31cが取得した情報を管理サーバ40で収集して移動体の位置を特定することを概要とする。そして、この移動体識別管理システム1では、移動体識別管理システム1を構築する工数が少なく、配布ミスや登録ミスのリスクが低く、利用が便利であり、盗難や紛失の恐れを低くする点に主たる特徴がある。
この主たる特徴について具体的に説明すると、移動体識別管理システム1では、図1に示すように、移動体識別管理システム1の管理サーバ40は、利用者を一意に識別するカードIDと利用者に係る個人データ(図1の例では「社員ID」)とを対応付けて記憶するデータベース48を備える。また、ICカード20は、各ICカード20を一意に特定するカードIDが付与されており、そのカードIDを記憶している。また、RFIDリーダ31a〜31cは、各RFIDリーダ31a〜31cを一意に特定するリーダ識別番号が付与されている(例えば、地点「1」)。そして、例えば、RFIDリーダ31a〜31cが所員の位置を特定したい社内にそれぞれ設置され、社員がICカード20を保有し、社員が社内を移動する際には、ICカード20を所持して移動する。
このような構成のもと、移動体識別管理システム1の携帯型ICカードリーダ10は、カードIDが読み取り可能に記録された接触型ICカード(以下、ICカードという)20が挿入されると(図1の(1)参照)、そのICカード20からカードIDを読み出す(図1の(2)参照)。具体的には、携帯型ICカードリーダ10は、ICカード20が挿入されると、ICカード20の金属端子22を介してICチップ21に接続し、ICチップ21に格納されているカードIDを読み出す。
そして、携帯型ICカードリーダ10は、読み出されたカードIDをRFIDタグ検出ネットワーク30のRFIDリーダ31a〜31cに送信する(図1の(3)参照)。具体的には、携帯型ICカードリーダ10は、読み出されたカードIDをRFIDとして周期的にRFIDリーダ31a〜31cに無線送信する。なお、発報周期は用途に応じた周期を用いる。
続いて、RFIDタグ検出ネットワーク30のRFIDリーダ31a〜31cは、携帯型ICカードリーダ10から送信されたカードIDを検出して受信する(図1の(4)参照)。具体的には、各RFIDリーダ31a〜31cは、それぞれの検知可能範囲において無線送信されたカードIDを検出して受信する。その後、RFIDリーダ31a〜31cは、受信されたカードIDとともに、各RFIDリーダ31a〜31cを一意に識別するリーダ識別番号を管理サーバ40に通知する(図1の(5)参照)。
そして、管理サーバ40は、RFIDリーダ31a〜31cによって通知されたカードIDおよびリーダ識別番号を用いて、利用者の位置を特定する(図1の(6)参照)。具体的には、管理サーバ40は、RFIDリーダ31a〜31cによって通知されたカードIDに対応する社員IDを読み出し、リーダ識別番号で位置を把握し、その読み出された社員IDによって識別される利用者の位置(例えば、地点「1」)を特定する。
このように、移動体識別管理システム1は、既存のICカード20および既存の管理サーバ40を利用し、新たなRFIDタグの配布および新たな管理サーバの構築が不要である結果、上記した主たる特徴のごとく、移動体識別管理システムを構築する工数が少なく、配布ミスや登録ミスのリスクを低くすることが可能である。また、既存のICカード20を利用し、利用者が新たなICカード20を所持する必要がない結果、利用が便利であり、盗難・紛失の恐れを低くすることが可能である。
[携帯型ICカードリーダの構成]
次に、図2を用いて、図1に示した携帯型ICカードリーダ10の構成を説明する。図2は、実施例1に係る携帯型ICカードリーダ10の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この携帯型ICカードリーダ10は、ICカードリーダ部11を備え、ICカードリーダ部11と携帯型ICカードリーダ10内に挿入されたICカード20とが接触している。以下にこれらの各部の処理を説明する。
ICカードリーダ部11は、各種データを格納するための内部メモリを有し、種々の処理を実行するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、IC読み出し部11a、制御部11b、無線送信部11c、メモリ11dおよびバッテリ11eを備える。なお、IC読み出し部11aは、特許請求の範囲に記載の「識別子読出し手段」に対応し、無線送信部11cは、特許請求の範囲に記載の「識別子送信手段」に対応する。
