JP2007249530A - 認証装置、認証方法および認証プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】利便性と安全性を兼ね備えた認証装置を提供する。
【解決手段】アプリケーション起動手段の起動を検知して、制御手段はそのアプリケーションに対応した閾値を閾値記憶手段から読み出し、さらに認証処理手段に認証処理情報記憶手段から読み出した認証処理情報を伝える。認証処理手段は前記認証処理情報に基づいて撮像手段から撮像画像を、情報記憶手段から記憶画像を取得し、照合度を算出し、制御手段へ出力する。制御手段は照合度を閾値と比較し、照合度が閾値以上であった場合、制御手段はアプリケーション記憶手段からアプリケーションプログラムを起動して終了する。表示装置はそのアプリケーションの初期画面を表示する。
【解決手段】アプリケーション起動手段の起動を検知して、制御手段はそのアプリケーションに対応した閾値を閾値記憶手段から読み出し、さらに認証処理手段に認証処理情報記憶手段から読み出した認証処理情報を伝える。認証処理手段は前記認証処理情報に基づいて撮像手段から撮像画像を、情報記憶手段から記憶画像を取得し、照合度を算出し、制御手段へ出力する。制御手段は照合度を閾値と比較し、照合度が閾値以上であった場合、制御手段はアプリケーション記憶手段からアプリケーションプログラムを起動して終了する。表示装置はそのアプリケーションの初期画面を表示する。
Description
本発明は、携帯通信端末用認証装置において利便性を損なうことなくセキュリティの性能を高めるための認証装置、認証方法および認証プログラムに関するものである。
近年、電子メール送受信用携帯ツールなどの携帯通信端末が急激に普及しつつある。これらの携帯通信端末は機能がより充実し、本来の通話やメール機能だけでなく、インターネットにアクセスしたり、キャッシュサービスに対応したりするなど、さまざまな形態で利用されるようになっている。それゆえに、携帯通信端末にセキュリティ機能を持たせ、充実させることが重要となっている。
しかしながら、これらの携帯通信端末のセキュリティ機能は、現在のところ4桁の暗証番号によるものがほとんどであり、さらにセキュリティ機能を使用するかしないかの二者択一でしか選ぶことができなかった。そのため、ユーザがセキュリティロックをかけたいと思った場合、全ての項目に関してセキュリティロックがかかってしまい、さらにわざわざセキュリティロック解除のために4桁の暗証番号を打つ必要があった。
上記課題に対して、特開2003−284141号公報(以下、公知例と記載)によると、携帯通信端末において撮像手段で撮影された正当なユーザの固有の生体情報を保存し、発信時に前記撮像手段で撮影される固有の生体情報と、保存されている前記生体情報とを比較して、認証を行ってから発信を行う技術が開示されている。制御手段が発信ボタンまたは個人情報編集ボタンの押下を検知すると、比較手段へ虹彩情報の識別を要求する。一致登録データ有りという識別結果を受け取ると、発信制御手段は個人情報蓄積手段へアクセスを許可するというものである。
公知例によると、確かにアプリケーション起動ボタンの押下により撮像手段を起動する(段落「0017」)ため、ボタンを押したタイミングでの認証開始により、面倒な暗証番号の入力などが必要なく、利便性の向上が図られている。しかし、多様化したアプリケーションに対して何ら言及がない。また、画像を用いるバイオメトリクス認証は一般的に撮影条件によって、照合度が大きく変動する。そのため照合の閾値を高めた場合、本人排除率が高まり、認証のために照明条件や方向などの撮影条件を変えて何度も撮影しなければならないという問題もある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、携帯通信端末の利便性を損なうことなく安全性を高め、各々のユーザの要望に合った携帯通信端末用認証装置を提供することを目的とするものである。
特開2003−284141号公報
