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JP2007200737A - 押釦スイッチ - Google Patents

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JP2007200737A
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rubber sheet
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pushbutton switch
pressing
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JP2006018556A
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Masahiko Odajima
正彦 小田嶋
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】作動力が最大になるまでの移動量を大きくしつつ良好な操作フィーリングを確保した押釦スイッチを提供する。
【解決手段】押圧部材5の押圧操作によりドーム状の反転バネ3が反転し、この反転動作により可動接点11と固定接点10とからなる接点部2の接離をなすものであって、押圧部材5は下面に反転バネ3の頂部に対応した突起部16を備え、突起部16と反転バネ3との間にはゴムシート4が設けられ、ゴムシート4は押圧部材5の押圧操作に伴って周縁部を含む全体が昇降可能となるように保持される。
【選択図】図4

Description

本発明は、タクティルフィーリングを有する押釦スイッチに関し、特に作動力が最大になるまでの移動量を大きくした押釦スイッチに関する。
従来からタクティルフィーリングを有した押釦スイッチが知られている。タクティルフィーリングを有した押釦スイッチは、上下方向に操作可能な押圧部材と、押圧部材により押圧されるドーム状の反転バネとを備え、押圧部材の操作に伴う反転バネの反転動作によって固定接点と可動接点を接離させるものである。反転バネが押圧部材を介して押下げされると、反転バネの飛び移り現象により、作動力が移動量に対し、中間で凹状の特性、いわゆるタクティルフィードバック機構によるクリック感触を得ることができる。
タクティルフィーリングを有した押釦スイッチにおいては、作動力が最大になるまでの移動量を大きくしたい場合があり、そのために反転バネと押圧部材の間にゴムシートを挟み込んで、このゴムシートの圧縮変形によって移動量を調整するものが知られている。このような押釦スイッチとしては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
特開平4−294016号公報
しかし、従来の押釦スイッチにおいては、ゴムシートの周縁部をハウジングに固定しているため、押圧部材を操作した際にゴムシートの伸び量が大きくなり、操作フィーリングを阻害するという問題点を有していた。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、作動力が最大になるまでの移動量を大きくしつつ良好な操作フィーリングを確保した押釦スイッチを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る押釦スイッチは、押圧部材の押圧操作によりドーム状の反転バネが反転し、該反転動作により可動接点と固定接点とからなる接点部の接離をなす押釦スイッチにおいて、
前記押圧部材は下面に前記反転バネの頂部に対応した突起部を備え、該突起部と前記反転バネとの間にはゴムシートが設けられ、該ゴムシートは前記押圧部材の押圧操作に伴って周縁部を含む全体が昇降可能となるように保持されていることを特徴として構成されている。
また、本発明に係る押釦スイッチは、前記ゴムシートは前記突起部に押圧される部分の前記反転バネ側の面に凹部を有してなることを特徴として構成されている。
さらに、本発明に係る押釦スイッチは、前記ゴムシートは前記凹部の前記突起部による押圧中心部に貫通孔を有してなることを特徴として構成されている。
さらにまた、本発明に係る押釦スイッチは、前記反転バネ及び接点部はハウジング内部の収容部に納められ、該収容部はその内壁に中央部に向かって突出する突出部を備え、前記ゴムシートは前記収容部の内面形状に略適合する形状に形成されて前記収容部に保持されることを特徴として構成されている。
本発明に係る押釦スイッチによれば、押圧部材は下面に反転バネの頂部に対応した突起部を備え、突起部と反転バネとの間にはゴムシートが設けられ、ゴムシートは押圧部材の押圧操作に伴って周縁部を含む全体が昇降可能となるように保持されていることにより、押圧部材の押圧操作時においてゴムシートの伸びを抑えることができるので、作動力が最大になるまでの移動量を大きくしつつ、良好な操作フィーリングを確保することができる。
また、本発明に係る押釦スイッチによれば、ゴムシートは突起部に押圧される部分の反転バネ側の面に凹部を有してなることにより、ゴムシートを押圧することによるヒステリシスを低減することができる。
さらに、本発明に係る押釦スイッチによれば、ゴムシートは凹部の突起部による押圧中心部に貫通孔を有してなることにより、ヒステリシスをさらに低減することができる。
さらにまた、本発明に係る押釦スイッチによれば、押圧部材と反転バネ及び接点部はハウジング内部の収容部に納められ、収容部はその内壁に中央部に向かって突出する突出部を備え、ゴムシートは収容部の内面形状に略適合する形状に形成されて保持されることにより、ゴムシートがハウジングの内壁によって確実に保持され、繰り返し操作がなされてもゴムシートの元の位置を保持することができる。
本発明の実施形態について、図面に沿って詳細に説明する。図1には、本実施形態における押釦スイッチの分解断面図を示している。この図に示すように、本実施形態における押釦スイッチは、ハウジング1内に固定接点10と可動接点11とからなる接点部2を納め、さらに押圧部材5を設けてその押圧操作により可動接点11と固定接点10の接離をなすようにしたものである。
