JP2007137006A - 射出成形装置の寸型開制御方法 - Google Patents
射出成形装置の寸型開制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007137006A JP2007137006A JP2005337250A JP2005337250A JP2007137006A JP 2007137006 A JP2007137006 A JP 2007137006A JP 2005337250 A JP2005337250 A JP 2005337250A JP 2005337250 A JP2005337250 A JP 2005337250A JP 2007137006 A JP2007137006 A JP 2007137006A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- opening
- dimension
- value
- measured
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 35
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 title claims description 16
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 10
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 10
- 239000012778 molding material Substances 0.000 claims description 10
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000005259 measurement Methods 0.000 abstract description 8
- 238000000465 moulding Methods 0.000 abstract description 7
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 11
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 9
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 8
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 8
- 101001139126 Homo sapiens Krueppel-like factor 6 Proteins 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 5
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 4
- 239000000123 paper Substances 0.000 description 4
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 3
- 238000009530 blood pressure measurement Methods 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 3
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 3
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000002657 fibrous material Substances 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 2
- 150000005846 sugar alcohols Polymers 0.000 description 2
- 235000013311 vegetables Nutrition 0.000 description 2
- 101000911772 Homo sapiens Hsc70-interacting protein Proteins 0.000 description 1
- 101000661807 Homo sapiens Suppressor of tumorigenicity 14 protein Proteins 0.000 description 1
- 229920001131 Pulp (paper) Polymers 0.000 description 1
- 229910052783 alkali metal Inorganic materials 0.000 description 1
- -1 alkali metal long chain fatty acid salt Chemical class 0.000 description 1
- 239000002585 base Substances 0.000 description 1
- 229920006167 biodegradable resin Polymers 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- 238000004513 sizing Methods 0.000 description 1
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 description 1
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 1
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
【解決手段】ST03:金型の開き量を対象に、管理値Gbを設定する。ST04:寸型開を行う。ST05:測定により金型の金型の開き量Gacmを得る。ST06:測定した金型の開き量Gactmが、管理量Gbを下回れば、成形は完了したとみなす。
【効果】金型の開き量は物理的に正確に且つ容易に測定することができる。そして、この測定値は初回の寸型開時、複数回後の寸型開時の何れにおいても同等の信頼性を有する。したがって、寸型開制御において、測定の信頼性を高く保つことができる技術を提供することができる。
【選択図】図7
Description
型内圧力を計測する圧力センサは、予想される最大型内圧力に余裕を見込んだ最大目盛りのセンサを使用する。センサの誤差はセンサのフルスケール(最大目盛り)に比例する。そのため、圧力センサでは低圧領域ほど測定誤差が大きくなる。
