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JP2008027029A - 光学式シンボル及びそれが付された物品並びに光学式シンボルを物品に付す方法及び光学式シンボルのデコード方法。 - Google Patents

光学式シンボル及びそれが付された物品並びに光学式シンボルを物品に付す方法及び光学式シンボルのデコード方法。 Download PDF

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JP2008027029A
JP2008027029A JP2006196548A JP2006196548A JP2008027029A JP 2008027029 A JP2008027029 A JP 2008027029A JP 2006196548 A JP2006196548 A JP 2006196548A JP 2006196548 A JP2006196548 A JP 2006196548A JP 2008027029 A JP2008027029 A JP 2008027029A
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Akiteru Kimura
昭輝 木村
Masayuki Matsuda
昌幸 松田
Kunio Kando
邦夫 漢人
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TECHNO CULTURE KK
B Core Inc
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Abstract

【課題】バーコードの幅に依存しない新しいバーコードを提案し、ゆがみやすい物品や、印字精度の高くない状況でも、読み取り精度の高い光学式シンボルを利用するコードを提供する。
【解決手段】線状にセルを配列し、各セルの色彩の順番により特定のデータを示す。色配列の連続性、線状という形態が保たれていれば読み取り可能である光学式シンボルのデコード方法においてを用いたコード体系である。データを表す手法は、「色彩の順番」以外にも、各色彩に1対1で数値を割り当てる手法(R=0、B=1等)、色彩の遷移によってデータを割り当てる手法(「CM」=「MY」=「YC」=0、「CY」=「YM」=「MC」=1等)、その他、色彩の組み合わせに対してデータを割り当てる手法、等種々の方式を採用可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品に付す情報処理用の光学式コードに関する。特にその光学式コードで用いられる光学式シンボル並びにその光学式シンボルを物品に付す方法及びデコード方法に関する。
物品に付す情報処理用の光学的に読み取られるシンボルは種々のものが利用されている。例えば、1次元方向の黒と白のパターンで情報を記録するいわゆるバーコードが古くから利用されている。
カラーを利用した光学式コード
また、光学式コードとして、白と黒だけでなく、赤や青等の有彩色を用いたコード(ここではこのような有彩色を用いたコードを便宜上カラーコードと呼ぶ)も広く提案されている。
通常、カラーを使った(有彩色を使った)光学式コード(体系)は、リーダの色の検知に変化が出ると、対応するデータも変化する可能性が白黒のコードに比べて高くなってしまう。したがって、色の退色、印刷ムラ、照明光などの影響を受けやすいという問題点がある。
先行特許文献の例
例えば、下記特許文献1には、3色を用いたバーコードが開示されている。このバーコードは、色彩を第1の順番で遷移させた場合は「1」を表し、第2の順番で遷移させた場合は「0」を表すように構成したバーコードである。
また、下記特許文献2には、3原色の各色の色彩濃度を複数の段階にすることによって、データの収容能力を増やすことができるコードが示されている。
また、下記特許文献3には、プリンタの印刷能力に応じて情報を所定のビット列に分けて、分けたビット列ごとに色を選択して記録する2次元コード及びその作成方法、復元方法が開示されている。
また、下記特許文献4には、一般的な白と黒のバーコードとしても、色彩付のバーコードとしても利用可能なコードが開示されている。
特開昭63−255783号公報(特許第2521088号) 特開2002−342702号公報 特開2003−178277号公報 特開2004−326582号公報
このように、一次元的に配列したコード体系としていわゆる一次元バーコードが広く実用化されている。一次元バーコードは多くの種類が存在するが、いずれも交互に現れる白黒(明暗)パターンの幅のちがいを利用して画像を符号化するコード体系である。2次元バーコードについても「幅」を「セル位置」と読み替えれば同様のコンセプトであることがわかる。
通常、バーコードは紙や製品に直接印刷されるため、上記コンセプトをそのまま実施すれば全く問題はない。
しかしながら、ゆがみやすい物品や、不正確な印刷しかできない状況においては、バーの幅に依存する方法は必ずしも妥当な手法とは言えない。このような場面ではIDを付けるニーズがありながら上述した問題点により、あきらめざるを得ない状況が少なからず存在した。
