JP2008079175A - フレーム転送システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ルータおよびLANスイッチ間の回線にVLANが多重されている該回線の回線利用効率を向上させる。
【解決手段】ルータ(L3スイッチ)100−1と、LANスイッチ100−2を接続する回線にVLAN10、20が多重されている場合、ルータとLANスイッチ間で他のVLAN4000を設定する。ルータ100−1は、VLAN10に属するクライアント端末1001、VLAN20に属するクライアント端末1002から所望のグループの識別子を含む加入要求をそれぞれ受信する。ルータ100−1は、配信サーバ1000から受信された該グループのマルチキャストフレームを、VLAN4000に対応する論理インタフェースを介してスイッチ100−2に出力する。スイッチ100−2は、クライアント端末1001及び1002に、受信されたマルチキャストフレームをコピーしてそれぞれ送信する。
【選択図】図1
【解決手段】ルータ(L3スイッチ)100−1と、LANスイッチ100−2を接続する回線にVLAN10、20が多重されている場合、ルータとLANスイッチ間で他のVLAN4000を設定する。ルータ100−1は、VLAN10に属するクライアント端末1001、VLAN20に属するクライアント端末1002から所望のグループの識別子を含む加入要求をそれぞれ受信する。ルータ100−1は、配信サーバ1000から受信された該グループのマルチキャストフレームを、VLAN4000に対応する論理インタフェースを介してスイッチ100−2に出力する。スイッチ100−2は、クライアント端末1001及び1002に、受信されたマルチキャストフレームをコピーしてそれぞれ送信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、フレーム転送システムに係り、特に、マルチキャストトラフィックを削減するためのフレーム転送システムに関する。
映像配信などの複数受信者を対象としたコンテンツ配信をIPネットワーク上で実現するために、IPマルチキャストの利用が進んでいる。IPマルチキャストは、複数のコンテンツ受信者(クライアント)に同一コンテンツを配信することに適した通信方式である。1対1通信のユニキャスト方式を用いて、複数のクライアントにコンテンツを配信する場合、コンテンツを配信するサーバ(配信サーバ)から、コンテンツが重複するパケットをクライアントの数だけ送信しなければならない。対して、IPマルチキャストでは、配信サーバから送信された単一のパケットを、中継ノードであるルータでコピーすることで、コンテンツの重複したパケットの発生をユニキャストに比べ抑えることができる。
IPマルチキャストにおいて、コンテンツの送信はグループ単位で行われており、コンテンツを受信したいクライアントは上流のルータに対し、グループへの加入メッセージを送信することでコンテンツを受信することができる。逆に、コンテンツの受信が必要なくなったクライアントは、グループからの離脱メッセージをルータに送信することで、コンテンツ受信を終了することができる。
IPv4ネットワークで用いられるルータ、クライアント間で送受信される離脱、加入のメッセージの仕様については、例えば、IGMPv3(Internet Group Management Protocol、Version3)と呼ばれるプロトコルに規定されている。本プロトコルで規定されるメッセージの仕様については、例えば、非特許文献1の「5.Description of the Protocol for Group Members」および、「6.Description of the Protocol for Multicast Routers」に主に記載されている。同様に、IPv6ネットワークにおける離脱、加入のメッセージの仕様については、例えば、MLDv2(Multicast Listener Discovery Version 2)により規定されている。本プロトコルで規定されるメッセージの仕様については、例えば、非特許文献2の「6.Protocol Description for Multicast Address Listeners」および、「7.Protocol Description for Multicast Routers」に主に記載されている。
また、単一ネットワーク内で、少数のクライアントにコンテンツ配信を行うためには、非特許文献4記載のイーサネットスイッチ(イーサネットは登録商標、以下同様)が持つイーサネットブロードキャスト機能を利用する場合がある。イーサネットスイッチは、受信フレームに記述された宛先MACアドレスがマルチキャストの場合、該受信フレームをブロードキャストドメイン全体に配信する。グループに加入していないクライアントは、本フレームを受信した場合、フレームを破棄する。クライアントに受信の可否を委ねることでマルチキャスト配信を実現することができる。
前述した、イーサネットブロードキャストを利用したマルチキャスト配信においては、グループに加入していないクライアントへもフレーム転送が行われ、ネットワークの帯域を不必要に消費する課題がある。本課題を解決する方法の1つとして、IGMPスヌーピングおよびMLDスヌーピングある。IGMPスヌーピングおよびMLDスヌーピングは、ルータとクライアントの中間に置かれるスイッチが、クライアントからルータへ送信される非特許文献2及び3記載のIGMPやMLDのメッセージを転送する際、該メッセージの内容を覗き見る。該メッセージ内には、クライアントが加入を希望するグループに関する情報が含まれている。該情報と、前述のメッセージを入力した回線インターフェース情報の組を、スイッチが記憶しておく。スイッチが前述のグループ宛のパケットを受信した際、記憶した回線インターフェースのみ選択的にパケットを出力することで、前述グループの加入者が存在しない回線インターフェースへのパケットコピーを防止する。
IETF RFC3376、Internet Group Management Protocol、Version 3. IETF RFC3810、Multicast Listener Discovery Version 2 (MLDv2) for IPv6. draft−ietf−magma−snoop−12.txt、 Considerations for IGMP and MLD Snooping Switches. http://erg.abdn.ac.uk/users/gorry/course/intro−pages/uni−b−mcast.html
IETF RFC3376、Internet Group Management Protocol、Version 3. IETF RFC3810、Multicast Listener Discovery Version 2 (MLDv2) for IPv6. draft−ietf−magma−snoop−12.txt、 Considerations for IGMP and MLD Snooping Switches. http://erg.abdn.ac.uk/users/gorry/course/intro−pages/uni−b−mcast.html
非特許文献1及び2に記載された技術の課題を、図2を例に用いて説明する。図2に示すIPv4マルチキャストネットワークは、マルチキャストパケットを送信するマルチキャスト配信サーバ201、マルチキャストパケットを中継するルータ202、LANスイッチ203、マルチキャストパケットを受信するクライアント204、205を備える。それぞれの装置はイーサネット回線で接続されている。クライアント204、205は、それぞれマルチキャストグループGに加入しており、マルチキャスト配信サーバ201はグループGに向けてパケットを配信している。また、クライアント204、205はそれぞれ、VLAN ID=10、VLAN ID=20で識別されるVLANに属している。
まず、マルチキャスト配信サーバ201は、グループG宛てのマルチキャストパケットをルータ202に対し送信する。ルータ202のイーサネットスイッチ203と接続する回線には、VLAN ID=10、VLAN ID=20に対応する2つの論理インターフェースが設定されている。ルータ202は、マルチキャスト配信サーバ201からグループG宛てのマルチキャストパケットを受信すると、パケットに記述された宛先(グループG)から受信パケットの出力先を判定する。図2の例では、VLAN ID=10、VLAN ID=20に対応する2つの論理インターフェースが、グループG宛てのパケットの出力先である。ルータ202は、出力先を判定するとマルチキャストパケットを2つにコピーし、それぞれVLAN ID=10、VLAN ID=20のタグを付加したイーサネットヘッダで該マルチキャストパケットをカプセル化し、イーサネットフレームとしてLANスイッチ203と接続する回線から出力する。
このとき、ルータ202が送信する2つのイーサネットフレームは、イーサネットヘッダ内のVLAN IDが異なるのみで、その他の情報は、まったく同じである。このため、同様のデータを送信するために2つのフレームを送信し、回線の帯域を無駄に消費してしまう。ルータ202におけるマルチキャストのコピー数は、ルータ202とLANスイッチ203を接続する回線のVLANの数に比例するため、VLANの数が増加するほど、回線の帯域を圧迫することになる。以上の課題を解決する方法に関しては、非特許文献3乃至4にも一切記載されていない。
図2の例は、2つのVLANが多重された例であるが、例えば、スイッチ203の配下にPONシステムを構成するような場合など、ルータ202とスイッチ203の間に多数のVLANが多重されることもある。