上記課題を解決するため、本発明にかかる請求項1の発明は、アプリケーションプログラムを起動するためのアプリケーション起動手段と、前記アプリケーションプログラムの表示命令によって指定されたデータを表示する表示手段と、前記アプリケーションプログラムを記憶するアプリケーション記憶手段と、前記アプリケーションプログラムに応じた閾値を記憶する閾値記憶手段と、前記アプリケーションプログラムに応じた認証処理情報を記憶する認証処理情報記憶手段と、前記アプリケーション起動手段が起動したことを検知して、前記認証処理情報を前記認証処理情報記憶手段から読み出す制御手段と、人物または物体などの対象物の画像などを記憶する情報記憶手段と、前記制御手段が読み出した認証処理情報に基づいて前記対象物の撮像画像を取得する撮像手段と、前記情報記憶手段から読み出された記憶画像と前記撮像画像とを比較することで照合度を算出する認証処理手段と、を備え、前記制御手段は、前記アプリケーションに基づいた閾値を前記閾値記憶手段から読み出し、前記照合度と前記閾値とを比較した結果に基づいて前記アプリケーションプログラムを起動し、前記表示手段に前記アプリケーションの初期画面を表示させることを特徴とする。
アプリケーションプログラム起動手段とは、ユーザがアプリケーションを使用するためのアプリケーションプログラムを起動するために必要な、ボタンまたはディスプレイなどのアイコンなどである。ボタンがアプリケーションごとに1つずつ割り振られる必要はなく、ボタン1つで複数のアプリケーションが起動されるような機構であってもよく、その場合は操作により複数のアプリケーションのうちどれが起動するかが選択される。
アプリケーションプログラム起動手段はユーザのアプリケーションを起動したい旨をその手段の特性により確認すると、制御手段は、確認されたアプリケーション起動手段に基づいて、認証処理情報記憶手段から認証処理情報を、閾値記憶手段から閾値をそれぞれ読み出す。前記閾値と前記認証処理情報は関連付けられていてもよい。
ここで認証処理情報とは、認証を行う際の重要度や認証の仕方を示した情報であり、後述する特徴の取得の量や数や仕方、取得する静止画像の枚数、認証する人物の特定、静止画像と動画像の選択などを意味し、アプリケーションと対応付けられている。
認証処理手段は、前記制御手段から前記認証処理情報を受け取ると、その認証処理情報に基づいた対象物の画像を取得するために、撮像手段および情報記憶手段に前記認証処理情報を出力する。
情報記憶手段は、情報記憶手段から認証処理情報を入力すると、その認証処理情報に基づいた少なくとも1枚の画像などを読み出す。特徴が複数の場合はその特徴の平均を出力してもよい。画像中から特徴を取り出して出力する場合も同様である。前記認証処理情報に応じて、画像などの数を変化させてもよい。ここで読み出された画像などを記憶画像とする。
ここで、画像などとは、画像またはその画像の特徴を意味する。
ここで特徴とは、通常対象物に関して画像から取得することのできるその対象物特有のものであって画像を比較して照合度を算出する際に必要な情報を意味し、色、形状、輪郭、模様、凹凸、影のでき具合、大きさ、材質、文字、特徴点やそれらの時間的変化など、または人の顔であれば、虹彩、顔、またはそれらの組合せを意味する。
撮像手段は、前記認証処理手段から認証処理情報を受け取ると、その認証処理情報に基づいた少なくとも1種類の画像を撮像する。前記記憶画像が複数の場合、その枚数に依存して静止画像を1または複数枚取得するものでもよいし、記憶画像に関係なく1または複数枚取得するものでもよい。依存する場合は同じ枚数を取得するものでもよい。ここで撮像された画像などを撮像画像とする。
撮像手段は、ユーザがアプリケーションプログラム起動手段を起動した際に、対象物が適切な角度で撮影されるような位置に設置されてもよいし、起動した際に対象物が適切な角度で撮影されるように向きを変えるような機構を有していてもよいし、その両方でもよい。
認証処理手段は、撮像画像と記憶画像とを取得する。認証処理手段による記憶画像取得と撮像画像取得とは同時に行われてもよいし、前後してもよいし、認証処理情報や処理内容などに基づいて決定されるものでもよい。
画像の送受信は、画像に代えてその画像の特徴であってもよい。その場合、画像から特徴を取り出す操作は情報記憶手段で行われ、記憶画像は画像の特徴となる。また、情報記憶手段に記憶させる情報は画像でなくその画像の特徴のみであってもよいし、その両方でもよい。
