JP2007336611A - 同期モータの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】同期モータの複数相の巻線のうち、いずれか1相が何等かの原因で通電不能になった場合でも、確実に同期モータを始動できるようにする。
【解決手段】CPU38は、同期モータ13を駆動するモータ駆動回路35の各相のスイッチング素子35の巻線33側の検出電圧Vu,Vv,Vwとバッテリ34の電圧Vbを常時監視して、同期モータ13の始動時に最初の通電相が通電不能になっている否かを判定する。その結果、同期モータ13の始動時に最初の通電相が通電不能になっていることが検出されたときに、同期モータ13を本来の回転方向とは逆方向に少しだけ回転させるように通電相を本来の切り換え順序とは逆の順序で切り換える逆転制御を一時的に行った後に、通電相の切り換え順序を本来の切り換え順序に戻して同期モータ13を本来の回転方向に始動する。
【選択図】図4
【解決手段】CPU38は、同期モータ13を駆動するモータ駆動回路35の各相のスイッチング素子35の巻線33側の検出電圧Vu,Vv,Vwとバッテリ34の電圧Vbを常時監視して、同期モータ13の始動時に最初の通電相が通電不能になっている否かを判定する。その結果、同期モータ13の始動時に最初の通電相が通電不能になっていることが検出されたときに、同期モータ13を本来の回転方向とは逆方向に少しだけ回転させるように通電相を本来の切り換え順序とは逆の順序で切り換える逆転制御を一時的に行った後に、通電相の切り換え順序を本来の切り換え順序に戻して同期モータ13を本来の回転方向に始動する。
【選択図】図4
Description
本発明は、同期モータのロータの回転角を検出しながら通電相を順次切り換える同期モータの制御装置に関する発明である。
同期モータを制御する技術として、特許文献1(特開2004−23890号公報)に示すように、同期モータのロータの回転に同期してパルス信号を出力するエンコーダ(回転角検出手段)を搭載し、このエンコーダのパルス信号のカウント値に基づいてロータの回転角を検出して同期モータの通電相(励磁相)を順次切り換えることでロータを目標位置まで回転駆動するフィードバック制御を行うようにしたものがある。
特開2004−23890号公報(第1頁等)
しかし、上記特許文献1の技術では、同期モータの3相の巻線のうち、いずれか1相が何等かの原因で通電不能になった場合、最初の通電相が通電不能であると、同期モータを始動できなくなるという問題があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、同期モータの複数相の巻線のうち、いずれか1相が何等かの原因で通電不能になった場合でも、確実に同期モータを始動することができる同期モータの制御装置を提供することにある。
同期モータは、一旦、回転し始めると、いずれか1相が通電不能になっていても、ロータに慣性エネルギーを蓄積しており、通電不能な相があることにより瞬間的にトルクを発生しない状態があったとしても、ロータに蓄積した慣性エネルギーによりモータの回転を継続させることが可能であるため、同期モータの始動時に最初の通電相が通電不能でなければ、同期モータを始動することが可能である。また、同期モータにおいて、ロータの回転位置が同じであれば、正回転方向始動時と逆回転方向始動時では最初の通電相が必ず違う通電相になると言う特長を有している。すなわち、いずれかの1相が通電不能であることにより正(逆)回転方向へ始動することができない場合であっても、逆(正)回転方向には必ず始動することができると言う特長を有していることになる。
この特性に着目し、請求項1に係る発明は、同期モータの始動時に最初の通電相の通電状態を検出する通電状態検出手段を備え、前記通電状態検出手段により同期モータの始動時に最初の通電相が通電不能になっていることが検出されたときに前記同期モータを本来の回転方向とは逆方向(以下「逆転方向」という)に少しだけ回転させるように通電相を本来の切り換え順序とは逆の順序で切り換える逆転制御を一時的に行った後に通電相の切り換え順序を本来の切り換え順序に戻して前記同期モータを本来の回転方向に始動するようにしたものである。
