JP2007202067A - 固体撮像装置及びデジタルカメラ - Google Patents
固体撮像装置及びデジタルカメラ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007202067A JP2007202067A JP2006021080A JP2006021080A JP2007202067A JP 2007202067 A JP2007202067 A JP 2007202067A JP 2006021080 A JP2006021080 A JP 2006021080A JP 2006021080 A JP2006021080 A JP 2006021080A JP 2007202067 A JP2007202067 A JP 2007202067A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solid
- temperature
- state imaging
- imaging device
- temperature sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 title claims abstract description 57
- 238000012360 testing method Methods 0.000 claims abstract description 35
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 20
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 claims description 16
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 claims description 4
- 238000003702 image correction Methods 0.000 claims description 4
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 13
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 8
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 7
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000000875 corresponding effect Effects 0.000 description 4
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 4
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 3
- 239000006059 cover glass Substances 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 230000002596 correlated effect Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
- Studio Devices (AREA)
- Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
Abstract
【課題】CCDの温度を精度よく検出する。
【解決手段】CCD44は、このCCD44の動作確認に用いられるテスト用端子57と、CCD44の温度を検出するための温度センサ60とを備えている。テスト用端子57は、パッケージ50の側面から背面にかけて露呈されている。温度センサ60は、温度に応じて電気抵抗値が可変する温度検出部62と、温度検出部62の電気抵抗値を調べるための接続端子64、66とを備え、温度検出部62をテスト用端子57に当接させた状態でパッケージ50の背面に取り付けられる。
【選択図】図5
【解決手段】CCD44は、このCCD44の動作確認に用いられるテスト用端子57と、CCD44の温度を検出するための温度センサ60とを備えている。テスト用端子57は、パッケージ50の側面から背面にかけて露呈されている。温度センサ60は、温度に応じて電気抵抗値が可変する温度検出部62と、温度検出部62の電気抵抗値を調べるための接続端子64、66とを備え、温度検出部62をテスト用端子57に当接させた状態でパッケージ50の背面に取り付けられる。
【選択図】図5
Description
本発明は、固体撮像素子チップと、この固体撮像素子チップが収納され、前記固体撮像素子チップと電気的に接続された複数の端子を有するパッケージとを備えた固体撮像装置、並びに、このような固体撮像装置を備えたデジタルカメラに関するものである。
デジタルカメラには、被写体像を光電変換した撮像信号を出力するCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどの固体撮像装置が設けられている。固体撮像装置は、撮像を行うために用いられる駆動用の端子に加えてテスト用端子を備えており、製品出荷前にはこのテスト用端子を用いて動作確認が行われる。
