JP2007247734A - Worm type reduction gear and electric power steering system - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、比較的高速で回転する駆動軸の回転速度を減速しつつ比較的低速で回転する被駆動軸に伝達して、この被駆動軸を比較的大きなトルクで回転駆動する、ウォーム式減速機の改良に関する。特に、自動車用電動式パワーステアリング装置の様に、がたつきなく、しかも低騒音で運転する必要がある機械装置用のウォーム式減速機として好適な構造を実現するものである。 The present invention relates to a worm type speed reducer that transmits a rotational speed of a drive shaft that rotates at a relatively high speed to a driven shaft that rotates at a relatively low speed while rotating the driven shaft with a relatively large torque. Related to machine improvements. In particular, the present invention realizes a structure suitable as a worm-type speed reducer for a mechanical device that needs to be operated with low noise and no rattling like an electric power steering device for an automobile.
操舵時に運転者がステアリングホイールを操作する為に要する力を低減する為のパワーステアリング装置として、電動モータを補助動力とした電動式パワーステアリング装置が広く知られている。又、電動式パワーステアリング装置として従来から、図6〜8に示した様な構造のものが知られている。このうちの図6に示したものは、ステアリングコラム1部分に設置した電動モータ2により補助動力を得る。又、図7に示したものは、ステアリングギヤ3部分に設置した電動モータ2により補助動力を得る。更に、図8に示したものは、ステアリングギヤ3によりラック4を駆動すると同時に、このステアリングギヤ3とは別個に設けた電動モータ2によってもこのラック4を駆動する事で、補助動力を得る。図6〜8の何れに記載された構造の場合も、上記電動モータ2の回転力は、ウォーム式減速機によって減速すると同時にトルクを増大させてから、被駆動軸に伝達する。この被駆動軸は、図6に示した構造の場合には上記ステアリングコラム1内に回転自在に支持されたステアリングシャフト5(に接続された回転軸)となる。又、図7に示した構造の場合には、上記ステアリングギヤ3の出力軸となるラック軸(又はこれに接続された回転軸)が、上記被駆動軸となる。更に、図8に示した構造の場合には、上記ラック4と噛合したピニオンを駆動する為の回転軸が、上記被駆動軸となる。
As a power steering device for reducing the force required for the driver to operate the steering wheel during steering, an electric power steering device using an electric motor as auxiliary power is widely known. Conventionally, an electric power steering apparatus having a structure as shown in FIGS. 6 to 8 is known. Among these, the one shown in FIG. 6 obtains auxiliary power by the
上記ウォーム式減速機の基本的構造に就いては、何れの構造の場合も同じであるから、本発明の実施の形態の1例を示す図1により説明する。ウォーム式減速機6は、ケーシング7と、ウォームホイール8と、ウォーム9とを備える。このうちのケーシング7は、その外面に電動モータ2を支持固定しており、内部に被駆動軸10と駆動軸11とを、互いに捩れの位置関係で、それぞれ回転自在に配置している。上記ウォームホイール8は、上記被駆動軸10の中間部に、キー係合、スプライン係合等によりこの被駆動軸10と同心に支持されて、この被駆動軸10と共に回転する。一方、上記ウォーム9は、上記駆動軸11の先端部にその基端部を、この駆動軸11と同心に結合(図示の場合にはウォーム9と駆動軸11とを一体に構成)している。この様なウォーム9は、上記ウォームホイール8と噛合した状態で、上記駆動軸11と共に回転する。
Since the basic structure of the worm type reduction gear is the same in any structure, it will be described with reference to FIG. 1 showing an example of an embodiment of the present invention. The worm speed reducer 6 includes a