ハウジング1は、略箱状に形成され、内部には接点部2等を納める収容部12が形成されている。接点部2は、ハウジング1の収容部12底面に形成される固定接点10と、ドーム状の反転バネ3の頂部に構成される可動接点11とからなっている。ドーム状の反転バネ3は、押圧に応じた頂部の反転と、初期状態への自己復帰とが可能となるように、接点材をめっきした金属板バネを絞り加工することにより、頂部を一方に膨出させて形成したものである。固定接点10は、収容部12の中央部に配置される内側固定接点10aと、収容部12の周囲部に配置される外側固定接点10bとからなり、反転バネ3はそれらを略覆うように配置される。
押圧部材5は、下面に突起部16を有すると共に、上部には押圧操作を行うための操作部17が形成されている。また、押圧部材5の上面は操作部17の領域をカバー部材6によって覆われる。さらに、押圧部材5と反転バネ3の間には、ゴムシート4が設けられる。
図2にはハウジング1の平面図を、図3にはゴムシート4の平面図を、それぞれ示している。図2に示すように、収容部12は内壁13の四隅に中央部に向かって突出する突出部14を有している。また、図3に示すように、ゴムシート4はハウジング1の収容部12に略適合する形状に形成されている。
図4には、押釦スイッチの断面図を示している。この図に示すように、反転バネ3の周縁部は外側固定接点10bと常時接触しており、反転バネ3の頂部に構成された可動接点11は、押圧部材5の非押圧時においては内側固定接点10aと離隔している。
ゴムシート4の下面は反転バネ3の頂部と当接し、ゴムシート4の上面は押圧部材5の下面に形成された突起部16に当接している。また、ゴムシート4は、押圧部材5と反転バネ3の間において、周縁部を含めそれ以外に上下方向から拘束された部分はなく、したがって押圧部材5が操作されて上下動する際には、ゴムシート4は突起部16に押圧されて全体が上下方向に昇降できるようにされている。
図5には、押圧部材5の押圧操作時における押釦スイッチの断面図を示している。この図に示すように、押圧部材5を下方に押圧すると、突起部16はゴムシート4の中央部を押圧して、これを押し下げる。それによって反転バネ3は反転動作し、可動接点11が内側固定接点10aに接触する。
図6には、押釦スイッチにおける移動量と作動力の関係を示している。この図では横軸が押圧部材5の移動量、縦軸が作動力を示している。また、2本の線はそれぞれ押圧部材5の押圧時と復元時をそれぞれ示している。押圧により押圧部材5を下方に移動させていくと、最初はそれに伴って作動力も上昇するが、移動量が一定値に達すると反転バネ3が反転動作することにより、一旦作動力が減少し、最後の段階では再び上昇する。このような特性を有していることにより、押圧部材5の操作に伴っていわゆるタクティルフィーリングを得ることができる。
本実施形態における押釦スイッチでは、押圧部材5と反転バネ3の間にゴムシート4を設けていることにより、押圧部材5の移動量を大きく取ることができ、しかもゴムシート4は全体が昇降自在となるように、ハウジング1内で上下方向に拘束されていないので、良好な移動量−作動力特性を得ることができる。一方で、ゴムシート4の特性として押圧時とその復元時においてヒステリシスが生じる。これを避けるためには、以下に説明する第2の実施形態及び第3の実施形態のような構成とすることが必要である。
次に、第2の実施形態について説明する。図7には、本実施形態における押釦スイッチの断面図を示している。この図に示すように、本実施形態の押釦スイッチは、ゴムシート4の構成以外は第1の実施形態と共通する。第1の実施形態との共通点については説明を省略する。
ゴムシート4は、押圧部材5の突起部16に押圧される中央部分であって、反転バネ3側の面に凹部20を有している。したがって、押圧部材5に押圧される凹部20の部分は、ゴムシート4の厚みが薄く形成されている。図8には、押圧部材5の押圧操作時における押釦スイッチの断面図を示しており、この図に示すように凹部20及びその周辺部は、ゴムシート4の厚さが均一な場合に比べて、より大きく圧縮変形される。
図9には、本実施形態における押圧部材5の移動量と作動力の関係を示している。この図に示すように、ゴムシート4に凹部20を設けた場合には、押圧部材5の突起部16によって押圧される部分が薄いために、押圧時と復元時のヒステリシスを小さくすることができる。なお、ゴムシート4を設けたことによる移動量は、第1の実施形態と同様に確保される。
次に、第3の実施形態について説明する。図10には、本実施形態における押釦スイッチの断面図を示している。この図に示すように、本実施形態の押釦スイッチも、ゴムシート4の構成以外は第1の実施形態と共通するので、その共通点については説明を省略する。
ゴムシート4は、第2の実施形態と同様に、押圧部材5の突起部16に押圧される中央部分であって、反転バネ3側の面に凹部20を有している。さらに、凹部20において押圧部材5の突起部16による押圧中心部には、貫通孔21が形成されている。図11には、押圧部材5の押圧操作時における押釦スイッチの断面図を示している。押圧部材5の操作時には、突起部16の先端部が貫通孔21内に受け入れられ、反転バネ3が反転動作した際には、その頂部である可動接点11に直接当接する。
このように構成することで、突起部16の先端部は直接ゴムシート4を押圧せず、これによってヒステリシスをより低減することができる。ただし、突起部16の先端部が直接反転バネ3に当接することにより、移動量−作動力特性において変曲点を生じることがある。変曲点の発生は、突起部16の大きさと貫通孔21の大きさとの関係を、突起部16の先端部が反転バネ3を反転動作させる時点で当接するように適宜調整することで防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用はこれらの実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。
第1の実施形態における押釦スイッチの分解断面図である。 ハウジングの平面図である。 ゴムシートの平面図である。 押釦スイッチの断面図である。 押圧部材の押圧操作時における押釦スイッチの断面図である。 押釦スイッチの移動量と作動力の関係を示した図である。 第2の実施形態における押釦スイッチの断面図である。 押圧部材の押圧操作時における押釦スイッチの断面図である。 押釦スイッチの移動量と作動力の関係を示した図である。 第3の実施形態における押釦スイッチの断面図である。 押圧部材の押圧操作時における押釦スイッチの断面図である。
符号の説明
1 ハウジング
2 接点部
3 反転バネ
4 ゴムシート
5 押圧部材
6 カバー部材
10 固定接点
11 可動接点
12 収容部
13 内壁
14 突出部
16 突起部
17 操作部
20 凹部
21 貫通孔

