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JP2008071838A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

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JP2008071838A JP2006247286A JP2006247286A JP2008071838A JP 2008071838 A JP2008071838 A JP 2008071838A JP 2006247286 A JP2006247286 A JP 2006247286A JP 2006247286 A JP2006247286 A JP 2006247286A JP 2008071838 A JP2008071838 A JP 2008071838A
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Yoshihisa Matsubara
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Abstract

【課題】焦点深度マージン低下によってもたらされる弊害を防止しつつ良好な解像度を達成できる露光系を用いる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置の製造方法が、配線幅100nm以下の配線を含む配線パターンを備えた半導体装置の製造方法であって、前記配線パターンを形成するための露光工程において、ウェハー面内露光アパーチャーを同心円に2種類以上変化させて設定し、複数回の露光を行うことを含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、絶対段差に対して感度が高いリソグラフィー装置に対応する半導体装置の製造方法に関する。
半導体製造プロセスにおいて、フォトレジストを塗布したウェハーは、ステッパーと呼ばれる露光装置にセットされ、マスクパターンが転写される。より微細なパターン形成を可能にするため、種々の超解像技術が用いられており、その代表的なものとしては、照明系に工夫を施した変形照明や、マスク(レクチル)に工夫を施した位相シフト法がある。また、半導体素子の微細化が進むにつれ、既存露光機を利用するための種々の工夫がなされており、例えば、レジスト改良、照明方法の工夫、位相シフトマスクの使用等がなされている。
位相シフトマスクは露光解像度を上げるためのマスク製造上での方策として用いられる。具体的には、パターンに光の位相を変化させるための位相シフトを設けて、これを通過した光と通過しない光の位相差を利用して解像度を改善する。
他には、ウェハーに投影されたパターンが光近接効果によって変形することを想定し、あらかじめパターンの一部を太らせたり、または細くしたりして補正を行っていく、近接効果補正などの方法がある。
しかしながら、上記のような露光手段により解像度を上げるための努力が従来からなされているが、エッチング工程においてウェハー中央部と端部とで高さが異なる現象がしばしば起こるため、かかる現象が解像度改善の大きな障害となっていた。すなわち、エッチングレートを制御してもかかる段差の発生を防止することは困難であり、このような段差により、ウェハー中央部と端部とで焦点深度(DOF;Depth of Focus)マージンの差が生じていた。そして、解像度とDOFマージンはトレードオフの関係にあるため、中央部に合わせて高解像度の露光条件を用いた場合、端部においてはDOFの許容限度を超えてしまう。すなわち、ウェハー全体のDOFマージン内となるように露光条件を設定した場合、高解像度の達成は困難であった。
図12は、ウェハー断面図と配線抵抗パターンの面内傾向依存性を示す。図中、Aは良品、Bは不良(程度小)、およびCは不良(測定不能なほど悪い)を示す。ウェハー中央に対して、エッジの高さの違いはエッチングレートで制御できるが、端部の高さは曲率で決まり、コントロールが困難であった。特に、面内均一性でレートが早い端部に対して、中央との高さをウェハー毎にあわせる事は困難であった。
さらに、最新のリソグラフィー装置は、解像度を高める利点がある一方、DOFマージンが低下するという欠点を依然として有していた。すなわち、半導体装置の製造プロセスにおけるリソグラフィー工程において解像度の向上が要求されるが、高いレンズ開口数(NA)のリソグラフィーを用いると同時に焦点深度が浅くなるという問題があった。一般に、密集パターンの場合、像コントラストが重要になってくるが、一方、孤立配線などは光強度が得られなくなり、DOFマージンが低下する問題があった。
