JP2007256573A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007256573A JP2007256573A JP2006080317A JP2006080317A JP2007256573A JP 2007256573 A JP2007256573 A JP 2007256573A JP 2006080317 A JP2006080317 A JP 2006080317A JP 2006080317 A JP2006080317 A JP 2006080317A JP 2007256573 A JP2007256573 A JP 2007256573A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image forming
- user
- forming apparatus
- storage
- operation information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
【課題】異常発生時のユーザーによるモード設定情報を記憶する際に、その設定順序を記憶することにより正確な異常動作の再現を可能とし、その原因特定も容易となる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】画像形成に関するユーザー操作情報を検知可能なユーザー操作検知手段22、305と、前記ユーザー操作検知手段により入力されたユーザー操作情報を記憶可能な記憶手段302と、前記記憶手段へのユーザー操作情報の記憶を時系列的に記憶するための記憶管理手段303と、前記記憶管理手段により記憶されたユーザー情報を再度時系列的に呼び出し可能な呼出管理手段303と、によりユーザーにより設定された画像形成に関する一つ以上の操作情報をもとに、該画像形成終了後に再度自動的に該操作と同一の順序により同一の画像形成動作を再現する再現モード機能を備える、ことを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図1
【解決手段】画像形成に関するユーザー操作情報を検知可能なユーザー操作検知手段22、305と、前記ユーザー操作検知手段により入力されたユーザー操作情報を記憶可能な記憶手段302と、前記記憶手段へのユーザー操作情報の記憶を時系列的に記憶するための記憶管理手段303と、前記記憶管理手段により記憶されたユーザー情報を再度時系列的に呼び出し可能な呼出管理手段303と、によりユーザーにより設定された画像形成に関する一つ以上の操作情報をもとに、該画像形成終了後に再度自動的に該操作と同一の順序により同一の画像形成動作を再現する再現モード機能を備える、ことを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像形成のための複雑なモード設定を持つ複写機において、ユーザーが所定の動作設定時に陥ってしまう想定外の動作不良を早期に発見するための、モード設定順序記憶機能を持つ画像形成装置に関する。
近年、複写機及び複合機は多機能化が進み、例えば、記録紙の選択、変倍モードの変倍率、両面モードの両面→片面、両面→両面、画像濃度の調整、ステイプル、ソートといった後処理設定等の多くの複写動作モードを有する。さらに、FAXの送受信、ネットワークによる電子データ転送、ネットワークを介したプリント動作、USB等によるローカルなプリント動作、HDD等の装置大容量記憶媒体へのスキャン動作等の多くの複合機動作モードが選択可能に構成されている。
ユーザーはこのような多機能化に伴い、各複写処理、複合処理に応じて煩雑なモード設定操作を行っている。当然ながら、装置自体の制御プログラミングも複雑かつ大容量になっており、ユーザーへ装置を提供する上で想定される全ての動作設定における試験、評価が十分に実施されている。
それにもかかわらず、ユーザーが所定の動作設定時に、想定外の制御不良が発生してしまう事態が生じる不都合が稀に発生することがあった。その際、速やかに原因を特定し、装置プログラミングを改善する必要がある。原因特定のために動作不良時と同様の動作モード設定を装置へ再度実施する必要が発生するが、ユーザーに装置への全ての設定及び解除操作を記憶してもらうわけにもいかない。また、ユーザー自身どのような手順で設定動作を行ったかを意識しているわけではないため、動作不良の原因となる動作モードの特定のため想定される全ての動作モードを再度試験実施せねばならず、膨大な解析時間が必要であった。
上記従来例に関連する先行技術文献としては、例えば、特許文献1に開示されている「リジューム機能付複写機」がある。これは電源投入時に、標準モード設定も含みすべて、OFF前のモードに復帰させるリジューム機能、又はオートクリア等の場合には標準モードに復帰させるといったモード設定を記憶しておき、選択的に各モード復帰を実施するものである。
その他の先行技術文献としては、例えば、特許文献2に開示されている画像形成装置がある。この画像形成装置では、通常の複写モード使用時に異常が発生した場合に、その複写動作時の画像データ、及びその複写動作のモード設定をそれぞれ不揮発性メモリに格納する。そして、異常解消のため、電源のオフを実施したのちの電源再投入時に、速やかに異常発生前の状態へ画像データ及び動作モードをリカバリするものである。