本発明は、以上の点に鑑み、ルータとLANスイッチを接続する回線にVLANが多重されているとき、回線利用効率を向上することができるパケット転送装置およびフレーム転送装置を提供することを目的とする。また、本発明は、ルータとLANスイッチを接続する回線にVLANが多重されている場合、ルータとLANスイッチ間で特殊なVLANを設定することにより、ルータにおけるマルチキャストコピーの発生を最小限に抑えることを目的とする。
前述した課題を解決するために、本発明のパケット転送装置は、例えば、複数の入力回線と複数の出力回線とを備え、該入力回線より入力したパケットのヘッダ内の情報から少なくとも一つの出力回線を判定して該出力回線に送信するパケット中継装置であって、該パケットのヘッダにコピー情報を書き込むヘッダ情報書き込み部と、該コピー情報を受信すると該情報に対応する出力回線に一つ乃至は複数のパケットをコピーするパケットコピー制御部のうちの一つ乃至は両方を備える。
フレーム転送装置は、例えば、出力回線に複数の論理インターフェースが存在し、該論理インターフェースのうち少なくとも二つ以上の論理インターフェースを出力論理インターフェースと判定する際に、該出力回線に対して該コピー情報を書き込んだ一つのフレームを送信する。コピー情報は、例えば、複数の出力論理インターフェースを示す値である。フレーム転送装置は、例えば、コピー情報とヘッダ情報に基づいて、入力回線より入力したフレームの一つ乃至は複数の出力回線を判定する宛先判定回路を備える。該コピー情報は、例えば、IEEE802.1Q記載のVLAN TagのVLAN IDである。
本発明の解決手段によると、
配信サーバからのマルチキャストフレームを転送する第1の転送装置と、
第1の回線を介して前記第1の転送装置と接続され、前記第1の転送装置から受信したマルチキャストフレームを、第1の仮想ネットワークに属する第1のクライアント端末及び第2の仮想ネットワークに属する第2のクライアント端末に転送する第2の転送装置と
を備え、
前記第1の転送装置は、
前記第2の転送装置と接続される前記第1の回線のインタフェースに、第1の仮想ネットワークに対応する第1の論理インタフェースと、第2の仮想ネットワークに対応する第2の論理インタフェースと、前記第1の転送装置と前記第2の転送装置間の第3の仮想ネットワークに対応する第3の論理インタフェースとが設定され、
第1の仮想ネットワークに属する第1のクライアント端末から所望のグループの識別子を含む第1の加入要求を受信し、及び、第2の仮想ネットワークに属する第2のクライアント端末から前記グループの識別子を含む第2の加入要求を受信し、
前記配信サーバから受信された該グループのマルチキャストフレームを、第3の仮想ネットワークに対応する第3の論理インタフェースを介して前記第2の転送装置に出力し、
前記第2の転送装置は、前記第1及び前記第2のクライアント端末に、受信されたマルチキャストフレームをコピーしてそれぞれ送信するフレーム転送システムが提供される。
配信サーバからのマルチキャストフレームを転送する第1の転送装置と、
第1の回線を介して前記第1の転送装置と接続され、前記第1の転送装置から受信したマルチキャストフレームを、第1の仮想ネットワークに属する第1のクライアント端末及び第2の仮想ネットワークに属する第2のクライアント端末に転送する第2の転送装置と
を備え、
前記第1の転送装置は、
前記第2の転送装置と接続される前記第1の回線のインタフェースに、第1の仮想ネットワークに対応する第1の論理インタフェースと、第2の仮想ネットワークに対応する第2の論理インタフェースと、前記第1の転送装置と前記第2の転送装置間の第3の仮想ネットワークに対応する第3の論理インタフェースとが設定され、
第1の仮想ネットワークに属する第1のクライアント端末から所望のグループの識別子を含む第1の加入要求を受信し、及び、第2の仮想ネットワークに属する第2のクライアント端末から前記グループの識別子を含む第2の加入要求を受信し、
前記配信サーバから受信された該グループのマルチキャストフレームを、第3の仮想ネットワークに対応する第3の論理インタフェースを介して前記第2の転送装置に出力し、
前記第2の転送装置は、前記第1及び前記第2のクライアント端末に、受信されたマルチキャストフレームをコピーしてそれぞれ送信するフレーム転送システムが提供される。
本発明によると、ルータとLANスイッチを接続する回線にVLANが多重されているとき、回線利用効率を向上することができるパケット転送装置およびフレーム転送装置を提供することができる。また、本発明によると、ルータとLANスイッチを接続する回線にVLANが多重されている場合、ルータとLANスイッチ間で特殊なVLANを設定することにより、ルータにおけるマルチキャストコピーの発生を最小限に抑えることができる。
1.システム構成
図1は、本実施の形態のネットワーク構成図である。
ネットワークシステムは、配信サーバ1000と、L3スイッチ(第1の転送装置)100−1、L3スイッチ(第2の転送装置)100−2と、クライアント端末(以下、クライアントと記す)1001、1002とを備える。本ネットワークは、配信サーバ1000とクライアント1001、1002とが、本実施の形態の機能を実装するL3スイッチ100−1とL3スイッチ100−2を介して接続されているIPv4マルチキャストネットワークである。各L3スイッチは、例えば、L3スイッチ100−1とL3スイッチ100−2の機能を保持しており、IPルーティング機能(ルータ機能)とイーサネットスイッチ機能(スイッチ機能)を持ち合わせることができる。本例では、L3スイッチ100−1はルータとして機能しており、一方、L3スイッチ100−2はイーサネットスイッチとして機能している。
図1は、本実施の形態のネットワーク構成図である。
ネットワークシステムは、配信サーバ1000と、L3スイッチ(第1の転送装置)100−1、L3スイッチ(第2の転送装置)100−2と、クライアント端末(以下、クライアントと記す)1001、1002とを備える。本ネットワークは、配信サーバ1000とクライアント1001、1002とが、本実施の形態の機能を実装するL3スイッチ100−1とL3スイッチ100−2を介して接続されているIPv4マルチキャストネットワークである。各L3スイッチは、例えば、L3スイッチ100−1とL3スイッチ100−2の機能を保持しており、IPルーティング機能(ルータ機能)とイーサネットスイッチ機能(スイッチ機能)を持ち合わせることができる。本例では、L3スイッチ100−1はルータとして機能しており、一方、L3スイッチ100−2はイーサネットスイッチとして機能している。
クライアント1001、1002は、それぞれVLAN ID=10、VLAN ID=20で識別されるVLAN(第1及び第2の仮想ネットワーク)に所属している。これらのVLANは、L3スイッチ100−1とL3スイッチ100−2を接続する回線に多重されている。L3スイッチ100−1とL3スイッチ100−2の間では、グループG宛てのフレーム配信用VLANとして、VLAN ID=4000で識別されるVLAN(第3の仮想ネットワーク)がさらに設定されている。
クライアント1001、1002は、例えばIPアドレス244.0.0.1で表現されるマルチキャストグループG(以下グループG)に加入している。なお、グループは、IPアドレス以外にもMACアドレスで表すこともでき、また、適宜のグループ識別子であってもよい。
L3スイッチ100−1は、L3スイッチ100−2と接続される第1の回線のインタフェースに、第1の仮想ネットワークに対応する第1の論理インタフェースと、第2の仮想ネットワークに対応する第2の論理インタフェースと、L3スイッチ100−1とL3スイッチ100−2間の第3の仮想ネットワークに対応する第3の論理インタフェースとが設定される。L3スイッチ100−1は、第1の仮想ネットワークに属する第1のクライアント端末1001から所望のグループの識別子を含む第1の加入要求を受信し、及び、第2の仮想ネットワークに属する第2のクライアント端末1002からグループの識別子を含む第2の加入要求を受信する。L3スイッチ100−1は、配信サーバ1000から受信された該グループのマルチキャストフレームを、第3の仮想ネットワークに対応する第3の論理インタフェースを介してL3スイッチ100−2に出力する。L3スイッチ100−2は、第1及び第2のクライアント端末1001、1002に、受信されたマルチキャストフレームをコピーしてそれぞれ送信する。
図4は、本ネットワークを構成する機器間で送受信されるフレームのフォーマットである。
本フレームフォーマットは、送信先MACアドレス411、送信元MACアドレス412、IEEE 802.1Qで規定されるVLANタグ413、タイプ414を含むイーサネットヘッダ部410と、ペイロード415とを有する。送信先MACアドレス411、送信元MACアドレス412は、データリンク層における宛先および送信元を示す情報である。VLANタグ413にはVLAN IDが記述されており、本IDは、単一回線に複数のVLANを多重した際、VLANを識別するために使用される。VLANタグ413は、ポートベースVLANを使用する場合や、VLANを使用しない場合は付加されない。また、本フォーマットのペイロード415には、ネットワーク層の情報である送信元IPアドレス421、送信先IPアドレス422を含むIPヘッダ部420と、UDPヘッダやマルチキャストコンテンツなどを含むデータ423が記録される。
本フレームフォーマットは、送信先MACアドレス411、送信元MACアドレス412、IEEE 802.1Qで規定されるVLANタグ413、タイプ414を含むイーサネットヘッダ部410と、ペイロード415とを有する。送信先MACアドレス411、送信元MACアドレス412は、データリンク層における宛先および送信元を示す情報である。VLANタグ413にはVLAN IDが記述されており、本IDは、単一回線に複数のVLANを多重した際、VLANを識別するために使用される。VLANタグ413は、ポートベースVLANを使用する場合や、VLANを使用しない場合は付加されない。また、本フォーマットのペイロード415には、ネットワーク層の情報である送信元IPアドレス421、送信先IPアドレス422を含むIPヘッダ部420と、UDPヘッダやマルチキャストコンテンツなどを含むデータ423が記録される。