特許文献1の技術では、初回の圧力測定値の信頼性は高いが、寸型開を複数回行った後は圧力測定値の信頼性は著しく低下する。
すなわち、第1の問題は圧力測定値の信頼性が低くなることにある。
すなわち、第2の問題は圧力センサが高価であることにある。
図1は金型の開き量の説明図であり、寸型開制御は、成形材料に多量含む水を除去することを目的として、金型10を構成する固定型11に対して、金型10を構成する可動型12を白抜き矢印のように僅かに移動することにより、金型10を開いて上向き矢印のように蒸気を排出する技術である。このときの開き量を、金型の開き量Gと呼ぶ。
初回の寸型開において測定した金型の開き量をGact1、第2回の寸型開において測定した金型の開き量をGact2、第3回の寸型開において測定した金型の開き量をGact3、第n回の寸型開において測定した金型の開き量をGactnとして、グラフにプロットした。
型締機に不可避的に存在する機械的なガタ、非定常状態から定常状態に移行する過渡現象、蒸気の抜けによる内圧低下などの種々の要素及びこれらを複合したものが発生要因と考えられる。
他の、Gact1、Gact3、Gactnも同様である。以下、P1をピーク値、P2を平衡状態での値と呼ぶことにする。
そして、Gactnを通る横線を引いた。
Gact1は、Gactnより、大きく(ΔG1)上回っている。
これは、型内の水が多く、蒸気圧が高まり、この高い蒸気圧の作用で型締機に想定以上の反力が作用し、結果としてΔG1が発生したと考えられる。
第3回の寸型開において測定した金型の開き量Gact3は、第2回の金型の開き量Gact2よりは小さくなった。
以上のことから、金型の開き量をモニターすることにより、寸型開制御を継続するか、寸型開制御を終了するかを決めることができるという、見通しを得た。
以上の知見から本発明は次のようにまとめることができる。
したがって、請求項1によれば、寸型開制御において、測定の信頼性を高く保つことができる技術を提供することができる。
ピーク値は平衡状態での値よりは金型内の水蒸気の発生量を顕著に表す指標となる。また、ピーク値P1は1回の寸型開工程で1回出現するため、データの取得が容易である。このように、データの取得が容易であって、蒸気の発生の状態を良く表すピーク値を金型の開き量に充当することで、安定した寸型開制御が実施できる。
この異常信号に基づいて、寸型開工程を必要以上の回数繰り返すことを防止することができ、生産性の安定化及び効率化を促すことができる。
したがって、請求項2によれば、寸型開制御において、測定の信頼性を高く保つことができ且つ安価なセンサを使用することができる技術を提供することができる。
図3は本発明に係る射出成形装置の側面図であり、射出成形装置15は、基台16に射出機20、不図示の同駆動装置及び型締機30を載せると共に、基台16に制御部の制御パネル17を備えた横型射出成形装置である。
距離計44は固定型11と可動型12との間の距離を測ることができれば種類、形式は問わないが、例えば、固定型11の側面に付設するセンサスタンド45と、このセンサスタンド45に設ける渦電流検出センサ46と、可動型12の側面に付設する金属板47とからなり、金属板47に発生する渦電流の変化を渦電流検出センサ46で検出し、この検出値を距離情報に変換する。そして、渦電流検出センサ46で得た距離情報を寸型開制御部42に入力する。なお、寸型開制御部42で渦電流検出値を距離情報に変換することは差し支えない。
(a)は固定型11から可動型12が十分に離れたところの型開き状態を示す。この状態から型締用モータ36を回転させることで、可動型12を型締方向へ移動させる。
(c)において、固定型11に当てたノズル95から成形材料96を射出する。
まず、新聞紙、紙パルプ、雑誌、段ボールなどから得た植物性繊維50〜90部と多価アルコール10〜50部とから配合物100部を得る。この配合物100部に水50〜100部を添加して混合物100部を得る。この混合物100部に非アルカリ金属の長鎖脂肪酸塩を0.3〜2.0部を添加した後に水分率を20〜32%に調整する。この調整物に含まれる多価アルコールのうちの10〜50%を生分解性樹脂により置換する。この一連の処理を施した植物性繊維を射出成形材料に適用する。
(a)は可動型12を開いて蒸気を排出している「寸型開」を示す。Gは金型の開き量である。
ST01:型締工程を実施する。すなわち、射出に備えて金型を型締する。
ST02:射出工程を実施する。すなわち、水分を含んだ成形材料を金型へ射出する。
これらの設定は、予め制御部(図4、符号42参照)に記憶させておくことで、フロー処理の迅速化を図ることができる。
ST05:測定により金型の金型の開き量Gac1を得る。
ST06:測定した金型の開き量Gact1が、事前に定めた下の管理量Gb以上であるか否かを調べる。図2で説明したように、Gact1は、ほぼΔG1だけGbより大きいため、原則としてYESになる。
ST08:ST07でNOであれば、警報を発して注意を促す。
ST10:ST09でNO、すなわち寸型開回数Fnが寸型開上限回数Fuを超えたときには、何らかの異常があったとみなして、警報を発止して注意を促す。
ST12:管理値Gb、Gtを寸型開毎に修正する必要があれば、ST03に戻って、再設定を行う。修正の必要がなければ、ST04に戻って次回の寸型開を実施する。
ST13:ST06でNO、すなわち測定した金型の開き量Gactmが、下の管理値Gbを下回れば、水分が十分に抜けて成形が完了したとみなすことができるため、型開工程を実施する。
ST14:製品突出工程を実施して、製品を得る。
本発明方法において、必須の管理値は下の管理値Gbであり、請求項1に記載した管理値は、実施例での下の管理値Gbに相当する。
Claims (4)
- 射出機で水分を多く含む成形材料を金型へ射出した後に、水分の除去を目的として前記金型を僅かに開くところの寸型開及びこの金型を再度締付けるところの再型締からなる寸型開制御を実施するときに、
寸型開時に金型の開き量を測定し、この測定値が予め定めた管理値以上であるときには再型締及び寸型開を繰り返し、前記測定値が前記管理値を下回ったときには寸型開制御を終えることを特徴とする射出成形装置の寸型開制御方法。 - 前記測定値は、寸型開工程内に存在するピーク値を採用することを特徴とする請求項1記載の射出成形装置の寸型開制御方法。
- 前記再型締及び寸型開を繰り返すときに、繰り返した回数が、予め定めた上限回数を超えたら異常信号を発生させるようにすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の射出成形装置の寸型開制御方法。