さらに認証処理手段は、撮像画像と記憶画像とを比較し、照合度を算出する。
照合度とは、撮像画像と記憶画像との特徴を比較した後、それらがどのくらい似ているかを表すスコアであり、算出され具体的に数値化されるものである。照合度は、画素と画素との濃淡比較をして一致する画素数と一致しない画素数を計数することによって求めてもよいし、文献(前田賢一、渡辺貞一:「局所的構造を導入したパターン・マッチング法」,電子情報通信学会論文誌(D),vol.J68−D,No.3,pp345−352(1985))や、特開平9−251534号公報に開示された「人物認証装置および人物認証方法」にある相互部分空間法などを用いることにより求めてもよいし、他の方法によって求めてもよい。記憶画像または撮像画像が複数の場合、それぞれ照合してもっとも照合度の高いものを正規の照合度としてもよいし、もっとも低いものでもよいし、その平均でもよいし、無作為に選出された少なくとも1種類同士を算出するものでもよいし、特徴の平均を採ったのちに照合するものでもよいし、これらの組合せであってもよい。
認証処理手段は、照合度を制御手段に伝える。
制御手段は、認証処理手段から伝えられた照合度と、読み出した閾値とを比較する。照合度が閾値以上であった場合、アプリケーションプログラム起動手段に基づいたアプリケーションプログラムをアプリケーション記憶手段から読み出し、表示手段にそのアプリケーションプログラムの初期画面を表示させる。この場合、認証処理の結果や閾値などをともに表示してもよいし、表示手段に表示せず、音声など別の手段によりユーザに示してもよい。照合度が閾値未満であった場合、アプリケーションを起動せずに終了する。この場合、アプリケーションを表示しない旨や元の表示画面に戻る旨の信号を表示手段に出してもよいし、別に通報手段を有し通報してもよいし、所定のアドレスにメールが送信されるものでもよいし、警告音を発するようにしてもよいし、電源を落としてもよいし、一定時間などの条件のもと前記アプリケーションなどを利用できなくなるものでもよいし、それらの組合せでもよい。
アプリケーション記憶手段からアプリケーションプログラムが読み出されるのは、閾値や認証処理情報のどちらか一方または両方と同時であってもよいし、前後してもよい。
表示手段は、制御手段によって命令された場合、アプリケーションプログラムや照合度などを表示する。
情報記憶手段に複数人の画像などが登録されている場合、情報記憶手段はそれぞれの人ごとにフォルダ分けされて画像などを登録していてもよい。誰の画像などが選ばれるかについては、アプリケーションによって画像などの抽出を選択されるものでもよいし、それぞれの人ごとに照合度を算出して一番高いものを正規の照合度としてもよいし、認証処理情報に基づいて選択されてもよい。これにより、人数を複数登録しておいた場合にも対応できる。閾値とそれぞれの人ごとの照合度とを比較して、照合度が閾値以上になったものが2人以上あった場合、閾値未満である場合と同様の操作を行うようにしてもよい。これにより、誤って認識してしまう確率を小さくすることができる。
また、請求項2の発明は、ユーザがアプリケーションプログラムを起動するために設けられた入力装置の出力信号を受けて、制御手段がユーザの入力を確認する確認ステップと、前記制御手段が前記確認ステップにより確認した前記アプリケーションプログラムに基づいた閾値を閾値記憶手段から読み出す閾値獲得ステップと、前記制御手段が前記確認ステップにより確認した前記アプリケーションプログラムに基づいた認証処理情報を認証処理情報記憶手段から読み出す情報獲得ステップと、外部の画像を取得する撮像手段が前記認証処理情報に基づいて、画像を撮像する撮像ステップと、画像などを記憶する情報記憶手段が前記認証処理情報に基づいて、画像などを読み出す画像獲得ステップと、複数枚の画像を比較する認証処理手段が前記撮像ステップにより得られる撮像画像と前記画像取得ステップにより得られる記憶画像とを取得したのち比較して、照合度を算出する算出ステップと、前記制御手段が前記照合度と前記閾値とを比較する比較ステップと、前記比較ステップの結果に基づいて、アプリケーションをユーザに表示する表示手段により前記アプリケーションプログラムに基づいた表示をする表示ステップと、を備えたことを特徴とする。