マルチキャスト配信サーバ1000は、クライアント1001、1002に向けマルチキャスト配信を行うため、L3スイッチ100−1に接続される回線から次に示す情報を含むフレームを送信する。フレームの送信元IPアドレス421に配信サーバ1000のIPアドレス「10.0.0.1」、送信先IPアドレス422にはマルチキャストグループG宛てを示す「244.0.0.1」が格納される。また、送信先MACアドレス411には送信先IPアドレスに基づき生成されたアドレス「01:00:5E:00:00:01」、送信元MACアドレス412には配信サーバ1000のMACアドレスが書き込まれる。ここでは、VLANタグ413は付加されない。
図13は、送信先MACアドレスの説明図である。ここでマルチキャストにおける送信先MACアドレス411は、図13に示すように、宛先IPアドレス422の下位23bitが宛先MACアドレス411の下位23ビットにコピーされる。送信先MACアドレス411の上位25bitはマルチキャストを示すプリフィックス「0000 0001 0000 0000 0101 1110 0(2進)」となる。以上のプリフィックスとサフィックスを合わせると、上述のように「01:00:5E:00:00:01(16進)」となる。
L3スイッチ100−1は、マルチキャスト配信サーバ1000から前述のフレームを受信すると、送信元IPアドレス421と送信先IPアドレス422の組から出力インターフェースを判定する。L3スイッチ100−1において、該フレームに記述された送信元IPアドレス421が「10.0.0.1」で、送信先IPアドレス422が「244.0.0.1」の場合、出力インターフェースは、VLAN ID=4000に対応するVLANインターフェースおよび、クライアント1003に接続される回線(回線番号301−12)と判定される。なお、出力インターフェースの判定のためのデータ構成、処理は後述する。
このときL3スイッチ100−1のVLAN ID=4000に対応するVLANインターフェースから出力されるフレームは次のようになる。IPヘッダ部420および送信先MACアドレス411はマルチキャスト配信サーバ1000受信した状態から変化せず、VLANタグ413が挿入される。また、送信元MACアドレス412には、例えば、L3スイッチ100−1のL3スイッチ100−2と接続される回線(回線番号301−21)のMACアドレスが書き込まれる。VLANタグ413には、予め定められたID=4000が書き込まれる。また、クライアント1003に接続される回線(回線番号301−12)から出力されるフレームは、前述VLAN ID=4000に対応するVLANインターフェースから出力されるフレームと、VLANタグ413が付加されない点と、送信元MACアドレス412が回線301−12のMACアドレスである点が異なる。
L3スイッチ100−1は、それぞれのフレームをL3スイッチ100−2と接続される回線(回線番号301−21)とクライアント1003に接続される回線(回線番号301−12)に出力する。なお、クライアント1003は省略してもよい。
L3スイッチ100−2は、該フレームを受信すると、入力回線番号、送信先MACアドレス411、VLANタグ413の情報から、該フレームの出力先を判定する。本実施の形態では、L3スイッチ100−2は、L3スイッチ100−1と接続される回線から、送信先MACアドレス411が「01:00:5E:00:00:01」、VLANタグ413が「4000」のフレームを受信すると、VLAN ID=10のVLANとVLAN ID=20のVLANを該フレームの出力先と判定する。なお、出力先の判定のためのデータ構成、処理は後述する。L3スイッチ100−2においては、VLAN ID=10のVLANとVLAN ID=20のVLANは、例えばポートベースVLANであり、L3スイッチ100−2は該フレームからVLANタグ413を削除し、該フレームをコピーし、各VLANへフレームを出力する。
このように、本実施の形態を適用したネットワークにおいては、L3スイッチ100−1とL3スイッチ100−2の間で特殊VLANを設定し、マルチキャストフレームを多重する。フレームを多重することで、L3スイッチ100−1におけるマルチキャストフレームコピーの発生を最小限に抑え、L3スイッチ100−1とL3スイッチ100−2の間を接続する回線の利用効率を向上することができる。L3スイッチ100−1においては、マルチキャストコピーが発生しないため、パケットコピーに使用するバッファの使用量削減効果やパケットコピーにおけるレイテンシが発生しない効果がある。
また、本実施の形態では、VLAN ID=4000を、L3スイッチ100−1とL3スイッチ100−2の間でのマルチキャスト用VLAN IDとしたが、該VLAN IDは一例であり、L3スイッチ100−1とL3スイッチ100−2の間で予め取り決められた値ならどのような値でも良い。また、VLANタグ413を用いフレームを多重することを例に上げたが、送信先MACアドレス411などその他のアドレス情報やデータを利用してフレームを多重しても良い。
2.L3スイッチ100−1(ルータ機能)におけるのフレーム転送動作
次に、本実施の形態を実装するL3スイッチ100のフレーム転送動作について説明する。まず、L3スイッチ100のルータ機能のフレーム転送動作について、図1記載のL3スイッチ100−1の挙動を例に挙げ説明する。
次に、本実施の形態を実装するL3スイッチ100のフレーム転送動作について説明する。まず、L3スイッチ100のルータ機能のフレーム転送動作について、図1記載のL3スイッチ100−1の挙動を例に挙げ説明する。
図3は、L3スイッチ100の内部構造の構成図である。
L3スイッチ100は、例えば、N個の回線部310−i(i=1−N)と、各回線部310が収容する例えば2N本の入出力回線301−ij(i=1−N、j=1、2)と、回線部310−iを結合するフレーム中継処理手段350と、プロセッサ380と、主記憶装置390とを有する。回線部310−iは、フレームの送受信処理を行うフレーム送受信回路330と、宛先判定部300とARPテーブル検索部320とを有する。なお、回線部の数、各回線部からの回線の数は、適宜の数を用いることができる。
L3スイッチ100は、例えば、N個の回線部310−i(i=1−N)と、各回線部310が収容する例えば2N本の入出力回線301−ij(i=1−N、j=1、2)と、回線部310−iを結合するフレーム中継処理手段350と、プロセッサ380と、主記憶装置390とを有する。回線部310−iは、フレームの送受信処理を行うフレーム送受信回路330と、宛先判定部300とARPテーブル検索部320とを有する。なお、回線部の数、各回線部からの回線の数は、適宜の数を用いることができる。
図5は、L3スイッチ100における内部フレームフォーマットの一例を示す。
本フォーマットは図4のフレームフォーマットに、さらに内部ヘッダ部500が付加される。内部ヘッダ部500は、フレームを入力した回線の番号である入力回線番号511と、出力回線情報512と、検索モード513とを備える。出力回線情報(出力回線部ビットマップ)512は、フレーム中継処理手段350が、フレームの出力先の回線部310を判定するために使用する。また、検索モード513は、宛先判定部300において、L3スイッチ100がルータ機能またはスイッチ機能として動作するか判定するために使用される。
本フォーマットは図4のフレームフォーマットに、さらに内部ヘッダ部500が付加される。内部ヘッダ部500は、フレームを入力した回線の番号である入力回線番号511と、出力回線情報512と、検索モード513とを備える。出力回線情報(出力回線部ビットマップ)512は、フレーム中継処理手段350が、フレームの出力先の回線部310を判定するために使用する。また、検索モード513は、宛先判定部300において、L3スイッチ100がルータ機能またはスイッチ機能として動作するか判定するために使用される。
図6に、フレーム送受信回路330の構成図を示す。
フレーム送受信回路330は、例えば、内部ヘッダ付加回路610と、フレームバッファ620、630と、フレームヘッダ送信部650と、フレーム読み出し回路660と、ヘッダ書き込み回路670とを有する。
フレーム送受信回路330は、例えば、内部ヘッダ付加回路610と、フレームバッファ620、630と、フレームヘッダ送信部650と、フレーム読み出し回路660と、ヘッダ書き込み回路670とを有する。
フレーム送受信回路330は、入出力回線301よりフレームを入力すると、該入力フレームに内部ヘッダ付加回路610が内部ヘッダ部500を付加した後、該フレームを入力した回線の番号を入力回線番号511に格納し、該フレームをフレームバッファ620に書き込む。尚、この際、出力回線部情報512および検索モード513の値は空値(意味のない値)になっている。フレームヘッダ送信部650は、フレームバッファ620内のフレームの内部ヘッダ部500とイーサネットヘッダ部410とIPヘッダ部420の情報を、フレームヘッダ情報31として宛先判定部300に送信する。
図7は、宛先判定部300の構成図である。図8は、検索モードテーブルの構成例である。
フレームヘッダ情報31をフレーム送受信回路330より受信した宛先判定部300は、入力側の宛先判定処理(入力側宛先判定処理)を実施する。ここで宛先判定部300の詳細を、図7を用いて説明する。
フレームヘッダ情報31をフレーム送受信回路330より受信した宛先判定部300は、入力側の宛先判定処理(入力側宛先判定処理)を実施する。ここで宛先判定部300の詳細を、図7を用いて説明する。
