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JP2007231657A - ウインドウレギュレータのキャリアプレート構造 - Google Patents

ウインドウレギュレータのキャリアプレート構造 Download PDF

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JP2007231657A
JP2007231657A JP2006056173A JP2006056173A JP2007231657A JP 2007231657 A JP2007231657 A JP 2007231657A JP 2006056173 A JP2006056173 A JP 2006056173A JP 2006056173 A JP2006056173 A JP 2006056173A JP 2007231657 A JP2007231657 A JP 2007231657A
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Japan
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guide groove
support block
carrier plate
recess
guide rail
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JP2006056173A
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Inventor
Hirotaka Nishijima
広隆 西島
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Abstract

【課題】 強い荷重が加わってもウインドウパネルが前後方向でガタつかないウインドウレギュレータのキャリアプレート構造を提供する。
【解決手段】 スプリング23により付勢されたスライダ19が三角空間S内へ進入すると、スライダ19が支持ブロック14の後面14bを押し、支持ブロック14がガイド溝11側へ移動して、支持ブロック14の前面14aがガイド溝11内に位置するガイドレール1の側端1aへ当接する。従って、ガイドレール1を前後方向Aで隙間なく支持することができ、前後方向Aでのガタつきを防止することができる。
【選択図】 図8

Description

本発明はウインドウレギュレータのキャリアプレート構造に関するものである。
従来のウインドウレギュレータのキャリアプレート構造としては、ウインドウパネルの下端部を支持するキャリアプレートにベース部を固定し、該ベース部にガイド溝を形成している。そのガイド溝内には、ドアに固定されたガイドレールの側端が摺動自在に挿入され、キャリアプレートはウインドウパネルごとガイドレールに沿って昇降自在とされる。
ガイド溝とガイドレールの側端との間には、組付け時の誤差を吸収するための遊びが前後方向に設けられている。従って、そのままでは、ウインドウパネルが前後方向でガタついてしまうため、ガイドレールの側端とガイド溝の間に、前後方向で弾接する弾性部材を設け、ガイドレールを弾性部材の弾性力で押さえながら摺動自在に支持している(例えば、特許文献1参照)。
実公平6−45031号公報
しかしながら、このような従来の技術にあっては、ガイドレールの側端に弾性部材を単に押し付けているだけなので、ウインドウパネルの前後方向での強い荷重が加わった場合に、容易に押し戻されてガタつきが生じてしまう。
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、強い荷重が加わってもウインドウパネルが前後方向でガタつかないウインドウレギュレータのキャリアプレート構造を提供するものである。
請求項1記載の発明は、ウインドウパネルを支持するキャリアプレートにベース部を固定し、該ベース部に、ガイドレールの側端が該ガイドレールの長手方向に沿って摺動自在に挿入されるガイド溝と、該ガイド溝に隣接した状態でガイド溝側が開放された凹部を形成し、該凹部内に、前後方向に沿って移動自在で且つ先端面をガイド溝内へ進入可能な支持ブロックを設けると共に、該支持ブロックの基端面と凹部の内面との間に三角空間を形成し、該三角空間内に広い方から進入自在なスライダを設けると共に、該スライダを進入方向へ付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、凹部の内面側をガイド溝に対して傾斜させると共に、付勢手段の向きを凹部の内面に沿って傾斜させたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、ベース部に凹部を覆うカバーを設け、該カバーに開口を形成し、該開口内へ先端部を挿入自在なストッパを設け、支持ブロックに、挿入されたストッパの先端部と係合して支持ブロックをガイド溝に対する非進入位置で保持する当接面を形成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、付勢手段により付勢されたスライダが三角空間内へ進入すると、スライダが支持ブロックの基端面を押し、支持ブロックがガイド溝側へ移動して、支持ブロックの先端面がガイド溝内に位置するガイドレールの側端へ当接する。従って、ガイドレールを前後方向で隙間なく支持することができ、前後方向でのガタつきを防止することができる。付勢手段による付勢力をスライダにより方向変換して支持ブロックに作用させているため、ウインドウパネルに前後方向で過大な荷重が加わっても、支持ブロックは容易に後退せず、支持ブロックによりガイドレールを隙間なく支持している状態は維持される。
請求項2記載の発明によれば、付勢手段の向きが凹部の内面に沿って傾斜しているため、付勢手段はガイド溝側へ向けて斜めにスライダを押すことになり、支持ブロックがガイド溝側へ移動しやすくなる。
請求項3記載の発明によれば、ストッパをカバーの開口内に挿入して、その先端部を支持ブロックの当接面に係合させることにより、支持ブロックをガイド溝に対する非進入位置で保持することができるため、ガイド溝内へガイドレールの側端を挿入する際には、ストッパを予め開口内に挿入しておけば、ガイドレールの側端のガイド溝内への挿入作業が行いやすくなる。その後に、ストッパを開口から外せば、支持ブロックが解放されて、ガイド溝内のガイドレール側へ移動し、ガイドレールを隙間なく支持することができる。
本発明は、強い荷重が加わってもウインドウパネルが前後方向でガタつかないウインドウレギュレータのキャリアプレート構造を提供するという目的を、ウインドウパネルを支持するキャリアプレートにベース部を固定し、該ベース部に、ガイドレールの側端が該ガイドレールの長手方向に沿って摺動自在に挿入されるガイド溝と、該ガイド溝に隣接した状態でガイド溝側が開放された凹部を形成し、該凹部内に、前後方向に沿って移動自在で且つ先端面をガイド溝内へ進入可能な支持ブロックを設けると共に、該支持ブロックの基端面と凹部の内面との間に三角空間を形成し、該三角空間内に広い方から進入自在なスライダを設けると共に、該スライダを進入方向へ付勢する付勢手段を設けたことで、実現した。以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜図8は、本発明の一実施例を示す図である。図1は、右ドアに設けられたウインドウレギュレータ装置を車内側から見た側面図である。左ドア側も同様の構造になっている(図示省略)。