また、請求項3の発明のプログラムは、コンピュータに、入力部からの信号によりアプリケーションプログラムの起動を確認する確認ステップ、閾値を記憶する閾値記憶部から前記アプリケーションプログラムに基づいた閾値を読み出す閾値獲得ステップ、認証処理情報を記憶する認証処理情報記憶部から前記アプリケーションプログラムに基づいた認証処理情報を読み出す情報獲得ステップ、前記認証処理情報に基づいて撮像画像を獲得する撮像ステップ、前記認証処理情報に基づいて記憶画像を読み出す画像獲得ステップ、前記撮像ステップにより得られた撮像画像と前記画像獲得ステップにより得られた記憶画像とを比較して照合度を算出する算出ステップ、前記算出ステップにより算出された照合度と前記閾値獲得ステップにより獲得された閾値とを比較する比較ステップ、前記比較ステップで比較した結果に基づいて前記アプリケーションプログラムを起動する起動ステップ、を実行させることを特徴とする。
アプリケーションごとに閾値を決定することが可能となるため、利便性を損なうことなく安全性を向上させた認証装置を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。本発明は、下記に示される実施例により限定されるものではない。
図1は、携帯通信端末1の外観図である。携帯通信端末1の最上位置に撮像装置の一例であるカメラ101が設けられており、その下の表示装置の一例であるディスプレイ102をユーザが注目している際に、適切な角度で画像を取得できるように備えられている。ディスプレイ102の下にアプリケーション起動手段の一例である起動ボタン106を備えており、起動ボタン106は複数の起動ボタン106´と一つの起動ボタン106´´からなる。起動ボタン106´の各々はそれぞれ異なる特定のアプリケーションを起動するようになっている。起動ボタン106´´は共通ボタンであり、メニュー操作により複数のアプリケーションを起動することができる。携帯通信端末1は起動ボタン106´´を複数備えていてもよいし、起動ボタン106´を一つのみ備えていてもよい。
図2は、携帯通信端末1に内蔵された電気回路のブロック図で、以下の構成となっている。起動ボタン106の出力は、制御手段105に入力される。制御手段105の出力は、ディスプレイ102、認証処理装置103、アプリケーション記憶手段107、閾値記憶手段108および認証処理情報記憶手段109に入力される。アプリケーション記憶手段107の出力は、制御手段105に入力される。閾値記憶手段108の出力は制御手段105に入力される。認証処理情報記憶手段109の出力は制御手段105に入力される。認証を行う認証処理手段103の出力は、カメラ101、情報記憶手段104および制御手段105に入力される。カメラ101の出力は、認証処理手段103に入力される。情報記憶手段104の出力は、認証処理手段103に入力される。
次に図3に示すフローチャートを用いて、図2におけるブロック図で行う処理について説明する。通話やメール表示などの各機能を起動させるために、機能ごとにボタン106´、…、106´、106´´が割り付けられている。起動ボタン106のいずれかの押下を制御手段105が確認すると(ステップS101)、制御手段105は押下された起動ボタンに応じた認証処理情報を認証処理情報記憶手段109から読み出す(ステップS102)。制御手段105はCPU(central processing unit)、RAM(random access memory)およびメモリなどからなり、アプリケーション起動ボタンの押下を確認したり、アプリケーションプログラム、閾値、認証処理情報を読み出したりするところである。認証処理情報記憶手段は、図4のようにアプリケーションに応じて、画像の種類、枚数など、人物、その他さまざまな認証処理情報を表に記憶している。続いて、前記認証処理情報に基づいた閾値を閾値記憶手段に記憶されている閾値表から読み出す(ステップS103)。閾値表は図5のようにメールや通話などのアプリケーションに基づいて閾値を格納している。それとともに、制御手段105は前記認証処理情報を認証処理手段103に出力する。