電動式パワーステアリング装置の運転時には、図示しないトルクセンサからの信号に基づいて上記電動モータ2が、上記ウォーム9を介して上記ウォームホイール8を、所定の方向に所定のトルクで回転させる。この結果、このウォームホイール8を支持した上記被駆動軸10に、ステアリングホイール23(図6〜8参照)から加えられるトルクに加えて、上記電動モータ2からの補助トルクが加わる。この結果、上記被駆動軸10が、上記ステアリングホイール23から加えられるトルクよりも大きなトルクで回転する傾向になり、運転者がこのステアリングホイール23を操作する為に要する力(操舵力)の軽減を図れる。
During operation of the electric power steering apparatus, the
ところで、一般的にウォーム式減速機の場合には、ウォームホイール8とウォーム9との噛合部にバックラッシュが存在する。そして、このバックラッシュに基づいて、運転時に、歯打ち音と呼ばれる騒音や振動が発生する。この様な振動や騒音は、運転者を初めとする乗員に不快感を与える原因となる。特に、各部品の寸法誤差や組み付け誤差の積算、或いは、使用に伴う摩耗等により上記バックラッシュが大きくなった場合には、上記騒音や振動が一層顕著になる。
By the way, generally in the case of a worm type reduction gear, backlash exists in the meshing part of the
この為従来から、特許文献1〜4に示す様な予圧付与装置により、ウォームをウォームホイールに向け押圧して、これらウォームとウォームホイールとの噛合部に予圧を付与する様にしていた。この噛合部に予圧を付与し、この噛合部のバックラッシュをなくせば、上述の様な騒音や振動の発生を抑えられる。ところが、上述の特許文献1〜4に記載されたウォーム式減速機用の予圧付与装置のうち、特許文献1、2、4に記載された構造は、構造が複雑であってコストが嵩むものであった。又、特許文献3に記載された構造は、開口部を有するハウジング及び特殊且つ比較的大きな板ばねを使用する為、コストが嵩むだけでなく、ハウジング内部に異物が入り込み易く、耐久性確保の面から好ましくない構造であった。
For this reason, conventionally, the worm is pressed against the worm wheel by a preload applying device as shown in
本発明は、上述の様な事情に鑑み、構造が簡単で、しかも特殊且つ大きな部材を使用せずに低コストで造れ、しかも運転時に耳障りな騒音や振動が発生しないウォーム式減速機、及び、ウォーム式減速機を組み込んだ電動式パワーステアリング装置を実現すべく発明したものである。 In view of the circumstances as described above, the present invention is a worm-type speed reducer that has a simple structure, is low-cost without using special and large members, and does not generate annoying noise or vibration during operation, and The invention was invented to realize an electric power steering apparatus incorporating a worm type reduction gear.
本発明のウォーム式減速機及び電動式パワーステアリング装置のうち、請求項1に記載したウォーム式減速機は、ケーシングと、ウォームホイールと、ウォームと、予圧付与装置とを備える。
このうちのウォームホイールは、上記ケーシング内に回転自在に支持された被駆動軸の外周面にこの被駆動軸と同心に支持されて、この被駆動軸と共に回転する。
又、上記ウォームは、上記ケーシング内でこの被駆動軸に対し捩れの位置に存在する駆動軸に基端部を結合され、このウォームホイールと噛合した状態でこの駆動軸と共に回転する。
更に、上記予圧付与装置は、上記ウォームを上記ウォームホイールに向け押圧して、これらウォームとウォームホイールとの噛合部に予圧を付与する(バックラッシュを解消する)。
Of the worm type reduction gear and the electric power steering device according to the present invention, the worm type reduction gear described in
Of these, the worm wheel is supported concentrically with the driven shaft on the outer peripheral surface of the driven shaft rotatably supported in the casing, and rotates together with the driven shaft.
Further, the worm is coupled to a drive shaft that exists at a position twisted with respect to the driven shaft in the casing, and rotates together with the drive shaft in a state of being engaged with the worm wheel.
Further, the preload applying device presses the worm toward the worm wheel to apply a preload to the meshing portion between the worm and the worm wheel (eliminates backlash).