メモリ11dは、IC読み出し部11aによって読み出されたカードIDを記憶する。バッテリ11eは、ICカードリーダ部11に電力を供給してIC読み出し部11a、制御部11b、無線送信部11c、メモリ11dを駆動させる。
IC読み出し部11aは、カードIDが読み取り可能に記録されたICカード20が挿入されると、そのICカードからカードIDを読み出す。具体的には、IC読み出し部11aは、ICカード20のICチップ21に接触し、ICチップ21に格納されているカードIDを読み出す。
ここで、図3を用いて、ICカード20を説明するとともに、カードIDを読み出す処理について詳しく説明する。図3は、ICカード(接触型)を説明するための図である。同図に示すように、接触型ICカード20では、カード表面に金属製の金属端子22が載せられ、カード内部にICチップ21が内蔵されており、金属端子22とICチップ21とが接続されている。
このような構成のICカード20に対してICカードリーダ部11は、ICカード20が奥まで挿入された状態において、金属端子22と接触する部分にIC読み出し部11aが設置されている。そして、IC読み出し部11aは、ICカード(以下、ICカードという)20が携帯型ICカードリーダ10内に挿入されると、金属端子22を通して電力の供給を行い、金属端子22を介してICチップ21に格納されているカードIDを読み出す。
図2の説明に戻ると、制御部11bは、携帯型カードリーダ11を制御する。具体的には、制御部11bは、ICカード20の挿入を検知すると、IC読み出し部11aを制御してカードIDを読み出してメモリ11eに格納する。
無線送信部11cは、読み出されたカードIDをRFIDタグ検出ネットワーク30のRFIDリーダ31a〜31cに送信する。具体的には、無線送信部11cは、メモリ11dからカードIDを読み出し、読み出されたカードIDをRFIDとして周期的にRFIDリーダ31a〜31cに無線送信する。
ここで、図4を用いて、無線送信部11cが無線送信する発報内容について説明する。図4は、無線送信処理における発報内容を説明するための図である。同図に示すように、無線送信部11cは、ICカード20が挿入されている場合には、カードIDを発報し、一方、ICカード20が未挿入の場合には、何も発報しない。
[RFIDタグ検出ネットワークの構成]
次に、図5および図6を用いて、実施例1に係るRFIDタグ検出ネットワーク30の構成を説明する。図5は、実施例1に係るRFIDタグ検出ネットワークを説明するための図であり、図6は、RFIDリーダから管理サーバに通知されるフレームフォーマットの一例を説明するための図である。
図5に示すように、RFIDタグ検出ネットワーク30は、複数のRFIDリーダ31a〜31eで構成され、管理サーバ40と接続されている。かかるRFIDリーダ31a〜31eは、検知可能範囲が半径数cm〜十数m程度で、用途に合わせて必要な台数を管理対象エリアに設置され、各RFIDリーダ31a〜31eの間で有線または無線で通信可能なネットワークを形成している。また、各RFIDリーダ31a〜31eには、それぞれを識別するためのリーダ識別番号が割り振られている(例えば、図5ではRFIDリーダ31aに識別番号「1」が割り振られている)。なお、RFIDリーダ31a〜31e間の接続形態は、バス型、リング型、スター型、メッシュ型などがあり、いずれの接続形態でもよい。
このような構成のもと、RFIDリーダ31a〜31eは、携帯型ICカードリーダ10から送信されたカードIDを検出して受信する。具体的には、各RFIDリーダ31a〜31cは、それぞれの検知可能範囲において無線送信されたカードIDを検出して受信する。
そして、RFIDリーダ31a〜31cは、受信されたカードIDとともに、各RFIDリーダ31a〜31cを一意に識別するリーダ識別番号を管理サーバ40に通知する。例えば、RFIDリーダ31a〜31cは、図6に示すように、「ヘッダ」、「リーダ識別番号」、「カードID」、「CRC演算子」のデータを含んだフレームフォーマットを管理サーバ40に通知する。
[管理サーバの構成]