前述したように、本来の回転方向に始動する場合の最初の通電相と逆転方向に始動する場合の最初の通電相とは異なるため、本来の回転方向に始動する場合の最初の通電相が通電不能になっている場合でも、逆転方向には回転させることが物理的に可能である。従って、一旦逆転方向に始動すれば、その最初の通電相に正常に通電することができ、同期モータを逆転させることができる。これにより、同期モータを少しだけ逆転させた後、同期モータを本来の回転方向に始動するように通電相を切り換えれば、その最初の通電相に正常に通電することができ、同期モータを本来の回転方向に始動することができる。これにより、同期モータの複数相の巻線のうち、いずれか1相が何等かの原因で通電不能になった場合でも、確実に同期モータを始動することができる。
この場合、請求項2のように、逆転制御時に、前記始動不能検出手段により通電不能が検出された相以外の相に通電し、逆転制御の最後の通電相が通電不能が検出された相とならないように逆転制御を終了するようにすると良い。要するに、逆転制御の最後の通電相が通電不能であると、逆転制御終了後もロータが慣性により本来の逆転停止位置で止まらないため、逆転制御終了後に同期モータを本来の回転方向に始動する際に、その最初の通電相と同期モータの回転角との関係がずれて正常に始動できなくなる可能性がある。この対策として、請求項2のように、逆転制御の最後の通電相が通電不能が検出された相とならないように逆転制御を終了すれば、逆転制御終了時に本来の逆転停止位置で停止させることができ、逆転制御終了後に同期モータを本来の回転方向に始動する際に、その最初の通電相と同期モータの回転角との関係がずれて正常に始動できなくなることを防止することができる。
この場合、逆転制御の最後の通電相の通電時間が短すぎると、ロータが慣性により本来の逆転停止位置で止まらない可能性があるため、請求項3のように、逆転制御の最後の通電相の通電時間は、同期モータの逆転停止位置を保持するのに必要な時間に設定することが望ましい。これにより、逆転制御終了時にロータを本来の逆転停止位置でより確実に停止させることができる。
以上説明した請求項1〜3に係る発明は、スイッチトリラクタンスモータ等の同期モータを駆動源とする各種の位置切換装置に適用でき、例えば、請求項4のように、車両の自動変速機のレンジを切り換えるレンジ切換機構を駆動する同期モータの制御装置に適用しても良い。これにより、モータそのものやモータドライバを多重化してコストアップすることなく信頼性の高いモータ駆動式のレンジ切換装置を構成することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態をモータ駆動式のレンジ切換装置に適用して具体化した一実施例を説明する。
まず、図1及び図2に基づいてレンジ切換機構11の構成を説明する。レンジ切換機構11は、自動変速機12のレンジを、パーキングレンジ(P)、リバースレンジ(R)、ニュートラルレンジ(N)、ドライブレンジ(D)に切り換えるためのものである。このレンジ切換機構11の駆動源となるモータ13は、例えばスイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)等の同期モータにより構成され、減速機構14(図2参照)を内蔵し、この減速機構14の回転軸に出力軸15が嵌合連結されている。
この出力軸15には、自動変速機12の油圧回路のマニュアルバルブ17を切り換えるためのディテントレバー18が固定されている。このディテントレバー18にはL字形のパーキングロッド19が固定され、このパーキングロッド19の先端部に設けられた円錐体20がロックレバー21に当接している。このロックレバー21は、円錐体20の位置に応じて軸22を中心にして上下動してパーキングギヤ23をロック/ロック解除するようになっている。このパーキングギヤ23は、自動変速機12の出力軸に設けられ、このパーキングギヤ23がロックレバー21によってロックされると、車両の駆動輪が回り止めされた状態(パーキング状態)に保持される。
また、ディテントレバー18には、マニュアルバルブ17のスプール弁24が連結され、モータ13によって出力軸15と一体にディテントレバー18を回動させることで、マニュアルバルブ17のスプール弁24の位置を切り換えて自動変速機12に内蔵された油圧クラッチを、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジのいずれかの状態に切り換える。
ディテントレバー18には、スプール弁24を上記各レンジに対応する位置に保持するための4個の凹部25が形成され、ディテントレバー18を各レンジに対応する位置に保持するためのディテントバネ26がマニュアルバルブ17に固定されている。このディテントバネ26の先端に設けられた係合部27がディテントレバー18の目標レンジの凹部25に嵌まり込むことで、ディテントレバー15が目標レンジの回転角で保持されて、マニュアルバルブ17のスプール弁24の位置が目標レンジの位置で保持されるようになっている。