宛先判定部300は、フレームヘッダ情報31を蓄積するためのヘッダ蓄積手段710と、フレームの転送先を判定するテーブル検索部740と、L3スイッチ100がルータ機能またはスイッチ機能どちらのモードで動作するか検索、判定するモード検索部720と、テーブル検索部740に対し検索指示を出す経路テーブル検索起動部730と、経路テーブル検索の結果をフレーム出力先情報32としてヘッダ書き込み回路670に送信する宛先転送部750とを有する。
図9は、テーブル検索部740の構成図である。
テーブル検索部740は、図9に示すように、L3スイッチ100がルータとして動作する際、フレームの宛先検索に使用するルーティングテーブル910と、L3スイッチ100がスイッチとして動作する際、フレームの宛先検索に使用するFDB920と、該テーブルに対して検索駆動を行うテーブル検索部930とを有する。ルーティングテーブルは、例えば、入力側(in)911と、出力側(out)912を有する。同様にFDBも入力側(in)921と、出力側(out)922を有する。
テーブル検索部740は、図9に示すように、L3スイッチ100がルータとして動作する際、フレームの宛先検索に使用するルーティングテーブル910と、L3スイッチ100がスイッチとして動作する際、フレームの宛先検索に使用するFDB920と、該テーブルに対して検索駆動を行うテーブル検索部930とを有する。ルーティングテーブルは、例えば、入力側(in)911と、出力側(out)912を有する。同様にFDBも入力側(in)921と、出力側(out)922を有する。
まず、宛先判定部300がヘッダ情報31を受信すると、内部ヘッダ部500、イーサネットヘッダ部410、IPヘッダ部420をヘッダ蓄積手段710に蓄積する。蓄積が終わると、モード検索部720へ、内部ヘッダ部500、イーサネットヘッダ部410、IPヘッダ部420を転送する。モード検索部720は、図8に示す検索モードテーブルを保持している。検索モードテーブルは、例えば、入力回線番号、VLAN ID、回線MACアドレス(送信先MACアドレス)に対応して、検索モードが記憶される。モード検索部720は、内部ヘッダ部500、イーサネットヘッダ部410、IPヘッダ部420を受信すると、内部ヘッダ部500内の入力回線番号511、VLANタグ413に記述されたVLAN IDおよび送信先MACアドレス411をキーに、検索モードテーブルを検索する。入力回線番号511とVLANタグ413のVLAN IDと回線MACアドレスの組と、検索モードテーブル内の入力回線番号とVLAN IDと回線MACアドレスの組が一致したエントリの検索モードを読み出す。
検索モードは、テーブル検索部740において使用する情報で、入力フレームの宛先を検索するためのテーブルを選択する情報である。検索モードは、例えば、2値の値であり、「1」の場合、入力フレームの宛先検索の際、ルーティングテーブル910が検索対象になる。一方、「2」の場合はFDBが検索対象になる。なお、ルーティングテーブル910検索の際は、IPヘッダ部420が検索キーとして使用され、FDB920検索の際はイーサネットヘッダ部410内の情報が検索キーとして使用される。
検索モード検索部720は、検索モードテーブル検索の結果、検索モードが決定すると、該検索モード情報を内部ヘッダ500内の検索モード513に書き込み、内部ヘッダ500およびイーサネットヘッダ部410、IPヘッダ部420をテーブル検索起動部730に送信する。
次に、ヘッダ情報を受信したテーブル検索起動部730は、経路テーブル検索部740に対して、検索モードに従い入力側のルーティングテーブルの検索を指示し、内部ヘッダ500およびイーサネットヘッダ部410、IPヘッダ部420を検索キーとして送信する。経路テーブル検索部740は、内部ヘッダ500およびイーサネットヘッダ部410、IPヘッダ部420を受信すると、内部ヘッダ500内の検索モード513を読み出し、検索対象テーブルを判定する。入力側検索動作の詳細を、図9および、ルーティングテーブルin910が記載される図10を用いて説明する。
図10はルーティングテーブルin 911の構成例である。
ルーティングテーブルin 911は、図10に示すように、送信元IPアドレス条件と送信先IPアドレス条件(グループの識別子)に対応して、出力回線部番号ビットマップを格納している。
ルーティングテーブルin 911は、図10に示すように、送信元IPアドレス条件と送信先IPアドレス条件(グループの識別子)に対応して、出力回線部番号ビットマップを格納している。
図11は、出力回線部番号ビットマップの説明図である。出力回線部番号ビットマップは、フレーム中継処理手段350で使用する情報で、入力フレームのコピー先回線部310を示している。最下位ビットが回線部310−1に、その上位ビットが回線部310−2に、最上位ビットが回線番号310−Nに対応しており、ビットが1になっている回線部すべてにフレームが送信される。図10の番地「0」の出力回線部番号ビットマップの場合、回線部310−1および回線部310−2にフレームが転送される。
テーブル検索駆動部930は、テーブル検索起動部730から入力側ルーティングテーブル検索指示を受信すると、ルーティングテーブルin 911の検索を開始する。テーブル検索駆動部930は、入力側検索指示とIPヘッダ部420を受信すると、IPヘッダ部420内の送信元IPアドレス421とルーティングテーブルin 911が蓄積する送信元IPアドレス、IPヘッダ部420内の送信先IPアドレス422と経路テーブルin 910の送信先IPアドレスを比較する。比較し一致したエントリの出力回線部番号ビットマップを読み出す。例えば図10に挙げるテーブルの状態の場合、IPヘッダ部420内の送信元IPアドレス421が「10.0.0.1」、送信先IPアドレス422が「244.0.0.1」の場合、番地「0」の出力回線部番号ビットマップ読み出す。
次に、テーブル検索部740は、ルーティングテーブルin 911の検索結果である出力回線部番号ビットマップを内部ヘッダ500内の出力回線情報512に書き込み、内部ヘッダ500を宛先転送部750に送信する。宛先転送部750は、内部ヘッダ500を、フレーム送受信回路330内のヘッダ書き込み回路670にフレーム出力先情報32として送信する。
ヘッダ書き込み回路670は、フレーム出力先情報32内の内部ヘッダ500を、フレームバッファ620内の内部ヘッダ500に上書きする。パケット読み出し回路660は、フレームバッファ620から蓄積されているフレームを読み出して、フレーム中継処理手段350へ送信する。
フレームを受信したフレーム中継処理手段350は、出力回線部番号512に格納されている出力回線部番号ビットマップを読み出す。該ビットマップから受信フレームの宛先出力回線部を下位ビットから確認し、該ビットマップのビットが「1」になっていた場合フレームをコピーし、当該数回線部にフレームを送信する。この動作を出力回線部番号ビットマップの最上位ビットを読み終えるまで繰り返す。
各フレーム送受信回路330はフレーム中継処理手段350から受信したフレームをフレームバッファ630に蓄積する。フレームヘッダ送信部650は、再度、フレームバッファ630内の内部ヘッダ部500とIPヘッダ部420とイーサネットヘッダ部410の情報をフレームヘッダ情報31として宛先判定部300に送信する。フレームヘッダ情報31を受信した宛先判定部300は、出力側の宛先判定処理を実施する。出力側の宛先判定処理は入力側の宛先判定処理とほぼ同様であるが、テーブル検索起動部730が経路テーブル検索部740に対して出力側検索指示を出すことと、テーブル検索駆動部930がルーティングテーブルout912を検索する点が異なる。
図12は、ルーティングテーブルout912の構成例である。
図12に示すルーティングテーブルout912を用いて、出力側の検索動作について説明する。図12はルーティングテーブルout 912の一例を示しており、ルーティングテーブルout 912は、送信元IPアドレス条件と送信先IPアドレス条件に対応して、N個の出力回線情報を格納している。出力回線情報は、例えば、出力回線番号(回線の識別子)とVLAN IDの組で、VLAN IDが空値(NULL)でない場合、VLAN タグをフレームに挿入して出力ことを意味する。なお、回線番号は、番号以外にも適宜の識別子を用いてもよい。図12の場合、フレームを2つにコピーし、一つのフレームにはVLAN ID=4000のタグを挿入して出力回線番号301−21の回線から出力し、もう一方のフレームは出力回線番号301−12から出力することを意味している。
図12に示すルーティングテーブルout912を用いて、出力側の検索動作について説明する。図12はルーティングテーブルout 912の一例を示しており、ルーティングテーブルout 912は、送信元IPアドレス条件と送信先IPアドレス条件に対応して、N個の出力回線情報を格納している。出力回線情報は、例えば、出力回線番号(回線の識別子)とVLAN IDの組で、VLAN IDが空値(NULL)でない場合、VLAN タグをフレームに挿入して出力ことを意味する。なお、回線番号は、番号以外にも適宜の識別子を用いてもよい。図12の場合、フレームを2つにコピーし、一つのフレームにはVLAN ID=4000のタグを挿入して出力回線番号301−21の回線から出力し、もう一方のフレームは出力回線番号301−12から出力することを意味している。
テーブル検索駆動部930は、IPヘッダ部420内の送信先IPアドレス422とルーティングテーブルout 912の送信先IPアドレスを比較する。また、一致したエントリの上記出力回線情報を読み出す。
