JP2007240607A - 画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【課題】現像装置400の寿命を確実に判定することができ、画像品位の維持とトナーの機内飛散による部品や装置の故障を防止、更にはジャム処理や現像装置の交換の際に使用者の手を汚す恐れが軽減できる、寿命判定シーケンスを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像剤を収納する現像装置400と、像担持体100と、像担持体上の現像剤像濃度を検出する濃度検出手段301を有し、記録媒体900に画像を形成する画像形成装置において、前記濃度検出手段301にて潜像が形成されていない部分の現像剤像濃度を検出し、検出値に応じて現像装置寿命を判断する現像装置寿命判断シーケンスを有することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図1
【解決手段】現像剤を収納する現像装置400と、像担持体100と、像担持体上の現像剤像濃度を検出する濃度検出手段301を有し、記録媒体900に画像を形成する画像形成装置において、前記濃度検出手段301にて潜像が形成されていない部分の現像剤像濃度を検出し、検出値に応じて現像装置寿命を判断する現像装置寿命判断シーケンスを有することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、現像剤を内包した現像装置の寿命を判断する機能を有する画像形成装置に関するものであある。
更には、現像カートリッツジ、または現像装置を内包するプロセスカートリッジを着脱可能に装着する画像形成装置、及びプロセスカートリッジに関するものである。
ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
現像カートリッツジとは、現像装置をカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものをいう。また、プロセスカートリッジとは、少なくとも潜像担持体(像担持体)と現像装置とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものをいう。
従来、電子写真画像形成装置では、レーザー、LED或いはランプなどの画像情報に対応した光を潜像担持体(像担持体)としてのドラム状の電子写真感光体(以下、ドラムと記す)に照射する。これによって、ドラムに静電潜像を形成する。そして、この静電潜像を現像剤(以下、トナーと記す)を内包した現像装置により現像する。さらに、ドラムに形成された現像像を記録媒体へ転写する。これによって、記録媒体に画像を形成している。
そして、ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像剤担持体(現像部材)及びトナーを収容するトナー収容部をカートリッジ枠体にて一体にまとめてカートリッジ化する。このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とする現像カートリッジ方式が採用されている。あるいは、少なくともドラム及びドラムに作用する現像装置(プロセス手段)を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。
このような現像カートリッジ方式あるいはプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンに頼らず使用者自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができる。
そこで、現像カートリッジ方式あるいはプロセスカートリッジ方式は、電子写真画像形成装置において広く用いられている。
このような現像カートリッジあるいはプロセスカートリッジは、現像材を用いて記録媒体に画像を形成するために、電子写真画像形成装置に用いられるものである。そこで、画像を形成するに従って現像剤を消費する。そして、現像カートリッジあるいはプロセスカートリッジを購入した使用者にとって満足できる品質の画像を形成することができなくなる程度まで現像剤が消費された際に、現像カートリッジあるいはプロセスカートリッジとしての商品価値を喪失する。すなわち、現像カートリッジあるいはプロセスカートリッジは寿命をむかえたものとなる。
そこで、トナー容器内に収納されているトナーの残量を測定するためのトナー残量検出装置が設けられている。トナー残量検出装置には、さまざまな方式があるが、より安価で簡単な構成のものとして、特許文献1に記載のような、光透過式トナー残量検知がある。
光透過式トナー残量検知とは、トナー容器内に検知光を通過させ、その検知光の通過時間によってトナー容器内に収納されているトナーの残量を検出する方式である。すなわちトナーが大量にあるときにはトナーによって検知光は遮られ、トナーが消費された状態の場合は、検知光が通過し始めその検知時間は長くなる現象を利用し、検知時間に応じてトナー容器内に収納されているトナーの残量を検出するものである。
そして、トナー容器内を通過する検知光の通過時間と、トナー容器内のトナー残量を対応させたトナー残量検知シーケンスを作る。これにより、検知光のトナー容器内の通過時間に対応してトナー容器内のトナー残量をリアルタイムで使用者に告知するトナー残量の逐次検知が可能となる。
また、特許文献2には、現像装置の寿命予告もしくは寿命到達を報知する報知手段を有する画像形成装置が記載されている。これは、現像剤残量検知手段により検出される現像剤残量が所定値以下となってから、計数手段により現像剤担持体の動作時間がカウントされた動作時間が所定の閾値を超えたときに、現像装置の寿命予告もしくは寿命到達を報知するものである。または、プロセスカートリッジによって、カートリッジ内の現像剤残量が少なくなった状態におけるトラブルを防止することが可能となる。
特開2003−241500号公報
特開2003−114571号公報
現像装置内のトナー残量が少ない状態である現像装置寿命終了直前における現象として、トナーが非画像部に付着する所謂「かぶり」が発生する。
現像装置内のトナー残量を検知して寿命予告もしくは寿命到達を報知する方式の場合、トナー残量の検出精度が各種の原因で不安定な状態下では、その効果を十分に発揮し得ない可能性がある。すなわち、上記の方式にて現像装置の寿命予告もしくは寿命到達が報知される前に「かぶり」が発生する可能性がある。かぶりが発生することは、現像装置は使用者にとって満足できる品質の画像を形成することができなくなっていて、既に寿命を迎えている状態にあることである。
「かぶり」はトナー消費量の少ない、印字比率の低い画像を主にプリントする使用者が使用する画像形成装置において顕著に発生している。特に、ビジネスユースのカラープリンタでは、強調したい部分にのみ色を付けたり、グラフ上の幾つかのデータを識別するために色を付ける等の使われ方が大半を占めている。すなわち、ブラック(K)トナーに対してイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の印字比率が極端に低くなる様な使われ方をしている場合が多い。
このように低印字比率の画像がプリントされ続けた場合に、カートリッジの使用終了直前に問題が起こり易い原因は、トナー残量が少ない状態においてトナーの劣化が促進され易いためである。即ち、現像装置内のトナーが少なく、且つ現像剤担持体にコートされているトナーが殆ど消費されない状態では、入れ替わるトナーの絶対量が少ないことと相俟って、結果的には同じトナーが現像剤担持体上に長期間存在することになる。そのため、現像剤担持体上にコートされているトナーは、規制部材などとの摺擦を繰り返し受けることになり、劣化が促進されることになる。特に、1成分非磁性トナーを用いた接触現像方式の場合には、トナー供給ローラや感光体との摺擦も加わることになり、トナー劣化が急激に促進される。
これにより、規制部材や現像剤担持体にトナーが融着し、現像ローラ上のコートが不均一となることでカブリの原因となる。特に、非磁性トナーを用いた系の場合には、トナーの被帯電付与能も低下することで現像剤担持体に保持させることが困難となり、いっそうかぶりが悪化する。
代表的な例として、図22に、低印字比率の画像がプリントされ続けた場合の画像形成枚数と記録媒体である転写材上のかぶり濃度の推移を示す。トナー残量が少ない状態で、繰り返し現像剤担持体が使用され続けると急激にかぶりが増加することが読み取れる。
従って「かぶり」は単純に画像品位を損なう現象に留まらず、出力されたプリントサンプルの裏汚れとして現れたりする。また、トナーが機内に飛散し部品にトナーが付着することにより装置の故障を誘発する原因となったりする。また、ジャム処理やカートリッジの交換の際に使用者の手を汚してしまうことにもなる。
そこで、本発明は、上記不具合を発生させることなく、確実に現像装置の寿命を検出することを可能にした画像形成装置およびプロセスカートリッジを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、現像剤を収納する現像装置と、像担持体と、像担持体上の現像剤像濃度を検出する濃度検出手段を有し、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、前記濃度検出手段にて潜像が形成されていない部分の現像剤像濃度を検出し、検出値に応じて現像装置寿命を判断する現像装置寿命判断シーケンスを有することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するための本発明に係るプロセスカートリッジの代表的な構成は、像担持体上の現像剤像濃度を検出する濃度検出手段を有し、記録媒体に画像を形成する画像形成装置に対して着脱可能であり、少なくとも現像剤を収納する現像装置と潜像像し担持体を備えたプロセスカートリッジにおいて、前記濃度検出手段にて潜像が形成されていない部分の像担持体上現像剤像濃度を検出し、検出値に応じて前記画像形成装置が備える寿命判断シーケンスによってプロセスカートリッジ寿命が判断されることを特徴とする。
