JP2007270746A - 可変翼を有する垂直軸形風水車 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】翼本体の少なくとも一部に可動可能部材を有し、微風時(周速比1程度以下、レイノルズ数が50,000〜100,000未満)では翼形状を抗力型に保ち、風速が増加(周速比1程度以上レイノルズ数が100,000以上)すると翼形状が揚力型に可変できる翼構造を有することを特徴とする垂直軸型風車。
【選択図】図6
Description
これは、作用流体の向きに対して垂直方向に設けた回転軸と、この回転軸を中心にして回転軸とほぼ平行(すなわち、作用流体の向き例えば風向きに対して垂直方向)に設けた複数の翼と、回転軸端部に連結する発電機を具備し、作用流体からの力を複数の直線翼に受けると直線翼のそれぞれの揚力で回転軸を回転させる構造のものであり、ダリウス型タービンは元来風車として開発されたものである。
風力発電用に用いられる垂直軸形風車には抗力型と揚力型があり、その特徴として、抗力型は風車翼の周速比(翼端速度/風速)が1以上になると風車をそれ以上に回すモーメントが発生せず、風速が上がってもそれ以上の回転数を得ることができず発電効率が悪いという問題がある。一方揚力型は風速比1以上では風車の空力特性が良くなり風車を効率よく回すことができるが、周速比が1以下では風車の空力特性が悪くなり風車を回すモーメントが小さくなる。また起動モーメントが小さく停止状態からの起動が非常に困難であり、また風車の回転数増加割合が低くい(回転が始まってもなかなか回転数が増加しない)という問題がある。
尤も、自然エネルギーの変動は激しいので、出力周波数変化を含む発生電力の変動は、いずれのタイプの風水車を用いたときにも生じ得る。ただ、重要な傾向として、以下の具体的な説明から推測できるように、一般的に微風時に出力効率が高い構造と、強風時に出力効率が高い構造とはトレードオフの関係にありがちであり、また、微風時の風車の自起動性と強風時の出力効率との関係もトレードオフになりがちであり、いずれかに重点を置いた設計であると、他方が満足なものでない傾向にあるのは否めない。また、風車と水車とでは、レイノルズ数が大きく異なる点にも留意する必要がある。
(1)「翼本体の少なくとも一部に可動部材を有し、微風時(周速比1程度以下,レイノルズ数が50,000〜100,000未満)では翼形状を抗力型に保ち、風速が増加(周速比1程度以上レイノルズ数が100,000以上)すると翼形状が揚力型に可変できる翼構造を有することを特徴とする垂直軸形風水車」;
(2)「前記可動部材は、翼の背面(外側面)又は腹面(内側面)に枢軸止めされ、少なくとも部分的に軸回動し、ホームポジションから起立して翼形状を抗力型に保ち、ホームポジションに伏倒されて揚力型になるフラッパー状のものであることを特徴とする前記第(1)項に記載の垂直軸形風水車」;
(3)「前記可動部材は、遠心力により、ホームポジションに伏倒されるものであることを特徴とする前記第(1)項又は第(2)項に記載の垂直軸形風水車」;
(4)「前記可動部材は、前記翼本体の後部分に位置する可動翼であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(3)項のいずれか1に記載の垂直軸形風水車」;
(5)「前記翼本体は、前記可動部材を収容する凹部を有するものであることを特徴とする前記第(1)項乃至第(3)項のいずれか1に記載の垂直軸形風水車」;
(6)「前記可動部材は、翼の背面(外側面)又は腹面(内側面)を構成する板状部材であり、相手の腹面部材(内側面部材)又は背面部材(外側面部材)から離間及び近接するように枢軸されたものであることを特徴とする前記第(1)項に記載の垂直軸形風水車」;
(7)「前記可動部材は、板状の腹面部材(内側面部材)と背面部材(外側面部材)との間に架設され、該腹面部材(内側面部材)と背面部材(外側面部材)の間の凹部間隙を伸縮させ得るものであることを特徴とする前記第(1)項に記載の垂直軸形風水車」;