特開平06−214443号公報
特開2002−196627号公報
しかしながら、上記の複写機にあっては、異常発生時に速やかにリカバリすることは可能だが、異常自体が所定のモード設定時の設定順序に起因する制御不良であった場合、モード設定事態が記憶されているため正常にリカバリ復帰してしまう。その結果、ユーザーにいずれまた同様の異常状態を招来させるという問題点があった。
本発明では、異常発生時のユーザーによるモード設定情報を記憶する際に、その設定順序を記憶することにより正確な異常動作の再現を可能とし、その原因特定も容易となる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するため、以下(1)〜(8)の構成を備えるものである。
(1)ユーザーにより入力された画像形成に関する一つ以上の操作情報に従い、画像形成動作を行う画像形成装置において、
画像形成に関する前記ユーザー操作情報を検知可能なユーザー操作検知手段と、
前記ユーザー操作検知手段により入力されたユーザー操作情報を記憶可能な記憶手段と、
前記記憶手段への前記ユーザー操作情報の記憶を時系列的に記憶するための記憶管理手段と、
前記記憶管理手段により記憶された前記ユーザー操作情報を再度時系列的に呼び出し可能な呼出管理手段と、
によりユーザーにより設定された画像形成に関する一つ以上の操作情報をもとに、該画像形成終了後に再度自動的に該操作と同一の順序により同一の画像形成動作を再現する再現モード機能を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。
画像形成に関する前記ユーザー操作情報を検知可能なユーザー操作検知手段と、
前記ユーザー操作検知手段により入力されたユーザー操作情報を記憶可能な記憶手段と、
前記記憶手段への前記ユーザー操作情報の記憶を時系列的に記憶するための記憶管理手段と、
前記記憶管理手段により記憶された前記ユーザー操作情報を再度時系列的に呼び出し可能な呼出管理手段と、
によりユーザーにより設定された画像形成に関する一つ以上の操作情報をもとに、該画像形成終了後に再度自動的に該操作と同一の順序により同一の画像形成動作を再現する再現モード機能を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記記憶手段は電源オフ時もデータ保持可能な不揮発性記憶媒体である、
ことを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
ことを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
(3)前記記憶管理手段により前記記憶手段に記憶されるユーザー操作情報は、記憶されたユーザー操作情報に基づく画像形成動作終了後、ユーザーにより次の画像形成動作が実施される際のユーザー操作情報に随時更新される、
ことを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
ことを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
(4)前記記憶管理手段における時系列的な記憶は、前記ユーザー操作検知手段により電気的信号として入力されるユーザー操作情報をソフトプログラミングにより時系列情報を付加し、再度電気的信号として前記記憶手段に記憶する
ことを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
ことを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
(5)前記呼出管理手段における時系列的な呼び出しは、前記記憶手段より電気的信号として呼び出されるデータをソフトプログラミングにて前記記憶管理手段により付加された時系列情報とユーザー操作情報とに分離し、前記付加された時系列情報に従い前記ユーザー操作情報を実行する、
ことを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
ことを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
(6)前記ユーザー操作検知手段は、画像形成装置における操作部及び画像形成装置へユーザーがモード設定を行うための全てのユーザー入力機器である、
ことを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
ことを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
(7)前記再現モード機能が、前記同一の画像形成動作を、前記ユーザーにより操作情報が設定された画像形成装置以外の画像形成装置において再現される機能である、
ことを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
ことを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
(8)前記再現モード機能により、画像形成動作を再現した際に異常が発生した場合に、該異常情報を前記記憶手段に記憶する、