次に、図7〜図9を用いて、実施例1に係る管理サーバ40の構成を説明する。図7は、実施例1に係る管理サーバの構成を示すブロック図であり、図8は、管理サーバに記憶されているテーブルを説明するための図であり、図9は、管理サーバに記憶されているテーブルを説明するための図である。図7に示すように、この管理サーバ40は、利用者の位置を特定するRFID管理部41と、移動体識別管理システムに用いられる既存の個体識別管理部42とから構成され、RFIDタグ検出ネットワーク30に接続されている。以下にこれらの各部の処理を説明する。
かかるRFID管理部41は、リーダ通信部41a、フレーム解析部41b、個体識別システム通信部41c、位置特定部41dおよび上位アプリ41eを備える。なお、位置特定部41dは、特許請求の範囲に記載の「位置特定手段」に対応する。
リーダ通信部41aは、RFIDタグ検出ネットワーク30との間でデータを送受信する。具体的には、リーダ通信部41aは、RFIDタグ検出ネットワーク30から送信されたフレームを受信し、そのフレームをフレーム解析部41bに送信する。
フレーム解析部41bは、フレームの中身を解析する。具体的には、フレーム解析部41bは、リーダ通信部41aから送信されたフレームを受信し、そのフレームの中身を解析する。そして、解析の結果、フレーム解析部41bは、フレームからカードIDとリーダ識別番号を取得するとともに、フレーム受信時の時間も取得し、それらの取得されたデータを個体識別システム通信部41cに送信する。
個体識別システム通信部41cは、個体識別管理部42にアクセスして、データベース42cへデータの参照または格納を行う。具体的には、個体識別システム通信部41cは、フレーム解析部41bから取得したカードIDを個体識別管理部42の個体識別システム制御部42aに送信してカードIDに対応する社員IDをデータベース42cから取得し(後述する図8参照)、社員ID、リーダ識別番号およびフレーム受信時の時間を位置特定部41dに送信する。また、後述する上位アプリ41eから送信された利用者の経路に係る情報をデータベース42cに格納する。
位置特定部41dは、RFIDリーダ31a〜31cによって通知されたカードIDおよびリーダ識別番号を用いて、利用者の位置を特定する。具体的には、位置特定部41dは、個体識別システム通信部41cによって送信されたカードIDに対応する社員IDを読み出し、その読み出された社員IDによって識別される利用者の位置(つまり、RFIDリーダの位置、地点「1」など)を特定し、利用者の位置とフレーム受信時の時間を上位アプリ41eに送信する。
上位アプリ41eは、利用者の位置やフレーム受信時の時間を用いて、各種処理を行うソフトウェアである。具体的には、上位アプリ41eは、位置特定部41dから送信された利用者の位置やフレーム受信時の時間を用いて、利用者の経路を算出し、算出された利用者の経路に係る情報(例えば、経路「1→2→3→4」)を個体識別システム通信部41cに送信する。
個体識別管理部42は、図7に示すように、個体識別システム制御部42a、上位アプリ42b、データベース42cを備える。
データベース42cは、利用者を一意に識別するカードIDと利用者に係る個人データとを対応付けて記憶し、また、個人データとその個人データに係る利用者の経路とを対応付けて記憶する。具体的には、データベース42cは、図8に示すように、カードID(例えば、カードID「1234」)とそのカードの利用者を一意に識別する社員ID(例えば、社員ID「abcd」)とを対応付けて記憶する。また、データベース42cは、図9に示すように、社員IDとその社員IDによって識別される利用者の経路(例えば、経路「1→2→3→4」)を対応付けて記憶する。
個体識別システム制御部42aは、データベース42cにアクセスして、データの参照またはデータの格納を行う。具体的には、個体識別システム制御部42aは、個体識別システム通信部41cからカードIDを受信すると、データベース42にアクセスしてカードIDに対応する社員IDを取得し、その社員IDを個体識別システム通信部41cに送信する。また、個体識別システム制御部42aは、個体識別システム通信部41cから利用者の経路に係る情報を受信すると、データベース42cにアクセスして格納する。また、個体識別システム制御部42aは、ICカード20を他の装置(例えば、入退室制御装置など)から受信し、読み出されたカードIDに対応する社員IDを取得し、社員IDを上位アプリ42bに送信する。
