JP2008062970A - 包装袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】包装袋内に収容された内容物を回数の制限無く一定量ずつ注出することのできる包装袋を提供する。
【解決手段】樹脂シートによって袋状に形成され、上部に内容物流通口としてのスパウト部15が備えられている包装袋10は、その内部が区切条36によって、内容物を貯留する貯留室R1と定量室R2とに区切られている。貯留室R1と定量室R2は、連通路35によって常時連通している。貯留室R1に貯留された内容物は、定量室R2に収容されて定量された後、スパウト部15を介して外部へ注出される。したがって、包装袋10内に収容された内容物を一定量ずつ抽出することができる。
【選択図】図3
【解決手段】樹脂シートによって袋状に形成され、上部に内容物流通口としてのスパウト部15が備えられている包装袋10は、その内部が区切条36によって、内容物を貯留する貯留室R1と定量室R2とに区切られている。貯留室R1と定量室R2は、連通路35によって常時連通している。貯留室R1に貯留された内容物は、定量室R2に収容されて定量された後、スパウト部15を介して外部へ注出される。したがって、包装袋10内に収容された内容物を一定量ずつ抽出することができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、包装袋内の内容物を定量し、この定量した分だけを注出することのできる包装袋に関する。
従来、飲料水などの液体、あるいはゼリー飲料や味噌などのゲル状体が充填可能である包装袋が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の包装袋は、一対の側面シートと底面シートとの周縁を互いに熱溶着することによって袋状に形成されている。また、包装袋の上部には内容物の注入及び注出が行われる流通口具を備えている。この包装袋に内容物を充填すると、内容物の重さによって一対の側面シート同士が離れるとともに底面シートが拡がって自立性を有するようになる。
一方、例えば薬品等の包装分野においては、複数の収容室を備え、それぞれの収容室に互いに異なる薬剤、あるいは一定量ずつの薬剤を注入した包装袋が知られている(例えば特許文献2参照)。図7に示すように、特許文献2に記載の複室包装袋70は、一対の側面シート71と前記側面シート71よりもやや小さく形成された隔壁シート72とからなる。一対の側面シート71はその周縁が互いに熱溶着されて袋状となっている。隔壁シート72はその周縁が一方の側面シート71の内側面と熱溶着されている。したがって、複室包装袋70は一方の側面シート71と隔壁シート72とを側壁とする部屋Aと、他方の側面シート71と隔壁シート72を側壁とする部屋Bとが完全に区切られている。
複室包装袋70はその周縁に開封用の切れ込みとして、第1開封口73と第2開封口74を備える。第1開封口73からまっすぐに(図7においては左方向)に開封すると、部屋Aに収容された内容物のみを取り出すことができる。その後第2開封口74から開封すると、部屋Bに収容された内容物を取り出すことができる。なお、第1開封口73から開封する以前に第2開封口74より開封すると、部屋A及び部屋Bの内容物を同時に取り出すことができる。
特開2004−59071号公報
特開2002−80048号公報
ところで、特許文献1に記載の自立性を有する包装袋は、樹脂フィルムからなり省資源であることから、ガラス容器、金属容器及びプラスチックボトルに代わる容器として使用されている。しかしながら、ある一定量の内容物を包装袋内から繰り返し取り出す場合には目測による勘に頼るほかなく、正確な定量を実現することは困難である。また、ポンプ機能付きの流通口具をもって内容物の定量注出を実現する場合は、包装袋の製造コストが上昇するとともに、剛性の弱い樹脂フィルムから包装袋が構成されるため、ポンプに力を付与しにくく使い勝手が悪いという不都合もある。
したがって、特許文献1に記載の包装袋は、定量性の必要のない使い捨ての容器としての用途がほとんどで、定量注出の必要性がある内容物の容器としては不向きであるとして用いられていない。
また、特許文献2に記載の複室包装袋の構成の場合は、同種の内容物を部屋ごとに所定量ずつ収容することができる。しかし、複数回に分けて定量注出する場合は、その回数に応じた数の部屋を備える必要があって、十数回以上に分けて定量注出するような内容物の容器としては不向きである。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は定量器を別途設ける必要が無く、さらに回数の制限無く内容物を定量注出可能である包装袋を提供することにある。