一方、上で述べたように、いわゆるカラーバーコードが従来から数多く提案されている。しかし、従来のカラーバーコードその目的をデータの高密度化に向けたものが大半であり、高密度化のあまり色、濃度の種類を増やすがためかえって実用化を損なうものも散見された。
また、従来の白黒バーコードの分野においては、従来の技術がそのまま踏襲されており、上述したような問題点を改善しようとする提案はほとんど知られていない。これは、バーコードを印字したシールをその物品に貼付する手法が一般的となり、ゆがみやすい物品にバーコードは直接印字することがほとんどあり得ないという事情によるものと考えられる。
しかしながら、シールを貼付する手法では、シールを貼り直したり、別のシールに貼り替える等、不正が生じる恐れが0ではない。そのため、物品に直接印字できるコードが望ましいものと考えられる。
本発明はこのような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、バーコードの幅に依存しない新しいバーコードを提案し、ゆがみやすい物品や、印字精度の高くない状況でも、読み取り精度の高い光学式シンボルを利用するコードを提供することである。
本発明は、上記目的を達成するために、以下のようなコードを提案する。
本発明のコードは、線状にセルを配列し、各セルの色彩の順番により特定のデータを示すものである。色配列の連続性、線状という形態(トポロジー)が保たれていれば読み取り可能であるコード体系を提案するものである。
データを表す手法は、「色彩の順番」以外にも、種々の方式を採用可能である。各色彩に1対1で数値を割り当てる手法(R=0、B=1等)、色彩の遷移によってデータを割り当てる手法(「CM」=「MY」=「YC」=0、「CY」=「YM」=「MC」=1等)、その他、色彩の組み合わせに対してデータを割り当てる手法、等種々の方式を採用可能である。
なお、本特許で、線状とは、セルが1列に連なって配列していることを言い、分岐がなく、交差もない形態を言う。1列に連なっていれば直線でも曲線でも、折れ曲がっていてもかまわない。
用語の説明
ここで、本文での用語の簡単な説明を行う。
まず、本文において、光学式シンボルが付される物品とは有体物であればどのようなものであっても良い。必ずしも硬い剛体である必要はなく、食品等の柔らかい物品でも良い。後述するように、本件発明では物品のゆがみや変形に強い光学式シンボルを提案しており、衣服などの柔軟性のある物品も本文における「物品」である。
また、物品の容器や包装もまた物品である。さらに、紙等の平面状、板状の物品も、本文における「物品」である。
その他、本文では、以下の用語を用いている。
コード :データをシンボルに表すための規格を言う。規格であることを明示するためにコード体系と称する場合もある。
シンボル:上記規格に基づき、データを変換したものを言う。例えば、一般的なバーコードにおいては、「バーコード」という「規格」に基づきデータを変換したそれぞれの「黒と白のパターン」をシンボル又は「バーコードシンボル」と呼ぶ。
デコード:各シンボルから、そのコードに基づいて元のデータを得る処理をデコードと呼ぶ。
リーダ :物品に付されたシンボルを読み取る装置を言う。読み取ったデータは上記デコードの対象となり、デコードの結果、元のデータが得られる。
データ :シンボルに変換する対象である。一般的には数値データであるが、文字データでも良いし、0と1からなるディジタルデータでも良い。
本発明は、具体的には、以下のような手段を採用する。
(1)本発明は、上記課題を解決するために、n色の色彩群から選択された1個の色彩が付された領域であるセルを複数個、線状に配列されて成る光学式シンボル。ここで、前記nは3以上の整数である。
(2)また、本発明は、上記(1)の光学式シンボルにおいて、前記セルは連続、且つ、不分岐、非交差に配列され、隣接する前記セルの色が異なることを特徴とする光学式シンボルである。
(3)本発明は、上記課題を解決するために、n色の色彩群から選択された1個の色彩が付された領域であるセルを複数個、線状に配列し、前記線状配列の両端部に、前記n色以外の色彩が付されている端点セルが設けられていることを特徴とする光学式シンボル。ここで、前記nは3以上の整数である。
この色彩によって、始点、終点を識別することができる。
(4)また、本発明は、上記(1)の光学式シンボルにおいて、上記(3)記載の光学式シンボルにおいて、前記端点セルに隣接する前記セルである第1隣接セルの色彩が、前記n色の色彩群から予め決定された所定の色彩であることを特徴とする光学式シンボルである。
これらの色彩(の組み合わせ)によって、始点、終点を識別することができる。
(5)また、本発明は、上記(4)の光学式シンボルにおいて、前記第1隣接セルに隣接する第2隣接セルの色彩が、前記n色の色彩群から予め決定された所定の色彩であることを特徴とする光学式シンボルである。
(6)また、本発明は、上記(1)の光学式シンボルにおいて、前記n色の色彩が、全て、前記端点セルに隣接するセル、又は、前記端点セルの近傍の所定の位置にあるセルに付されていることを特徴とする光学式シンボルである。
