JP2008043200A - モータ及びモータの駆動システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】モータは、複数のコイルの組10,12と永久磁石14の組み合せを備え、このコイルの組は、交互の異極に励磁されるように駆動回路から励磁信号が供給されるとともに、前記永久磁石は複数の磁極要素が交互に異極になるように配置された構造からなり、前記駆動回路は前記コイル組に所定の周波数を持った励磁信号を供給して、前記コイルと永久磁石間の磁気的吸引―反発によって前記コイル組と永久磁石とを相対的に移動させるように構成されてなり、さらに、前記駆動回路は前記コイル組に、当該コイル組と永久磁石間の相対移動に応じて発生する逆起電圧のパターンに相当する波形信号を当該コイル組に供給するように構成されてなる。
【選択図】図1
Description
とで、永久磁石や強磁性体からなるロータを回転させ、或いはスライダを移動させる各種
モータに関し、さらに、このモータに利用される磁気構造体に係わり、さらに、このモー
タを駆動源として利用した駆動体に関するものである。本発明は、このような駆動体とし
ての電気自動車、電動カート、電動車椅子等や、その他電動玩具、電動飛行機、小型電動
機器、MEMSに利用することができる。
ス(同期)モータとインダクション(誘導)モータの2種類がある。シンクロナスモータ
は、ロータに永久磁石や鉄などの強磁性体の積層コアを使い、電源周波数によって決まる
回転磁界の速さと同じ回転速度で回転するモータである。
などの強磁性体を使ったリアクタンス形がある。このうちマグネット型は、ロータの永久
磁石がステータの回転磁界に引かれて回転する。一方、インダクションモータは、導線が
カゴのような形のロータに、電磁誘導作用によって別の磁界を発生させることで回転する
モータである。
タも存在する。この種のモータは、広くリニアモータと呼ばれ、磁極を発生するコイルを
直線状に並べ、流す電流を順次切替えることで、その上に載った永久磁石や強磁性体を移
動させている。直線状に配置されたコイル列はステータであって、ロータは平たくなって
その上を滑動するのでスライダに相当する。
(特許文献1)に記載された小型同期モータが存在する。この小型同期モータは、特許文
献1の図1に示されるように、励磁コイル7を巻回したステータコア6と、内部にマグネ
ット1を内蔵し周面にNS極が等間隔に配列されたロータコア2を有するロータ3とを備
えた構成を持っている。
運転効率が大きく低下することを、本願発明者は新たに見出すにいたった。そこで、この
発明は、モータのコイルへ供給される励磁信号を制御することにより、運転効率に優れた
モータを提供することを目的とするものである。さらに、本発明の他の目的は発生トルク
特性にも優れたモータを提供することを目的とするものである。さらに、本発明は、掛る
モータの駆動回路を提供すことを目的とするものである。さらに本発明は、モータの運転
効率に優れたモータの駆動制御方法を提供するものである。さらに本発明は、このモータ
を利用した各種駆動体を提供することを目的とするものである。
このコイルの組は、交互の異極に励磁されるように駆動回路から励磁信号が供給されると
ともに、前記永久磁石は複数の磁極要素が交互に異極になるように配置された構造からな
り、前記駆動回路は前記コイル組に所定の周波数を持った励磁信号を供給して、前記コイ
ルと永久磁石間の磁気的吸引―反発によって前記コイル組と永久磁石とを相対的に移動さ
せるように構成されてなり、さらに、前記駆動回路は前記コイル組に、当該コイル組と永
久磁石間の相対移動に応じて発生する逆起電力のパターンに相当する波形信号を当該コイ
ル組に供給するように構成されてなるモータであることを特徴とする。
子センサを備え、このホールセンサは前記磁気変化に対応した波形、例えば、正弦波様出
力又は三角波をするものであり、当該駆動回路はこのホールセンサの出力を前記コイル組
に直接供給するように構成されてなる。前記コイル組として複数の相を備えるとともに、
各相毎にホール素子センサを配置してなる。前記複数相のコイル組間のコイル配置を互い
にシフトしてなり、かつ前記複数相間のホール素子センサの配置もシフトしてなる。前記
駆動回路への電源供給時に、前記ホール素子からの出力が前記複数相のコイル組に供給す
ると前記永久磁石が回転できるように、前記複数相のコイル組のコイル位置のシフト量が
決定されてなる。環状になった前記複数のコイル相間に前記永久磁石からなるロータが配
置されてなる。モータの始動時には矩形波を前記駆動回路が前記各相コイルに供給し、モ