Pレンジでは、パーキングロッド19がロックレバー21に接近する方向に移動して、円錐体20の太い部分がロックレバー21を押し上げてロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ23に嵌まり込んでパーキングギヤ23をロックした状態となり、それによって、自動変速機12の出力軸(駆動輪)がロックされた状態(パーキング状態)に保持される。
一方、Pレンジ以外のレンジでは、パーキングロッド19がロックレバー21から離れる方向に移動して、円錐体20の太い部分がロックレバー21から抜け出てロックレバー21が下降し、それによって、ロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ20から外れてパーキングギヤ20のロックが解除され、自動変速機12の出力軸が回転可能な状態(走行可能な状態)に保持される。
次に、レンジ切換機構11の駆動源となる同期モータ13の構成を図3及び図4に基づいて説明する。本実施例では、同期モータ13として、スイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)が用いられている。この同期モータ13は、ステータ31とロータ32が共に突極構造を持つモータで、永久磁石が不要で構造が簡単であるという利点がある。円筒状のステータ31の内周部には、例えば12個の突極31aが等間隔に形成され、これに対して、ロータ32の外周部には、例えば8個の突極32aが等間隔に形成され、ロータ32の回転に伴い、ロータ32の各突極32aがステータ31の各突極31aと微小ギャップを介して順番に対向するようになっている。ステータ31の12個の突極31aには、U相、V相、W相の合計12個の巻線33が順番に巻回されている。
図3に示すように、ステータ31の突極31aの幅θ1 とその凹部幅θ2 との関係は、θ1 =θ2 に設定され、突極31aの総数が12個の場合は、突極31aの幅θ1 とその凹部幅θ2 はそれぞれ15°となる。
θ1 =θ2 =360°/(12×2)=15°
θ1 =θ2 =360°/(12×2)=15°
また、ロータ32の突極32aの幅θ3 とその凹部幅θ4 との関係は、θ3 =θ4 に設定され、突極32aの総数が8個の場合は、突極32aの幅θ3 とその凹部幅θ4 はそれぞれ22.5°となる。
θ3 =θ4 =360°/(8×2)=22.5°
尚、ステータ31とロータ32の突極31a,32aの数は適宜変更しても良いことは言うまでもない。
θ3 =θ4 =360°/(8×2)=22.5°
尚、ステータ31とロータ32の突極31a,32aの数は適宜変更しても良いことは言うまでもない。
図3に示すように、U相、V相、W相の合計12個の巻線33の巻回順序は、ステータ31の12個の突極31aに対して、例えば、V相→W相→U相→V相→W相→U相→V相→W相→U相→V相→W相→U相の順序で巻回されている。図4に示すように、U相、V相、W相の合計12個の巻線33がY結線され、各相の4個の巻線33はそれぞれ並列に接続されている。尚、各相の4個の巻線33を直列に接続しても良い。
図4に示すように、この同期モータ13は、車両に搭載されたバッテリ34を電源としてモータ駆動回路35によって駆動される。このモータ駆動回路35は、各相毎にMOS−FET等のスイッチング素子36を1個ずつ設けたユニポーラ駆動方式の回路構成となっているが、各相毎にスイッチング素子を2個ずつ設けたバイポーラ駆動方式の回路構成を採用しても良い。本実施例では、Y結線された巻線33の中性点を、バッテリ34の正極側に接続し、各相の巻線33の一端をモータ駆動回路35の各相のスイッチング素子36に接続した構成となっている。このモータ駆動回路35の各相のスイッチング素子35のオン/オフは、レンジ切換制御装置37のCPU38によって制御される。
また、同期モータ13には、ロータ32の回転角を検出する回転角検出手段としてエンコーダ30(図2参照)が設けられている。このエンコーダ30は、例えば磁気式のロータリエンコーダにより構成されており、同期モータ13のロータ32の回転に同期してA相、B相、Z相のパルス信号をレンジ切換制御装置37に出力するように構成されている。このレンジ切換制御装置37のCPU38は、エンコーダ30から出力されるA相信号とB相信号の立ち上がり/立ち下がりの両方のエッジをカウントして、そのエンコーダカウント値に応じてモータ駆動回路35によって同期モータ13の通電相を所定の順序で切り換えることで同期モータ13を回転駆動する。