固体撮像装置は、記録画素数の増加や駆動速度の高速化などに伴い、消費電力が増大して高温になりやすい。そして、固体撮像装置が高温になると、暗電流に起因したノイズにより、撮影画像の画質低下を招き問題であった。このため、温度センサにより固体撮像装置の温度を測定し、固体撮像装置が高温のときに、撮像条件などの制御内容を変更するようにした装置が提案されている(下記特許文献1,2、3、4参照)。
特開2001−78083号公報
特開2001−230976号公報
特開2002−135636号公報
特開2004−96328号公報
しかしながら、従来の装置は、温度センサの取り付け位置について十分な配慮がなされておらず、正確な温度データが得られないといった問題や、装置が大型化してしまうといった問題があった。
本発明は、上記背景を鑑みてなされたものであり、正確な温度を検出できる温度センサを備えた固体撮像装置、並びに、デジタルカメラを提供することを目的としている。また、本発明は、温度センサを備えた固体撮像装置、並びにデジタルカメラを小型化することを目的としている。さらに、本発明は、撮影画像の画質低下を防止できるデジタルカメラを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明の固体撮像装置は、固体撮像素子チップと、この固体撮像素子チップが収納され、前記固体撮像素子チップと電気的に接続された複数の端子を有するパッケージとを備えた固体撮像装置において、前記端子のうち空き端子に当接するように、温度センサを前記パッケージに取り付けたことを特徴としている。
前記空き端子は、前記固体撮像素子チップの動作確認を行うためのテスト用端子であり、前記動作確認後、前記温度センサが前記パッケージに取り付けられることが好ましい。
また、前記温度センサは、前記パッケージに窪むように形成された収納スペースに埋め込まれた状態で配置されることが好ましい。
さらに、前記温度センサは、温度検出部と接続端子とからなり、前記温度検出部が、前記パッケージに並べて配置された前記テスト用端子の端子間に配置され、隣接するテスト用端子に当接されるとともに、前記接続端子が、隣接するテスト用端子に接続されることが好ましい。
また、本発明のデジタルカメラは、上述したように固体撮像装置を備えたことを特徴としている。
前記温度センサにより検出された温度が、警告温度を上回った場合に、この旨を警告する警告報知手段を備えていることが好ましい。
また、前記警告温度は、撮影感度とシャッタスピードとの少なくとも一方に基づいて可変されることが好ましい。
さらに、撮影感度とシャッタスピードとの少なくとも一方が引き上げられた際に、前記警告温度が引き下げられることが好ましい。
また、入力階調値と出力階調値との関係を規定した第1、第2のルックアップテーブルと、前記温度センサが検出した温度が所定の閾値を上回る場合は、前記固体撮像装置により撮像された画像の階調値を前記第1ルックアップテーブルに基づいて変換し、前記温度センサが検出した温度が前記閾値を下回る場合は、前記固体撮像装置により撮像された画像の階調値を前記第2ルックアップテーブルに基づいて変換する画像補正手段を備えていることが好ましい。
さらに、入力階調値が小さい暗部側において、前記第1ルックアップテーブルの出力階調値は、前記第2ルックアップテーブルの出力階調値に対して小さく設定されていることが好ましい。
本発明の固体撮像装置によれば、温度センサをテスト用端子に当接させることで、固体撮像装置の温度を正確に検出できる。また、温度センサを固体撮像装置のパッケージに埋め込むように配置することで小型化できる。さらに、温度センサの接続端子を隣接したテスト用端子に接続することで、テスト用端子を温度センサの接続端子として利用でき便利である。
また、本発明のデジタルカメラによれば、上述した固体撮像装置を用いることで、固体撮像装置の正確な温度を検出でき、温度上昇に伴う画質低下を効果的に防止することができる。さらに、温度センサの設置による大型化を抑えることができる。
図1、図2において、デジタルカメラ10のカメラ本体12は、薄型の略直方体形状に形成され、その前面にはストロボ発光部14、撮影レンズ16が露呈されている。カメラ本体12の上面には、電源のオン/オフと、撮影モード/再生モード/設定モードの切り換えを行うための操作ダイアル18、並びに、シャッタレリーズを行うためのシャッタボタン20が設けられている。操作ダイアル18は、電源オフ、撮影モード、再生モード、設定モードをそれぞれ選択するための4つの位置にそれぞれ回転操作される。
操作ダイアル18を電源オフの位置から撮影モード、再生モード、設定モードのいずれかの位置に回転すると、デジタルカメラ10の電源がオンされる。撮影モードでは、カメラ本体12に着脱自在なメモリカード22に画像を記録でき、再生モードでは、メモリカード22に記録された画像を表示することができる。設定モードでは、ストロボ自動発光機能のオン/オフ切り換え、ホワイトバランス調節、撮影感度やシャッタスピードの選択など各種設定ができるようになっている。
カメラ本体12の背面には、液晶ディスプレイ(LCD)24が設けられている。LCD24は、撮影モードでは電子ビューファインダとして機能し、被写体のスルー画を表示する。また、再生モードでは、メモリカード22に記録された画像を表示する。LCD24の右上方には、ズームボタン26が設けられている。ズームボタン26は、ズームインボタンとズームアウトボタンからなり、光学撮影倍率を変更するときに操作される。ズームボタン26の下方に設けられたカーソルボタン28は、主に設定モードで使用され、各種設定を行う際に操作される。