ことを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
ことを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
請求項1から請求項8記載の発明によれば、ユーザーによる画像形成に関するモード設定時の設定順序から記憶可能となるため、異常発生時の動作モードを正確に再現することが可能となる。よって、ユーザーによる異常発生後サービスマン等により現象発生時の操作情報を回収し、異常現象の解析を速やかに実施することで、その原因特定も容易となる。そのため同様の現象の再発を確実に防止することができ、ユーザーにとって総合的な装置稼動効率を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を図2に基づき説明する。
図2は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の内部構造を示す構成図である。本画像形成装置は、画像形成装置本体Aの各部にスキャナ部B、画像形成部C、シートデッキDを備える構成となっている。画像形成装置本体Aはその上部にブック原稿の画像情報を読み取る画像読み取り手段であるスキャナ部Bを有し、その下部に画像形成手段となる画像形成部Cを有し、さらにその下部にシートデッキDを組み付けて構成されている。
上記構成を詳述すると、スキャナ部Bは操作系光源201、プラテンガラス202、画像形成装置本体Aに対して開閉可能な原稿圧板203、ミラー204、レンズ205、受光素子(光電変換素子)206、及び画像処理部などを有して構成されている。そして、プラテンガラス202上に本/厚紙/カール紙等のブック原稿やシート状原稿などを原稿面を下側にして載置し、原稿圧板203により背面を押圧して静止状態でセットし、後述のユーザー操作入力部により画像形成に関するモード設定を行う。液晶タッチパネル入力部及びテンキー入力部より読み取り濃度、画像形成濃度、複写枚数、後処理工程等のモード設定を指定し、最後にスタートキーを押下することにより、原稿の読み取り動作を開始する。走査系光源201がプラテンガラス202の下部を矢印a方向に走査して原稿面の画像情報を読み取る。走査系光源201により読み取られた原稿の画像情報は画像処理部で処理され、電気信号に変換されて、画像形成部Cのレーザスキャナ111に伝送される。
ここで、画像形成装置本体Aは、画像形成部Cのレーザスキャナ111に画像処理部の処理信号を入力すれば複写機として機能し、外部装置(コンピュータ)の出力信号を入力すればプリンタとして機能する。また、画像形成装置本体Aは、他のファクシミリ装置からの信号を受信したり、画像処理部の信号を他のファクシミリ装置に送信したりすれば、ファクシミリ装置としても機能する。
一方、画像形成部Cの下部にはシートカセット1が装着されており、このシートカセット1は、下段カセット1aと上段カセット1bの2個でひとつの給送ユニットとして構成されている。本実施例では、二つの給送ユニットU1、U2を装着して4個のカセットを装着するようにしている。そして、上方に位置するひとつの給送ユニットU1は、画像形成装置本体Aに対して着脱可能に取り付けられ、下方の給送ユニットU2は、シートデッキDに着脱可能に取り付けられている。
上記の下段カセット1a、上段カセット1bの内部に収容されたシート(被記録材)は、後述するように給送回転体となるピックアップローラー3により繰り出され、フィードローラー4とリタードローラー5との協同作用により1枚ずつ分離、給送される。その後、搬送ローラー104、105によって搬送され、レジストローラー106によって導かれ、該レジストローラー106によって画像形成動作に同期するようにして画像形成部Cへと給送される。
また、上記のシートカセット1とは別に、手差しトレイ10が画像形成装置本体Aの側面に配置されており、手差しトレイ10上のシートSは手差し給紙ローラー11により、レジストローラー106へと繰り出される。
画像形成部Cは、電子写真感光ドラム112、画像書き込み光学系113、現像器114及び転写帯電器115等を有して構成されている。そして、転写帯電器115により一様に帯電された感光ドラム112の表面に、レーザスキャナ111から射出された画像情報に対応するレーザ光が画像書き込み光学系113により走査されて潜像を形成する。この潜像に現像器114によりトナー画像が形成されて、レジストローラー106により感光ドラム112の回転に同期して搬送されたシートの第1面に、転写帯電器115によりトナー画像が転写される。
図中117はトナー画像が形成されたシートを搬送する搬送部、118は定着装置、119は排出ローラーである。トナー画像が形成されたシートは、搬送部117により定着装置118に搬送されて、加熱および加圧されてトナー画像がシート表面に定着された後、機外に配置されたソーター120に排出ローラー119によって排出、積載される。
また、シート両面に画像を記録する場合には、定着装置118から排出されたシートが排出ローラー119に挟持され、シートの後端が分岐点207を通過した時点で該排出ローラー119を逆転し、シートがシート両面トレイ121上に一旦載置される。その後、搬送ローラー104、105により搬送されて、レジストローラー106に到達し、反転されたシートは第2面に上述と同様にして画像が形成された後、ソーター120に排出、積載されるように構成されている。