この際、A相信号とB相信号の発生順序によって同期モータ13の回転方向を判定し、正回転(Pレンジ→Dレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントアップし、逆回転(Dレンジ→Pレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントダウンする。これにより、同期モータ13が正回転/逆回転のいずれの方向に回転しても、エンコーダカウント値と同期モータ13の回転角との対応関係が維持されるため、正回転/逆回転のいずれの回転方向でも、エンコーダカウント値によって同期モータ13の回転角を検出して、その回転角に対応した相の巻線に通電して同期モータ13を回転駆動できるようになっている。尚、エンコーダ30のZ相信号は、ロータ32の基準回転角を検出するのに用いられる。
運転者が自動変速機12のシフトレバーを操作すると、ECU37は、シフトレバーの操作で選択されたレンジに対応する目標回転角(エンコーダカウント値の目標値)を設定して、同期モータ13への通電を開始し、エンコーダカウント値が目標値と一致する位置で停止するように同期モータ13をフィードバック制御する。このフィードバック制御中は、エンコーダ30のA相・B相信号出力タイミングに同期して、同期モータ13の回転方向に応じて、U相通電→UV相通電→V相通電→VW相通電→W相通電→UW相通電の順序又はその反対の順序で通電相を切り換える。ちなみに、図5は、同期モータ13を逆回転方向(Dレンジ→Pレンジの回転方向)に回転させる場合の通電相の切り換え順序を示している。図3の構成の同期モータ13では、ロータ32が7.5°回転する毎に通電相が切り換えられる。
一旦、同期モータ13が回転し始めると、いずれか1相の巻線33が断線していても、ロータ32は慣性エネルギーにより回り続けるため、フィードバック制御が可能である。
しかし、同期モータ13の始動時に最初の通電相が通電不能であると、同期モータ13を始動できなくなる。
しかし、同期モータ13の始動時に最初の通電相が通電不能であると、同期モータ13を始動できなくなる。
そこで、レンジ切換制御装置37のCPU38は、同期モータ13の始動時に最初の通電相が通電不能になっていることが検出されたときに、同期モータ13を本来の回転方向とは逆方向(以下「逆転方向」という)に少しだけ回転させるように通電相を本来の切り換え順序とは逆の順序で切り換える逆転制御を一時的に行った後に通電相の切り換え順序を本来の切り換え順序に戻して同期モータ13を本来の回転方向に始動するようにしている。要するに、本来の回転方向に始動する場合の最初の通電相と逆転方向に始動する場合の最初の通電相とは異なるため、本来の回転方向に始動する場合の最初の通電相が通電不能になっている場合でも、逆転方向に始動すれば、その最初の通電相に正常に通電することができ、同期モータ13を逆転させることができる。これにより、同期モータ13を少しだけ逆転させた後、同期モータ13を本来の回転方向に始動するように通電相を切り換えれば、その最初の通電相に正常に通電することができ、同期モータ13を本来の回転方向に始動することができる。
本実施例では、レンジ切換制御装置37のCPU38は、同期モータ13の始動時に最初の通電相が通電不能になっていることを早期に検出するために、モータ駆動回路35の各相のスイッチング素子35の巻線33側の検出電圧Vu,Vv,Vwとバッテリ34の電圧Vbを常時監視して、同期モータ13の始動時に最初の通電相が通電不能になっている否かを次のようにして判定する。
例えば、U相のスイッチング素子35が正常にオン・オフ可能でU相の巻線33に正常に通電・非通電を制御できる場合、U相のスイッチング素子35をオン状態に制御すればU相のスイッチング素子35の巻線33側の検出電圧Vuがほぼ0Vになり、U相のスイッチング素子35をオフ状態に制御すればU相のスイッチング素子35の巻線33側の検出電圧Vuがほぼバッテリ34の電圧Vbと等しくなる。ところがU相のスイッチング素子35がオンしない故障が発生した場合、U相のスイッチング素子35をオン状態に制御してもU相のスイッチング素子35の巻線33側の検出電圧Vuがほぼバッテリ34の電圧Vbと等しくなり、異常であることが検出できる。また、U相の巻線33又はその電源線が断線したりして、U相の巻線33が通電不能な状態になると、U相のスイッチング素子35をオフ状態に制御してもU相のスイッチング素子35の巻線33側の検出電圧Vuがほぼ0Vとなり、異常であることが検出できる。従って、同期モータ13の始動時に最初の通電相のスイッチング素子35の巻線33側の検出電圧とスイッチング素子35のオン・オフの状態とを比較することで、最初の通電相が通電不能になっている否かを判定できる。