ータの安定動作時には前記逆起電圧波形を前記各相コイルに供給するようにした。
に持つ逆起電力波形と同一波形を電磁コイルに励磁させることを特徴とするものである。
前記波形は、好適にはホール素子センサにより形成させる。さらに、好適には、前記ホー
ル素子センサにより形成された波形をPWM制御手段を介して形成することができる。
、第1のコイル組(A相コイル)10及び第2のコイル組(B相コイル)12の間に第3
の永久磁石14を介在した構成を備えている。これらコイルと永久磁石は環状(円弧状、
円状)或いは直線状のいずれに構成されても良い。これら環状に形成された場合は、永久
磁石又はコイル相のいずれかがロータとして機能し、これらがリニアに形成された場合に
は、いずれかがスライダとなる。
均等間隔を介して順番に配列された構成を備えている。この第1のコイル組の等価回路図
を図5に示す。図1及び図2によれば、後述のとおり、2相の励磁コイルには、始動回転
中(2π)中常時全コイルを既述した極性で交互励磁させている。したがって、ロータや
スライダ等の被駆動手段を高トルクで回転・駆動することが可能となる。
)が等間隔に直列に接続されている。符号18Aはこの磁気コイルに周波数パルス信号を
印加する駆動回路を示すブロックである。この駆動回路から電磁コイル16にコイルを励
磁させるための励磁信号を流したとき、隣接するコイル間で交互に磁極の向きが変わるよ
うに、各コイルが励磁されるように予め設定されている。図3(2)に示すように、電磁
コイル16が並列に接続されていても良い。このコイルの構造は、A,B相コイルについ
て同様である。
周期で交互に切り替えるための周波数を持った信号を印加すると、図1及び図2に示すよ
うに、ロータ14と面する側の極性がN極→S極→N極と交互に変化する磁気パターンが
A相コイル組10に形成される。周波数信号が逆極性になると、第1磁性体の第3磁性体
側の極性がS極→N極→S極と交互に変化する磁気パターンが発生する。この結果、A相
コイル組10に現れる励磁パターンは周期的に変化する。
はA相コイル組の16に対して位置的にずれて配列されている点が異なる。すなわち、A
相コイル組におけるコイルの配列ピッチとB相コイル組の配列ピッチとが所定のピッチ差
(角度差)を持つようにオフセット配置されている。このピッチ差は、永久磁石14がコ
イル16,18に対して励磁電流の周波数の1周期(2π)に対応して動く角度の(1回
転)、例えば、π/(2/M):Mは永久磁石(N+S)のセット数でM=3である、π
/6が好適である。
ータ14は、二相のコイル組間に配置されており、交互に逆の極性を持った複数の永久磁
石20(黒く塗り潰されている。)が線状(円弧状)に、所定間隔、好適には均等間隔を
介して配列されている。円弧状とは、完全な円、楕円など閉じられたループの他、不特定
環状構造や、半円、扇型をも包含する。
組とB相コイル組との中間に第3の磁性体14が配置されている。永久磁石20の永久磁
石の配列ピッチは、殆どA相コイル10及びB相コイル12における磁気コイルの配列ピ
ッチと同じである。
体構造の動作を、図1及び図2を利用して説明する。既述の励磁回路(図3の18である
。後に説明する。)によって、ある瞬間においてA相コイルとB相コイルの電磁コイル1
6,18には、図1(1)に示すような励磁パターンが発生しているとする。
S→N→S→のパターンで磁極が生じ、B相コイル12の永久磁石14側に臨む表面のコ
イル18には、→N→S→N→S→N→のパターンで磁極が生じる。永久磁石と各相コイ
ルとの磁気的な関係が図示されており、同極間では反発力が発生し、異極間では吸引力が
働く。
波の極性が反転すると、(1)のA相コイル10のコイル16に発生する磁極と永久磁石
20の磁極との間に反発力が発生し、一方、B相コイル12のコイル18に発生している
磁極と永久磁石20の表面の磁極との間に引力が発生しているために、図1(1)乃至図
2(5)に示すように、永久磁石14は、図示右方向に順次移動する。
加されており、図2の(6)乃至(8)に示すように、B相コイル12のコイル18の磁
極と永久磁石20の表面の磁極とが反発して永久磁石14をさらに右方向に移動させる。
(1)乃至(8)はロータ14がπに対応する回転をした場合を示し、(9)以降は同様
にして残りのπ→2πに対応する回転をする。このようにロータはA相コイル列とB相コ
イル列に位相がずれた所定周波数の駆動電流(電圧)信号を供給することにより、回転す
るようになる。
構造は回転モータを構成するものとなり、これらを直線状に形成すると、この磁気構造は