次に本発明にかかるユーザー操作検知手段であるユーザー操作入力部(操作部)について説明する。
図3はユーザー操作入力部(操作部)21の概略図であり、そのキー配列を示している。同図中、22は後述する液晶タッチパネル入力部であり、モードセレクト、濃度設定、画質設定等の画像形成にかかる詳細設定を入力するインターフェースである。23はテンキー入力部であり、夫々の設定値の数値入力全てに対応している。24は節電スイッチであり、複写機本体への通電比率を変更し省電力モードである節電モードへの移行及び復帰の電力モード遷移ボタンである。25は電源スイッチであり、節電スイッチ24と同様に複写機本体への通電比率を変更し、節電モードよりさらに省電力であるスリープモードへの移行及び復帰の電力モード遷移ボタンである。また、26は種々の設定を取り消しするためのリセットボタンであり、27は各種モード設定の際のユーザーマニュアル呼出のためのヘルプボタンである。28は複写機本体におけるネットワーク設定、電力管理、タイマー管理等の設定管理モードへ移行するためのユーザモードスイッチであり、その設定管理モード情報は液晶タッチパネル入力部22上に表示され各モードについて設定/変更を行う。
29は液晶タッチパネル入力部22の照明コントラスト調整用のボリュームである。30はユーザーの認証条件を本体に設定した場合、本体使用時に暗証コードの入力が必要となる。その際に暗証コード入力スイッチ30を押下後所定認証コードをテンキー入力部23にて入力することで認証解除される。31はテンキー入力部23等による入力情報をクリアするといった、他階層をまたがず1階層のみの設定データを初期化するためのクリアボタンである。32、33、34は夫々、制御実行時及び外部からのメモリアクセス実行時に点灯する実行メモリランプ32、複写機本体に異常が発生した際に点灯するエラーランプ33、複写機本体のメインスイッチがオンされた状態で点灯される電源ランプ34である。35は複写機が画像形成動作及び原稿読み込み動作等の制御動作を一時停止するためのストップボタンである。36は複写機本体の画像形成動作及び原稿読み込み動作等の制御動作を開始するためのスタートボタンであり、各種設定モードを入力後に最後に押下される。
次に図4に示した液晶タッチパネル入力部22について説明する。
221から224は複写機の動作切り換えボタンであり、夫々コピーモード221、送信/FAXモード222、ボックススキャンモード223、拡張モード224となっている。拡張モード224は各ユーザーにてカスタマイズ可能な機能であり、本実施例ではコピーモード221選択時を前提として説明するため詳細は割愛する。225は単色/カラー選択ボタンであり、自動選択もしくは手動による選択が可能である。自動選択は前述のスキャナ部Bにおける原稿読み取り時の画像情報から、その画像のカラー及び単色の占有率を算出し自動選択している。226、227は複写画像の倍率を変更するためのボタンであり、等倍ボタン226は押下されると常に画像倍率を変更せず等倍にて画像形成を行う。倍率ボタン227は押下すると下層にある変倍処理選択画面に遷移し、変倍率の具体的数値を設定する。228は用紙選択ボタンであり、前述の二つの給装ユニットU1、U2に装着されている4個のカセットに夫々収容されている被記録材にあわせユーザーにより設定される。設定された用紙サイズ及び給送ユニットU1、U2に具備される用紙残量検知センサからの情報に基づき操作部上の用紙選択ボタン228にて給送するカセット選択を行う。特にユーザーから手動にて選択されない場合は、原稿サイズから用紙サイズ、用紙残量情報を基に自動的に給送対象カセットを選択する。
229は被記録材の後処理工程選択ボタンであり、不図示排紙オプション装着時にはステイプル、パンチ、中綴じ製本等の後処理が指定可能となる。本実施例では排紙オプションがない構成のためソート処理実施のみの選択となる。230は両面選択ボタンであり、両面印刷の実行選択及びその際の被記録材への原稿印字向きを選択する。231は割り込み処理ボタンであり、ユーザーにより選択されると他のJOBに対し優先的に対象JOBが実行される。232は印字濃度ボタンであり、被記録材への印字濃度を変更する際に使用する。特にユーザーによる指定がない場合は中間濃度を自動選択する。233は画質選択ボタンであり、原稿に応じユーザーにより手動選択が可能である。選択された画質モードに応じシェーディング補正、ガンマ補正値テーブルの切り換え制御が実行される。234は応用モードボタンであり、押下すると詳細な画像形成に関するモード設定画面へ遷移し、ユーザーにより手動にて各種画像形成モードを選択する。235は複写機装置の稼働状況を確認及びJOBの実行/中止を選択動作するためのシステム状況確認ボタンである。
前述に説明した操作部表示内容は、あくまで本実施形態における一例であり各種モード、ボタン配置等はこれに限った表示、機能とは限らない。
次に上述したユーザー操作入力部のユーザー操作情報の記憶/呼出構成について図5のブロック図を基に説明する。