特に、請求項1に記載したウォーム式減速機に於いては、上記予圧付与装置を構成する為に、上記ケーシングの一部で上記ウォームの先端面に対向する部分に支持孔を、このウォームの軸方向に設けている。そして、この支持孔内に押圧部材を、このウォームの軸方向の変位を可能に、且つ、このウォームに向け押圧した状態で設けている。又、このウォームの先端面とこの先端面に対向するこの押圧部材の軸方向片側面とのうちの一方の面に、先端部に向かうに従って外径が小さくなる方向に傾斜した、係合凸部を形成している。更に、上記ウォームの先端面とこの先端面に対向する上記押圧部材の軸方向片側面とのうちの他方の面に、開口部に向かうに従って内径が大きくなる方向に傾斜した係合凹部を形成している。そして、この係合凹部の円周方向の一部と上記係合凸部の円周方向の一部とを、上記ウォームの先端部に上記ウォームホイールに向く分力を発生させる状態で摩擦係合させている。尚、上記係合凹部及び上記係合凸部の、上記ウォームの中心軸と直交する仮想平面に関する断面形状は、何れも円形である。
Particularly, in the worm type speed reducer according to
上述の様な本発明を実施する場合に、例えば請求項2に記載した様に、押圧部材の軸方向片側面に設けた係合凸部又は係合凹部の中心を、ウォームの先端面に設けた係合凹部又は係合凸部の中心よりもウォームホイール側に偏らせる。又、上記支持孔の内周面と上記押圧部材の外周面との間に、この押圧部材の軸方向の変位のみを許容する、言い換えれば、上記支持孔の内側でこの押圧部材が回転する事を阻止する為の係合部を設ける。そして、上記係合凸部の中心と上記係合凹部の中心との関係を、常に上述した状態に維持する。尚、上記係合部としては、例えば、キー係合部、セレーション係合部等、従来から知られている、各種回り止め構造を採用できる。
When carrying out the present invention as described above, for example, as described in
上述の様な請求項2に記載した発明を実施する場合に、例えば請求項3に記載した様に、上記ウォームの先端面に係合凸部を、上記押圧部材の軸方向片側面に係合凹部を、それぞれ設ける。そして、これら係合凸部と係合凹部とを、上記ウォームホイールと反対側部分で摩擦係合させる。
或いは、請求項4に記載した様に、上記ウォームの先端面に係合凹部を、上記押圧部材の軸方向片側面に係合凸部を、それぞれ設ける。そして、これら係合凹部と係合凸部とを、上記ウォームホイール側部分で摩擦係合させる。
When carrying out the invention described in
Alternatively, as described in claim 4, an engagement concave portion is provided on the tip surface of the worm, and an engagement convex portion is provided on one axial side surface of the pressing member. And these engagement recessed parts and engagement convex parts are friction-engaged by the said worm wheel side part.
又、上述の様な本発明を実施する場合に好ましくは、例えば請求項5に記載した様に、上記ウォームを、軸受鋼、高炭素鋼等の硬質の金属製とする。これに対して、上記押圧部材を、ポリアミド樹脂、ポリ四弗化エチレン樹脂等の合成樹脂、或いは含油メタルの如く、上記ウォームを構成する金属との間の摩擦係数が低い低摩擦材製とする。 When the present invention as described above is carried out, preferably the worm is made of a hard metal such as bearing steel or high carbon steel as described in claim 5. In contrast, the pressing member is made of a low friction material having a low coefficient of friction with the metal constituting the worm, such as a synthetic resin such as polyamide resin or polytetrafluoroethylene resin, or an oil-containing metal. .
