JP2007331425A - 作業車両 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】機体2の後部に装着自在としたバックホウ9を用いて作業中であることを作業機作業感知手段25が感知した時に副変速装置83が最低速位置に有り、主変速装置82が第1速位置にあること(さらにエンジン回転数が所定回転以下であることを含めても良い)を条件に、前向きシート8又は後向きシート8’のいずれに着座している作業者でも容易に操作できる位置にある微速スイッチ94をオンすると、前後進切替クラッチ81が作動して機体2が徐行速度で前進又は後進が可能となる。こうしてバックホウ作業において、安全に機体を移動可能とすることができる。
【選択図】図8
Description
しかし農業用トラクタなどの作業車両を用いて行う作業の中には微速で前後進をすることが必要な場合がある。このとき、前記常時噛合式のギア変速装置の場合はクラッチペダルを半クラッチ状態に保つことで微速前後進をするしかなかった。
これを改良して前後進切替レバーの操作により微速前後進が可能な変速装置を備えた作業車両の提案が特開2003−2258号公報に開示されている。
本発明の課題は、バック側作業機を操縦するため後向きシートに着席していても車両を微速前後進させる操縦が容易かつ安全になし得る作業車両を提供することである。
請求項1記載の発明は、機体(2)の後部に装着自在とした後部作業機(9)と、機体(2)の走行速度を複数の変速位置のいずれかに切り替える主変速装置(82)と前記主変速装置(82)で選択された変速位置に対して、さらに複数の変速位置のいずれかに切り替える副変速装置(83)と機体(2)の進行方向を切り替える前後進切替クラッチ(81)を有する変速機構と、前記主変速装置(82)と副変速装置(83)で選択された変速位置をそれぞれ検知できる変速位置検知手段(26)と、前向き又は後向きにシート(8、8’)を向けることができる操縦席とを備えたエンジン動力により走行する作業車両において、前記前後進切替クラッチ(81)の切替操作用の低速走行スイッチ手段(94)を後向きのシート(8’)から操作可能な機体上に配置し、前記後部作業機(9)を用いる作業中であることを感知する作業機作業感知手段(25)を設け、該作業機作業感知手段(25)の感知があり、副変速装置(83)が所定の低速位置に有り、主変速装置(82)が所定の低速位置にあることを変速位置検知手段(26)が検知した状態で、低速走行スイッチ手段(94)の入力があった場合には、前後進切替クラッチ(81)が作動して機体(2)の前進又は後進を可能にする制御装置(100)を設けた作業車両である。
なお、作業を中断して作業場所を移動する場合も安全に機体を前後進させることができる。
図1には本発明の一実施例のトラクタの側面図を示す。図2は図1のトラクタのトランスミッション内の伝動系の平面図を示し、図3は左側の後車軸部の平面図を示し、図4はトランスミッション内の伝動系の左側面図を示す。本明細書ではトラクタの進行方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右と呼び、進行方向前後方向をそれぞれ前、後と呼ぶ。
なお、前記主変速装置82と副変速装置83において、それぞれどの変速位置のギアが噛合しているかは、主変速レバー21及び副変速レバー22の各操作位置を検出する周知の検知手段で検知できる。
バックホウ9には排土用のバケット44が設けられ、バケット44は第1アーム45に連結され、該第1アーム45には第2アーム46が連結している。バケット44は、その回動中心44aを中心としてバケットシリンダ48で上下方向に首振り可能になっており、第1アーム45が第1アームシリンダ49で昇降され、また第2アーム46が第2アームシリンダ50で昇降される。
このフローに示すように、微速スイッチ94により前後進が可能としているのはバックホウ9を用いる作業(以下、バックホウ作業という)中は後向きシート8’にオペレータが着席して操作をしているため、この作業中に高速でトラクタ1を前後進させると不測の事態を起こしかねないことと、またバックホウ作業時のトラクタ1はごく僅かに前後進させるだけで十分であり、高速で動かす必要はないことによる。
まず、バックホウ9での圃場などで行う溝掘り作業中を含めてトラクタ1停止中には、通常状態では機体の位置ずれ防止のためにアウトリガ40を接地させてトラクタ1を安定させるが、あまり負荷が掛からない程度の作業(例えば浅い溝掘り作業)の場合はアウトリガ40を接地させるための時間を省略することがある。しかし、このときトラクタ1の後輪6bにブレーキが掛かっていない場合には、たとえ軽い負荷であっても機体を安定させた状態で作業ができない。そこで、バックホウ作業中はトラクタ後輪6bに軽いブレーキをかけ、トラクタ1を安定させ軽負荷作業を可能とするものである。
そこで、オペレータはバックホウ作業の運転姿勢(トラクタ1本体に対して後向きの姿勢)のまま、走行及び方向変更する場合に前記した左右後輪6b,6bを独立してブレーキを掛ける片ブレーキ制御と前後進制御を関連づけることにより、微速スイッチ94の操作で後輪6bに片ブレーキを掛けることができるので、トラクタ1の方向変更が可能となる。この方向転換にはステアリングハンドル7の操作が不要であるので、オペレータはトラクタ1本体に対して後向きの姿勢のまま迅速に方向変換ができる。
