JP2007260276A - マスカラ等のブラシの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】輪状のブラシ毛となり得る弾力性ないし保形性のあるブラシ毛繊維をブラシ軸に保持させるにあたり、針金等のブラシの軸部材11に所要の太さの繊維2を所要数巻き付け、この繊維2を巻き付けた軸部材1と所要の太さのブラシ毛繊維巻付け具4とを合わせて、この合わせた軸部材1と巻付け具4に軸部材に巻き付けた繊維2の所要の巻付け回数毎となるようにブラシ毛繊維3を所要回数巻き付け、その後、巻付け具を除いてブラシ毛繊維付き軸部材を作成し、同様にして得たブラシ毛繊維付き軸部材と併せて捻るなどによって、輪状のブラシ毛をブラシ軸に保持させることを特徴とするマスカラ等のブラシの製造方法。
【選択図】図3
Description
従来のマスカラブラシにおいて、ブラシにマスカラ墨を多く付着させる方法として、ブラシの毛を凹凸に加工したもの(例えば、特許文献1参照。)やマスカラブラシのブラシ軸を特殊な形状としたもの(特許文献2)などが知られている。
本発明者は上記課題を解決するために、図8に示すようにブラシ毛aを円形ないし楕円形等の輪状に作り、このブラシ毛aの輪状の面がブラシ軸Pの長手方向に対して0°から90°の方向、すなわちブラシ軸Pの長手方向と同一方向から直角方向になるようにして、ブラシ毛aをブラシ軸Pに設けたマスカラブラシを先に提案した(特許第3574828号)。図8(A)は側面図、(B)はブラシの先端側から見た図(正面図)を示す。
このマスカラブラシによれば、マスカラ墨はブラシ毛の輪状の面に膜状になって保持され、塗布時に保持されたマスカラ墨の膜が睫毛ではじけて容易に転写されるほか、ブラシ毛が輪状であるため当りが柔らかであるなどの効果が得られる。このほか、輪状のブラシ毛とブラシ毛との間に適当な間隔を設けることによって、塗布時に睫毛を梳り、形を整え易いという利点をも有する。
本発明は、輪状のブラシ毛を有し、かつ、この輪状のブラシ毛とブラシ毛の間隔を適正に有するマスカラ等のブラシを容易に作ることのできる製法を提供することを目的とするものである。
また本発明は、上記のようにして得られるマスカラ等のブラシに関するものである。
捻り合せる軸部材は2本である必要は無く、2本以上用いてよい。
繊維の接着剤での固定は、接着剤を塗布した繊維を軸部材に巻き付ける方法、繊維を巻き付けた後に接着剤を塗布して接着する方法及び、接着剤を塗布した軸部材に繊維を巻き付ける方法のいずれの方法によっても良い。
同様に、繊維を軸部材に巻き付けた後に加熱して熱接着(加熱融着)してもよく、加熱した繊維を巻き付ける方法によっても良い。
ブラシ毛繊維を軸部材に所要回数巻き付ける毎に巻付け具を介して軸部材に巻き付ける行為を繰り返す方法によっても良い(図2参照)。
巻き付けたブラシ毛繊維の軸部材への固定は、軸部材の繊維の間に挟持されたままとするか、又は更に接着剤で固定するようにしても良い。
ブラシ毛を所定数巻き付けたのち巻き付け具を除去し、輪状のブラシ毛の付いた軸部材を同様にして作成したブラシ毛付き軸部材とあわせて捻りブラシ毛付き軸とする。または、一本の輪状のブラシ毛付き軸部材を折り曲げて重ねて捻ってブラシ毛付き軸とする。
得られたブラシ毛付き軸には、常法にしたがって、柄(持ち手)などを付けて製品とする。
図1は、本発明の基本的な方法を示す模式図である。図中、11は軸部材(針金)で、AとBは軸部材11に巻き付けられた巻付け繊維を示し、Cはブラシ毛繊維を示す。巻付け繊維A、Bは予め軸部材11に所定の間隔で巻き付けられていて、ブラシ毛繊維Cは軸部材11上では巻付け繊維A、Bの間に位置させて巻付け具3に巻き付ける工程を順次繰り返して軸部材11に輪状のブラシ毛を作る。
例えば繊維Aとして緑色のナイロン糸、繊維Bとして黒色のナイロン糸などとすることができ、AとBで太さの異なるものとすることができる。
図3(A)は巻付け繊維2(前記A、B)軸部材11を示す。図3(B)は軸部材11に繊維2を巻き付けた繊維付き軸部材1を示す。このようにして得た繊維2付き軸部材1を巻付け具4とあわせ(図3(C))、図3(D)に示すように軸部材1と巻付け具4にブラシ毛繊維3を巻き付ける。巻付け終了後、巻付け具4を除去して、図3(E)に示すように、同様にして得た他のブラシ毛繊維付き軸部材とあわせて捻り、ブラシ毛付きブラシ軸1Aとする。
図4はブラシ毛付きブラシ軸1Aの模式図である。3は輪状のブラシ毛を示す。図5は柄(持ち手)5を付けた製品ブラシとしての一例を示す。
上記のことから本発明は、マスカラブラシに限らず種々のブラシの製造に適用できる。
11 軸部材
2 巻付け繊維、
3 ブラシ毛繊維、
4 巻付け具
Claims (6)
- 輪状のブラシ毛となり得る弾力性ないし保形性のあるブラシ毛繊維をブラシ軸に保持させるにあたり、針金等のブラシの軸部材に所要の太さの繊維を所要数巻き付け、この繊維を巻き付けた軸部材と所要の太さのブラシ毛繊維巻付け具とを合わせて、この合わせた軸部材と巻付け具に軸部材に巻き付けた繊維の所要の巻付け回数毎となるようにブラシ毛繊維を所要回数巻き付け、その後、巻付け具を除いてブラシ毛繊維付き軸部材を作成し、同様にして得たブラシ毛繊維付き軸部材と併せて捻るなどによって、輪状のブラシ毛をブラシ軸に保持させることを特徴とするマスカラ等のブラシの製造方法。
- 軸部材に巻付ける繊維とブラシ毛繊維が同じ繊維であることを特徴とする請求項1に記載のブラシの製造方法。
- 軸部材に巻付ける繊維とブラシ毛繊維が異なる繊維であることを特徴とする請求項1に記載のブラシの製造方法。
- 長いブラシ毛繊維付き軸部材を二つ折して捻り合わせることを特徴とする請求項1に記載のブラシの製造方法。
- 軸部材に巻付けた繊維を接着剤で固定するか又は繊維を加熱融着させることを特徴とする請求項1に記載のブラシの製造方法。
- 請求項1ないし5記載の製造方法によって得られるマスカラ等のブラシ。
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JP2019018075A (ja) * | 2015-05-01 | 2019-02-07 | エイエイ アールアンドディー エルエルシー | 化粧品アプリケーターブラシ |
CN115581491A (zh) * | 2022-07-14 | 2023-01-10 | 北京爱霖医疗科技有限公司 | 纤维毛装载装置、栓塞用带纤维毛弹簧圈及其制备方法 |
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