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、袋状の本体部と、前記本体部の上部に配設される内容物流通口とを備えた包装袋において、前記本体部には内容物を貯留する貯留室と該貯留室の内容物を定量して収容する定量室とを区画する区切条を設けている。したがって、定量室に収容された内容物を、内容物流通口を介して注出することができるので、回数の制限無く一定量の内容物を取り出すことができる。
さらに請求項1に記載の発明は前記貯留室と定量室とは連通路によって常時連通され、前記連通路は、前記区切条の端部よりも上方に位置する。したがって、包装袋の内容物流通口を上部とした状態で、定量室に収容された内容物が貯留室に流出することがない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記内容物流通口は、前記定量室と本体部の外部とを連通するように設けられている。したがって、定量室に収容された内容物を貯留室に戻ることを抑制しつつ、速やかに外部へ注出することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記内容物流通口の外部側の端部は、前記区切条の端部よりも上方に位置する。したがって、定量室に収容された内容物が内容物流通口を介して漏れ出すことを抑制できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記内容物流通口は、本体部の上端部よりも下方に位置している。したがって、定量室に収容された内容物を注出する際に包装袋を大きく傾斜させる必要が無く、その傾斜時に貯留室の内容物が定量室に流入しにくい。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4に記載の発明において、前記内容物流通口は、熱可塑性樹脂からなる流通口具で形成されるとともに、前記流通口具に脱着可能なキャップを備える。したがって、貯留室から定量室に内容物を移動させる際に本体部を逆さまにしたとしても、内容物が流通口を介して流出することを抑制できる。
以上のように、各請求項に記載の包装袋によれば、計量カップやポンプ等の別部材を設けることなく、さらに回数の制限無く内容物を包装袋内部から定量して注出することができる。
以下、本発明を具体化した包装袋の一実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
図1に示すように、包装袋10の本体部11は、一対の側面シート12とその側面シート12の間に設けられる二つ折りされた底面シート13とからなる。側面シート12及び底面シート13には、図2に示すとおり、基材21の一方の表面に熱溶着層22が設けられている。一対の側面シート12は熱溶着層22が向かい合うように配置されるとともに、底面シート13は二つ折りされた状態で外側になる面が熱溶着層22となるように配置されている。
図1に示すように、包装袋10の本体部11は、一対の側面シート12とその側面シート12の間に設けられる二つ折りされた底面シート13とからなる。側面シート12及び底面シート13には、図2に示すとおり、基材21の一方の表面に熱溶着層22が設けられている。一対の側面シート12は熱溶着層22が向かい合うように配置されるとともに、底面シート13は二つ折りされた状態で外側になる面が熱溶着層22となるように配置されている。
図1に示すように、底面シート13の幅方向の両端には二つ折り状態において一方の底面シート13の表面から他方の表面を貫通する半円状の切り欠き14が設けられている。そのため、一対の側面シート12の間に底面シート13が存在しても、この切り欠き14部分では一対の側面シート12の熱溶着層22同士が対向配置されることになる。
図2に示すように、本体部11の下部では、一対の側面シート12と二つ折りされた底面シート13との四重構造となっており、一方の側面シート12の熱溶着層22と底面シート13の熱溶着層22とが熱溶着される。図3に示すように、このようにして熱溶着された底縁部34は、上下方向の幅が側方(図3の左右方向)に近いほど大きくなる円弧状に凹んだ凹型をなすように形成されている。この底縁部34の両端においては、上述のとおり底面シート13に切り欠き14が形成されているため、切り欠き14を介して一対の側面シート12の熱溶着層22同士が熱溶着されている。
図3に示すように、本体部11の上縁及び側縁は一対の側面シート12の熱溶着層22同士が熱溶着手段によって熱溶着されて、上縁部32及び側縁部33が形成されている。本体部11は、底縁部34、側縁部33、及び上縁部32の各溶着部によって袋状をなすように形成されている。
