JP2007318210A - 携帯型情報処理装置のアンテナ - Google Patents
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Abstract
【課題】アンテナの性能確保と放熱に優れた構造を有する携帯型情報処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】アンテナ基板13をスタンド12内に配置することにより機器全体の小型化するとともに、スタンド12を構成するグランド用板金14と放熱板とを兼ねることにより放熱用部品を削減し、携帯型情報処理装置の機器全体の小型化に寄与する。放熱機能をアンテナである通信機能と兼ねることにより、ファン、ヒートシンクが不要となり機器をさらに軽量化できる。またアンテナの性能確保のため、可動板金を使用することにより放熱効果をも高めることもできる。
【選択図】図2
【解決手段】アンテナ基板13をスタンド12内に配置することにより機器全体の小型化するとともに、スタンド12を構成するグランド用板金14と放熱板とを兼ねることにより放熱用部品を削減し、携帯型情報処理装置の機器全体の小型化に寄与する。放熱機能をアンテナである通信機能と兼ねることにより、ファン、ヒートシンクが不要となり機器をさらに軽量化できる。またアンテナの性能確保のため、可動板金を使用することにより放熱効果をも高めることもできる。
【選択図】図2
Description
本発明は携帯型情報処理装置のアンテナの構造に関するものである。
近年、PDAノートパソコン、ディスプレイ型パソコンのような携帯型情報処理装置の普及に伴い無線通信機能を載せたものの需要拡大も著しい。また内部配線基板に実装したCPUなどのLSIの処理速度の向上に伴い、機器内部での発熱量も上昇している
上記の無線通信の性能確保のため、金属筐体の情報処理装置の場合、筐体の一部を切り欠いて樹脂カバーを装着するか、一部凸となるような樹脂カバーの内部にアンテナを設置している。また伸縮型のアンテナは無線通信時にアンテナを伸ばすことにより無線通信の性能を確保している。
上記の無線通信の性能確保のため、金属筐体の情報処理装置の場合、筐体の一部を切り欠いて樹脂カバーを装着するか、一部凸となるような樹脂カバーの内部にアンテナを設置している。また伸縮型のアンテナは無線通信時にアンテナを伸ばすことにより無線通信の性能を確保している。
また、上記の放熱構造にはファンやヒートシンクなどの放熱部材を機器の内部に組み込むことにより放熱を行っている。
特開平9−64622号公報
特開2004−220440号公報
しかしながら、上記の一定のアンテナの無線通信性能を確保するためには、アンテナ基板とグランドとの間に一定の距離を確保する必要があり、小型化の妨げとなっているほか、電磁波の悪影響を防止するために内部構造設計の制約がある。
また、放熱構造に関してもファンやヒートシンクを組み込むことは軽量化や小型化の妨げとなる。まして、ファンはその回転により騒音が生じるため携帯情報端末には好ましくない。以上の点を鑑み、本発明はアンテナ性能、放熱構造に優れた情報処理装置を提供することにある。
本発明の携帯型情報処理装置は機器本体固定用のスタンド備えている。そのスタンド内にはアンテナを設けており、アンテナの一部を構成するグランド用板金は熱源から直接熱を導く構造となっている。つまり、スタンドにはスタンド自体の役割とアンテナとしての役割を兼ねることにより小型化を達成し、かつ可動部を持つグランド板金から放熱することによりファンやヒートシンクなどが不要となり更なる省スペース化が達成できる。
この時、グランド板金が可動となることにより、アンテナ性能を向上させることができるほか、板金が可動することにより外気に触れる面積が増し、より放熱効果を高めることができる。
本発明によれば、アンテナをスタンドに配置することにより、携帯型情報処理装置の機器全体の小型化に寄与するとともに、放熱機能をアンテナである通信機能と兼ねることにより、ファン、ヒートシンクが不要となり、また機器をさらに軽量化できる。またアンテナの性能確保のため、可動板金を使用することにより放熱効果をも高めることもできる。
以下本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1(a)(b)は本発明の携帯型情報処理装置であるディスプレイ型でタッチ入力が可能なパソコンに適応した実施の形態を示しており、図1(a)はディスプレイ側、(b)は背面側を示している。この機器は内蔵のアンテナ装置を通して住宅内、オフィス内などの限られたエリア内で構成される無線LANや、屋外で使用する広域ワイヤレス通信が可能である。
ディスプレイパソコン10は液晶パネルに画像や文字の情報を表示する表示部とタッチスクリーンによりペン入力が可能な表示・タッチ入力部11がありタッチペン19などにより入力を行う。表示・タッチ入力部11背面側には、本発明のスタンド12が設けられている。12a、12cはスタンド12の支柱部、12bは横柱部である。
図2(a)(b)は図1(b)のスタンド12のA−A、B−Bの断面図を示している。
図2(a)に示すように、スタンド12の支柱部12a内部には無線通信用のアンテナ基板13と銅箔で形成したアンテナ部13a、携帯型情報処理装置にアースされている、つまり携帯型情報処理装置の電気回路のグランドと同電位であるグランド用板金14及び、樹脂カバー15から構成されている。
図2(b)は図1(b)B−Bの断面図、つまりスタンド12のヒンジの部分断面を示す。グランド用板金14はシャフト16にネジ固定されており、シャフト16とL字板金17およびグランド用板金14との間でヒンジを構成する。L字板金17はCPU23などの熱源となる半導体集積回路やバッテリー(図示せず)といった熱源に接触するように配置されている。このとき図2(b)にあるL字板金17間に熱伝導グリスを挟むことによりL字板金17からグランド用板金14へと熱を逃がす構造とする。つまり放熱の流れとしては波線矢印のように、内部発熱体から放熱グリスないしは熱伝導シートなどの材料を通してL字板金17へと伝えられる。L字板金17よりヒンジ部分を通してグランド用板金14へと伝えられ、グランド用板金14から放熱するといった放熱経路となる。このときL字板金17及びグランド用板金14をより熱伝導率の高いものを選ぶことによりグランド板金からの放熱を高めることができる。