又、本発明を実施する場合に好ましくは、請求項6に記載した様に、上記ウォームの先端部を上記支持孔の内側に、単列深溝型玉軸受の如きラジアル軸受を介して支持する。更に、このラジアル軸受の内周面と上記ウォームの先端部外周面との間部分と、このラジアル軸受の外周面と上記支持孔の内周面との間部分とのうちの、少なくとも一方の間部分に、径方向に関する厚さ寸法が弾性的に拡縮する弾性支持部材を設ける。この弾性支持部材としては、ゴムの如きエラストマー、又は、金属製或いは合成樹脂製の波板ばねが、使用可能である。 In carrying out the present invention, preferably, as described in claim 6, the tip of the worm is supported inside the support hole via a radial bearing such as a single row deep groove ball bearing. Further, at least one of a portion between the inner peripheral surface of the radial bearing and the outer peripheral surface of the tip portion of the worm and a portion between the outer peripheral surface of the radial bearing and the inner peripheral surface of the support hole. An elastic support member whose thickness dimension in the radial direction is elastically expanded and contracted is provided in the portion. As the elastic support member, an elastomer such as rubber, or a corrugated spring made of metal or synthetic resin can be used.
又、本発明を実施する場合に好ましくは、請求項7に記載した様に、押圧部材の軸方向他側面とケーシングに固定の部分との間に、板ばね、ゴムの如きエラストマー等の弾性部材を設ける。そして、この弾性部材の弾力により上記押圧部材に、上記ウォームに向かう方向の弾力を付与する。
又、この様な請求項7に記載した発明を実施する場合に好ましくは、請求項8に記載した様に、上記ケーシングの外面に開口した支持孔の開口部に、着脱可能な蓋部材を設ける。そして、この蓋部材と押圧部材との間に弾性部材を設ける。この様な請求項8に記載した発明の場合には、上記開口部を塞いだ蓋部材が、上記請求項7に記載した、ケーシングに固定の部分となる。
更に、この様な請求項8に記載した発明を実施する場合に好ましくは、請求項9に記載した様に、上記蓋部材を、外周面に形成した雄ねじと上記支持孔の内周面に形成した雌ねじとの螺合に基づき、軸方向位置の調節を可能に、上記開口部の内側に装着する。そして、上記蓋部材の軸方向位置を調節する事により弾性部材の軸方向寸法を調節して、この弾性部材がウォームに向け押圧部材を押圧する力の大きさを調節可能とする。
Preferably, when carrying out the present invention, preferably, an elastic member such as a leaf spring or an elastomer such as rubber is provided between the other side surface in the axial direction of the pressing member and a portion fixed to the casing. Is provided. And the elasticity of the direction which goes to the said worm | warm is provided to the said press member with the elasticity of this elastic member.
Further, when the invention described in
Further, when the invention described in
又、請求項10に記載した電動式パワーステアリング装置は、回転軸と、電動モータと、ウォーム式減速機とを備える。
このうちの回転軸は、ステアリングホイールの操作に基づいて回転し、操舵輪に対し回転量に応じた舵角を付与する。
又、上記電動モータは、上記回転軸に補助力を付与する為のものである。
更に、上記ウォーム式減速機は、上記電動モータの出力軸と上記回転軸との間に設けられて、この出力軸の回転をこの回転軸に伝達する。
特に、本発明の電動式パワーステアリング装置に於いては、上記ウォーム式減速機が、上述の様な本発明のウォーム式減速機であり、上記回転軸が被駆動軸に、上記出力軸が駆動軸に、それぞれ対応する。
An electric power steering apparatus according to a tenth aspect includes a rotating shaft, an electric motor, and a worm type reduction gear.
Of these, the rotating shaft rotates based on the operation of the steering wheel, and gives the steering wheel a steering angle corresponding to the amount of rotation.
The electric motor is for applying an auxiliary force to the rotating shaft.
Further, the worm speed reducer is provided between the output shaft of the electric motor and the rotating shaft, and transmits the rotation of the output shaft to the rotating shaft.
In particular, in the electric power steering apparatus of the present invention, the worm type speed reducer is the worm type speed reducer of the present invention as described above, and the rotating shaft is driven and the output shaft is driven. Each corresponds to an axis.