上位アプリ42bは、社員IDを用いて、各種処理を行うソフトウェアである。例えば、上位アプリ42bは、個体識別システム制御部42aから送信された社員IDを用いて、個人認証や入退室制御を行う。
[実施例1の効果]
上述してきたように、利用者によって所持されて利用者とともに移動するカードリーダは、利用者を一意に識別するカードIDが読み取り可能に記録されたICカード20を受け入れ、ICカード20を読み出し、読み出されたカードIDをRFIDタグ検出ネットワーク30に送信し、RFIDタグ検出ネットワーク30は、送信されたカードICを検出して受信し、受信されたカードICとともに、各RFIDリーダ31を一意に識別するリーダ識別番号を管理サーバ40に通知し、管理サーバ40は、通知されたカードIDおよびリーダ識別番号を用いて、利用者の位置を特定するので、既存の個体識別媒体および既存の管理サーバを利用し、新たなRFIDタグの配布および新たな管理サーバの構築が不要である結果、移動体識別管理システムを構築する工数が少なく、配布ミスや登録ミスのリスクを低くすることが可能である。また、既存のICカードを利用し、利用者が新たな個体識別媒体を所持する必要がない結果、利用が便利であり、盗難・紛失の恐れを低くすることが可能である。
ところで、上記の実施例1では、利用者の経路を算出する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、算出した利用者の経路を利用して、所定の場所への入退室を制御するようにしてもよい。
そこで、以下の実施例2では、利用者の経路を利用して、所定の場所への入退室を制御する場合として、図10を用いて、実施例2における移動体識別管理システム1の概要と特徴について説明する。図10は、実施例2に係る移動体識別管理システム1の概要および特徴を説明するための図である。
図10に示すように、実施例2に係る移動体識別管理システム1では、所定の場所へ入退室するための扉50にICカードリーダ51が設置されており、ICカードリーダ51と管理サーバ40とが図示しないネットワークを介して接続されている。このICカードリーダ51は、ICカード20からカードIDを読み取り、そのカードIDを管理サーバ40に送信し、管理サーバ40から入室許可の信号を受信したら扉50を開けるように制御し、一方、入室拒絶の信号を受信したら扉50を閉めたままにするように制御する。
また、実施例2に係る移動体識別管理システム1の管理サーバ40は、カードIDに基づいて所定の場所への入退室を制御するだけでなく、特定された利用者の位置の遷移に基づいて、入退室を制御する。具体的な例を用いて説明すれば、管理サーバ40は、受信されたカードIDに対応する社員IDの経路が経路A(経路1→4)を通って扉50に辿り着いたものである場合には、入退室を許可し、一方、送信されたカードIDに対応する社員IDの経路が経路B(経路1→3)を通って扉50に辿り着いたものである場合には、入退室を拒絶する。
図10の例を用いて詳しく説明すると、管理サーバ40は、ICカードリーダ51からカードID「1234」が送信されると、そのカードID「1234」に対応する社員ID「abcd」によって識別される利用者の経路「1→4」を読み出す。そして、管理サーバ40は、読み出された経路「1→4」が経路Aであるので、入退室を許可するように制御を行う。一方、管理サーバ40は、ICカードリーダ51からカードID「1235」が送信されると、そのカードID「1235」に対応する社員ID「abce」によって識別される利用者の経路「1→3」を読み出す。そして、管理サーバ40は、読み出された経路「1→3」が経路Bであるので、入退室を拒絶するように制御を行う。
このように、上記の実施例2では、管理サーバ40は、ICカード20に基づいて所定の場所への入退室を制御し、特定された利用者の位置の遷移に基づいて、入退室を制御するので、例えば、移動体が不審な経路を通って入退室しようとした場合には、入退室を拒絶する結果、セキュリティを向上することが可能である。
ところで、実施例1および実施例2では、常に位置を特定する処理を行う場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、所定の場所への入退室を許可するように制御した後に、利用者の位置を特定するようにしてもよい。
