JP2008028112A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】バンプ電極下のUBM膜がアンダーカットされることを低減し、微細で信頼性の高い半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】基板上の外部端子5を覆うパッシベーション膜6に外部端子5に通じる第1の開口Hを形成し、パッシベーション膜6上に第1の開口Hを通して外部端子5に接触させてアンダーバンプメタル膜7を形成する工程と、外部端子5上であってアンダーバンプメタル膜7上に第2の開口Iを形成するレジスト9を形成する工程と、第2の開口Iにバンプ電極8となるはんだ膜10を形成する工程と、レジスト9を除去する工程と、はんだ膜10をマスクとしてアンダーバンプメタル膜7を酸化させる酸化工程と、アンダーバンプメタル膜7のうち酸化された領域をエッチングにより除去するエッチング工程とを備える。
【選択図】図7
【解決手段】基板上の外部端子5を覆うパッシベーション膜6に外部端子5に通じる第1の開口Hを形成し、パッシベーション膜6上に第1の開口Hを通して外部端子5に接触させてアンダーバンプメタル膜7を形成する工程と、外部端子5上であってアンダーバンプメタル膜7上に第2の開口Iを形成するレジスト9を形成する工程と、第2の開口Iにバンプ電極8となるはんだ膜10を形成する工程と、レジスト9を除去する工程と、はんだ膜10をマスクとしてアンダーバンプメタル膜7を酸化させる酸化工程と、アンダーバンプメタル膜7のうち酸化された領域をエッチングにより除去するエッチング工程とを備える。
【選択図】図7
Description
本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に基板上の外部端子にアンダーバンプメタル膜を介してバンプ電極を形成する半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置の実装にはフリップチップ方式が採用されている。このフリップチップ方式は、半導体チップの外部端子(ボンディングパッド)と配線基板の外部端子との間をバンプ電極により電気的に接続しかつ機械的に接合する方式である。フリップチップ方式は、この半導体チップと配線基板との実装に限らず、半導体チップ同士の実装や配線基板同士の実装にも採用されている。フリップチップ方式においては、ボンディングワイヤ方式のワイヤの引き回しがなくなるので、実装面積を縮小することができ、半導体装置の小型化を実現することができる。
バンプ電極には一般的にはんだが使用されており、はんだはめっき法、印刷法又は蒸着法により形成されている。半導体チップの外部端子上には予めアンダーバンプメタル膜(以下、単に「UBM(Under Bump Metal)膜」という。)が形成され、バンプ電極はこのUBM膜上に形成されている。
このバンプ電極は、従来から微細なバンプを高精度で形成することができる電気めっき法を用いて形成されている。すなわち、図11に示すように、まずウエハ101上に下地層102、その上に外部端子103を形成する。さらにこの外部端子103の領域を除いてウエハ101全域を覆うパッシベーション膜(保護膜)104及び外部端子103とパッシベーション膜104を覆うようにUBM膜105が形成される。
UBM膜105上には外部端子103の領域が開口するようにレジスト106が形成され、その開口Aの領域にはんだ膜107が形成される(図12及び図13参照)。その後レジスト106を除去し、はんだ膜107をマスクとしてUBM膜105もエッチングにより除去する(図14及び図15参照)。そして、図16に示すように最後にこのはんだ膜107にリフローを行い球体のバンプ電極108に形成する。
特開2001−308129号公報
しかしながら、このUBM膜105をエッチングで除去する際、はんだ膜107(以下、適宜バンプ電極108と表わす。)近傍では、UBM膜105の水平方向のエッチング速度が垂直方向のエッチング速度よりも早いため、図15の部分拡大図に示されるようにバンプ電極108下にアンダーカットBが生ずる。このアンダーカットBが生ずる要因は、UBM膜105を構成する金属とバンプ電極108を構成する金属の異種金属の接触による電池効果により水平方向のエッチング速度が加速されることによるとされる。