ガイドレール1は若干後傾した状態で、ドアの内部に図示せぬブラケットを介して固定されている。ガイドレール1は上下両端部を除いて断面ハット形状をしており、その上下両端部には半円状のガイド部2が固定されている。上下のガイド部2にはワイヤ3が掛け回されている。ワイヤ3はガイドレール1の後側ではアウタチューブ4にて被覆され、その途中部分がモータ5にて回転するドラム6に巻回されている。
このような構造のガイドレール1に対して、キャリアプレート7が組付けられる。キャリアプレート7にはベース部8が一体的に固定され、該ベース部8を介して、キャリアプレート7はガイドレール1の長手方向に沿って上下摺動自在となる。ベース部8を介したキャリアプレート7のガイドレール1への組付け方は後述する。
キャリアプレート7の両端部には、ホルダ9を介して、ウインドウパネル10の下端部が支持される。また、キャリアプレート7に固定されたベース部8にはワイヤ3の一部が係止され、モータ5によりドラム6を回転させて、ワイヤ3を駆動させることにより、キャリアプレート7がウインドウパネル10ごと上下に移動するようになっている。
次に、キャリアプレート7に固定されたベース部8と、ガイドレール1との組付け方について説明する。ベース部8は図示せぬ3本のボルトによりキャリアプレート7に固定されている。ベース部8の後方寄り位置には、上下一対のガイド溝11が形成されている。ガイド溝11はL形をしており、ガイドレール1の後側端1aを摺動自在に挿入することができる。ガイドレール1の前側端1bは断面L形のフック12にて挟持されている。
上下のガイド溝11の後側隣接位置には、それぞれ凹部13が形成されている。凹部13はガイド溝11側が開放され、ガイド溝11と連通している。上下の凹部13の構造は上下対象なので、以下、上側を代表して説明する。
凹部13内には、ガイド溝11に対する接離方向(前後方向A)で移動自在な支持ブロック14が収納されている。ガイド溝11と凹部13は連通しているため、支持ブロック14の前面(先端面)14aは、凹部13からガイド溝11内へ進入可能である。支持ブロック14の前面14aの下側には、後側へオフセットした当接面15も形成されている。
支持ブロック14の後面(基端面)14bには矩形中空部16が後側に開口した状態で形成されている。支持ブロック14の下側には矩形中空部16に連通する概略半円状の貫通孔17も形成されている。
凹部13の後側の内面18は、ガイド溝11対して下側が後方へ開いた傾斜面となっている。従って、支持ブロック14の後面14bと、凹部13の内面18との間には、下側が広がった三角空間S(図7・図8参照)が形成される。
凹部13内の支持ブロック14には、支持ブロック14よりも上下寸法の小さいスライダ19が組み合わされる。スライダ19は、支持ブロック14の矩形中空部16内に後側から挿入される矩形部20と、矩形部20の後側に形成され且つ矩形部20よりも両端が張り出した三角状のクサビ部21とから形成されている。クサビ部21は前記三角空間Sに相応する三角形状をしている。スライダ19は、矩形部20を支持ブロック14の矩形中空部16に入れ、クサビ部21を三角空間S内に位置させた状態で、上下に移動することができる。
凹部13の下側には、断面概略半円状の収納部22が形成されている。この収納部22は凹部13の内面18と同様に傾斜している。収納部22の内部にはスプリング(付勢手段)23が収納される。スプリング23の一端は、支持ブロック14の貫通孔17を通過して、スライダ19の矩形部20における円穴24内に挿入され、スライダ19を斜め上方へ向けて付勢している。
このような支持ブロック14やスライダ19等を、上下一対の凹部13内に収納した状態で、凹部13はカバー25により塞がれる。カバー25には、上下の支持ブロック14における当接面15に対応する位置にそれぞれ開口26が形成されている。その開口26には、ストッパ27に形成された上下一対の先端部28をそれぞれ挿入することができる。
図示せぬ治具により、支持ブロック14を後側へ移動させておき、その状態で、ストッパ27の先端部28をカバー25の開口26内に挿入すれば、その先端部28に支持ブロック14の当接面15が係合して、支持ブロック14の前面14aをガイド溝11に対する非進入位置で保持することができる。
従って、ガイド溝11内へ最初にガイドレール1の後側端1aを挿入する際に、ストッパ27を開口26内に挿入することで、支持ブロック14を後退させておけば、ガイド溝11が十分に開放された状態となり、図6に示すように、ガイド溝11内に挿入されたガイドレール1の後側端1aと、支持ブロック14の前面14aとの間には、隙間dが確保されている。そのため、ガイドレール1の後側端1aをガイド溝11内へ挿入する作業が行いやすくなる。
そして、ガイド溝11内にガイドレール1を挿入して、キャリアプレート7を上下動自在に組付けた後、ストッパ27を開口26から外すと、スプリング23の付勢力により、スライダ19が三角空間S内へ広い方から進入する。スライダ19が三角空間S内に進入すると、支持ブロック14の後面14bがスライダ19のクサビ部21により押されて前方のガイド溝11側へ移動する。
特に、この実施例では、スプリング23の向きが凹部13の内面18と同様に傾斜していることから、スプリング23はガイド溝11側へ向けて斜めにスライダ19を押すことになり、支持ブロック14がガイド溝11側へ移動しやすい。
このように、支持ブロック14がスプリング23の付勢力によりガイド溝11側へ移動して、ガイド溝11内のガイドレール1の後側端1aと隙間なく当接する。従って、ガイドレール1を前後方向Aで隙間なく支持することができ、前後方向Aでのガタつきを防止することができる。スプリング23による付勢力をスライダ19により方向変換して支持ブロック14に作用させているため、ウインドウパネル10に前後方向Aで過大な荷重が加わっても、支持ブロック14は後退せず、支持ブロック14によりガイドレール1を隙間なく支持している状態は維持される。
以上の実施例においては、凹部13の内面18側を傾斜させて三角空間Sを形成したが、支持ブロック14の後面14b側を傾斜させても良く、両方とも傾斜させても良い。また、付勢手段としてスプリング23を例にしたが、これに限定されない。
本発明の実施例に係るウインドウレギュレータを示す側面図。 キャリアプレート部分を示す拡大斜視図。 ベース部を示す一部分解の斜視図。 ストッパを挿入した状態のベース部を示す斜視図。 ストッパを外した状態のベース部を示す斜視図。 図4中矢示SA−SA線に沿う断面図。 ストッパが挿入された状態の支持ブロック及びスライダの関係を示す平面図。 ストッパが外された状態の支持ブロック及びスライダの関係を示す平面図。
符号の説明
1 ガイドレール
1a 後側端
1b 前側端
3 ワイヤ
7 キャリアプレート
8 ベース部
10 ウインドウパネル
11 ガイド溝
13 凹部
14 支持ブロック
14a 前面(先端面)
14b 後面(基端面)
15 当接面
18 内面
19 スライダ
23 スプリング(付勢手段)
25 カバー
26 開口
27 ストッパ
28 先端部
A 前後方向
S 三角空間
d 隙間