認証処理手段203は、前記認証処理情報に基づいて、情報記憶手段104から記憶画像を、カメラ101から撮像画像を、それぞれ取得する(ステップS104)。さらに認証処理手段203は、それぞれ取得した記憶画像と撮像画像を比較して照合度を算出し(ステップS105)、照合度を制御手段105に出力する。制御手段105は、照合度と閾値を比較し(ステップS106)、照合度が閾値以上の場合、制御手段105は押下された起動ボタンに基づいたアプリケーションプログラムをアプリケーション記憶手段107から読み出し、アプリケーションプログラムを起動(ステップS107)し、終了する。アプリケーション記憶手段107は、起動ボタン106で起動されるアプリケーションプログラムを格納している。アプリケーションプログラムの起動により、そのアプリケーションの初期画面がディスプレイ102に表示される。なお、照合度が閾値未満の場合は、アプリケーションプログラムを起動せずに終了する(ステップS108)。
以上、本発明の携帯通信端末用認証装置の望ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を変えない限り、さまざまな変更を加えることができる。
例えば、制御手段105による閾値の読み出し、アプリケーションプログラムの読み出し、認証処理情報の読み出し、カメラ101による顔画像取得、認証処理手段103による情報記憶手段104からの顔の特徴量の取得は、同時に行われてもよいし、前後してもよい。これにより、機能や利用環境に応じた設定が可能となる。
図には示されていないが、制御手段105がカメラ101のシャッターを切る処理を行ってもよい。これにより、処理の短縮化が図れる。
起動ボタン106は、アイコンのようにディスプレイ102に表示されるものでもよい。これにより、セキュリティを利用できる範囲が拡大する。
カメラ101は、ユーザがアプリケーション起動ボタン106を操作した際に、顔が適切な角度で撮影されるような位置に設置されるようにしてもよいし、アプリケーション起動ボタン106のボタン押下確認時にその角度で撮影されるように動くような機構を有していてもよい。これにより、最適な顔画像を取得することが可能となる。
カメラ101により取得される画像は、静止画像であってもよいし、動画像であってもよいし、セキュリティレベルなどによって静止画像と動画像のどちらを取得するかを選択するようにしてもよい。これにより、精度の高いセキュリティ機能が提供できる。
ディスプレイ102には、その照合結果や照合度などを表示してもよいし、しなくてもよい。さらに、閾値未満であった場合、警告音を発するようにしてもよいし、所定のアドレスにメールを送信するようにしてもよいし、その他の操作を行うようにしてもよい。これにより、ユーザに対して安心感を与えることができ、さらに不正利用者に対して、不正利用しにくい心理状態を作り出すことができる。
認証処理手段103は、アプリケーションが複数回にわたる処理を行うものである場合には、それぞれにおいてカメラ101と情報記憶手段104とから両画像を取得し認証を行うようにしてもよいし、その際には閾値を変更させてもよい。これは例えば、メールの受信ボックスを開くときと、メールを開くときのような状況である。メールの内容や送り手によってメールごとにセキュリティのレベルを変化させたい時に利用することができる。すなわち、より精度の高いセキュリティ機能を提供することができる。また、要求閾値が低い場合に取得する特徴量を少なくして照合するものであってもよい。これにより、処理の高速化を図ることができる。
認証処理手段103における顔の特徴量の取得方法は、エッジ検出によるものでもよいし、テクスチャを見るものでもよいし、ガボールウェーブレットを利用するものでもよい。
また、制御手段105は、アプリケーションなどに応じて、特徴量の取得数を変化させるような認証処理情報を送信するものでもよい。その場合、図6に示すように、顔2から特徴点を抽出する場合、例えば(A)のように目、口から計3点抽出している場合、(B)のようにさらに抽出する特徴点を増やし、計9点としてもよい。抽出する特徴点の数はこれら以外であってもよい。特徴点の数は、セキュリティレベルに基づいて定められてもよいし、任意に決められてもよいし、ユーザが選択するようにしてもよい。特徴点の抽出は目と口に代わり、顔の凹凸であってもよいし、これらに限られない。これにより、セキュリティレベルの変化に応じた安定性と信頼度を提供し、さらにセキュリティレベルが低くてもよいとユーザが判断したアプリケーションに関して処理の高速化を図ることができる。