潜像が形成されていない部分に付着した現像剤像、いわゆる「かぶり」を検出し、その検出値に応じて現像装置寿命を判断することにより確実に現像装置の寿命を確実に判定することができる。そして、画像品位の維持と現像剤の機内飛散による部品や装置の故障を防止、更にはジャム処理や現像装置の交換の際に使用者の手を汚す恐れが軽減される。
以下、本発明の実施例を図面に則して詳しく説明する。実施例に記載されている構成部品の、寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、この発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を限定する趣旨のものではない。
(1)画像形成部
図1は本実施例1における画像形成装置の概略構成図である。この画像形成装置は電子写真レーザープリンタである。100は像担持体(静電潜像担持体)として電子写真感光体である。本実施例1において、該感光体100は、直径Φ30の回転ドラム型(以下、ドラムと記す)であり、矢印の時計方向に所定の速度で回転駆動される。ドラム100は帯電装置200により表面が一様に負極性に帯電される。その帯電面に対して露光装置300によりレーザー露光がなされる。これによりドラム面に画像情報に対応する静電潜像が形成される。その静電潜像に現像装置400により負極性に帯電したトナーが適用される。これにより、静電潜像が反転現像されてトナー像として可視像化される。そのトナー像が給紙カセット700から給紙された記録メディア(記録媒体・記録材:以下、転写材と記す)900に対して転写装置500により転写される。トナー像の転写を受けた転写材900がドラム面から分離されて定着装置800へ導入され、トナー像が転写材の面に永久固着像として定着される。転写材分離後のドラム面はクリーニング装置600により転写残トナーなどの残留付着物が除去されて清掃され、繰り返して画像形成に供される。
図1は本実施例1における画像形成装置の概略構成図である。この画像形成装置は電子写真レーザープリンタである。100は像担持体(静電潜像担持体)として電子写真感光体である。本実施例1において、該感光体100は、直径Φ30の回転ドラム型(以下、ドラムと記す)であり、矢印の時計方向に所定の速度で回転駆動される。ドラム100は帯電装置200により表面が一様に負極性に帯電される。その帯電面に対して露光装置300によりレーザー露光がなされる。これによりドラム面に画像情報に対応する静電潜像が形成される。その静電潜像に現像装置400により負極性に帯電したトナーが適用される。これにより、静電潜像が反転現像されてトナー像として可視像化される。そのトナー像が給紙カセット700から給紙された記録メディア(記録媒体・記録材:以下、転写材と記す)900に対して転写装置500により転写される。トナー像の転写を受けた転写材900がドラム面から分離されて定着装置800へ導入され、トナー像が転写材の面に永久固着像として定着される。転写材分離後のドラム面はクリーニング装置600により転写残トナーなどの残留付着物が除去されて清掃され、繰り返して画像形成に供される。
帯電装置200は、Φ6の芯金と、その上に形成した、厚さ約3mmのウレタンゴムからなる導電性弾性層と、更にその上に形成した、厚さ数μmのウレタンゴムにカーボンブラックを分散させた高抵抗層などから構成される帯電ローラ201を有する。また、その帯電ローラ201を両端部にて回転自在に支持する導電性の支持部材(不図示)と、その支持部材を加圧して帯電ローラ201をドラム面に対して押し付けるばね部材(不図示)が有る。また、そのばね部材及び支持部材を介して帯電ローラ201に電圧を印加する帯電バイアス電源202が有る。
帯電ローラ201は、ドラム面に接触してドラムの回転と共に従動回転するように設置されている。そして、帯電バイアス電源202により、ドラム100と帯電ローラ201と間に約−1000Vの直流電圧が印加される。これにより、ドラム面が暗電位VD−500Vに帯電される。
ドラム100は帯電装置200によってその表面が上記の暗電位VDに帯電された後、露光装置300により画像情報に対応する露光を受ける。これにより、露光されたドラム面部分の電位(明電位)VLが−100Vとなり、暗電位VDと明電位VLの静電コントラストにより、ドラム面に静電潜像が形成される。
現像装置400は、仕切り部405によって現像剤であるトナーを貯留するホッパー部406と、現像室407に区画されている。ホッパー部406には撹拌装置404が配置され、この撹拌装置404の動作により、ホッパー部406から現像室407にトナーが送り込まれる。本実施例1においては、トナーとして一成分現像剤を用いた。
現像室407には、ドラム面の静電潜像をトナー現像する現像ローラ(現像剤担持体)401と、現像ローラ401にトナーを供給する供給ローラ402と、現像ローラ401のトナー層厚を規制する金属製の現像ブレード403が配置されている。本実施例において、現像ローラ401は、Φ16のウレタンゴムを基層とし、アクリル・ウレタン系ゴムを表面にコートした二層構成のローラである。供給ローラ402は、Φ16のウレタンスポンジからなるローラである。
上記の撹拌装置404、現像ローラ401及び供給ローラ402は、外部から駆動が掛けられる構成になっており、現像プロセス実行中は、常に回転してトナーをドラム面に供給する。
現像ローラ401は、ドラム面に所定の間隙を有して現像を行うように設置されており、本実施例においては300μmの間隙を持って配されている。現像ローラ401には現像バイアス電源408により所定の現像バイアスが印加される。これにより、ドラム面に形成された静電潜像がトナーにより反転現像されて可視像化される。本実施例1においては、ドラム100と現像ローラ401の間に、約1700Vpp、2000Hzの交流電圧に、約−300Vの直流電圧を重畳した電圧を印加している。
転写装置500は、Φ12のEPDMスポンジからなる転写ローラ501と、転写ローラ501に電圧を印加する転写バイアス電源502を有している。転写ローラ501は、ドラム面に当接して、転写部Tを形成している。転写バイアス電源502は画像形成時には定電圧制御される。
給紙カセット700内に収納された転写材900は、給紙ローラ701によってドラム面のトナー像の形成と同期してレジストローラ702まで供給される。そして、その転写材900は、レジストローラ702によってドラム面に形成されたトナー像の先端と同期して、転写ローラ501とドラム100の間の転写部Tに給紙され、転写部Tを挟持搬送されていく。この間において、転写バイアス電源502から転写ローラ501に対して約+2000Vの直流電圧が印加される。これにより、ドラム面のトナー像が順次に転写材900上に転写される。
転写部Tを出た転写材はドラム面から分離されて定着装置800に搬送される。転写材900に転写されたトナー像は、この定着装置800による熱と圧力で転写材面に永久固着記録画像として定着される。
一方、記録材分離後のドラム面の転写残トナーは、ポリウレタンゴムからなるクリーニングブレード601を有するクリーニング装置600によりドラム面から取り除かれ、廃トナー容器602に収容される。その後、ドラム面は次の画像形成に備えるため、再び帯電装置200により帯電が行われる。
図2は本実施例の画像形成装置のシステムブロック図である。61は画像形成装置全体のシステム制御を行うエンジンコントローラ(以下、コントローラと記す)である。コントローラ61は、パーソナルコンピュータ・イメージリーダ・相手方ファクシミリ等のホスト装置60から入力するプリント信号に基づいて画像形成動作を実行する。コントローラ61の内部には、中央演算処理装置(CPU:不図示)が設けてあり、画像形成装置の一連のシステム処理は中央演算処理装置の内部に予め記憶されたプログラムに従って行われる。
コントローラ61は、高圧電源62、センサ群63、表示部64、駆動部66等を制御する。
高圧電源62は、帯電ローラ201に直流電圧を印加する帯電バイアス電源202、現像ローラ401に交流電圧に直流電圧が重畳された電圧を印加する現像バイアス電源408、転写ローラ501に直流電圧を印加する転写バイアス電源502等から構成される。
センサ群63は、後述するトナー像検出センサ301を含む。
駆動部66は、露光装置300やドラム100、現像装置400等を駆動するための駆動装置を含む。
図3はコントローラ61が実行する画像形成装置の動作行程図である。
a)前多回転動作
前多回転動作は、画像形成装置のメイン電源スイッチSWが投入されたときに実行する装置始動時動作である。メインモータMを起動させてドラム100を回転駆動させ、所定のプロセス機器について所定の始動動作を実行させる。
前多回転動作は、画像形成装置のメイン電源スイッチSWが投入されたときに実行する装置始動時動作である。メインモータMを起動させてドラム100を回転駆動させ、所定のプロセス機器について所定の始動動作を実行させる。
b)待機(スタンバイ)
待機は、所定の前多回転動作が終了したら、メインモータMを停止させて、ホスト装置60からコントローラ61へのプリント信号(画像信号:画像形成実行要求)の入力待ち状態時である。
待機は、所定の前多回転動作が終了したら、メインモータMを停止させて、ホスト装置60からコントローラ61へのプリント信号(画像信号:画像形成実行要求)の入力待ち状態時である。
c)前回転動作
前回転動作は、ホスト装置60からコントローラ61へプリント信号が入力されたときに実行する画像形成前動作である。メインモータMを駆動させてドラム100を回転駆動させ、所定のプロセス機器について所定の画像形成前動作を実行させる。この前回転動作は前多回転動作中にプリント信号が入力したときには前多回転動作に引き続いて実行される。