一方、デバイスの平坦性の要求があり、また高NAのリソグラフィーツールにおいてレンズの大口径化は大きな負担となり、レンズ周辺の収差が大きな問題となっている。直径300mmなどのウェハーの大口径化に伴い、フィールドエリアも増加しており、近年ではフィールドサイズは25mm程度まで拡大している。このような大口径レンズを作製するために、レンズの球面精度やレンズの透過率なども高精度化している。例えば、レンズ性能の向上要求として、フレアと呼ばれるレンズ内光乱反射を防止や、レンズ周辺のくもり(乱反射)に対する像質改善が必要となっている。このような像質低下によって、特にレンズ周辺の解像度の低下が引き起こされ、さらなる孤立ビアや孤立配線のDOFプロセスンウインドを狭くする傾向が生じていた。
また、ステージにもミクロンレベル以上の精度補正が要求されている(特開2004−221323)。しかしながら、多層配線として5層レベルの微細配線を形成するために、配線形成時に行うCMPによる平坦化および100nmレベルのステージ平坦性精度が要求されるが、作業工程数も膨大であるという問題を有していた。このような問題により、図13に示すように、ウェハー面内においてパターニング可能な最小寸法のフォーカス位置依存性が中央と端部でずれる傾向にある。
このような問題を解決する方法として、フォーカスと照射量を周辺と中央で変更させて周辺に合わせて露光する方法が提案されていた(特許文献1、図14)。しかしながら、パターンの微細化が進むにつれて、さらにDOFマージンが低下し、解像度とウェハーの面内均一性を両立させることが困難となっていた。すなわち、照射量を上げると微細加工性が低下する問題が発生する。さらにフォーカスを変動させる方法ではウェハー毎に周辺のフォーカス変動量に対して条件を変更しなければならず、ウェハー毎の設定が複雑であった。
また、特許文献1は、プロセスの不均一性による再加工の量を低減し、半導体製造プロセスにおける歩留まりを向上するものであるが、該文献の方法は同一ウェハー内の面内均一性の改善を目的とするものではなく、依然として、解像度と面内均一性の両立は解決されていなかった。
特表2004−513528号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、焦点深度マージン低下によってもたらされる弊害を防止しつつ良好な解像度を達成する。
本発明によれば、配線幅100nm以下の配線を含む配線パターンを備えた半導体装置の製造方法であって、前記配線パターンを形成するための露光工程において、ウェハー面内露光アパーチャーを同心円に2種類以上変化させて設定し、複数回の露光を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、ウェハー面内露光アパーチャーを同心円に2種類以上変化させて設定し、複数回の露光を行うために、ウェハーの異なる領域において同心円状に異なる照射条件で露光することができる。このような露光により、ウェハー領域に応じて解像度またはDOFマージンを調整することができる。その結果、解像度とDOFマージンのトレードオフのバランスを適宜調整でき、ウェハーの面内均一性を高めることが可能となる。
具体的には、ウェハー周辺部にエッチングにより段差が生じている場合であっても、上記のような方法で照射領域に応じてトレードオフのバランスを変えることにより、ウェハーの面内均一性を良好なものとすることができる。例えば、ウェハーの中心部では解像度に重点を置き、その周辺部ではDOFマージンを優先した露光を行うことで、良好な面内均一性が達成される。
本発明において、ウェハー面内の中央部分を露光する第1の露光工程と、
第1の露光工程に対しウェハー面内露光アパーチャーを同心円に変化させた照明系を用い、前記中央部分の外周部分を露光する第2の露光工程とを含むものとすることができる。
ここで、第1の露光工程においてダイポール照明を用い、および第2の露光工程において輪帯照明を用いて露光するようにしてもよい。また、第1の露光工程および第2の露光工程において、同一のマスクを用いて露光を行うこととしてもよい。
また、第2の露光工程において複数の照明系を用いてもよい。
さらに、本発明によれば、第1の露光工程と、第2の露光工程とで、孤立配線または孤立ビアのマスク寸法を変更した同一設計のマスクを用いるとともに、
第一の露光工程においてダイポール照明を用い、第2の露光工程において輪帯照明を用いて露光する、半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、良好な解像度を維持しつつ、高い焦点深度マージンが達成でき、リソグラフィの精度に関して面内均一性を高めることができる。
本発明の内容の理解を容易にするため、まず、一般的な2層配線を形成するためのプロセスを説明する。図9は、従来のパターン形成方法の主要工程の断面図である。