本発明のウォーム式減速機及び電動式パワーステアリング装置によれば、運転時に耳障りな騒音や振動が発生しないウォーム式減速機及びウォーム式減速機を組み込んだ電動式パワーステアリング装置を、低コストで得られる。
即ち、本発明の場合には、例えば請求項2〜4に記載した様に、ウォームの先端面と押圧部材の軸方向片側面とに振り分けて形成した係合凸部と係合凹部との係合に基づき、上記ウォームの先端部をウォームホイールに向け押圧して、これらウォームとウォームホイールとの噛合部のバックラッシュを解消している。この様な構造は、特殊な部品を使用せず、簡単に構成できるので、製造コストを抑えられる。又、ケーシングの内外を連通したままとなる孔を設ける必要がない為、このケーシング内に異物が入り込む事を防止して、耐久性の確保を図れる。
According to the worm type reduction gear and the electric power steering device of the present invention, the worm type reduction gear and the electric power steering device incorporating the worm type reduction gear that do not generate annoying noise or vibration during operation can be obtained at low cost. It is done.
That is, in the case of the present invention, for example, as described in
又、請求項5に記載した発明によれば、ウォームに必要とされる強度を確保しつつ、予圧付与の為の摩擦係合部の摩擦力を低く抑えて、予圧付与装置を設ける事に伴う、ウォーム式減速機の伝達効率の低下を、最小限に抑えられる。
又、請求項6に記載した発明によれば、ウォームの先端部に加わるラジアル荷重の多くの部分をラジアル軸受により支承できるので、予圧付与の為の摩擦係合部の面圧を低くし、この摩擦係合部に作用する摩擦力を低く抑えて、予圧付与装置を設ける事に伴う、ウォーム式減速機の伝達効率の低下を、最小限に抑えられる。予圧付与に伴って上記ウォームの先端部がラジアル方向に変位する傾向になった場合には、弾性支持部材の厚さ寸法が弾性的に拡縮して、この変位を許容する。
According to the fifth aspect of the present invention, the preload applying device is provided while keeping the strength required for the worm and suppressing the frictional force of the friction engagement portion for applying preload to a low level. The reduction in transmission efficiency of the worm type reduction gear can be minimized.
Further, according to the invention described in claim 6, since a large portion of the radial load applied to the tip of the worm can be supported by the radial bearing, the surface pressure of the friction engagement portion for applying the preload is lowered. A reduction in the transmission efficiency of the worm type reduction gear associated with the provision of the preload applying device while keeping the frictional force acting on the friction engagement portion low can be minimized. When the tip portion of the worm tends to be displaced in the radial direction as the preload is applied, the thickness of the elastic support member is elastically expanded / contracted to allow this displacement.
又、請求項7に記載した発明によれば、長期間に亙る使用に伴ってウォームとウォームホイールとの一方又は双方が摩耗し、これらウォームとウォームホイールとの噛合部のバックラッシュが大きくなる傾向になっても、このウォームをウォームホイールに向け押圧し続ける事ができる。この為、長期間に亙り、運転時に異音や振動が発生する事を抑えられる。
特に、請求項8、9に記載した発明によれば、蓋部材を開けて弾性部材を交換したり(請求項8に記載した発明の場合)、或いは、蓋部材の軸方向位置を調節して弾性部材の弾性変形量を調節したり(請求項9に記載した発明の場合)する事により、弾性部材の弾力が、上記噛合部に予圧を付与する為に必要とする大きさよりも小さくなった場合でも、容易に、必要とする弾力を回復できる。
According to the seventh aspect of the present invention, one or both of the worm and the worm wheel are worn with use over a long period of time, and the backlash of the meshing portion between the worm and the worm wheel tends to increase. Even if it becomes, it can continue pushing this worm toward the worm wheel. For this reason, it is possible to suppress abnormal noise and vibration during operation over a long period of time.