前述したように、レンジ切換制御装置37のCPU38は、同期モータ13の始動時に最初の通電相が通電不能になっていることが検出されたときに、図6及び図7に示すように、通電相を本来の切り換え順序とは逆の順序で切り換える逆転制御を一時的に実行する。
例えば、要求された始動時の回転方向が正回転方向(U相通電→UV相通電→V相通電→VW相通電→W相通電→UW相通電の切り換え順序)の場合は、図6に示すように、最初の通電相となるU相が通電不能であれば、W相通電→VW相通電→V相通電の順序で切り換え、最初の通電相となるV相が通電不能であれば、U相通電→UW相通電→W相通電の順序で切り換え、最初の通電相となるW相が通電不能であれば、V相通電→UV相通電→U相通電の順序で切り換える。この際、各通電相の切り替えはタイマによって制御し、所定時間毎(例えば100msec毎)に通電相を切り替える。
一方、要求された始動時の回転方向が逆回転方向(W相通電→VW相通電→V相通電→UV相通電→U相通電→UW相通電の切り換え順序)の場合は、図7に示すように、最初の通電相となるU相が通電不能であれば、V相通電→VW相通電→W相通電の順序で切り換え、最初の通電相となるV相が通電不能であれば、W相通電→UW相通電→U相通電の順序で切り換え、最初の通電相となるW相が通電不能であれば、U相通電→UV相通電→V相通電の順序で切り換える。この場合も、各通電相の切り替えはタイマによって制御し、所定時間毎(例えば100msec毎)に通電相を切り替える。
ところで、逆転制御の最後の通電相が通電不能であると、逆転制御終了後もロータ32が慣性により本来の逆転停止位置で止まらないため、逆転制御終了後に同期モータ13を本来の回転方向に始動する際に、その最初の通電相と同期モータ13の回転角との関係がずれて正常に始動できなくなる可能性がある。
この対策として、本実施例では、図6及び図7に示すように、逆転制御時に、通電不能が検出された相以外の相のみに通電し、逆転制御の最後の通電相が通電不能が検出された相とならないように逆転制御を終了する。
また、逆転制御の最後の通電相の通電時間が短すぎると、ロータ32が慣性エネルギーにより本来の逆転停止位置で止まらない可能性があるため、本実施例では、逆転制御の少なくとも最後の通電相の通電時間を、同期モータ13の逆転停止位置を保持するのに必要な時間(例えば100ms)以上に設定している。これにより、逆転制御終了時にロータ32を本来の逆転停止位置でより確実に停止させることができる。
尚、通電相の適正な通電時間の長さは、実際に同期モータ13の回転が止まる時間(実験値)に対して余裕度をもって定数として設定するが、当然のことながら、適用する個々の同期モータの特性によって定数で定義する適正な通電時間の長さは異なってくることは言うまでもない。
また、逆転制御終了時の同期モータ13の回転停止の確認をエンコーダ30のパルス信号に基づいて確認しても良いが、この場合も、エンコーダ30の分解能に左右されるため、エンコーダ30のパルス信号の変化が止まってから所定時間が経過するのを待つ必要がある。従って、逆転制御の少なくとも最後の通電相の通電時間が長ければ、同期モータ13の回転停止の確認をエンコーダ30のパルス信号に基づいて確認しなくても良い。
前述したように、逆転制御時の通電制御はタイマによって各通電相への通電の継続時間を定義し、制御を実行するのに対して、通常始動制御では、エンコーダ30のパルス信号を割込信号として通電相を再計算してフィードバック制御する。従って、逆転制御時の通電制御は、同期モータ13の通電相に対して1−2相励磁方式で通電処理を行うことは通常始動制御と同一であるが、通電相を切り替えるタイミングの制御をタイマで行う点が、これをエンコーダ30のパルス信号に基づいて制御する通常始動制御とは異なる。
以上説明した本実施例の同期モータ13の始動制御は、レンジ切換制御装置37のCPU38によって図8乃至図10の各ルーチンに従って実行される。以下、これら各ルーチンの処理内容を説明する。
[始動制御ルーチン]
図8の始動制御ルーチンは、同期モータ13の始動時に実行され、特許請求の範囲でいう制御手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まずステップ101で、最初の通電相がU相、V相、W相のいずれであるか判定し、次のステップ102で、最初の通電相のスイッチング素子36をオンして最初の通電相に通電する処理を実行する。