前回転動作は、ホスト装置60からコントローラ61へプリント信号が入力されたときに実行する画像形成前動作である。メインモータMを駆動させてドラム100を回転駆動させ、所定のプロセス機器について所定の画像形成前動作を実行させる。この前回転動作は前多回転動作中にプリント信号が入力したときには前多回転動作に引き続いて実行される。
d)画像形成動作
ホスト装置60からコントローラ61へ入力した画像情報に対応する画像を転写材900に形成する作像動作である。所定の前回転動作の終了に引き続いて実行される。また、連続画像形成モードの場合は1枚の転写材に対する画像形成動作が所定の設定画像形成枚数分繰り返して実行される。
ホスト装置60からコントローラ61へ入力した画像情報に対応する画像を転写材900に形成する作像動作である。所定の前回転動作の終了に引き続いて実行される。また、連続画像形成モードの場合は1枚の転写材に対する画像形成動作が所定の設定画像形成枚数分繰り返して実行される。
e)紙間
連続画像形成モードにおいて、一の転写材の後端部が転写部Tを通過した後、次の転写材の先端部が転写部Tに到達するまでの間の、転写部Tにおける転写材の非通紙状態時である。
連続画像形成モードにおいて、一の転写材の後端部が転写部Tを通過した後、次の転写材の先端部が転写部Tに到達するまでの間の、転写部Tにおける転写材の非通紙状態時である。
f)後回転動作
設定された1枚または複数枚の転写材に対する画像形成動作の終了後に実行させる後動作である。画像形成動作の終了後もメインモータMの駆動を所定の時間継続させ、所定のプロセス機器に所定の終了動作を実行させる。
設定された1枚または複数枚の転写材に対する画像形成動作の終了後に実行させる後動作である。画像形成動作の終了後もメインモータMの駆動を所定の時間継続させ、所定のプロセス機器に所定の終了動作を実行させる。
g)待機
所定の後回転動作が終了したら、メインモータMを停止させて、ホスト装置60からコントローラ61への次のプリント信号の入力待ちをしている状態時である。次のプリント信号が入力すると、再び上記の前回転動作、画像形成動作、後回転動作の動作サイクルが実行される。
所定の後回転動作が終了したら、メインモータMを停止させて、ホスト装置60からコントローラ61への次のプリント信号の入力待ちをしている状態時である。次のプリント信号が入力すると、再び上記の前回転動作、画像形成動作、後回転動作の動作サイクルが実行される。
(2)現像装置400の寿命判断シーケンス
本実施例1の画像形成装置においては、少なくとも現像装置400は画像形成装置本体に対して着脱可能な現像カートリッジとしてある。
本実施例1の画像形成装置においては、少なくとも現像装置400は画像形成装置本体に対して着脱可能な現像カートリッジとしてある。
前述したように、このような現像カートリッジは、画像形成装置の画像形成動作の繰り返しに従って、カートリッジ内に予め収容させてある現像剤(トナー)が消費されて減少していく。そして、現像カートリッジを購入した使用者にとって満足できる品質の画像を形成できなくなる程度まで現像剤が消費された際に、現像カートリッジとしての商品価値を喪失する。すなわち、現像カートリッジ(現像装置)400は、寿命を迎えたものとなる。
本実施例1の画像形成装置は、以下に説明する寿命判断シーケンスにより現像装置400の寿命を判断させている。そして、寿命が近くなった、あるいは寿命を迎えたと判断されたら、使用者に現像装置の交換を促すようにしている。
本実施例の画像形成装置は、像担持体であるドラム100上のトナー像濃度を検出するトナー像検出センサ(濃度検出手段)301を有する。そして、このセンサ301にてドラム100上の潜像が形成されていない部分のかぶりトナー濃度を検出し、検出値に応じて現像装置400の寿命を判断する寿命判断シーケンスを有している。
上記のセンサ301は、現像装置400よりもドラム回転方向下流側で、転写装置500よりもドラム回転方向上流側に、ドラム面に対向させて配置してある。図4に本実施例1において用いたセンサ301の模式図を示す。
センサ301は発光素子301aと受光素子301bとを有し、ドラム100の表面に対向させて配置してある。発光素子301aはドラム面のトナー像310に対して赤外光を照射する。センサ301ではドラム面の法線に対して照射角αと対象となる方向に反射される光を受光素子301bによって検知する。センサ301は、図1中奥行き方向で、現像ローラ401にてドラム面の静電潜像に対して反転現像を行い可視像化が可能なドラム面領域部分にドラム面に対向させて配置してある。
ドラム100上のかぶりトナー濃度とセンサ301の検出値の相関を図5に示す。図示のごとく、センサ301の検出値は、かぶりトナー濃度とほぼ線形の関係である。したがって、センサ301にてドラム面のかぶりトナー濃度は測定可能である。
このセンサ301で検出されるドラム面のかぶりトナー濃度に関する電気的情報がコントローラ61に入力する。コントローラ61は、その入力する検出値に応じて現像装置400の寿命を判断する寿命判断シーケンスを有している。
センサ301を、転写装置500や定着装置800の転写材搬送方向下流側に配置することで、転写材900上のかぶりトナー濃度を測定することが可能となる。しかし、転写材900の種類によって色や表面性が異なるためかぶりトナー濃度の検出精度は不安定になってしまう。従って、センサ301はこれら不安定要素が無い像担持体であるドラム100上のかぶりトナー濃度を測定するように配置されることが好ましい。
センサ301にてドラム100上のかぶりトナー濃度を検出する際は、実際の画像形成と同条件である必要がある。そのためには、ドラム100や、現像装置400を構成する現像ローラ401・供給ローラ402・撹拌装置404等は画像形成時と同条件で駆動する。さらには、帯電バイアス電源202や現像バイアス電源408からの印加電圧も画像形成時と同条件とする。
図6、図8、図9は、それぞれ、コントローラ61が実行する、現像装置400の寿命判断シーケンスのフローチャート図である。
図6のシーケンスは、画像形成装置の前回転動作時に実行される。図8のシーケンスは、連続して画像形成を行っているときの紙間時に実行される。図9のシーケンスは、後回転動作時に実行される。
(2−1)前回転動作時
先ず、図6の、前回転動作時に実行される寿命判断シーケンスを説明する。
先ず、図6の、前回転動作時に実行される寿命判断シーケンスを説明する。
待機状態にある画像形成装置のコントローラ61が、ホスト装置60からプリント実行要求を受けると(ステップS1)、コントローラ61は現像装置400の寿命判断シーケンスを実行する(S2)。
駆動部66が露光装置300による露光をOFF状態に保持し(S3)、続いてドラム100、現像装置400の駆動動作を開始する(S4)。
ドラム100と現像装置400が画像形成中と同じ状態で定常駆動された後に、高圧電源62は、帯電バイアス電源202、現像バイアス電源408、転写バイアス電源502を動作させて、各装置に画像形成中と同じ電圧を印加する(S5)。
このようにすることで、ドラム面に、潜像形成部である画像形成領域の非画像部と等価な電位状態を、潜像が形成されていない部分にも得ることが可能となり、その部分に現像装置400が現像作用する。
現像装置400の寿命が近い、あるいは寿命を迎えていると、ドラム面に生じるかぶりトナーの濃度が高くなる。そこで、潜像が形成されていない部分に画像形成領域の非画像部と等価な電位状態となったドラム100上のかぶりトナー濃度をセンサ301により検出する。すなわち、センサ301の発光素子301aを点灯し(S6)、受光素子301bにて受光した反射光をコントローラ61にて処理してセンサ検出値Aを得る。
得られたセンサ検出値Aは、図5のようなセンサ検出値とかぶりトナー濃度との相関から、かぶりトナー濃度情報に変換可能である。コントローラ61は、センサ検出値とかぶりトナー濃度の対応関係を予め備えている。更に、ドラム上のかぶりトナー濃度は、図7のグラフ(b)に示すよう、転写材上のかぶり濃度と相関するため、転写材上のかぶり濃度の許容値C0の時、ドラム100上でのかぶりトナー濃度は図7の(b)中のB0に相当する。従って、かぶりトナー濃度がB0に達したとき、すなわち図5と同様内容の図7のグラフ(a)におけるセンサ301の検出値がA0に達したとき、かぶりが許容値に達して、現像装置400が寿命を迎えたものと判断できる。
従って、コントローラ61は、ステップS7において、センサ301の検出値が所定値A0以上の場合は、かぶり濃度が許容値に達して、現像装置400が寿命を迎えたものと判断し、センサ301の発光素子301aを消灯する(S8)。また、高圧電源62は各高圧電源からの電圧印加を停止し(S9)、駆動部66はドラム100、現像装置400等の駆動を停止する(S10)。そして、コントローラ61は、表示部64に「現像装置寿命到達」などの現像装置400が寿命に達した旨の表示を行い(S11)、現像装置400の寿命判断シーケンスを終了する(S12)。
使用者は、寿命に到達した現像装置400を画像形成装置本体から取り外して、現像装置を交換する。交換する現像装置は、新品のもの、もしくは、新品ではないが、寿命が未到達で使用可能な現像装置である。
また、ステップS7において、センサ301の検出値が所定値A0未満の場合は、コントローラ61は、現像装置400の寿命は未到達と判断する。そして、コントローラ61は、センサ301の発光素子301aを消灯した後(S13)、駆動部66は露光装置300による露光を可能として潜像形成に備え(S14)、画像形成動作を開始する(S15)。
(2−2)紙間時
次に、図8の、連続して画像形成を行っているときの紙間時に実行される寿命判断シーケンスを説明する。
次に、図8の、連続して画像形成を行っているときの紙間時に実行される寿命判断シーケンスを説明する。
コントローラ61は、画像形成動作中(S16)に、引き続き画像形成要求があるかを判断し(S17)、要求がある場合、紙間時において、現像装置400の寿命を判断する寿命判断シーケンスを実行する。