In particular, according to the invention described in
[実施の形態の第1例]
図1〜2は、請求項1〜3、5〜10に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本発明の特徴は、ウォームホイール8とウォーム9との噛合部で耳障りな異音や振動が発生するのを防止する為、このウォーム9を上記ウォームホイール8に向け押圧する予圧付与装置12の構造にある。電動式パワーステアリング装置の全体構成に就いては、例えば前述の図6〜8に示した様な、従来から知られている構造と同様である。又、ウォーム式減速機6の基本構造に就いても、前述した通り、一般的なウォーム式減速機と同様である。就いては、重複する説明は省略若しくは簡略にし、以下、本発明の特徴部分である、上記予圧付与装置12の構造及び作用を中心に説明する。
[First example of embodiment]
FIGS. 1-2 has shown the 1st example of embodiment of this invention corresponding to Claims 1-3, 5-10. A feature of the present invention is that a
この予圧付与装置12を構成する為に、ケーシング7の一部で上記ウォーム9の先端面に対向する部分に支持孔13を、このウォーム9の軸方向に設けている。尚、これら支持孔13とウォーム9とは、ほぼ同心であるが、厳密に同心である必要はない。又、この支持孔13の内周面の形状は、上記ケーシング7の内外方向に関して、内端部と中間部と外端部とで、互いに異ならせている。先ず、内端部(図1〜2の左端部)は、単なる円筒面としている。次に、中間部は、雌セレーション、欠円状、小判形等の非円形としている。更に、外端部には雌ねじを形成している。
In order to configure the
この様な支持孔13のうち、先ず内端部には、上記ウォーム9の先端部を、ラジアル方向に関する若干の変位を可能にした状態で、回転自在に支持している。上記ウォーム9は、軸受鋼、高炭素鋼等の硬質の金属製である。この様なウォーム9の先端部を上述の様に支持する為に、本例の場合には、このウォーム9の先端部を上記支持孔13の内端部内側に、単列深溝型玉軸受の如きラジアル軸受14を介して支持している。更に、このラジアル軸受14を構成する内輪の内周面と上記ウォーム9の先端部に形成した小径部15の外周面との間部分に、径方向に関する厚さ寸法が弾性的に拡縮する弾性支持部材16を設けて、上記変位を許容する様にしている。この弾性支持部材16は、ゴムの如きエラストマー、又は、金属製或いは合成樹脂製の波板ばねで、径方向に関する厚さ寸法が、弾性的に拡縮する。尚、上記小径部15の外径は、後述する係合凸部18と係合凹部19との当接部の摩擦に基づく回転抵抗を低く抑える為、強度を確保できる限り、小さくする事が好ましい。
In such a
次に、上記支持孔13の中間部には、押圧部材17を、上記ウォーム9の軸方向の変位を可能に、但し、この支持孔13内での回転を阻止した状態で設けている。上記押圧部材17は、ポリアミド樹脂、ポリ四弗化エチレン樹脂等の合成樹脂、或いは含油メタルの如く、上記ウォーム9を構成する金属との間の摩擦係数が低い低摩擦材製である。この様な押圧部材17を上述の様に上記支持孔13の中間部内側に支持する為に、この支持孔13の内周面と上記押圧部材17の外周面との間に、キー係合部、セレーション係合部等、この押圧部材17の軸方向の変位のみを許容する係合部を設けている。
Next, a pressing
本例の場合には、上記ウォーム9の先端面(図1〜2の右端面)と上記押圧部材17の軸方向片側面(図1〜2の左側面)とを突き合わせて、上記ウォーム9の先端部に、前記ウォームホイール8に向く方向の力を付与している。この為に本例の場合には、上記ウォーム9の先端部に形成した上記小径部15の先端面を、部分円すい状凸面とし、この部分を係合凸部18としている。この係合凸部18は、上記ウォーム9と同心であり、上記支持孔13とほぼ(上記弾性支持部材16の中立状態で)同心である。これに対して、上記押圧部材17の軸方向片側面には、母線形状が台形である、摺鉢状(円すい凹面状)の係合凹部19を形成している。この係合凹部19の中心軸は、上記支持孔13の中心軸と平行であるが、この支持孔13の中心軸よりも、上記ウォームホイール8側(図1〜2の下側)に偏っている。従って、上記ウォーム9の先端面と上記押圧部材17の軸方向片側面とを突き合わせた状態で、上記係合凸部18と上記係合凹部19とは、上記ウォームホイール8と反対側(図1〜2の上側)部分でのみ当接する。上記押圧部材17は、上述の様に上記支持孔13内で回転する事はない為、この当接位置が上記係合凸部18と上記係合凹部19との円周方向に関して変化する事はない。