(8)「前記可動部材又は前記翼本体に付勢部材を有し、該付勢部材は、風力に応じて付勢強度の異なる他の付勢部材と取替自在なものであることを特徴とする前記第(1)項乃至第(7)項のいずれか1に記載の垂直軸形風水車」;
(9)「前記可動部材又は前記翼本体に付勢部材を有し、該付勢部材は、風力により、付勢強度を調節可能なものであることを特徴とする前記第(1)項乃至第(7)項のいずれか1に記載の垂直軸形風水車」;
(10)「前記翼本体を2枚乃至6枚有することを特徴とする前記第(1)項乃至第(9)項のいずれか1に記載の垂直軸形風水車」により達成される。
図5に本発明における原点、基本的な考え方の概要を示す。同図(A)は風水車を上面より見た平面図の翼部で切断した断面図であり、翼はそのそれぞれの端部を2枚の翼支持板に固定支持され、翼支持板は中心軸に固定されているので中心軸は翼の回転と共に回転する。同図(B)は翼部のみ表している。
風車である場合について説明すると、風車停止状態に微風を受けた風車は、同図(A)のように抗力型風車の状態で回すモーメントが発生し起動、風速の増加と共に回転が増加する。さらに風車の回転が増加して周速比が1程度以上になると、同図(B)のようにフラッパーは、発生した遠心力で開放機構の押圧を押しのけ翼本体に密着し揚力型風車の状態となり、空力特性が良くなり風車を効率よく回す。
同図(A)のポジション(1)でフラッパーは開放機構の押圧で開かされると共に風流の風圧によっても開かされる方向に力を受けている、と同時にフラッパーに発生する遠心力で閉られる方向に力を受けている。しかしフラッパーを開放しようとしている力の方が閉じようとしている力より強いのでフラッパーは全開の状態である。これがポジション(2)の位置まで回転すると風流の風圧はポジション(1)とは逆にフラッパーを閉じる方向に働きフラッパーを開かせようとする力は減り開放機構のフラッパー押圧設定によってはフラッパーはやや閉じる場合もある。さらに回転してポジション(3)の位置(このようなフラッパーの位置、姿勢状態を、便宜上「ホームポジション」というが、同図では、フラッパーを視認し易く表示するため、僅かに起立した状態で描かれている)にくると、風流はポジション(2)の位置と同様にフラッパーを閉じよう(伏倒しよう)と働くが、フラッパーにあたる角度の相違でポジション(2)よりその影響は少ない。またこの時フラッパーがやや閉じた状態であれば風流に対する抵抗が減り、回転力を減少させる力の程度を少なくでき望ましい。ポジション(4)でフラッパーは開放機構の押圧で全開状態となっている。
風速が増加し風車の回転が増加すると(高速回転)、同図(B)のごとくフラッパーに働く遠心力がフラッパーを開放(起立)しようとする力に打ち勝ち、どのポジションでもフラッパーは翼本体に密着し揚力型の風車となって回転する。
フラッパーの先端部(フラッパー回転軸と逆方向)およびその近傍がフラッパーの他の部分に比べ比重の大きな状態で造られておれば(比重の大きな物質で構成されたり、その部分に比重の大きな物体が埋め込まれている)、フラッパーは、例えば遠心力等により容易にフラッパー回転軸を中心に回転、閉じやすくなる。
図6に本発明の具体例1を示す。図(A)下部の図は、支持板に取り付けられた翼部の側面図であり、上部の図は側面図(ア)−(ア)部を断面した平面図である。
翼本体はその両端をそれぞれ2枚の翼支持板にねじで固定されると共に可動部材の1例としてのフラッパーのためのフラッパー軸が貫通されており、このフラッパー軸はその両端が翼支持板にナットで固定されている。また翼本体にはフラッパー収納可能な凹部が設けられ、フラッパーはこの部分でフラッパー軸を中心に揺動可能にセットされていて、翼本体にねじで固定された付勢部材の1例としての板バネで外側に押圧、開放されている。本発明における付勢部材は、無論、板バネやコイルバネのようなバネ部材に限られず、各種の弾性部材(例えばゴム)、又はその他を用いることができるが、そのような付勢部材の選択は当業者にとって容易であろう。