コントローラ61は、先ず、駆動部66を制御して、露光装置300の露光をOFFさせ(S18)、潜像が形成されていない紙間部分に対応するドラム面部分を画像形成領域の非画像部と等価な電位状態を形成する。そのドラム面部分に現像装置400が現像作用する。センサ301の発光素子301aを点灯して(S19)、ドラム面部分のかぶりトナー濃度を検出する(S20)。
コントローラ61は、現像ローラ401、供給ローラ402、撹拌装置404等を、画像形成時と同条件で駆動する。さらには、帯電バイアス電源202や現像バイアス電源408からの印加電圧も画像形成時と同条件に制御する。
従って、コントローラ61は、ステップS20において、センサ301の検出値が所定値A0以上の場合は、かぶり濃度が許容値に達して、現像装置400が寿命を迎えたものと判断する。そして、コントローラ61は、前述した図6のステップS8〜S12を経て以後の画像形成動作並びに寿命判断シーケンスを終了する
使用者は、寿命に到達した現像装置400を画像形成装置本体から取り外して、現像装置を交換する。
使用者は、寿命に到達した現像装置400を画像形成装置本体から取り外して、現像装置を交換する。
また、コントローラ61は、ステップS20において、センサ301の検出値が所定値A0未満の場合は、現像装置400が寿命に未到達として判断する。そして、センサ301の発光素子301aを消灯した後(S21)、駆動部66が露光装置300による露光を可能として潜像形成に備え(S22)、以降の画像形成が実行される(S23)。
(2−3)後回転動作時
次に、図9の、後回転動作時に実行される寿命判断シーケンスを説明する。
次に、図9の、後回転動作時に実行される寿命判断シーケンスを説明する。
図8のステップS16・S17において、コントローラ61が、画像形成動作中に次の画像形成要求があるかを判断し、要求が無い場合の画像形成動作終了に引き続く後回転動作で現像装置400の寿命判断シーケンスを実行する。
ステップS16・S17において、継続して画像形成の要求が無いと判断したコントローラ61は、図9のシーケンスを実行する。すなわち、駆動部66が露光装置300の露光をOFFにし(S24)、ドラム面の、潜像が形成されていない部分に画像形成領域の非画像部と等価な電位状態を形成する。その感光ドラ表面部分に現像装置400が現像作用する。センサ301の発光素子301aを点灯して(S25)、ドラム表面部分のかぶりトナー濃度を検出する。
現像ローラ401、供給ローラ402、撹拌装置404等は画像形成時と同条件で駆動する。さらには、帯電バイアス電源202や現像バイアス電源408からの印加電圧も画像形成時と同条件とする。
コントローラ61は、ステップS26において、センサ301の検出値が所定値A0以上の場合、ドラム上のトナーかぶり濃度が許容値に達して、現像装置400が寿命を迎えたものと判断する。そして、コントローラ61は、前述した図6のステップS8〜S12を経て寿命判断シーケンスを終了する。
使用者は、寿命に到達した現像装置400を画像形成装置本体から取り外して、現像装置を交換する。
コントローラ61は、ステップS26において、センサ301の検出値が所定値A0未満の場合は、現像装置400が寿命に未到達として判断し、センサ301の発光素子301aを消灯する(S27)。
また、コントローラ61は、高圧電源62を制御して、各高圧電源からの電圧印加を停止しする(S28)。また、コントローラ61は、駆動部66を制御して、ドラム100、現像装置400等の駆動を停止し(S29)、寿命判断シーケンスを終了する(S30)。
そして、画像形成装置は、ホスト装置60からコントローラ61に次のプリント実行要求(プリント信号)が入力されるまで、待機状態に移行する。
上記説明した、本実施例1の寿命判断シーケンスを備えた画像形成装置によって、ドラム100の潜像が形成されていない面部分に付着したトナー像、いわゆる「かぶり濃度」を検出する。そして、その検出値に応じて、現像装置400の寿命を判断することにより確実に現像装置寿命を判定することができる。
そして、画像品位の維持とトナーの機内飛散による部品や装置の故障を防止、更にはジャム処理や現像装置の交換の際に使用者の手を汚す恐れが軽減される。
また、本実施例1では、寿命判断シーケンスを画像形成装置の、「前回転動作時」、「紙間時」、「後回転動作時」、の全ての動作時において実施する内容で説明した。しかし、上記の全ての動作時において、寿命判断シーケンスを実施する必要は無く、何れか1つの動作時、例えば「紙間時」のみで寿命判断シーケンスを実施する、というように実施タイミングを適宜変えても良い。また、何れか2つの動作時の組み合わせで、寿命判断シーケンスを実施する、というように実施タイミングを適宜変えても良い。
また、本実施例1では、「現像装置寿命到達」などの現像装置400が寿命に達した旨を表示した後、直ちに画像形成動作を終了し、寿命判断シーケンスを終える内容で説明した。しかし、現像装置400の寿命到達検知後から所定枚数の画像形成動作を可能とした後に、画像形成動作を終了させるシーケンスを用いても良い。
更には、現像装置400が使用される室温や湿度等の設置環境によっては、現像装置400の使用状態とかぶりトナー濃度の対応は多少異なる場合も考えられる。そこで、そのような場合も考慮して、環境センサST(図2)を具備させて、装置の設置環境情報をコントローラ61に入力する。そして、環境センサSTから入力する装置設置環境情報に応じて、現像装置400の寿命を判断する前記の所定値A0をコントローラ61により適宜に補正する制御をさせるようにしても良い。
本実施例1では、反転現像方式におけるかぶりトナー濃度の検出方法を説明したが、正規現像方式においても適用可能である。
(1)画像形成部
図10は本実施例2における画像形成装置の模式図である。この画像形成装置は、1ドラム−中間転写ベルト方式のフルカラー電子写真プリンタである。
図10は本実施例2における画像形成装置の模式図である。この画像形成装置は、1ドラム−中間転写ベルト方式のフルカラー電子写真プリンタである。
この画像形成装置は、第1の像担持体としての1つの、ドラム型の電子写真感光体(ドラム)18を備えている。このドラム18は、直径32mmに形成され、その表層材質にアリレート樹脂が含有されている。ドラム18は矢印R3の反時計方向に所定の速度で回転駆動され、帯電ローラ19によって表面が一様に帯電される。
帯電ローラ19の芯金には、画像形成装置本体に備えられた電源203から芯金に接触させた摺動電極を介して、ACバイアスとDCバイアスを重畳した振動電圧が印加される。これにより、ドラム18の周面は接触帯電処理される。本実施例2ではACバイアスとして1500Vpp、1200Hz、DCバイアスとして−500Vを重畳した振動電圧を印加し、ドラム18上の表面電位を、暗電位(VD)−500Vに帯電させる。
次いで、このドラム18の帯電処理面に対して、レーザースキャナ20から発せられるレーザー光によって走査露光がなされ、目的の画像情報の静電潜像が形成される。ドラム面の露光された部分の電位は、明電位(VL)−100Vとなる。
その静電潜像が、回転式現像ユニット21の4つの現像装置21a、21b、21c、21dの内の何れかによって、ネガトナー(一成分現像剤)を用いて、トナー像として反転現像される。
回転式現像ユニット21は、回転自在に支持されたロータリー21Rと、このロータリー21Rにそれぞれ着脱可能に搭載させた、現像カートリッジとして、4つの現像装置(現像器)21a、21b、21c、21dを有する。
現像装置21aは、現像剤としてイエロートナー(Y)を収容させたY色現像装置である。現像装置21bは、マゼンタトナー(M)を収容させたM色現像装置である。現像装置21cは、シアントナー(C)を収容させたC色現像装置である。現像装置21dは、ブラックトナー(K)を収容させたせてたK色現像装置である。
ロータリー21Rが回転制御されて、ドラム18に形成された静電潜像に対応する色のトナーが収容されている現像装置21(a〜d)が、ドラム18に対向した現像位置へと移動される。これにより、ドラム面の静電潜像がその現像装置によってトナー像として反転現像される。
各現像装置21(a〜d)は収容させているトナーの色が異なる以外は同様の構造である。図11は現像装置21(a〜d)の拡大横断面模式図である。各現像装置21(a〜d)は、トナーを貯留するホッパー部5、撹拌装置7、現像剤担持体としての現像ローラ3、供給ローラ4、金属製の現像ブレード6等を有する。撹拌装置7はホッパー部5内のトナーを攪拌して現像ローラ3がある現像室へトナーを送り込む。供給ローラ4はΦ16のウレタンスポンジからなり、現像ローラ3にトナーを供給する。現像ローラ3は例えばソリッドゴム上にトナーへの帯電付与性を考慮して樹脂コーティングを施したローラであり、ドラム18の静電潜像を現像する。より具体的には、現像ローラ3は、Φ16のウレタンゴムを基層とし、アクリル・ウレタン系ゴムを表面にコートした二層構成ローラである。現像ブレード6は現像ローラ3のトナー層厚を規制する。
撹拌装置7、現像ローラ3及び供給ローラ4は、外部から駆動が掛けられる構成になっており、現像装置の現像プロセス実行中は、常に回転してトナーをドラム18に供給する。現像ローラ3上のトナーは、現像ローラ3の回転で、回転するドラム18と対向した現像部へと搬送される。現像部では、現像ローラ3はドラム18にトナー層を介して接触状態であり、電源409から約−300VのDCバイアスが印加され、ドラム18上に形成されている静電潜像が反転現像されて、トナー像として可視像化される。
23は第2の像担持体としてのフレキシブルな中間転写ベルト(中間転写体:以下、ベルトと略記する)である。このベルト23は、駆動ローラ23a、従動ローラ23b及び二次転写対向ローラ23cの三本のローラにより支持されており、適当なテンションが維持されるようになっている。また、ベルト23は、駆動ローラ23aを駆動させることにより、ドラム18に対して互いの表面が速度差を持って移動する。