具体的には、UBM膜105として一般的なクロム(Cr)/銅(Cu)(以下、「外部端子に接する金属」「バンプ電極に接する金属」、の順でスラッシュ(/)を用いて表わす。)、或いは、チタン(Ti)/銅(Cu)の構造を採用する場合、数ミクロンの大きな銅(Cu)のアンダーカットBが生ずることが知られており、バンプ微細化の妨げとなる。例えば、アンダーカットBが片側6ミクロン生じた場合、UBM膜105とパッシベーション膜104との密着面積は、バンプ電極108の直径が100ミクロンのときバンプ電極108の面積の77%であるが、バンプ電極108の直径が30ミクロンの場合はバンプ電極108の面積の36%まで小さくなり、バンプ電極108の密着強度が大幅に低下して半導体装置100の信頼性の低下を招く。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、バンプ電極下のUBM膜がアンダーカットされることを低減し、微細で信頼性の高い半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明の実施の形態に係る特徴は、半導体装置の製造方法において、基板上の外部端子を覆うパッシベーション膜に外部端子に通じる第1の開口を形成し、パッシベーション膜上に第1の開口を通して外部端子に接触させてアンダーバンプメタル膜を形成する工程と、外部端子上であってアンダーバンプメタル膜上に第2の開口を形成するレジストを形成する工程と、第2の開口にバンプ電極となるはんだ膜を形成する工程と、レジストを除去する工程と、はんだ膜をマスクとしてアンダーバンプメタル膜を酸化させる酸化工程と、アンダーバンプメタル膜のうち酸化された領域をエッチングにより除去するエッチング工程とを備える。
本発明によれば、バンプ電極下のUBM膜がアンダーカットされることを低減し、微細で信頼性の高い半導体装置の製造方法を提供するができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明の実施の形態は、半導体チップ(基板)に配設された外部端子にUBM膜を介してバンプ電極を形成する半導体装置の製造方法に本発明を適用した例を説明するものである。また、このUBM膜については、第1及び第2のUBM膜を2層に分けて設けられている例を挙げて以下、説明を行う。なお、例えば第1のUBM膜と第2のUBM膜との間に双方の間の接着力を高めたり、熱膨張係数差を減少したりする中間のUBM膜を備えた3層以上の多層構造としてもよい。
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態に係る半導体装置の構成を説明する。図1に示すように、本発明の実施の形態に係る半導体装置1は半導体チップ2を備えている。この半導体チップ2はフリップチップ方式において接合される一方の基板として使用される。他方の基板は、ここでは図示しないが、同様の半導体チップ2、配線基板(例えば、PCB)、絶縁基板、ガラス基板等である。
まず、第1の実施の形態に係る半導体装置の構成を説明する。図1に示すように、本発明の実施の形態に係る半導体装置1は半導体チップ2を備えている。この半導体チップ2はフリップチップ方式において接合される一方の基板として使用される。他方の基板は、ここでは図示しないが、同様の半導体チップ2、配線基板(例えば、PCB)、絶縁基板、ガラス基板等である。
半導体チップ2は、例えばシリコン単結晶基板3を主体に形成されている。図1では図示していないが、シリコン単結晶基板3の主面にはトランジスタ、抵抗、容量等の素子が配設されるとともに、素子間を結線する配線が配設され、集積回路が構築されている。なお、図1においては、複数層の配線とこの上下配線間に配設される絶縁層とを総称して下地層4とし、簡略化して図示している。