そこで、以下の実施例3では、所定の場所への入退室を許可するように制御した後に、利用者の位置を特定する場合として、図11を用いて、実施例3における移動体識別管理システム1の概要と特徴について説明する。図11は、実施例3に係る移動体識別管理システム1の概要および特徴を説明するための図である。
図11に示すように、実施例3に係る移動体識別管理システム1では、実施例2と同様に、所定の場所へ入退室するための扉50にICカードリーダ51が設置されており、このICカードリーダ51は、ICカード20からカードIDを読み取り、そのカードIDを管理サーバ40に送信する。
また、実施例3に係る移動体識別管理システム1の管理サーバ40は、所定の場所への入退室を所定の利用者に対して許可するように制御された場合には、当該所定の移動体の位置を特定する。具体的には、管理サーバ40は、受信されたカードIDに対応する社員IDに入退室を許可するかを判定し、その結果、許可した場合には、その社員IDの経路を算出する処理を開始する。
図11の例を用いて詳しく説明すると、管理サーバ40は、ICカードリーダ51からカードID「1234」が送信されると、そのカードID「1234」に対応する社員ID「abcd」を読み出す。そして、管理サーバ40は、社員ID「abcd」から入退室を許可すべきかを判定する。その結果、管理サーバ40は、許可した場合には、許可したカードID「abcd」に対してフラグを立てる。そして、管理サーバ40は、RFIDリーダ31からカードIDおよびリーダ識別番号の通知があると、そのカードIDについてフラグが立っているかを判定し、フラグが立っていなければ、カードIDに対応する社員IDを取得せず、経路の算出も行わない。一方、管理サーバ40は、フラグが立っていれば、そのカードIDに対応する社員IDを取得し、経路の算出を行う。つまり、管理サーバ40は、その社員IDの経路を算出する処理を開始し、扉50への入退室後の社員ID「abcd」の経路(図10の例では、経路「2→3」)を算出する。
このように、上記の実施例3では、管理サーバ40は、ICカード20に基づいて所定の場所への入退室を制御し、所定の場所への入退室を所定の利用者に対して許可するように制御された場合には、その利用者の位置を特定するので、例えば、重要な場所へ入室した利用者のみの位置を特定する結果、全ての利用者の位置を特定せずに、位置を特定する必要がある利用者の位置のみを特定することで処理を軽くすることが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では実施例4として本発明に含まれる他の実施例を説明する。
(1)個体識別媒体
また、上記の実施例1では、接触型のICカード20を用いて利用者の位置を特定する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、磁気ストライプカード20aを用いて利用者の位置を特定してもよいし、非接触型のICカード20bを用いて利用者の位置を特定してもよい。ここで、磁気ストライプカード20aおよび非接触型のICカード20bについて詳しく説明する。図12に示すように、磁気ストライプ20aは、磁気ストライプ部21aを備え、この磁気ストライプ部21aにデータが格納されている。また、図13に示すように、非接触型ICカード20bは、ICチップ21bおよびアンテナコイル22bを備え、アンテナコイル22bを通してデータの送受信を行う。
次に、磁気ストライプカード20aが携帯型磁気ストライプカードリーダ10aからデータを読み出す処理を説明する。図14に示すように、携帯型磁気ストライプカードリーダ10aは、磁気ストライプカード20a挿入時に磁気ストライプ部21aが通過する部分に磁気ヘッダ11Aを備る。そして、携帯型磁気ストライプカードリーダ10aは、磁気ストライプカード20aが挿入されると、磁気ヘッダ11Aの上を磁気ストライプ部21aが通過して磁気ストライプ部21a内に格納されたデータを読み出す。
(2)発報内容
また、上記の実施例1では、携帯型ICカードリーダ10は、ICカード20が挿入されている場合には、カードIDを発報し、一方、ICカード20が未挿入の場合には、何も発報しない場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、カード未挿入にデータを発報してもよいし、カードIDとともに携帯型カードリーダに関するデータである携帯型カードリーダを発報してもよい。