ベルト23としては、例えば、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリアリレート等の何れかを主材料としたものが好適である。また、例えば、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)等の何れかを主材料としたものが好適である。また、ポリビニルフルオライド(PVF)テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(PFEP)等の何れかを主材料としたものが好適である。また、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(PETFE)等の何れかを主材料としたものが好適である。
ベルト23の裏面からドラム18に対向する様に配設された一次転写ローラ22に対し、一次転写バイアス電源503より正極のDCバイアスが印加される。これによって、一次転写部T1において、トナー像がドラム18の表面からベルト23の表面へと一次転写される。
一次転写時にドラム18上に残ったトナーは、再び帯電される前に、弾性ブレードを板金に取付けた部材、即ちクリーニングブレードを備えたクリーニング装置24によって掻き落とされ、該装置内に蓄積される。
その後、やはり、ベルト23の裏面より当接配置された二次転写対向ローラ23cに対向し、ベルト23の表面に当接配置された二次転写ローラ25に二次転写バイアス電源504より正極のDCバイアス印加が行われる。
そして、露光による静電潜像の作像に合わせて給紙カセットやマルチフィーダー(不図示)から給紙された転写材Pが、ベルト23と二次転写ローラ25の当接部である二次転写部T2間を通過する。これにより、ベルト23上に担持されたトナー像は、転写材Pの表面に二次転写される。
転写材Pは続いて定着装置26に搬送され、転写材P上に定着画像が完成する。
カラー画像形成の手順を説明すると、ドラム18は矢印R3方向に回転されており、その周面が帯電ローラ19によって一様に帯電される。
その後、レーザースキャナ20により、ドラム18上に順次に、カラー画像の色分解像パターンに対応する静電潜像が形成される。これらの潜像は、現像装置21(a〜d)内に充填されている各色のトナー、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)にそれぞれ対応した静電潜像である。
まず、1色目のY色現像装置23aがドラム18に対向するように移動されて、ドラム面に形成された静電潜像がY色現像される。
続いて、ドラム18上に形成されたイエローのトナー像は、一次転写部T1においてベルト23上に一次転写される。また、ドラム18上の残留トナーはクリーニング装置24で清掃される。
その後、2色目のM色現像装置23bがドラム18に対向するように移動されて、ドラム面に形成された静電潜像がM色現像される。そして、そのマゼンタのトナー像は、一次転写部T2において、既に1色目のイエローのトナー像が転写されているベルト23上に重ねて転写される。
これらの動作を、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)に対応する4回行うことにより、ベルト23上に4色のトナー像を重畳転写させて形成する。この際、良好な転写性を得るために一次転写ローラ22に印加するバイアス電圧を適宜可変してもよい。本実施例2においては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)に対応する一次転写バイアスとして、夫々1700V、1750V、1750V、1800Vに設定した。
その後、ベルト23上に4層に重ねられたトナー像は、二次転写部T2において転写材Pに一括転写され、その後、定着装置26によって転写材面に融解固着される。
二次転写ローラ25は転写材Pが二次転写部T2を通過する際はベルト23に転写材Pを介して当接状態となり、それ以外ではベルト23から離間状態となる動作を行う。そして二次転写ローラ25には、ベルト23上に積層されたトナー像を転写材Pに一括転写する際に、二次転写バイアス電源504より2000Vの電圧が印加される。
また、前述二次転写部25における一括転写の後、ベルト23上に残留するトナーは、所定のタイミングでベルト23に当接・離間する様に構成された中間転写ベルト用クリーニング装置27により、次画像の形成が行なわれるまでに除去される。
図12は本実施例2の画像形成装置のシステムブロック図である。71は画像形成装置全体のシステム制御を行うコントローラであり、ホスト装置70から入力するプリント信号に基づいて画像形成動作を実行する。コントローラ71の内部には、中央演算処理装置(CPU:不図示)が設けてあり、画像形成装置の一連のシステム処理は中央演算処理装置の内部に予め記憶されたプログラムに従って行われる。
コントローラ71は、高圧電源72、センサ群73、表示部74、駆動部76等を制御する。
高圧電源72は、帯電ローラ19に交流電圧に直流電圧が重畳された電圧を印加する帯電バイアス電源203、現像ローラ3に直流電圧を印加する現像バイアス電源409を有する。また、高圧電源72は、一次転写ローラ22に直流電圧を印加する一次転写バイアス電源503、二次転写手段である二次転写ローラ25に直流電圧を印加する二次転写バイアス電源504を有する。
装置内には、トナー像検出センサ301を含むセンサ群73が配置され、又、装置の状態を表示する表示部74が設けられている。
また、露光装置20、ドラム18、回転式現像ユニット21、駆動ローラ23a、二次転写ローラ25や中間転写ベルト用クリーニング装置27の接離機構等を駆動するための駆動装置を含む駆動部76を備えている。
本実施例2の画像形成装置において、コントローラ71が実行する画像形成装置の動作行程は、前述の実施例1の画像形成装置で説明した、図3の動作行程と同様であるので、再度の説明は省略する。
(2)現像装置21(a〜d)の寿命判断シーケンス
本実施例2の画像形成装置は、以下に説明する寿命判断シーケンスにより、Y色、M色、C色、K色の各現像装置21(a〜d)の寿命を判断させる。
本実施例2の画像形成装置は、以下に説明する寿命判断シーケンスにより、Y色、M色、C色、K色の各現像装置21(a〜d)の寿命を判断させる。
すなわち、本実施例2の画像形成装置は、第2の像担持体である中間転写ベルト23上のトナー像濃度を検出するトナー像検出センサ(濃度検出手段)301を有する。そして、このセンサ301にてベルト23上の潜像が形成されていない部分のかぶりトナー濃度を検出し、検出値に応じて現像装置21(a〜d)の寿命を判断する寿命判断シーケンスを有している。
トナー像検出センサ301は、図4で説明したセンサ301が適用可能である。本実施例2においては、ベルト23上のトナー像に対して赤外光を照射し、かぶりトナー濃度を検出する構成を採用している。センサ301は、図10に示すように、ベルト23の表面近傍に配され、かつ駆動ローラ23aと対向する位置に配置してある。この配置により、センサ301とベルト23の表面の距離が安定し検出精度の向上が見込まれる。
図13、図15は、それぞれ、コントローラ71が実行する、現像装置21(a〜d)の寿命判断シーケンスのフローチャート図である。
図13のシーケンスは、画像形成装置の前回転動作時に実行される。図15のシーケンスは、連続して画像形成を行っているときの紙間時に実行される。
(2−1)前回転動作時
先ず、図13の、前回転動作時に実行される寿命判断シーケンスを説明する。
先ず、図13の、前回転動作時に実行される寿命判断シーケンスを説明する。
待機状態にある画像形成装置のコントローラ71が、画像形成装置に接続されたコンピュータ等のホスト装置70からプリント実行要求を受ける(ステップS1)。そうすると、コントローラ71は現像装置21(a〜d)の寿命を判断する寿命判断シーケンスに移行する(S2)。
中間転写ベルト23上のかぶりトナー濃度を検出するため、センサ301の発光素子301aを点灯させる(S3)。
次に、駆動部76が露光装置20による露光をOFF状態に保持し(S4)、続いてドラム18、駆動ローラ23aの駆動動作を開始する(S5)。このとき駆動部76は中間転写ベルト用クリーニング装置27をベルト23に当接状態としておく方が好ましい。
ドラム18、駆動ローラ23aが画像形成中と同じ状態で定常駆動されると、駆動部76は、回転式現像ユニット21を駆動して、第1色目であるY色現像装置21aを現像位置まで位置移動させる。
そして、画像形成時と同じ動作となるようY色現像装置21aの駆動を開始する。高圧電源72は、帯電バイアス電源203、現像バイアス電源409、一次転写バイアス電源503を動作させ、イエロー色の画像形成中と同じ電圧が印加される(S6)。
Y色現像装置21aを所定時間駆動させた後に、駆動部76は第2色目であるM色現像装置21bを現像位置まで位置移動する。高圧電源62はマゼンタ色の画像形成中と同じ電圧を印加する(S7)。
このような動作を、引き続きC色現像装置21cについて(S8)、K色現像装置21dについて(S9)実施する。
これにより、各色について、潜像が形成されていない部分に画像形成領域の非画像部と等価な電位状態となった各色のかぶりをベルト23上に転移させることができる。
ベルト23上のかぶりトナー濃度を検出するため、センサ301の受光素子301bにて受光した反射光をコントローラ71にて処理し、センサ検出値Aを得る(S10)。
コントローラ71はセンサ検出値とかぶりトナー濃度の対応関係を予め備えており、センサ検出値からベルト23上のかぶりトナー濃度に変換可能である。図14にセンサ301の検出結果の一例を示す。
上記したステップS6〜S9の動作によってベルト23上には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各々のかぶりトナーが順に転移している。図14の例では、ベルト23上のかぶりトナー濃度が、シアン(C)、ブラック(K)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の順で多い状態を示している。かぶりトナーは現像装置の使用とともに増加する性質を持つため、かぶりトナー濃度がわずかに増加した段階を現像装置の寿命が間近にある可能性があることを予測することができる。