シリコン単結晶基板3上には下地層4を介在して外部端子(ボンディングパッド)5が配設されている。外部端子5は、図示していないが、配線を通じて集積回路に電気的に接続されている。外部端子5は、複数層の配線のうち最終層の配線と同一層に同一材料により形成されており、例えばシリコンやタングステンが微量に添加されたアルミニウム合金膜を主体として形成されている。また、例えば、外部端子5は、アルミニウム合金膜の単層膜か、バリアメタル膜、アルミニウム合金膜、反射防止膜のそれぞれを順次積層した複合膜により形成されている。
外部端子5上を含み、シリコン単結晶基板3の全域にはパッシベーション膜(最終保護膜)6が配設されている。パッシベーション膜6は、例えば、緻密な膜質を有するプラズマCVD法により成膜されたシリコン窒化膜6Aと、このシリコン窒化膜6A上のポリイミド6Bとを積層した複合膜により形成されている。パッシベーション膜6の外部端子5上には、パッシベーション膜6を部分的に取り除いて形成された第1の開口Hが配設されている。第1の開口Hの平面サイズは、通常、製造プロセス上のアライメント余裕寸法を加味して、外部端子5が配設された領域と重複する領域内において、外部端子5の平面サイズに比べて小さく設定されている。
外部端子5上において、パッシベーション膜6上の第1の開口Hの外周囲に一部に重複した領域にはUBM膜7が配設されている。UBM膜7は、バンプ電極8の下地層であり、基本的には電気伝導性を有し、外部端子5との間の高い接着性を有し、バンプ電極8との間に濡れ性を有する。第1の実施の形態においては、UBM膜7は、外部端子5と接する下層側の第1のUBM膜7Aと、第1のUBM膜7A上に配設され、バンプ電極8と接する上層側の第2のUBM膜7Bとの2層構造により構成されている。
本発明の実施の形態においては、第1のUBM膜7Aは、例えばチタン(Ti)がスパッタリングにより、例えば100nm程度の膜厚に設定されて成膜される。一方、第2のUBM膜7Bは、例えば銅(Cu)がスパッタリングにより、例えば50nm程度の膜厚に設定されて成膜される。なお、第1のUBM膜7Aにはチタン(Ti)、第2のUBM膜7Bには銅(Cu)を用いたが、その他、例えば第1のUBM膜7Aには、クロム(Cr)、タングステン(W)、チタンタングステン(TiW)、コバルト(Co)、ベリリウム(Be)等の金属膜や合金膜を、第2のUBM膜7Bには、ニッケル(Ni)、鉄(Fe)、金(Au)、パラジウム(Pd)等の金属膜やそれらの合金膜を好適に使用することができる。
バンプ電極8には、例えば錫銀(Sn−Ag)はんだを好適に使用することができる。なお、バンプ電極8は、この錫銀はんだに限定されるものではなく、それ以外の2元系合金や3元系合金、若しくは鉛フリーはんだを使用してもよい。
次に、図2ないし図10を使用し、上述の半導体装置1の製造方法を説明する。まず最初に、図2に示すシリコン単結晶基板3を準備する。このシリコン単結晶基板3は、その主面に集積回路、集積回路の素子間を結線する配線、パッシベーション膜6及びパッシベーション膜6の外部端子5上の第1の開口Hを既に製造した状態である。すなわち、シリコン単結晶基板3は、半導体製造プロセスにおいて、ダイシング工程前の前処理プロセスの大半が終了したシリコンウエハ状態である。なお、ダイシング工程後においては、シリコン単結晶基板3は、細分化され、半導体チップ2になる。
引き続き、図3に示すように、まずシリコン単結晶基板3のパッシベーション膜6上の全面に、開口Hを通して外部端子5に接触させた第1のUBM膜7Aを形成する。この第1のUBM膜7Aは、例えばチタン(Ti)膜を使用し、このチタン(Ti)膜はスパッタリングにより成膜される。
そして、第1のUBM膜7A上の全面に第2のUBM膜7Bを形成する。この第2のUBM膜7Bは、上述のように例えば銅(Cu)を使用し、この銅(Cu)はスパッタリングにより成膜される。第2のUBM膜7Bを成膜した時点において、第1のUBM膜7A及び第2のUBM膜7Bを有する2層構造のUBM膜7が完成する。
図4に示すように、UBM膜7が形成された半導体装置1の外部端子5上であってバンプ電極8が形成される領域に第2の開口Iを形成するようにレジスト9が形成される。このレジスト9は、例えばフォトリソグラフィー技術により形成される。本発明の実施の形態におけるレジスト9の寸法は、例えば、第2の開口Iの開口径が35ミクロン、隣接する第2の開口Iとの最小ピッチは60ミクロンであり、レジスト9の厚さは30ミクロンである。