21は前述の図3で説明したユーザー操作入力部であり、22は図4で説明した液晶タッチパネル入力部である。305は、ユーザー操作入力部21のキー入力部を示している。外部IF部304はタッチパネル入力部22及びキー入力部305からの入力情報を、複写機内にある画像処理部301内のCPU303へ転送する。ユーザー操作入力部21からの各キー操作情報及びタッチパネル操作情報をCPU303は、各操作情報にタイムスタンプデータを付加し、不揮発性メモリ302に随時格納する。
画像読取部310は図2で説明したスキャナ部B内にあり、画像読取用CPU311は、読み取った原稿画像データを変換処理するためのCPUである。画像読取処理部内の制御負荷312、センサ313は、画像読取用CPUにより制御される制御素子であり複数が実装されている。画像読取用CPU311にてデータ変換された画像データは301内の画像処理用CPU303に転送される。画像処理用CPU303は、画像形成部306内の画像形成用CPU307からの制御情報及びユーザー操作入力部21からの操作情報に基づき、画像読取用CPU311からの画像データに所定の画像変換処理を行い、画像形成用CPUへ転送する。画像形成部306内の画像形成用CPU307は、画像処理用CPU303からの転送データに基づき、各種複数の制御負荷308、及び各種複数のセンサ309を制御することで、画像形成を実行する。
各画像読取用CPU311、画像処理用CPU303、画像形成用CPU307は夫々の制御素子及び、制御動作上の異常を検出すると、各種制御動作を異常モードへと移行する。そして、ユーザー操作入力部21内の液晶タッチパネル入力部22上に異常状態を表示し、ユーザーへ異常を通知する。
次に図1において、図5のブロック図におけるユーザー操作情報の記憶制御をフロー図を用いて説明する。
S501はスタンバイであり、複写機へのユーザー操作の待機状態である。この間複写機内部の画像読み取り処理部310、画像処理部301、画像形成部306は、通常状態の通電状態、又は消費電力を抑えた低消費電力状態に制御するための所定の制御デバイスのみによる動作状態となっている。このとき常に画像処理部内の画像処理用CPU303内部のソフトタイマーは監視されておりゼロクリアされる(S502)。
S503では、ユーザーによるユーザー操作入力部の液晶タッチパネル入力部22への画面操作や、キー入力部305へのキー操作を監視し、アクセスが発生すると、その操作情報が外部IF部304を介し画像処理用CPU303へ通知される(S504)。この時、S501で説明した低消費電力状態の場合は通常の通電状態とするための復帰制御が実行される。ユーザーによる操作部アクセスが発生しない場合は、S501のスタンバイ状態へ移行されS501からS503の間でループ制御される。
画像処理用CPU303へ操作情報が入力されると、CPU内部のソフトタイマーがカウントアップを開始する(S505)。
ユーザーは複写機へコピー等の動作設定をするため、ユーザー操作入力部に対し各種設定操作を行う。それら設定操作情報は随時外部IF部304を介し画像処理用CPU303へ入力される(S506)。入力された操作情報は、不図示内部メモリに一時的に格納され(S507)、S505でカウントアップ開始したタイマーデータを内部メモリ内から呼び出した操作情報に対し付加する(S508)。また、ユーザーが連続して設定した一連の動作設定はスタートキーの押下されるのを一区切りとして番号データをタイマーデータと同様に付加する。タイマーデータ、ジョブ番号データが付加された操作情報を画像処理部301内の不揮発性メモリ302に格納するため、データ格納先のアドレスを指定する(S509)。アドレスは格納する度にインクリメントされ(S514)不揮発性メモリ302の別領域に格納される(S513)。格納先のアドレス領域は有限のため予めデバイスに応じた最終アドレスを設定しておく。そして、格納先アドレスが設定された最終アドレスとなった場合、先頭アドレスにアドレスを初期化し格納先を先頭アドレスとし(S511)前回データは廃棄され(S512)データは更新される。不揮発性メモリ302へのデータ格納後、S503へ移行し操作情報毎に前述のS503からS514が連続して実行される。
次に図6において、図5のブロック図におけるユーザー操作情報の読出し制御をフロー図を用いて説明する。
一般ユーザーからの操作を制限するため、例えばサービスマンが専用操作可能とし、ユーザー操作入力部21のキー入力部305に対し特定のキー入力によってS601に遷移する。液晶タッチパネル入力部22の液晶画面上にジョブ番号およびそのジョブ実行時の時間が表示される。表示されたジョブリストから対象のジョブを選択する(S601)。ジョブ選択されると液晶タッチパネル入力部22上の液晶画面に複写機にて対象ジョブ読出し方法の選択が要求される画面へ遷移する(S602)。画面上にて装置外部メモリに操作データを転送するボタンと、選択ジョブの実行ボタン、取り消しボタンが表示される。装置外部メモリへデータ転送ボタンが指定される(S603)と、選択ジョブが装置に接続された例えばUSBにて接続された外部メモリへデータ転送される。その際画像処理用CPU303により不揮発性メモリ302より対象ジョブ番号のデータが読み出され、不図示外部メモリIF部を介しデータをUSBにて外部メモリへとデータ転送処理される(S604)。