(7)また、本発明は、上記(6)の光学式シンボルをデコードするデコード方法において、前記隣接するセル又は前記所定の位置にあるセル、に付された色彩を、前記セルの色彩のキャリブレーションに使用することを特徴とする光学式シンボルのデコード方法である。
(8)また、本発明は、上記(6)の光学式シンボルをデコードするデコード方法において、前記隣接するセル又は前記所定の位置にあるセル、に付された色彩を、前記セルの間の色差のキャリブレーションに使用することを特徴とする光学式シンボルのデコード方法である。
(9)また、本発明は、上記(7)又は(8)の光学式シンボルのデコード方法において、光学式シンボルに含まれる前記セルを追跡する追跡工程、を含み、この追跡工程においては、前記端点セルに付された色彩と、前記隣接するセル又は前記所定の位置にあるセル、に付された色彩との色差に基づき、前記セルを追跡することを特徴とする光学式シンボルのデコード方法である。
(10)また、本発明は、上記(3)の光学式シンボルにおいて、前記端点セルに付された色彩又はその同系色が、前記セルの配列以外の領域に付されていることを特徴とする光学式シンボルである。
(11)また、本発明は、上記(3)の光学式シンボルが付された物品において、前記端点セルに付された色彩又はその同系色が、前記セルの配列以外の領域に付されていることを特徴とする光学式シンボルが付された物品である。
(12)また、本発明は、上記(11)の物品において、前記端点セルに付された色彩又はその同系色が、黒もしくは灰色などの無彩色であることを特徴とする物品である。
(13)また、本発明は、上記課題を解決するために、n色の色彩群から選択された1個の色彩が付された領域である構成セルを複数個、線状に配列し、前記線状配列の両端部又は片端部に、前記n色以外の色彩が付されている端点セルと、前記構成セルとが、2回以上交互に表れることを特徴とする光学式シンボル。ここで、前記nは3以上の整数である。
(14)また、本発明は、上記(1)の光学式シンボルにおいて、前記セルの表す符号は、当該セルとその隣接するセルの色との関係で決まることを特徴とする光学式シンボルである。
(15)また、本発明は、上記(1)の光学式シンボルにおいて、前記セルの符号の表し方によって、チェック、表記法などの区別を行うことを特徴とする光学式シンボルである。
(16)また、本発明は、上記(1)記載の光学式シンボルにおいて、その光学式シンボルを照らす光源の過剰光量に相当する色彩が、前記n色の色彩群には含まれていないことを特徴とする前記光学式シンボルである。
(17)また、本発明は、上記(1)〜(6)のいずれか、又は、(13)〜(16)のいずれか、に記載の光学式シンボルを付した物品である。
(18)また、本発明は、上記(1)〜(6)のいずれか、又は、(13)〜(16)のいずれか、に記載の光学式シンボルを用いたコード体系である。
(19)また、本発明は、上記(1)〜(6)のいずれか、又は、(13)〜(16)のいずれか、に記載の光学式シンボルをデコードする方法において、前記光学式シンボルを撮影し、前記光学式シンボルの画像データを得る工程と、前記画像データ中から、始点と終点の端点セルを探す工程と、前記見つけ出した始点と終点の2個の端点セルに基づき、その端点セル間に設けられている構成セルを追跡する工程と、前記追跡した構成セルのデコードを行う工程と、を含むことを特徴とする光学式シンボルのデコード方法である。
(20)また、本発明は、上記(1)〜(6)のいずれか、又は、(13)〜(16)のいずれか、に記載の光学式シンボルを物品に付す方法において、記録したいデータに基づき前記光学式シンボルを作成する工程と、前記作成した光学式シンボルを所定の物品に付す工程と、を含み、前記付す工程は、前記光学式シンボルを前記物品に印刷する工程と、前記光学式シンボルを物品に刺繍で付する工程と、前記光学式シンボルを描いた粘着シールを前記物品に貼付する工程と、のいずれかの工程を含むことを特徴とする光学式シンボルを物品に付す方法である。
本発明の光学式シンボルにおいてでは、構成セルを追跡することによって、構成セルの順番を特定することができる。そして、構成セルの色彩の組み合わせ等によってデータを表現したので、構成セルの大きさが変化してもデータの読み取りに影響を与えることがないコード体系が得られる。
また、シンボルを構成するセル群の相対的な位置関係の自由度が高いので、表面が柔軟な物品にも使用することができる。
例えば、柔らかい肉等の食品に食用色素を用いて直接シンボルを印字することが可能である。その他、布や柔らかい物品に直接印字することが可能である。
従来の光学式バーコードでは、シールを貼る等の処理によってシンボルを物品に付しており、シールを貼り替える等のデータの改ざんの恐れが少なくない。これに対して、本発明によれば、柔軟性のある物品でもシンボルの直接印字が可能となるので、このシンボルを他のシンボルに付け直すことが極めて困難である。その結果、本発明によれば、データの改ざんを未然に防止することができる。