図1及び図3に示すように、一対の側面シート12は一方の上角部(図3の右の上角部)が斜状に切りかかれた傾斜部31を設けている。傾斜部31は側面シート12の上縁部32及び側縁部33との内角が約135度となるように形成されている。内容物流通口をなすスパウト部15は、側面シート12の傾斜部31の間に配設されるとともに、本体部11の内部と外部とを連通する流通口具16と、流通口具16の外部側端部の開閉を可能にするキャップ17とで形成されている。スパウト部15は、流通口具16の軸線方向が傾斜部31の傾斜方向と直交するようにして、一対の傾斜部31間に熱溶着手段(図示せず)によって熱溶着されている。そのため、スパウト部15は包装袋10の自立状態においては、水平面に対して斜め上方45度を向くように固定されている。
図3及び図4に示すように、本体部11には内容物が貯留される貯留室R1とその貯留された内容物を定量して収容する定量室R2とを設けている。この貯留室R1と定量室R2とは区切条36によって区画されており、区切条36は一対の側面シート12の熱溶着層22が互いに熱溶着されることによって構成されている。
図3に示すように、区切条36は横条36aを設け、この横条36aは一方の側縁部33(図3の右側縁の熱溶着部)と連続するとともに本体部11の幅方向に延びている。また、区切条36は縦条36bを設け、この縦条36bは、横条36aの端部から上方へ向けて延びている。区切条36の縦条36bはその上端部が上縁部32と離間するように形成されている。そのため、その端部と上縁部32との間に連通路35が形成されることになるとともに、この連通路35は貯留室R1と定量室R2とを常時連通する構成である。
本実施形態では、横条36aは本体部11の上端から約1/3の高さにおいて、一方の側縁部33から他方の側縁部33へ向けて本体部11の幅の約2/3まで延設されている。この長さは、後述する内容物取り出し時の貯留室R1の内容物の液面(上面)を参考に決められる。また、縦条36bの上端部の位置はスパウト部15の流通口具16の外部側の端部よりも下方となるように位置決めされている。
次に、本実施形態の包装袋10から液状の内容物を取り出す手順を図4及び図5(a)及び(b)にしたがって説明する。
包装袋10に内容物を充填させると図4に示したようにその大部分が貯留室R1に収容される。貯留室R1から定量室R2へ内容物を移動させるには、キャップ17を流通口具16に密着させた状態で、たとえば、図5(a)に示すように、連通路35が貯留室R1の液面51よりも下方に位置するようにする。すると、貯留室R1にあった内容物は連通路35を介して定量室R2へ流入しはじめ、定量室R2の液面が上昇し、次第に定量室R2及び連通路35が内容物で満たされるようになる。
包装袋10に内容物を充填させると図4に示したようにその大部分が貯留室R1に収容される。貯留室R1から定量室R2へ内容物を移動させるには、キャップ17を流通口具16に密着させた状態で、たとえば、図5(a)に示すように、連通路35が貯留室R1の液面51よりも下方に位置するようにする。すると、貯留室R1にあった内容物は連通路35を介して定量室R2へ流入しはじめ、定量室R2の液面が上昇し、次第に定量室R2及び連通路35が内容物で満たされるようになる。
定量室R2が内容物で満たされたら、包装袋10を元の状態(自立状態)に戻す。このとき連通路35は区切条36の端部よりも上方に位置しているため、定量室R2からあふれた内容物は連通路35を介して貯留室R1に戻される。したがって、定量室R2にはその大きさに従う一定量の内容物が収容されることになる。
次にキャップ17を流通口具16からはずし、図5(b)に示すように包装袋10を流通口が下方を向くほうに傾ける。このとき、連通路35は区切条36の端部よりも上方に位置しているため、定量室の内容物が貯留室へ逆流しにくくなる。また、貯留室R1の液面52よりも横条36aの端部(横条36aと縦条36bの結合点)が上となるように包装袋10を傾斜させていれば、貯留室R1から定量室R2への内容物の移動は制限される。なお、内容物を取り出す際に、包装袋10を完全に逆さ状態にしても良いが、そのような場合は連通路35を押圧するなどして密閉する必要がある。
本実施形態の包装袋によれば以下のような効果を有する。
○ 本体部11の内部は、区切条36によって貯留室R1と定量室R2に区切られ、それらは互いに連通されていることから、貯留室に貯留された内容物を定量室に移動させ、その定量室に移動された内容物のみを取り出すことができる。したがって、定量容器などの別部材を備えなくても一定量の内容物を取り出すことができる。また、内容物の取り出し時には、従来の技術のように部屋ごとに開封するなど、本体部11が破損しないので内容物がある限り何度でも繰り返し使うことができる。
○ 本体部11の内部は、区切条36によって貯留室R1と定量室R2に区切られ、それらは互いに連通されていることから、貯留室に貯留された内容物を定量室に移動させ、その定量室に移動された内容物のみを取り出すことができる。したがって、定量容器などの別部材を備えなくても一定量の内容物を取り出すことができる。また、内容物の取り出し時には、従来の技術のように部屋ごとに開封するなど、本体部11が破損しないので内容物がある限り何度でも繰り返し使うことができる。
○ 本体部11は3枚の樹脂シートからなり底面を有する。そのため、包装袋10は自立可能であって、例えば非使用時に立てて保管することができ、見栄えが良い。
○ 貯留室R1と定量室R2とを連通する連通路35は本体部11に設けられたスパウト部15の外側端部よりも下方に設けられている。したがって、例えばキャップ17をあけたとたんに定量室R2に収容された内容物が漏れ出すなどの不都合がおきにくい。
○ 貯留室R1と定量室R2とを連通する連通路35は本体部11に設けられたスパウト部15の外側端部よりも下方に設けられている。したがって、例えばキャップ17をあけたとたんに定量室R2に収容された内容物が漏れ出すなどの不都合がおきにくい。
○ 連通路35は、包装袋10を自立させた際に上側に配置されるように形成されている。したがって、自立状態においても定量室R2から貯留室R1に、あるいはその逆に貯留室R1から定量室R2に内容物が移動することがない。また、各部屋間での内容物の移動が抑制されるため、連通路35に逆止弁などの他の構成を有する必要がない。
○ 内容物流通口としての流通口具16は、包装袋10を自立したときに斜め上方約45度を向くように形成されている。したがって、内容物を取り出すために包装袋10を傾けたときに内容物が外部に流出しやすく、例えば逆さ状態などにする必要が無い。したがって、内容物の取り出し時に、包装袋10を傾けすぎて内容物が貯留室R1から定量室R2に流入することが防止できる。
○ 内容物流通口としての流通口具16には、キャップ17が脱着可能である。したがって、キャップ17を密着させておけば、開封後に長期間使用する場合であっても、内容物の劣化、腐敗を抑制できる。また、包装袋10が転倒した場合であっても内容物が外部に流出することがない。
○ 区切条36は一対の側面シート12を熱溶着することで形成される。そのため、区切条36として別の樹脂シートあるいはその他の部材を設ける必要がない。また、区切条36を形成するために特殊な製造工程を経ることが無く、従来の熱溶着手段で対応できる。
○ 区切条36をなす横条36aは、内容物取り出し時に包装袋10を傾けても、貯留室R1から定量室R2へ内容物が流入することを抑制できるように、本体部11の幅方向に大きく形成されている。したがって、内容物の取り出し時に貯留室R1から定量室R2に内容物が流入して、定量以上の内容物が取り出されることを抑制できる。
実施の形態は上記構成に限定されるものでなく、例えば以下のように変更しても良い。
・区切条36によって区切られる定量室R2の大きさ、形状は上記実施形態のものに限らない。定量したい内容物の量、内容物の特性、あるいは包装袋10の大きさ等を勘案して、横条36a及び縦条36bの長さを調整すればよい。また、区切条36の形状も図6(a)及び(b)に示すように、円弧状であっても良いし直線状に形成しても良い。
・区切条36によって区切られる定量室R2の大きさ、形状は上記実施形態のものに限らない。定量したい内容物の量、内容物の特性、あるいは包装袋10の大きさ等を勘案して、横条36a及び縦条36bの長さを調整すればよい。また、区切条36の形状も図6(a)及び(b)に示すように、円弧状であっても良いし直線状に形成しても良い。
・包装袋10を傾けて内容物を取り出す際に、貯留室R1から定量室R2への内容物の流入を防止するための流入防止条を設けてもよい。例えば図6(c)に示すように、区切条36の横条36aの端部から下方に延設される区切を流入防止条61とすることができる。
・側面シート12の形状は、上記実施形態のものに限らない。例えば、図6(d)に示すように側面シート12の上面が円弧状に形成されていてもよい。また、本体部11の形状は上記実施形態のように平袋状に限らず、円筒状あるいは直方体であってもよい。
・本体部11は3枚のシートによって形成されなくても良い。例えば、一枚のシートを一回又は複数回折り曲げて、端部を接合(熱溶着)することで本発明の本体部11のように袋状に形成しても良い。また、チューブ状物の端部を接合(熱溶着)することで袋状に形成してもよい。つまり、シートが袋状に形成されるならば、接合(熱溶着)部位や折り曲げ方、シートの枚数等は適宜変更すればよい。