具体的な例を挙げると、携帯型ICカードリーダ10は、図15に例示するように、カード挿入時にカードIDと携帯型カードリーダデータを発報し、カード未挿入時に何も発報しない。また、携帯型ICカードリーダ10は、図16に例示するように、カード挿入時にカードIDを発報し、カード未挿入時に携帯型カードリーダデータを発報する。また、携帯型ICカードリーダ10は、図17に例示するように、カード挿入時にカードIDと携帯型カードリーダデータを発報し、カード未挿入時に携帯型カードリーダデータを発報する。
(3)管理サーバ
また、上記の実施例1では、一つの管理サーバ40が利用者の位置を特定するRFID管理部41と、個体識別媒体を管理する既存の個体識別管理部42とを備える場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、管理サーバを二つ設置するようにしてもよい。具体的には、図18に示すように、利用者の位置を特定するRFIDサーバ60と個体識別媒体を管理する個体識別媒体管理サーバとを設置する。
(4)挿入状態
また、上記の実施例1では、携帯型ICカードリーダ10にICカード20が挿入された状態でカードIDを無線送信する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯型ICカードリーダ10にICカード20を一度挿入した後に、ICカード20が抜き出された場合でも、カードIDの無線送信を続けるようにしてもよい。つまり、携帯型ICカードリーダ10は、ICカード20が抜き出されても、メモリ11dに記憶されたカードIDを読み出して無線送信する。
(5)入退室制御
また、上記の実施例2では、管理サーバ40は、利用者の経路に基づいて、入退室を制御する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、利用者の移動時間や移動距離に基づいて、入退室を制御するようにしてもよい。例えば、管理サーバ40は、ある地点を移動するのに長時間かかっているような利用者に対して、入退室を拒絶するように制御する。
(6)システム構成等
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、IC読み出し部11aと制御部11bを統合してもよい。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
以上のように、本発明に係る移動体識別管理システム、カードリーダおよび移動体識別管理方法は、RFIDリーダを複数の位置にそれぞれ配置し、そのRFIDリーダが取得した情報を管理サーバで収集して移動体の位置を特定することに有用であり、特に、移動体識別管理システムを構築する工数が少なく、配布ミスや登録ミスのリスクが低く、利用が便利であり、盗難や紛失の恐れを低くする場合に適する。
実施例1に係る移動体識別管理システムの概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係る携帯型ICカードリーダの構成を示すブロック図である。 ICカード(接触型)を説明するための図である。 無線送信処理における発報内容を説明するための図である。 実施例1に係るRFIDタグ検出ネットワークを説明するための図である。 RFIDリーダから管理サーバに通知されるフレームフォーマットの一例を説明するための図である。 実施例1に係る管理サーバの構成を示すブロック図である。 管理サーバに記憶されているテーブルを説明するための図である。 管理サーバに記憶されているテーブルを説明するための図である。 実施例2に係る移動体識別管理システムの概要および特徴を説明するための図である。 実施例3に係る移動体識別管理システムの概要および特徴を説明するための図である。 磁気ストライプカードを説明するための図である。 ICカード(非接触型)を説明するための図である。 磁気読み出し処理について説明するための図である。 無線送信処理における発報内容を説明するための図である。 無線送信処理における発報内容を説明するための図である。 無線送信処理における発報内容を説明するための図である。 実施例4に係る管理サーバの構成について説明するための図である。 従来のRFIDタグを用いた移動体管理システムについて説明するための図である。