また、選択ジョブの実行ボタンが選択された場合(S605)は、画像処理用CPU303により不揮発性メモリ302から指定されたジョブ番号の操作データを読み出す。読み出された操作データは、そのタイムスタンプデータに従いユーザーによる設定順序に等しく随時画像処理用CPU303により画像形成制御を実行するためにデータ処理され、画像形成用CPU307へ操作データに基づいた画像形成データとして転送される。転送された画像形成データに基づき画像形成用CPU307は制御負荷308、センサ309、その他不図示制御デバイスを制御することで、ユーザー操作入力部21にてユーザーが操作設定した画像形成動作と同様の画像形成動作を実行する(S606)。
取り消しボタンが選択された場合は前述のいずれの制御動作も実行されず読出処理フローは終了される。
次に、USBにて外部メモリに転送されたデータを、別の同型の複写機にて実行する動作制御を図7における制御フロー図に基づき説明する。
一般ユーザーからの操作を制限するため、例えばサービスマンが専用操作可能とし、ユーザー操作入力部21のキー入力部305に対し特定のキー入力によってUSBを介した外部メモリからの操作情報読出しモードであるS701へ遷移する。
S701において、液晶タッチパネル入力部22上の液晶画面に外部メモリをUSBに接続するよう指示が表示される。指示に従いUSBのコネクタへ外部メモリを接続すると、画像処理部301内の不図示USBIF部が自動的に接続を認識し、画像処理用CPUによりメモリ内の操作データファイルが検索される(S702)。
検索された操作データファイルは、液晶画面上にすべて表示される。その後の制御動作は図6の読出し制御フローにおけるS605以降と同様の処理となるため説明は割愛する。
また、S701において液晶画面上には取り消しボタンも表示され、これが選択されると外部メモリ読出し処理は終了する。
以上説明したように、本発明における第一の実施例によりユーザーによる複写機操作情報は、その設定順序を含め常に監視、記憶、読出し、転送の制御が実行されることを示した。
本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成、ユーザー操作入力部構成は前述の第1の実施の形態と同様であるため説明は割愛する。
図8は本発明における第2の実施の形態に係る図5の構成ブロック図におけるユーザー操作情報の記憶制御フロー図である。
第1実施例で前述した図1におけるユーザー操作情報の記憶制御フロー図で、S503からS509のユーザー操作情報の不揮発性メモリへの記憶制御実行後、ユーザーによりスタートキーが押下され、画像形成部307により画像形成制御が実行される。その画像形成制御実行時に制御上の何らかの異常が発生した場合(S801)、その異常発生時のユーザー操作情報は不揮発性メモリ302から画像処理用CPU303により読み出される(S802)。読み出された操作データは、異常発生時の異常情報を付加され再度不揮発性メモリ302へ格納される。その際不揮発性メモリ302の先頭アドレス空間から画像処理用CPU303により随時格納される。操作データの格納後、異常データが格納されたアドレス領域は、異常時操作情報として上書き禁止処理フラグが設定され、最終アドレス直後が先頭アドレスとして画像処理用CPUに設定される。(S803)。そして、ユーザーへ液晶タッチパネル入力部上にエラー表示されユーザーへ異常状態の通知が実行される(S804)。
異常時操作情報は、前述のユーザー操作情報の読出し制御フロー同様に読出し可能である。そして、一般ユーザーからの操作を制限するため、例えばサービスマンが専用操作可能とし、ユーザー操作入力部21のキー入力部305に対し特定のキー入力によってアクセス可能となる。そこで、図6にて説明したS604、S606のいずれかの読出し処理が実行されると同時に、異常時操作情報の上書き禁止処理フラグが解除され、操作情報の書き込み処理が可能となる。
以上のように、本発明における第1の実施の形態によりユーザーによる画像形成に関するモード設定時の設定順序を記憶することが可能であり、第2の実施の形態では異常発生時の動作モードは自動的に保存する構成とした。よって、ユーザーの操作による異常発生後サービスマン等により現象発生時の操作情報を回収し、異常現象の解析を速やかに実施することで、その原因特定も容易となる。そのため同様の現象の再発を確実に防止することができ、ユーザーにとって総合的な装置稼動効率を向上させることができる。
1 シートカセット
1a 下段カセット
1b 上段カセット
3 ピックアップローラー
4 フィードローラー
5 リタードローラー
10 手差しトレイ
11 手差し給紙ローラ
21 ユーザー操作入力部
22 液晶タッチパネル入力部(ユーザー操作検知手段に対応)
23 テンキー入力部
104、105 搬送ローラー
106 レジストローラー
111 レーザスキャナ
112 感光体ドラム
113 画像書き込み光学系
114 現像器
115 転写帯電器
117 搬送部
118 定着装置
119 排出ローラー
120 ソーター
121 シート両面トレイ
201 操作系光源
202 プラテンガラス
203 原稿圧板
204 ミラー
205 レンズ
206 受光素子
207 分岐点
301 画像処理部
302 不揮発性メモリ(記憶手段に対応)
303 画像処理用CPU(記憶管理手段、呼出管理手段に対応)