そして図5に示すように、レジスト9を使用し、レジスト9の第2の開口I内であってUBM膜7の第2のUBM膜7B上にニッケル(Ni)膜10及びはんだ膜11を順次成膜する。ニッケル(Ni)膜10の厚さは3ないし5ミクロンであり、はんだに対する拡散防止膜としての役割を果たす。はんだ膜11は、本発明の実施の形態においては、例えば、錫銀(Sn−Ag)の合金膜であり、メタンスルホン酸系のめっき液を用いて、めっき液中のSn濃度、Ag濃度、及び電流密度を調整することによりAgの組成を2wt%ないし3wt%に制御して得られるものである。錫銀(Sn−Ag)の合金膜として銀(Ag)を含有させたのは、機械的強度の向上とはんだ融点を下げるためである。なお、図5は、ニッケル(Ni)膜10及びはんだ膜11が成膜された直後のリフロー処理によってバンプ電極8を球体へと成形していない状態を示しているが、以後は便宜上バンプ電極8と表わす。
図6は、レジスト9をレジスト剥離剤に浸漬することで溶解して剥離した状態を示す図である。レジスト9を剥離することで第2のUBM膜7Bが露出する。その後、バンプ電極8をエッチングマスクとして使用し、図7に示すように、バンプ電極8下の第2のUBM膜7Bを残して、それ以外の領域にある第2のUBM膜7Bを酸化させる。
具体的には、例えば、半導体装置1を酸素濃度20%の大気雰囲気中で180℃にて24時間加熱することにより第2のUBM膜7Bを構成する銅(Cu)を酸化させる。第2のUBM膜7Bの酸化は、大気と銅(Cu)との界面での銅(Cu)酸化反応と第2のUBM膜7B中の酸素の熱拡散により進行するため、バンプ電極8に覆われない領域の銅(Cu)が選択的に酸化されて酸化銅(CuO)12に変化する。一方、バンプ電極8に覆われた領域は酸化されることなく銅(Cu)で形成された第2のUBM膜7Bがそのまま残る。
次に、図8に示すように、この酸化銅(CuO)12を選択的に溶解するエッチング液に半導体装置1を浸漬して酸化銅(CuO)12をエッチングする(第1のエッチング工程)。この第1のエッチング工程により第1のUBM膜7Aが露出する。一方で、このエッチング液の銅(Cu)を溶解する速度は非常に遅いため、バンプ電極8直下にある第2のUBM膜7Bがエッチングされることはない。このエッチング液には、例えば、クエン酸とポリマー系界面活性剤を含有する溶液を用いることができる。
さらに図9に示すように、第1のエッチング工程でエッチングされた酸化銅(CuO)12の下に位置し、露出された第1のUBM膜7Aをエッチングする(第2のエッチング工程)。この第1のUBM膜7Aはチタン(Ti)の膜であるので、アンモニアと過酸化水素の溶液に半導体装置1を浸漬させてチタン(Ti)を溶解させる。この際、バンプ電極8がマスクの役割を果たすので、バンプ電極8直下にある第1のUBM膜7Aがエッチングされることはない。
次に、バンプ電極8にリフロー処理を行い、溶融、凝固させることにより、図1に示すように、球体に成型されたバンプ電極8を形成する。具体的には、シリコン単結晶基板3上にロジン系若しくは有機酸系のフラックスを塗布した後、窒素雰囲気中で例えば、250℃、20秒の加熱を行ってはんだ膜11を溶融させ、表面張力により球体とする。フラックスは加熱後にアルコール系洗浄液を用いて洗浄除去する。この工程が終了すると、外部端子5上にUBM膜7を介在してバンプ電極8が形成された半導体チップ2が完成する。
さらに、図10に示すように、配線基板20の外部端子21にバンプ電極8を接触させ、リフロー処理を行うことにより、半導体チップ2の外部端子5と配線基板20の外部端子21との間をバンプ電極8により電気的に接続しかつ機械的に接合することができる。
このように、バンプ電極をマスクとして第2のUBM膜を酸化させ、この酸化物を選択的にエッチングすることにより、バンプ電極下のUBM膜がアンダーカットされることを低減し、微細で信頼性の高い半導体装置の製造方法を提供することができる。
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態において、上述の第1の実施の形態において説明した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、同一の構成要素の説明は重複するので省略する。