- 前記金型の開き量は、金型の側面に付設すると共に固定型と可動型との間の距離を計測する距離計で測定することを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の射出成形装置の寸型開制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005337250A JP4395552B2 (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | 射出成形装置の寸型開制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005337250A JP4395552B2 (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | 射出成形装置の寸型開制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007137006A true JP2007137006A (ja) | 2007-06-07 |
JP4395552B2 JP4395552B2 (ja) | 2010-01-13 |
Family
ID=38200436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005337250A Active JP4395552B2 (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | 射出成形装置の寸型開制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4395552B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104002450A (zh) * | 2013-02-26 | 2014-08-27 | 村田机械株式会社 | 合模装置的管理系统 |
-
2005
- 2005-11-22 JP JP2005337250A patent/JP4395552B2/ja active Active
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104002450A (zh) * | 2013-02-26 | 2014-08-27 | 村田机械株式会社 | 合模装置的管理系统 |
JP2014162132A (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-08 | Murata Mach Ltd | 型締装置の管理システム |
CN104002450B (zh) * | 2013-02-26 | 2018-01-26 | 村田机械株式会社 | 合模装置的管理系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4395552B2 (ja) | 2010-01-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Chen et al. | Quality indexes design for online monitoring polymer injection molding | |
KR20080092389A (ko) | 사출성형기 및 사출성형기의 제어방법 | |
JP5770317B2 (ja) | 射出成形機の型締力設定装置および型締力設定方法 | |
JP2009500197A (ja) | キャビティへの溶融物の充填の監視及び/又は制御方法 | |
JP2020052821A (ja) | 劣化判定装置および劣化判定システム | |
US11673306B2 (en) | Injection molding machine and flash prevention method | |
EP1138458B1 (en) | Method for controlling an injection moulding machine by minimizing variations in density of the molten resin | |
JP4395552B2 (ja) | 射出成形装置の寸型開制御方法 | |
US20210107194A1 (en) | Injection molding information management support device and injection molding machine | |
JP6682288B2 (ja) | 射出成形機 | |
JP6878047B2 (ja) | 射出成形機および射出成形方法 | |
US9022767B2 (en) | Mold thickness adjusting apparatus of injection molding machine | |
JP2013056516A (ja) | 射出成形機のノズルタッチ制御装置 | |
JP5388996B2 (ja) | 射出成形機の材料監視装置 | |
JP2001079886A (ja) | 射出成形機の射出装置 | |
KR101656155B1 (ko) | 사출성형기 | |
JP2008302599A (ja) | 射出成形機の制御方法 | |
JP2680431B2 (ja) | 射出成形機の点検モニタリング方法及び装置 | |
JP2019107788A (ja) | 型締力制限機能付き型締装置、型締力制限プログラム | |
JP2012200879A (ja) | 射出成形機のノズルタッチ制御装置 | |
JP6605062B2 (ja) | 射出ノズルの温度制御方法 | |
JP6426511B2 (ja) | 射出成形機の負荷検出装置 | |
JP2005193395A (ja) | 成形機診断装置、成形機、成形機診断方法及びそのプログラム | |
KR20220077068A (ko) | 수지의 점성 상태 판정 방법, 사출 장치 및 사출 성형기 | |
JP4248504B2 (ja) | 射出成形機の射出制御方法およびその射出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070423 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090713 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090811 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090818 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4395552 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151030 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |