JP2008061852A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 表側パネル16F、裏側パネル16Rを配置した表示装置を遊技機に設ける。CPU381は、表側パネル16Fの表示内容を決定してVDP385に描画を指示した後、裏側パネル16Rの描画を指示する。VDPが生成した表側パネル16F用の表示データはフレームメモリ397Fに、裏側パネル16R用の表示データはフレームメモリ397Rに格納される。スケーラ390F、390Rは、表側パネル16Fおよび裏側パネル16R双方の表示データがそろった時点で、それぞれの表示データを各パネルに出力する。このように表側パネル用、裏側パネル用の表示データを2回に分けて生成することにより、VDP385の処理能力を増大させるまでなく、2枚のパネルへの演出表示を実現可能となる。
【選択図】 図3
Description
A.遊技機の構成:
B.制御用ハードウェア構成:
C.画面表示例:
D.画面表示制御方法:
E.変形例:
E1.描画処理の変形例(1):
E2.描画処理の変形例(2):
E3.ハードウェア構成の変形例:
図1は実施例としてのパチンコ機1の正面図である。パチンコ機1は、中央に遊技領域6を備えた遊技盤4が取り付けられている。遊技者は、ハンドル8を操作して遊技領域6内に遊技球を打ち込み、入賞口に入賞させる遊技を行うことができる。入賞口の一つである始動入賞口9に遊技球が入賞すると、パチンコ機1は抽選を行い、その結果に応じて「大当り」か否かが決まる。大当り発生時には、大入賞口10が所定期間開放するなどの大当り遊技が行われる。
図2はパチンコ機1の制御用ハードウェア構成を示すブロック図である。パチンコ機1は、メイン制御基板3、払出制御基板25、サブ制御基板35、装飾図柄制御基板30などの各制御基板の分散処理によって制御される。メイン制御基板3、払出制御基板25、サブ制御基板35は、それぞれ内部にCPU、RAM、ROMなどを備えたマイクロコンピュータとして構成されており、ROMに記録されたプログラムに従って種々の制御処理を実現する。本実施例では、サブ制御基板35と装飾図柄制御基板30とは別基板として構成しているが、両者を統合した基板としてもよい。この場合、サブ制御基板35の機能と装飾図柄制御基板30の機能を、複数のCPUの分散処理で実現してもよいし、単独のCPUで実現する構成としてもよい。
図4は画面表示例を示す説明図である。図4(a)には表側パネル16Fの表示例を示した。この例では、中央に矩形の窓状に非表示領域を設けた枠が表示されている。図4(b)には裏側パネル16Rの表示例を示した。この例では、図4(a)の非表示領域に対応する部分に、スロットのリールが表示される。先に説明した通り、本実施例では、画面表示は、スプライトを配置することで構成される。図4(b)では、例えば、7の数字を表す部分がスプライトCHとして構成されている。スプライトCHを3つ、位置を左右方向にずらして配置することにより、図示するように数字の7が3つ横にならんだ状態の表示を実現することができる。図4(c)は、LCD16を正面から見た状態を表している。表側パネル16Fの非表示部分を通して、裏側パネル16Rに表示されたスロットを見ることができる。表側パネル16Fと裏側パネル16Rは奥行きを持たせて配置されているため、遊技者は、表側パネル16Fに表示された枠の奥で、本当にリールが回転しているかのような3次元的な視覚効果を楽しむことができる。
図7はVDP385への画面データ出力の様子を示すタイミングチャートである。表側データ、裏側データのそれぞれがフレームメモリ397F、397Rに格納され、表側パネル16F、裏側パネル16Rに出力される様子を示した。VDP385のスプライトレジスタ385sには、表側データ、裏側データの順で繰り返し描画コマンドが書き込まれる。表側データ、裏側データの組み合わせが、LCD16に表示するフレーム画像を構成することになる。
E1.描画処理の変形例(1):
図10は描画処理の変形例(1)を示す説明図である。実施例では、非表示部分を設けるために固有のスプライトを用意する場合について例示した。変形例では、表示用に設けられたスプライトの色を白色に変換することにより、非表示部分を設ける例について説明する。