304 外部IF部
305 キー入力部(ユーザー操作検知手段に対応)
306 画像形成部
307 画像形成用CPU
308 制御付加
309 センサ
310 画像読み取り処理部
311 画像読取用CPU
312 制御付加
313 センサ
A 画像形成装置本体
B スキャナ部
C 画像形成部
D シートデッキ
U1、U2 給送ユニット
1a 下段カセット
1b 上段カセット
3 ピックアップローラー
4 フィードローラー
5 リタードローラー
10 手差しトレイ
11 手差し給紙ローラ
21 ユーザー操作入力部
22 液晶タッチパネル入力部(ユーザー操作検知手段に対応)
23 テンキー入力部
104、105 搬送ローラー
106 レジストローラー
111 レーザスキャナ
112 感光体ドラム
113 画像書き込み光学系
114 現像器
115 転写帯電器
117 搬送部
118 定着装置
119 排出ローラー
120 ソーター
121 シート両面トレイ
201 操作系光源
202 プラテンガラス
203 原稿圧板
204 ミラー
205 レンズ
206 受光素子
207 分岐点
301 画像処理部
302 不揮発性メモリ(記憶手段に対応)
303 画像処理用CPU(記憶管理手段、呼出管理手段に対応)
304 外部IF部
305 キー入力部(ユーザー操作検知手段に対応)
306 画像形成部
307 画像形成用CPU
308 制御付加
309 センサ
310 画像読み取り処理部
311 画像読取用CPU
312 制御付加
313 センサ
A 画像形成装置本体
B スキャナ部
C 画像形成部
D シートデッキ
U1、U2 給送ユニット
Claims (8)
- ユーザーにより入力された画像形成に関する一つ以上の操作情報に従い、画像形成動作を行う画像形成装置において、
画像形成に関する前記ユーザー操作情報を検知可能なユーザー操作検知手段と、
前記ユーザー操作検知手段により入力されたユーザー操作情報を記憶可能な記憶手段と、
前記記憶手段への前記ユーザー操作情報の記憶を時系列的に記憶するための記憶管理手段と、
前記記憶管理手段により記憶された前記ユーザー操作情報を再度時系列的に呼び出し可能な呼出管理手段と、
によりユーザーにより設定された画像形成に関する一つ以上の操作情報をもとに、該画像形成終了後に再度自動的に該操作と同一の順序により同一の画像形成動作を再現する再現モード機能を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記記憶手段は電源オフ時もデータ保持可能な不揮発性記憶媒体である、
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記記憶管理手段により前記記憶手段に記憶されるユーザー操作情報は、記憶されたユーザー操作情報に基づく画像形成動作終了後、ユーザーにより次の画像形成動作が実施される際のユーザー操作情報に随時更新される、
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記記憶管理手段における時系列的な記憶は、前記ユーザー操作検知手段により電気的信号として入力されるユーザー操作情報をソフトプログラミングにより時系列情報を付加し、再度電気的信号として前記記憶手段に記憶する、
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記呼出管理手段における時系列的な呼び出しは、前記記憶手段より電気的信号として呼び出されるデータをソフトプログラミングにて前記記憶管理手段により付加された時系列情報とユーザー操作情報とに分離し、前記付加された時系列情報に従い前記ユーザー操作情報を実行する、
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記ユーザー操作検知手段は、画像形成装置における操作部及び画像形成装置へユーザーがモード設定を行うための全てのユーザー入力機器である、
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記再現モード機能が、前記同一の画像形成動作を、前記ユーザーにより操作情報が設定された画像形成装置以外の画像形成装置において再現される機能である、
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記再現モード機能により、画像形成動作を再現した際に異常が発生した場合に、該異常情報を前記記憶手段に記憶する、
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006080317A JP2007256573A (ja) | 2006-03-23 | 2006-03-23 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006080317A JP2007256573A (ja) | 2006-03-23 | 2006-03-23 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007256573A true JP2007256573A (ja) | 2007-10-04 |
Family