また、本発明に係る光学式シンボル及びその光学式シンボルを用いたコード体系によれば、線状にセルを並べてシンボルを構成しているが、線状であれば直線でも曲線でも良いのでデザイン的な自由度が高いシンボルが得られる。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づき説明する。
本実施の形態では、セルを線状に配列した形態を有する光学式シンボルを用いるコードを提案する。この光学式シンボルは、平面形状のシンボルであり、各種物品に付されるものである。
セル(構成セル)と端点セル
本実施の形態の光学式シンボルは、セルと端点セルから構成される。セルとは、一つの色彩が付される範囲・領域であり、種々の形状を取ることができる。丸や四角、三角形、等を用いることができる。このセルを線状に配列することによって光学式シンボルが形成される。
また、端点セルは、線状に連なったセル群からなる光学式シンボルの端点に位置するセルである。本実施の形態では、端点セルは、端点セル以外のセルとは異なった色が付されている領域・範囲である。また、後述するように、この端点セルに隣接する他のセルとの(色の)組み合わせによって、その端点が「始点」なのか、それとも「終点」なのかを表すことができる。
始点を表す場合、その端点セルをスタートセルと呼ぶ場合がある。また、終点を表す場合、その端点セルをエンドセルと呼ぶ場合もある。
また、端点セル以外のセルを、端点セルと特に区別する場合は、「構成セル」と呼ぶ場合もある。
線状
本実施の形態の光学式シンボルは、上述したようにセルを線状に配列して構成する。この線状とは、直線でも良いし、曲線でもかまわない。隣接しているセルが追跡できればどのような線でもかまわない。
図1には、数値「12345678」(十進数)を表す光学式シンボル10の例が示されている。この実施例1においては、12345678は2進法では「101111000110000101001110」と表記されるので、本実施例1ではこの2進数「101111000110000101001110」を表している。
図1において、Y(イエローを表す)、M(マゼンタを表す)、C(シアンを表す)などが付されている四角形がセル12である。このセル12が複数個連なって光学式シンボル10を構成している。
また、本実施例1では、2進数の構成要素「0」、「1」は図2の表のようにして表すことにしている。すなわち、色彩に「1」「0」を割り当てるのではなく、色彩の遷移に「1」「0」を割り当てている。本実施1例では黒とシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)を用いており、YからC、CからM、MからYへの色彩の遷移が、「1」を表す(図2参照)。また、YからM、CからY、MからCへの色彩の遷移が、「0」を表す(図2参照)。
すなわち当該桁のセル12の色値と、その前桁のセル12の色値により当該桁の値が決まる。ここで、桁とは、数値が割り当てられている部分を言う。桁が割り当てられている部分のセル12を、端点セル20等と区別するために、特に構成セル12と呼ぶこともある。
本実施例1では2進数「101111000110000101001110」を表すために、24桁必要である。本実施例1では、1個の桁を、1個のセル12に対応させている。
本実施例1では、最初の2個のセル22、24(左から2個のセル22)は、開始を示すセルであり、表したい数値の桁には対応していないセル22である。すなわち、これらはデータを表す構成セル12ではない。
この最初の2個のセル22、24を、直接隣接セル22、間接隣接セル24と呼ぶ。これら直接隣接セル22、間接隣接セル24は、データを表す構成セル12とは異なる。
直接隣接セル22は、端点セル20に隣接するセルである。また、間接隣接セル24は端点セル20には直接的には隣接してはいないが、直接隣接セル22に隣接するか、又は、他の間接隣接セル24に隣接するセルである。また、端点セル20は、スタートセルの場合もあるし、エンドセルの場合もある。すなわち、始点側、終点側、のいずれにも直接隣接セル22や間接隣接セル24が存在する場合がある。
このように、図1の左端、右端の黒のセルは端点セル20a、20bであり、左端(スタート側)の端点セル20a(黒)には、直接隣接セル22aが接続している。この直接隣接セル22aには、色彩Y(イエロー)が付されているものと定義している。
これによって黒の端点セル20a+Y(イエロー)の直接隣接セル22aによって、スタート側であることが表されている。
また、右端(終端側)の端点セル20b(黒)は、その端点セル20bに、直接隣接セル22bと、間接隣接セル24bと、が連続して接続している。そして、この直接隣接セル22bにはC(シアン)が付され、間接隣接セル24bにはM(マゼンタ)が付されるものと定義している。これによって黒の端点セル20b+C(シアン)の直接隣接セル22b+M(マゼンタ)の間接隣接セル24bによって、終端側であることが表されている。
このような構成の結果、色彩的には、「黒につながるY」と「黒につながるC、M」を探すことによって光学式シンボル10の端点(始点と終点)を探し当てることができる。またこのC、M、Yにより色のキャリブレーションを行うことができる。