図8の始動制御ルーチンは、同期モータ13の始動時に実行され、特許請求の範囲でいう制御手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まずステップ101で、最初の通電相がU相、V相、W相のいずれであるか判定し、次のステップ102で、最初の通電相のスイッチング素子36をオンして最初の通電相に通電する処理を実行する。
この後、ステップ103に進み、後述する図9の通電状態検出ルーチンを実行して、最初の通電相の通電状態を検出する。そして、次のステップ104で、図9の通電状態検出ルーチンの検出結果に基づいて最初の通電相が通電不能であるか否かを判定し、最初の通電相への通電が正常に行われていると判定されれば、ステップ105に進み、通常始動制御を行い、要求された始動時の回転方向への通電相の切り換えをエンコーダカウント値に応じて順次実行して同期モータ13を始動する。
これに対して、上記ステップ104で、最初の通電相が通電不能と判定されれば、ステップ106に進み、後述する図10の逆転制御ルーチンを実行して、逆転制御を行い、同期モータ13を本来の回転方向とは逆方向に少しだけ回転させるように通電相を本来の切り換え順序とは逆の順序で切り換える。そして、次のステップ107で、逆転制御終了時の逆転停止位置から通電相の切り換え順序を本来の切り換え順序に戻して同期モータ13を本来の回転方向に始動する。
このステップ107における逆転停止位置からの始動制御は、上記ステップ105の通常始動制御と同じ制御が行われる。この場合、エンコーダ30のパルス信号に基づいてフィードバック制御を行うことになるので、通電不能な相に対して通電指令を出すことになるが、単に通電不能な相に通電できていないだけであり、それまでにロータ32の回転が立ち上がってロータ32に慣性エネルギーが蓄積されているため、この蓄積されたエネルギーが負荷より大きければ、何の問題もなくロータ32が回転を継続する。
この始動制御の終了後は、モータフィードバック制御ルーチン(図示せず)を実行して、エンコーダカウント値が目標値(シフトレバーの操作で選択されたレンジに対応する目標回転角)と一致する位置で停止するように同期モータ13をフィードバック制御する。
[通電状態検出ルーチン]
図9の通電状態検出ルーチンは、上記図8の始動制御ルーチンのステップ103で起動されるサブルーチンであり、特許請求の範囲でいう通電状態検出手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まずステップ201で、最初の通電相がU相であるか否かを判定し、最初の通電相がU相であれば、ステップ202に進み、U相のスイッチング素子35の巻線33側の検出電圧Vuがほぼバッテリ電圧Vbと等しいか否かを判定する。その結果、U相の検出電圧Vuがほぼバッテリ電圧Vbと等しいと判定されれば、U相が通電不能であると判定し(ステップ203)、U相の検出電圧Vuがほぼ0Vであると判定されれば、U相通電が正常であると判定する(ステップ204)。
図9の通電状態検出ルーチンは、上記図8の始動制御ルーチンのステップ103で起動されるサブルーチンであり、特許請求の範囲でいう通電状態検出手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まずステップ201で、最初の通電相がU相であるか否かを判定し、最初の通電相がU相であれば、ステップ202に進み、U相のスイッチング素子35の巻線33側の検出電圧Vuがほぼバッテリ電圧Vbと等しいか否かを判定する。その結果、U相の検出電圧Vuがほぼバッテリ電圧Vbと等しいと判定されれば、U相が通電不能であると判定し(ステップ203)、U相の検出電圧Vuがほぼ0Vであると判定されれば、U相通電が正常であると判定する(ステップ204)。
上記ステップ201で、最初の通電相がU相でないと判定されれば、ステップ205に進み、最初の通電相がV相であるか否かを判定し、最初の通電相がV相であれば、ステップ206に進み、V相のスイッチング素子35の巻線33側の検出電圧Vvがほぼバッテリ電圧Vbと等しいか否かを判定する。その結果、V相の検出電圧Vvがほぼバッテリ電圧Vbと等しいと判定されれば、V相が通電不能であると判定し(ステップ207)、V相の検出電圧Vvがほぼ0Vであると判定されれば、V相通電が正常であると判定する(ステップ208)。