図11は描画処理の変形例(2)を示す説明図である。変形例(2)でも、変形例(1)と同様、表示用のスプライトを白色化することによって、非表示部分を設ける。ただし、変形例(1)では色データを変換する例を示したのに対し、変形例(2)では表示時に用いるカラーパレットの使い分けによって、この白色化を実現する。
実施例では、表側パネル16F、裏側パネル16Rのそれぞれに対応して個別にスケーラ390F、390Rおよびフレームメモリ397F、397Rを設けた例を示した(図3)。装飾図柄制御基板30は、VDP385から2回に分けて出力される表示データを、表側データ/裏側データに区別して格納・読み出し可能な種々のハードウェア構成を採ることができる。
3…メイン制御基板
4…遊技盤
4a…表示部
4b…操作スイッチ
6…遊技領域
8…発射ハンドル
9…始動入賞口
10…大入賞口
12…パネル装飾ランプ
15a…入賞検出器
16…LCD
18…大入賞口ソレノイド
20…払出モータ
21…賞球払出装置
22…払出球検出器
24…モータ駆動センサ
25…払出制御基板
29…スピーカ
30…装飾図柄制御基板
31…枠装飾ランプ
32、34…ランプ中継基板
35…サブ制御基板
41…特別図柄表示装置
47…発射制御基板
48…タッチ検出部
49…発射モータ
381…CPU
382…RAM
383…ROM
386…キャラROM
385…VDP
385s…スプライトレジスタ
385v…VDPレジスタ
390、390F、390R…スケーラ
397、397F、397R…フレームメモリ
Claims (4)
- 遊技盤面に設けられた表示装置の表示領域に遊技中に所定の演出表示を行う遊技機であって、
前記遊技の状況に応じて前記演出表示を行うよう前記表示装置を駆動する演出制御部を有し、
前記表示装置は複数の表示パネルを、前記遊技盤面の奥から手前に所定間隔開けて配置されるとともに、それぞれの表示パネルの表示内容を重ね合わせた画像を前記遊技盤面側から視認可能な位置関係で備えており、
前記演出制御部は、
各表示パネルに表示すべき画面の構成を規定する画面データを記憶する画面データ記憶部と、
前記演出表示に用いられるスプライトを表示するためのキャラクタデータを予め記憶したキャラクターメモリと、
前記遊技の状況に応じて、各表示パネルに表示すべき画面を決定し、前記画面データに基づいて、前記表示パネルごとに前記スプライトの配置を決める描画コマンドを出力する描画制御部と、
前記描画コマンドに応じて、前記表示パネル単位で複数回に分けて、前記キャラクタデータを用いて、前記演出表示用の表示データを生成する表示データ生成部と、
前記表示データ生成部によって生成された表示データを、記憶するための表示データ記憶部と、
前記表示データの前記表示データ記憶部への格納を制御するとともに、該表示データを所定のタイミングで前記表示装置の各表示パネルに出力する表示データ管理部とを備え、
前記描画制御部は、前記スプライトをいずれかの表示パネルに表示させる際に、その他の表示パネルの少なくとも一つにおいて、前記スプライトと同一または相似形状の非表示部分を設ける描画コマンドを出力する遊技機。 - 請求項1記載の遊技機であって、
前記非表示部分は、前記スプライトが表示させる表示パネルの前面に配置された表示パネルに設けられる、該スプライトの拡大形状である遊技機。 - 請求項1または2記載の遊技機であって、
前記非表示部分は、前記スプライトに対応したキャラクタデータの色データを白色に変換することで前記非表示部分を設けさせる描画コマンドによって設けられる遊技機。 - 請求項3記載の遊技機であって、
前記キャラクタデータの色データと前記表示パネル上の表示色とを対応づけるカラーパレットと、該色データを白の表示色に対応づける白色カラーパレットとを、前記表示データ生成部が参照可能に備えており、
前記白色への変換は、前記カラーパレットに代えて、前記白色カラーパレットの使用を指示する描画コマンドによって実現される遊技機。
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