テーブル検索部740は、ルーティングテーブルout 912の検索結果であるひとつ又は複数の出力回線情報が書き込まれた内部ヘッダ500を宛先転送部750に送信する。宛先転送部750は、受信した内部ヘッダ500内の出力回線情報を、フレーム送受信回路330内のヘッダ書き込み回路670にフレーム出力先情報32として送信する。ヘッダ書き込み回路670は、フレームコピー制御機能を備え、フレーム出力先情報32内の出力回線情報を一つ読み出し、出力回線番号が空値でない場合、フレームをコピーすることをフレームバッファ630に対して指示する。フレームのコピーが完了した直後、該フレームにフレーム出力先情報32内のVLAN IDを挿入していく。ただし、VLAN IDがNULLの場合にはタグは付加しない。この操作を出力回線情報1〜Nまで繰り返す。本実施の形態では、出力回線情報は2つなので、フレームを2つにコピーし、一つのフレームにはVLAN ID=4000のタグを挿入し出力回線番号301−21の回線から出力し、もう一方のフレームは出力回線番号301−12から出力する。
ここで、自回線部に接続される回線の回線番号でないものは、無視することができる。また、自回線部に接続される回線の情報のみを保持してもよい。なお、ルーティングテーブル、FDBは、同じ情報が指定されたものを、各回線部310のテーブル検索部740が有することができる。また、例えば主記憶装置390に記憶し、各回線部が参照するようにしてもよい。
また、ヘッダ書き込み回路670は、ヘッダ部500内の送信先MACアドレス411と送信元MACアドレス412の書換えを行う。ここで、マルチキャストにおける送信先MACアドレス411の生成規則を、図13を用いて説明する。送信先IPアドレス上は、IPアドレスを4bitごとに区切ったバイナリ表現と、ドット区切り10進法で表したものである。送信先MACアドレスは、MACアドレスを4bitごとに区切ったバイナリ表現と、各4ビットを16進法で表現した図である。マルチキャストにおける送信先MACアドレスの上位25ビットは、「0000:0001:0000:0000:0101:1110:0」で始まる。下位は宛先IPアドレスの下位23ビットをコピーする。図13の例では、「000:0000:0000:0000:0000:0001」をコピーする。送信元MACアドレス412については、L3スイッチ100のインターフェースに割り振られたMACアドレスを書き込む。
さらに、パケット読み出し回路660は、フレームバッファ620から蓄積されているフレームを読み出して、回線へ出力する。
さらに、パケット読み出し回路660は、フレームバッファ620から蓄積されているフレームを読み出して、回線へ出力する。
以上に示したように、L3スイッチ100−1においては、VLAN ID=4000のVLANにVLAN ID=10およびVLAN ID=20のVLANを多重することで、フレームコピーを最小限に抑え、L3スイッチ100−2に接続する回線のマルチキャストトラフィック量の削減を実現することができる。また、従来技術にくらべ、マルチキャストコピーが発生しないため、バッファ使用量の削減効果やレイテンシの低減効果を期待できる。
3.L3スイッチ100−2(スイッチ機能)におけるフレーム転送動作
次に、図1記載のL3スイッチ100−2の挙動を例に挙げ、L3スイッチ100のスイッチ機能におけるフレーム転送動作について説明する。ルータ機能におけるフレーム転送動作とスイッチ機能との差異は、入力側および出力側におけるテーブル検索処理である。上述の処理と同様の処理は説明を省略する。装置の構成、フレームの構成は、上述のL3スイッチ100−1と同様である。
次に、図1記載のL3スイッチ100−2の挙動を例に挙げ、L3スイッチ100のスイッチ機能におけるフレーム転送動作について説明する。ルータ機能におけるフレーム転送動作とスイッチ機能との差異は、入力側および出力側におけるテーブル検索処理である。上述の処理と同様の処理は説明を省略する。装置の構成、フレームの構成は、上述のL3スイッチ100−1と同様である。
まず、スイッチ機能における入力側の検索処理について説明する。
宛先判定部300内モード検索部720におけるモード検索処理の結果、検索モードが「2」の場合、経路テーブル検索部740での検索対象はFDB920となる。テーブル検索起動部730は、検索モードに従い入力側FDB検索指示を経路テーブル検索部740に出力する。FDB(Filtering DataBase)920には、イーサネットフレームを転送する際の情報が蓄積されており、イーサネットヘッダ部410内の情報に基づいてフレーム転送を行う際に使用される。
宛先判定部300内モード検索部720におけるモード検索処理の結果、検索モードが「2」の場合、経路テーブル検索部740での検索対象はFDB920となる。テーブル検索起動部730は、検索モードに従い入力側FDB検索指示を経路テーブル検索部740に出力する。FDB(Filtering DataBase)920には、イーサネットフレームを転送する際の情報が蓄積されており、イーサネットヘッダ部410内の情報に基づいてフレーム転送を行う際に使用される。
図14に、入力側の検索処理で使用するFDB921inの一例を示す。本図を用いて入力側のFDB検索処理について説明する。FDBin 921は、図14に示すように、入力回線番号、送信先MACアドレス(グループ識別子)、入力VLAN IDに対応して、出力回線部番号ビットマップを格納している。
テーブル検索駆動部930は、テーブル検索起動部730から入力側FDB検索指示を受信すると、FDBin 921の検索を開始する。テーブル検索駆動部930は、入力回線番号511と送信先MACアドレス411とVLANタグ413内のVLAN IDの組と、FDBin 921が蓄積する入力回線番号、送信先MACアドレスとVLAN IDの組を比較する。比較し一致したエントリの出力回線部番号ビットマップを読み出す。例えば、入力回線番号511が「301−11」、送信先MACアドレス411が「01:00:5E:00:00:01」、VLANタグ413内のVLAN IDが4000の場合、番地「0」の出力回線部番号ビットマップ読み出す。この出力回線部番号ビットマップは、ルーティングテーブルin 911に蓄積されている出力回線部番号ビットマップと同様の意味を持ち、フレーム中継処理手段350において出力先回線部310を判定するために使用する。
次に、テーブル検索部740は、FDBin 921の検索結果である出力回線部番号ビットマップを内部ヘッダ500内の出力回線情報512に書き込み、内部ヘッダ500を宛先転送部750に送信する。宛先転送部750は、内部ヘッダ500を、フレーム送受信回路330内のヘッダ書き込み回路670にフレーム出力先情報32として送信する。その後、ルータ機能と同様にしてフレームがフレーム中継処理手段350に出力され、出力回線部番号ビットマップに従い転送される。また、この後、フレーム中継処理手段350からフレームバッファ630にフレームが蓄積され、ヘッダ情報が宛先判定部300に送信される処理は、ルータ機能と同様である。
フレームヘッダ情報31を受信した宛先判定部300は、出力側の宛先判定処理を実施する。出力側の宛先判定処理は入力側の宛先判定処理とほぼ同様であるが、テーブル検索起動部730が経路テーブル検索部740に対して出力側FDB検索指示を出すことと、テーブル検索駆動部930がFDB out922を検索する点が異なる。
図15にFDB out922の一例を示す。本図を用いて、出力側のFDB検索動作について説明する。FDB out922は、入力回線番号と入力VLAN IDと送信先MACアドレスに対応して、M個の出力回線情報を格納している。出力回線情報は、例えば、出力回線番号とVLAN IDの組で、VLAN IDが空値(NULL)でない場合、VLAN タグをフレームに挿入して出力ことを意味する。図15の場合、タグが付加されないフレームを入出力回線「301−21」、および入出力回線「301−31」から出力することを意味している。
テーブル検索駆動部930は、IPヘッダ部420内の送信先IPアドレス422とFDB out922の送信先IPアドレスを比較する。また、一致したエントリの出力回線情報を読み出す。
テーブル検索部740は、FDB out922の検索結果である出力回線情報が書き込まれた内部ヘッダ500を宛先転送部750に送信する。宛先転送部750は受信した内部ヘッダ500内の出力回線情報を、フレーム送受信回路330内のヘッダ書き込み回路670にフレーム出力先情報32として送信する。ヘッダ書き込み回路670は、フレーム出力先情報32内の出力回線情報を一つ読み出し、出力回線番号が空値でない場合、フレームバッファ630内のフレームをコピーする。フレームのコピーが完了した直後、該フレームにフレーム出力先情報32内のVLAN IDを挿入していく。ただし、VLAN IDがNULLの場合にはタグは付加しない。この操作を出力回線情報1〜Mまで繰り返す。
フレーム読み出し回路660は、ヘッダ書き込み回路670によるフレームバッファ630内のコピーが1つ終わるたびに、フレームバッファ630から蓄積されているフレームを読み出して、回線へ出力する。
以上に示したように、L3スイッチ100−1においては、VLAN ID=4000のVLANにVLAN ID=10およびVLAN ID=20のVLANを多重することで、フレームコピーを最小限に抑え、L3スイッチ100−2に接続する回線のマルチキャストトラフィック量の削減を実現することができる。
4.L3スイッチ100−1におけるルーティングテーブル910の設定
本実施の形態の冒頭で述べたように、本実施の形態では、L3スイッチ100−1とL3スイッチ100−2の間で特別なVLAN IDを取り決めることにより、L3スイッチ100−1とL3スイッチ100−2を接続する回線を流れるマルチキャストパケットを最小限に抑えることができる。ここでは、図1の構成を例に、L3スイッチ100−1のルーティングテーブル910が図10および図12の状態になる過程について説明する。
本実施の形態の冒頭で述べたように、本実施の形態では、L3スイッチ100−1とL3スイッチ100−2の間で特別なVLAN IDを取り決めることにより、L3スイッチ100−1とL3スイッチ100−2を接続する回線を流れるマルチキャストパケットを最小限に抑えることができる。ここでは、図1の構成を例に、L3スイッチ100−1のルーティングテーブル910が図10および図12の状態になる過程について説明する。