まず、図9に示すように、CVD法等により半導体基板としてのシリコン基板901上にシリコン酸化膜等からなる第1層間絶縁膜902を形成した後(図9(a))、この第1層間絶縁膜902上にフォトリソグラフィー法により、リソグラフィー用レジスト903を塗布してパターニングする(図9(b))。さらにドライエッチング技術によりレジストパターンを絶縁膜に転写することにより、所望の位置に配線用溝904を形成する(図9(c))。
次に、配線用溝904を含む第1層間絶縁膜902の全面に銅、アルミニウム等の導体膜905を成膜した後(図9(d))、CMPにより第1層間絶縁膜902(図9(e))の表面を平坦化する。この結果、第1層間絶縁膜902の所望位置に第1配線906が各々ダマシン配線構造で形成される。
銅配線上にSiCなどからなる拡散防止膜1001を形成し、続いてシリコン酸化膜等からなる第2層間絶縁膜1002を形成した後(図10(a))、この第2層間絶縁膜をフォトリソグラフィー法により、ビア形成用リソグラフィー用レジスト1003をパターニングする(図10(b))。
ここで、従来の工夫として、中央と周辺とで照射量を変更する方法が提案されていた。たとえば、中央部分を152J/mの照射量とし、外周を158J/mとする(特許文献1)。
さらにドライエッチング技術によりレジストパターンを絶縁膜に転写することにより、所望の位置にビアパターンを形成する(図10(b))。
次に、第2層間絶縁膜1002を全面に銅、アルミニウム等の導体膜1004を成膜した後(図10(c))、CMPにより第2層間絶縁膜1002(図10(d))の表面を平坦化する。この結果、第2層間絶縁膜1002の所望位置にビア1005が形成される(図10(d))。
ビアを形成した後、銅配線上にSiCなどからなる拡散防止膜1101を形成し、続いてシリコン酸化膜等からなる第3層間絶縁膜1102を形成した後(図11−(a))、この第3層間絶縁膜をフォトリソグラフィー法により、第2配線形成用リソグラフィー用レジストをパターニングする。さらにドライエッチング技術によりレジストパターンを絶縁膜に転写することにより、所望の位置に配線用溝1103を形成する(図11(b))。次に、配線用溝1103を含む第3層間絶縁膜1102の全面に銅、アルミニウム等の導体膜を成膜した後、CMPにより第3間絶縁膜1102の表面を平坦化する。この結果、第3層間絶縁膜1102の所望位置に第1配線1104が各々ダマシン配線構造に形成される。
以上、従来のパターン形成方法について説明した。この方法では、前述のとおり、焦点深度マージン低下によってもたらされる弊害を防止しつつ良好な解像度を達成することは困難であった。
(第1の実施形態)
つづいて、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施形態では、配線幅100nm以下の配線を含む配線パターンを形成するための露光工程において、ウェハー面内露光アパーチャーを同心円に2種類以上変化させて設定しつつ複数回の露光を行う。具体的には、ウェハー面内の中央部分を露光する第1の露光工程と、第1の露光工程に対しウェハー面内露光アパーチャーを同心円に変化させた照明系を用い、上記中央部分の外周部分を露光する第2の露光工程とを含むプロセスとする。例えば、第1の露光工程の照明系はダイポール照明とし、第2の露光工程の照明系は輪帯照明とする。
以下、本実施形態のパターン形成方法を適用した半導体装置の製造プロセスについて図面を参照して説明する。
まず、CVD法等によりシリコン基板101上にシリコン酸化膜等からなる第1層間絶縁膜102を形成した後(図1(a))、この第1層間絶縁膜をフォトリソグラフィー法により、リソグラフィー用レジスト103をパターニングする(図1(b))。
この段階におけるウェハー面内の露光条件を図4に示す。中央部分の第1照明系のダイポール照明に対して、その外側の第2および第3配線露光照明系において、ダイポール照明から通常照明に近い照明系に変更されている。輪帯の比率A:Bは第2照明が1:2であり、第3照明が1:1に拡大している。このような照明系とすることにより、露光のマージンを確保することができる。また、第1の露光工程および第2の露光工程において同一のマスクを用いて露光を行うことができる。
つづいて、ドライエッチング技術を用いてレジストパターンを絶縁膜に転写することにより、所望の位置に配線用溝104を形成する(図1(c))。
次に、配線用溝104を含む第1層間絶縁膜102の全面に銅、アルミニウム等の導体膜105を成膜した後(図1(d))、CMPにより第1層間絶縁膜102(図1(e))の表面を平坦化する。この結果、第1層間絶縁膜102の所望位置に第1配線106が各々ダマシン配線構造で形成される(図1(e))。