図2の表に示されているように数値の「1」、「0」を表す色の組み合わせはそれぞれ3種類準備されている。そこで、本実施例1では、スタートを示すYの右隣(図1中のM)からデータの記述を開始している。この場合最初の桁(本実施例では1)は2種類のオプション(選択肢)を持つことができる。
2種類のオプションの例を示す表が図3に示されている。図3(1)では、端点セル20(黒)に隣接するYのセル12に、順にC、Mのセル12が連なっている。このC、Mのセルの連なりによって、最初の桁の「1」が表されている。同じく図3(2)では、端点セル20(黒)に隣接するYのセル12に、順にM、Yのセル12が連なっている。このM、Yのセルの連なりによって、最初の桁の「1」が表されている。
図2に示すように、「1」を表す他の組み合わせにはY、Cがあるが、スタート側を表すために、端点セル20とYのセルの組み合わせが用いられているので、同じY色を用いることはできない。したがって、「1」を表すには、Y、Cではなく、C、M又はM、Yの組み合わせである必要がある。したがって、選択肢は2種類あることになる。この例では「1」を表す場合について説明したが、「0」を表す場合も同様に選択肢は2種類ある。
以下、同様にして、色彩の遷移によって、各桁の数を順次表していく。
さて、図2においては、このオプションを利用して、特別なセルを持つことなくパリティやその他の区分け(プラス、マイナスの符号、2進法表記の選択(グレイコードなど))を行うことができる。もちろん左端Yと最初の桁のセル数を増やすことでこれらのオプションを増やすことが可能である。
例えば、図4(1)Yのセル12に引き続き、CMの並びのセル12を採用した場合の例が示されている。また、図4(2)には、グレイコードで「12345678」(十進数)を表した場合の例が示されている。
さらに、また、左端(始点側(スタート側))同様、右端(終点側)においても最終桁とエンドセルのM・C間のセルに、チェックディジットや桁数表示などが配置可能である。
ここで、エンドセルとは、終点を表す端点セル20を言う。また、本実施例1では、エンドセルには隣接して順にCのセル12、Mのセル12が設けられることにしている(図4参照)が、この部分にも上述したように、チェックディジットや桁数表示など種々の機能を配置することが可能である。
また、これまで述べた例では、セル12、端点セル20はいずれも一直線状に配列されているが、曲線状に配列していてもかまわない。セル12同士のつながりが識別でき、そのつながりが追跡可能であれば良い。
図5には、本実施例1の図1の光学式シンボルを、デザイン的に処理した例を示す。このように、セル12の形状は、円や四角、星形など種々の形状を採用することが可能である。また、それらセル12は接続状態が識別でき、隣接するセル12が追跡できれば直線状で配列されても、円状に配列されていても、曲線状に配列されていてもかまわない。
図6に、数字やアルファベットなどを直接(一旦2進数に変換せずに直接)符号化する例を示す。図6には、各数字やアルファベットがどのように変換するかを表す変換テーブルが3種類示されている。3種類示したのは、最初のセル12の色彩に合わせてCから始まる変換、Mから始まる変換、Yから始まる変換、の3種類用意されているためである。
すなわち、「0」を表すには、「YMYCM」の順でセル12を配置するか、「MCMYC」の順でセル12を配置するか、「CYCMY」の順でセル12を配置するか、の3通りの表し方がある。先行するセル12の色彩に合わせて、3通りのうち、いずれかが選択される。
なお、図6、本実施例2で示す手法でも、隣接するセル12の色の変化方向を元にコード体系を定めている。図7には、これら変化方向の関係を示す説明図が示されている。図7に示すように、「YC」という色彩の変化は「CM」「MY」という色彩の変化と同値である。このことは図6の表からも明らかである。また、「YM」という色彩の変化は「CY」「MC」という色彩の変化と同値である。このことも図6の表から明らかである。
また、スタートは、3種類の色が選べる点は実施例1と同様である。
図6の表を用いて、「year2000」から光学式シンボル10を作成した例が図8に示されている。端点セル20は、図1の例と同様に黒色であり、セル12はC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の3色を用いている。図8に示すように、「y」を「MYCYMYMY」で表しているので、最後の「Y」を用いて、「Y」から始まる「e」を図6の表から探すと、「YCMCYMCM」が見つかるので、これを用いる。今度は、最後が「M」であるので、「M」から始まる「a」を探す。以下、同様にして「year2000」の各文字を変換して最終的な光学式シンボル10を構成する(図8)。
色数の増加
上述した実施例1・2では、できるだけ色の読み取り誤差を防ぐため、3色(CMY)の場合を例に挙げてきた。3色はこれ以外にRGBの場合も当然考えられる。また端点セル20の色を黒として説明してきたが、あえて端点セル20としなくとも、地の色が黒であればそれでもかまわない。その意味で地の色が黒以外の場合、(例えばY)これを端点セル20の色として、セル12の色を他に選んでもかまわない。