図16は、ルーティングテーブルの設定のフローチャートである。図17は、ルーティングテーブルin199の設定の例である。図18は、ルーティングテーブルout912の設定の例である。
L3スイッチ100−1は、マルチキャストパケット転送を行う場合、パケット転送動作と並列して、クライアント1001〜1003からのマルチキャストグループ加入メッセージ(加入要求)を待ち受ける(1601)。L3スイッチ100−1のプロセッサ380は、L3スイッチ100−1のIGMP/MLDなどのマルチキャストグループ管理プロトコルを設定したインターフェースにおいて、クライアントからグループ参加メッセージ(加入メッセージ)を受信すると(1602)、該グループに関するエントリをルーティングテーブル910に設定する(1603)。加入メッセージは、例えば、所望のグループのマルチキャストデータの配信元IPアドレスと、送信先IPアドレス(グループ識別子)と、クライアントの属するVLAN IDとを含む。
この設定動作を、クライアント1001(VLAN ID=10のVLAN/回線301−21)からマルチキャストのグループアドレス「244.0.0.1」、マルチキャストデータを配信する配信元のソースアドレス「10.0.0.1」に対する加入メッセージを受信したときの処理を具体例に挙げ説明する。該加入メッセージを受信すると、L3スイッチ100−1のプロセッサ380は、ルーティングテーブルin911の送信元IPアドレスに、加入メッセージに含まれる配信元のソースアドレス「10.0.0.1」を書き込み、送信先IPアドレスに、加入メッセージに含まれるグループアドレス「244.0.0.1」を書き込む。さらに、対応する出力回線番号ビットマップの下位2ビット目に1を書き込む(回線301−21が回線部310−2に接続されているため)。このときのルーティングテーブルin911の状態を図17(a)に示す。
また、プロセッサ380は、ルーティングテーブルout912の送信元IPアドレスに配信元のソースアドレス「10.0.0.1」を、送信先IPアドレスにグループアドレス「244.0.0.1」を、出力回線情報1の回線番号に加入メッセージを受信した回線の番号301−21を、出力回線情報1のVLAN IDに「10」をそれぞれ書き込む。このときのルーティングテーブルout912の状態を図18(a)に示す。
ルーティングテーブル910の更新が完了すると、プロセッサ380は、フローチャート1603で追加したルーティングテーブルout912エントリ内の出力回線情報に、出力回線番号が同一で、VLAN IDが異なるエントリが存在するかを確認する(1604)。このとき、ルーティングテーブルout912の状態は、図18(a)のout912の状態に示す通り、出力回線情報が1エントリのみなので、フローチャート1604の分岐は「NO」となり、L3スイッチ100−1は1601の状態に遷移する。
次に、例えば、クライアント1003(回線301−12)からグループアドレス「244.0.0.1」、ソースアドレス「10.0.0.1」に対する加入メッセージを受信したときの処理について説明する(1602/1603)。プロセッサ380は、ルーティングテーブルin911内にすでに存在する送信元IPアドレス「10.0.0.1」、送信先IPアドレス「244.0.0.1」のエントリの出力回線番号ビットマップの下位1ビット目に「1」を書き込む(回線301−12が回線部310−1に接続されているため)。また、ルーティングテーブルout912の送信元IPアドレス「10.0.0.1」、送信先IPアドレス「244.0.0.1」の出力回線情報2の回線番号に301−12を書き込む。このとき、ルーティングテーブルin911およびルーティングテーブルout912の状態はそれぞれ、図17(b)(図10に相当)および図18(b)の状態になる。プロセッサ380は再び、フローチャート1604の条件分岐チェックを行うが、条件に当てはまらないので「NO」に分岐する。
さらに、クライアント1002(VLAN ID=20のVLAN/回線301−21)からグループアドレス「244.0.0.1」、ソースアドレス「10.0.0.1」に対する加入メッセージを受信したときの処理について説明する(1602/1603)。プロセッサ380は、ルーティングテーブルin911内にすでに存在する送信元IPアドレス「10.0.0.1」、送信先IPアドレス「244.0.0.1」のエントリの出力回線番号ビットマップの下位2ビット目に1を書き込む(回線301−21が回線部310−2に接続されているため)。なお、ここでは既に1が設定されているため省略できる。このときのルーティングテーブルin911の状態は、図17(b)に示す通りであり、クライアント1003から加入メッセージを受け取った状態と同様である。
また、プロセッサ380は、ルーティングテーブルout912の送信元IPアドレスが「10.0.0.1」、送信先IPアドレスが「244.0.0.1」のエントリに対し、出力回線情報3の回線番号に加入メッセージを受信した回線の番号301−21を書き込み、さらに、出力回線情報3のVLAN IDに「20」を書き込む。このときのルーティングテーブルout912の状態を図19(a)に示す。
プロセッサ380は再び、フローチャート1604の条件分岐チェックを行う。ルーティングテーブルout912が図19(a)の状態なので、出力回線情報3と出力回線情報1が条件にマッチするので、1604は「YES」に分岐し、プロセッサ380は、1605のエントリマージ処理に処理を移す。
主記憶装置390には、あらかじめL3スイッチ100−1とL3スイッチ100−2の間で取り決められた、マルチキャスト多重用のVLAN IDが蓄積されている。本実施の形態では、例えば、4000〜4095のVLAN IDを蓄積している。プロセッサ380は、出力回線情報1と出力回線情報3をマージするため、出力回線情報3のエントリを消去し、出力回線情報1のVLAN IDを書き換える。該VLAN IDの値は、主記憶装置390に蓄積された4000〜4095の中から最も小さい値を選ぶことができ、例えば4000となる(1605)。マージが終了した時点のルーティングテーブル912outの状態を図19(b)に示す(図12に相当)。
続いて、送信先グループアドレス「244.0.0.1」の本来の出力VLANのIDである「10」と「20」と、多重後のVLAN IDである「4000」をFDB設定メッセージとしてL3スイッチ100−2に回線301−21の回線から送信する(1606)。
5.L3スイッチ100−2におけるFDB920の設定
L3スイッチ100−2のFDB920が、図14および図15の状態になる過程を、図1の構成を例にとり説明する。
図1に示す構成では、クライアント1001および1002から送信されるL3スイッチ100−1宛てのマルチキャストグループ加入メッセージは、L3スイッチ100−2を経由してL3スイッチ100−1に転送される。L3スイッチ100−2はメッセージを含むフレームをイーサネットヘッダの宛先アドレスに基づき転送する。L3スイッチ100−2は、前記フレームを転送する際、加入メッセージ内のグループアドレス(IPアドレス)を覗き見て、該IPアドレスからマルチキャストMACアドレスを算出し、FDBに登録する(IGMP/MLDスヌーピング)。
L3スイッチ100−2のFDB920が、図14および図15の状態になる過程を、図1の構成を例にとり説明する。
図1に示す構成では、クライアント1001および1002から送信されるL3スイッチ100−1宛てのマルチキャストグループ加入メッセージは、L3スイッチ100−2を経由してL3スイッチ100−1に転送される。L3スイッチ100−2はメッセージを含むフレームをイーサネットヘッダの宛先アドレスに基づき転送する。L3スイッチ100−2は、前記フレームを転送する際、加入メッセージ内のグループアドレス(IPアドレス)を覗き見て、該IPアドレスからマルチキャストMACアドレスを算出し、FDBに登録する(IGMP/MLDスヌーピング)。
L3スイッチ100−2は、クライアント1001(VLAN ID=10のVLAN/回線番号301−21)からL3スイッチ100−1宛てのグループアドレス「244.0.0.1」、ソースアドレス「10.0.0.1」に対する加入メッセージを転送する際、グループアドレス「244.0.0.1」を覗き見る。L3スイッチ100−2のプロセッサ380は、グループアドレス「244.0.0.1」から、上述のマルチキャストMACアドレス生成規則に則り、「01:00:5E:00:00:01」を生成する。L3スイッチ100−2は、加入メッセージの転送先の回線番号をFDB out922の入力回線番号に登録し、該MACアドレスの出力先を出力回線情報の回線番号301−21としてFDB out922に登録する。また、入力VLAN IDに「10」を登録する。
同様に、FDB in921に入力回線番号、送信先MACアドレス、入力VLAN IDを登録する。さらに出力回線部番号ビットマップの下位2ビット目に1を書き込む(回線301−21が回線部310−2に接続されているため)。このとき、FDBin921およびFDBout922の状態はそれぞれ、図20(a)および図21(a)となる。
同様にL3スイッチ100−2は、クライアント1002(回線番号301−31)からL3スイッチ100−1宛てのグループアドレス「244.0.0.1」、ソースアドレス「10.0.0.1」に対する加入メッセージを転送する際、グループアドレス「244.0.0.1」を覗き見る。L3スイッチ100−2のプロセッサ380は、グループアドレス「244.0.0.1」から「01:00:5E:00:00:01」を生成し、上述と同様に各データをFDB out922、FDB in921に登録する。例えば、該MACアドレスの出力先を回線番号301−31としてFDB920に登録する。このとき、FDBin921およびFDBout922の状態はそれぞれ、図20(b)および図21(b)となる。