従って、図14において、センサ301の検出結果に対し、現像装置の寿命が間近にある状態のかぶりトナー濃度に対応するセンサ検出値を現像装置寿命予告閾値A1とする。また、現像装置が寿命に達し、かぶりが許容値を超える可能性がある状態のかぶりトナー濃度に対応するセンサ検出値を現像装置寿命警告閾値A2とする。そして、その閾値A1と閾値A2をコントローラ71に準備することで、現像装置の寿命到達の予告が可能となる。その結果を表示装置等の表示部64に表示することで、使用者に現像装置交換のための準備期間を提供することが可能となる。
従って、センサ301の検出値が閾値A1以上となった色の現像装置がある場合(S11)、表示部64に該当色の現像装置寿命予告などの現像装置が寿命間近になった旨の表示を行う(S12)。
更に、センサ301の検出値が閾値A2以上となった色の現像装置がある場合(S13)、かぶりが許容値に達して現像装置寿命を迎えたものと判断し、センサ301の発光素子301aを消灯する(S14)。高圧電源72は各高圧電源からの電圧印加を停止し(S15)、駆動部76はドラム18、駆動ローラ23a、現像装置21等の駆動を停止する(S16)。そして、表示部74に該当色の現像装置寿命警告などの現像装置が寿命に達した旨の表示を行い(S17)、コントローラ71は現像装置の寿命判断シーケンスを終了する(S18)。
使用者は、寿命に到達した色の現像装置21をロータリー21Rから取り外して、現像装置を交換する。
全ての色の現像装置21(a〜d)において、センサ301の検出値が閾値A2未満の場合(S13)、表示部74に該当色の現像装置寿命予告などの表示を行ったまま(S12)、駆動部76が露光装置20による露光を可能とし潜像形成に備える(S18)。そして、画像形成が実行される(S19)。
センサ301の検出値が閾値A1未満の場合(S11)は、現像装置が装置寿命予告段階に未到達として判断し、駆動部76が露光装置20による露光を可能とし潜像形成に備え(S18)、画像形成が実行される(S19)。
駆動部76で中間転写ベルト用クリーニング装置27をベルト23に少なくともベルト23を1周分当接状態した後に、中間転写ベルト用クリーニング装置27を離間状態としステップ19に移行しても良い。
(2−2)紙間時
次に、図15の、連続して画像形成を行っているときの紙間時に実行される寿命判断シーケンスを説明する。
次に、図15の、連続して画像形成を行っているときの紙間時に実行される寿命判断シーケンスを説明する。
本実施例2の画像形成装置においては、ベルト23上に各色トナー像を積層しカラー画像を形成するため、紙間に相当するベルト23上に各色のかぶりトナーが積層する。
従って、コントローラ71は、Y色画像形成動作を行った後に紙間に相当するベルト23上のY色かぶりトナー濃度をトナー像検出センサ301から検出値A(y)として得る(S20)。
ここで、検出値A(y)が閾値A1以上かを判断し(S21)、検出値A(y)が閾値A1以上の場合は、表示部74にY色現像装置21aの寿命予告を表示する(S22)。
引き続き、検出値A(y)が閾値A2以上かを判断し(S23)、検出値A(y)が閾値A2以上の場合は、表示部74にY色現像装置21aの寿命警告を表示する(S24)。
継続して、M色画像形成動作を行った後に紙間に相当するベルト23上のY色とM色のかぶりトナー濃度としてセンサ301から検出値A(y+m)を得る。コントローラ71にて検出値A(y+m)と検出値A(y)の差分算出することで、M色のかぶりトナー濃度としての検出値A(m)を得ることができる(S25)。
Y色と同様に、検出値A(m)を閾値A1(S26)や閾値A2(S23)と比較し、結果に応じて表示部74に判定結果を表示する。
同様にして、C色画像形成動作に続き、C色のかぶりトナー濃度としての検出値A(c)を得(S27)、検出値A(c)を閾値A1(S28)や閾値A2(S23)と比較する。
更に、K色画像形成動作に続き、K色のかぶりトナー濃度としての検出値A(k)を得(S29)、閾値A1(S30)や閾値A2(S23)と比較する。K色のかぶりトナー濃度としての検出値A(k)を各閾値と比較判断する。
そして、個々の現像装置について寿命警告表示の有無を判断し(S31)、有りの場合は、センサ301の発光素子301aを消灯し(S14)、以降のステップに移行し、コントローラ61は現像装置の寿命判断シーケンスを終了する(S18)。
この際すでに表示部74に寿命警告の旨が表示されているので、ステップ17は省略してもよい。個々の現像装置ついて寿命警告表示が無い場合は(S31)、継続したプリント実行要求の有無を判断し(S32)、有りの場合はY色画像形成動作(S20)へ、無しの場合は寿命判断シーケンスを終了する(S33)。
記述は省略したけれども、後回転動作時においても、たとえば前記の前回転動作時の場合に準じた寿命判断シーケンスを実行させることができる。
上記説明した、本実施例2の寿命判断シーケンスを備えたカラー画像形成装置によって、潜像が形成されていない部分に付着したトナー像、いわゆる「かぶり」を検出する。そして、その検出値に応じて現像装置の寿命を判断することにより、現像装置の寿命を確実に判定することができる。
そして、画像品位の維持と、トナーの機内飛散による部品や装置の故障を防止、更にはジャム処理や現像装置の交換の際に使用者の手を汚す恐れが軽減される。
更には、潜像が形成されていない部分のトナー像濃度の検出値が少なくとも2つの閾値以上を備え現像装置寿命を判断することで、使用者に対し現像装置の交換予告が可能となり、使用者に現像装置交換のための準備期間を提供することが可能となる。
特に、複数の現像装置を有するカラー画像形成装置においては、現像装置交換の煩わしさを軽減するためにも準備期間を提供することは効果的である。
本実施例では、トナー像濃度の検出値を2つの閾値A1、A2にて説明したが、それ以上の閾値を設定してもよい
プリント実行要求(S1)得たときに、表示部74に寿命予告等の表示が既に表示されているかの判断を実施してもよい。その場合は、図13のステップ18から動作を開始してもよく、図15に示す画像形成中において寿命判定を実施すればよい。
プリント実行要求(S1)得たときに、表示部74に寿命予告等の表示が既に表示されているかの判断を実施してもよい。その場合は、図13のステップ18から動作を開始してもよく、図15に示す画像形成中において寿命判定を実施すればよい。
また、閾値A1やA2は各色毎に設定されてもよい。
更には、現像装置が使用される室温や湿度等の設置環境によっては、現像装置の使用状態とかぶりトナー濃度の対応は多少異なる場合もあり、その場合は装置設置環境に応じて閾値A1やA2を適宜設定しても良い。
また、現像装置の寿命判断シーケンスは、「前回転動作時」、「紙間時」、「後回転動作時」の全てにおいて実施してもよいし、何れか1つにおいて実施してもよいし、何れか2つの組み合わせにおいて実施してもよい。
本実施例2では、反転現像方式におけるかぶりトナー濃度の検出方法を説明したが、正規現像方式においても適用可能である。
(1)画像形成部
図16は本実施例3における画像形成装置の模式図である。この画像形成装置は、4ドラム方式のフルカラー電子写真プリンタである。
図16は本実施例3における画像形成装置の模式図である。この画像形成装置は、4ドラム方式のフルカラー電子写真プリンタである。
この画像形成装置は、垂直方向に並設した4個のプロセスカートリッジ装着部(不図示)を有する。そして、その各装着部に装着されたプロセスカートリッジ7(a〜d)は、それぞれ、第1の像担持体としての1個の電子写真感光ドラム1(a〜d)を備えている。各ドラム1(a〜d)は、駆動手段によって、同図中、反時計回りに回転駆動される。
各ドラム1(a〜d)の周囲には、ドラム回転方向に従って順に、ドラム面を均一に帯電する帯電手段2(a〜d)、画像情報に基づいてレーザービームを照射してドラム面に静電潜像を形成するスキャナユニット3(a〜d)が配置されている。また、ドラム面の静電潜像を現像剤であるトナーを用いて現像し、可視像、即ち、トナー像を形成する現像装置4(a〜d)が配置されている。また、ドラム1上のトナー像を転写材(記録媒体)Sに転写させる静電転写手段12(a〜d)、転写後のドラム面に残ったトナーを除去するクリーニング手段6(a〜d)が配置されている。
ドラム1(a〜d)、帯電手段2(a〜d)、現像装置4(a〜d)、クリーニング手段6(a〜d)は一体的にカートリッジ化されてプロセスカートリッジ7(a〜d)を構成している。
ドラム1は、例えば直径30mmのアルミシリンダの外周面に有機光導電体層(OPC感光体)を塗布したもので外周面が94.2mm/secで回転駆動されている。
帯電手段2は、実施例1で説明したものと同様であるので、再度の説明は省略する。本実施例3ではドラム1と帯電手段2との間に約−1000Vの直流電圧を印加して、ドラム1上の表面電位を、暗電位(VD)−500Vに帯電させる。
スキャナユニット3は、ドラム1の略水平方向に配置されている。そして、レーザーダイオード(不図示)によって画像信号に対応する画像光が、スキャナモーター(不図示)によって回転されるポリゴンミラー9(a〜d)に照射される。ミラー9に反射した画像光は、結像レンズ10(a〜d)を介して帯電済みのドラム面を選択的に露光する。これによって、画像信号に応じた静電潜像を形成する。
現像装置4(a〜d)は、それぞれ、実施例1並びに実施例2と同様に、トナーを貯留するホッパー部、撹拌装置、現像ローラ40(a〜d)、供給ローラ、現像ブレード等が配置される構成を用いており、再度の説明は省略する。本実施例3では、現像ローラ40(a〜d)に約−300VのDCバイアスが印加され、各ドラム1上に形成されている潜像に対して、それぞれの色毎に反転現像することで可視像化が行われる。
プロセスカートリッジ7aは、イエロートナー像を形成するカートリッジであり、現像装置4aにはイエロー色のトナーを収納してある。