In the case of this example, the front end surface of the worm 9 (the right end surface in FIGS. 1 and 2) and one axial side surface of the pressing member 17 (the left side surface in FIGS. A force in a direction toward the
更に、上記支持孔13の外端部には、蓋部材20を螺着している。この蓋部材20は、外周面に雄ねじを、外端面(図1〜2の右端面)に六角レンチ等の工具の先端部を係合させる為に、六角孔等の係合孔を、それぞれ形成している。又、上記蓋部材20の外周面で前記ケーシング7の外見から突出した部分には、ロックナット21を螺着して、上記蓋部材20が不用意に回転しない様にしている。
この様な蓋部材20の内端面(図1〜2の左端面)と上記押圧部材17の軸方向他側面(図1〜2の右側面)との間には、皿板ばね、ゴムの如きエラストマー等の弾性部材22を設けて、上記押圧部材17に、上記ウォーム9に向かう方向(図1〜2の左向き)の弾力を付与している。
Further, a
Between the inner end face (left end face in FIGS. 1 and 2) of the
上記押圧部材17は、上記弾性部材22により上記方向の弾力を付与されているので、上記係合凹部19は上記係合凸部18に、常に上記ウォームホイール8と反対側(図1〜2の上側)部分で押し付けられた状態となる。そして、これら係合凹部19と係合凸部18との当接部に働く押圧力のうち、上記ウォーム9の径方向に関する分力は、上記ウォームホイール8に向かう方向に作用するので、このウォーム9がこのウォームホイール8に向けて押し付けられる。この結果、これらウォーム9とウォームホイール8との噛合部のバックラッシュが解消され(噛合部に予圧が付され)、前記ウォーム式減速機6の運転時に、この噛合部で耳障りな騒音や振動が発生する事がなくなる。
Since the pressing
上記ウォーム9を上記ウォームホイール8に向けて押し付ける力の大きさは、上記ロックナット21を緩めた状態で上記蓋部材20を回転させ、この蓋部材20の軸方向位置を調節して、上記弾性部材22の弾力を調節する事で容易に調節できる。この為、各部品の寸法誤差の影響を受ける事なく、予圧力を調整する事ができる。又、この弾性部材22がへたった場合には、上記蓋部材20を前記支持孔13から取り外す事で、容易に、新しい弾性部材と交換できる。
この様な本例のウォーム式減速機及び電動式パワーステアリング装置によれば、前述した通り、運転時に耳障りな騒音や振動が発生しないウォーム式減速機及びウォーム式減速機を組み込んだ電動式パワーステアリング装置を、低コストで得られる。
The magnitude of the force for pressing the worm 9 toward the
According to the worm type reduction gear and the electric power steering apparatus of this example as described above, as described above, the electric power steering incorporating the worm type reduction gear and the worm type reduction gear that do not generate annoying noise or vibration during operation. The device can be obtained at low cost.