また、上記ステップ201とステップ205で、いずれも「No」と判定されれば、最初の通電相がW相であると判断して、ステップ209に進み、W相のスイッチング素子35の巻線33側の検出電圧Vwがほぼバッテリ電圧Vbと等しいか否かを判定する。その結果、W相の検出電圧Vwがほぼバッテリ電圧Vbと等しいと判定されれば、W相が通電不能であると判定し(ステップ210)、W相の検出電圧Vwがほぼ0Vであると判定されれば、W相通電が正常であると判定する(ステップ211)。
[逆転制御ルーチン]
図10の逆転制御ルーチンは、上記図8の始動制御ルーチンのステップ106で起動されるサブルーチンであり、特許請求の範囲でいう制御手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まずステップ301で、要求回転方向が正回転方向であるか否かを判定し、要求回転方向が正回転方向であれば、ステップ302に進み、前記図9の通電状態検出ルーチンの処理結果に基づいてU相が通電不能であるか否かを判定する。
図10の逆転制御ルーチンは、上記図8の始動制御ルーチンのステップ106で起動されるサブルーチンであり、特許請求の範囲でいう制御手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まずステップ301で、要求回転方向が正回転方向であるか否かを判定し、要求回転方向が正回転方向であれば、ステップ302に進み、前記図9の通電状態検出ルーチンの処理結果に基づいてU相が通電不能であるか否かを判定する。
その結果、U相が通電不能であると判定された場合は、ステップ303に進み、まずW相の通電をタイマによって所定時間(例えば100msec)だけ実行し、その後、ステップ304に進み、V相とW相の通電をタイマによって所定時間(例えば100msec)だけ実行し、その後、ステップ305に進み、V相の通電をタイマによって所定時間(例えば100msec)だけ実行して逆転制御を終了する。
一方、上記ステップ302で、U相が通電不能でないと判定されれば、ステップ306に進み、前記図9の通電状態検出ルーチンの処理結果に基づいてV相が通電不能であるか否かを判定する。その結果、V相が通電不能であると判定されれば、ステップ307に進み、まずU相の通電をタイマによって所定時間(例えば100msec)だけ実行し、その後、ステップ308に進み、U相とW相の通電をタイマによって所定時間(例えば100msec)だけ実行し、その後、ステップ309に進み、W相の通電をタイマによって所定時間(例えば100msec)だけ実行して逆転制御を終了する。
また、上記ステップ302とステップ306でいずれも「No」と判定されれば、W相が通電不能であると判断して、ステップ310に進み、まずV相の通電をタイマによって所定時間(例えば100msec)だけ実行し、その後、ステップ311に進み、U相とV相の通電をタイマによって所定時間(例えば100msec)だけ実行し、その後、ステップ312に進み、U相の通電をタイマによって所定時間(例えば100msec)だけ実行して逆転制御を終了する。
一方、上記ステップ301の判定結果が「No」の場合、つまり要求回転方向が逆回転方向である場合は、ステップ313に進み、前記図9の通電状態検出ルーチンの処理結果に基づいてU相が通電不能であるか否かを判定する。
その結果、U相が通電不能であると判定された場合は、ステップ314に進み、まずV相の通電をタイマによって所定時間(例えば100msec)だけ実行し、その後、ステップ315に進み、V相とW相の通電をタイマによって所定時間(例えば100msec)だけ実行し、その後、ステップ316に進み、W相の通電をタイマによって所定時間(例えば100msec)だけ実行して逆転制御を終了する。
一方、上記ステップ313で、U相が通電不能でないと判定されれば、ステップ317に進み、前記図9の通電状態検出ルーチンの処理結果に基づいてV相が通電不能であるか否かを判定する。その結果、V相が通電不能であると判定されれば、ステップ318に進み、まずW相の通電をタイマによって所定時間(例えば100msec)だけ実行し、その後、ステップ319に進み、U相とW相の通電をタイマによって所定時間(例えば100msec)だけ実行し、その後、ステップ320に進み、U相の通電をタイマによって所定時間(例えば100msec)だけ実行して逆転制御を終了する。