アプリケーション記憶手段107、閾値記憶手段108、認証処理情報記憶手段109は外部に設けられ、電気通信回線などを通じて制御手段と通信を行うようにしてもよい。これにより、携帯通信端末の小型化を図ることができる。また、特徴量の取得数を変化させる代わりに取得方法を変化させてもよいし、その両方でもよい。
記憶画像から特徴量を抽出する操作を情報記憶手段104が行ってもよいし、画像でなく特徴量を記憶するようにしてもよい。
情報記憶手段104は認証処理手段103に虹彩や声紋など複数の特徴量を取得させ、認証処理手段103は取得する特徴量に合わせたものをカメラ又はそれ相当の装置から取得して照合度を算出するようにしてもよい。これにより、より精度の高いセキュリティ機能を提供できる。
情報記憶手段104は外部に設置され、認証処理手段とネットワークで接続されてもよい。これにより、装置の小型化が可能となる。
制御手段105は、起動ボタン106で選択されたアプリケーションに応じて最適な認証精度を自動で選択するようにしてもよいし、最適な認証精度を学習するようにしてもよいし、ユーザがあらかじめ設定してもよいし、その組合せであってもよい。これにより、各ユーザの嗜好に合わせたセキュリティレベルを提供することができる。
閾値表は、例えば図7のように時間帯に基づいて変化するようにしてもよいし、撮像画像の光の当たり具合などで変化させてもよい。これによって、外因に対するブレの少ないセキュリティ機能を提供することができる。また、ユーザが閾値の設定レベルを変更できるようであってもよいし、変更の仕方は閾値を数値で決定できるようであってもよいし、高中低のようにあらかじめ決められた範囲で決定できるようであってもよい。これによって、ユーザの利便性を高めるとともに簡便な操作を提供することができる。
画像を複数枚利用する場合、認証処理手段103は情報記憶手段104による記憶画像とカメラ101による撮像画像とから同数枚の画像を取り出してもよい。その場合、情報記憶手段104は複数枚の画像を記憶することとなる。また、記憶画像と撮像画像の一方が複数枚で他方が1枚である場合、複数枚の画像の特徴量を平均化し、他方の特徴量と比較して照合度を算出してもよい。複数枚の画像の特徴量を平均化する代わりに、任意に選んだ1枚を照合に用いてもよいし、特徴量を一般に用いられる分布により算出してもよいし、全てを他方の1枚と照合してその最小値、最大値、平均値などを照合度としてもよい。両方が複数枚の場合、それぞれ任意に選んだ1枚を照合に用いてもよいし、上記方法と同様に照合してもよいし、枚数の多いほうを多い分だけ削除してから照合してもよいし、その削除の仕方は任意でもよいし画像の鮮明さなどに基づいて決定されてもよい。複数枚取得する場合は、枚数をアプリケーションに応じて変更させてもよいし、あらかじめ決められていてもよいし、撮像画像の場合は取得する画像の特徴量が抽出できたかで決められてもよいし、照合度によってさらに取得されるものであってもよい。それらは認証処理情報に含まれてもよい。カメラ101で複数の画像を取得する場合は、連続的に撮影してもよいし、動画であってそのフレームから任意、等間隔、特徴量のよりよく取得できるものなどを選んで取得してもよいし、その組合せでもよい。これにより、認証における精度が向上するとともに、本実施形態を利用するユーザを取り巻く環境にあわせたセキュリティレベルを提供することができる。
情報記憶手段に複数枚の画像を記憶させて、複数人が携帯通信端末を利用する場合、例えば図8のように情報記憶手段104に人物ごとに分類されたフォルダを設け、複数枚の画像を記憶しておく。認証処理手段103は情報記憶手段から全ての人物における画像を取得し、それぞれの人物においてそれぞれの照合度を算出し、照合度の数値の最も大きいものを正規の照合度として制御手段に出力するとよい。また、認証処理手段103より全ての照合度を出力し、制御手段105は全ての照合度と閾値と比較するようにしてもよい。この場合、閾値以上の照合度が複数ある場合はステップS108に進んでもよい。情報記憶手段104における人物ごとの画像は1枚でもよい。