いずれも、読み取り条件との関係で、確実に差が検出できる色の組み合わせであれば良い。そのような意味で、許す範囲で使う色の種類が増えればそれだけいろいろな考え方が可能になる。
本実施例3では、YMCに加えて一色G(グリーン)を加えた場合の実施例について説明する。本実施例3では、G(グリーン)を付したセル12をスペースセルとして利用する。この結果、例えばデータと桁表示(=アドレス)を効率よく表示することができる。
本実施例3の場合の変換テーブルが図9に示されている。この図9に示すように、本実施例3では、各桁毎に異なる変換テーブルを用いている。この変換テーブルを用いて「12345678」(十進数)を表した例が図10に示されている。この図10に示すように、本実施例3ではG(グリーン)を付したセル10をスペースセル30(各桁の区切りとなるセル)として用いている。このスペースセル30の存在によって、各桁を区別することが容易となる。
例えば、一番左側は8桁目であるので、図9における8桁目のテーブルを用いる。このテーブル中で「1」を表すのは「YMCYMC」であるので、これを1桁目の部分に用いる。次にスペースセル30としてG(グリーン)を付したセル10を挟み、7桁目を置く。7桁目は、図9の7桁目のテーブルを用いる。このテーブルから「2」を探すと、「CYMYMC」であるので、これを7桁目として用いる。以下、同様にして、一番最後の1桁目まで続ける。最後に、スペースセル30と、終端を表すMのセル12+Cのセル12と、端点セル20を置けば、最終的な光学式シンボル10が完成する(図10参照)。
このように、本実施例3によれば、桁数(=アドレス)と数値が同時に表されているため、光学式シンボル10内の(桁)位置を変更できる。また複数の光学式シンボル10に分割することも可能である。すなわち、図9から理解できるように、本実施例3では、各桁毎に変換テーブルを用いているが、変換結果は全て異なる。したがって、変換結果のパターンを見れば、それが何桁目のデータであるかを容易に知ることが可能である。いずれにしても、本発明においては、利用する色数を増やせば、データの集積度を確実に向上させることができる。
光学式シンボルのデコード
光学式シンボル10を読み取って、元となったデータを復元することをデコードと呼ぶ。デコードの手順は種々考えられるが、典型的な好ましい一例は以下の通りである。
(1)所定の物品に光学式シンボル10を含む画像をCCDカメラ等で撮影し、画像データとして取り込む。
なお、CCDカメラは、いわゆるエリアセンサと呼ばれるセンサの代表的な一例であり、他のエリアセンサで画像データを取得しても良い。
(2)上記画像データから、
(a)端点セル20a、端点セル20bと、
(b)端点セル20aに隣接するYのセル(直接隣接セル22a)と、
(c)端点セル20bに隣接するCのセル(直接隣接セル22b)+Mのセル(間接隣接セル24b)と、
を探し出す。
これら直接隣接セル22や、間接隣接セル24は、両側に連続した構成セル12を持つことはないという特徴を有する。また、直接隣接セル22や、間接隣接セル24は、構成セル12と接続する場合には、たかだか一方側だけであるという特徴を有する。このような条件を手がかりに直接隣接セル22や、間接隣接セル24を探し出す。
(3)端点セル20a(スタートセル)に隣接するYのセル(直接隣接セル22)と、他の端点セル20b(エンドセル)に隣接するCのセル(直接隣接セル22b)+Mのセル(間接隣接セル24b)との間ををつないでいる構成セル12群の連続した連なりを追跡して特定する。
(4)画像中、白色の領域は全反射による過剰光とみてこの領域部分は光学式シンボル10ではないと判断する。
(5)一定のエリア毎に画像を平均化して、ノイズや細かな影、汚れなどの成分の影響を排除する。要するに、フィルタリングによるノイズ除去である。メジアンフィルタ、その他従来から知られている種々のフィルタリング手段が利用可能である。
(6)構成セル12連なっているその線状の連続部分以外の部分(構成セル12以外の部分)について、影や下地の色などの状況に応じて、光学式シンボル10ではないと判断する。
(7)この際、照明の当て方を変化させた時の画像の差などを利用することも好ましい。
(8)構成セル12の連続のY、C、Mの成分のピークをとらえ、デコード仕様に基づき、符号化、及びチェックを行う。なお、本特許では、デコードを符号化と呼ぶ。
このような手法で、光学式シンボル10のデコードを実行する。
まとめ
以上述べたように、本実施の形態で提案するコード体系は以下のような特徴を持っている。
・本実施の形態で使用する光学式シンボルは、端点セル20、直接隣接セル22、間接隣接セル24、によって、確実に両端から連鎖的に隣のセルを追うことができる。
・使用する色は3原色系の読み取り機器にとって純粋な色のみで構成可能であり、退色、照明、印刷等のばらつきに対して許容度が大きい体系である。
・データの表記法を、表現色の順番のみに依存させているので、各色の範囲(セル)の大きさがまちまちに変化しても読み取り特性に与える影響が少ない。
・隣接したセルを順に追いかけて、その色を拾っていくというコンセプトであるため、幅が細く、曲がり、折れ曲がりがあっても読み取り特性に与える影響が少ない。