リニアモータを構成するものとなる。ケース、ロータ等の永久磁石と電磁コイルを除く部
分は、非磁性体である樹脂(カーボン系含み)、セラミックス系により軽量化し、ヨーク
を用いないで磁気回路の開放状態にすることにより鉄損失を発生させずパワー・ウエイト
比に優れた回転駆動体が実現できる。
ができるために、永久磁石が発生するトルクが大きくなり、トルク/重量バランスに優れ
、したがって高トルクで駆動可能な小型軽量モータを提供することが可能となる。
励磁電流を印加するための励磁回路18Aの一例を示すブロック図である。この励磁回路
は、A相電磁コイル16及びB相電磁コイル18にそれぞれ制御されたパルス周波数信号
を供給するように構成されている。符号30は水晶発振器であり、符号31はこの発振周
波数信号をM分周して基準パルス信号を発生させるためのM−PLL回路31である。
センサ(例えば、後述のように永久磁石の磁界変化を検出するホール素子センサ)である
。符合34Aは、A相電磁コイルのドライバ回路に検出信号を供給するためのA相側セン
サであり、符号34Bは、B相電磁コイルのドライバ回路に検出信号を供給するためのB
相側センサである。
ためのドライバ32に出力されている。符号33はCPUであり、M―PLL回路31及
びドライバ32に所定の制御信号を出力する。前記ドライバ32はセンサからの検出信号
を直接又はPWM制御して電磁コイルに供給するように構成されている。符号31Aはド
ライバにPWM制御用の基準波を供給するための制御部である。A相コイル列用の磁気セ
ンサ34AとB相コイル列用の磁気センサ34Bは既述のとおり位相差を設けて永久磁石
の磁界をそれぞれ検出しているが、必要におうじて検出信号の位相制御がされて、ドライ
バ32に供給される。符号35はセンサ位相制御部である。
面図、(3)はその側面図、(4)はA相電磁コイル列(5)はB相電磁コイル列を示し
たものである。付された符号は、既述の図において対応する構成部分と同じものである。
、そしてロータを構成する既述の永久磁石14とを備え、A相コイル列とB相コイル列と
の間にロータ14が軸37を中心に回転自在に配置されている。ロータと回転軸は一体に
回転するように、回転軸37はロータの中心にある回転軸用開口孔に圧入されている。図
5の(2)、(4)、(5)に示すように、ロータには6つの永久磁極要素20が円周方
向に均等に設けられ、そして永久磁極要素の極性は交互に反対になるようになっており、
ステータには6つの電磁コイルが円周方向に均等に設けられている。
離)A相コイル列のケース内面側壁に設けられている。A相センサ34AとB相センサ3
4Bとは、A相コイル16に供給される周波数信号とB相コイル18に供給される周波数
信号とに所定の位相差を設けるために互いに位相をシフトさせている。
り、ホール効果を利用したホール素子が好ましい。このセンサを用いることにより、永久
磁石のS極から次のS極までを2πとしたときに、永久磁石がこのどこにあっても永久磁
石の位置をホール素子によって検出可能である。
図6(1)は、コイルに矩形波を供給した場合のコイル両端の電位変化を示している。(
2)はコイル両端の逆起電圧波形を示している。(3)は、コイル両端の消費電流波形を
示している。図7は、二つの相のコイル列間に置かれた永久磁石が、図示右方向に運動し
た場合におけるコイルに発生する逆起電力を説明するための原理図である。
)であり、Cl(m)はコイル長さであり、P[m/s]はコイルの移動速度を示している
。A相コイル16には8−1で示す正弦波様の逆起電圧波形が発生し、B相コイル18に
は8−2で示す、A相コイル列の配列とB相コイル列の配列の位相差に基づく位相差を持
った正弦波用逆起電圧波形が発生する。
いので電流が大きくなる。そのためにモータの発生トルクは大きくなるが、モータの効率
は低下する。効率(η)は、
η=(機械的出力/入力電圧)*100(%)で定義される。
を印加した場合のコイル両端の電圧波形である。(2)はコイルの消費電圧波形を示した
ものである。(2)の領域TTで示されるコイル両端電圧は、供給電圧波形と逆起電圧波
形の差で波形歪のみが発生しコイル両端の消費電流波形は、図6(2)の縦軸のスケール
と図8(2)の縦軸のスケールを比較してみると明らかなように、非常に小さい電流値と
なる。そのために、既述の効率が大きく改善される。波形歪みを改善することによって効
率は一層向上される。アナログ出力型のホール素子は、逆起電圧波形に相当する波形を出
力することができる。このように逆起電力の波形と同波形でコイルを励磁することにより