図3において、デジタルカメラ10の内部には制御部30が設けられており、デジタルカメラ10の各部と接続されている。制御部30は、メモリ32に格納された制御プログラムに基づいて接続された各部を駆動制御する。また、メモリ32には、制御プログラムの他、画像処理プログラムや各種設定情報、並びに、後述する温度データや警告用閾値などが記録される。
撮影レンズ16は、光学撮影倍率を変倍するためのズームレンズと、焦点調節を行うためのフォーカスレンズとからなり、モータを含むレンズ駆動機構34によって駆動される。絞り36は、モータを含む絞り駆動機構38によって駆動されて絞り径を切り換える。レンズ駆動機構34及び絞り駆動機構38は、制御部30に制御されるモータドライバ40、42によって駆動される。
撮影レンズ16の背後には、固体撮像装置であるCCDイメージセンサ(CCD)44が配置されている。周知のように、CCD44は、受光量に応じた電荷を蓄積する複数の光電変換素子がマトリクス状に配列された受光部46(図4、図5参照)を備えており、タイミングジェネレータ(TG)48から供給される駆動信号に基づいて、各光電変換素子に蓄積された電荷を1ラインずつシリアルな撮像信号として出力する。
各画素の電荷蓄積時間(シャッタスピード)は、TG48から与えられる電子シャッタ駆動信号によって決定される。デジタルカメラ10では、メモリカード22に画像を記録する際に用いるシャッタスピードとして、1秒、1/2秒、1/4秒、1/8秒、1/16秒など複数の値が設定されており、設定モードにおいて選択できるようになっている。
制御部30は、デジタルカメラ10が撮影モードにセットされるとTG48を介してCCD44を駆動し、スルー画の撮像を開始する。また、制御部30は、スルー画の撮像中にシャッタボタン20が操作されると、スルー画の撮像を一端中止して記録用の本画像の撮像を行う。本画像の撮像後は、スルー画の撮像が再開される。
図4、並びに、図4の指標A−aの断面を示す図5において、CCD44は、例えばセラミックなどにより形成されたパッケージ50内に、前述した受光部46を備えた撮像素子チップ52が納められている。パッケージ50の前面側には、撮像素子チップ52が納められたパッケージ50を封止する透明なカバーガラス54が設けられている。撮影レンズ16を透過した被写体光は、カバーガラス54を介してパッケージ50内に取り込まれ、受光部46に入射する。
パッケージ50の側面から背面にかけて端子55、56、57が露呈されている。各端子55、56、57は、パッケージ50にインサート成型された断面コ字形状の金属接片からなり、パッケージ50内に配置された一端部が、ボンディングワイヤ58を介して撮像素子チップ52に接続される。端子55は、駆動用端子であり(以下、駆動用端子55と称する)、駆動信号の入力、並びに、撮像信号の出力に用いられる。
他方、端子56、57は、テスト用端子であり(以下、テスト用端子56、57と称する)、CCD44の出荷時に行われる動作確認に用いられる。このテスト用端子56、57は、前記動作確認時にのみ使用され、動作確認後は空き端子となる。
パッケージ50の背面には、温度センサ60が取り付けられている。温度センサ60は、例えばサーミスタからなり、温度に応じて電気抵抗値が可変する温度検出部62と、温度検出部62の電気抵抗値を調べるための接続端子64、66とを備えている。そして、この温度センサ60は、温度検出部62をテスト用端子57に当接させた状態でパッケージ50に取り付けられる。
このように、温度検出部62をテスト用端子57に当接させることによって、CCD44の温度を精度良く測定できる。また、テスト用端子57は、温度上昇に伴い暗電流が生じる撮像素子チップ52に接続されており、撮像素子チップ52の温度とほぼ等しい温度であるとみなすことができる。このため、温度検出部62をテスト用端子57に当接させることによって、画質低下の防止に有効な温度データを得ることができる。
なお、温度センサ60としてサーミスタを用いる例で説明をしたが、温度センサ60として、例えば、2種類の金属からなる回路に生じる起電力の大きさから温度を検出する熱電対などサーミスタ以外のセンサを用いてもよい。また、テスト用端子57に温度センサ60を取り付ける例で説明をしたが、テスト用端子56に温度センサ60を取り付けてもよい。
このCCD44は、実装基板68に取り付けられて保持される。実装基板68には、CCD44の各駆動用端子55に対応する位置に接片70が設けられる他、温度センサ60に対応する位置に開口72が形成されている。CCD44は、各駆動用端子55が各接片70にハンダ付けされることで、実装基板68に取り付けられる。
各接片70は、配線パターン74を介して、TG48や、後述するアナログ信号処理回路76が設けられたカメラ本体12側の制御基板(図示せず)接続されており、CCD44が実装基板68に取り付けられることによって、CCD44とカメラ本体12とが電気的に接続される。開口72は、温度センサ60の配置スペースを確保するために設けられ、CCD44が実装基板68に取り付けられると、開口72の内側部分に温度センサ60が配置される。