・一方、各セルの形状に自由度があり、四角、三角、丸、星形や字形のセルであっても読み取り特性に与える影響は少ない。
・セルの表す符号(データ)は、当該セルとその隣接するセルの色との関係で決定される。
・セルの符号(データ)の表し方によって、チェック、表記法などの区別を行うことができる。
・また、光源の種類によって、その過剰光量に相当する色彩を使用しないことが好ましい。
変形例
(1)読み取りの基準となる基準セルを所定の箇所に設けてキャリブレーションを行うことが好適である。基準セルはC、M、Yの各色彩を付したセルを所定の場所に配置しておくことで実現する。
このキャリブレーションは、構成セル12の色、各構成セルの間の色差に関して行われる。
また、構成セル12とそれ以外の部分との差を、明確にするために、端点セル20と構成セルと間の色差の確認(キャリブレーション)を行う。
また、構成セル12の鎖を追跡することができるように、その両側は端点セル20と同系色(且つ、構成セル12の色と確実に区別できる)の色彩で占めることが好ましい。
例えば、これまで示してきた例では、構成セル12はC、M、Yの3色群から色彩を選択した。そして、端点セル20は、これら3色とは異なる「黒色」としていた。したがって、上記「両側」についても黒色とすることが好ましい。
(2)また、本実施の形態のような1次元に続く光学式シンボル10は、例えば封筒の縁部分に付することが好適な利用法の一つである。このような利用の例が図11に示されている。この図11においては、封筒の縁部分に色彩が並んで配列されている光学式シンボル10の例が示されている。このような例においては、構成セル12の両側は一般に影になる。そこで、実際の例においては、光学式シンボル10の端点セル20は影と同様の黒系の無彩色が妥当である。
ここで、「両側」とは光学式シンボル10の伸長方向と垂直な2個の方向を意味する。
(3)また、端点セル20の外側(図11においては封筒の地色)との区別のために、端点セル20と直接隣接セル12の色は数回繰り返して表れることも非常に好ましい。そのような例が図12に示されている。
この図12に示した例では、左端(Start側)は、(1)両端をYで挟まれた黒(端点セル20a)を探し、同時にそのYを付した直接隣接セル22aを探し、(2)その見いだしたYの直接隣接セル22aのうち、隣接する両側が共に黒でない直接隣接セル22a、すなわち、少なくとも一方が黒(端点セル20)でない直接隣接セル22aを探し、見つけ出した直接隣接セル22aを、Start側の直接隣接セル22a、且つ、キャリブレーション用のYを定めるキャリブレーションセル102a、と定める。
図12に示す例では、Start側に「黒、Y、C」という並びが存在するので、この並びの中央のYの構成セルが、「Start側のYの構成セル12、且つ、キャリブレーション用のYを定める構成セル12」である。
このように認定することによって、例えば地色が黄色に近い場合でも、地色側に構成セル12が連続していると誤認してしまうことを防止することができる。
図12の例では、「端点セル20a+直接隣接セル22a」の組がスタート側において3回繰り返されている。また、終端側においては、「端点セル20b+直接隣接セル22b+間接隣接セル24b」の組が終端側において3回繰り返されている。
(4)また、透明なプラスチックケースに本実施の形態の光学式シンボルを付した場合、構成セル12の上述した「両側」が白に近いグレイ(無彩色)であることが多い。このような様子を示す説明図が図13に示されている。したがって、このような場合は、構成セル12の有彩色を目印として追跡し、光学式シンボルを読み取り、デコードすることが好ましい。
本実施の形態における光学式シンボルの説明図である。 本実施の形態における色彩の遷移とデータとの対応し示す表である。 本実施の形態における2種類のオプションを示す表を表す図である。 本実施の形態における他の光学式シンボルの例を示す説明図である。 本実施例1の図1の光学式シンボルを、デザイン的に処理した例を示す説明図である。 数字やアルファベットをどのように変換するかを表す3種類の変換テーブルである。 色彩の変化方向の関係を示す説明図である。 「year2000」から光学式シンボル10を作成した例を示す説明図である。 各桁毎に異なる種類の変換テーブルを準備した例を示す説明図である。 「12345678」(十進数)を表した例を示す説明図である。 封筒の縁部分に付した光学式シンボルの例を示す説明図である。 端点セルと直接隣接セルの色が数回繰り返して表れる例を示す説明図である。 透明なプラスチックケースに光学式シンボルを付したの様子を示す説明図である。
符号の説明
10 光学式シンボル
12 セル(構成セル)
20 端点セル
22 直接隣接セル
24 間接隣接セル
30 スペースセル
32 キャリブレーション用セル

Claims (20)

  1. n色の色彩群から選択された1個の色彩が付された領域であるセルを複数個、線状に配列されて成る光学式シンボル。ここで、前記nは3以上の整数である。
  2. 請求項1記載の光学式シンボルにおいて、