[実施の形態の第2例]
図3も、請求項1〜3、5〜10に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、ウォーム9の先端部に設けた小径部15の先端面を、部分球面状凸面とし、この部分球面状凸面を係合凸部18aとしている。又、押圧部材17aの軸方向片側面に形成した係合凹部19aの母線形状を、曲率半径が大きい凸円弧としている。本例の場合、この係合凹部19a及び上記係合凸部18aの母線形状を凸円弧とする事で、これら係合凹部19aと係合凸部18aとの摩擦面積を小さくしている。この為本例の場合には、上述した第1例の場合に比べて、予圧付与装置12aを設ける事に伴う摩擦損失を小さく抑え、この予圧付与装置12aを設ける事に伴う、ウォーム式減速機の伝達効率の低下を、より低く抑えられる。その他の部分の構成及び作用は、上述した第1例の場合と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明は省略する。
[Second Example of Embodiment]
FIG. 3 also shows a second example of the embodiment of the present invention corresponding to
[実施の形態の第3例]
図4は、請求項1、2、4〜10に対応する、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の予圧装置12bの場合には、ウォーム9の先端部に設けた小径部15の先端面に、摺鉢状の係合凹部19bを設けている。これに対して、押圧部材17bの軸方向片側面に円すい台状の係合凸部18bを設けている。この係合凸部18bの中心軸は、上記係合凹部19bの中心軸よりも、ウォームホイール8側に偏った位置に存在する。従って、この係合凹部19bと上記係合凸部18bとは、このウォームホイール8側部分で摩擦係合している。その他の部分の構成及び作用は、上述した第1例の場合と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明は省略する。
[Third example of embodiment]
FIG. 4 shows a third example of an embodiment of the present invention corresponding to
[実施の形態の第4例]
図5も、請求項1、2、4〜10に対応する、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の場合には、押圧部材17cの軸方向片側面に形成した係合凸部18cを、部分球面状としている。本例の場合、この係合凸部18cの母線形状を凸円弧とする事で、この係合凸部18cと、ウォーム9側に設けた係合凹部19bとの摩擦面積を小さくしている。この為本例の場合には、上述した第3例の場合に比べて、予圧付与装置12cを設ける事に伴う摩擦損失を小さく抑え、この予圧付与装置12cを設ける事に伴う、ウォーム式減速機の伝達効率の低下を、より低く抑えられる。その他の部分の構成及び作用は、上述した第3例の場合と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明は省略する。
[Fourth Example of Embodiment]
FIG. 5 also shows a fourth example of an embodiment of the present invention corresponding to
本発明のウォーム式減速機は、噛合部のバックラッシュをなくして運転時に発生する騒音を抑えられる為、電動式パワーステアリング装置用の減速機として適用する事が有効である。但し、電動式パワーステアリング装置に限らず、低騒音、低振動を要求される各種機械装置用の減速機として利用できる。 The worm-type speed reducer of the present invention can effectively be applied as a speed reducer for an electric power steering apparatus because it eliminates backlash at the meshing portion and suppresses noise generated during operation. However, the present invention can be used not only as an electric power steering device but also as a reduction gear for various mechanical devices that require low noise and low vibration.
1 ステアリングコラム
2 電動モータ
3 ステアリングギヤ
4 ラック
5 ステアリングシャフト
6 ウォーム式減速機
7 ケーシング
8 ウォームホイール
9 ウォーム
10 被駆動軸
11 駆動軸
12、12a、12b、12c 予圧付与装置
13 支持孔
14 ラジアル軸受
15 小径部
16 弾性支持部材
17、17a、17b、17c 押圧部材
18、18a、18b、18c 係合凸部
19、19a、19b 係合凹部
20 蓋部材
21 ロックナット
22 弾性部材
23 ステアリングホイール
DESCRIPTION OF
Claims (10)
A rotating shaft that rotates based on the operation of the steering wheel and gives a steering angle corresponding to the amount of rotation to the steering wheel, an electric motor for giving auxiliary force to the rotating shaft, an output shaft of the electric motor, An electric power steering apparatus provided with a worm-type speed reducer provided between the rotary shaft and transmitting the rotation of the output shaft to the rotary shaft. 9. The electric power steering apparatus according to claim 9, wherein the rotary shaft corresponds to a driven shaft and the output shaft corresponds to a drive shaft.
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