Claims (3)

  1. ウインドウパネルを支持するキャリアプレートにベース部を固定し、
    該ベース部に、ガイドレールの側端が該ガイドレールの長手方向に沿って摺動自在に挿入されるガイド溝と、該ガイド溝に隣接した状態でガイド溝側が開放された凹部を形成し、
    該凹部内に、前後方向に沿って移動自在で且つ先端面をガイド溝内へ進入可能な支持ブロックを設けると共に、該支持ブロックの基端面と凹部の内面との間に三角空間を形成し、
    該三角空間内に広い方から進入自在なスライダを設けると共に、該スライダを進入方向へ付勢する付勢手段を設けたことを特徴とするウインドウレギュレータのキャリアプレート構造。
  2. 請求項1記載のウインドウレギュレータのキャリアプレート構造であって、
    凹部の内面側をガイド溝に対して傾斜させると共に、付勢手段の向きを凹部の内面に沿って傾斜させたことを特徴とするウインドウレギュレータのキャリアプレート構造。
  3. 請求項1又は請求項2記載のウインドウレギュレータのキャリアプレート構造であって、
    ベース部に凹部を覆うカバーを設け、該カバーに開口を形成し、該開口内へ先端部を挿入自在なストッパを設け、
    支持ブロックに、挿入されたストッパの先端部と係合して支持ブロックをガイド溝に対する非進入位置で保持する当接面を形成したことを特徴とするウインドウレギュレータのキャリアプレート構造。
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