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態において、上述の第1の実施の形態において説明した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、同一の構成要素の説明は重複するので省略する。
第2の実施の形態においては、上述した第1の実施の形態における第2のUBM膜の酸化の工程及び、酸化銅(CuO)12の第1のエッチング工程(図7及び図8参照)を複数回繰り返すことを特徴とする。
例えば、酸化工程において、180℃にて4時間加熱すると、50μmの第2のUBM膜7Bのうち露出している面から20ないし40μmが酸化銅(CuO)12に変化する。すなわち、次の酸化銅(CuO)12の第1のエッチング工程において酸化銅(CuO)12をエッチングしても前の酸化工程で酸化銅(CuO)12になっていない第2のUBM膜7Bが残っている。これは、銅(Cu)の酸化反応が酸化膜中の酸素の拡散速度に律速されて酸化膜の成長速度が時間の平方根に比例することになるため、酸化膜の膜厚が増加することに比例して酸化膜の成長速度が低下するためである。そこで、酸化銅(CuO)12になった部分だけ一旦エッチングし、再度酸化工程及び第1のエッチング工程を繰り返す。
このように酸化工程及び第1のエッチング工程を複数回に分けて繰り返すことにより、酸化工程に必要な時間を短縮することができ、スループットを向上させることができるとともに、バンプ電極をマスクとして第2のUBM膜を酸化させ、この酸化物を選択的にエッチングすることにより、バンプ電極下のUBM膜がアンダーカットされることを低減し、微細で信頼性の高い半導体装置の製造方法を提供することができる。
なお、この発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…半導体装置、2…半導体チップ、3…シリコン単結晶板、4…下地層、5…外部端子、6…パッシベーション膜、7…UBM膜、8…バンプ電極、9…レジスト、10…ニッケル(Ni)膜、11…はんだ膜、12…酸化銅(CuO)、20…配線基板。
Claims (5)
- 基板上の外部端子を覆うパッシベーション膜に前記外部端子に通じる第1の開口を形成し、前記パッシベーション膜上に、前記第1の開口を通して前記外部端子に接触させてアンダーバンプメタル膜を形成する工程と、
前記外部端子上であって前記アンダーバンプメタル膜上に第2の開口を形成するレジストを形成する工程と、
前記第2の開口にバンプ電極となるはんだ膜を形成する工程と、
前記レジストを除去する工程と、
前記はんだ膜をマスクとして前記アンダーバンプメタル膜を酸化させる酸化工程と、
前記アンダーバンプメタル膜のうち酸化された領域をエッチングにより除去するエッチング工程と、
を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記アンダーバンプメタル膜のうち酸化された領域をエッチングにより除去するエッチング工程の後に、前記バンプ電極にリフローを行い、前記バンプ電極を球体に成形する工程を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記酸化工程と前記エッチング工程を複数回に分けて行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記アンダーバンプメタル膜は、複数の金属層から構成されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
- 前記アンダーバンプメタル膜を構成する複数の金属層には、チタン層若しくはクロム層又はチタン若しくはクロムを含有する合金層からなる層及び銅層又は銅を含有する合金層からなる層が含まれることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
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