・スパウト部15の指向角度は、斜め上方45度に限定されない。真上(90度)を指向するようにしてもよいし、水平方向(0度)を指向するようにしてもよい。ただし、スパウト部15を本体部11の水平方向に沿うように(横向きにするように)指向角度を変更すると、定量室R2に収容された内容物が注出しやすくなる。一方、スパウト部15を本体部11の高さ方向に沿うように(上向きにするように)指向角度を変更すると、流通口具16の外部側の端部が連通路35よりも上方に配置しやすくなる。そのため、これらの観点から、スパウト部15は仮想水平面に対して30度〜60度の範囲に指向角度が決められることが望ましい。
・流通口具16とキャップ17の密着手段は問わない。たとえば、流通口とほぼ同じ大きさの栓によって密閉しても良いし、螺合密着でもよい。また、流通口具16の内部に逆止弁を備えてもよい。さらに、内容物流通口としてスパウト部15を採用するのに代えてチャック等の構成を採用してもよいし、ただ単に、傾斜部31に互いに熱溶着されていない部分を設けて、その部分をもって内容物流通口としてもよい。
・一対の側面シート12及び底面シート13が熱溶着される傾斜部31、上縁部32、側縁部33の少なくとも一部に、本体部11の中折れ防止、自立性向上を目的とした補強材を配設してもよい。この補強材は、たとえば断面コ字状をなし、それら熱溶着部の表裏面を挟むように配設される。補強材は流通口具16と一体に形成されていても良いし、別体で形成されていても良い。
・側面シート12及び底面シート13の接合は熱溶着に限らない。例えば、接着剤による接合、超音波接着、高周波接着等に変更しても良い。
・側面シート12及び底面シート13の基材21は多層構造でもよく、内容物の特性やコスト等を勘案して決定すればよい。例えば、低酸素透過性の樹脂からなるガスバリアー層、蒸着等によって形成される金属層、その他公知の薄膜層からなる2層以上の多層構造でも良い。もちろん、単一の材料からなる単層構造でも良い。
・側面シート12及び底面シート13の基材21は多層構造でもよく、内容物の特性やコスト等を勘案して決定すればよい。例えば、低酸素透過性の樹脂からなるガスバリアー層、蒸着等によって形成される金属層、その他公知の薄膜層からなる2層以上の多層構造でも良い。もちろん、単一の材料からなる単層構造でも良い。
・側面シート12の定量室R2を形成する部位に目盛をつけても良い。例えば、1回分、2回分と、内容物量を示す目盛を付せば、使用者の使用状況によって任意の回数分の内容物を取り出すことができる。この場合、定量室R2を押圧するなどして、定量室R2の内容物の量を調節すればよい。
上記実施の形態から把握できる技術思想を以下に列挙する。
(1)前記流通口具の内部に逆止弁を備える包装袋。
(2)本体部の外縁部の少なくとも一部に補強材を備える包装袋。
(3)前記補強材は流通口具と一体に形成されている包装袋。
(4)前記側面シートのうち定量室を形成する部分に内容物の量が計測可能な目盛を付した包装袋。
(5)本体部の周縁及び区切条は、樹脂シートを熱溶着することで接合される包装袋。
(6)区切条の横条の端部から下方に延設される流入防止条を設けた包装袋。
(1)前記流通口具の内部に逆止弁を備える包装袋。
(2)本体部の外縁部の少なくとも一部に補強材を備える包装袋。
(3)前記補強材は流通口具と一体に形成されている包装袋。
(4)前記側面シートのうち定量室を形成する部分に内容物の量が計測可能な目盛を付した包装袋。
(5)本体部の周縁及び区切条は、樹脂シートを熱溶着することで接合される包装袋。
(6)区切条の横条の端部から下方に延設される流入防止条を設けた包装袋。
R1…貯留室、R2…定量室、10…包装袋、11…本体部、16…流通口具、17…キャップ、35…連通路、36…区切条。
Claims (5)
- 袋状の本体部と、前記本体部の上部に配設される内容物流通口とを備えた包装袋において、
前記本体部には、内容物を貯留する貯留室と該貯留室の内容物を定量して収容する定量室とを区画する区切条を設け、前記貯留室と定量室とは連通路によって常時連通され、前記連通路は、前記区切条の端部よりも上方に位置することを特徴とする包装袋。 - 前記内容物流通口は、前記定量室と本体部の外部とを連通するように設けられている請求項1に記載の包装袋。
- 前記内容物流通口の外部側の端部は、前記区切条の端部よりも上方に位置する請求項1又は請求項2に記載の包装袋。
- 前記内容物流通口は、本体部の上端部よりも下方に位置している請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の包装袋。
- 前記内容物流通口は、熱可塑性樹脂からなる流通口具で形成されるとともに、前記流通口具に脱着可能なキャップを備える請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の包装袋。
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