また、CCD44が実装基板68に取り付けられる際に、温度センサ60の各接続端子64、66が温度検出回路79(図3参照)に接続される。温度検出回路79は、各接続端子64、66間の抵抗に基づいてCCD44の温度を検出し、検出した温度データをメモリ32に記録する。CCD44の温度検出は、デジタルカメラ10が撮影モードにセットされている間、所定のサイクルで継続され、検出された温度データが順次メモリ32に上書き記録される。
図3において、アナログ信号処理回路76には、CCD44から出力された撮像信号が入力される。アナログ信号処理回路76には、図示しない相関二重サンプリング回路(CDS)、増幅器(AMP)、A/D変換器(A/D)が設けられている。入力された撮像信号は、CDSによりノイズの除去が行われた後、AMPにより増幅が行われる。
デジタルカメラ10では、AMPによる撮像信号の増幅率によって撮影感度が決定される。撮影感度としては、増幅率の小さな順にISO100、200、400、800、1600など複数設定されており、設定モードにおいて選択することができる。増幅後の信号は、A/Dによりデジタルな画像データに変換され、データバス77を介してデジタル信号処理回路78に出力される。
デジタル信号処理回路78は、入力された画像データに対して、コントラスト補正、ホワイトバランス補正、γ補正などの各種画像補正処理を施す。デジタル信号処理回路78には、入力階調値に対する出力階調値を規定した階調変換テーブルが格納されたルックアップテーブル(LUT)80が設けられており、γ補正では階調変換テーブルに基づいて画像データの階調値が変換される。デジタル信号処理回路78において、各種処理が行われた処理済みの画像データは、スルー画として取得されたものはLCDドライバ82を介してLCD24に表示され、本画像として取得されたものはメディアコントローラ84を介してメモリカード22に記録される。
また、デジタルカメラ10には、警告報知部86が設けられている。図6に示すように、警告報知部86は、デジタルカメラ10が撮影モードにセットされると動作を開始して、メモリ32を参照し、CCD44の温度と警告用閾値とを比較する。そして、警告報知部86は、CCD44の温度が警告用閾値を上回る場合に、CCD44が高温で撮影される画像にノイズが混入して画質低下を招く恐れがあると判定し、例えば、図7に示すような警告メッセージ88をLCD24に表示してこの旨を警告する。
こうすることで、撮影者の注意を促すことができ、撮影画像の画質低下を防止することができる。なお、LCD24にメッセージを表示することで警告を行う例で説明をしたが、例えば、パイロットランプの点灯状態を切り替えたり、スピーカからの音声により警告を行ってもよい。
なお、本発明は、温度センサがテスト用端子に当接した状態で配置されていればよいので、細部の構成は上記実施形態に限定されるものではなく適宜変更できる。例えば、図8、図9に示すCCD90のように、温度検出部62をテスト用端子56、57の間に埋め込むように配置してもよい。なお、図8以降の図面を用いた説明では、上述した実施形態で説明した部材と同様の部材については同様の符号を付して説明を省略している。
図8、並びに、図8の指標B−bの断面を示す図9において、CCD90のパッケージ92には、テスト用端子56、57の間に温度センサ60を配置するための収納スペース94が形成されている。収納スペース94はパッケージ92の外壁から窪むように設けられ、温度センサ60はこの収納スペース94内に納められる。
収納スペース94は、幅がテスト用端子56、57の間の幅と等しく形成され、側壁からテスト用端子56、57が露呈されている。そして、温度センサ60は、テスト用端子56、57の露呈部分に温度検出部62を当接させた状態で配置される。また、温度センサ60の接続端子64はテスト用端子56に、接続端子66はテスト用端子57にそれぞれ接続される。
このCCD90は、実装基板96に形成された接片70に駆動用端子55がハンダ付けされることで、実装基板96に取り付けられるとともに、配線パターン98を介してカメラ本体12と電気的に接続される。また、実装基板96には、各テスト用端子56、57に対応する位置に、配線パターン98を介して温度検出回路79に接続された接片100、102が設けられている。そして、CCD90が実装基板96に取り付けられる際には、各テスト用端子56、57もまた各接片100、102にハンダ付けされる。
本例によれば、テスト用端子56、57の間に埋め込むように温度センサ60を配置することで、温度センサ60の設置による大型化を防止できる。また、温度センサ60がCCD90の背面側からはみ出さないので、例えば、実装基板96に温度センサ60の配置スペースを確保するための開口を設けるなどといった必要が無く、CCD90の周辺の部材の形状に影響を与えるといったことがない。さらに、テスト用端子56、57に温度センサ60の接続端子64、66を接続したので、駆動用端子55を実測基板96に接続する工程と同じ工程で、温度センサ60を温度検出回路79に接続できる。このため、接続作業が簡単である。
また、上記実施形態では、警告用閾値が固定の場合で説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図10に示すデジタルカメラ104のように、警告用閾値を可変させてもよい。図10において、デジタルカメラ104のメモリ106には、第1、第2、第3の3種類の警告用閾値が設定されている。各警告用閾値は、例えば、第1警告用閾値が46℃、第2警告用閾値が38℃、第3警告用閾値が30℃、といったように、第1警告用閾値から第3警告用閾値へかけて温度が低くなるように設定されている。