放熱量はその表面積に依存することから、このアンテナを構成するグランド用板金14により放熱面積をより増やすことができ、機器の筐体からの放熱量を減らすことができる。これによりユーザが直接手を触れる筐体自体は高温にはならないので、ユーザが不快に感じたり低温火傷などの心配も無くなる。
図2(a)はアンテナ構造、つまり図1(b)A−A断面を示した図である。また図3はアンテナ基板13とグランド用板金14の斜視図である。
グランド用板金14と樹脂カバー15の間にアンテナケーブル18を配線する。アンテナケーブル18の一端はアンテナ部13aに接続され他端はパソコン本体の回路基板へと接続されている。ここでアンテナ特性を決定する大きな要因として、図2(a)のアンテナ基板13とグランド用板金14の距離Xがある。この距離によってアンテナの特性は大きく異なる。近年の携帯型パソコンの小型化による影響のため、一定の距離を確保するために設計上の制約がある。ここで図4に示すような可動板金20を設ける。
アンテナ不使用時には、図4(a)に示すようにこの板金20は、グランド用板金14から凸とならないように収納されている。このときアンテナ内にはバネ21が装置されており、常時板金20には収納方向に付勢している。グランド用板金14に一部曲げ14aを入れることによりストッパーを形成し、板金20が極端な凹にもならないような構造になっている。
一方、アンテナ使用時には、図4(b)のように板金は凸状態となるように調節ネジ22によってアンテナ特性が最適になる距離Xに調節する。これによってアンテナの感度、つまりデータの送受信の能力を高めることができる。
また一方で板金に凹凸ができるため、当然空気層に触れる表面積が増加することになる。それによって、前述の放熱効率も高めることが可能となる。
なお、アンテナ基板13と銅箔で形成したアンテナ部13aは支柱部12a内部に配置して説明したが、同様に支柱部12cに配置してもよいし、周波数の異なる仕様のアンテナを12a,12cそれぞれに配置してもよい。さらに横柱部12b内部に同様のアンテナを配置してもよいことは言うまでもない。
また、本発明は上記のディスプレイパソコンに限らず、他の無線通信機能を備えた電子機器等に適応してもよい。
本発明にかかる携帯型情報処理装置のアンテナは、アンテナをスタンドに配置することにより、機器全体の小型化に寄与するとともに、放熱機能をアンテナである通信機能と兼ねることによりファン、ヒートシンクが不要となり、また機器をさらに軽量化できるといった効果を有し、携帯型情報処理装置のアンテナの構造等として有用である。
10 ディスプレイパソコン
11 表示・タッチ入力部
12 スタンド
13 アンテナ基板
13a アンテナ部
14 グランド用板金
15 樹脂カバー
16 (ヒンジ部の)シャフト
17 (熱源−ヒンジ間の)L字板金
18 アンテナケーブル
19 タッチペン
20 (アンテナ部分の)可動板金
21 バネ
22 調節ネジ
23 CPU(半導体集積回路)
11 表示・タッチ入力部
12 スタンド
13 アンテナ基板
13a アンテナ部
14 グランド用板金
15 樹脂カバー
16 (ヒンジ部の)シャフト
17 (熱源−ヒンジ間の)L字板金
18 アンテナケーブル
19 タッチペン
20 (アンテナ部分の)可動板金
21 バネ
22 調節ネジ
23 CPU(半導体集積回路)
Claims (3)
- 携帯型情報処理装置と、
前記携帯型情報処理装置を自立させるためのスタンドと、
前記スタンドの支柱部の内部に配置した無線通信用アンテナと、
を備えたことを特徴とする携帯型情報処理装置のアンテナ。 - 前記スタンドの支柱部は少なくとも前記携帯型情報処理装置にアースされたグランド用板金より構成され、
前記グランド用板金は前記携帯型情報処理装置を構成する発熱部品の放熱板と、
前記無線通信用アンテナのグランド部と、
を兼ねたことを特徴とする請求項1に記載の携帯型情報処理装置のアンテナ。 - 前記グランド用板金は、
当該グランド用板金と前記無線通信用アンテナとの間の距離を調節可能な可動構成としたことを特徴とする請求項2に記載の携帯型情報処理装置のアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006142493A JP2007318210A (ja) | 2006-05-23 | 2006-05-23 | 携帯型情報処理装置のアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006142493A JP2007318210A (ja) | 2006-05-23 | 2006-05-23 | 携帯型情報処理装置のアンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007318210A true JP2007318210A (ja) | 2007-12-06 |
Family
ID=38851718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006142493A Pending JP2007318210A (ja) | 2006-05-23 | 2006-05-23 | 携帯型情報処理装置のアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007318210A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012513170A (ja) * | 2008-12-19 | 2012-06-07 | オープンピーク インコーポレイテッド | 電話通信およびデジタルメディアサービスデバイス |
JP2015225369A (ja) * | 2014-05-26 | 2015-12-14 | 富士通株式会社 | 電子機器 |
US10333195B2 (en) | 2015-08-27 | 2019-06-25 | Toshiba Client Solutions CO., LTD. | Electronic device |
CN110362159A (zh) * | 2019-08-12 | 2019-10-22 | 广东虹勤通讯技术有限公司 | 笔记本电脑 |
-
2006
- 2006-05-23 JP JP2006142493A patent/JP2007318210A/ja active Pending
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