プロセスカートリッジ7bは、マゼンタトナー像を形成するカートリッジであり、現像装置4bにはマゼンタ色のトナーを収納してある。
プロセスカートリッジ7cは、シアントナー像を形成するカートリッジであり、現像装置4cにはシアン色のトナーを収納してある。
プロセスカートリッジ7dは、ブラックトナー像を形成するカートリッジであり、現像装置4dにはブラック色のトナーを収納してある。
また、各プロセスカートリッジ7(a〜d)において、現像ローラ40(a〜d)は不図示の揺動機構により現像装置4(a〜d)とともに揺動される構成とした。そして、画像情報入力待機状態では、現像ローラ40をドラム1と離間した状態とし、現像プロセスを行うに当たり各色毎に独立して現像装置4を揺動し現像ローラ40をドラム1に当接させる構成とした。
本実施例の以下の説明において、現像ローラ40の回転駆動を開始する場合は、現像ローラ40が回転した後、現像ローラ40をドラム1に当接させた状態としている。また、現像ローラ40の回転駆動を停止した場合は、現像ローラ40が回転停止した後、ドラム1と現像ローラ40が離間した状態としている。
5は転写材搬送ユニットであり、全てのドラム1(a〜d)に対向し、接するように循環移動する静電転写ベルト11(転写材搬送部材:第2の像担持体)が配設されている。すなわち、転写ベルト11は、駆動ローラ13、従動ローラ14a、14b、テンションローラ15の4本のローラにより掛け渡され、矢印の時計方向に回動する。転写ベルト11は1011〜1014Ω・cmの体積固有抵抗を有する、厚さ約150μmのフィルム状部材である。
30は給紙カセットであり、揺動可能な中底板31上に転写材Sを積載してある。給紙ローラ32が駆動されて中底板トレイ31上の転写材Sが1枚分離給紙される。給紙された転写材Sは、レジストローラ33により所定の制御タイミングで、転写材搬送ユニット5の下側から転写ベルト11に給送され、電極ローラ22で電荷が与えられて転写ベルト面に静電的に付着する。そして、転写材Sは、転写ベルト11の回動により各プロセスカートリッジ7(a〜d)の転写位置に順次に搬送されて、ドラム1(a〜d)上のトナー画像の転写を順次に受ける。
図16・図17のように、転写材搬送ユニット5の駆動ローラ13の上部には、転写ベルト11から所定の間隙に維持させてトナー像検出センサ302を配置してある。このセンサ302は、転写ベルト11に直接転写された、画像濃度制御条件を計測するためのトナー像の濃度を検出している。
転写ベルト11の内側に当接して、4個のドラム1(a〜d)に対向した位置に転写ローラ12(a〜d)が並設されている。これら転写ローラ12から正極性の電荷が転写ベルト11を介して転写材Sに印加される。本実施例3では、転写バイアスとして転写ローラ12a〜12cに1600V、12dに1700Vの転写バイアスが印加されている。これにより、転写材Sにドラム1上のトナー画像が転写される。転写材Sは、各ドラム1(a〜d)と転写ローラ12(a〜d)との間に形成される電界によって、各ドラム1のトナー画像を順次に重畳転写される。
4色のトナー画像を重畳転写された転写材Sは、駆動ローラ13の曲率により転写ベルト11から曲率分離される。そして、定着部50に搬入される。転写材Sは、定着部50でトナー画像を熱定着された後、排出ローラ対53によって、排出部54から本体外に排出される。
定着部50は、転写材Sに転写された複数色のトナー画像を定着させるものである。回転する加熱ローラ51aと、これに圧接して転写材Sに熱及び圧力を与える加圧ローラ51bとを有する。即ち、ドラム1上のトナー画像を転写された転写材Sは、定着部50を通過する際に、定着ローラ対51(51a、51b)で搬送される。
図17はセンサ302の模式図である。このセンサ302は、図4で説明したセンサ301と同構成であり、発光素子302aと受光素子302bとを有し、転写ベルト11に対向させて配置されている。
トナー像検出センサ302は、図18に示すように、駆動ローラ13の上部で転写ベルト11から所定間隙に維持された状態で配置され、転写ベルト11上に直接転写されたトナー像320を転写ベルト11の移動(図中矢印Y方向)によって順次検出している。トナー像検出センサ302は、転写ベルト11の移動方向と直交する方向(長手方向)で画像形成可能位置であればいずれの位置にあっても構わない。
ところで、カラー画像形成装置を使用する温湿度条件やドラムの使用度合い、プリント枚数などの諸条件により、印字画像のトナー量に変動が生じる。トナー量の変化は印字画像の濃淡変化となり使用者に色味変動として認識される。したがって多くのカラー画像形成装置においては、帯電電位、露光量、現像バイアスなどの画像形成条件を自動調整する画像濃度制御機構が搭載されている。従来公知の像担持体あるいは転写材担持体上に作像条件制御用に形成される、濃度検知用のトナー像を形成し、その濃度をトナー像検出センサにより検知して、検知結果に基づいて画像形成条件を制御している。このようなカラー画像形成装置の画像形成条件を制御するために準備されているトナー像検出手段として、本実施例のトナー像検出センサ302は、光学式センサによりトナー像の濃度を検出する手段を用いた。そして、実施例1および2で説明したように、これらのトナー像検出センサ302にてかぶりトナーの濃度は測定可能である。
本実施例3の画像形成装置のシステム構成について、図12のシステムブロック図を用いて説明する。画像形成装置全体のシステム制御を行うコントローラ71の内部には、不図示の中央演算処理装置(CPU)が設けてあり、画像形成装置の一連のシステム処理は中央演算処理装置(CPU)の内部に予め記憶されたプログラムに従って行われる。高圧電源72は、帯電部材2に直流電圧である帯電バイアスを、現像ローラ40に直流電圧である現像バイアスを、転写ローラ12に直流電圧である転写バイアスを各色ごとに生成する。装置内にはトナー像検出センサ302を含むセンサ群73が配置され、又、装置の状態を表示する表示部74が設けられている。また、ドラム1、現像装置4、転写ベルト11を駆動するための駆動部76を備えている。
(2)現像装置4(a〜d)の寿命判断シーケンス
本実施例3の画像形成装置は、以下に説明する寿命判断シーケンスにより、各プロセスカートリッジ7(a〜d)における現像装置4(a〜d)の寿命を判断させる。
本実施例3の画像形成装置は、以下に説明する寿命判断シーケンスにより、各プロセスカートリッジ7(a〜d)における現像装置4(a〜d)の寿命を判断させる。
ここで、本実施例3においては各現像装置4(a〜d)の寿命は、該現像装置を含む各プロセスカートリッジ7(a〜d)の寿命でもある。すなわち、本実施例3において、現像装置の寿命と、プロセスカートリッジの寿命は、同義である。
本実施例3の画像形成装置は、第2の像担持体である転写ベルト11上のトナー像濃度を検出するトナー像検出センサ(濃度検出手段)302を有する。そして、このセンサ302にて転写ベルト11上の潜像が形成されていない部分のかぶりトナー濃度を検出し、検出値に応じて各現像装置4(a〜d)の寿命を判断する寿命判断シーケンスを有している。
図19、図21は、それぞれ、コントローラ71が実行する、現像装置4(a〜d)の寿命判断シーケンスのフローチャート図である。
図19のシーケンスは、画像形成装置の前回転動作時に実行される。図21のシーケンスは、連続して画像形成を行っているときの紙間時に実行される。
(2−1)前回転動作時
先ず、図19の、前回転動作時に実行される寿命判断シーケンスを説明する。
先ず、図19の、前回転動作時に実行される寿命判断シーケンスを説明する。
待機状態にある画像形成装置のコントローラ71が、画像形成装置に接続されたホスト装置70からプリント実行要求を受けると(S1)、コントローラ71は現像装置の寿命を判断する寿命判断シーケンスに移行する(S2)。
転写ベルト11上のかぶりトナー濃度を検出するため、トナー像検出センサ302の発光素子302aを点灯させる(S3)。
次に、駆動部76がスキャナユニット3(a〜d)による露光をOFF状態に保持し(S4)、続いて全てのドラム1(a〜d)、駆動ローラ13の駆動動作を開始する(S5)。
ドラム1(a〜d)、駆動ローラ13が画像形成中と同じ状態で定常駆動されると、高圧電源72は4色全ての帯電バイアス、転写バイアスを印加する(S6)。この時、印加される電圧は画像濃度制御機構により自動調整された画像形成条件と同条件である。
駆動部76は4色全ての現像装置4(a〜d)を駆動させた後(S7)、各色の現像ローラ40(a〜d)に画像濃度制御機構により自動調整された画像形成条件と同条件の現像バイアスを高圧電源72は印加する(S8)。
引き続き、駆動部76は全色の現像装置4(a〜d)を揺動し、ドラム1(a〜d)に対し各色の現像ローラ40(a〜d)を当接させる(S9)。各色について潜像が形成されていない部分に画像形成領域の非画像部と等価な電位状態となった各色のかぶりを転写ベルト11上に転移させることができる。
転写ベルト11上のかぶりトナー濃度を検出するため、センサ302の受光素子302bにて受光した反射光をコントローラ71にて処理しセンサ302の検出値Aを得る。
コントローラ71は、センサ302の検出値と、かぶりトナー濃度の対応関係を予め備えており、検出値Aから転写ベルト11上のかぶりトナー濃度に変換可能である。図20にセンサ302の検出結果の一例を示す。上記した、動作によって転写ベルト11上には画像形成順とは逆に、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、の各々のかぶりトナーが順に転移している。図20の例においては、転写ベルト11上のかぶりトナー濃度が、シアン(C)、ブラック(K)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の順で多いことがわかる。