Claims (4)

  1. 押圧部材の押圧操作によりドーム状の反転バネが反転し、該反転動作により可動接点と固定接点とからなる接点部の接離をなす押釦スイッチにおいて、
    前記押圧部材は下面に前記反転バネの頂部に対応した突起部を備え、該突起部と前記反転バネとの間にはゴムシートが設けられ、該ゴムシートは前記押圧部材の押圧操作に伴って周縁部を含む全体が昇降可能となるように保持されていることを特徴とする押釦スイッチ。
  2. 前記ゴムシートは前記突起部に押圧される部分の前記反転バネ側の面に凹部を有してなることを特徴とする請求項1記載の押釦スイッチ。
  3. 前記ゴムシートは前記凹部の前記突起部による押圧中心部に貫通孔を有してなることを特徴とする請求項2記載の押釦スイッチ。
  4. 前記反転バネ及び接点部はハウジング内部の収容部に納められ、該収容部はその内壁に中央部に向かって突出する突出部を備え、前記ゴムシートは前記収容部の内面形状に略適合する形状に形成されて前記収容部に保持されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の押釦スイッチ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010021084A1 (ja) * 2008-08-21 2010-02-25 オムロン株式会社 キー照明スイッチモジュール
WO2014175446A1 (ja) * 2013-04-26 2014-10-30 シチズン電子株式会社 プッシュスイッチ及びスイッチモジュール

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