、効率は矩形波でコイルを励磁することに比較して2−3倍向上される。したがって、こ
のモータを負荷に適用した場合、負荷の動作始動や急加速時での始動トルクを重要視する
局面では、矩形波形をコイルに供給し、モータの安定動作時は正弦波をコイルに供給する
ことによって駆動特性と効率の両立を図ることができる。
駆動回路のブロック図である。すなわち、このセンサは後述の図10(1)に示すように
、逆起電力波形に最も近い正弦波様の出力波を発生するので、このセンサからの出力を直
接コイルに供給することによって、最大効率でモータを運転することができる。符号10
0はセンサ出力の増幅器である。101はロータの正転又は反転制御回路である。A相又
はB相のコイルに供給されるセンサからの検出波形の極性を強制的に反転させることによ
ってロータの回転方向制御することができる。93はこの制御回路に供給される指令信号
の形成部である。A相センサ34Aからの検出信号が増幅されてA相コイルに供給される
。B相センサ34Bからの検出信号が増幅されてB相コイルに供給される。
のアナログ出力波形(正弦波形)を示す。(2)はB相センサからの出力波形である。既
述のとおり、二つのセンサは位相差を持って配置されているために、位相がずれている。
(3)はA相コイルに供給されるA1相駆動波形(図3の端子A1→A2の向きの電圧波
形)であり、(4)はA相コイルに供給されるA2相駆動波形(図3の端子A2→A1の
向き)である。(5)はB相コイルに供給されるB1相駆動波形であり、(6)はB2相
駆動波形である。(7)はA相コイル組間の両端(A1−A2間)波形であり、(8)は
B相コイル組間の両端(B1−B2間)波形である。センサの正弦波出力波形がそれぞれ
の相のコイル組に供給される。
動回路のブロック図である。既述のようにモータを高トルクで運転することが必要な場合
では、コイルに矩形波を供給することの意義がある。モータの回転速度を図示しない回転
速度センサで検出し、モータの回転速度が所定値以上になった場合(安定駆動時)に、駆動
回路は矩形波に代えてセンサのアナログ出力値を直接コイル列に供給するようにする。
ウィンドコンパレータであり、符号124はマルチプレクサである。ウインドコンパレー
タには既述の各相センサの出力値が供給され、センサ出力とヒステリシスレベルの上下限
値とが比較されHレベル信号とLレベル信号が形成され、これがマルチプレクサのスイッ
チング制御によって、A1相の駆動信号又はA2相駆動信号として出力される。B1相コ
イル、B2相コイルの駆動でも同様である。符号123は、ロータの正転又は逆転の回転
方向制御部である。
形であり、(2)はB相センサの出力波形である。(3)はA1相駆動信号としてA相コ
イル組に供給される周波数矩形波形であり、(4)はA1相駆動信号としてA相コイル組
に供給される矩形波形である。(5)及び(6)がB相コイル組に供給される矩形波形で
ある。(7)はA相コイル組両端の電圧波形であり、(8)がB相コイル組両端の電圧波
形である。図12において、ヒステリシス調製用ボリュームはデジタルアナログ変換器に
て外部CPU等から制御しても良い。ヒステリシスレベルを可変にすることによって矩形
波のデューティが変更され、モータ特性のトルク制御が可能となる。例えば、モータ始動
時にヒステリシスレベルを最小にし、効率を犠牲にしてトルク優先でモータを駆動し、ま
た、モータの安定動作時では、ヒステリシスレベルを最大にして高効率を優先としてモー
タ駆動とする。
示しない基本波と比較して、各相コイルに供給される矩形波のデューティ比が制御される
(PWM制御される)ことを示す、駆動回路のブロック図である。すなわち、図14に示す
ように、各相センサ(1)及び(2)の出力がデューティ制御されて、(3)及び(4)
に示すように、各相コイル組に供給される両端電圧となる。
図を示すものである。図1及び2では、ロータの各永久磁極要素間は非磁性体で形成され
ているのに対して、この実施形態のロータでは各永久磁極要素150の間に掛る介在領域
を経ることなく、永久磁極要素同士が密着している。152はロータの回転軸であり、1
54は回転子である。この回転子の円周縁部に連続的に複数の永久磁極要素が配列されて
いる。図15のものでは、図16に示すように、三角波の逆起電力が発生する。したがっ
て、各相コイル列用センサの検出信号を3角波に成形してこれを各相コイルに供給すれば
モータを最大効率で運転することができる。
有特性ではなく電動モータから発生する逆起電力の波形と同波形を用いてモータのコイル
を励磁させることにより、モータそのものを高効率で駆動させることができる。すなわち