コントローラ71は、センサ302の検出値と、かぶりトナー濃度の対応関係を予め備えており、検出値Aから転写ベルト11上のかぶりトナー濃度に変換可能である。図20にセンサ302の検出結果の一例を示す。上記した、動作によって転写ベルト11上には画像形成順とは逆に、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、の各々のかぶりトナーが順に転移している。図20の例においては、転写ベルト11上のかぶりトナー濃度が、シアン(C)、ブラック(K)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の順で多いことがわかる。
実施例2で説明したように、現像装置の寿命が間近にある状態のかぶりトナー濃度に対応するセンサ検出値を現像装置寿命予告閾値A1として、コントローラ71に準備する。これにより、現像装置、すなわちその現像装置を含むプロセスカートリッジの寿命到達の予告が可能となる。そして、その結果を表示装置等の表示部74に表示することで、使用者に現像装置、すなわちプロセスカートリッジの交換のための準備期間を提供することが可能となる。
従って、センサ302の検出値が閾値A1以上となった色がある場合(S10)、表示部74に該当色の現像装置を含むプロセスカートリッジについての寿命予告などの、プロセスカートリッジが寿命間近になった旨の表示を行う(S11)。
更に、センサ302の検出値が閾値A2以上となった色の現像装置がある場合(S12)、かぶりが許容値に達し装置寿命を迎えたものと判断し、センサ302の発光素子302aを消灯する(S13)。高圧電源72は各高圧電源からの電圧印加を停止し(S14)、駆動部76はドラム1、駆動ローラ13、現像ユニット4等の駆動を停止する(S15)。そして、表示部74に該当色の現像装置を含むプロセスカートリッジについての寿命警告などの、プロセスカートリッジが寿命に達した旨の表示を行い(S16)、コントローラ71は現像装置の寿命判断シーケンスを終了する(S17)。
全ての色においてセンサ302の検出値が閾値A2未満の場合(S12)、表示部74に該当色の現像装置を含むプロセスカートリッジについての寿命予告などの表示を行ったまま(S11)、駆動部76が露光装置3による露光を可能とする。これにより、潜像形成に備え(S18)、画像形成が実行される(S19)。
センサ302の検出値が閾値A1未満の場合(S10)は、現像装置が寿命予告段階に未到達として判断し、駆動部76が露光装置20による露光を可能とし潜像形成に備え(S18)、画像形成が実行される(S19)。
(2−2)紙間時
次に、図21の、連続して画像形成を行っているときの紙間時に実行される寿命判断シーケンスを説明する。
次に、図21の、連続して画像形成を行っているときの紙間時に実行される寿命判断シーケンスを説明する。
本実施例3の画像形成装置においては、転写ベルト11上に保持させた転写材Sに各色トナー像を積層してカラー画像を形成するため、センサ302の検出位置においては紙間に相当する転写ベルト11上に各色のかぶりトナーが積層する。
従って、コントローラ71は画像形成動作(S20)を行った後に、紙間に相当する転写ベルト11上の4色全てのかぶりトナー濃度をトナー像検出センサ302から検出値A(y+m+c+k)として得る。
検出値A(y+m+c+k)は4色のかぶりが積層した結果の値であるが、少なくとも1つの現像装置において閾値A1以上である可能性を確実に抽出するため、検出値A(y+m+c+k)を閾値A1と比較する(S21)。
検出値A(y+m+c+k)が閾値A1以上の場合、現像装置の特定を行うため、所定のタイミングで画像形成を一度中断し、駆動部76は全色の現像装置4(a〜d)を揺動して、ドラム1(a〜d)から各色の現像ローラ40(a〜d)を離間させる。その後、転写ベルト11の清掃を行う(S22)。本実施例では清掃方法として静電回収方法を用いた。即ち、転写ベルト11上の付着トナーをプロセスカートリッジ7(a〜d)のドラム1(a〜d)に静電的に付着させて、それをクリーニング装置6(a〜d)で回収する。
転写ベルト11の清掃後、再び駆動部76は全色の現像装置4(a〜d)を揺動し、ドラム1(a〜d)に対し各色の現像ローラ40(a〜d)を当接させ、図19のステップ10に移行して、各色の現像装置の寿命判断を行う。
検出値A(y+m+c+k)を閾値A1と比較し、閾値A1未満であるときには(S21)、継続したプリント実行要求の有無を判断し(S23)、有りの場合は画像形成動作(S20)へ、無しの場合は現像装置の寿命判断シーケンスを終了する(S24)。
上記説明した、本実施例3の寿命判断シーケンスを備えたカラー画像形成装置によって、画像形成条件を自動調整するために準備されているトナー像検出手段を兼用して、潜像が形成されていない部分に付着したトナー像、いわゆる「かぶり」を検出する。そして、潜像が形成されていない部分のトナー像濃度の検出値が少なくとも2つの閾値A1・A2以上を備え、現像装置寿命を判断する。これにより、使用者に対し、当該現像装置を含むプロセスカートリッジの交換予告が可能となり、使用者にロセスカートリッジ交換のための準備期間を提供することが可能となる。
特に、複数のプロセスカートリッジを有するカラー画像形成装置においては、プロセスカートリッジ交換の煩わしさを軽減するためにも準備期間を提供することは効果的である。
尚、本実施例3では画像形成中の紙間において、4色全てのかぶりトナー濃度を、トナー像の検出値A(y+m+c+k)を現像装置寿命予告閾値A1と比較する内容で説明した。しかし、4色全てのかぶりトナー濃度を考慮した現像装置寿命予告閾値A1(y+m+c+k)を新たに備え、検出値A(y+m+c+k)とその閾値A1(y+m+c+k)で比較する方法を用いても何ら問題は無い。同様に、現像装置寿命警告閾値A2(y+m+c+k)を準備しても良い。
また、本実施例3のカラー画像形成装置は、独立して現像装置4(a〜d)を揺動することが可能である。そのため、画像形成中の紙間において4つの現像装置4(a〜d)のかぶりが個別に転写ベルト11上に転移可能なように現像装置を夫々揺動させることで、各色独立したトナー像検出センサの検出値を得ることも可能である。
記述は省略したけれども、後回転動作時においても、たとえば前記の前回転動作時の場合に準じた現像装置の寿命判断シーケンスを実行させることができる。
閾値A1やA2は各色毎に設定されてもよい。
現像装置が使用される室温や湿度等の設置環境によっては、現像装置の使用状態とかぶりトナー濃度の対応は多少異なる場合もあり、その場合は装置設置環境に応じて閾値A1、A2、A1(y+m+c+k)、A2(y+m+c+k)を適宜設定しても良い。
現像装置の寿命判断シーケンスは、「前回転動作時」、「紙間時」、「後回転動作時」の全てにおいて実施してもよいし、何れか1つにおいて実施してもよいし、何れか2つの組み合わせにおいて実施してもよい。
本実施例3では、反転現像方式におけるかぶりトナー濃度の検出方法を説明したが、正規現像方式においても適用可能である。
100・・電子写真感光ドラム、200・・帯電手段、300・・スキャナユニット、400・・現像装置、600・・クリーニング手段、500・・転写手段、301・・トナー像検出センサ
Claims (8)
- 現像剤を収納する現像装置と、像担持体と、像担持体上の現像剤像濃度を検出する濃度検出手段を有し、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
前記濃度検出手段にて潜像が形成されていない部分の現像剤像濃度を検出し、検出値に応じて現像装置寿命を判断する現像装置寿命判断シーケンスを有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記現像装置寿命判断シーケンスは、潜像が形成されていない部分の現像剤像濃度の検出値が少なくとも第1と第2の2つの所定濃度値以上のときに現像装置寿命を判断し、現像剤像濃度の検出値が前記第1の所定値以上で前記第2の所定値未満のとき現像装置寿命予告と判断し、現像剤像濃度の検出値が前記第1の所定値を超えて前記第2の所定値に達したとき現像装置寿命警告と判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体が、静電潜像担持体、中間転写体、転写材搬送部材のいずれかであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記現像装置寿命判断シーケンスの結果に基づき前記現像装置の寿命を表示する表示装置を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 画像形成条件と同条件に設定された現像条件下で前記現像装置寿命判断シーケンスを行うことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記像担持体が中間転写体であり、画像形成条件と同条件に設定された現像条件下及び転写条件下で前記現像装置寿命判断シーケンスを行うことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記現像装置は画像形成装置本体に対して着脱可能な現像カートリッジである、あるいは少なくとも潜像担持体と前記現像装置は画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジとして一体化されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 像担持体上の現像剤像濃度を検出する濃度検出手段を有し、記録媒体に画像を形成する画像形成装置に対して着脱可能であり、少なくとも現像剤を収納する現像装置と潜像像し担持体を備えたプロセスカートリッジにおいて、
前記濃度検出手段にて潜像が形成されていない部分の像担持体上現像剤像濃度を検出し、検出値に応じて前記画像形成装置が備える寿命判断シーケンスによってプロセスカートリッジ寿命が判断されることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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