警告報知部108は、図11に示すように、現在選択されているシャッタスピードと撮影感度に基づいて、警告を行うか否かを判定する際に用いる警告用閾値を可変させる。例えば、シャッタスピードが1/2秒、撮影感度がISO200の場合は、CCD44の温度が第1警告用閾値(46℃)を上回ると警告が行われる。また、シャッタスピードが1/4秒、撮影感度がISO400の場合は、CCD44の温度が第2警告用閾値(38℃)を上回ると警告が行われ、シャッタスピードが1/8秒、撮影感度がISO800の場合は、CCD44の温度が第3警告用閾値(30℃)を上回ると警告が行われる。
シャッタスピードを高速にするとCCD44を高速で駆動する必要があり、また、撮影感度を上げることは撮像信号の増幅率を引き上げることであるため、いずれの場合もノイズ成分の増加を招いてしまう。このため、本例のように、シャッタスピードや撮影感度が引き上げられるほど警告を行う温度を引き下げることで、より的確な時期に警告を行うことができる。なお、本例では、シャッタスピードと撮影感度の両方に基づいて警告温度を可変させる例で説明をしたが、シャッタスピードと撮影感度のいずれか一方に基づいて警告温度を可変させてもよい。
さらに、上記実施形態では、CCDが高温の際に警告を行う例で説明をしたが、例えば、図12に示すデジタルカメラ110のように、CCD44が高温の際に警告以外の処理を行うようにしてもよい。デジタルカメラ110のLUT112には、第1、第2の2種類の階調変換テーブルが格納されており、デジタル信号処理回路114は、CCD44の温度に基づいてγ補正処理に用いる階調変換テーブルを切り替える。
図13に示すように、第1階調変換テーブルにて規定される入力階調値と出力階調値の関係を表す曲線(第1γカーブ)は、第2階調変換テーブルにて規定される入力階調値と出力階調値の関係を表す曲線(第2γカーブ)に対し、低階調領域において出力階調値が小さく設定されている。これにより、第1γカーブに基づいてγ補正がなされた画像は、第2γカーブに基づいてγ補正がなされた画像に対して、低階調領域(画像の暗い領域)がより暗く表現される。
そして、デジタル信号処理回路114は、CCD44の温度が警告用閾値(例えば、35℃)を上回る場合、第1γカーブに基づいて画像データの階調値を変換し、警告用閾値を下回る場合、第2γカーブに基づいて画像データの階調値を変換する。このように、CCD44が高温でノイズの発生しやすい状態では、第1γカーブに基づいて補正を行い、画像の暗い領域をより暗く表現することで、ノイズによる影響を目立ちにくくできる。
また、上記実施形態では、固体撮像装置としてCCDイメージセンサを用いる例で説明をしたが、固体撮像装置としてCMOSイメージセンサを用いてもよい。さらに、上記実施形態では、デジタルカメラを例に説明をしたが、例えば、デジタルビデオカメラや、カメラ付き携帯電話に本発明を適用してもよい。
10、104、110 デジタルカメラ
30 制御部
32、106 メモリ
44、90 CCD
50、92 パッケージ
55 駆動用端子
56、57 テスト用端子
60 温度センサ
62 温度検出部
64、66 接続端子
68、96 実装基板
70、100、102 接片
72 開口
76 アナログ信号処理回路
78、114 デジタル信号処理回路
79 温度検出回路
80、112 LUT
86、108 警告報知部
94 収納スペース
30 制御部
32、106 メモリ
44、90 CCD
50、92 パッケージ
55 駆動用端子
56、57 テスト用端子
60 温度センサ
62 温度検出部
64、66 接続端子
68、96 実装基板
70、100、102 接片
72 開口
76 アナログ信号処理回路
78、114 デジタル信号処理回路
79 温度検出回路
80、112 LUT
86、108 警告報知部
94 収納スペース
Claims (10)
- 固体撮像素子チップと、この固体撮像素子チップが収納され、前記固体撮像素子チップと電気的に接続された複数の端子を有するパッケージとを備えた固体撮像装置において、
前記端子のうち空き端子に当接するように、温度センサを前記パッケージに取り付けたことを特徴とする固体撮像装置。 - 前記空き端子は、前記固体撮像素子チップの動作確認を行うためのテスト用端子であり、前記動作確認後、前記温度センサが前記パッケージに取り付けられることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
- 前記温度センサは、前記パッケージに窪むように形成された収納スペースに埋め込まれた状態で配置されることを特徴とする請求項1または2記載の固体撮像装置。
- 前記温度センサは、温度検出部と接続端子とからなり、前記温度検出部が、前記パッケージに並べて配置された前記空き端子の端子間に配置され、隣接する空き端子に当接されるとともに、前記接続端子が、隣接する空き端子に接続されることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の固体撮像装置。
- 請求項1〜4いずれか記載の固体撮像装置を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
- 前記温度センサにより検出された温度が、警告温度を上回った場合に、この旨を警告する警告報知手段を備えたことを特徴とする請求項5記載のデジタルカメラ。