フラッパーの全開放程度は、フラッパーのフラッパー軸近傍の平面部が、翼本体凹部の平面に当接することにより決まるので、この部分の形状を変えることで全開放程度を任意に設定することができる。なおフラッパーには前記板バネ固定用のねじ頭部が収まる凹部が形成されているので、同図(B)のごとく風速が増加、風車回転増加による遠心力増大によりフラッパーは翼本体凹部に入り翼本体と一体となり、翼の外周部は設定した揚力型翼形状を構成することができる。
この図に示される例の風車の場合、フラッパーは板バネに当接、この板バネが翼本体に当接することによりフラッパーの閉鎖形状が規定されているが、これに限らずフラッパーに板バネ収容凹部を大きく設け、フラッパーを直接翼本体に当接させて閉鎖形状を規定してもよい。
板バネやコイルバネ等の付勢部材は、可動部材又は翼本体に容易に取替自在なものであることができ、風力に応じて、付勢強度の異なる他の付勢部材(スペア)と取り替えられるものであることが、必須ではないが、より好ましい。または、付勢部材は、風力により、付勢強度を調節可能なものであることが、必須ではないが、より好ましい。このような態様は、厚さの異なるスペーサの使用や、歪性度調節用螺子部材の採用等、当業者にとっては容易なはずである。水車の場合も同様である。
図7及び図8は具体例2を示す。この例は具体例1の変形で、板バネがフラッパーを全開するまで押していないものであると共に、フラッパーを2箇所に設けたものである。
同図(A)のように板バネがフラッパーを全開させていない状態でも、図5のポジション(1)の状態のように風流が翼後部より流れる状況の場合には、その風力でフラッパーは(B)図のように全開となり大きな回すモーメントを得ることができる。翼の回転位置が変わりさらに90度あるいは180度回転した状態においては、フラッパーは風流の力により閉じやすくなっているから具体例1の場合より大きく閉じるので、回転抵抗が例1の場合よりも小さくなる。
図9は具体例3を示す。この具体例は例1の板バネをねじりコイルばねにしたものであり、フラッパーは4箇所設けられている。この例においては、図示してないが、コイルばねの一端を支持する座部材をスライド可能に止めて、コイルばねの巻き具合を加減し、コイルばねの付勢力を調節可能とすることができる。
図10は具体例4を示す。この図は翼本体平面の可動部材(フラッパー部)を含む位置を断面したものであり、翼幅全体または翼幅の一部分における翼後部がフラッパー(可動翼)となっているものである。可動翼の動作範囲は、可動翼の可動翼軸近傍の平面部が翼本体の平面部と当接することにより決まり、具体例1と同様にその平面部の位置や形状を変更することにより、可動翼の可動範囲を変えることができる。
翼本体に設けられた穴のなかには、ピストン状の軸(駆動軸)が圧縮コイルばねと共に収納されており、駆動軸の細くなった一方の軸部は翼本体に設けられた穴を貫通して外に突出可能となっており、細くなった他方の軸部は圧縮コイルばねを保持しているので、その圧縮コイルばねにより前記駆動軸は常に翼本体外部方向に押されている。これにより駆動軸の、翼本体の穴に貫通した先端部が前記可動翼の動作範囲を制限する平面部を押すので、風車の停止状態において可動翼は他方の平面部が翼本体平面部に当接して、同図(A)のごとく風車回転中心方向に押し曲げられた状態になるので、翼は抗力型の翼形状となっている。
風速が増加して風車の回転が増加すると、可動翼は遠心力により可動翼軸を中心に回転し、駆動軸端が当接している平面部が翼本体の対向する平面部と当接して、翼は揚力型の翼形状になる。
図11は具体例5を示す。この例は例4の可動翼押圧手段をコイルばねからガススプリングに変更したものである。
このように、可動部材は、翼本体の後部分に位置する可動翼であることができる。