ID=38630877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006080317A Withdrawn JP2007256573A (ja) | 2006-03-23 | 2006-03-23 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007256573A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010134306A (ja) * | 2008-12-08 | 2010-06-17 | Fuji Xerox Co Ltd | 操作装置及び画像形成装置 |
JP2012075014A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Brother Ind Ltd | 電子機器 |
-
2006
- 2006-03-23 JP JP2006080317A patent/JP2007256573A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010134306A (ja) * | 2008-12-08 | 2010-06-17 | Fuji Xerox Co Ltd | 操作装置及び画像形成装置 |
JP2012075014A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Brother Ind Ltd | 電子機器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8493576B2 (en) | Multifunctional device with automatic switching mode | |
JP4669025B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
JP2010041375A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5866267B2 (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2012045746A (ja) | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム | |
JP2007223236A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5417377B2 (ja) | 画像データ記憶システム及び画像形成装置 | |
JP2008071077A (ja) | 画像形成装置、画像形成装置のファームウェア更新方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム | |
JP4297890B2 (ja) | 画像読取装置及び画像記録装置 | |
JP2007256573A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009145689A (ja) | 情報表示装置及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP4978927B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4024394B2 (ja) | 用紙処理装置 | |
JP6171510B2 (ja) | 画像形成装置、操作案内方法、プログラム | |
JP2005082319A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2010151883A (ja) | 画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2008022205A (ja) | 画像形成装置および制御プログラム | |
JP3649920B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3600575B2 (ja) | 画像形成装置、画像読み取り装置及びプログラム | |
JP2006323757A (ja) | 画像処理装置 | |
JP5663391B2 (ja) | 画像データ記憶装置、原稿読取装置及び画像形成装置 | |
JP2009223025A (ja) | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、制御プログラム、及び記憶媒体 | |
JP2009031669A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007019659A (ja) | 画像出力装置及び画像出力方法 | |
JP5096281B2 (ja) | 画像処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20070821 |
|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090602 |