符号の説明
1 移動体識別管理システム
10 携帯型ICカードリーダ
11 ICカードリーダ部
11a IC読み出し部
11b 制御部
11c 無線送信部
11d メモリ
11e バッテリ
20 ICカード
30 RFIDタグ検出ネットワーク
31a、31b、31c RFIDリーダ
40 管理サーバ
41 RFID管理部
41a リーダ通信部
41b フレーム解析部
41c 個体識別システム通信部
41d 位置特定部
41e 上位アプリ
42 個体識別管理部
42a 個体識別システム制御部
42b 上位アプリ
42c データベース

Claims (5)

  1. RFIDリーダを複数の位置にそれぞれ配置し、当該RFIDリーダが取得した情報を管理サーバで収集して移動体の位置を特定する移動体識別管理システムであって、
    前記移動体によって所持されて当該移動体とともに移動するカードリーダは、
    前記移動体を一意に識別する個体識別子が読み取り可能に記録された個体識別媒体を受け入れ、当該個体識別子を読み出す識別子読出し手段と、
    前記識別子読出し手段によって読み出された前記個体識別子を前記RFIDリーダに送信する識別子送信手段と、
    を備え、
    前記RFIDリーダは、
    前記識別子送信手段によって送信された前記個体識別子を検出して受信する識別子受信手段と、
    前記識別子受信手段によって受信された前記個体識別子とともに、各RFIDリーダを一意に識別するリーダ識別子を前記管理サーバに通知する識別子通知手段と、
    前記管理サーバは、
    前記識別子通知手段によって通知された前記個体識別子および前記リーダ識別子を用いて、前記移動体の位置を特定する位置特定手段と、
    を備えることを特徴とする記載の移動体識別管理システム。
  2. 前記管理サーバは、
    前記個体識別媒体に基づいて所定の場所への入退室を制御する入退室制御手段をさらに備え、
    前記入退室制御手段は、前記位置特定手段によって特定された前記移動体の位置の遷移に基づいて、入退室を制御することを特徴とする請求項1に記載の移動体識別管理システム。
  3. 前記管理サーバは、
    前記個体識別媒体に基づいて所定の場所への入退室を制御する入退室制御手段をさらに備え、
    前記位置特定手段は、前記入退室制御手段によって所定の場所への入退室を所定の移動体に対して許可するように制御された場合には、当該所定の移動体の位置を特定することを特徴とする請求項1に記載の移動体識別管理システム。
  4. 移動体の位置を特定する管理サーバに対して情報を通知するRFIDリーダへ情報を送信するカードリーダであって、
    前記移動体によって所持されて当該移動体とともに移動するカードリーダは、
    前記移動体を一意に識別する個体識別子が読み取り可能に記録された個体識別媒体を受け入れ、当該個体識別子を読み出す識別子読出し手段と、
    を備えることを特徴とするカードリーダ。
  5. RFIDリーダを複数の位置にそれぞれ配置し、当該RFIDリーダが取得した情報を管理サーバで収集して移動体の位置を特定する移動体位置特定方法であって、
    前記移動体によって所持されて当該移動体とともに移動するカードリーダが、
    前記移動体を一意に識別する個体識別子が読み取り可能に記録された個体識別媒体を受け入れ、当該個体識別子を読み出す識別子読出し工程と、
    前記識別子読出し工程によって読み出された前記個体識別子を前記RFIDリーダに送信する識別子送信工程と、
    前記RFIDリーダが、
    前記識別子送信工程によって送信された前記個体識別子を検出して受信する識別子受信工程と、
    前記識別子受信工程によって受信された前記個体識別子とともに、各RFIDリーダを一意に識別するリーダ識別子を前記管理サーバに通知する識別子通知工程と、
    前記管理サーバが、
    前記識別子通知工程によって通知された前記個体識別子および前記リーダ識別子を用いて、前記移動体の位置を特定する位置特定工程と、
    を含んだことを特徴とする記載の移動体識別管理方法。
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