- 前記警告温度は、撮影感度とシャッタスピードとの少なくとも一方に基づいて可変されることを特徴とする請求項6記載のデジタルカメラ。
- 撮影感度とシャッタスピードとの少なくとも一方が引き上げられた際に、前記警告温度が引き下げられることを特徴とする請求項7記載のデジタルカメラ。
- 入力階調値と出力階調値との関係を規定した第1、第2のルックアップテーブルと、
前記温度センサが検出した温度が所定の閾値を上回る場合は、前記固体撮像装置により撮像された画像の階調値を前記第1ルックアップテーブルに基づいて変換し、前記温度センサが検出した温度が前記閾値を下回る場合は、前記固体撮像装置により撮像された画像の階調値を前記第2ルックアップテーブルに基づいて変換する画像補正手段を備えたことを特徴とする請求項5〜8いずれか記載のデジタルカメラ。 - 入力階調値が小さい暗部側において、前記第1ルックアップテーブルの出力階調値は、前記第2ルックアップテーブルの出力階調値に対して小さく設定されていることを特徴とする請求項9記載のデジタルカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006021080A JP2007202067A (ja) | 2006-01-30 | 2006-01-30 | 固体撮像装置及びデジタルカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006021080A JP2007202067A (ja) | 2006-01-30 | 2006-01-30 | 固体撮像装置及びデジタルカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007202067A true JP2007202067A (ja) | 2007-08-09 |
Family
ID=38456154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006021080A Abandoned JP2007202067A (ja) | 2006-01-30 | 2006-01-30 | 固体撮像装置及びデジタルカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007202067A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009017156A (ja) * | 2007-07-04 | 2009-01-22 | Omron Corp | 撮像装置、並びに、監視装置および方法 |
JP2009111681A (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-21 | Olympus Corp | 温度検出制御装置及びそれを備えた撮像装置 |
CN104580919A (zh) * | 2015-02-05 | 2015-04-29 | 昆山软龙格自动化技术有限公司 | 一种图像检测装置 |
JP2019134318A (ja) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 撮像装置およびキャリブレーション方法 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0252263A (ja) * | 1988-08-17 | 1990-02-21 | Seiko Instr Inc | 半導体試験装置 |
JPH04137658A (ja) * | 1990-09-28 | 1992-05-12 | Toshiba Corp | 半導体装置 |
JPH07226524A (ja) * | 1994-02-10 | 1995-08-22 | Olympus Optical Co Ltd | 光電変換装置 |
JPH09325073A (ja) * | 1996-06-05 | 1997-12-16 | Mitsubishi Electric Corp | 赤外線カメラ |
JP2001078084A (ja) * | 1999-09-03 | 2001-03-23 | Asahi Optical Co Ltd | 電子スチルカメラの露光制御装置 |
JP2002033892A (ja) * | 2000-07-13 | 2002-01-31 | Sharp Corp | 画像処理装置および画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
JP2004356734A (ja) * | 2003-05-27 | 2004-12-16 | Olympus Corp | カメラ |
JP2005340925A (ja) * | 2004-05-24 | 2005-12-08 | Nikon Corp | 撮像装置 |
-
2006
- 2006-01-30 JP JP2006021080A patent/JP2007202067A/ja not_active Abandoned
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0252263A (ja) * | 1988-08-17 | 1990-02-21 | Seiko Instr Inc | 半導体試験装置 |
JPH04137658A (ja) * | 1990-09-28 | 1992-05-12 | Toshiba Corp | 半導体装置 |