銅配線上にSiCなどからなる拡散防止膜201を形成し、続いてシリコン酸化膜等からなる第2層間絶縁膜202を形成した後(図2(a))、フォトリソグラフィー法により、ビア形成用リソグラフィー用レジスト203をパターニングする(図2(b))。さらにドライエッチング技術によりレジストパターンを絶縁膜に転写することにより、所望の位置にビアパターンを形成する。
次に、第2層間絶縁膜202の全面に銅、アルミニウム等の導体膜204を成膜した後(図2(c))、CMPにより第2層間絶縁膜202の表面を平坦化する(図2(d))。この結果、第2層間絶縁膜202の所望位置にビア205が形成される(図2(d))。
ビアを形成した後、銅配線上にSiCなどからなる拡散防止膜301を形成し、続いてシリコン酸化膜等からなる第3層間絶縁膜302を形成する(図3(a))。次いで、この第3層間絶縁膜に配線を形成するための第2配線形成用リソグラフィー用レジストをパターニングする(図3(b))。この段階における第2配線のリソグラフィーの露光条件のウェハー面内の露光系も図1の場合と同様である。すなわち、露光はウェハー面内の中央部分を露光する第1の露光工程と外側部分に第1の露光工程と異なる照明系を用いる第2の露光工程により行うことができる。例えば、第1の露光工程で用いる照明系はダイポール照明であり、第2の露光工程では輪帯照明を用いる。また、第2の露光工程において第2および第3の照明系からなる照明系を用いてもよい。
中央部分の第1照明系のダイポール照明に対し、その外側の第2および第3配線露光照明系において、ダイポール照明から通常照明に近い照明系に変更することにより、露光のマージンを確保することができる。また、第1の露光工程および第2の露光工程において同一のマスクを用いて露光を行うことができる。輪帯の比率は例えば、A:Bは第2照明が1:2であり、第3照明が1:1に拡大している。
本実施形態の方法では、中央部と周辺部とで、同一マスクを用いつつ、異なる照明系で露光を行っている。このため、ウェハー中央部と端部間でDOFマージンの差がある場合にも、中央部の解像度を下げることなく、端部において高いDOFマージンを達成することができる。
以上のように本実施形態によれば、良好な解像度を維持しつつ、高い焦点深度マージンが達成でき、リソグラフィの精度に関して面内均一性を高めることができる。
(第2の実施形態)
本実施形態において、第1の実施形態のダイポール条件に合わせたマスクを用いるが、半導体装置の同一層に対して同一設計のマスクを2つ以上用いて露光する。同一設計のマスクとは、同じパターン形状を有するが、寸法のみ異なるマスクをいう。例えば、中央部とその周辺の露光マスクを変更する。すなわち、これらのマスクは、ある一定の距離を隔てた孤立配線または孤立ビアのマスク寸法を変更した同一設計の複数マスクである。
第1の実施形態では、アパーチャーのみを変更するために、異なるビアサイズが存在する場合、ビアサイズが異なって設計されている半導体装置の製造には対応できない。そこで、異なるビアサイズもしくは配線マスクなどに適応する場合は、マスクを変更、例えば、中央部と周辺部分のマスクを変更して露光することが望ましい。
この実施形態において、図7に示すように、例えば、設計値に対して中央部は+4nm配線マスク幅を大きくしたマスクを用いる。さらに、周辺では+8nm配線マスク幅をシフトさせたマスクを用いることができる。
同一設計の複数マスクで、ウェハー面内を同心円に複数の露光系を用いて2回以上露光する。例えば、ウェハー面内の中央部分を第1の露光系としてダイポール照明を用い、その外周を第2および第3露光系として輪帯照明を用いて2回以上露光する。
このように、中央と周辺をマスクと照明系を変更させて露光することにより、最適なプロセスを実現することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
たとえば、上記第1の実施形態において、露光はウェハー面内の中央部分を露光する第1の露光工程と外周部分に第1の露光工程と異なる照明系を用いる第2の露光工程により行ったが、第2の露光工程において第2および第3の照明系またはそれ以上からなる照明系を用いてもよい。さらに第3の露光工程を行ってもよい。
また、上記第2の実施形態において、ウェハー面内の中央部分を第1の照明系を用い、その外周を第2の照明形のみを用いて2回以上露光してもよく、または外周を第3のまたはそれ以上の照明系を用いて2回以上露光してもよい。
(実施例1)
前記第1の実施形態と同様の方法で露光工程を行った。この段階におけるウェハー面内の露光条件を図4に示す。中央部分の第1の露光工程のダイポール照明に対して、その外側の第2および第3の配線露光工程において、ダイポール照明から通常照明に近い照明系に変更することにより、露光のマージンを確保した。輪帯の比率A:Bは第2照明が1:2であり、第3照明は1:1に拡大した。また、すべての露光工程で同一のマスクを用いた。