次に、図16のステップ1606に示すL3スイッチ100−1から送信されるFDB設定メッセージを受信した際の処理について説明する。該FDB設定メッセージの内容は、グループアドレス、ソースアドレス、マージ対象となるVLAN ID群、マージ後のVLAN IDが記述されている。ここでは図1の構成において、グループアドレス「244.0.0.1」、ソースアドレス「10.0.0.1」、マージ対象VLANがVLAN ID=10とVLAN ID=20、マージ後のVLAN ID=4000の場合について説明する。グループアドレス「244.0.0.1」、ソースアドレス「10.0.0.1」、マージ対象VLANがVLAN ID=10とVLAN ID=20、マージ後のVLAN ID=4000のFDB設定メッセージを受け取ったL3スイッチ100−2は、次の処理を行う。
まず、FDBin921に対する処理について説明する。FDBin921の入力VLAN ID=10かつ送信先MACアドレスが「01:00:5E:00:00:01」のエントリと、VLAN ID=20かつ送信先MACアドレスが「01:00:5E:00:00:01」のエントリをマージする。図20(b)の状態では番地0と番地1のエントリが該当する。プロセッサ380は、2つのエントリをマージするため、番地0と番地1の出力回線部番号ビットマップの論理和を計算し、該論理和の結果を例えば番地0の出力回線部番号ビットマップに書き込む。続いて、番地0の入力VLAN IDを4000に書き換え、番地1のエントリを削除する。このときのFDBin921の状態を図20(c)に示す(図14に相当)。
次に、FDBout922に対する処理について、FDBin921同様の例を挙げ説明する。L3スイッチ100−2のプロセッサ380は、前述のFDB設定メッセージを受け取ると、次の処理をFDBout922対して施す。送信先MACアドレスが「01:00:5E:00:00:01」で、入力VLAN IDが10または20のエントリを検索し、該エントリの出力回線番号および入力回線番号を記憶する。図20(b)の場合では、番地0と番地1のエントリ(第1、第2のエントリ)の出力回線番号になるので、「301−21」および「301−31」と、入力回線番号は「301−11」を記憶する。例えば、前述で検索したエントリの番地の最も小さいエントリ(本実施の形態では番地0、第3のエントリ)に前記処理で記憶した各情報を書き込む。例えば、入力回線番号に「301−11」、出力回線情報1の回線番号に「301−21」、出力回線情報2の回線番号に「301−31」を書き込む。出力回線情報1および2のVLAN IDは、「301−21」および「301−31」にVLANが設定されていないので、それぞれ「NULL」になる。入力VLAN IDはFDB設定メッセージによって通知された、「4000」が書き込まれ、送信先MACアドレスには「01:00:5E:00:00:01」が書き込まれる。番地0のエントリの書き込みが終了すると、番地1のエントリの内容は消去され、図21(c)の状態になる(図15に相当)。なお、他の番地に記憶し、番地0、1のエントリを削除してもよい。
以上に示したように、L3スイッチ100−1からL3スイッチ100−2メッセージを送信することで、L3スイッチ100−2はFDB920にマルチキャストを展開するエントリを記述することができる。また、L3スイッチ100−1からL3スイッチ100−2へメッセージを送信することによりFDBを設定する例を挙げたが、管理者が手動でFDB920のエントリを設定しても良い。
6.コンフィグレーション
次に、L3スイッチ100−1のコンフィグレーションについて説明する。L3スイッチ100−1の管理者は、管理端末10からルーティングテーブルin911、および経路テーブルout920の設定を行う。
次に、L3スイッチ100−1のコンフィグレーションについて説明する。L3スイッチ100−1の管理者は、管理端末10からルーティングテーブルin911、および経路テーブルout920の設定を行う。
図22に、経路テーブルin910、および、経路テーブルout920の設定をする際に、管理端末10に入力されるコマンドの一例を示す。
図22のコマンド2101は、IGMPを使用するインターフェースの設定である。コマンド2101の「interface VLAN10」は、図1のL3スイッチ100−1において、VLAN ID=10のネットワークに接続するインターフェースを意味している。コマンド2102は、送信元「244.0.0.1」宛てのパケットを受信した場合、VLAN ID=10に属するクライアント1001からIGMPの加入メッセージを受信の有無に関わらず、インターフェースVLAN10に入力パケットを出力することを意味している。同様に、コマンド2111、2112は、「244.0.0.1」宛てのパケットを受信した場合、インターフェースVLAN20から出力することを意味している。
図22のコマンド2101は、IGMPを使用するインターフェースの設定である。コマンド2101の「interface VLAN10」は、図1のL3スイッチ100−1において、VLAN ID=10のネットワークに接続するインターフェースを意味している。コマンド2102は、送信元「244.0.0.1」宛てのパケットを受信した場合、VLAN ID=10に属するクライアント1001からIGMPの加入メッセージを受信の有無に関わらず、インターフェースVLAN10に入力パケットを出力することを意味している。同様に、コマンド2111、2112は、「244.0.0.1」宛てのパケットを受信した場合、インターフェースVLAN20から出力することを意味している。
コマンド2121は、前述のコマンド2101〜2112で設定した、「244.0.0.1」宛てパケットの出力インターフェースVLAN10、VLAN20を束ね、VLAN4000に出力することを意味している。本コマンド2121を入力しない場合、「244.0.0.1」宛てのパケットはVLAN10、VLAN20から出力される。
上記コマンド2101、2102を受けたプロセッサ380は、該設定情報を宛先判定部300内のルーティングテーブルin 911およびルーティングテーブルout 912に書き込む。ルーティングテーブルin 911の空エントリに送信元IPアドレスには、「244.0.0.1」が書き込まれ、送信元IPアドレスには「10.0.0.1」が書き込まれる。また、主記憶装置390にはVLAN IDと該VLAN IDのVLANが設定される回線の番号を関連付けるデータベースを保持している。プロセッサ380は該データ−ベースを検索することにより、VLANインターフェース(VLAN ID)から回線部番号を判定し、ルーティングテーブルin 911の出力回線部ビットマップにビットマップを書き込む。
また、2101、2102を受けたプロセッサ380は、ルーティングテーブルout 912の空エントリの送信元IPアドレスには、「244.0.0.1」が書き込まれ、送信元IPアドレスには「10.0.0.1」書き込まれる。また、出力回線情報1のVLAN IDには「10」が書き込まれ、出力回線番号には「301−21」が書き込まれる。
同様に、コマンド2111、2112に関しても同様の操作が行われる。但し、送信元IPアドレスおよび送信先IPアドレスが、コマンド2101、2102と同様のため、VLAN10とVLAN20が同一の回線に設定されていることからルーティングテーブルin 911の出力回線ビットマップは変更せず、ルーティングテーブルout912の出力回線情報2にVLAN20の情報を付け加える。
次にプロセッサ380は、コマンド2021を受信すると、ルーティングテーブルout 912を次のように書き換える。ルーティングテーブルout 912の出力回線情報のエントリを順に参照し、出力回線番号が「301−21」で、VLAN IDが異なるエントリを探し出し、該エントリを全て削除する。次に出力回線情報の空きエントリの出力回線番号に「301−21」、VLAN IDに「4000」を書き込む。
以上の操作を行うことで、VLAN ID=10、20から出力されていたフレームが、VLAN ID=4000に対応するインターフェースから出力されるようになる。
以上の操作を行うことで、VLAN ID=10、20から出力されていたフレームが、VLAN ID=4000に対応するインターフェースから出力されるようになる。
次にL3スイッチ100−2のコンフィグレーションについて説明する。L3スイッチ100−2の管理者は、管理端末10からFDB920の設定を行う。出力回線テーブル1620を設定する際に、管理端末10に入力されるコマンドの一例を図23に示す。
図23のコマンド2100は、入力フレームに対する出力インターフェースの設定である。コマンド2201の「fdb static」は、FDB920にスタティックなエントリを設定することを宣言している。管理端末10からコマンドを受信したプロセッサ380は、FDB920の空いているエントリの入力回線番号に「301−11」、入力VLAN IDに「4000」、送信先MACアドレスに「01:00:5E:00:00:01」、出力回線情報1の出力回線番号に「301−21」、VLAN IDに「NULL」、出力回線情報1の出力回線番号に「301−31」、VLAN IDに「NULL」を書き込む。