101 カメラ
102 ディスプレイ
103 認証処理手段
104 情報記憶手段
105 制御手段
106 起動ボタン
107 アプリケーション記憶手段
108 閾値記憶手段
109 認証処理情報記憶手段
102 ディスプレイ
103 認証処理手段
104 情報記憶手段
105 制御手段
106 起動ボタン
107 アプリケーション記憶手段
108 閾値記憶手段
109 認証処理情報記憶手段
Claims (3)
- アプリケーションプログラムを起動するためのアプリケーション起動手段と、
前記アプリケーションプログラムの表示命令によって指定されたデータを表示する表示手段と、
前記アプリケーションプログラムを記憶するアプリケーション記憶手段と、
前記アプリケーションプログラムに応じた閾値を記憶する閾値記憶手段と、
前記アプリケーションプログラムに応じた認証処理情報を記憶する認証処理情報記憶手段と、
前記アプリケーション起動手段が起動したことを検知して、前記認証処理情報を前記認証処理情報記憶手段から読み出す制御手段と、
人物または物体などの対象物の画像などを記憶する情報記憶手段と、
前記制御手段が読み出した認証処理情報に基づいて前記対象物の撮像画像を取得する撮像手段と、
前記情報記憶手段から読み出された記憶画像と前記撮像画像とを比較することで照合度を算出する認証処理手段と、を備え、
前記制御手段は、前記アプリケーションプログラムに基づいた閾値を前記閾値記憶手段から読み出し、前記照合度と前記閾値とを比較した結果に基づいて前記アプリケーションプログラムを起動し、前記表示手段に前記アプリケーションの初期画面を表示させることを特徴とする認証装置。 - ユーザがアプリケーションプログラムを起動するために設けられた入力装置の出力信号を受けて、制御手段がユーザの入力を確認する確認ステップと、
前記制御手段が前記確認ステップにより確認した前記アプリケーションプログラムに基づいた閾値を閾値記憶手段から読み出す閾値獲得ステップと、
前記制御手段が前記確認ステップにより確認した前記アプリケーションプログラムに基づいた認証処理情報を認証処理情報記憶手段から読み出す情報獲得ステップと、
外部の画像を取得する撮像手段が前記認証処理情報に基づいて、画像を撮像する撮像ステップと、
画像などを記憶する情報記憶手段が前記認証処理情報に基づいて、画像などを読み出す画像獲得ステップと、
複数枚の画像を比較する認証処理手段が前記撮像ステップにより得られる撮像画像と前記画像取得ステップにより得られる記憶画像とを取得したのち比較して、照合度を算出する算出ステップと、
前記制御手段が前記照合度と前記閾値とを比較する比較ステップと、
前記比較ステップの結果に基づいて、アプリケーションをユーザに表示する表示手段により前記アプリケーションプログラムに基づいた表示をする表示ステップと、
を備えたことを特徴とする認証方法。 - コンピュータに
入力部からの信号により、アプリケーションプログラムの起動を確認する確認ステップ、
閾値を記憶する閾値記憶部から前記アプリケーションプログラムに基づいた閾値を読み出す閾値獲得ステップ、
認証処理情報を記憶する認証処理情報記憶部から前記アプリケーションプログラムに基づいた認証処理情報を読み出す情報獲得ステップ、
前記認証処理情報に基づいて撮像画像を獲得する撮像ステップ、
前記認証処理情報に基づいて記憶画像を読み出す画像獲得ステップ、
前記撮像ステップにより得られた撮像画像と前記画像獲得ステップにより得られた記憶画像とを比較して照合度を算出する算出ステップ、
前記算出ステップにより算出された照合度と前記閾値獲得ステップにより獲得された閾値とを比較する比較ステップ、
前記比較ステップで比較した結果に基づいて前記アプリケーションプログラムを起動する起動ステップ、
を実行させるためのプログラム。
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