図12は具体例6を示す。この例はフラッパー(補助翼)が翼本体内を摺動可能に構成したものである。翼本体には補助翼が勘合、翼内側壁後方に向けて斜め後方に摺動可能な穴が設けられており、その内部には翼形状部を具えた補助翼とそれを押圧する圧縮コイルばねが挿入され、補助翼は前記翼本体の勘合穴と勘合状態にあり、停止時には補助翼の先端が翼形状を成した補助翼の一部が翼本体より風車回転中心側に突出した状態となる。また前記勘合穴の補助翼側と反対側の部分には、外周部が翼形状の一部を成す蓋が設けられ、穴を塞ぐと共に圧縮コイルばねのストッパーの役割をしている。
風速が増加して風車の回転数が増加するとともに、補助翼には遠心力による風車外側方向の力が増加し、補助翼は圧縮コイルばねを縮めて翼本体内部に入っていくので補助翼の翼本体からの突出量は風車回転の増加と共に減少していく。さらに風車の回転が増加すると、最終的に補助翼の突出部とは反対側の端面が前記蓋の凸部に当接して止まり、翼は揚力型の形状になる。
図13は具体例7を示す。この例は具体例1のフラッパー軸を翼前部に設けフラッパーを大きくしたものであり、具体例1に比べ風流に対する翼前部と後部からの抗力差が大きくなる(よりくさび形形状となる)ので、例1より大きな回すモーメントが得られる。
図14は具体例8を示す。この例は例7の翼(翼本体及びフラッパー)をアルミニウム等の金属板を成形して構成したもので、金属板で翼外周形状を形成し翼内部は空洞となっている。翼本体は接着や溶接により翼支持板と一体化されて風車を回転させる。この翼は金属板に限らずプラスチックで形成してもよく、内部が空洞であるので風車の軽量化が可能となり、風車の駆動を容易にする。
本図でフラッパーの幅は翼本体の幅と同じになっているが、これに限らず幅の短いものであってもかまわないし、その数は複数でもよい。
図15、図16には、参考として、図5,6に示される具体例1の風水車と同形で、但しフラッパーを具備しない比較のための水風車を、風車として用いることを想定し或る前提下でシュミレーションしたときの負荷トルク特性(各種流速におけるトルク係数のレイノルズ数依存特性)、実試験結果としての負荷トルク特性を、それぞれ示す。
両図に示される特性比較から、比較水車の場合は流速が低くしたがって低レイノルズ数のときは、起動性に問題があるが、これに対して、本発明のダリウス車は、流速が低くしたがって低レイノルズ数の場合であっても、問題なく起動(回転)することが分かる。
また、(1)我々は、1枚翼から6枚翼までソリディティ(σ)を、表1に示される結果に基き全て0.179一定にして、起動トルク特性を実際に測定して、図20に示されるような結果を既に得ている(非特許文献4参照)。
そして、これら結果は、本発明のダリウス車においても、それぞれの使用条件下で最適化するため、大いに参考にすることができることが判明したので、その点について、以下、詳述することにする。
図22では,流速0.6m/sの場合を除き、周速比1.2〜1.3付近で流速に関わらず最大効率が約20〜23%と近い値になっていることがわかる。図21の最大出力の運転状態は流速が一定であれば入力(Pi)も一定であるため、図22の水車効率の最大値をとる状態に相当する。すなわち、各流速の効率の最大値(ηm)は図22からはぼ同様な値となっているので、(ηm)を一定と仮定すると最大出力(PTmax)は前記式(13)より、式(14)、最大出力は流速の3乗に比例することになる。
以上から、ソリディティが大きくなるほどトルクは増加するが、回転数(周速比)が低下するため水車出力は低下することが分かる。潮力発電の場合、高い周速比と水車効率の最大値を考慮すれば、σ=0.179の水車が最適であるといえるが、このような考え方は、流体密度の違い、流速によるレイノルズ数の違いを考慮しつつ、風力発電の場合に参考にすることができる。
以上の結果から、本発明における風水車は、ソリディティ(σ)を所定の値にした場合、翼枚数が2枚〜6枚であることが好ましく、より好ましくは3枚〜4枚である。翼枚数が過少であると起動性の点で問題になることがあり、過多であると全体効率を低下することがある。