    前記セルは連続、且つ、不分岐、非交差に配列され、隣接する前記セルの色が異なることを特徴とする光学式シンボル。
  3. n色の色彩群から選択された1個の色彩が付された領域であるセルを複数個、線状に配列し、
    前記線状配列の両端部に、前記n色以外の色彩が付されている端点セルが設けられていることを特徴とする光学式シンボル。ここで、前記nは3以上の整数である。
  4. 請求項3記載の光学式シンボルにおいて、
    前記端点セルに隣接する前記セルである第1隣接セルの色彩が、前記n色の色彩群から予め決定された所定の色彩であることを特徴とする光学式シンボル。
  5. 請求項4記載の光学式シンボルにおいて、
    前記第1隣接セルに隣接する第2隣接セルの色彩が、前記n色の色彩群から予め決定された所定の色彩であることを特徴とする光学式シンボル。
  6. 請求項1記載の光学式シンボルにおいて、
    前記n色の色彩が、全て、前記端点セルに隣接するセル、又は、前記端点セルの近傍の所定の位置にあるセルに付されていることを特徴とする光学式シンボル。
  7. 請求項6記載の光学式シンボルをデコードするデコード方法において、
    前記隣接するセル又は前記所定の位置にあるセル、に付された色彩を、前記セルの色彩のキャリブレーションに使用することを特徴とする光学式シンボルのデコード方法。
  8. 請求項6記載の光学式シンボルをデコードするデコード方法において、
    前記隣接するセル又は前記所定の位置にあるセル、に付された色彩を、前記セルの間の色差のキャリブレーションに使用することを特徴とする光学式シンボルのデコード方法。
  9. 請求項7又は8記載の光学式シンボルのデコード方法において、
    光学式シンボルに含まれる前記セルを追跡する追跡工程、
    を含み、この追跡工程においては、前記端点セルに付された色彩と、前記隣接するセル又は前記所定の位置にあるセル、に付された色彩との色差に基づき、前記セルを追跡することを特徴とする光学式シンボルのデコード方法。
  10. 請求項3記載の光学式シンボルにおいて、
    前記端点セルに付された色彩又はその同系色が、前記セルの配列以外の領域に付されていることを特徴とする光学式シンボル。
  11. 請求項3記載の光学式シンボルが付された物品において、
    前記端点セルに付された色彩又はその同系色が、前記セルの配列以外の領域に付されていることを特徴とする光学式シンボルが付された物品。
  12. 請求項11記載の物品において、
    前記端点セルに付された色彩又はその同系色が、黒もしくは灰色などの無彩色であることを特徴とする物品。
  13. n色の色彩群から選択された1個の色彩が付された領域である構成セルを複数個、線状に配列し、
    前記線状配列の両端部又は片端部に、前記n色以外の色彩が付されている端点セルと、前記構成セルとが、2回以上交互に表れることを特徴とする光学式シンボル。ここで、前記nは3以上の整数である。
  14. 請求項1記載の光学式シンボルにおいて
    前記セルの表す符号は、当該セルとその隣接するセルの色との関係で決まることを特徴とする光学式シンボル。
  15. 請求項1記載の光学式シンボルにおいて
    前記セルの符号の表し方によって、チェック、表記法などの区別を行うことを特徴とする光学式シンボル。
  16. 請求項1記載の光学式シンボルにおいて、
    その光学式シンボルを照らす光源の過剰光量に相当する色彩が、前記n色の色彩群には含まれていないことを特徴とする前記光学式シンボル。
  17. 請求項1〜請求項6のいずれか1項、又は、請求項13〜16のいずれか1項、に記載の光学式シンボルを付した物品。
  18. 請求項1〜請求項6のいずれか1項、又は、請求項13〜16のいずれか1項、に記載の光学式シンボルを用いたコード体系。
  19. 請求項1〜請求項6のいずれか1項、又は、請求項13〜16のいずれか1項、に記載の光学式シンボルをデコードする方法において、
    前記光学式シンボルを撮影し、前記光学式シンボルの画像データを得る工程と、
    前記画像データ中から、始点と終点の端点セルを探す工程と、
    前記見つけ出した始点と終点の2個の端点セルに基づき、その端点セル間に設けられている構成セルを追跡する工程と、
    前記追跡した構成セルのデコードを行う工程と、
    を含むことを特徴とする光学式シンボルのデコード方法。
  20. 請求項1〜請求項6のいずれか1項、又は、請求項13〜16のいずれか1項、に記載の光学式シンボルを物品に付す方法において、
    記録したいデータに基づき前記光学式シンボルを作成する工程と、
    前記作成した光学式シンボルを所定の物品に付す工程と、
    を含み、
    前記付す工程は、前記光学式シンボルを前記物品に印刷する工程と、前記光学式シンボルを物品に刺繍で付する工程と、前記光学式シンボルを描いた粘着シールを前記物品に貼付する工程と、のいずれかの工程を含むことを特徴とする光学式シンボルを物品に付す方法。
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