JP2007267775A - 泡混合装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】給水配管5を介して混合器3に消火用水1を圧送する消火ポンプ6と、一端が制御弁20の一次側流路に接続された一次側泡原液配管8と、一端が制御弁20の二次側流路に接続され、他端が混合器3に接続された二次側泡原液配管9と、一次側泡原液配管8を介して制御弁20の一次側流路に泡原液2を圧送する泡原液ポンプ10と、給水配管5内の消火用水1の圧力と二次側泡原液配管9内の泡原液2の圧力との差圧が一定となるように制御弁20の主弁の開度を制御する調圧パイロット弁40と、を備える。
【選択図】図1
Description
図1はこの発明の実施の形態1に係る泡混合装置の全体構成を模式的に示す構成図、図2はこの発明の実施の形態1に係る泡混合装置における制御弁の閉弁状態を示す断面図、図3はこの発明の実施の形態1に係る泡混合装置における制御弁の開弁状態を示す断面図、図4はこの発明の実施の形態1に係る泡混合装置における調圧パイロット弁の構造を説明する断面図であり、図4の(b)は図4の(a)に対して直交する平面における断面図を示している。
弁本体21は、一次側泡原液配管8が接続される一次側流路22と、二次側泡原液配管9が接続される二次側流路23と、一次側流路22と二次側流路23とを連通する連通孔24と、軸心を連通孔24の孔中心に一致させて、かつ、二次側流路23を挟んで連通孔24と相対して形成されたシリンダ室25と、を備えている。そして、弁座26が、連通孔24に嵌着されている。
また、加圧流体が流入出口39から作動室25bに供給されると、ピストン35がスプリング34の付勢力に抗して、図2中上方に移動される。そして、主弁27のOリング30が連通孔24の弁座26から離反され、図3に示されるように、一次側流路22と二次側流路23との間の流路が開放される。
本体41は、第1分割体42と、第2分割体43とに分割構成されている。そして、フラム押さえ44に保持されたフラム45が、第1分割体42と第2分割体43とに挟持され、第1操作室46と第2操作室47とを画成するように本体41内に取り付けられている。
そこで、P3+α>P2の場合には、図4の(a)、(b)に示されるように、フラム45は下降し、第2シャフト71および弁体62はばね60の付勢力に抗して下降する。これにより、弁体62は弁座61から離間し、一次側接続口50とシリンダ接続口52とが連通される。また、P3+α≦P2の場合には、フラム45は上昇し、第2シャフト71および弁体62はばね60の付勢力により上昇する。これにより、弁体62は弁座61に着座し、一次側接続口50とシリンダ接続口52との連通が遮断される。
まず、モータバルブ11が作動すると、一次側泡原液配管8内の泡原液2が、第1配管15を介して調圧パイロット弁40の一次側接続口50から弁室57内に流入する。また、給水配管5内の消火用水1(P3)が第4配管18を介して消火用水接続口48から第1操作室46内に流入する。このとき、制御弁20が閉弁されているので、泡原液2は二次側泡原液配管9内に流入していない。そこで、P3+α>P2となり、一次側接続口50とシリンダ接続口52とが連通される。これにより、泡原液2は、第3配管17を介して制御弁20の流入出口39から作動室25b内に流入する。そして、泡原液2が作動室25b内に充満されると、ピストン35が上昇され、主弁27が弁座26から離反され、一次側流路22と二次側流路23との間の流路が開放される。この時、ピストン室25a内の泡原液2は開口38を通って二次側流路23に流出する。そこで、泡原液2が一次側泡原液配管8から制御弁20を通って二次側泡原液配管9に流入し、二次側泡原液配管9内の泡原液2の圧力が上昇する。
そして、圧力P3の消火用水1が給水配管5を通って混合器3に圧送される。一方、泡原液2は、圧力P3との差圧を一定に調圧されて、二次側泡原液配管9を通って混合器3に圧送される。そして、消火用水1と泡原液2とが、混合器3内で混合され、所定の混合比の泡水溶液が得られる。
まず、圧力(P3)が1MPa、流量(Q)が10000L/minの消火用水1が消火ポンプ6から放出されているものとする。そして、圧力が変動すると、流量は、Q=k・P1/2(但し、k:流量係数)に基づいて変化する。
つまり、P3=0.9MPaの時は、Q=9487L/minとなり、P3=0.8MPaの時は、Q=8944L/minとなり、P3=0.7MPaの時は、Q=8367L/minとなる。