具体的には、ダリウス型水車において翼取付角が特性へ及ぼす影響を知見(鈴木、直井ほか:「円弧翼垂直軸形風車の基礎特性〜風車特性に対する翼枚数の影響〜」、電気設備学会全国大会論文集、pp.265-266(2004))している。翼は回転円周上に接する向きがよく、そのずれは水車効率に悪影響を及ぼすとされている。しかし、直線翼垂直軸形風車においては翼取付角により風車効率が改善するという報告もある。そこで、円弧キャンバー翼をもつ垂直軸形風車の翼取付角が風車特性に及ぼす影響について表3、図26、27、28に基いて説明する。
この回転角に着目すると、取付角を正方向にすると起動トルクは増加し自起動性が改善することを示している。一方、負方向にすると起動トルクは減少する。
したがって、風車の翼取付角を−3〜+3degの範囲で変化させた場合、風車特性が変化することを示し、(1)翼取付角を正方向にすると起動トルク特性は改善し、(2)翼取付角を負方向にすると効率は良くなり、(3)翼取付角の方向と起動トルク特性および負荷特性の改善は相反する関係となることが分かる。
3 支持枠
30 翼
30b 翼後部
30c 翼後端
61 車軸
62 翼固定板
63 ブレード
Claims (10)
- 翼本体の少なくとも一部に可動可能部材を有し、微風時(周速比1程度以下,レイノルズ数が50,000〜100,000未満)では翼形状を抗力型に保ち、風速が増加(周速比1程度以上レイノルズ数が100,000以上)すると翼形状が揚力型に可変できる翼構造を有することを特徴とする垂直軸形風水車。
- 前記可動部材は、翼の背面(外側面)又は腹面(内側面)に枢軸止めされ、少なくとも部分的に軸回動し、ホームポジションから起立して翼形状を抗力型に保ち、ホームポジションに伏倒されて揚力型になるフラッパー状のものであることを特徴とする請求項1に記載の垂直軸形風水車。
- 前記可動部材は、遠心力により、ホームポジションに伏倒されるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の垂直軸形風水車。
- 前記可動部材は、前記翼本体の後部分に位置する可変翼であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の垂直軸形風水車。
- 前記翼本体は、前記可動部材を収容する凹部を有するものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の垂直軸形風水車。
- 前記可動部材は、翼の背面(外側面)又は腹面(内側面)を構成する板状部材であり、相手の腹面部材(内側面部材)又は背面部材(外側面部材)から離間及び近接するように枢軸されたものであることを特徴とする請求項1に記載の垂直軸形風水車。
- 前記可動部材は、板状の腹面部材(内側面部材)と背面部材(外側面部材)との間に架設され、該腹面部材(内側面部材)と背面部材(外側面部材)の間の凹部間隙を伸縮させ得るものであることを特徴とする請求項1に記載の垂直軸形風水車。
- 前記可動部材又は前記翼本体に付勢部材を有し、該付勢部材は、風力に応じて付勢強度の異なる他の付勢部材と取替自在なものであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1に記載の垂直軸形風水車。
- 前記可動部材又は前記翼本体に付勢部材を有し、該付勢部材は、風力により、付勢強度を調節可能なものであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1に記載の垂直軸形風水車。
- 前記翼本体を2枚乃至6枚有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1に記載の垂直軸形風水車。
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