図5にDOFマージンの最小配線寸法依存性を示す。中央部の第1照明領域と第2照明領域とをオーバーラップさせることにより、ウェハー面内で70nm以上の領域でDOFを100nm以上ウェハー内で確保できた。本実施例はマスク枚数を増やさないで、周辺と中央部の露光条件を最適化できる優れた特徴を示した。また、図6は本実施例における配線抵抗分布を示すグラフであり、横軸は抵抗、縦軸は累積頻度を表している。
(実施例2)
上記第2の実施形態と同様の方法で露光工程を行った。本実施例では、実施例1のダイポール条件に合わせたマスクを用いて、周辺と中央部の露光マスクを変更した。図7に示すように、設計値に対して、中央部は+4nmマスク寸法を大きくしたマスクを用いた。さらに、周辺では+8nmマスク寸法をシフトさせたマスクを用いた。
図8に、周辺でマスク寸法をシフトさせた場合のウェハー中央部とウェハー端部のCD寸法を示す。この方法は、マスク寸法を照明系に合わせることにより、照明系の変更による寸法変動を正確に補正する必要性が発生するものの、実施例1のように周辺における寸法変動を伴わないという優れた効果を有した。
本発明の第1の実施形態を説明する断面図による2層配線プロセスフローである。 本発明の第1の実施形態を説明する断面図による2層配線プロセスフローである。 本発明の第1の実施形態を説明する断面図による2層配線プロセスフローである。 第1の実施例の露光条件(ウエハー面内)を示す。 DOFマージンの最小配線寸法依存性を示すグラフである。 実施例1における配線抵抗分布を示すグラフである。 実施例2におけるウェハー面内リソグラフィー条件を示す図である。 実施例2におけるCD寸法の最小寸法依存性を示す図である。 従来技術を説明する断面図による2層配線プロセスフローである。 従来技術を説明する断面図による2層配線プロセスフローである。 従来技術を説明する断面図による2層配線プロセスフローである。 ウェハー断面図と配線抵抗パターンの面内傾向依存性を示す図である。 DOFマージンの配線寸法依存性(従来技術)を示す図である。 従来方法の露光条件(ウエハー面内)を示す図である。
符号の説明
101 シリコン基板(半導体基板)
102 第1層間絶縁膜
103 リソグラフィー用レジスト
104 配線用溝
105 導体膜
106 第1配線
201 拡散防止膜
202 第2層間絶縁膜
203 ビア形成用リソグラフィー用レジスト
204 導体膜
205 ビア
301 拡散防止膜
302 第3層間絶縁膜
303 配線用溝
304 第2配線
901 シリコン基板(半導体基板)
902 第1層間絶縁膜
903 リソグラフィー用レジスト
904 配線用溝
905 導体膜
906 第1配線
1001 拡散防止膜
1002 第2層間絶縁膜
1003 ビア形成用リソグラフィー用レジスト
1004 導体膜
1005 ビア
1101 拡散防止膜
1102 第3層間絶縁膜
1103 配線用溝
1104 第2配線
1201 基板

Claims (6)

  1. 配線幅100nm以下の配線を含む配線パターンを備えた半導体装置の製造方法であって、前記配線パターンを形成するための露光工程において、ウェハー面内露光アパーチャーを同心円に2種類以上変化させて設定し、複数回の露光を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記露光工程は、
    ウェハー面内の中央部分を露光する第1の露光工程と、
    第1の露光工程に対し前記ウェハー面内露光アパーチャーを同心円に変化させた照明系を用い、前記中央部分の外周部分を露光する第2の露光工程と
    を含むことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1の露光工程においてダイポール照明を用い、および前記第2の露光工程において輪帯照明を用いて露光する請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1の露光工程および前記第2の露光工程において、同一のマスクを用いて露光を行う、請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第2の露光工程において複数の照明系を用いる、請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第1の露光工程と、前記第2の露光工程とで、孤立配線または孤立ビアのマスク寸法を変更した同一設計のマスクを用いるとともに、
    前記第一の露光工程においてダイポール照明を用い、前記第2の露光工程において輪帯照明を用いて露光する、請求項2記載の半導体装置の製造方法。
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