そこで、P3が1MPaの時は、消火用水と泡原液との混合比A={101/(10000+101)}×100=1%となる。
また、P3が0.9MPaの時は、A={101/(9487+101)}×100=1.053%となり、P3が0.8MPaの時は、A={101/(8944+101)}×100=1.117%となり、P3が0.7MPaの時は、A={101/(8367+101)}×100=1.193%となる。
このように、消火用水1の圧力P3が大きく変動しても、消火用水と泡原液との混合比はほぼ一定に維持されることが分かる。この混合比の変動は消火運用上何等支障のないものである。
また、消火用水1の圧力P3が変動しても、二次側泡原液配管9内の泡原液2の圧力P2が圧力P3の変動に追従して変動し、差圧ΔPが一定となるので、消火用水1と泡原液2とが常に所定の混合比率で混合される泡水溶液が得られる。
従って、この泡混合装置は、例えば10000L/min以上の大容量泡放射システムに適用しても、所望の混合比率の泡水溶液を安定して供給することができる。
図5はこの発明の実施の形態2に係る泡混合装置の全体構成を模式的に示す構成図である。
図5において、第1配管15は第4配管18から分岐して調圧パイロット弁40の一次側接続口50に接続され、モータバルブ11が第1配管15の経路途中に配設されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
また、この実施の形態2においては、消火用水1が制御弁20の一次側シリンダ室32aに供給されるので、制御弁20における腐蝕の発生が抑制される。
Claims (4)
- 消火用水と泡原液とを混合して泡水溶液を生成する混合器と、
上記混合器に上記消火用水を圧送する第1送液手段と、
上記混合器に上記泡原液を圧送する第2送液手段と、
一次側流路と二次側流路とを仕切る弁座に対して接離可能に配設された主弁を有し、該主弁の開度を変化させて、該一次側流路から該二次側流路に流れる流量を調整する制御弁と、
一端が上記制御弁の上記一次側流路に接続された一次側泡原液配管と、
一端が上記制御弁の上記二次側流路に接続され、他端が上記混合器に接続された二次側泡原液配管と、
上記混合器に圧送される上記消火用水の圧力と上記泡原液の圧力との差圧が一定となるように上記制御弁の上記主弁の開度を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする泡混合装置。 - 上記第1送液手段は、給水配管を介して上記混合器に上記消火用水を圧送する消火ポンプであり、上記第2送液手段は、上記一次側泡原液配管を介して上記制御弁の上記一次側流路に上記泡原液を圧送する泡原液ポンプであることを特徴とする請求項1記載の泡混合装置。
- 上記制御弁の上記主弁の開閉駆動力として、上記一次側泡原液配管内の上記泡原液が用いられることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の泡混合装置。
- 上記制御弁の上記主弁の開閉駆動力として、上記給水配管内の上記消火用水が用いられることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の泡混合装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103566506A (zh) * | 2013-11-19 | 2014-02-12 | 北京中卓时代消防装备科技有限公司 | 一种机场消防车的泡沫比例混合系统及装置 |
CN114917778A (zh) * | 2022-05-16 | 2022-08-19 | 西安科技大学 | 一种用于制备高稳定泡沫的发泡装置及发泡方法 |
Citations (3)
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JPS50137196A (ja) * | 1974-04-16 | 1975-10-31 | ||
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JP2005121139A (ja) * | 2003-10-16 | 2005-05-12 | Nohmi Bosai Ltd | 調圧パイロット弁及びそれを用いた調圧システム |
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2006
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