JPH07226524A (ja) * | 1994-02-10 | 1995-08-22 | Olympus Optical Co Ltd | 光電変換装置 |
JPH09325073A (ja) * | 1996-06-05 | 1997-12-16 | Mitsubishi Electric Corp | 赤外線カメラ |
JP2001078084A (ja) * | 1999-09-03 | 2001-03-23 | Asahi Optical Co Ltd | 電子スチルカメラの露光制御装置 |
JP2002033892A (ja) * | 2000-07-13 | 2002-01-31 | Sharp Corp | 画像処理装置および画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
JP2004356734A (ja) * | 2003-05-27 | 2004-12-16 | Olympus Corp | カメラ |
JP2005340925A (ja) * | 2004-05-24 | 2005-12-08 | Nikon Corp | 撮像装置 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009017156A (ja) * | 2007-07-04 | 2009-01-22 | Omron Corp | 撮像装置、並びに、監視装置および方法 |
JP2009111681A (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-21 | Olympus Corp | 温度検出制御装置及びそれを備えた撮像装置 |
CN104580919A (zh) * | 2015-02-05 | 2015-04-29 | 昆山软龙格自动化技术有限公司 | 一种图像检测装置 |
CN104580919B (zh) * | 2015-02-05 | 2018-07-31 | 昆山软龙格自动化技术有限公司 | 一种图像检测装置 |
JP2019134318A (ja) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 撮像装置およびキャリブレーション方法 |
JP7078818B2 (ja) | 2018-01-31 | 2022-06-01 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 撮像装置およびキャリブレーション方法 |
US11686630B2 (en) | 2018-01-31 | 2023-06-27 | Sony Semiconductor Solutions Corporation | Imaging device and calibration method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5119136B2 (ja) | 電子装置及びその制御方法 | |
JP2010054730A (ja) | 合焦位置検出装置、撮像装置及び合焦位置検出方法 | |
JP2005065054A (ja) | 撮像装置 | |
JP3980781B2 (ja) | 撮像装置および撮像方法 | |
JP2007202067A (ja) | 固体撮像装置及びデジタルカメラ | |
JP2000224472A (ja) | 撮像制御装置および撮像制御方法 | |
WO2012035675A1 (ja) | 音声記録装置 | |
JP2004096328A (ja) | 電子カメラ | |
JP2008118263A (ja) | 撮影装置および発熱抑制方法 | |
JP2010268271A (ja) | 撮像装置 | |
JP2007028546A (ja) | 撮像装置 | |
JP5445956B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP5641415B2 (ja) | 撮像装置および電子機器 | |
US7969498B2 (en) | Digital camera | |
JP2008219712A (ja) | カメラ | |
JP2007184787A (ja) | デジタルカメラ | |
JP2008046341A (ja) | カメラ | |
JP5544829B2 (ja) | 撮像装置及び該撮像装置の制御方法 | |
JP2010278758A (ja) | 撮像装置 | |
JP2006262211A (ja) | デジタルスチルカメラ及びその撮像方法 | |
JP2005333494A (ja) | 撮影装置 | |
JP2008193211A (ja) | 撮像装置 | |
JP5760662B2 (ja) | 電子機器 | |
JP2008042806A (ja) | カメラ | |
JP2010147862A (ja) | 画像表示装置及び撮像装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080714 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101013 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20101101 |