、本発明によれば、高効率なモータの駆動システム及び駆動方法を実現することが出来る
。
Claims (16)
- 複数のコイルの組と永久磁石の組み合せを備え、このコイルの組は、交互の異極に励磁
されるように駆動回路から励磁信号が供給されるとともに、前記永久磁石は複数の磁極要
素が交互に異極になるように配置された構造からなり、
前記駆動回路は前記コイル組に所定の周波数を持った励磁信号を供給して、前記コイル
と永久磁石間の磁気的吸引―反発によって前記コイル組と永久磁石とを相対的に移動させ
るように構成されてなり、さらに、
前記駆動回路は前記コイル組に、当該コイル組と永久磁石間の相対移動に応じて発生す
る逆起電圧のパターンに相当する波形信号を当該コイル組に供給するように構成されてな
るモータ。 - 前記駆動回路は、前記永久磁石の磁気変動を検出するホール素子センサを備え、このホ
ール素子センサは前記磁気変化に対応した波形を出力するものであり、当該駆動回路はこ
のホールセンサの出力を前記コイル組に直接供給するように構成されてなる請求項1記載
のモータ。 - 前記コイル組として複数の相を備えるとともに、各相毎にホール素子センサを配置して
なる請求項2記載のモータ。 - 前記複数相のコイル組間のコイル配置を互いにシフトしてなり、かつ前記複数相間のホ
ール素子センサの配置もシフトしてなる請求項3記載のモータ。 - 前記駆動回路への電源供給時に、前記ホール素子からの出力が前記複数相のコイル組に
供給すると前記永久磁石が回転できるように、前記複数相のコイル組のコイル位置のシフ
ト量が決定されてなる請求項4記載のモータ。 - 環状になった前記複数のコイル相間に前記永久磁石からなるロータが配置されてなる請
求項3又は4記載のモータ。 - モータの始動時には矩形波を前記駆動回路が前記各相コイルに供給し、モータの安定動
作時には前記逆起電圧波形を前記各相コイルに供給するようにした請求項2−6のいずれ
か1項記載のモータ。 - 前記駆動回路は、前記永久磁石の磁気変動を検出するセンサを備え、このセンサは前記
逆起電圧のパターンに相当する検出信号パターンを発生し、このセンサ出力を前記コイル
組に直接供給するように構成されてなる請求項1記載のモータ。 - 前記駆動回路は前記センサ出力をPMW制御するPMW制御部を備える請求項8記載の
モータ。 - 交流電動モータの駆動システムであって、前記交流電動モータが固有に持つ逆起電力波
形と同一波形を電磁コイルに励磁させることを特徴とする駆動システム。 - 前記波形をホール素子センサにより形成させたことを特徴とする請求項10記載のシス
テム。 - 前記ホール素子センサにより形成された波形をPWM制御手段を介して形成した請求項
11記載のシステム。 - 請求項2記載のモータであって、前記出力波形が正弦波様波形又は三角波形であるモー
タ。 - 複数のコイルからなるコイル体と永久磁石との組み合せを備え、この前記コイル体の
複数のコイルは交互の異極に励磁されるように駆動回路から励磁信号が前記コイル体に供
給され、前記永久磁石は複数の磁極要素が交互に異極になるように配置された構造からな
るとともに、複数相からなる前記コイル体に前記複数相に位相差を設けてなり、各相の前
記コイル体の駆動回路は配置された前記永久磁石の同異極間は磁束密度が零となり、その
同異極間を2πとした位相に対しホール素子センサの出力最大値となると共に、前記2π
間のπとした位相に前記ホール素子センサの出力最小値となるように前記ホール素子セン
サを配置し、各相として設けられた前記ホール素子センサからのアナログ出力信号を各相
に対応した前記コイル体に前記π間のπ/2とした位相を未励磁期間とし、且つ前記π/
2を境に電流の正極性/負極性とする切替点を設け増幅し励磁信号として供給することに
より可動部を正方向に移動させ、更に前記電流の前記正極性/負極性を負極性/正極性に
切り替え前記コイル体に増幅し励磁信号として供給することにより前記可動部を逆方向に
移動させてなる正逆方向制御できる電動モータ。 - 各相の前記ホール素子センサからのアナログ出力信号を各相の前記コイル体に対してP
WM波形に形成し前記励磁信号として供給し高効率なトルク駆動制御できる請求項14記
載の電動モータ。 - 前記ホール素子センサからのアナログ出力信号を前記2πの位相と前記πの位相基準と
した±位相量を任意に設定しPWM2波形を形成し前記励磁信号として供給し任意のトル
ク駆動制御できる請求項14記載または請求項15記載の電動モータ。
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