また、上記ステップ313とステップ317でいずれも「No」と判定されれば、W相が通電不能であると判断して、ステップ321に進み、まずU相の通電をタイマによって所定時間(例えば100msec)だけ実行し、その後、ステップ322に進み、U相とV相の通電をタイマによって所定時間(例えば100msec)だけ実行し、その後、ステップ323に進み、V相の通電をタイマによって所定時間(例えば100msec)だけ実行して逆転制御を終了する。
尚、本実施例では、逆転制御時の各通電相の通電時間を同一に設定したが、各通電相の通電時間をそれぞれ異なる時間に設定しても良い。例えば、逆転制御時の最初と最後の通電相の通電時間を中間の通電相の通電時間よりも長い時間に設定したり、最後の通電相の通電時間のみを長い時間に設定しても良い。
以上説明した本実施例によれば、同期モータ13の始動時に最初の通電相が通電不能になっていることが検出されたときに、同期モータ13を本来の回転方向とは逆方向に少しだけ回転させるように通電相を本来の切り換え順序とは逆の順序で切り換える逆転制御を一時的に行った後に通電相の切り換え順序を本来の切り換え順序に戻して同期モータ13を本来の回転方向に始動するようにしたので、同期モータ13の3相の巻線33のうち、いずれか1相が何等かの原因で通電不能になった場合でも、確実に同期モータ13を始動することができる。
尚、本実施例では、同期モータ13の始動制御中に、1相通電と2相通電とを交互に切り換える1−2相励磁方式で駆動するようにしたが、1相通電のみで駆動する1相励磁方式、又は2相通電のみで駆動する2相励磁方式を採用しても良い。
また、本発明に用いるエンコーダ(回転角検出手段)は、磁気式のエンコーダ30に限定されず、例えば、光学式のエンコーダやブラシ式のエンコーダを用いても良い。
また、本発明に用いる同期モータは、SRモータに限定されず、エンコーダカウント値に基づいてロータの回転角を検出して通電相を順次切り換えるものであれば、SRモータ以外の同期モータを用いても良い。
また、本発明に用いる同期モータは、SRモータに限定されず、エンコーダカウント値に基づいてロータの回転角を検出して通電相を順次切り換えるものであれば、SRモータ以外の同期モータを用いても良い。
その他、本発明は、レンジ切換装置に限定されず、SRモータ等の同期モータを駆動源とする各種の装置に適用して実施できることは言うまでもない。
11…レンジ切換機構、12…自動変速機、13…同期モータ、14…減速機構、15…出力軸、17…マニュアルバルブ、18…ディテントレバー、19…パーキングロッド、21…ロックレバー、23…パーキングギヤ、24…スプール弁、25…凹部、26…ディテントバネ、27…係合部、30…エンコーダ(回転角検出手段)、31…ステータ、32…ロータ、33…巻線、34…バッテリ、35…モータ駆動回路、36…スイッチング素子、37…レンジ切換制御装置、38…CPU(制御手段,通電状態検出手段)
Claims (4)
- 同期モータと、この同期モータのロータの回転角を検出する回転角検出手段と、この回転角検出手段の検出結果に基づいて前記同期モータの通電相を順次切り換えることで前記ロータを目標位置まで回転駆動する制御手段とを備えた同期モータの制御装置において、 前記同期モータの始動時に最初の通電相の通電状態を検出する通電状態検出手段を備え、
前記制御手段は、前記通電状態検出手段により前記同期モータの始動時に最初の通電相が通電不能になっていることが検出されたときに前記同期モータを本来の回転方向とは逆方向に少しだけ回転させるように通電相を本来の切り換え順序とは逆の順序で切り換える逆転制御を一時的に行った後に通電相の切り換え順序を本来の切り換え順序に戻して前記同期モータを本来の回転方向に始動することを特徴とする同期モータの制御装置。 - 前記制御手段は、前記逆転制御時に、前記始動不能検出手段により前記通電不能が検出された相以外の相に通電し、前記逆転制御の最後の通電相が前記通電不能が検出された相とならないように前記逆転制御を終了することを特徴とする請求項1に記載の同期モータの制御装置。
- 前記逆転制御の最後の通電相の通電時間は、前記同期モータの逆転停止位置を保持するのに必要な時間に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の同期モータの制御装置。
- 前記同期モータは、車両の自動変速機のレンジを切り換えるレンジ切換機構を駆動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の同期モータの制御装置。
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