この制御は 特に後向きシート8’に着席してバックホウ作業をしているオペレータの安全を図ったものである。この出力ディレーの間はホーン等(できるだけ早い周期のホーン)で注意を喚起することが望ましい。
このときメカリリーフバルブ69の電磁比例バルブ70の電流値iに対応した比較的高い圧油が切替バルブ62に供給されて、左ブレーキピストン91L及び/又は右ブレーキピストン91Rがオフとなり後輪6bのブレーキが解除される。
また、第二油圧ポンプ67の作動により操舵用油圧回路68に圧油が供給されるとオービットロール及びパワステアリングシリンダが作動できる構成である。
前後どちらの向きのシート8,8’に着座しても副変速レバー22と四輪駆動レバー23を操作してトラクタ1を用いる各種作業が可能となり、姿勢を変える手間が省ける。
3 ミッションケース 5 フロア
6a 前輪 6b 後輪
7 ステアリングハンドル 8,8’ 操縦席シート
9 バックホウ 10 フロントローダ
12 ハンドルポスト 17 バケット
17a 回動中心 19R,19L フェンダ
21 主変速レバー 22 副変速レバー
23 四輪駆動レバー 25 バックホウ作業感知センサ
24 ブラケット 26a 主変速第1速・副変速低速感知センサ
27 エンジン回転数センサ 28 警報ブザー
33 支持部材 40 アウトリガ
44 バケット 44a 回動中心
45 第1アーム 46 第2アーム
48 バケットシリンダ 49 第1アームシリンダ
50 第2アームシリンダ 52 第1ブーム
53 第2ブーム 54 ブームシリンダ
55 バケットシリンダ 60a,60b 油路
61a,61b 予圧ライン 62 切替バルブ
62a スプリング 65 逆止弁
66 油圧ポンプ 67 第二油圧ポンプ
68 操舵用油圧回路 69 メカリリーフバルブ
70 電磁比例バルブ 71 ピストン
80 主クラッチ 81 前後進切替装置
81F,81R 前後進クラッチ 82 主変速装置
83 副変速装置 84 ドライブ軸
85 後輪デフ装置 86 前輪デフ装置
87 後車軸 88L,88R ブレーキ装置
89L,89R ブレーキアーム 90L,90R ブレーキ制御バルブ
91L,91R ブレーキピストン 92 前後進クラッチ制御バルブ
93 前後進切替レバー 94 低速走行スイッチ手段(微速スイッチ)
100 制御装置
Claims (3)
- 機体(2)の後部に装着自在とした後部作業機(9)と、機体(2)の走行速度を複数の変速位置のいずれかに切り替える主変速装置(82)と前記主変速装置(82)で選択された変速位置に対して、さらに複数の変速位置のいずれかに切り替える副変速装置(83)と機体(2)の進行方向を切り替える前後進切替クラッチ(81)を有する変速機構と、前記主変速装置(82)と副変速装置(83)で選択された変速位置をそれぞれ検知できる変速位置検知手段(26)と、前向き又は後向きにシート(8、8’)を向けることができる操縦席とを備えたエンジン動力により走行する作業車両において、
前記前後進切替クラッチ(81)の切替操作用の低速走行スイッチ手段(94)を後向きのシート(8’)から操作可能な機体上に配置し、前記後部作業機(9)を用いる作業中であることを感知する作業機作業感知手段(25)を設け、該作業機作業感知手段(25)の感知があり、副変速装置(83)が所定の低速位置に有り、主変速装置(82)が所定の低速位置にあることを変速位置検知手段(26)が検知した状態で、低速走行スイッチ手段(94)の入力があった場合には、前後進切替クラッチ(81)が作動して機体(2)の前進又は後進を可能にする制御装置(100)を設けたことを特徴とする作業車両。 - エンジン回転数検知手段(27)を設けておき、該エンジン回転数検知手段(27)がエンジン回転数が所定回転以下であることを検知し、作業機作業感知手段(25)が後部作業機(9)を用いる作業中であることを感知し、副変速装置(83)が所定の低速位置に有り、主変速装置(82)が所定の低速位置にあることを変速位置検知手段(26)が検知した状態で、低速走行スイッチ手段(94)の入力があった場合には、制御装置(100)は前後進切替クラッチ(81)が作動して機体(2)の前進又は後進を可能にする制御を行うことを特徴とする請求項1記載の作業車両。
- 機体(2)の前進方向に向かって左右一対の車輪(6b,6b)をそれぞれ制動する左右一対のブレーキ装置(88L,88R)と該左右一対のブレーキ装置(88L,88R)をそれぞれ作動させる左右一対のブレーキ制御バルブ(90L,90R)を設け、作業機作業感知手段(25)が後部作業機(9)を用いる作業中であることを感知すると、制御装置(100)は低速走行スイッチ手段(94)の入力により前記ブレーキ制御バルブ(90L,90R)のいずれかを作動させて、対応するブレーキ装置(88L,88R)のいずれかを独立して操作可能な構成にしたことを特徴とする請求項1記載の作業車両。
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