具体的な本コマンドのfdb920への展開方法を以下に説明する。前記コマンドを受け取ったプロセッサ380は、FDBin921の入力回線番号に「301−11」、送信先MACアドレスに「01:00:5E:00:00:01」、入力VLAN IDに「4000」を書き込む。出力回線番号ビットマップは、ルーティングテーブルin 911の出力回線番号ビットマップ設定時と同様に、主記憶装置390に蓄積されているデータベースの検索結果により判定する。また、FDBout921の入力回線番号には「301−11」、入力VLAN IDには「4000」、送信先MACアドレスに「01:00:5E:00:00:01」を書き込む。出力回線情報1の出力回線番号には「301−21」、VLAN IDにはNULLを書き込み、出力回線情報2の出力回線番号には「301−31」、VLAN IDには空値を書き込む。
以上に説明した、L3スイッチ100におけるテーブルエントリの設定および、L3スイッチ100−2におけるテーブルエントリコンフィグはスタティックの例を挙げたが、プロトコルによるダイナミックな設定でもよい。
本発明は、例えば、マルチキャスト通信を行うシステムに利用可能である。
10 管理端末
31 フレームヘッダ情報
32 フレーム出力先情報
100 L3スイッチ
301 入出力回線
310 回線部
300 宛先判定部
320 ARPテーブル検索部
330 フレーム送受信回路
350 フレーム中継処理手段
380 プロセッサ
390 主記憶装置
911、912 ルーティングテーブル
921、922 FDB(フォワーディングデータベース)
1000 配信サーバ
1001〜1003 クライアント
31 フレームヘッダ情報
32 フレーム出力先情報
100 L3スイッチ
301 入出力回線
310 回線部
300 宛先判定部
320 ARPテーブル検索部
330 フレーム送受信回路
350 フレーム中継処理手段
380 プロセッサ
390 主記憶装置
911、912 ルーティングテーブル
921、922 FDB(フォワーディングデータベース)
1000 配信サーバ
1001〜1003 クライアント
Claims (11)
- 配信サーバからのマルチキャストフレームを転送する第1の転送装置と、
第1の回線を介して前記第1の転送装置と接続され、前記第1の転送装置から受信したマルチキャストフレームを、第1の仮想ネットワークに属する第1のクライアント端末及び第2の仮想ネットワークに属する第2のクライアント端末に転送する第2の転送装置と
を備え、
前記第1の転送装置は、
前記第2の転送装置と接続される前記第1の回線のインタフェースに、第1の仮想ネットワークに対応する第1の論理インタフェースと、第2の仮想ネットワークに対応する第2の論理インタフェースと、前記第1の転送装置と前記第2の転送装置間の第3の仮想ネットワークに対応する第3の論理インタフェースとが設定され、
第1の仮想ネットワークに属する第1のクライアント端末から所望のグループの識別子を含む第1の加入要求を受信し、及び、第2の仮想ネットワークに属する第2のクライアント端末から前記グループの識別子を含む第2の加入要求を受信し、
前記配信サーバから受信された該グループのマルチキャストフレームを、第3の仮想ネットワークに対応する第3の論理インタフェースを介して前記第2の転送装置に出力し、
前記第2の転送装置は、前記第1及び前記第2のクライアント端末に、受信されたマルチキャストフレームをコピーしてそれぞれ送信するフレーム転送システム。 - 前記第1の転送装置は、
マルチキャストのグループの識別子に対応して、該グループのマルチキャストフレームを出力する回線の識別子及び/又は仮想ネットワーク識別子を含むひとつ又は複数の出力回線情報が記憶される第1の転送テーブルを有し、
第1の回線を介して第1の加入要求と第2の加入要求を、前記第1のクライアント端末と前記第2のクライアント端末とからそれぞれ受信すると、各加入要求に含まれるグループの識別子に対応して、該第1の回線の識別子と、予め定められた第3の仮想ネットワークの識別子とを第1の転送テーブルに記憶する請求項1に記載のフレーム転送システム。 - 第1の転送装置は、
前記配信サーバから前記グループの識別子を含むマルチキャストフレームを受信し、
該グループの識別子に基づき前記第1の転送テーブルを参照して、対応する前記第1の回線の識別子と、第3の仮想ネットワークの識別子とを取得し、
該第3の仮想ネットワーク識別子と、受信されたマルチキャストフレームとを、取得された第1の回線の識別子に従い第1の回線を介して前記第2の転送装置に出力する請求項2に記載のフレーム転送システム。 - 前記第2の転送装置は、
マルチキャストのグループの識別子と仮想ネットワーク識別子に対応して、該グループのマルチキャストフレームを出力するひとつ又は複数の回線の識別子が記憶される第2の転送テーブルを有し、
前記第1のクライアント端末から第2の回線を介して第1の加入要求を受信し、及び、第2のクライアント端末から第3の回線を介して第2の加入要求を受信すると、各加入要求に含まれるグループの識別子と予め定められた第3の仮想ネットワークの識別子とに対応して、前記第2の回線の識別子と前記第3の回線の識別子とを前記第2の転送テーブルに記憶する請求項1に記載のフレーム転送システム。 - 第2の転送装置は、
前記第1の転送装置から前記グループの識別子を含むマルチキャストフレームと第3の仮想ネットワークの識別子とを受信し、
該グループの識別子と第3の仮想ネットワークの識別子に基づき前記第2の転送テーブルを参照して、対応する前記第2の回線の識別子と前記第3の回線の識別子とを取得し、
取得された第2の回線の識別子と第3の回線の識別子に従い、受信されたマルチキャストフレームをコピーして該第2及び第3の回線を介して前記第1のクライアント端末及び前記第2のクライアント端末に出力する請求項4に記載のフレーム転送システム。 - 前記第1の加入要求は、第1の仮想ネットワークの識別子をさらに含み、
前記第2の加入要求は、第2の仮想ネットワークの識別子をさらに含み、
前記第1の転送装置は、
第1の回線を介して第1の加入要求を受信すると、前記グループの識別子に対応して、前記第1の回線の識別子と第1の仮想ネットワークの識別子とを含む第1の出力回線情報を前記第1の転送テーブルに記憶し、
第1の回線を介して第2の加入要求を受信すると、前記グループの識別子に対応して、前記第1の回線の識別子と第2の仮想ネットワークの識別子とを含む第2の出力回線情報を前記第1の転送テーブルに記憶し、
前記第1の転送テーブルに、同じグループの識別子に対応して同じ回線の識別子が複数記憶されている場合、該グループの識別子に対応して、該回線の識別子と、予め定められた第3の仮想ネットワークの識別子とを含む第3の出力回線情報を前記第1の転送テーブルに記憶し、及び、前記第1並びに第2の出力回線情報を削除する請求項2に記載のフレーム転送システム。 - 前記第1の加入要求は、第1の仮想ネットワークの識別子をさらに含み、
前記第2の加入要求は、第2の仮想ネットワークの識別子をさらに含み、
第2の転送装置は、
前記第1のクライアント端末から第2の回線を介して第1の加入要求を受信すると、前記グループの識別子と第1の仮想ネットワークの識別子とに対応して、前記第2の回線の識別子を含む第1のエントリを前記第2の転送テーブルに記憶し、
前記第2のクライアント端末から第3の回線を介して第2の加入要求を受信すると、前記グループの識別子と第2の仮想ネットワークの識別子とに対応して、前記第3の回線の識別子を含む第2のエントリを前記第2の転送テーブルに記憶し、
前記第2の転送テーブルに、同じグループの識別子の前記第1及び第2のエントリが記憶されている場合、該グループの識別子と予め定められた第3の仮想ネットワークの識別子とに対応して、前記第2の回線の識別子と前記第3の回線の識別子とを含む第3のエントリを前記第2の転送テーブルに記憶し、及び、前記第1並びに第2のエントリを削除する請求項4に記載のフレーム転送システム。 - 前記第1の転送装置は、前記グループの識別子と、該グループの識別子に対応して記憶した第3の仮想ネットワークの識別子とを含む設定要求を前記第2の転送装置に送信し、
前記第2の転送装置は、受信された設定要求に従い、該設定要求に含まれる前記第3の仮想ネットワークの識別子を前記第3のエントリに記憶する請求項7に記載のフレーム転送システム。 - 前記第1の転送装置は、
ひとつ又は複数の回線を収容する複数の回線部と、
前記複数の回線部間でフレームを中継する中継部と、
グループの識別子に対応して、各ビットが前記複数の回線部にそれぞれ対応する複数ビットで構成される第1の出力回線部ビットマップが記憶される第1の入力側転送テーブルと
を有し、
前記配信サーバから入力されたマルチキャストフレームが、前記第1の入力側転送テーブルに従い前記第1の回線に対応した前記回線部に転送され、
該回線部で、前記第1の転送テーブルに従い、第1の回線を介して前記第2の転送装置にマルチキャストフレームが送信される請求項2に記載のフレーム転送システム。 - 前記第2の転送装置は、
ひとつ又は複数の回線を収容する複数の回線部と、
前記複数の回線部間でフレームを中継する中継部と、
グループの識別子と仮想ネットワークの識別子に対応して、各ビットが前記複数の回線部にそれぞれ対応する複数ビットで構成される出力回線部ビットマップが記憶される第2の入力側転送テーブルと
を有し、
第1の回線を介して前記第1の転送装置から入力されたマルチキャストフレームが、前記入力側転送テーブルに従い、前記第2の回線及び第3の回線に対応した前記回線部にコピーして転送され、
各回線部で、前記第2の転送テーブルに従い、第2の回線及び第3の回線を介して、前記第2のクライアント端末及び前記第3のクライアント端末にマルチキャストフレームが送信される請求項5に記載のフレーム転送システム。 - 前記第1の転送テーブルに記憶される前記グループの識別子は、マルチキャストフレームの送信先IPアドレスであり、
前記第2の転送テーブルに記憶される前記グループの識別子は、マルチキャストフレームの送信先IPアドレスに基づき生成される送信先MACアドレスである請求項1に記載のフレーム転送システム。
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